複雑・ファジー小説
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- イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
- 日時: 2017/08/25 20:17
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」
大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。
「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」
そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。
今回の舞台
題名:イエスタデイ・ワンスモア6
ジャンル:長編
キャッチコピー:近日公開
内容:近日公開
今までの舞台は>>25です。
今までの出演者は>>26です。
オリキャラを募集しています。
直、今回はスターシステムを採用しております。
ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。
オリキャラ応募宜しくお願いします。
エントリーシート(募集用紙)
名前(漢字表記の場合は振り仮名を)
性別(男か女かもしくはその他か)
年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)
性格(詳しくなくても構いません)
容姿(詳しくなくても構いません)
能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)
特技・趣味(何でもいいです)
サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)
それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。
直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。
オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。
ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!
追記
今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.327 )
- 日時: 2016/11/02 19:19
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
亞狗兎さん、返答ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
闇に光を、は続編も考えています。イエスタデイ・ワンスモア5くらいの時期にやりたいですね。んー……書きたい事が山ほどありますな。どの小説も全力で頑張ります。
此処からは本編です。
香坂は不安になりながら歩く。
「……呪い……」
其処に、真面目そうな男がやってくる。
「呪いですか。それはただの一説に過ぎません。儀式、幽霊、悪魔。そんなモノの存在なんかありませんよ」
「誰だお前?そんな事言ってる奴程、呪われそうだな?」
「私の名前は田淵彰浩。貴方の仲間です」
「奴隷の間違いだろ?」
「面白い冗談ですね。でも私の前では冗談なんてモノは確証を得られない不確実で適当で口から吐き出したツバと同様の存在です」
「あ……?」
「馬鹿と相手にするのは面倒ですね。はあ……私は大学まで放射能の研究をするほどの天才だったんですよ」
「自称天才?」
「自他共に認められた天才です。しかし馬鹿な後輩のミスにより実験失敗。その結果、私の同級生が一人重体を負う事に。その犯人を私にされ刑務所に入ったかと思えば、暗殺者になれと言われ施設に入居するはめに……。
嫌だと言ったらこんな劣悪な環境に閉じ込められるなんて私の人生は呪われているんですかね?」
「……」
「ほら、冗談はツバの様に汚いでしょ?」
「言いたい事はそれだけか?田淵。なら半殺しだ」
香坂は田淵を殴ろうとするが、それをまた別の男が止める。
「誰だ!?意外に此処の施設人多いな!人も殺せねえ暗殺者共が!」
「……島田明(しまだ あきら)。殴り合いは駄目だよ……」
田淵は笑う。
「島田は弱いが……」
「知るかよ、バーカ。自己紹介は死んでからにしろ」
「……それじゃ取引をしましょうよ。私は貴方を雇いたいんですよ……。咲川博士のサンプルとして」
「……サンプルになった見返りは?」
「ナイフ等の武器の提供。これで貴方の環境は楽になりますよね?」
「……そうだな……」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.328 )
- 日時: 2016/11/03 18:57
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
田淵と島田、香坂は話し合う。
「咲川博士のサンプルは現在二人、自分勝手で、実質此処の武器の実権を握っている岡添。そして通称、腐った死体って呼ばれている程の不気味さと気持ち悪さを誇る咒。の二人がいる」
「色物ばっかだな……」
「サンプルになれば、私も良い研究が出来るんですよ」
「それじゃサンプルがどう言う事をするのかを聞いてから応じよう」
島田は話す。
「主に洗脳を……」
田淵は島田を押し倒す。
「黙ってなさい、島田」
すると、田淵の首を香坂が掴む。
「洗脳、催眠をして何をさせる気だ?」
「呪いを信じている君にピッタリの仕事だと思うよ?」
「誰が呪いなんか信じるかよ!」
田淵が指をパチンと鳴らす。すると、岡添と咒が現れる。
「香坂、大人しく俺の仲間になると良い。それとも、俺が怖くて一緒にいられないか〜?ふっはっはっは!」
「僕は霊能力者。あ、あの天淵一族の滓雅さんから筋が良いって言われた事もあるよっ……」
練習すれば(誰でも)筋が良くなると言われて有頂天の咒と自分大好きナルシスト、己こそ最強と考える岡添。
「思ったより洗脳された感じは無いな……」
田淵は笑う。
「さて、香坂。サンプルになれば武器を提供させます」
「……しょーがねーな。あんまり影響も無いだろうし……」
すると、似田とイラージェスが田淵の元へ行く。
「香坂。彼は魔法の研究をしてるのよ」
「魔法?呪いとか色々多いな……オカルト系」
「サンプル=実験台。魔法と言って色んな薬を咲川博士に隠れて非人道的な事をやってるわ!」
似田は香坂を連れる。
「に、逃げないと!」
「俺を騙すつもりだったんだな?」
「呪いなんて不可思議なモノに騙される貴方ならアッサリ騙せるかと思ったら……イラージェス余計な事を」
香坂は田淵を蹴り飛ばす。イラージェスも咒と岡添を殴る。
香坂とイラージェス、似田は逃げる。田淵は起き上がる。
「島田、白夜と淡雪を呼べ」
「で、でも……」
「呼べ」
咒と岡添は田淵に話す。
「魔法ってあるのかな?」
「霊能力者がそれを言うのか?」
「……」
「気持ち悪いな……」
「て言うか、謝ったらいいと思うよ。田淵君。そしたら、此処の脱獄計画に……」
田淵は咒を殴る。
「もう、此処からは逃げられないって分かればその場での地位を上げたくなるのが人間です。私は此処で独裁政治をして見せます」
「そう言って何も出来ないじゃん……。香坂が入れば武力は持てたけどな。ただ、あれはただの馬鹿だ」
イラージェス、似田、香坂はアリの元へ行く。
「魔法なんてあるかよ!畜生、余計な事しやがって。武器持ってたら殺してた所だぞ!」
「ひいいいいいい!!怖い!」
「うるせーぞ、お前。殴られたいのか?」
アリはカラスを焼いて食べる。
「まあまあ落ち着いて……」
「名前でちょっとややこしい状況だね!」
「そんな事より……何で俺なんか助けた。俺はお前等の事を暴言吐きまくったんだぞ。まあ、イラージェスには負けたとしても、似田は……」
似田は呟く。
「本当は見逃してやろうって思ったよ。ざまーみろって思ったよ。ただ、僕はそのゲームを見逃すことは出来なかった……」
「ゲームってこれか?今無き青い星」
「そうだよ!これはプレミアレベルのゲーム。マニアには堪らない一品!」
「似田ってマニアなの?」
「うん、此処に来て一番嫌だったのはアニメが見れない事なんだよ。僕の全てはアニメにあった」
「お、おう……。でもこんな感じのゲームならラスジャーンデ時代、持ってたぞ」
「何!?例えば?」
「ファミ○ン、スーファ○、ゲーム箱、プレ○テ1、2、3、4。WI○、WI○U、バーチャルボー○、後、あれ、仮想現実の……」
「……此処と経済状況違い過ぎる……」
「ゲームする暗殺候補生って酷いと私は思うけどね!」
「まあな、ラスジャーンデはそれなりの努力はするものの、相手の施設に賄賂を贈り出来レースをさせているって噂もあるからな」
「……醜いわね。大体、社会に出て失敗するのよ!」
「犯罪者だから社会に出ちゃ駄目なんだけどな」
「僕は冤罪だから大丈夫」
「そんな事言ってるんじゃねー。あのな……」
「よし!最強朝日復活の為に、看守の意識を変えてビシバシ指導させて貰おうよ!」
「此処は昔と違ってアンノウンって言う施設だし……看守は……」
「と言うか、何か良いね。意外と喧嘩腰じゃないんだ!」
「……」
香坂は昔を思い出す。
香坂は学校の中、一人で行動していた。
「近づかない方が良いよ、香坂ってヤバい奴らしいから」
「前から何かしそうな顔をしてたのよ〜」
(……)
香坂は暗殺候補施設へ行く。
「俺の名前は丹。此処は力がある奴に皆付いていく。もしかしたら明日お前や俺が死ぬかもしれないが宜しく」
「……」
「挨拶くらいしようぜ。死んだ時後悔しないで済む」
「そうだな……」
香坂は少し笑う。
「お、おい!もう止めろ!相手はもう死んでるんだぞ!」
「……俺の居場所は此処だ。俺は強くなきゃいけねえんだよ」
「強さで皆、本気で付いていくと思ってんのか?」
香坂はまた一人になる。
「……丹」
「消えろ。香坂、お前といると、皆が怯えて何も出来なくなる……」
(……)
香坂は呟く。
「俺なんか……」
香坂はその場を去る。
イラージェスは話す。
「彼は道を誤れば極悪人になるよ」
「此処にいる地点で誤ってる気が……」
「私が道を正すかね♪」
「イラージェスさんは香坂を倒した事があるんだっけ!」
「うん、でも……明らかに負けに来てた。勝つつもりが無かったのよ。彼は……」
「え?」
香坂は呟く。
「漫画じゃ主人公に負けたら悪人は更生されるって聞いたが……」
すると、香坂の目の前に、田淵、島田、咒、岡添、白夜、淡雪等、多くの人間が香坂に向かう。場所は廊下。香坂から見て右側が壁。左側も壁。
「看守は?」
「乾は咲川博士、滓雅さんの所に来てる。グレイは電話中」
「……やっぱ、こんなの駄目だと」
「俺もそう思う……」
「良いから田淵様の言う事聞けばいいんだよ!」
「島田☆今日もおんぶさせて下さいね☆」
「あー、だるい。でも香坂殺して良いの?私、彼の事認めてるんだけどなー」
「良いんです。どうせ、イラージェスより弱い雑魚ですから。私に逆らった罪を見せつけてやり、アンノウン独裁政治計画を実行させます」
似田は様子を見る。
「イラージェスさん、田淵の野郎が……」
「香坂の実力見せてもらうよ〜……流石に恐怖で震えて来たけど」
「恐怖?」
田淵は笑う。
「武器は?」
「銃は銃声が聞こえると看守が来る。ナイフはもうほぼ錆びて使い物にならない」
「……錆びたナイフで良いから持ってこい」
香坂は走り、対象を捕まえ豪快に振り回す。そして倒れた相手に思いっきり足を踏む。骨が折れる音が聞こえる。
対象の腕を掴み、顔面を何度も殴った後首を掴み壁に激突させる。
田淵達が香坂を捕まえるが香坂は対象の腕を噛み千切りまた対象を血祭りにあげる。
白夜と島田、淡雪は香坂から離れる。
「……☆」
「決めポーズしてる場合じゃないよ」
「ちょっと吐きそう……血、グロい……」
「血見て吐く暗殺者がいる訳無いですよね☆」
咒は腕から噛み跡の出血。岡添はアバラを骨折。
「田淵」
「……死ね!」
田淵は錆びたナイフで香坂に攻撃しようとするが、香坂は田淵の腕を殴り、ナイフを遠くへ弾く。
「お前に暗殺者を名乗る価値は無い」
「お前だってただ、暴力振るってる不良じゃ……」
田淵は思いっきり殴られる。
「……確かにな。暗殺より刺殺が正しいか……」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.329 )
- 日時: 2016/11/07 17:37
- 名前: siyaruden (ID: 1UTcnBcC)
我は勇者のオリキャラです
名前 シャルロット・クラージュ
性別 女性
年齢 10代後半から20代後半まで
性格 クールで落ち着いているがややひねくれており
平気で相手に皮肉や毒を言ったりする
他人には余り心を開かない(若干ツン)が親しくなるとそれなりに接する
基本相手に毒舌を吐くが口よりも手が早く出る事がある(余程気に触った時だけ)
ちなみに僕ッ娘
容姿 168cm 64㎏ B:98(H)W:57H:85
白銀のショートヘアで深紅の瞳 中性的な顔立ちでボーイッシュな見た目
能力 小アルカナのタロットカードに秘めた四大元素の能力を使う
小アルカナの四つの組である
棒(火)【wands】剣(風)【swords】聖杯(水)【cups】硬貨(土)【coins】の手札から自由に選択しそれぞれのカードに秘められた属性の力を使う事が出来る
引いた各カードに描かれている数札から属性の威力の上限が変わり、10の数札が最低で1の数札が最大となる
そしてカードの人物札である小姓【page】騎士【knight】女王【queen】王【king】から引いた手札に合わせて必殺技を発動する事が出来る
数札と人物札に関しては完全にランダムであり数の大きい手札程、倍率が低くギャンブル要素の高い能力である
特技・趣味 早指しチェス、バックギャモン
サンプルボイス
「早くしてくれお前と付き合う程、僕は暇じゃない」
「風呂は先に入ってくれ......僕は後でいい......」
「女だと舐められるのが嫌なんだよ.........胸だってこんなの僕にとって邪魔でしかないし.......」
「勘違いするな.....僕はぬいぐるみとかそんなチャラチャラした物に興味はない」
設定
身分の高い騎士の一族の生まれの美青年で剣の腕は超一流
実は男装したれっきとした女性であり胸はサラシ等で巻いて隠している
ヴァイオレッタの持つ大アルカナのタロットカードと対をなす小アルカナのタロットカードの私有しているが
これは元々のタロットカードの私有者である嫉妬を司る最上級悪魔【レヴィアタン】をヴァイオレッタが殺害し大アルカナのタロットカードの方をヴァイオレッタは奪い取りそして残った小アルカナのタロットカードがどういう訳か地上に流れ着きひょんな事からシャルロットの手に渡った
またヴァイオレッタはシャルロットの父親を殺害しており彼女とは深い因縁がある
数の大きい数札や人物札をより引きやすくなるように『幸運のロザリオ』という幸運アイテムで引きの運気を底上げしている
中性的な風貌であるがちゃんと容姿を整えると美しい女性に早変わりする
また甘い物や可愛い物が好きという女性らしい一面もある
武器は一族代々伝わる伝説の聖剣【セフィロトカリバー】
能力の一覧
【Wands・Ace~Ten】剣に炎を纏わせ火属性の斬撃を飛ばす
【Wands・Page】剣を地面に突き刺し無数の火柱を立ち昇らせる
【Wands・Knight】炎の不死鳥を身に纏いそのまま敵に突撃する この状態になると自由に空を飛ぶことが出来る
【Wands・Queen】巨大な火球を大量に降り注がす
【Wands・King】剣から極太の熱線を照射させる
【Cups・Ace~Ten】剣に水を纏わせ水属性の斬撃のを飛ばす
【Cups・Page】剣を地面に突き刺し津波を起こさせた後で巨大な渦潮で追撃する
【Cups・Knight】水の龍を召喚し敵を攻撃する
【Cups・Queen】身体を液状化させ敵の攻撃を回避する
【Cups・King】剣から高圧の水流を噴射させる 噴射させたまま巨大なウォーターカッターとして斬りつける事も可能
【Swords・Ace~Ten】剣に風を纏わせ風属性の斬撃を飛ばす
【Swords・Page】無数の鎌鼬を発生させ対象を切り刻む
【Swords・Knight】風の刃を敵の周囲に配置させそのまま突き刺す
【Swords・Queen】剣を振り上げ巨大な竜巻を発生させる
【Swords・King】剣から強烈な突風を放ち対象を粉砕させる
【Coins・Ace~Ten】剣に地の魔力を纏わせ地属性の斬撃を飛ばす
【Coins・Page】剣を地面に突き刺し無数の岩柱を隆起させる
【Coins・Knight】岩の巨人を召喚し敵を拳で殴りつける
【Coins・Queen】剣を地面に突き刺し左右から岩壁が出現しそのまま挟み込むように押し潰す
【Coins・King】 剣を地面に突き立て弧を描きながら地を這う二条の衝撃波を放つ
【Final・Slash】 棒、剣、聖杯、硬貨のタロットカードの力を全て解放して放つ必殺技
虹色に輝く剣で眼には見えない神速の連続斬りで対象を切り刻む
数札の位が大きい程、威力が増加する
【Ultimate・Bringer】棒、剣、聖杯、硬貨の人物札のタロットカードの力を全て解放して放つ必殺技
剣を虹色に輝く巨大な大剣に変化させ魔方陣に対象を閉じ込めると大剣で対象を一刀両断にする
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.330 )
- 日時: 2016/11/04 17:27
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
siyarudenさん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
イエスタデイ・ワンスモア4が長編になりますので出番が遅れると思いますが気長にお待ちください。
此処からは本編です。
香坂は立ち去る。
「くだらねぇ……」
一方、イラージェス、似田、アリの元に白夜と島田、淡雪がやってくる。
「白夜……」
「私達、香坂の強さについていく事にしました☆」
「……う、うん、それは分かったけど何で私に?」
「え?香坂の仲間ってイラージェスさんじゃないんですか☆」
「違うよ、香坂は……一人だよ」
「……☆」
島田は呟く。
「いずれ、咒、岡添も仲間になる。香坂の強さ認めて……」
「ふーん、まあ、やる気を出してくれるのは私にとって都合がいいから。看守は、特別指導として咲川博士と滓雅さんにお願いするとして……」
似田は質問をする。
「田淵は?」
「皆、田淵から離れるんじゃん。田淵が此処に入ったら私達抜けた意味無いよ〜」
似田は考える。
「一人ぼっち……」
香坂は一人で山菜採りをしていた。
「畜生、どれが食べられる草なのか分かんねー……」
香坂の元に、咲川博士と滓雅が現れる。滓雅の周りには大量の折り紙が折られていた。
「千羽鶴でもしてんのか?」
咲川博士は警戒をする。滓雅は答える。
「そう、これで暗殺をするのよ」
「ほほう、紙一枚で暗殺なんて……。証拠も燃やせば問題ないし、ちゃんとした暗殺だな……ただ殴る、刺すとは違う感じだな」
「当たり前でしょ。私一流の忍者だから」
「忍者か……そういえばそんな格好してるな」
咲川はホワイトボードで滓雅にだけ見せる。
『怖くないの?』
「大丈夫よ、彼は話せばは分かる殺人鬼だから」
『どんな殺人鬼なの???』
「冗談よ....滓雅ジョーク....前に助けたから義理が通ってる人間なら私荷攻撃なんてしないわよ。義理が通ってればね」
滓雅は過去を思い出す。
「何で裏切ったのかな....」
香坂は折り紙に触れる。
「折り紙ってとても凄いんですよ外国でも伝わってるし動物や人間まで何でも折れたりして」
「子供の頃に遊んだ記憶があるな……」
「でも折り紙って本当は武器じゃないんですよ。皆で遊ぶ物です」
「……」
「私平和主義者ですから....私が折り紙で人を傷つける事の無い日は来るのでしょうか?」
イラージェスは似田、アリ、咒、岡添、白夜、淡雪と話し合う。
「此処にいる者は香坂に付いてきたいって言う人達ね」
「それと今日も体が木になった奴がいたらしいぜ」
「理由は分かってるわ。それは恐怖!日本兵の霊!これが正体だわ」
「……何も分からない」
「戦死した日本兵の霊が私達に何らかのメッセージを送ろうとしてるのよ!私の予想したメッセージこそ、最強朝日の復活。つまり、元朝日だったアンノウンが卒業試験で優勝すればいいって事よ」
「無理だよこのチームじゃ……香坂さんはきっと協力しないし」
「そうね、私との勝負にも本気で戦ってくれなかったからね……あいつめ……」
一方、田淵は呟く。
「皆、あんな香坂の馬鹿の所に付いていきやがって……私は……まだ終わってない。終わってないんだ!だから……」
其処に香坂が現れる。
「だから……皆、戻って来てなんて事言うのか?女々しいな」
「香坂!」
「良いか?人間、信頼を失ったら信頼が戻るなんて事は無い。戻らねえんだよ。誰も……何も」
「一匹狼のつもりか?舐めやがって……。お前は孤独が大好きかもしれないですけど、私は………クソッ」
「照れやがって気持ち悪い……」
「うっせーな、お前、さっき滓雅とかと話してたろ?」
「それがどうした?」
「お前、実は仲間が欲しくて媚びてるだろ?なあ、フレンドリー君」
「……」
「前の施設でイジメられたのか?はっはっはお前の様な馬鹿なら当然だよ!」
香坂は田淵を殴り飛ばす。
「……同じ考えを持てる奴が現れたと思えば……。俺は誰にも媚びねーよ!てか、媚びてねーよ!」
香坂は立ち去る。田淵は呟く。
「待ってくれ……私を置いていかないでくれ……私は……仲間が欲しかっただけだ……強くなりたかった……だけ……」
後日、田淵は身体から木が生えると言う病気になる。
だが田淵の元には誰も来ていなかった。
「……田淵」
香坂は田淵を見る。
「呪いか……」
グレイは笑う。
「ペースが速いな。この調子だと今回の卒業試験でお前達が優勝しない限り、お前自体が呪いに掛かり……こんな事になる」
「……」
「他の奴等は日本兵の幽霊の仕業だと思ってるらしいぜ?なぁ?呪いの元凶よ……」
「黙れ……」
一方、咲川博士と滓雅と乾は。
「これがアンドロイド.....」
「アンドロイドって創れるのね……」
『全てはヒワノが創った研究を良い方向に変える為。ヒワノの思い通りにはさせない』
「名前は...レリミューラ。川宮、堕和宮、黒暗淵。....ちょっと待って女型のレリミューラ以外、皆イケメンなんだけど....」
咲川は沈黙する。乾は呟く。
「まさか、イケメンで楽園するつもりだったの?」
咲川は照れる。
『レリミューラだけは真面目に作って、後は色々……』
レリミューラ。155cm 50㎏ 赤色がかった脛くらいの銀髪を襟足で括っている瞳は鮮やかな藍色 肌は雪のように白い
白いボロボロのローブを羽織り白のハーフブーツを掃いている
それ以外は何も着ていない つまりすっぽんぽん
いくらアンドロイドとはいえ性器等が忠実に再現されているので非常に目のやり場に困る。
殺人マシーンとしては十分過ぎる程のスペックのアンドロイド。
ヒワノ、地獄門と小林財閥で働いていた科学者の一人が考えたとされる設計図を見事に再現。
『レリミューラもアンノウンで活躍させるから。勿論川宮達も』
イラージェス達はレリミューラの所へ行く。
「ワタシはレリミューラダよロしクね。趣味ハ拷問だヨ」
「怖いわね」
「残虐性をプログラムされており更に技術の進歩により人間と同じ快楽を感じる擬似エンドルフィン機能を備えているらしいです..」
『そうでもしないとイラージェスが目指す卒業試験の優勝には近づけないから。それに味方には害が無い様に設定してるので。高出力のビームキャノンと右手のガントレットタイプのレーザーマシンガンとグレネードマシンガン
左手にはガントレットタイプの折り畳み式、高周波ブレードを装備している。そして指先の隠し武器であるワイヤー武器を内蔵している』
「これで日本兵の皆も安眠出来るわ!」
その様子をグレイが見ていた。
「……後は香坂か……」
香坂は外で考え込む。すると、男性が現れる。
「おや?貴方は佐久間さん?」
「香坂だよ、って誰だ、お前……」
「始めまして私が世紀の奇術師ことバルトマンです」
「……小林財閥の暗殺者か?」
「はい。そうなんです。私も苦労しましたよ、火塗れの中から脱出イリュージョンは!」
「小林財閥の本社が燃えてたな……。俺、ラスジャーンデ時代は小林財閥の就職が夢だったからよ。てか、何で此処にいるの?佐久間って誰?」
「佐久間さんに取り憑いていた式神さんから連絡が来まして....少し前までは小林財閥の実験台として冷凍保存されてたらしいんですけど、私ですら驚きましたよ!
佐久間がワンスモア・Iと言う男に連れ去られましてね...」
「んー、意味が分からないんだが」
「結果的に言うと人間違いです!申し訳ございません」
「最初から言えよ!」
「お詫びに何でも願いを叶えさせてあげましょう」
「は?」
「私、悪魔ですので」
香坂はビビる。
「呪いだの、魔法だの、幽霊だの次は悪魔か!何だよ!どんだけ呪いがオカルト呼んでるんだよ!」
バルトマンは一瞬にして悪魔の様な姿になる。
「私はお詫びをしたいだけですよ。ただのマジックをするだけですって。あ、仮面を被ってるのは悪魔としての自分が醜いとかじゃないですから。ただのファッションです。ほら、何も危険は無いでしょ。私は人をビックリさせたいだけですよ」
「そんな奴が暗殺者になるかよ……」
「もう暗殺者は止めて今は一流のマジシャンです。ヒワノさんやブリエ・ティラトーレ。エクラ・ティラトーレ。ドゥーロ等の仲間達は私が救った後、何処へ行ったか分かりませんが」
「小林財閥、全盛期メンバーか……」
「まあ、ファイアースターカンパニーには負けましたけどね。私達と同じチームワークが無いのに想いが通い合っているなんて恐らく私の中では一番恐ろしいチームです。まああくまで人間の中で、ですけどね。ではマジックを披露させて頂きます」
「人間の中……」
バルトマンは笑う。
「では、願いをどうぞ。悪魔は貴方の願いにイリュージョンを起こして見せましょう」
「……それじゃ……呪いを解いてくれ」
「かしこまりました。では呪いを解く為に貴方の魂を喰いましょう」
「へ?」
バルトマンの帽子からキバが生え香坂を喰らおうとする。
「うああああああああああ!!!」
すると、棒手裏剣が何処からか現れバルトマンに突き刺す。
「悪魔の経路は人間とは違いますかね?」
其処には、虚がいた。
「にしても、この土地は中々遠いの〜。空港整備させて飛行場を造らなあかんね」
バルトマンは虚を睨む。
「何の用で?」
「君に用はあらへんよ。小林財閥の落ちこぼれ君」
「面白いですね。ビックリです。でも君は私達とは戦っていない。最終戦、君はいなかったからですよ」
「最終戦って事は名もなき暗殺者達の一人って……この人!?」
「理由は分かるやろ?」
「君の目的が金では無く、ヒワノの技術だったからです」
「そうや..クローン、アンドロイド、サイボーグ、超能力者。もしかしたら悪魔も誕生出来るかも知れませんな」
「未確認生命体、生物兵器..悪くないですね。ただ、それを動かせる原動力が無いのでは意味等ありません」
「いずれ出来るはずや。咲川博士も出来ているから」
「まあ私は今、魂を喰らっているだけですけどね。希望に満ち溢れた魂は実に美味ですよ」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.331 )
- 日時: 2016/11/04 18:48
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
虚は看守の乾とグレイの元へ行く。
「霊犀は後日連れて行きます予定ですわ」
「は、はい」
「……それで……何の用ですか?呪いだらけの施設へ」
「僕は会社を建てたんですよ。僕と後三人で。名前は800(エイト ハンドレッド)」
「……」
「今は小さい会社ですが営業回りをしないといけないんと思いましてね?」
「それでインターネット業界に参入した800の用件を……」
「そんなに焦らなくても良いと思うんですけどね?まあ言いましょか。僕は小林財閥の技術を応用し、超能力者、サイボーグ、アンドロイド、生物兵器を大量生産したいんやよ。今じゃ金も原動とする力も社員もほぼ無いんやけどね。是非、此処を小林財閥の様に実験台の提供をしてくれたらと思いましてね」
乾は呟く。
「最近、他の施設でも、虚が出没して暗殺候補施設に実験台の提供をお願いしてるらしいよ」
グレイは呟く。
「……断りたいが、それは不可能と言った方が良い。虚は暗殺業界でもトップレベルの暗殺者。てか、暗殺者ならもっと金あると思うけど……」
「言っとくけど、お金は会社の設立でほぼ失っているんやよ....まあこの施設の資金くらいは提供できるんやけどね」
乾は呟く。
「イラージェスからこの施設の改装と看守の充実等の欲求があったから丁度良いかもね」
「異議なし。だが日本兵の墓地はそのままにしておこう」
「……う、うん……」
「どした?動揺して……」
「何でも無いわ。でもどうして?」
「今でさえ、原因不明の木になる呪いが広がってるんだ。墓地で色々やったら、さらに危ない気がするんだよ」
「……確かに」
(俺の呪いも刺激されると厄介だからな。お楽しみのゲームがつまらなくなるぜ。なあ、香坂?)
グレイは正月の時に友人に5円を貸してもらって賽銭を投げたふりをし5円をそのままポケットの中に入れた時の顔をする。(罪悪感も無く香坂に対して5円を借りパクする程度の事としか考えていない)。
虚はその場を立ち去る。
「では次の施設にも行く予定やので」
「はい、それでは。契約完了と言う事で」
「実験台を提供させて頂きます」
乾とグレイは悩む。
「資金の充実は嬉しいが、呪いが……」
「滓雅さんは?」
「陰陽師の血が入ってるから呪いと言う事は分かるらしいけど、呪いを消す事は出来ないらしいね」
「まあ、滓雅さんがいなかったら呪いかどうかも分からなかったからな……」
虚は誰かと連絡をする。
「こちらの動向は問題ありません。ただ、情報公開をしようとする者がいるみたいですが」
「情報は規制させれば良いんやで〜。ほな....」
遠くから滓雅と咲川が全力疾走しながら虚に向かって来る。
「あれは....虚さん....」
「何が……あったの?」
咲川は流石に話す。
「天淵一族とその分族、私と同様の忍、霜月一族、陰陽師、霊犀一族、忍、滓雅一族等を裏切った人.....」
「え?」
「何で....裏切ったのかな?信じてたのに....貴方が....」
虚は滓雅の方を向く。
「懐かしいけど、今は忙しいからね〜.....それに霊犀や立花、姫哭と違って扱えにくいんやよ...」
虚は何処かへ消える。滓雅は虚がいた場所に着く。
「虚さん....」
「滓雅……大神、宇佐美、田淵等の呪いを解かないと……」
「ご、ごめんね....」
「早く戻らないと、レリミューラが何するか分からない……」
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