複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.122 )
日時: 2016/08/11 17:28
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

ジャノックは空気砲を撃ちまくる。雲井は避けながら、ジャノックとの距離を詰める。

「居合斬り!」

雲井は剣を引き抜き、衝撃波を発生させ空気砲を打ち消す。すると、ジャノックは鋏を雲井に向ける。

「破壊光弾」

ジャノックは左腕の鋏から破壊光線を出す。雲井は剣を突き、その突いた時に出た衝撃波をジャノックに発射する。ジャノックは俊敏に動くが、足に当たってしまう。しかし、破壊光線は地形が変わる程に威力が強かった。

「ボクは絶対に負けない!」

「馬鹿、負けるんだぜ。お前は!」

ジャノックは鋏から竜巻を発生させる。

「ハリケーンデストロイ!!」

「確か凄い竜巻だけど、衝撃波を何度も浴びせれば……」

「現在の地形を確認しろ」

現在の地形は破壊光線や衝撃波により、地面は二人を襲うかのように反り返っていた。

「この地形だとこの竜巻はさらに増幅する。簡単に言えば、旋風だ!さらに、これに地面が反り返った事に出来た砂を巻き上げれば簡単に砂嵐の完成だ!オラッ!命乞いするならなぶり殺しはしないぜ?」

かなり巨大な砂嵐が雲井を襲う。雲井は構える事も出来ない。ジャノックは破壊光線を発射。雲井の右腕と剣が吹き飛ぶ。

「命乞いしてみろオラァ!」

「剣が折れても、右腕が使い物にならなくなっても、闘う意思がある限り、ボクは絶対に諦めない!!」

「それだけほざければ上等だ!潔く死ね!オラァ!」

ジャノックは鋏で雲井の首を斬ろうとする。すると、巨大な音が鳴り響く。正体は道ノ里、自分の声を極限まで高めていた。

「我々、超能力者が争い合っても喜ぶのは国やマフィア組織だけです」

スーツを着た男女は戸惑う。道ノ里は呟く。

「私の能力は音を操る能力、意思を持つ音波ボリューム・メロディー

道ノ里は雲井を保護する。ジャノックは叫ぶ。

「切り落とすぞ!オラァ!」

「やってみて下さい。他の仲間が黙っていません。貴方はパズルのピースになっていれば良いんです」

「んな脅し、効くと思うか?あ?」

「ならば拘束するしかありません」

ジャノックは影の中へ入ってしまう。

「……」

「問題ありません。貴方が私達に協力するなら解放させます」

「誰もがお前と同じ考えだと思ったら大間違いだぜ?俺は組織が大嫌いだからな」

すると、雲井は折れた剣をジャノックに向ける。

「……絶対にあきらめませんっ!」

雲井は衝撃波を放ち、ジャノックの右腕に大怪我させる。

「絶対に……ぜった……いに!」

雲井は道ノ里により意識を失う。

「因果関係等人間が行う愚かな行為です。互いに過去を流し、誇りを流し、我々の組織、『ノーマルワールド』の協力を強く勧めます」

「エラーワールドの間違いじゃないか?」

「いいえ、我々はノーマルであり、今の状態を普通と感じている愚かな人間がエラーなのです。これは東京も言っています。今こそ、東京は目覚めるのです」

「東京……。保証なんか気にしてらんねーな!」

ジャノックは影の中へ入る。雲井は腕の治療をする為に喫茶店の地下室へ運ばれる。そして一方、水掛は国公認の研究室へ自分のサイズを蟻のように小さくして入り込む。安藤はジャノック説得中。

「……」

研究室には沢山の超能力者がいた。其処には、香具師と黒姫、細多喜がいた。地獄門は不明。香具師は愚痴を言う。

「……サンシャイン90の地下で仲間の帰りを待っていたら、国の奴等が入ってきた。全く恐ろしい奴等だ……」

「……私は細多喜と共に保護されて、此処に来たのよ。そしたら称号とか言われたのよ。私は、操り人形マリオネット

「俺は追尾弾ゼロ・グラビティ

「……そうなのか。俺は、月明かりの過去ブラックマインド・ムーン

そしてその研究室には雷電・Vが潜入していた。雷電・Vは一達と通信中。

「電気を操作すれば施設の侵入は簡単です。それでは、中の様子を見ます。異常な電波を感知したのは此処ら辺からですね」

「榊はどうするのだ」

「今は裏エラー事件、電波の異常発生の方が重要だ!」

「……浅梨のケースがあるのだからしょうがないか……。しかし電波で人は殺せないと思うが?」

雷電・Vは懐かしい気分になっていた。

「東京に生み出された私には無縁の場所ですが何か懐かしい気分になります」

「それはかつて天淵という陰陽師が造り出した過去の遺物を現代の科学で再構築したからですよ」

「誰ですか」

「此処は過去、30年前に大人気陰陽師、天淵が違法にクローンを創り出そうとした研究所です。しかしクローン制作に失敗したために協力していた日本が裏切り、国や世間に追われています。まあ、彼は其処から超能力を得られた訳ですがね」

「……問いに応えて下さい」

「私は矢城 理(やぎ おさむ)です。存在を消す能力を持っています」

矢城はニヤニヤしながら雷電・Vを見る。

「私は天淵さんと思想は同じなんですよ。ただ、彼はあまりにも自分の事しか考えていない。死神達も可哀想だ。解放してあげたいが、彼は強い。私でも一苦労ですよぉ〜。ただ……タイミングさえ合えば彼は自滅します。それを待っているんです。まあ面白くないから此処にいるんですけどね」

「……誰ですか。返答次第では戦闘を開始します」

「戦う事になるのは、にのまえ君の弟と地獄門君の妹だ。覚悟したまえ」

矢城は存在を消す。そして、二人の男女が現れる。

「空気の具現化を許可する!」

女性の腕には、固形化した空気で出来たサポーターが付けられる。

「十真!大丈夫だ!後は催眠をすれば良い!」

「ふえ・・・・・・・。無理だよ・・・・・・。剣道じゃないんでしょ・・・・?僕、死んじゃうよ・・・・・。ふえええ!ボク、死んじゃうの?」

「自分で言った事にビビるな!男だろ!」

「裁が男勝りなだけだよ・・・・!!!怖いぃぃぃぃ!」

「ただのジジイだろ。怖がる必要無い!」

雷電・Vは苦笑いする。すると、地獄門 裁は睨む。

「ジジイ。何笑ってんだよ!十真馬鹿にすんなよ!.....命、拒絶させるぞ?」

「……?」

「お前の命の価値は俺の一言でしか無いんだよ。21gも必要無い」

「君の事を理解は出来ませんが敵だと言う事は認識しました。ナビゲートシステムながら戦闘を開始します」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.123 )
日時: 2016/08/11 17:34
名前: ほーんけ&亞兎 (ID: MBdLXTlT)

これは、私事かもしれませんが、黒姫と榊は因縁があります
そして、榊の弟子とも…

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.124 )
日時: 2016/08/12 17:46
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

ほーんけ&亞兎さん、設定追加ありがとうございます。これからも応援宜しくお願いします。



此処からは本編となっております。


沢木は喫茶店で目覚める。目の前には袴田がいた。

「沢木?大丈夫か?」

「あれ?今、私……」

「601で一緒に買い物してたらいきなり倒れちゃって。ああ、雲井さんって言う人なら用事があるって帰ったよ」

「何か、記憶が……」

「寝起きでしょ?そんなに気にするなよ」

「あれ?袴田って警察官だっけ?」

「俺は研究員。あの大学の。忘れたの?」

「……そうだっけ?」

「うん、俺達今デート中って事も?」

「え?」

袴田は地面が反り返った所を見る。

「直しとけよ……」

そして喫茶店の隣の席には、一とミスターH、イズが話していた。

「雷電・V?何があったんだい?」

「それより私に良い考えがあるのだが」

「榊か?」

「我々は探偵をすれば良い線行くと思うのだよ。そう、不可解な事件を直ぐに解決!」

「どうせ、美少女探偵アニメでも見たんでしょ?」

「超能力が当たり前になるのならこちらも準備が必要ではないか」

ミスターHは、興奮しながら話すせいで腕にコーヒーがぶつかり、こぼしてしまう。コーヒーの広がりが隣の袴田と沢木の席まで流れ始め、良い匂いを醸し出す。

「これは失礼した」

店長が布巾を持ち、コーヒーを拭き始める。袴田はやけに嫌な表情をする。ミスターHは帽子を取り頭を下げる。沢木は笑いながら、大丈夫ですと声をかけ、ミスターHを見る。

「……?」

「貴方が14歳なら私は貴方のヘソを……」

イズはミスターHにドロップキックを繰り出し、ミスターHを吹き飛ばす。

「初対面で何言ってんだよ」

あまりにも日常とはかけ離れたツッコミに周りは困惑する。袴田は沢木を連れ、喫茶店を去る。ミスターHは沢木を見る。

「……」

一は雷電・Vに指示をする。

「今の君なら問題無い!ぶち壊せ!」

一方、水掛は自分の身体のサイズを空間ごと超能力で小さくする。そして、徐々に大きくなりながらサイズが小さい時限爆弾の設置をしていく。

「……」

しかし水掛は目の前の光景に驚く。目の前には爺の姿から恐ろしい化け物に変貌する所を見ていたからである。地獄門と一も驚く。

「無駄だ。俺は.....」

「・・・・・・・怖い!嫌だっ!ふえええええ!!」

雷電・Vは化け物の姿をして話す。

「一さん、分かってます」

雷電・Vは状況を理解する。

「貴方達も一枚岩と言う訳ではありませんか。派閥って大変ですね」

「何言ってんだ?とにかく....」

すると水掛が通常の大きさに戻り、地獄門達と話す。

「……何故」

「水掛。俺は例え捕まった超能力者でもまだ使えるんだ!」

「……俺は指示に従わないと影の中へ消される。矢城派にはなれない……」

「何を...」

「超能力者も一つになれないんですね。道ノ里さんはこれをまとめようとしている訳ですから凄いですよね。ただ、君達はパズルのピースでは無く、人間ですが。まあ、この様に超能力者である我々は化け物で過ちかもしれませんが」

雷電・Vは電波の発信源へ行く。其処には、黒姫、香具師、細多喜達、超能力者がいた。そして、一人の超能力者が雷電・Vに話す。

「やっと来たか。遅いぞ」

「おはようございます。ナビゲートシステム。私と同じですね」

「私は電波を操作する能力を持つ。君は電波を捕まえる事が出来る。イズの調子はどうだね」

「悪いです」

「彼女は東京が創った初めての失敗作だ。大目に見てやれ。さて、君と私の判断は恐らく過ちであろう。だが、過ちは人生の終わりでは無い。いつか、また会おう」

「その時は神ですか?坂本さん」

坂本と呼ばれた男性は笑う。

「神に仕える天使が良い。例えば、女神」

「もう貴方は天使ですよ」

「今の神は、女神より鬼神だ。だって、神谷さんだからな。今はイタリアで超能力組織を立ち上げている。道ノ里さんに東京、日本を任せて」

「……これで良かったんですか」

「良くは無い。超能力犯罪が増えるからな。だが、人体実験されているよりマシだ」

坂本は姿を消す。雷電・Vは喫茶店へ向かい爺の姿に戻り帰る。水掛と地獄門、一は言い争いをしていた。

「……爆弾は設置した。それに超能力者が逃げていく。このままだと人間が反撃をする……」

「しょうがねぇ....矢城には申し訳ないが今は死神の言う事を聞くのが懸命か。それに大事な超能力者をミジンコに殺される訳にはいかねぇからな!」

「・・・・・・殺し合いにならなくて良かった・・・・・」

「良くねぇよ!」

「裁。女の子なんだから・・・・・・優しい口調で」

「あ?」

「何でも有りません・・・・・!」

一方、袴田と沢木は公園でジュースを飲んでいた。

「本当は酒が良いんだけどな」

「この時間から駄目だよ」

「分かってる。沢木、君はこの世界についてどれくらい知っている?」

「何、急に?」

「と言う疑問を投げかける程、我々はこの地球について興味がまるでない。だから、地球は少し寂しくなった」

「……?」

袴田は地面を踏む。

「地球のありがたみについて知っている者は何人いるだろうか。いいや、専門家でなければそんな事は分からずに、この缶ジュースを我々はポイ捨てをし、地球の為とか抜かすミジンコ共が良い人ぶって缶ジュースは燃やされ結局、地球の為では無く自分のエゴ、もしくは国の操り人形にされている。これくらいだ」

「意味が……」

「地球は始めから感情は持っていない。そんな事は分かっている。だが願っているのだ。地球や動物、物、神、幽霊、ミジンコは我々の仲間だと言う事に。

その願いを叶えたのが、陰陽師」

「陰陽師?急に?」

「人はドラマを求めている。人は感動や刺激を求めている。それを叶えたのが陰陽師。昔から幽霊だの神だの動物が人間になついているだのギャーギャー喚く世界の象徴だ。まあ、小難しい話は置いておこう。

俺が伝えたいのは、超能力者も神もミジンコも陰陽師も創造物に過ぎないと言う事だ」

「え?」

「そして俺が創り出すのはミジンコの進化と過去改革。全く非科学的だ」

ある巨大な屋敷に、一人の男性がいた。名前は天淵 総十郎。そして彼は世界を名乗っていた。

「この世界である私は、式神を呼び起こす事が可能」

遠くで女性が見つめる。

「彼は地球が最初で最後に気まぐれで式神の力を天淵に与えた。だから、こんな事になった」

隣の男性はニヤニヤ笑う。

「地球は寂しかったんでしょうね」

「違う、突然変異が正しい。地球は感情を持ち合わせていない」

「実際君は?」

「……」

「気まぐれで天淵により生まれてしまったニューヨークとローマとどっかの田舎町の神は寂しくないのかい?」

「ローマはあまり好きじゃないわ。だから別の人物に変える。だから存在消してよ。神谷の」

「……面白いですね〜。死神さん。まあ私は少しやりたい事があるので」

「何?」

「神の悪戯ですよ。天淵さんの転落人生が楽しみで楽しみで。ちょっと時計の針を早めるだけです……」

雷電・V達は、サンシャイン90の下で騒ぐ。

「と言う事は国が今まで捕まえていた超能力者が大量に放出したと言う事か!」

「まあ対処不可です。まさか超能力者があんなにいるとは思えませんから」

「黒姫とか香具師とか細多喜とか……まずい人ばっか!犯罪者予備軍レベルじゃない!極悪犯罪者脱獄レベル!」

「香具師は問題無い。彼は大人しいからね」

ミスターHは沢木に思いを馳せる。

「彼女が14歳だったらどれだけ天使だったか。いや神か!」

雷電・Vは呟く。

「まあ矢城と言う人物や一さんに似ている人を見つけたので……」

「え?俺に似ているの?」

「兄弟レベルです」

「へぇ〜!会ってみたいな〜!あれ?弟と何年会って無いんだろ?」

雷電・Vは矢城について調べる。

「彼は明らかに超能力の起源を知っていました。彼は私の事について何か知っているかもしれません」

その後超能力事件は起こる事は無かった。しかし裏の世界では壮絶な戦いが世界とマフィア組織、超能力組織が行っていたのである。さらに、何処にも属していない超能力者が隠れて犯罪を行い、まさしく裏エラー事件も大量発生していた。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.125 )
日時: 2016/08/12 20:16
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

地獄門 裁と一 十真が話し合う。

「アメリカとこの田舎町に、ジャノックと雲井をそれぞれ入れ込むのか?」

「・・・・・そうみたい」

「んで、魔神ミディアムとイマジンが超能力組織の中心となり頑張っているって言う訳か!....俺はもっと制圧とかしてぇんだけどな」

すると、皇が次元を超えて現れる。

「……この組織は俺を何だと思ってんだ?」

「・・・・どうしたの?」

「俺ァよ。乗り物じゃねぇんだよ!アメリカだ、日本だ、イタリアだ、今度はアフリカ、ブラジル、オーストラリア!やかましい!俺をなめんなよ!……あー……刑務所よりマシか。地獄門、一、ジャノックを次元旅行にお連れしろ。その後は雲井だ。本当に面倒だ……」

地獄門と一は影の中にいるジャノックと話す。安藤は水掛の所へ向かって行く。

「水掛一人だと話し合いに負けるッス。死神さんもやる気無いッスから……俺が頑張るッスよ」

「俺は一応、矢城派だけどな!」

「・・・・・・怖いよ〜。モヒカンだよ〜・・・・」

ジャノックはイライラしていた。

「雲井を呼べよオラァ!馬鹿共!」

「何でだ?」

地獄門は言い返すが、一はこの世の終わり並みに絶望する。

「・・・・・・・」

「十真!大丈夫だ!」

「俺の右腕が大怪我してるから仕返しするんだよ!文句あんのか?殺すぞ!」

「ふえ・・?死ね・・・・・?(硬直)」

一は立ったまま気絶する。

「....ジャノック!十真はデリケートなんだ!優しく扱え!」

地獄門は超能力を使い、絶対に雲井の存在を無視する選択をジャノックにさせる。つまり能力で雲井を拒絶させていると言う事になる。その為ジャノックは新天地での闘いに胸を膨らませていた。

「久々にぶち殺したくなるぜ!」

「ころっ・・・・・・?ころっ・・・・・?ふえええええええ!!!」

ジャノックはイマジンと言う組織のリーダーに引き取られる。イマジンは何故か身体が機械化していた。

「私の事は気にしないで。それよりジャノックを見せてくれ」

「戦車でも戦闘機でも木端微塵だぜ?」

「……面白そうだ。君なら規則を壊してくれそうだし」

地獄門と一は次元を超え、今度は雲井をニューヨークへ行かせる。

「ボクはジャノックを倒す!間違っていても絶対に倒すんだ!」

右腕は再生されているがまだ新しい腕に慣れていないらしい。

「再生って……」

「ボクの右腕は最初はサイボーグ化だったんだけど、国の施設から逃げて来たって言う治癒能力を持つ超能力者がいたからボクの右腕は再生されたんだ」

「・・・・・・凄いな〜。憧れる!剣道の時竹刀で叩かれても治癒能力があれば直ぐに治るね!」

「....もう少し能力次第では有効に使えると思うぞ?」

雲井は剣術を一に教える。

「剣道の筋は良いと思うよ。懐かしいな。ボクの弟みたいだ」

一は剣道を始める。

「剣道着が無いと身体が軽いね・・・・・」

「そう言えば真夏に剣道着着ながら走ってた事あったな?あれは凄いと思ったよ!俺なら剣道着の重さと暑さを拒絶してたけどな!」

そして雲井はミディアムと言う超能力組織のリーダーに引き取られる。

「世界は超能力者の物だ。一緒に頑張ろうではないか」

「……」

雲井はミディアムが何者なのかを直感的に察知する。ミディアムのサングラス越しの眼には野望があり、裏切りがあり、何より殺意があった。一方、ミスターH達は探偵事務所を立ち上げ、超能力事件つまりエラー事件について調べていた。

「この新聞を見てくれ!」

ミスターHは新聞を広げる。

「何ですか?」

「アグレッサーガールズに出てくる声優がネット配信で新番組をするらしいのだよ!しかも、電波ジャックと言う設定でアグレッサーガールズの新作アニメもあるらしいのだ!」

「新聞じゃなくてネットニュースに乗りそうな記事ですね……」

「それは置いといて本題は此処なのだ」

ミスターHは、ある記事を見る。

「ビリー・ブルータル氏、行方不明も……」

「ビリーって?」

「ああ、イタリアでは有名な料理人なのだ。記事によればビリー氏はアメリカで行方不明者が続出する森で食材調達の際に行方不明。……だったが最近、ビリーが町へ降りているのを目撃されているらしい!」

「つまり幽霊ですか?」

「よく分からないのだ」

「どうして!」

「ビリーを追跡した者は全員行方不明になっているからだよ」

「……ビリーの呪い?」

雷電・Vは記事を見る。

「この世に超能力はありますが呪いはありません。……このアメリカへ行ってみる必要がありますね」

「ただアメリカに行きたいだけでは?」

一は乗り気になる。

「アメリカ!アメリカ!」

「金はどうするんだい?」

雷電・Vは空港のプログラムをハッキングする。

「これでチケットを取った事にするんです」

「現物は?」

イズは話す。

「私が時を止めて当日のチケットを盗むわ」

ミスターHは帽子を外す。

「私しか、まともな犯罪者がいない事に驚きだよ!せめて君等は良い子でいたまえ!しかしアメリカに行くとアグレッサーガールズの……」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.126 )
日時: 2016/08/17 16:43
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

深く帽子を被った男性は一人のシェフを追っていた。シェフは一人の女性の遺体を運びながら森の中へ入る。夜中の森は動物の声や月明かりが孤独を忘れさせ、シェフから漂う腐った匂いを頼りに男性はシェフを追いかける。深く帽子を被った男性の名前は津田つだ。国に所属しているエージェント。するとシェフは森の中にぽつんと建てられていた古い料理店ヘ入る。

「こんな所に料理店が?」

津田は笑いながら料理店を見る。

「注文が多く無ければ良いのだが」

津田はある物語を思い出しながら料理店の中へ入る。料理店の中は木を基調とした落ち着いたモダンな雰囲気だった。店員の女性が津田を席へ案内する。津田は女性を見て笑う。

「彼女の価値は月、12万円と行った所か」

津田は全ての価値を金で判断していた。そして女性はキャンドルとフォークとナイフを津田の元へ持っていく。津田は質問をする。

「このキャンドルとフォーク、ナイフは何で出来ているんだ?」

「何故そんな事を?」

「フォークやナイフと言えば、木材、金属が主流だ。しかしこれはそれにも属さない。だから聞いているんだ。理解してくれ」

「さあ?分かりません」

答えてくれるのが当然のように津田は嫌味な顔をする。店員の女性は無表情でその場を立ち去る。津田はフォークを見る。しかしいつまで立っても料理は来ない。津田はシェフの元へ行く。すると、シェフは巨大な肉切り包丁を津田に向ける。

「お客様は席に戻るんだな....」

津田は呟く。

「どんな手法で僕を殺しにくるのかを待っていたが結構待ち時間が長くてね……。どう言うつもりだい?連続殺人鬼ビリー・ブルータル」

「日本語は難しいんだな....」

津田は銃をビリーに向けようとするが女性店員が水を津田にかける。

「お客様、当店、山猫でクレームはご遠慮させて頂きます」

「……身体が」

「私の能力は、水操アクア・ルック・フォーシーズン。水という物質のみを自在に操る事が出来るのよ。例えば、水の量、水の色、水を動かす、水に状態変化を付ける、水の味を変える」

「念能力……」

「私は本気になればこの世の水を全て海水に変えられる。また、肉体の水分の物質を変化させ、身体に異変を起こす事も出来る。さらに水を操れるため人間そのモノを操る事も可能なのよ!」

「……この水は麻痺と言う状態変化を付けたのか?」

「私は人間の肉が大好きなのよ。特に若い男はね」

「私は国の関係者だ。君達をマフィア組織や超能力組織から守りにきた……」

ビリーは津田を見る。

「....守りに来たんだな?」

「君達は超能力者のせいでマフィアから安い金で雇われ、または脅されか?……不完全なまとまりの無い超能力組織から無償でミジンコ共を殺すと言う面倒なボランティアを請け負われ。……そう考えると国が保護する方が安全だ」

「....本当なんだな?」

「人間の肉も保障する。もう誘拐する必要も無い」

「嬉しいんだな!」

「そうか。なら俺を今すぐ元に……」

ビリーはニヤリと笑う。

「でも今はお腹がペコペコなんだな。後の食事よりも今の食事の方が良いんだな。それに国が出す人間は全部クローンだな。人間は養殖より天然の方がおいしいんだな」

「……ビリー!」

津田は目覚めるとまな板の上にいた。女性店員は笑いながら話す。

「え〜、動画を見ている皆さん。毎度こんばんわ!今回の食材は日本人の津田君です!」

「何だこれは!」

「会員の...え〜と皆さまは後日お届けするので待って欲しいんだな」

「こんな動画、警察が見れば……」

「動画を見ているのは大体、フィクサー。つまり警察を黙らせる事が出来る権力者。だから警察は無意味」

「……」

ビリーは巨大な肉切り包丁を出す。

「今回の料理は人間のフルコースなんだな」

女性店員は笑いながらハサミを取り出す。

「此処で人間の調理する前の事項を話します。まずは今回は男性ですが女性の場合、大体化粧をしています。その場合はきっちりと化粧を拭きとって下さい。また、飲酒後の人間を食べるのは健康に良くありません。不純物が身体の中へ入ってしまいます。ただ好きな方はいますが。また、髪の毛等の毛がありますのでちゃんと隅々まで剃って下さい。本来は業者がいますが我々は自給自足をモットーですので。ちゃんと耳の中の耳毛まで取り除いて下さい。また眼球、歯等食べられない部分は取り除いて下さい」

ビリーは調理を開始する。恐ろしい程の悲鳴が鳴り響く。

「血抜きは忘れちゃ駄目なんだな」

「今回は脂を減らしましょう。ダイエットしないと」

「嫌なんだな。人間は脳みそとわき腹が美味なんだな。それにしても太った人間が食べたいんだな」

「駄目ですよ。これ以上に肉を食べたらただでさえこんなに臭いのにもっと臭くなりますよ?」

「それにしても唾液が汚いんだな。折角の美味しい舌が台無しなんだな」

「……ァァァ」

「大丈夫だよ君を立派なメインディッシュにしてあげるんだな」

そして料理は完成する。

「会員の皆様。このフルコース8万円です。是非召し上がりたい方は、こちらのお電話まで!」

ビリーは人間の部位をつまみ食いをする。

「美味しいんだな。口の中いっぱいに肉汁が広がっているけど脂っこくなくこのお肉はとても油がさっぱりしているんだな。 だからしつこくなくそれでこの甘みなんだな。口の中が溶けているようでクセも無く、お口の中で味が爆発して見事に僕の口と頭と心に良い起爆剤になったんだな!何度でも食べたいんだな」

「しかし津田さんは世界で一人。そう超天然なんです。養殖では物足りない貴方!是非ご来店お待ちしております!アメリカまで来れない方は配送も可能ですよ!店の美味しさそのままですのでご心配もありません!」

画面には津田のフルコースが表示される。そしてその様子を雷電・Vは電波をジャックして見ていた。

「狂気的ですね」

「しかも全然超能力じゃない……!」

「まあもうアメリカにいるのだからしょうがないではないか。ビリーを改心させるために行こうではないか」

雷電・V達をミディアム達が見ていた。

「……」


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