複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.357 )
日時: 2016/11/11 20:24
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

亞狗兎さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

闇に光を、のストーリーをそろそろ決めてないと……。

此処からは本編です。




シャルロットはセルティーナに話す。

「貴方もヴァイオレッタに.....?」

「私の事を知りたいの?」

「ヴァイオレッタの事を知りたいだけだ。お前が悪魔じゃなければ興味も無い」

セルティーナの傍に、黒猫がやってくる。

「へぇ、でも少なくとも僕に会ってしまったのは災難だったね」

風我見は話す。

「どうしてだ?」

「黒猫は不吉を届けるからさ」

「宅配便じゃなくて?」

「僕の名前はマヴロ。ヤマトじゃないよ」

セルティーナはシャルロットに近づく。

「お姉さんと付き合ってくれる............?」

「話を逸らさないでくれ」

「そう、ヴァイオレッタとは因縁の関係だったのよ。ハーイ♪言ったから、お姉さんと一緒に遊びましょうよ....?」

勇者はノヴァと話す。

「ノヴァも悪魔か?バルトマンとの関係は?」

「あら、貴方も私と遊ぶ?」

「……理性が飛ぶから止めなされ。色々おかしくなって鼻血出るわ」

インガは叫ぶ。

「此処は地獄じゃない!楽園だ!こんなに美女がいるんだもん!楽園だよー!」

「うるさい。本編に行けない。バルトマンは何故、セティを欲している?」

「言っておくけど、性欲の為じゃないわよ...確か、フロイデって言うノヴァもどきの指示で動いているはずだから。私に対する嫌がらせでしょうね」

「フロイデ……ノヴァもどきって言うのは?」

「私のクローンなのよ。魔法って凄いわね」

「まあ、勇者として国民に被害を及ぼすのはいかん。警察の仕事を俺が代わりにしてやるか。シャルロットの願いも聞き入れないといけないし」

「ヴァイオレッタ討伐に協力?薬の調合をしたいけど因縁にも決着を付けないと駄目だからね....」

「君と一緒にいるのは僕の気紛れなだけだよ。だけど、気が合う人間をほっとく訳にはいかないね」

「僕は悪魔や魔女なんかを信用はしていないけどヴァイオレッタの討伐と言う共通の目的があるなら....」

ブライアンと博士とターブチとエリアスは馬に餌を与える。

「しかしこの馬車痛んでるな……」

「この馬車って空とか飛ばないの?」

「非科学的だね。魔法に頼っていると人類の進化は停止する。それに……」

「それに?」

ターブチは過去を思い出す。

「……」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.358 )
日時: 2016/11/12 16:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

魔王の城に黒幕が行く。

「……」

「今回の件、領土を分けるので黙って貰いませんか?」

「へ?あんだって?」

「え〜と……」

魔王は高齢だった。

「俺はもう歳だ。殺戮や略奪にもう疲れた……。しかし次期魔王候補はいないし、部下の悪魔達も勝手な事ばかり。もう統制もとれん。今は人間にどうこうしようとは思っていない」

「……」

魔道士は無表情で呟く。

「王国を必ず潰す。絶対に……」

一方、勇者たちは新たな仲間フユキとセルティーナ、マヴロ、ノヴァ、ムトーと連れてフロイデの所へ行く前に、宿で一泊する。

「悪魔地区で一泊って……。まあ、馬車も仲間が入りきらなくなったしね」

「良く今まで耐えたと思うよ」

「それじゃこの馬車処分して、大きな馬車買うか」

「……いやいや、馬車も仲間だぞ。ゴーイングホース号だぞ」

「何、その海賊王になりそうな麦わら帽子が乗ってた船見たいな名前」

「其処はよ、あれだ。これからの冒険の為に新しい馬車に乗り替えるって意見と思い入れのある鼻がこの思い入れのある馬車が良いって意見と対立するんだよ」

「……言葉じゃ分からねえよ。漫画見せろ」

「駄目だ。世界観が……」

「お前からゴーイングホース号とか言ってんだろーが!」

「分かったよ、新しい馬車買うか。てか、馬車の名前があるのに勇者の名前無いとか……」

「あったな、名前決めとか。俺、ストーリー進めたい派だから忘れてたけど」

「それじゃどんな馬車が良いかインタビューしましょう」

二人はシャルロットと話す。

「馬車なんて何でも良い。流石に長旅だから愛着は湧くが」

「愛着って言葉がシャルロットから出るとは……」

「馬車の話だ。僕だって人間だからな。後、勇者に少し話があるんだ」

二人はターブチと話す。

「馬車の名前?勇者の名前じゃなくて?それとこれはボケるべき?」

「ボケても良いけど自己責任」

「無責任だな……」

二人は博士と話す。博士は謎の実験をしていた。

「な、何を……」

「オカルトの研究だよ。僕は個人的に科学が好きなんだけどね。魔法は人間の手には恐ろしすぎる」

「馬車……馬車の……話がしづらいっ!」

二人はエリアスと話す。エリアスは歯を磨いていた。

「お、エリア……」

エリアスの首にはファスナーが付いていた。

「え?え?アレ何?」

「……おいおい、物語中盤のネタ回で何で衝撃の秘密を偶然見なきゃならないんだよ。俺達は○ンピースまがいな馬車の名前を決めようって思っただけだったろ!」

「せめて、2匹の馬の名前を決めておけば……」

「それはブライアンが名付けていたぞ。アリとヒントラーらしい」

「アリ?馬なのに?ってどうでも良いんだよ」

エリアスは歯を磨く。

「で?で?あれどうすんだよ?」

「分からん!ファスナーの意味が分からん!収納スペースか?バック買えよ!」

すると、エリアスの元にブライアンがやってくる。

「どうぞ」

「あ、はいはい」

ブライアンの足から綺麗な鱗が出ていた。

「鱗!?え?鱗?魚人?ワ○ピース?」

「お前、ワン○ース好きだな……」

「でも、鱗って……鱗?」

「まあ、思えば色んな種族がいる訳だから。エルフもいれば悪魔もいる。ファスナー族だっていれば鱗族だっている」

「……」

「きっと」

すると、風我見がやってくる。

「洗面所混んでるね!スクープ!」

「風我見は俺の親友だから。大丈……」

風我見の背中から長い鉄パイプが出ていた。

「あれは何?何?鉄パイプ族?鉄パイプ族って何?鉄パイプ?」

「……知らん!もう知らんよ。俺、もう嫌だ!」

勇者は逃げ出した!財務士も逃げ出した!

「どうした?勇者?」

しかし回りこまれた!

風我見は勇者と話す。

「……ど、どうも」

「ん?どうした!スクープか!」

「て……」

そしてブライアンは叫ぶ。

「うわっ!足に鯛の鱗が大量に付いてた。風呂で洗わないと」

「私の首にも博士の悪戯で置かれたファスナーが。元に戻さないと」

風我見も鉄パイプを見て話す。

「痛てて!通りで痛い訳だ!まあ、鱗やファスナー、鉄パイプなんて付いてる事はよくあるよ!それじゃ!スクープゥ!」

「いや……」

「気を取り直そう……」

二人はフユキを訪ねる。

「はい、はい分かりました。バルトマン様。あ、勇者様〜!何の御用ですか?」

「……帰ろう。駄目だ。まともに話せる気がしない」

「え〜何でですか?」

「何なんだよ、そのルパ○三世のふ〜○こちゃ〜んポジションは」

「またちょっと違うと思うぞ?この子はもっと哀れが出てて可哀想。負けそうになったら普通に雇え!って叫ぶか?」

「……まあな。調子が良い下っ端か。てか、お前ルパ○三世好きだな」

「勇者も暇だから色んなドラマとかアニメとか漫画とかゲームとかしてる訳よ」

「あら、私をそんなに美女と?嬉しいわ」

「話聞けよ!」

二人はセルティーナとマヴロ、ノヴァ、ムトーの所へ行く。

「ハーイ♪元気かしら?」

「ぼちぼちだ。馬車の名前を決めて欲しいんだが」

「勇者の名前じゃなくて....?」

「吾輩は猫である。名前はマヴロ。黒猫でさえ名前があるのに君に名前が無いなんて奴隷経験でもあるのかな?」

「本名はあるよ。流石に生まれた時から勇者じゃないしね」

「どうして本名を名乗らないのかしら?」

「別に名前なんてどうでも良いんだよ」

「しかし気楽だな。ヴァイオレッタ、バルトマンの討伐はかなり危険だと思うが。勿論、魔王もだがな」

「勝てる気しかしないな」

その後、勇者はシャルロットの元へ行く。

「どうした?」

「.....お前とは適度な距離でやっていけそうだからな。恐らくヴァイオレッタを討伐出来たら僕はお前達から去るだろう」

「そうか……残念だな」

「僕は実は女なんだ」

「……そ、そうなのか……。何で男って偽ってたんだ?」

「女だと舐められるのが嫌なんだよ.........胸だってこんなの僕にとって邪魔でしかないし.......」

「まあ、こんな時代だからな……。お洒落とかぬいぐるみとか甘い物とか自撮りとかSNSとかパンケーキで行列とかタコパとか自由に出来る平和な時代が来れば良いな」

「勘違いするな.....僕はぬいぐるみとかそんなチャラチャラした物に興味はない」

「でも寝てる時に可愛いぬいぐるみ抱いて寝てるじゃないか」

「何でそんな寝てる時に見るんだよ.....」

「いやいや、馬車で皆寝てるんだから嫌でも目につくよ。甘い物をやけに欲求してるな、とか。隠してると思うけど案外バレてるんだぞ。俺以外にもな」

「そうか....」

「まあ、この旅が終わったらもう会う事はないが仲間には変わりない。うむ、こういうのが個人的に好きなんだよ。今は無き伝説のあのパーティ見たいな奴。凄みが増す」

「.....」

翌日、勇者達はいくつかの新しい馬車に乗って移動する。

バルトマンとフロイデ、さらにヴァイオレッタの討伐をする為、此処からは別行動を取る。

「途中で仲間に出来そうな奴は仲間にする!良いね?」

「まだ仲間増やすの?」

「いや、今のままだとどの悪魔にも勝てる可能性は低い」

「伝説のメリケンサックはどうなったの?」

「任務のみが仕事じゃない。斬るべき悪を見逃せと?」

「……」

バルトマン討伐は、フユキ、ターブチ、勇者、インガ、ブライアン、風我見。

フロイデ討伐はムトー、ノヴァ、博士、エリアス。

ヴァイオレッタ討伐はセルティーナ、マヴロ、シャルロット。

「バルトマン討伐で役に立つのって勇者と風我見くらいだろ……」

「フロイデ討伐は何か懐かしい感じがするね。いや何となくメンバーが……」

「ヴァイオレッタ討伐はまさに頂上決戦……」

「全員討伐したら魔王の元へ行こう。多分、戦う事になるから仲間をとにかく増やす。仲間がいれば何とかなるモンだから」

こうして、悪魔地区での旅が本格的に始まる。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.359 )
日時: 2016/11/14 16:27
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

バルトマンの討伐の為に、襲われている町を追いながら馬車に乗って走る。

「……悪魔地区になっても暇だな。天使地区って無いのか?」

風我見は悪魔地区の写真を撮る。

「あるみたいだけど何処にあるかは誰も証明出来ていない!」

すると、ブライアンが魔物に囲まれるバイオリン弾きの女性を見つける。

「勇者殿!女性が魔物に襲われています!」

勇者達は女性の元へ行く。其処には軽やかなバイオリンの音色が響く。

「違う……魔物達は女性を襲おうとしていない。女性が聞くバイオリンに酔いしれているだけだ」

女性は勇者に話す。

「こんにちは。今日も良いお天気ですね」

「うむ、悪魔地区だからほぼ空が紫だが……」

ブライアンは驚く。

「勇者殿。彼女は世界的な大富豪パウンド家の令嬢、メープル=パウンドさんですよ……」

メープル=パウンド。礼儀正しく繊細で泣き虫だが非常に優しい。
プラチナブロンドのボブへアに大きな緑色の瞳、肌は雪のように白い。服装は赤のゴスロリ風が多い。

 バイオリンを演奏し動植物を操る。周囲に存在する小動物や大木などを自由自在に操り、植物に宿っている精霊などにも効果を発揮するため、防御、攻撃力共に絶大な力を誇る。

特技や趣味はバイオリンの演奏、お菓子作り、乗馬、歌、動物の世話。

勇者はパウンドを見る。

「ああ、マルナカ帝国とハジ王国の戦争をじゃんけんで全て解決すると言う法令を出したパウンド家か……。このお陰で全ての戦争が無血で終わると言う偉業を成し遂げる事が出来たんだ」

「政府同士の争いに大富豪が介入したのか?そんな事が……」

パウンドはバイオリンを閉まう。

「もしかして国を何度も救った勇者さんですか?」

「ああ、俺は勇者だ」

パウンドは感動して泣く。

「何故泣く?」

「私は昔、家族に勇者さんの話をしてくれました。前から私お友達になれたら良いなって思っていたんです」

「ほほう、中々良い教育を受けて育った様だな。俺の話をするなんて……」

「天狗になってまっせ!」

「ブライアンはパウンド家の事知ってたらしいけど何かあるのか?」

「勿論、パウンド家は差別を嫌い、相手がモンスターや超能力者であっても分け隔てなく手を差し伸べる。誰に対しても丁寧な口調を崩さないと言うのは躾の賜物ですね。

莫大な財産を駆使して学校や図書館、劇場、映画館、病院などを作り世界中の困っている人の支援に積極的に活動している。特技のお菓子作りは有名な料理評論家も感激するほど絶品。

私も、パウンド家のお陰で奴隷から解放されたので良く知っていますよ」

「はい、私達パウンド家はそのような行いを行う事は当然です。例え、魔物だとしても悪魔だとしても私は一切の差別をいたしません。ただ、私は人間、魔物、モンスター関係無く悪人は見逃せませんっ!」

魔物達は勇者たちを怖がる。

「怖がらないでください、もう大丈夫ですよ」

「……どうしたんだ?」

「貴方に憧れるが余り勇者と名乗る人達が多く出現しています。しかし多くの勇者達はれべるあげ?やけいけんちかせぎ?と言う名目で大量殺戮を行っています。挙句の果てには調教、催眠、洗脳。動物もそうなのですが、遺伝子組み換え、品種改良等。

金儲けの品種改良のせいで死んで行った猫等の動物やスライム等のモンスターが可哀想です。

ペットショップでも金で売られる動物達。人身売買は違法でどうして動物の売買は違法じゃないんですか?」

「まあ、無意識の差別と言うのは人間にとって当たり前の現状になっているからな。動物は売られて当然、と言う無自覚に他の生命体を見下す人間。ある意味人間は退化しているかもな。まあ、無自覚の差別を無くそうってなると極論だけど害虫も害獣もゴキブリも寄生虫も植物も野菜も命だ!殺すな!って言う事だし。それより何より、我々動物食べて生きてるし」

インガは話す。

「まあ、此処で話しても何も変わらないでしょ。そんな事言ったって、国は過保護やんけの一言で終わりだろうし」

「何で大阪弁なんだよ……」

パウンドは話す。

「私は生命体を食して生きていますのでいつも感謝の意を込めて食しています。蜂等の害虫は駆除せず、決して自己満足にならない様に他の虫達の影響が及ぼさない程度に巣の移動等を行っています」

「……そうだな……。てか、パウンド家やっぱ凄いね」

パウンドはお願いをする。

「ご迷惑かもしれませんが勇者さんやブライアンさんに同行させてもらって宜しいですか?正直、此処の地区怖くて泣きそうだったので」

「まあ、行き先はバルトマンって言う悪魔の討伐だが……」

「大丈夫です。精霊達が守ってくれます」

「それじゃ……」

勇者たちはパウンドを仲間にする。

ブライアンはインガに話す。

「女性に興奮しやすいインガさん。今回は興奮しないですね」

「ん?そう言えば……」

パウンドは胸を隠す。

「む、胸がないことはいわないでくださいっ!」

「ち、違う。胸の問題では無く!」

パウンドはこれから行われる熾烈な闘いの清涼剤だった。そして彼等は気分点検に湖で泳ぐ。

フユキは人数分の水着を用意する。

「海の家で売ってたよ!」

「此処は湖なんだが……」

風我見は水着の写真を撮る。

「スクープゥゥゥ!!巨乳の方々がいればもっと……」

パウンドは水着を拒否する。

「泳げないので水着は着たくありませんっ!ましてやビキニなんて、私には恥ずかしすぎて無理です!おへそも見られちゃいますし……」

「まあまあ今後の交流の為に!」

「交流の為ですか……ううっ……」

「泣かなくて良いよ……流石に強制出来ない……。折角、泳ぎを教えてあげようとしたんだが……」

パウンドは溺れない程度の水辺でスクール水着になる。

「な、何で……スクール水着なんだよ。今の社会においてそんな文化は無い!」

風我見は写真を撮る。

「そんな固い事言うなよ!恐らく人類初のスクール水着だぜ!スクープ!!!!」

「はわわわわっ!や、やめてください、そんなにみられると恥ずかしすぎて死んじゃいます〜!!」

勇者達は数日、休憩を取りバルトマンの元へ向かう。

「バルトマンの衝撃するルートは大体分かっている。なので襲撃するであろう町に先に来て準備をする。相手は悪魔だ。油断は絶対にするな」

そして、悪魔地区4丁目ミスターサターンシティに着く。

其処には別の勇者がいた。

「……」

「おお、勇者!格闘家!久しぶり!」

「ん?お前、ケットーラか!」

「あ〜ケットーラ!誰だが分かんなかったぞ」

「いやはや、千年戦争が終わってから会って無かったな」

パウンドは質問をする。

「誰ですか?この勇者もどきさんは」

「いやいや、俺も勇者だよ」

「……?」

勇者は解説をする。

「勇者は職業みたいな感じだな。だから、君と会った時に言っていた多くの勇者がいる。別に俺が元祖勇者って訳じゃないからね。それだけ勇者が特殊って言うのが分かるだろ。ハッキリ言って誰でも勇者になれるんだよ。

ただ、勇者は自ら名乗っても意味が無い。周りから呼ばれて初めて勇者になれる。まあ、強制的に勇者にされるって奴も聞いた事があるけどな。

俺は前者。名前が勇者だから」

ケットーラは話す。

「全くお前のせいで俺達、勇者は偽物扱いだ。だから、名誉棄損で金払ってくれよ」

「……な、何でだよ」

「いや、マジで。俺は王国から依頼も来ないし一般人からは偽物呼ばわりされている。な?少しくらい金くれよ」

「そ、そうか」

「はっはー!ありがとさん!これでパチンコ出来るぜ!これからも定期的に行くからな!……いや仲間にさせてくれ!」

「……仲間か、良いだろう」

「良いのかよ!?」

ケットーラが仲間になった。そして、悪魔バルトマンがミスターサターンシティにやってくる。

「皆さん始めまして私が世紀の奇術師ことバルトマンです」

そう言って住人達をボックスに閉じ込める。

「どうやら勇者御一行が私を討伐しようとしていましたね。残念ですね。普通の悪魔なら見事に騙されていたでしょう。だけど、私は上級悪魔【バフォメット】。魔女に崇められる存在です」

「……バフォメットだと……予想以上の悪魔だ」

パウンドは質問する。

「どのくらいですか?」

「上級六大悪魔の一人。簡単に言うと魔王等の最高級悪魔のみに従える幹部クラスの悪魔だ。幹部が動くレベルって……」

「だから良心が一ミリも無さそうな心の闇が浮き出ているんですね……!恐ろしいです」

「これはスクープだぜ!だが、俺達が倒したらもっとスクープになるぜ!」

バルトマンはステッキを振り回す。

「シャルロットさんがいれば素敵なカードゲームが出来たのですがね。まあ楽しみは後で取っておきましょう。今は貴方達を驚かせたい。死に狂うほどね」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.360 )
日時: 2016/11/15 09:59
名前: モンブラン博士 (ID: CMSJHimU)

翌檜さんへ
メープルが清涼剤になってくれそうなので嬉しいです!
人類初のスクール水着って何気にすごい偉業を達成していますね
モンスターたちに対しても差別をしない優しい子なので、これからも癒し系全開で皆を癒してほしいものです!
ちなみに私の中でのメープルのイメージCVは水樹奈々さんです!

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.361 )
日時: 2016/11/15 19:53
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

モンブラン博士さん、感想ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

長編なので長くなりますが宜しくお願いします。

此処からは本編です。

「Ladies and gentlemen!今宵は素敵なショーをお見せしましょう!」

バルトマンは叫ぶ。

「バフォメット!魔王以外にフロイデと言う悪魔に指示されるとはな!」

「私は彼女とは折り合いが悪く敵対関係にありました。私も本意でこんな事をしてる訳ではありません」

「何……?」

「全ては次期魔王候補になる為の布石です。その為には一緒にいるだけで気分を損するフロイデやヴァイオレッタと協力して行動を行っているのです。魔王軍は壊滅の危機にありますから。悪魔同士で争っている場合では無いんです。

勿論、利用しているだけなので私が魔王になったら処刑をする予定ですがね」

「……まさに悪魔だな」

「悪魔の世界で裏切りは十八番ですよ!フロイデもヴァイオレッタも私を利用してると思っているでしょうけど……私も舐められたモノですね。貴方達も鬱陶しい同種も私の糧となってもらいましょう。ええ、人間しか美味しく頂けませんが」

バルトマンはステッキを投げる。ステッキは仕込み刀になっていた。

ケットーラはステッキを撃ち落とす。

「……斬り捨て御免」

ケットーラは両手剣で大きくバルトマンに向かって振る。風我見はカメラでは無く拳を構える。

「いい絵図だ!悪魔が死ぬには相応しい最期の闘いだ!」

ターブチとブライアン、インガ、フユキ、パウンドは見学。ただし、パウンドはサポートを行う。

「こ、今度、爆弾造りますよ……流石に戦いたい!」

「自分、武器がナタしかない……!」

「そう言えば報酬の宝箱ゲット出来てないな……これ、ボランティア?」

「……勇者様。安心して戦って下さいね♪」

「バイオリンで大木を操り、攻撃、防御を、をしし、ます!」

「パウンドは戦闘の経験が無いからな。いきなりバルトマンはきついな。まあ、励みになるよ」

勇者は大木に乗りながらバルトマンに向かう。

「たかが勇者が私に勝てると思われているとは!素晴らしい!その鼻をへし折って、ビックリさせてあげたいです!」

勇者の周りには大量のギロチンが現れる。

「頭を突っ込めば首が飛びますよ?」

風我見はギロチンを破壊する。ケットーラは両手剣から衝撃波を出す。バルトマンは腕から光線を出す。ケットーラは避ける。すると、ケットーラが避けた先に浮遊する首輪がケットーラの首を絞める。

「私が出した光線はただの光ですよ!どうしたんですかね?光にビビるなんて!ビックリしましたか?」

首輪の周りには首に向けられた大量のナイフが付いていた。

「ケットーラさん、貴方が倒れるとナイフが首に刺してきます」

ケットーラは首輪をはずそうとするが外れない。

「剣士や格闘家が私、悪魔に勝てる訳無いんですよ。魔法使いを呼べば良かったのに!」

ケットーラは大木に運ばれる。パウンド達は首輪を外しにかかる。

「は、外します!」

風我見はギロチンを破壊する。

「こんな道具に頼るなんてやっぱり悪魔だぜ!」

風我見はバルトマンに向かって殴ろうとする。しかしバルトマンは何もしない。

「ならば私が能力だよりでは無い事を証明させましょう」

バルトマンは風我見に殴られた上で風我見の頭を掴み、蹴り飛ばす。

「これが本当の蹴りですよ!」

風我見は鼻から出血するが倒れない。

「千年戦争の終結を報じたのは俺だよ……!」

「急に何を……」

「言っておくが俺は悪運はかなり強いからな!お前がどんなにカードゲームが得意でもな!千年戦争でカメラだけで挑み生き残った……!俺は道具や能力を駆使して戦うお前に負ける気がしない!」

「神がかりの運に任せる君にも負ける気がしませんね!」

勇者はバルトマンに向かう。

「……バルトマンの能力は予知、透視、幻覚、物体消失等か。マジシャンはマジシャンらしくテーブルの上だけでお得意の手品を披露しとけ!」




一方、フロイデ討伐に向かったムトー、ノヴァ、博士、エリアスは。

「でも、引っかかるのよね.....フロイデとバルトマン、ヴァイオレッタが組むなんて.....そうとうセティに....」

「フロイデとバルトマン、ヴァイオレッタはどんな関係なんですか?」

「魔王軍は今、いくつかの派閥に分かれて戦争をしてるのよ.....ヴァイオレッタのいるドライアド。バルトマンのいるシヤバーコ。フロイデのいるイダム.....」

「ノヴァは?」

「私はヴァイオレッタのいるドライアドにいたけど折り合いが悪くて脱退したのよ」

エリアスは呟く。

「人間に危害を加えなかった理由は悪魔同士で戦争をしてたからですね?」

「まあ私には正直どうでも良い闘いだったけどもね....」

すると、馬車の前に男性が飛び出す。

「僕は死にましぇん!あなたが好きだから!」

ムトーは男性に罵声を浴び、去ろうとする。男性は叫ぶ。

「ちょっと!?気にしないの!?え!?」

「誰だ、お前」

「俺は超絶最強の占い師。尾崎だっ!」

「……」

「お前には死相が見えているぞ」

「それは自分に行ってんのか?トラックじゃなくて馬車だから良かったけどな」

「フォフォフォーー!俺を仲間にしろ!しなきゃ悪戯するぞ!」

「あら.....元気な子ね。苛めてあげたくなるわ....」

「んー、役に立たない気がするけどね」

「乗せましょう。本能が叫んでいます」

尾崎は馬車に乗る。

「ふふふ〜ん。馬車!馬車!あははチョー最高!」

「尾崎、これからフロイデと言う悪魔を討伐する事に」

「フロイデ?俺、頑張るっ!」

「……」

すると、女性が現れる。エリアスと博士は驚く。

「驚きました。まさか森の守護神がこんな所にいたとは」

「凄いね〜」

女性は馬車に乗る。

「誰だ?」

女性は自己紹介をする。

「私はシスイ……」

エリアスは解説する。

「彼女はエルフ。だけど森の守護神って呼ばれる程の魔力を持った弓矢使いです。ただ……魔力のせいでエルフからは嫌われています」

「何の用ですか……?貴方方は……」

「大丈夫です。貴方がフレンドリーと言う事は知っています。私達は仲間です」

シスイは人間やら、エルフをさけずむ輩にもフレンドリーに対応するが、能力により追い出すことが多々
同じエルフに、呪いにより嫌われており,エルフと離れてひっそり暮らしている
食べ物は、魔術と採集でどうにかしている。

「彼女は実年齢1500は越えるが、20代に見えるでしょ?」

シスイは闇を抱えてるも、おっとりしている。

容姿は翡翠と碧眼のオッドアイ、一房黒い髪に琥珀の髪。

薬草等の採集,弓矢を使って狩猟が得意。弓矢を中心に攻撃をする。

「……でも私の呪いで貴方方が……」

「エルフも貴方を迫害した当時とは違い進歩しています。呪いの耐性も持っています」

ノヴァは話す。

「彼女は強いのかしら?」

「守護神と言われるレベルの強さを誇ります」

「そう……?私、そんなに強いの?」

「強いんですよ!」

「本心のようね……。私、人の心が読めるのよ……このせいで汚れた心を見たく無くて一人で暮らしていたのよね……」

「薬草の調合とかもうまいんです。これで怪我をしても問題ありません」

と言う訳でシスイは仲間になった。その夜、歓迎会を行う。

「……私の事まだ何も知らないのにどうして信頼してくれるの?」

「そう言えばそうね.....勇者がポンポン仲間にしちゃうせいでちょっと感覚がおかしくなってたのかしら」

「……勇者?」

「そう、勇者って言う貴方の様な人がいるのよ。かなりのボケ体質だけど」

尾崎はスマホで電話をする。

「母ちゃん!だから旅に出るって!勝手な事は駄目?良いじゃん!学校?この支配からの卒業!」

尾崎は電話を切る。

「畜生、せめて無料通話アプリで送って来いよ!」

「学生は大変だな」

「まあ、俺、大学生なんだけどさ。マジで勉強がさ」

そして、一行はフロイデがいる場所へ辿り着く。ムトーはドラゴンに変わる。

「さて、戦闘開始だ」


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