複雑・ファジー小説
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- イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
- 日時: 2017/08/25 20:17
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」
大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。
「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」
そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。
今回の舞台
題名:イエスタデイ・ワンスモア6
ジャンル:長編
キャッチコピー:近日公開
内容:近日公開
今までの舞台は>>25です。
今までの出演者は>>26です。
オリキャラを募集しています。
直、今回はスターシステムを採用しております。
ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。
オリキャラ応募宜しくお願いします。
エントリーシート(募集用紙)
名前(漢字表記の場合は振り仮名を)
性別(男か女かもしくはその他か)
年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)
性格(詳しくなくても構いません)
容姿(詳しくなくても構いません)
能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)
特技・趣味(何でもいいです)
サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)
それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。
直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。
オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。
ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!
追記
今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.192 )
- 日時: 2016/09/05 19:07
- 名前: 霊夢 (ID: pkXg7QLy)
一条 マロン (妹)性別 女 年齢 9歳 性格 クール コミュ障
容姿 ツインテで、。いつもクマのぬいぐるみを抱いている 超能力 クマのぬいぐるみを使ったら、世界が思いどうり。 特技 ダンス
趣味 ネット サンプルボイス↓
「べつに・・・。インドアじゃないし・・・。」
「いくよ、みみ(クマの縫いぐるみ)ちゃん!」
「お兄ちゃん、行くよ(#^ω^)」
一条 アイス (兄) 性別 男 年齢 10歳 性格 クール コミュ障 容姿 いつもクマのぬいぐるみを抱いている 超能力 クマのぬいぐるみを使ったら、世界が思いどうり。 特技 プログラミング 趣味 ネット サンプルボイス↓
「いくよ、ゆう(クマの縫いぐるみ)くん!」
「いくよ、妹!(#^ω^)」
「今度妹に手ェ出したら 殺す!(#^ω^)」
です。ほんとにすみませんでした!
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.193 )
- 日時: 2016/09/05 20:20
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霊夢さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
此処からは本編です。
尾崎とフロイデは車に乗り込み、仕事中に買い物に付き合う。
「……何か事件が起こらないかしら……」
「縁起でもない事言わないで下さいよ……」
運転席に座る尾崎は戸惑う。しかし彼女の発言をただの戯言と受け流すのは難しい。何故なら彼女は事件を呼び寄せる不思議な能力と言う物を持っているからである。
車を走らせていると、一人の知り合いが尾崎の元へ行く。
「登岐目 海(ときめ かい)……九里戸大学にいるんじゃ?」
「誰?この子?」
登岐目 海。ツンツンに跳ねた茶髪、無邪気そうな黒い瞳が特徴的。身長は低い。19歳。適当。トラブルメーカー。失敗に負けず明るく振る舞っている。特技はアクロバティックな動きをする事。趣味はSF映画鑑賞。
「オレは登岐目海だ!へへっ、よろしくな!」
「トラブルメーカーが二人……これだけで何かが起きそうだ……」
「言われなくても起きてるんだが……」
「お前、またミスを犯したのか?」
「……連続爆弾爆破事件の犯人逃しちゃったぜ!」
「……!?」
登岐目は尾崎と大学の時の先輩、後輩。
「連続爆破事件……?」
「何でそんな物騒な事を追ってんだよ……」
「何でだろうな〜。ん〜何となくじゃ駄目?」
「適当か!」
フロイデは尾崎に呟く。
「まあでも今はそんな気分じゃないわ。少し買い物してから警察でも何でも揺さぶれば良いんだもの……」
「クールっ!尾崎さん、彼女ですか?」
「いいから、九里戸大学に戻れ。大山教授に怒られるぞ」
「それもそうだな!」
「後、敬語を使ってくれ」
「つい、忘れちゃうすよ」
フロイデは尾崎の腕を捻る。
「痛い!……何するんですか……」
「買い物に付き合ってくれるんじゃ?早く行って連続爆破事件について調べないと……」
「……はい」
尾崎とフロイデはショッピングモールで買い物をする。
「このフロアの服、全部買いたいけど良いかしら?」
「駄目ですよ。さすがに……」
フロイデは尾崎の足を踏む。
「ならぼーっとしてないで貴方が選びなさいよ……僕」
「……あくまでも私は監視役ですから」
すると、突如歩行していた人間達が一斉に爆発する。フロイデはある人物を途端に指を刺す。
「彼は今、何かの装置を起動させていたわ……追いなさい」
「……追いなさい!?そんな気まぐれでフロイデさんを……」
尾崎は戸惑う。フロイデは失笑しながら尾崎の頭を鷲掴みにする。
「私の命令には従いなさい……」
「分かりました……」
「それじゃこの死体の共通点を見て」
尾崎はいくつかの死体を見る。死体は全部で7人。今はもう警察が動き始め、規制をされ尾崎達は追いだされる。
「全く分かりません」
「使えない僕ね……共通点は爆発の中心が全て胃と言う事」
「つまり、体内から爆弾を入れて起爆させたと……。つまり集団自殺……もしくは自殺テロ」
「本当に使えない下僕ね、貴方……。死体の中には家族連れがいたのよ。幸せなのにテロなんて起こさないでしょ」
「家族いるから幸せって訳には……」
「……あら、貴方は違うのかしら?それとも家族を知らないとか?」
「……サドステックですね。人の辛い過去を探るなんて」
「貴方の辛い顔は私の一番の幸福よ」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.194 )
- 日時: 2016/09/06 13:29
- 名前: siyaruden (ID: ckDI49ag)
奇跡は刹那の思いを手繰りのオリキャラです
名前 笹木 麻衣(ささき まい)
性別 女性
年齢 十代後半から二十前半まで
性格 明るく元気だが実は大人しくてナイーブな性格
容姿 158cm 53㎏ 長い黒髪のサイドアップで黄緑の瞳 体型はスレンダーで貧乳
能力 写真を撮ると写った物の精巧なレプリカを作り出せる
特技・趣味 写真を取り出せる
サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)
「今日も良い写真を撮るぞ!」
「今の君の表情、とても良かったからつい撮っちゃった」
「わざとやってる?違うよこれが私、ありのままの私なの」
「やっぱり私、あの人みたいに強くなれないよ.......」
「ねぇ誰なの?君は.......」
設定
とある高校に通う女子学生であり写真部に所属
常にカメラを持っており良い景色や珍しい光景を見るとすぐにシャッターを押す
霊犀結香の後輩でもあり彼女とはとても仲が良い
実は元気な性格はわざとやっており元々の彼女は内気で大人しく中学では友達もおらず一人だった
しかしこのままではいけないと思い高校に進学すると同時に容姿と性格と共にガラリと変えて今の姿になった
反面イレギュラーな出来事には打たれ弱くその時は本来の性格がさらけ出される
彼女にはまだ知らない事だが出生は結構悲惨であり
とある水商売の女が客との子を孕み出産したが生まれてすぐにゴミ捨て場に捨てられたまたま通りかかった人に発見され保護されたという経歴があり現在は普通の家庭に引き取られている
名前 未那
性別 女性?
年齢 (見た目)十代後半から二十前半まで
性格 手段を選ばない冷酷な性格
容姿 長い黒髪に黒い瞳 服も何も着ておらず常に全裸であり黒い霧が体を覆い尽くしている
また黒い人形だったりゲル状のドロドロした物だったりと遭遇する度に姿が変わり安定しない
能力 黒い霧で何もかも一瞬で腐蝕させる
特技・趣味 体探し
サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)
「その体.......頂戴.........」
「生まれたい........この世界に生まれたい.........」
「私はただ生まれ変わって生きていきたい........」
設定
最近起きている女子高校生連続失踪事件を追う内に遭遇した異形の存在、その正体は水子の霊
母親だったのは麻衣を産んで捨てた水商売の女でありあの後、再び子を孕んでいた
つまり麻衣の妹になる筈だった存在であり顔立ちも麻衣と似通っている
しかし客とのトラブルにより水商売の女は殺害され同時に身籠っていた胎児も死んでしまった
だがこの世に生まれたかったという未練が長い年月をかけて増幅され怨霊化
今度こそこの世に生まれる為に次々と女子学生を襲い自身の憑代として憑依しようとする
拒絶反応が起きるのか彼女に憑依された女子学生の体は腐蝕していき跡形もなく消滅してしまう
これが女子高校生連続失踪事件の真相であり全ての元凶でもある
完全にこの世に生まれる為にやがて姉である麻衣の体を狙い始める
因みに未那という名はフロイデが勝手につけた物
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.195 )
- 日時: 2016/09/06 17:05
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
siyarudenさん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
此処からは本編となっております。
フロイデは考えながらメモに絵を描き始める。
「フロイデさん、似顔絵ですか?」
「そう、この事件の犯人のね」
「さっき逃げた人が犯人って分からないでしょ?しかも、さっきの爆弾だってどうして胃から爆発したって……」
フロイデは尾崎の口に指を当てる。
「私の犬なら黙って鎖に繋がれていなさい....」
「……はい」
「良い犬ね」
すると、尾崎の元に登岐目が現れる。
「あらら……偶然すね」
「……大学に戻ってたんじゃ?」
「へへっ……細かい事は良いじゃん。それより、まさか買い物の後に連続爆破事件の現場に行くかと思ったら、まさか買い物の最中に事件が起こるとは……俺以上にトラブルメーカーがいるんすね!」
フロイデは登岐目を不思議そうに見る。登岐目はフロイデの似顔絵を見る。
「あっ!これ、連続爆破犯の犯人すよ!俺が追う時に見たんだ!」
尾崎は考える。
「犯人は何を目的としているんだ……?」
連続爆破犯の服装には、あるバッジが付けられていた。
「こんなバッジまで繊細に覚えているんだ……フロイデさん」
「.....」
尾崎はバッジを見て思い出す。
「マザー教の紋章だ……」
「マザー教?なんすかそれ?」
「俺も昔、入団した事があるカルト教団だ」
「ええ〜、どういう状況で入団するんすか?」
フロイデは機嫌が悪そうに尾崎を見る。
「とりあえず、マザー教に突っ込むわ....」
フロイデは尾崎と登岐目を連れて車に乗る。登岐目は質問をする。
「マザー教の場所は分かるんすかー?」
「問題無いわ。尾崎が場所を知っているから....」
「そうっすか……」
「どうした?登岐目?」
「あっ!でも、マザー教に行く途中にまた連続爆破事件が起こったら!?」
「てか連続ってどれくらいの頻度で起こっているんだよ……」
「30分に一回。ショッピングモールで4回目です」
「無差別テロか……。それに警察がやけに早いと思ったら警戒していたからか……」
フロイデはマザー教に辿り着く。尾崎は驚く。
「おお……場所も建物も変わっている……」
「現在はどうやらパーティ中みたい。さっき買ったドレス、ヒールを着て潜入するわよ」
フロイデは尾崎を連れて、ビルとビルの狭間に向かう。
「何処へ!?」
「当然、服装を変えるのよ....トイレなんて並んでいて面倒だし見えない所なら構わないでしょ?」
「……」
フロイデはビルの狭間で服装を変える。尾崎は周りを監視する。
「登岐目、彼は怪しいわ....用心して」
「彼はあんな適当ですが根は良い人です」
「私の言う事が信じられないの?」
「……そう言う訳じゃ」
しかし、車の中に登岐目の姿は無かった。フロイデは尾崎にヒールを履かせる事を指示する。
「お願い....ね」
「サイズはちょうどですね」
「車に戻って登岐目を監視しないと....」
「……そんなに怪しいですか?」
フロイデと尾崎が車に戻ると登岐目はいなかった。ただ、尾崎のスマホに登岐目がメールを打っていた。
「いつもなら無料通話アプリだが……どうやら、私一人で近くのバーで相談があるみたいです。行って来て良いですか?」
「私との仕事を放棄して?それに彼は怪しい....」
「それじゃすぐに戻ってきて。3分以内」
「いやいやいや……最近会ってなかったんだから、もう少し……」
「貴方の仕事は何?」
「……フロイデさんの監視役です」
「それを放棄して他の人と娯楽を楽しむなんて私を侮辱してるのかしら?」
「してないですし……」
フロイデは何かを思いつく。
「なら....彼と話した事を録音させてもらうわ。同時に盗聴」
「……まあ良いですよ。もう」
尾崎は近くのバーに行く。
「……新しい執事を今度是非紹介させたい……。一人じゃこの仕事は無理だ……」
「聞こえてるわよ?僕。貴方に執事なんで呼ばせないわ」
「……」
フロイデはパーティの中に入る。マザー教の教祖、香具師 剣兎がマイクを使って話す。
「スポンサーの皆様、今日は是非ともこのパーティを楽しんで。我々のこれからの為に」
「おい、この食事に爆弾は無いんだろうな(笑)」
「……勿論、無いですよ」
「我々は超小型爆弾を使い、これまで6回の実験を行いいずれも成功した……。ただいま、7回目の爆破テロの準備中……」
パネルには今までの襲撃場所を提示していた。そして参加していた全ての人物に共通点があった。
「....襲撃場所、ショッピングモール等はいずれも私の会社の傘下や子会社ね。そして参加していた人物は全員、ライバル企業。となるとマザー教は....」
すると、フロイデの後ろに拳銃を持った女性が近づく。
「やはり、いました……」
「始末しろ。護衛のいないお嬢様は問題は無いはずだ」
「処理は……爆弾ですか?」
「……お前が知る必要は無い」
一方、尾崎はバーで椅子を持っていた。
「尾崎……!」
登岐目は尾崎を睨む。
「早く助けてくれ……」
「言われ無くてもそうするつもりだ……」
登岐目はバーで捕えられていた。捕えたのは見漫間悪人と言う男性。性格が悪人。漫画の子悪党。ビビり。容姿がリーゼントの黒コート。ガムを噛みながら尾崎を睨む。
「俺は見漫間悪人!ただの悪人じゃねえぜ?」
「何の目的かは知らないが、友人を離してくれないか?」
「俺はマザー教に雇われた、超ド級の悪人だ。命が惜しかったら、逆らうな。なに、俺はあのフロイデと護衛のお前を離すだけの役目だ。何も要求するつもりは無い」
「……登岐目。お前ならこの状況はどうする?」
「……カウンターからのフック、そして皿やビンを使うかな〜……」
「俺はこの椅子だ」
尾崎は椅子を見漫間に投げ飛ばす。見漫間は逃げ出す。
「何!?怖いッ!」
登岐目は捕まっている状態で飛び蹴り等やブレイクダンスで華麗に動く。尾崎は見漫間を捕え、事情を聞く。
「マザー教は現在どうなっている。応えない場合はフロイデさんの会社の権限によりお前を社会的に抹消する」
「……そ、そりゃ!マザー教はもう存在してないよ」
「マザー教はかつてこの地域にのみ栄えていた宗教団体。しかし教祖が自殺してから教団は分裂し、警察の監視対象にされていたはず」
「そう、このマザー教はお前の会社以外のライバル企業がお前の会社を潰す為に表向きには出せない兵器を開発する為のカモフラージュなんだよ!」
フロイデの会社は玩具会社では無く武器を制作、開発する会社。しかし、この会社の系列が全ての武器の売上を独占してしまっている。他の会社は赤字危機に陥る。実際に倒産した会社も存在しており、そう言う者達がただ復讐の為に立ちあげたのがマザー教。名前の由来は、本物のマザー教の金を吐きだしてくれる信者達が来てくれそうだったから。実際、マザー教を知る者はおらず意味は無かった。それに他の会社も乗っかり、フロイデの会社を潰す為に兵器を開発していた。
「爆弾の利用方法は?」
「そこは知らない。お、俺は、ただ臨時に雇われたバイトなんだよ!」
見漫間は逃げ出す。
「早く、フロイデさんの所へ行かないと……尾崎」
「あの人は問題ありません。盗聴してますから。それより、私が怒られる方が問題です……。絶対、仕事放棄の事を言われますよ……。後は……パーティの弁償かな?」
フロイデはパーティ内で赤黒いダブルセイバーを振り回す。
「随分な事をしてくれたわね?香具師」
香具師は笑う。
「君は奇跡を信じるか?」
「.....」
「私は君の会社によって、リストラされた。……妻も親権も消えた。……好きな事をやってきた人生だったのに。全て思い通りになったのに。だから、思い通りにならない物は爆発させた」
香具師は超小型爆弾を掌に乗せる。
「私は願ったよ。奇跡を」
「.....さあ、お喋りタイムは此処まで。早く、第七回目の爆弾を止めなさい」
「……そして奇跡は起きた。悪魔の君とはまるで違う、神が私に天使を……!ああっ!私の人生は選ばれた人生だったんだ!私だけが……救われた」
香具師は自爆する。会場の外には、尾崎が立っていた。
「フロイデさん!?」
すると、フロイデが爆破の中からクールに現れる。フロイデは尾崎の腕を掴む。
「ちゃんと私を守りなさい.....」
「……なら、もう少し行動を制限されては……」
「貴方は私とこんな事をするのが気に入らないの?折角、怪奇事件に溺れているのに?」
「もう少し命を大切に……」
「なら、私を死なせないでよ。それが私の僕の役目よ」
「……分かりました。それで、状況は?」
「恐らく、七回目の爆破現場は私の会社。其処に天使がいる」
「天使?」
「ええ、ちょっと想定外で驚いているわ....案内してくれない?」
「自分の会社なんだから自分で……」
「.....」
「分かりましたよ……」
尾崎とフロイデは車を走らせる。
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.196 )
- 日時: 2016/09/06 18:48
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「急いで、だけど傷付けたら承知しないわよ」
「……この状況で何言ってるんですか」
尾崎とフロイデは会社に向かう。会社の前には似顔絵の人物が立っていた。
「……水掛 秀将(みずかけ ひでまさ)」
「え?」
似顔絵の人物は書物を読む。書物の名前は無題。
「……此処は貴方が……?」
「何で.....?」
「神からの命令で貴方を始末しに来ました……」
「神?何?厨二病?」
尾崎は戸惑う。水掛は本に差し込んでいた大量の爪楊枝を投げる。
「ファンタジーワールド。膨張と圧縮」
爪楊枝は巨大化する。フロイデは赤黒いダブルセイバーを出し蛇腹剣の様に鞭のように振るう。
「木製は脆いですね。しかし、神と……」
フロイデは狂気的な目をしながら水掛を刺す。
「言っておきますが、私以外にも天使はいます。……まあ私が最弱と言う訳ではありませんが……覚悟しろ……IBAH」
水掛は倒れる。フロイデは落ち着きを取り戻し、尾崎の所へ行く。すると水掛は起き上がり、フロイデの肺を膨張しながら水掛は爆弾を分子レベルに縮小させフロイデの方に投げ飛ばす。
「……爆弾を吸い込めば爆弾人間の出来上がりだ……。爆弾を膨張させスイッチを押せば……」
尾崎は水掛の元へ走りスイッチを持ち壊す。
「私はフロイデさんを死なせる訳にはいかないんですよ」
「……お前は……」
尾崎は水掛を殴る。水掛は消える。
「消えた……」
フロイデは冷静に尾崎を見る。
「僕にしては忠実な事をしたわね」
「……もう、無理ですよ?こんな怪奇事件が一日に一回起こるって……」
「まあ良い教訓になったでしょ。無断に天使や神を語ると天罰が下る事を....」
「それじゃ、水掛のあれは……」
「.....」
フロイデと尾崎はそれぞれの家に帰る。尾崎は探偵事務所で眠る。
「……そう言えば、明日は休みだ。んで、親戚の家に向かうと……。うん、怪奇事件が起こらない事を祈ろう」
朝になり尾崎は起きる。
「いつもなら私の上にヒールでS発言する女性がいるが今日はいない。何故なら私は休みだからだ。とはいえ、休みの日は親戚の家で子守りをしないといけない。確か……会うのは数カ月ぶりか。一条 マロンちゃんに一条 アイスくん。……しかし子供は可愛いな〜」
尾崎は事務所を出た途端に、フロイデが車で迎える。
「……」
「....私から逃げられると?」
「たまに海外とか行かないんですか?それなら私も一人でゆっくり出来るんですが」
「別に私は貴方といたい訳じゃないわよ。私がただ下僕を解放させたくないだけ」
尾崎はスマホを取り出す。
「……一条家には上司って話しておきますから……」
「....結構」
尾崎とフロイデは車を走らせる。そして一条の一軒家へ行く。尾崎は隣の家を見る。
「.....?」
「一条さんの話だと最近、隣の家に誰かが引っ越して来たらしいんですが全然生活感が無いな〜って思って」
「どうでもいいわよ。早く行って....」
「ああ、はいはい」
隣の家では何も無い部屋に二人の男性と倒れている女性がいた。
「彼女は自主的に超能力が使えていると考えるべきです」
「キャベツ蟹。貴様の考えでは悪は駆逐出来ない!俺はこの兵器で全ての悪を滅ぼすつもりだ」
「……」
「もう俺は鳥かごにはいたくない。永遠の時間等不要!俺の正義は神にあり」
「……そうか」
「俺の今までの時間はまるで飽きられたぬいぐるみのような寂しく空虚な時間だった……」
一方、尾崎は一条マロン、一条アイスと話す。
一条 マロン(妹)性別は女。年齢は9歳。性格はクールでコミュ障。容姿はツインテで、いつもクマのぬいぐるみを抱いている。超能力はクマのぬいぐるみを使ったら、世界が思い通り。特技はダンス。趣味はネット。
一条 アイス(兄)性別は男。年齢は10歳。性格はクールでコミュ障。容姿はいつもクマのぬいぐるみを抱いている。超能力はクマのぬいぐるみを使ったら、世界が思い通り。特技はプログラミング。趣味はネット。
マロンはぬいぐるみを持ちながらダンスをする。
「インドアだと思ったら意外とアクティブだな」
「べつに・・・インドアじゃないし・・・」
「尾崎は・・・ネットとか使わないのか?」
「俺は……あんまりかな?」
マロンは尾崎に寄る。
「浩人・・・最近は貴方の会社の調子が悪いみたいだ・・・私とクマの縫いぐるみのみみちゃんがいれば世界は思い通りになるのに・・・」
アイスは呟く。
「妹(#^ω^)!そんなに超能力は・・・だめだよ」
フロイデは尾崎に話す。
「9歳に浩人なんて呼ばれてるんだ?」
「……」
マロンは尾崎に隠れながらフロイデを見る。
「この人・・・・だ、誰?」
フロイデは自己紹介をする。
「浩人の上司であり彼は私の下僕よ」
「・・・この人悪い人?」
「……悪くは無いけど良くも無い人」
「そんな事言うんだ?後が楽しみだわ。下僕....」
「サドッ気が濃くなってません?」
マロンとアイスは父親の指示で部屋に戻る。父親は尾崎の元へ行く。
「すまないね。息子と娘は人見知りで……マロンは尾崎に心を開いているんだがアイスはマロンにしか心を開かない……。しかも、あんな調子でクマのぬいぐるみを持ちながら学校にいるんです」
フロイデは一人の人物を思い出す。
「だから学校には行かせてません。でも、私も仕事があるので……なるべく、内職で済ませたいんですが……さすがに子供二人育てるのは……」
フロイデは時計を気にする。すると、父親は隣の家の話をする。
「隣の家の人の事が気になったんですが、奇妙なんですよね……」
「奇妙!?」
尾崎は頭を抱え、フロイデを見る。フロイデは尾崎の耳を抓る。
「....別に今日は楽しく子供たちと遊ぶわよ。途中でマロンちゃんが感じている貴方の好感度を著しく下げるけど」
「……元々そんなに上がってないでしょ」
「やっぱり貴方鈍感ね?」
「そ、そんな事ありませんよ。まあ、私の人生はほとんど勉強に捧げてますからね」
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