複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.337 )
日時: 2016/11/07 18:44
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

似田は乾の元へ行く。

「石像?」

「はッー!石像ぅ!恐怖体験って言うレベルじゃないよ!」

乾は話す。

「石像ってあの登岐目 海の石像?」

「え?知ってるの?あの石像?」

「うん、咲川博士が調べてたからね」

「……」

似田は落ち着く。

「……あの石像って何?巨大だし」

「あれは……朝日と言う施設が創り出した英雄よ」

「英雄?」

「そう、この施設は戦時中から存在していてその時に活動していた暗殺候補生も一流の暗殺者と共に第二次世界大戦に出動してたのよ。その時にいたメンバーが登岐目 海(ときめ かい)。

妻と息子を置いて戦争に旅立って戦死。此処に帰って来たのは骨だけだった。遺骨は妻が今ある施設の隣に埋めたわ」

「……まあアンノウンの隣は墓地だからね」

「朝日は日本軍の英雄としてこの石像を建てたわ。登岐目の伝説は一人歩きして、登岐目は銃を持つ敵を素手で戦ったとか。

戦争を英雄談にするほど軽くは無いんだけどね。戦国時代とか英雄多過ぎでしょ」

「……」

「でも、如月って人が石像が待ち人なんてどう言う事かしら……まさか……」

似田は立ち上がる。

「僕、戻ります。戻ってもう一度話すよ。乾さん、話に付き合ってくれてありがとう!……僕、如月さんと話し合ったら、乾さんに伝えたい事があるので。此処で待っていてください!」

似田は笑い、石像に向かう。乾は呟く。

「わ、私じゃ駄目だよ……似田」

似田は石像へ辿り着く。如月は石像の肩の上に乗っていた。似田は鍛えられた肉体で石像を登る。

「如月さん。貴方は……幽霊ですか」

「……違うよ。私は女神……」

「え?」

「なんちゃって。正解、成仏出来なかった幽霊よ」

「……幽霊っているんですね」

如月は語る。

「私には夫がいたのよ。そう、彼。英雄に成り下がった登岐目。彼は私に約束をしたのよ」

登岐目は如月に話す。

「絶対帰るから!だいじょーぶ!」

「笑顔で気楽そうに戦争に向かった彼が私の中での最期の姿でした」

「……」

「終戦を記念しても、彼は此処には来ません。約束したのに此処には来ませんでした。私を置いて、待たせて。

私は国の為に死んだ英雄と共に遺骨と埋まりました。それが当時の日本の幸せだったのです。

『国の為に死んだ英雄と一緒に眠れるなんてとても光栄だね。それじゃ英雄に宜しく』」

「……」

「英雄の妻は死んでも誰も悲しみませんでした。英雄の妻は死んでも誰も泣きませんでした。英雄の為に命を捨てた妻として伝説になりました。

何も伝説の為に生きていた訳じゃないんです。確かに私も登岐目と一緒に眠りたいくらい愛してます。だけど、英雄と眠りたいなんて思っていないんですよ。

私の思考能力は幼稚園児と間違えているんですか?ふざけんなって話です」

「……だ、黙る事しか出来ないけど」

「良いんです、一人でも私の思いが伝われば。私は海君の元へ天国へ行けます」

「……う、うん」

如月の身体は消え始める。

「時の流れは恐ろしいです。ただ、私は幽霊なので他人事ですが。それじゃ暗殺者に言うのも皮肉ですが、人の命を大切に!バイバーイ!あ、天国から見守ってるねー!」

如月は消える。

「……さよなら」

似田は呟く。

「頑張ろう。皆の為に」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.338 )
日時: 2016/11/08 15:09
名前: siyaruden (ID: hr/PPTT1)

我は勇者のオリキャラです


名前 セルティーナ

性別 女性

年齢 24歳(見た目)

性格 常に冷静で飄々としている

容姿 175cm 68㎏/B:100(I) W:59 H:87 腰ぐらいの紫の長髪 深紅の瞳で色気のあるツリ目

頭には赤みがかったマゼンダの魔女の帽子をかぶり 首には指輪のペンダント
体は黒いビスチェのような服で大胆にもヘソが見えるくらいに豊満な胸元をざっくり開けており服に結んである紐で胸と腹の所を固定している
両腕には帽子と同じ色の袖を切り離したようなアームカバーで二の腕の辺りに銀のリングで固定して手には黒いフィンガーレスグローブをはめている
帽子と同じ色のロングスリットスカートで太股が見えるくらいのスリットが両側に入っていてさらに前にもスリットが入り中の黒い紐ビキニがチラッと見えていており気づいた時少し目のやり場に困る
ちなみにスカートには何かの紋様のような物が画かれている
脚には黒いガータベルト付きのニーソックスと帽子と同系色のヒールの高いブーツを履いてる

能力 数十秒間の間自分以外の時間がスローモーションになる 連発は出来ず 何呼吸か間を空いてから使用出来る
他にも闇と火属性の魔術が使え禁術といった黒魔術も得意とする

特技・趣味 薬の調合


サンプルボイス
「ハーイ♪みんな元気にしているかしら」
「あら?顔が赤いわよどうしたのかしら........」
「うふふ♪可愛いわね貴女........」
「私の事を知りたいの?」
「ちょっとお姉さんと付き合ってくれる............?」

設定
クールで妖艶かつミステリアスな雰囲気な魔女でありその美貌から男達を魅了する 通称セティ
世界のあっちこっちに出没しており彼女の気まぐれな性格を表すように現れては居なくなるの繰り返しで人々からは謎の美女として噂されているとか
また薬剤師でもあり時折、調合した薬を町や村で売り歩いており彼女の調合した薬はよく効くと評判である
「ハーイ♪」が口癖で時折天真爛漫な一面を見せる(例えるならクールだけど明るい大人のお姉さん)
禁術で何百年と生きており(不老であって不死ではない)何故そうしているの不明 というか経歴が全く分からない
NOVAとは気が合うらしく仲が良い 反面フロイデとは仲が悪く毛嫌いしている ヴァイオレッタとは敵対関係であり浅はからなぬ因縁がある
実は男も女もいける口のバイセクシャルである

武器は魔杖斧 杖と斧が一体化した武器で長さは身の丈ぐらい装飾は豪華 魔術師の欠点である物理攻撃の低さを補う為に製作されたとか
他にも投擲ナイフを使う
戦闘スタイルは遠距離から魔法と投擲ナイフで攻撃 近距離からは魔杖斧と蹴り技で戦うオールアタッカーでアクロバティックな動きをする



名前 マヴロ

性別 雄

年齢 ??

性格 飄々としているが全て見透かしたような態度をとる

容姿 一般的な黒猫で瞳は青と黄色のオッドアイ 首に赤いスカーフを巻いている

能力 相手の能力や魔法を喰らい無効化にする 他にも変身能力が使える

特技・趣味 人間観察 放浪の旅


サンプルボイス
「人間っていつ見ても変わらない物だね.......」
「君と一緒にいるのは僕の気紛れなだけだよ」
「残念だったね君の力じゃ僕を完全に殺せないんだよ.......」

設定
セルティーナの使い魔で黒猫
その正体な合成魔獣【キマイラ】という強大な力を持つ魔物である
黒猫は仮の姿で戦闘時はキマイラの姿に戻る
彼女の使い魔になったのはただの気紛れらしいが気が合う所がある
敵と見なした人間を何の躊躇もなく捕食する冷酷な一面も

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.339 )
日時: 2016/11/08 16:38
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

siyarudenさん、オリキャラ投稿ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

そろそろイエスタデイ・ワンスモア4も終盤です。呪いの正体等が明かされる予定です。

此処からは本編です。






ラスジャーンデ。

丹は冬紀の元へ行く。しかし冬紀は其処にいなかった。

「冬紀!?茨田!冬紀がいなくなったぞ!」

「……は?知るかよ?良いから実践訓練しねーと」

「冬紀……」

冬紀は看守を脅し、アンノウンに来ていた。

「此処に香坂がいるのね?」

「は、はい!だから拳銃をこっちに向けないで!」

冬紀はアンノウンへ辿り着く。

香坂は冬紀を見る。

「……冬紀」

「香坂!」

香坂は冬紀を止める。

「何でお前此処に……」

「そりゃ会いたかったからに決まってるじゃん!」

「いや帰った方が良い。色々面倒だし」

「大丈夫、普段は森の中でテント生活するし。他の人にはバレないようにするから。あ、夜にテントに来ても良いよ……」

「丹が絶対に怒るから帰った方が良いって……」

「そんなに私が嫌い?」

「嫌いじゃないが、好きでも無い。正直、ラスジャーンデの時を思い出したくない」

冬紀は逃げる。香坂はその場を去る。

「しかし……どうやって此処に来たんだろ。もしかしたら脱走出来たかもな。……する気はもう無いけど」

冬紀は森の中でテントを張る。

「絶対香坂、彼女いるよ……まあ帰る気は無いんだけどね」

一方、岡添と咒、島田、白夜は。

「俺も恋愛したーい。てか、霊犀……。狙ってたのにな〜……」

「君じゃ無理だよ……」

「分かってるよ。畜生、喧嘩売ってた俺にも優しくしやがって!」

「もうすぐ卒業試験だね……」

「まだ秋だぞ。卒業試験は3月だろ」

島田は鍛練のお陰でムキムキのマッチョになっていた。

「ファイアー……燃え上がる……俺の筋肉……」

「泣き虫君が此処まで変わればもう最高ですね☆」

「マジで優勝しような。その前に俺達が木にならなきゃいいんだけど……」

香坂は悪魔のバルトマンと話す。

「もう慣れちゃったよ。悪魔に……」

「もうそろそろ卒業試験ですね。霊犀さんとの恋愛も順調ですか?」

「まあぼちぼちかな?冬紀って言う女が来たけどな」

「ハーレムですか?」

「違えよ、俺は霊犀一筋だよ」

「人間は無欲が一番です。私にとってはかなり困りますがね!ええ、無欲な人間に出会いたいモノです」

「……知らんよ」

「まあこれで貴方と会うのも最後でしょう」

「ん?どうしてだ?」

「悪魔の世界にも私のイリュージョンを待っている悪魔がおりますので!特に魔王とか」

「……もう、オカルトは勘弁してくれ!」

「貴方の知っている世界はほんの一部です。では!次に会った時は地獄ですか」

「……思うと悪魔って存在が恐ろしく思えて来たよ」

「大丈夫です。勇者が存在している世界では悪魔やモンスターが普通にいますから」

バルトマンは消える。

「勇者って何だよ……。とりあえず……」

すると、イラージェスが香坂に向かって話す。

「森のテントの中で……女性が倒れているのよ!」

イラージェスと香坂はテントに向かう。すると、テントの中には冬紀が倒れていた。

「香坂……」

「どうした?冬紀?」

「私の目の前に幽霊が現れたのよ……」

イラージェスは動揺する。

「その女性は誰なの?何で幽霊?ちょっと疑問が多いんだけど!もう、こんな時期に呪いが?」

冬紀はアンノウンで保護する事になった。グレイはラスジャーンデに連絡をしていた。

「冬紀の件は連絡をしておいた。……幽霊か……。ホラー映画みたいだな……」

「どの口が言ってんだよ。お前じゃないだろうな」

「俺は雇われてお前に呪いを与えただけだ。俺は何も知らない」

「何だよ、その馬鹿みたいな理由はよ。絶対隠してるだろ、何か」

「だったらもっとマシな嘘ついてるよ」

「……」

その後、毎晩、冬紀の傍には香坂がいた。

「……一緒にいたい為の嘘か?」

「自惚れないでよ。私はもう貴方の熱は冷めたのよ。てか、単に丹が嫌いだっただけだし」

「まあその方が俺もうれしいよ」

「……」

そして白い服を着た少女が半透明で現れる。香坂は驚かない。

「慣れちゃったよ……。日本兵の幽霊では無い感じだな」

少女は呟く。

「わ……た……しの……身体……ど……こ?」

部屋は冷える。

「きゃあああああああああああああ!!!」

冬紀は叫ぶ。少女は冬紀の腕を掴む。

「貴方の身体を私の身体にして?」

そして香坂と冬紀は気を失う。起きると、冬紀は幽霊の記憶が無かった。

「覚えてないのか?白い服を着た幽霊が……。ヤバいな……明らかな敵意を持ってる訳だから霊犀や滓雅にお願いしようかな」

「う、うん……」

この現象は翌日にも発生した。香坂は霊犀と構える。

幽霊は冬紀の腕を掴む。すると冬紀は呟く。

「……こ、この現象、私、数年前から……」

霊犀を呟く。

「笑顔の為に除霊をするよ.....」

霊犀は呪文を唱え幽霊を成仏させようとする。

「私の身体ァァァァァ!!!」

「貴方は成仏して次の人生で笑顔になってね」

「ぐああああああああああああ!!!……」

幽霊は消えそうになる。

「健康な身体が欲しい。そうすれば私は彼と付き合えた。別れなくて済んだのに。私はどうすれば良かったのかな?

どうすれば木村と……」

幽霊は消える。

「木村……?」

冬紀はその後、ラスジャーンデに送り返された。冬紀によると3年前から毎日この現象が起こっていたらしい。

香坂は霊犀に呟く。

「呪いが呪い、幽霊、悪魔を呼ぶ。……結構精神的に来るな。霊犀は大丈夫か?」

「まあ陰陽師だし大丈夫だよ....幽霊もあんまり怖くないし」

「強いな、霊犀は……。俺はビビりだからよ。呪いとかかなり信じるタイプなんだよな……」

「...私にも怖いのはあるよ」

「何だ?」

「....秘密」

「そ、そうか……」

霊犀は聞こえない様に呟く。

「怖いのは....闇だよ」

霊犀をこっそり滓雅が見ていた。忍者なので隠れる事に関してはプロフェッショナル。

「.....グレイと香坂が呪いの元凶。イラージェスが言っていた日本兵の呪いとは別.....後は咲川博士が言っていた事と合わせると....結香....」

滓雅は咲川と話す。

『レリミューラは、川宮の修理代が』

「悲鳴ガ心地良イ.....!」

滓雅は話す。

「他の施設でも?」

『そう、極秘にされてるけど虚が全て回収されてる』

「....まさか虚さん」

滓雅が虚の目的に気付く。

霊犀は呟く。

「.....勝っちゃ駄目。優勝しちゃ....」

一方、似田は乾と話す。

「僕、頑張るよ!」

「巨人を愛する小人」

「合い言葉だね」

「そう、巨人と言う歴史の土台に貴方達小人が立っているのよ。これを胸に頑張って!」

「うん!」

そして、数ヵ月後卒業試験が始まる……。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.340 )
日時: 2016/11/08 17:49
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

アンノウンの出場メンバー。
似田。イラージェス。アリ。咒。岡添。白夜。島田。淡雪。レリミューラ。川宮。堕和宮。黒暗淵。霊犀。香坂。

通常は19人ずつに一チームとなるがアンノウンは呪いの影響で一チームのみの出場。

観客はスカウトマンや殺し合いを見に来た金持ち。小林財閥やミゴ・ロークフの裏を調べ上げたフリーライターの御法川も現れる。

「今までは小林財閥の出来レースだったが今回からはまともに楽しめるね」

卒業試験はトーナメント方式。全員死亡。またはターゲットの暗殺で勝利。直、ターゲットを自分の陣地に移動させても勝利とする。

それぞれのチームに死者が出ても補充は無し。決勝戦まで残った者で戦う。

ステージは毎回変わる。直、事前に用意したとはいえ建築物の設置により時間がかかる場合もあるのでご了承。

試合日数は一ヶ月間。一試合の制限時間は無制限。各自決められた拳銃、ナイフを持ちよる。

不正があった場合、責任は追及しない。

御法川と新人ライターが話す。

「あの、疑問なんですけど此処で優勝しないと暗殺者にはなれないんですか?」

「いやそんな事は無いよ。名門の一族、つまり暗殺一家とかの場合は一流企業のコネがあるでしょ。

まあこのケースは珍しいと思うけど、一般人が暗殺者になりたいって場合は会社に直接面接してくれるから問題は無いよ。ただ、明らかに冷やかしとか、現実とフィクションの境目が付いていない人の場合はお断りしてるけど。

あくまでも此処に参加しているのは、犯罪者で強制的に暗殺者にされた人。

そして優勝出来た場合、全ての罪の免除され外に出れるか。一流企業の道を約束された暗殺者の道を辿るか。って事。

暗殺者になる為にはこの闘いに参加しないといけないって訳では無いよ」

「んー……この人達以外で暗殺者になる人って誰ですか?」

「そりゃ裏世界で活躍したい人だよ」

「……はあ……」

試合のルールは互いの陣地にいるターゲットを殺すだけ。ターゲットは自分のチームから一人決める。

「良し、アリ。ターゲット!」

「……ゲームして待ってる」

一回目の相手はウツボーモッコリ。

「……」

ウツボーモッコリのリーダー、陰画 茎空(いんが くきくう)は叫ぶ。

「我々は硬派なり!貴様等ふしだらな行動は慎め!」

「……」

「トルベルアと言う者からスカウトが来たレベルの我等!我は強いぞぉぉぉぉぉ!」

陰画は叫ぶ。

「おおおお!興奮してきたァァァァ!」

「もう良いや……殺そう。分かりにくい下ネタ出しやがって」

「誰が下ネタだ!我は硬派で純情でどピュアピュアだぞ!」

「存在がだよ!」

レリミューラには左手にはガントレットタイプの折り畳み式、高周波ブレードを装備している。高周波ブレードで陰画達は処刑される。陰画は呟く。

「す、素晴らしい服だ……この国の服の基準をこの服にすべきっ」

陰画は倒れる。

「……死ぬ前の言葉がそれで良いのかよ。しかし……酷いな」

霊犀は祈る。

「ま、負けて.....お願い。じゃないと....」

陰画はしぶとく生きている。

二回目の相手は平平平平平ひらたいらへいびょうひょう

「……」

「どうも、金目きんめです……」

「……」

「僕だってこの名前嫌ですよ?出オチだし。でも名前を変えるには優勝しろって言われて……。ね?同情してくれますよね?だから貴方を殺して良いですか?」

「……」

レリミューラは指先の隠し武器であるワイヤー武器を内蔵している。名称はスリングスラッシャー。

金目達は捕縛され身体を刻まれる。金目は死亡してしまう。

「次の相手は誰だ!全員ぶち殺してやるよ!」

三回目の相手は被害者の会。

「被害者の会……」

「どーも、中島 健之(なかしま たけゆき)です」

「……何の被害者の会ですか?」

「ええ、それは私がある事ある事被害者にされてしまうのです」

「加害者じゃなくて?」

すると、観客席から飛んだ空き瓶が中島に当たる。

「……この様に私は一時間に一回のペースで被害者になります。逆に言えば、意味も無く加害者が増えてしまうのです」

「イロモノ多いな……。呪いの事忘れそうになったよ……」

「……貴方も私の加害者になるんですか?なってしまうんですか?こんなに可哀想な私を!」

レリミューラは処刑道具を川宮達に運ばせる。

「人間ヲミンチにスる処刑道具だヨ?」

「止めて!?止めてー!?」

四回目の相手は最強エリート軍団。

「……準決勝でこの相手か……」

「空前絶後のこの俺様が大地を天空を深海を轟かせに来たぜぇぇぇぇぇ!」

「……」

「俺の名前は後醍院 主人公(ごだいいん ひーろー)!」

その隣にいる女性も叫ぶ。

「悪魔よ!天使よ!我の誕生に祝福しろ!ヒエエエエエエ!!!

私の名前は砂村号智 碧(さむらごうち あくあまりん)!」

「……」

しかし名前の通り、今までの相手とは違いかなり強い。

「似田!霊犀!あの作戦で包囲して囲め!」

「香坂....香坂は何の為に戦うの?呪いの為?」

「霊犀と同じ考えだよ」

「.....」

「俺はこいつ等のお陰で変われた。クソみたいな人生を送らずに済んだ。だから俺は皆の笑顔の為に戦うんだよ」

「.....そうなんだ」

「そうなんだって霊犀も同じだろ……」

「そうだよ!私も同じだよ...」

苦戦しながらも、主人公に勝利。

「……優勝出来なかった……俺達は強いのに……主人公なのに!」

「大丈夫!此処から奇跡の大逆転が……」

そして遂に決勝。相手はラスジャーンデ。

「……丹」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.341 )
日時: 2016/11/08 20:25
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

丹と茨田は香坂を見る。

「香坂……」

「……お前が俺を捨てたお陰で俺は幸せになれたよ。感謝の気持ちを込めてお前を暗殺するよ」

「……」

茨田は叫ぶ。

「やかましいぞ!ゴミ共!……鬱陶しいんだよ。男はミンチに女は剥製にさせてやるよ」

似田は呟く。

「黙れよ、有害物質。ガタガタほざくな」

「あ!?」

似田は乾と如月を思い出す。

「巨人を愛する小人……。良し、やるぞ!」

茨田は瞬時に走り隠れる。

ラスジャーンデの戦法はまさに暗殺。隠れながら移動し敵が気付かない内に射殺。

アンノウンはラスジャーンデの対策として一人で行動をせず、二人以上で行動していた。また、レリミューラ等のアンドロイドは正面突破で注目させる。さらに、アンドロイドの戦闘力も高い。

現在、アンノウンが有利。

香坂と霊犀はターゲットが居る所へ向かう。

「……動くな、ターゲット」

香坂と霊犀はターゲットの元へ辿り着く。ターゲットは冬紀だった。

「冬紀……」

「香坂!私を殺さないで!殺さないで!」

「殺すつもりは無い。俺達の陣地に来てもらうぞ」

すると、丹が香坂に銃を向けてやってくる。霊犀は構えるが香坂は止める。

「霊犀は冬紀を連れて帰ってくれ」

「分かったけど....大丈夫?絶対に殺しちゃ駄目だからね。もうその手を汚さないで?」

「……ああ」

「貴方はもう一人じゃない」

霊犀は冬紀と去る。

丹は話す。

「……香坂……」

「そう言う訳だ。俺はお前に恨みも無いし、冬紀に元から好意を持ってる訳じゃない。俺はただ仲間が欲しかっただけだ」

「……」

「お前も俺の仲間だよ」

「……変わったな、香坂。俺といる時に変わったらどれだけ良かったか……」

「イラージェス達が俺を捨てずに変えようとしてくれたから変われたんだ。それに、お前に一度捨てられたってのも大きいかもな」

丹は銃を撃つ。香坂はしゃがみ、丹の足に銃を撃つ。

「ぐあああ……」

「じゃーな、丹」

「勝たないと……俺は……呪われるんだよ」

「……呪われる?」

「嫌だ!死にたくない!死ぬのは嫌だ!うあああああああああああ!!!!」

丹は自分の銃で頭を撃ち自殺をする。

「丹!」





卒業試験はターゲットの自殺と言う形で幕を降りた。

似田は香坂の元へ行く。

「似田……」

「これで大神達の呪いが解けるはずなんだよね?」

「ああ……ってお前、呪い信じるのか?」

「そうだよ。僕は信じているよ」


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