複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: return world【オリキャラ募集中】 ( No.382 )
日時: 2016/11/30 18:41
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

暁とモルドは互いに睨みあう。

「人体実験を始めようかしら……」

「今なら許して上げます。懺悔して下さい」

「後悔するなら貴方ですわ。真っ赤な鮮血に塗れて死んでくださる?」

「……バーカ、アンドロイドに血も赤もあるかよ。そんなに赤が好きならてめえで発散しろ。おーおー、協力してやんよ。鼻か?目か?腸か?何処から血見てぇんだよ!上等じゃボケ!生き地獄見せてやんよ!」

「アンドロイドなら解体と言うべきかしらね」

モルドは金属棒を振り回し、暁の頭をフルスイングしようとする。暁は金属棒を掴む。

「アンドロイドの性能の割には殺人マシーンの感じは出てないですわね」

「殺人マシーンと一緒にすんなよ。私は製作者のペック博士からの言伝と私自身の信念で動いてんだ。お前の様な指示だけしか出来ない奴は違うんだよ。何が女王だ。三流の女王様が」

「マシンが冗談を言えるとは驚きですの。私、貴方を気に入りましたわ。機械ガールは籠の中で調教するに限りますわね」

暁は超能力を発動。鳥の籠の形をした異世界にモルドを連れていく。

「女を甚振る趣味はありませんが、この刃物でじっくり解体しますわ」

周りには大量の血が鳥かごを真っ赤に染めていた。

「大丈夫ですわ。いくら殺してもこの世界では死にませんゆえ、ただ、この世界から出た時に必ず辿る道は死ですわよ」

「……此処で貴方を殺せば問題ありません」

「この世界では私が絶対女王なのです。跪けよ、鉄屑」

モルドは金属棒で暁を突く。しかし暁はかなり腰を低くして着物を上げながら走り、そして着物を下げ左腕を手首に右腕をモルドの首に当てそのまま倒れ込む。

「……!」

「女王の命令は絶対ですわ。それは誰でも分かるはずですわよ。そんな物も分からないなんて貴方、本当にアンドロイド?あまりにも脆いわよ」

「三流の女王の命令に誰が聞くと?思いあがりも此処までくれば滑稽よ。酔狂で自己愛が強いこんな小さい世界で女王気取りなんて三流以下だね」

暁は持っていた刃物を着物から取り出し、モルドの心臓当たりに何度も刺す。

「壊れなさいよ。私の命令を聞けない者なんていらないんですわ」

「そうやって、従わない者を殺す。そんな世界、くだらないですよ。こんなので人の命が終わるんですよ!分かっているんですか!人が死ぬと言う重みが!分からねえ奴に生きる資格なんてねぇんだよ!4歳から出直してこいや!幼稚園から道徳学び直して来いよ!親いなくても、あんなにまっすぐ生きようとしてる茴香だっているんだよ!こんな世界だからちょっと道徳の規準がおかしくなってるけど!こんな世界、いらないんだよ!

力で全てが決まる?人間の魅力はいつから力だけになったんですか?

人間が創り出すのは力だけですか?それで……」

「演説はあの世でやって下さる?」

暁は呟く。

「そして世界は動き出す」

モルドは元の世界に戻り、発狂して倒れる。

暁は倒れるモルドを見る。

「綺麗事で世界なんて変えられないのよ?それにタラタラ長い演説は自己満足の元よ。さりげなくメッセージを込めるのがクールってモンですわ」

暁は扇子を仰ぎ、その場を去る。

倒れたモルドは暁を見る。

「私は……果たせばならない。約束を……ペッグとの約束を!」

すると、セヴィルトがモルドの元へ行く。

「モルド……」

「此処へ行って……此処で私を治して。そして、貴方もこの世界を変える戦士に……」

モルドは機能を停止する。

「……この世界はどうなっているんだ?」

暁は電話をする。

「モルドを破壊したか。上出来だ。これで奴等に対する組織がもうすぐで完成する。火葬地域はバッチシだな」

「我等、暁一族に栄光あれ」

「栄光あれ。さて、宇宙との外交準備がある。私はこれで」

「……」

return world 続

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.383 )
日時: 2016/11/30 21:28
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

第二十七章 ジグゾーパズルの様な世界で無機質を願った人間は旅人になり新世界を歩き始め十字架を燃やし祈りを捧げ、旅人は家族の幸せを願うも現れたのは仏か神かキリストかコーダマシッダルータかだか天の声。天の声が頭の中で走馬灯の様な感覚で脳裏を駆け巡り、あるべき結末へ導く為世界の中心で愛を叫ぶケモノ。いつのまにかケモノになった旅人は天の声と共に世界の中心で愛を叫んでも手に入れられなかった程の人生で大切なモノを探す冒険寓話。


男は祈りを捧げた。ただ、ひたすら。祈りを捧げた。

「い、妹が欲しい……か、可愛い妹が。どんな系統でも良いから……妹とイチャイチャしてえよ……」

壊れた世界で彼は家族を願う。

「いや……妹いないよ。架空の妹を願ってるんだ。なるべく、義理の妹設定を付け足して欲しい……。本物設定は変態になるから……。後、妹が三人くらい欲しい。ハーレムを……」

そう言って彼は家族を願い、一人ぼっちを恐れていた。

「だからー。もう、幼馴染でも良いよ……てか、何か……うーん……」

こうして彼の憂鬱は旅人になっても続く。彼が無機質になる時が来るのか。

「……憂鬱って程じゃないよ。ただ、うーん、姉でも良いんだよな……」

彼は家族ならば何でも良かった。彼は石や瓦礫を家族とし一人で会話をするようになった。

「……人形と会話する奴レベルで……恥ずかしいよ。寂しいよ。別に性欲を満たしたいだけだから。あ〜妹、姉のオリキャラ降って来ないかな……来る訳無いか……来ても困るし。それにさ、何行動を勝手に指示してくんの?未来の出来事実況か?うわ……このジグゾーパズルの様な世界で無機質を願った人間は旅人に……」

彼は自分の存在意義に対して恥ずかしくなった。何て俺はちっぽけな人間だと。世界の壮大さを前に己のちっぽけさを知ったのだ。

「……な、何でそう真面目の方向で修正してくんの?ならよ、こっちだって手はあるんだぞ。俺の妄想をなめんな!」

彼は…… 160cm 58㎏ 長い金髪を三つ編みで結んでいる。青と白の毛皮のロングコートに青い外套を羽織り青い帽子を被っている 手には手袋。黒いストッキングと青い毛皮のブーツを掃いている17歳、スネグーラチカを召喚する……。

「私はジェド・マロースの娘よ 控えなさい」

「ジェド?まあ細かい設定は後で考えようか。……これからは俺の妹。俺は18歳だからな。まあ中学生が良いんだけど。良いツンデレとわがまま具合。それでいて清純派。良いね〜雪の様に綺麗だよ〜」

彼はそう言って雪の精とこの世界を知る為に行動を開始する。彼は旅人でスネグーラチカはそのお供。

スネグーラチカは人間を見下す態度をとりながら、彼を見る。

「……雪の精って言ったから俺の妹じゃなくて雪の精になっちゃったよ!しかも人間設定消滅してるし……妖精になってんじゃん。俺の妹、初対面ニ分くらいで妖精になっちゃったよ」

彼はスネグーラチカの態度に気にいらなかった。しかし、妖精と言う言葉の意味を知らなかったのでそのまま世界を歩く。

「おい何、馬鹿設定付け足してんだよ。付け足すなら名前だろうが。今、1268文字くらいでまだ名前付いてないとか勇者かよ。我は勇者かよ。我、そんなに魔王とかドラゴンとか倒す気無いよ。てか、もう長編疲れるんだよ!長編は……年明けくらいまで書きたくないよ……。アイデアは出てんだよ。こんな物語書かなくてもイエスタデイ・ワンスモア5とか6とか7とか書けるんだよ。ただ、長編気合い入れ過ぎ大体空回りすんだよ!」

「誰目線なの?」

……彼はちょっとしたジョークで場を和ませようとしましたどうにもなりませんでした。

「コメディにジョークとか言うなよ」

「フン、この程度でコメディと言うなら人間はよっぽどくだらない娯楽が好きなのね.....」

「ツンツン……デレ要素が一割も無いって……」

しかしスネグーラチカの強がっている姿では無く素の姿を少しだけ見せる事でこの危機を脱しました。

「何の危機だよ。ツンデレ要素無いし。てか、ツンデレって言わないんだな。真面目とはまた違う気がするな……」

「わ、私、別にツンデレなんかじゃないんだからね!」

彼とスネグーラチカと楽しく世界の中心へ向かう。

「世界の中心?せかいの真ん中なら、『か』だよな」

「.....」

スネグーラチカは心の中でついて行けないと思った。そして彼の妄想から飛び出て自由になる。

スネグーラチカは消える。

「ちょっと待って!あ?何だよ!これ!だったらスネグーラチカと別の子を召喚してやるよ!てか、俺の目的別に世界の中心に行く事じゃないし世界の中心とか人それぞれだよ。十人十色だよ」

彼は……家族を望んだ。

「……」

……

「俺の脳裏によ。さっきから幻聴が聞こえるんだよ。俺は別にアルコール依存症じゃないし薬物依存症じゃない。まあ、妄想はいつもの事だ。女性を召喚してキャッキャウフフな事をして満たす。妄想でしか満たされないって言うのは……」

彼は妄想について少し考えていた。しかし答えなんて無かった。彼は世界の中心へ向かう。

「幻聴だよな?幻聴のはずだよ。こんな三人称視点で俺の行動を監視しやがる奴なんてよ……」

彼は自分が何者かを知りたくなった。だから彼は世界の中心へ向かう事にした。其処に答えがあるから。

「……お、俺はただ妹か姉が欲しいんだよ。妄想に浸ろう。声なんて気にしなくていい」

こうして彼の奇妙な物語が始まった。

「……物語?物語って何だよ」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.384 )
日時: 2016/11/30 23:01
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

彼は世界の中心へ向かいました。

「向かって無いって!誰だよ、名を名乗れ!」

彼は自分の名前を思い出そうとしましたが思い出せません。思い出すのは家族と雪の精、スネグーラチカの事くらいだ。彼は全てを思い出したいが為に世界の中心、ナンバーゼロに向かいます。

「……」

彼は……。

「女性を大量に召喚し、幻聴が聞こえなくなる程の精神を安定させれば良いんだよ。ハーレムだ。ハーレムを作れば俺の精神は安定する!」

彼……彼は大切なクラスメイトの事を思い出しました。

「……何!?俺のクラスメイト!?」

クラスメイトには崎峰とビリーがいた。

「....久しぶりなんだな。元気にしてるんだな」

「ニシシ!月兎以来だね〜!」

「……お、おう。長編書きたかったから直ぐに終わらせた超短編続・月兎じゃあないか……」

彼は良く分からない発言をして場を凍りつかせた。そして月兎と言う昔のマンガの想い出話も済み、彼等と共に世界の中心、ナンバーゼロへ向かう。

「ナンバーゼロって何だよ……。てか、基本パロディは幻聴の中では認知出来て無いんだな」

「んー、何か予定と違って出てきちゃったけどどうなの?私、予定だと姉役だ思うけど。まあ舞台に出られるなら良いか!」

「.....ぼ、僕もお姉ちゃん役なのか?なんだな」

「お前のキャラって……」

ビリーはとても善悪の区別がつかない恐ろしい人物。ビリーは崎峰と彼を食べようとします。

「食べようとって化け物じゃないんだから」

「美味しそうな肉なんだな。注文の多い料理店なんだな。塩付けて丸かじりなんだな」

ビリーは肉切り包丁を振り回していきます。

「うわうわ!誰が止めろよ!」

崎峰は顔を別人に変える。

「だから何だよ!」

「囮やスパイに最適だよ!」

「……今の状況には適してないな〜」

……

「……この声に従えば、俺は……」

神の導きに従えば幸せな世界が待っています。そう、ユートピアです。

「……」

妄想ハーレムに包まれる事はありません。神様の言う通りにしていれば良い。サイコロの様に周り、双六の様に従い歩きゴールへ目指す。人生ゲームと同じ。

「幻聴じゃないのか?まあ、妄想するほどバリバリ健康だし。精神不安定だけど」

あるべき結末に向かうのだ。発言も重々しく鈍く鋭い眼光で声を殺しながらしたまえ。

「……」

今までは少しコメディが強すぎたようだ。セルフパロディとかね。これからはこの世界の奇妙な旅だ。冒険だ。

「奇妙な……冒険……もしかしてオラオ……」

今まではコメディが大分強すぎた。これでは本来の持ち味である、ブラック要素が皆無になる。この世界はブラックで誰も見た事が無い物だからこそ価値がある。誰も見て無かろうがそれはそれで良いのだ。誰も見た事が無い世界には相応しいだろ。

「ラですかーっ!まで言わせろよ!……ブラック要素?ブラックって何だよそれ……」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.385 )
日時: 2016/12/01 17:55
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

彼は望むべき未来の為に世界の中心へ向かいます。神の啓示に従え。

「……声だけで邪魔しかしないとか、何のスタンドだよ!もしかしてオラオ……」

彼は神の啓示に黙って従い、世界の中心、ナンバーゼロに向かう。神様の言う通りだ。

「……もしかして悪魔の囁きって事もあるよな?ビリー、崎峰」

「知らんね!分からんね!妄想だもんね!」

「ククク....僕は今、機嫌が悪いんだな」

「そうか悪魔の囁きか。てか、幻聴だし。俺ってそんなに情緒不安定かな?」

「私達妄想と会話してる地点で精神科直行レベルだよ〜ニシシ♪」

「そうなんだな。カニバリズムレベルよりちょっと下の方なんだな」

彼は絶対に世界の中心へ向かう。絶対に。

「悪魔の囁きなら乗る必要はないもんね。俺は世界の端へ行く。何処だか分からんが。どっか行けばどうにかなるよ」

……

彼は世界の端で休憩した後、世界の中心へ行く。

「修正しやがったな……まあ良い。世界の中心へ行かなきゃ良いだけだ」

彼は世界の橋で休憩をする。

「どうしよっか?んー、コンビニでも召喚するか。妄想だけど」

彼が思いだしたのは世界の中心へ行ける不思議なドア。彼はそのドアを開く。ドアが其処にある理由はこんな世界だから時間も空間も歪んでいるからだろう。

「……」

目の前にはドアがあった。周りにいる妄想を絶ち切って全てが理想郷、ユートピア、自由になれ。彼は扉を叩くべきだ。叩かなければならない。叩けば全て夢だった事が現実になる。

この世界にコメディはいらない。

「……チッチッチ。悪魔の囁きには乗らねえよ。俺は気楽に仮想空間で妄想頑張るぜ。

この世にユートピアなんて無いし、ユートピアって何?現実なんか信じられるかよへっへ〜んだ!妄想万歳!此処こそ俺のユートピア!あ〜この世界を俺の妄想で華やかにしよう。忍者だけの世界とか東京が暴走する世界とか。何も無い世界だからこそ妄想が膨らむね〜」

彼には選択があった。しかし彼は選択しなかった。選択しない事で自分の意思を確認していた。妄想を合理化し現実を離し自分の世界に閉じこもり、彼はドアを開けなかった。

このままでいいのか?この世界はコメディで終わらせていいのか?何かを人に伝えなくていいのか?いや、誰もこんな世界見ていないだろう。

今、世界は君一人の物だ。大量の役者はいるがね。もう、君は一人だ。

誰もいない中、人形で遊んでいる自己満足に過ぎない。ああ、それはそれで良い。

私は私の中で創り出した世界をひっくり返したい。コメディにも出来るが……私が望んでいるモノでは無い。私は笑顔を見たいんじゃない。心に残る何かを見たいんだよ。

扉を開けろ。その扉は君を幸せにしてくれる。幸せになりたいんだろ。

なら、軽い世界から抜け出せよ。

暗殺者が一杯いる世界の扉を叩けよ。

「演説御苦労さまで〜す。三人称が自我持ってどーすんの。ビリーと崎峰、ポカーンとしてるよ。誰も傷付けない、俺も傷つかない。こういう世界なんだよ。此処は。妄想なら皆、優しいんだよ。人気者になれんだよー」

彼は道徳的指導をもう一回行うと自分で決めた。彼は十字架を燃やす。

「ビリー!?崎峰!?……これは……」

第二十七章 ジグゾーパズルの様な世界で無機質を願った人間は旅人になり新世界を歩き始め十字架を燃やし祈りを捧げ、旅人は家族の幸せを願うも現れたのは仏か神かキリストかコーダマシッダルータかだか天の声。天の声が頭の中で走馬灯の様な感覚で脳裏を駆け巡り、あるべき結末へ導く為世界の中心で愛を叫ぶケモノ。いつのまにかケモノになった旅人は天の声と共に世界の中心で愛を叫んでも手に入れられなかった程の人生で大切なモノを探す冒険寓話。

「……ええっ!?リセット!?嘘でしょ?」

彼は黙る。あるべき結末へ導くまで黙る。

「な、何だよこれ。てか、オリキャラ全然出て無い……出演させてやれよ。まあ、このタイミングで来ても困るけど!」

彼は黙って神の啓示に従う。

「さっきまで自我持って演説してたろ!何だよ……これ」

黙って神の指示に従い、世界の中心で愛を叫ぶ。

「……い・や・だ・ね。幻聴に惑わされる程俺は腐って無い!情緒不安定だけど!」

そんなにその軽い世界が好きか。何だよ、訳分からねえな。安い感動とつまらねえコメディがそんなに好きかよ。あーマジうぜぇ。別にさ、良いんだよ。それがてめえの答えならよ。どうぞ、この世界にずっといろ。子供騙しの漫画やアニメ、小説に浸かってろ。ぬるま湯が。

「え?え?そんなに駄目?何?コメディだせえとかキモいんだよ!バーカ、コメディ最高だよ!フィクションなんだから楽しまなきゃ損だろうが!てか、何フィクションでそんなに騒いでんだよ!何、伝えたい事とか!恋愛で重い奴レベルで重いわ!って言うツッコミ。

ドヤッ!はい、論破」

……別に俺はコメディが嫌いじゃないんだよ。ただ、この物語はコメディ路線じゃないんだ。あるべき結末とあるべき物語。お前が無駄にコメディやハーレムに走ったせいで、この世界の矛盾は広がりすぎた。

この世界はもう有るべき姿は無い。都合が良いゴーレムでもいない限りな?

「……」

この物語は、本来オリキャラ予定だった役者、スネグーラチカとか崎峰、ビリーとかと俺とお前が仲間になって一緒に世界の中心へ向かう物語だったんだよ。俺達はケモノになりながらブラックな展開を繰り広げ、最後に色々あってハッピーエンドで終わる予定だった。

俺だってハッピーエンド好きだよ?めっちゃ好き。だけど、本当の面白さや何か伝える為にはブラック要素が必要なんだよ。時には不完全燃焼みたいな終わらせ方をしてバッドエンドにしたり、デッドエンドの時もあったな。

「な、何を言ってるんだ?お前がパロディ……え?」

駄目だ、もう壊れた。お前が指示を聞かないせいで私に自我が生まれたせいで。

第二十七章 ジグゾーパズルの様な世界で無機質を願った人間は旅人になり新世界を歩き始め十字架を燃やし祈りを捧げ、旅人は家族の幸せを願うも現れたのは仏か神かキリストかコーダマシッダルータかだか天の声。天の声が頭の中で走馬灯の様な感覚で脳裏を駆け巡り、あるべき結末へ導く為世界の中心で愛を叫ぶケモノ。いつのまにかケモノになった旅人は天の声と共に世界の中心で愛を叫んでも手に入れられなかった程の人生で大切なモノを探す冒険寓話。

「また……リセット……」

彼はケモノになりながらも、人生で大切なモノを探しました。

「……」

だけど最後まで見つかる事はありませんでした。こうして一人の馬鹿はジグゾーパズルの様な世界で無機質になりました。めでたし。めでたし。

「何だよ、これ……何だこれ!そんな終わり方ありかよ……」

これが私が望んだ世界だ。この世にコメディはいらない。

俺はシリアス。誰も望んでいなくても俺は書き続けるぞ。お前なんていらないんだよ!

「……」

軽い世界?馬鹿馬鹿しい。この世界には不要だ。嫌なら他の世界に行けよ。俺は待ってるぞ。

「……」

こうして、シリアス展開に持って行こうとした三人称とコメディ展開に持って行こうとした一人称の闘いは終わりました。

お楽しみして頂けたでしょうか。私の発言は全て、ブラック展開に持って行く為の演技です。ご了承ください。始めから私の思う事をくみ取っていれば彼もこんな事にはなりませんでした。

「彼は誰もいない舞台で一人呟く」

……戻って来てくれよ。コメディ。

「貴方の人生がもし、シリアスだけだったら例えフィクションでも貴方の心に何か見えるはず。でも、貴方は其処にいるんですか?私は怖いですよ……見えないんですからね」

一人の女性は舞台に上がる。

「そして時は戻る。彼等がそう願ったから」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.386 )
日時: 2016/12/01 18:54
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

警告、これは三人称シリアス君と一人称コメディ君が繰り広げる面白さは多分、人それぞれになるんだろうなって言うストーリーです。オリキャラの出演頻度が少ないかもしれませんがご了承ください。

第二十七章 ジグゾーパズルの様な世界で無機質を願った人間は旅人になり新世界を歩き始め十字架を燃やし祈りを捧げ、旅人は家族の幸せを願うも現れたのは仏か神かキリストかコーダマシッダルータかだか天の声。天の声が頭の中で走馬灯の様な感覚で脳裏を駆け巡り、あるべき結末へ導く為世界の中心で愛を叫ぶケモノ。いつのまにかケモノになった旅人は天の声と共に世界の中心で愛を叫んでも手に入れられなかった程の人生で大切なモノを探す冒険寓話。

彼は祈った。

「妹欲しいよ〜。姉でも良いよ〜。もう巨乳でエロかったら誰でも良いよ〜」

彼は家族の幸せと欲求を願う。

「……」

彼はこの妄想から抜け出そうと世界の中心で何かを叫びたくなる。そう、この軽い妄想から逃げ出したくなる。

「何、色々勝手に言ってんだよ!は?ひふへほ。良し、召喚しよ」

彼はθ =φ(シータ・ファイ)を召喚した……

「セクサロイド……不満を解消してくれそうだ。ああ、精神が安定して幻聴が消えそうだ」

彼はアンドロイドと共に世界の中心に……

「……ゴホン。お、俺は……男になるぞ!」

彼は今すぐ世界の中心へ……世界の中心へ……ナンバーゼロ……

「ふっー……」

このままではコメディになってしまいます。貴方はシリアスでいなければなりません。何故台本通りに行わずアドリブで勝手に話を進めるんですか?貴方にそんな権利はあるんですか?私も貴方もそんな権利はありません。

さあ、作者の定められたシリアス路線に乗るんです。このままだと私までメタ発言してばっかのコメディだと思われます。

「もうなってるよ」

「そうですね!セクサロイドから見ても分かります!」

……彼とθ=φは新世界と言う名の小さな空間へ行きました。

「は?」

「承知……」

θ=φは彼と新世界を歩く。

「小さい……。こたつの中レベルで小さい」

「こたつの中にいると汗ダラダラかきますよ!」

「……しらねぇよ。お前はどっちの味方だよ……」

私はシリアスが好き。そしてコメディが好き。貴方もシリアスが好きになれば良いだけ。私が好きにさせれば良いんです。

「自我持っちゃったよ!」

彼はこたつが好きでした。私も好きです。こたつの世界は宇宙より無限大ですから。

「お前、もうコメディだよ!」

「私もこたつ好きですよ!」

「君には聞いて無いっ!酸素が少ない……」

そう、宇宙より無限大だから酸素はありません。そこにいて下さい。あるべき結末とはいけませんが私が考えた結末にはいけます。問題はありません。

「悪魔の囁きに乗る馬鹿はいない!」

「そうですね!」

そんな……θ=φと彼は……こたつから抜け出した……。

こたつの外は何も無い。

「……え?」

彼とθ=φは謎の場所へ出た。私が創り出せる妄想は声だけなのでこたつ程くらいだ。君達には世界の重さを知って欲しかったがどうやら無駄だったようだ。私はコメディや茶番が大嫌いだ。

「そんな……俺は……コメディだぞ?それを……」

「どうしたんですか?」

なら、良いでしょう。この何も無い空間で一発ギャグでもやっていれば皆、笑ってくれますよ。ああ、失笑する程のコメディだとね。コメディが望んだ世界はこれでしょ?進行を無視してまでも出したかったのがこれなんだろ?やれよ。満足したか?それとも物語の進行を無視する事がいかに恐ろしいのかが分かったのか?

まあどうせ自分の事しか自分の利益しか考えて無いんだろうけどな。

こっちは疲れたよ。君、コメディの都合で俺は物語を書いてるんじゃない。俺は俺の為に物語を書いている。シリアスの時に、コメディを出すな。場違いって気付けよ。

「……」

こんな終わり方なんて俺は嫌だよ。だが、どうせ君は別の世界へ行くんだろ?自分が悪いだなんて思っていない。むしろ、自分がわざわざ此処にいる事に感謝しろって面だろ。良いんだ。シリアスとコメディはそれくらいの関係だからな。

元から何も無い。だから俺も止めない。……仲良くなれたら良かったけどな。俺も悪いからな。コメディの要求に応えられなくて……でも、辛いんだよ。自分が自分らしくなれない事が。もうエンディングだ。いや、ゲームオーバーか。俺はシリアスを貫く。何があってもだ。

一人の女性は舞台に上がる。

「そして時は戻る。彼等がそう願ったから」


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