複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.197 )
日時: 2016/09/07 17:15
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

すると、隣の家ではキャベツ蟹と呼ばれる人間が電話をする。

「ええ、完成しました。素晴らしい兵器です。マザー教が何かしてましたが、我々の方が一枚上手だった訳ですね」

もう一人の男性は偶像に手を合わせる。

「神は俺を天使と呼んだ」

「使徒では無いのか?」

「使徒はただの神になりたかった人間だ。いや、神を名乗ろうとした愚かな人間だよ」

「……天獄?」

天獄と呼ばれた人物は書物を読む。題名は無題。

「神は正義。ならばその啓示に従うだけだ。キャベツ蟹。いや、雷電・V」

雷電・Vは兵器の調子を見る。

「……この兵器が量産出来れば、戦争で役に立つ……」

天獄は雷電・Vを見る。

「まだまだだな。問題がいくつかある。まずは、自我。兵器にも意思がある。一番いい方法は自分がアンドロイドだと思い込ませる事だ」

「何でそんな事知ってるんだ?」

「さあ?俺はとにかく敵を倒す為に運命を変えなければならない。特に……」

すると、二階からブーメランを持ったリーゼントの男が下りてくる。

「見漫間。隣の家の様子は?」

「カーテン閉まってて分からない……ブーメランで窓ガラス割りますか?それかヨーヨーで……」

「お前は駄菓子屋に売ってそうな小道具を武器にしてるのか?」

「バットは振る勇気無いし鉄パイプは壊す勇気無いし……これなら手頃かな〜って」

見漫間はヨーヨーを巧みに使う。

「ほら、エレベーター!」

部下は拍手をする。すると、兵器が起き上がる。

「兵器、クロエが……」

「わ 私はキ、キャロライン・ブランで、です.........」

キャロラインは見漫間を吹き飛ばす。

「……ぐわっ!俺の出番がっ!」

キャロラインは発狂する。天獄は分析する。

「恐らく人間の時の記憶があるのだ。問題は無い。時間経過と共に消える」

「それは良い事ですか?」

「彼女は人間時代、イジメと虐待を受けていた。誰も彼女を望んでいないし、本人も人間を辞めたいと思っているだろう。たがが兵器。取り抑えるぞ」

天獄は呟く。

「キャロラインの能力は封じた。後は徐々にコントロールをすれば……」

キャロラインは歯止めが効かなくなり壁を破壊。超能力は使えないが、戦闘
能力が上昇。天獄はあえて能力封じを解除する。

「フロイデの事は彼女の頭の記憶にトラウマのように植え付けてある。しかし、神は素晴らしい。フロイデの行く場所を先回り出来るなんて!」

キャロラインの目の前には、フロイデと尾崎、一条マロン、アイスがいた。

「・・・・・妹行くよ!」

尾崎は二人を抑える。

「……駄目だ!?クソッ休みの日なのに怪奇事件かよ……」

フロイデは考える。

「...今日は一条家で具現化を実証するはず」

「フロイデさん!?」

「尾崎、控えてなさい」

フロイデはダブルセイバーを所持する。

「いや、そこは話し合いを……」

「私の理想を邪魔する者は駆除するのみよ.....それに少し殺し合いがしたかったから」

「流石に殺人は駄目ですって!隠蔽とか道徳的に……」

尾崎はフロイデを抑えようとするが、一条達も抑えないといけないのでどうする事も出来ない。

「フロイデさん!」

「....殺意は誰にでもあるのよ。貴方なんて特に...」

一条達は熊のぬいぐるみで騒ぐ。

「妹に手ェ出したら殺す!」

キャロラインはフロイデに殺意を向ける。

「あ、貴方は、なぶり殺しに..しないと....!うあああああああ!!!」

フロイデはキャロラインを冷静に見る。

「尾崎、彼女は兵器なの。つまり人間じゃない。だから殺して何にも罪にはならないのよ」

「……」

フロイデは残忍な顔をする。天獄と雷電・Vは遠くからフロイデを見る。

「悪魔を殺せ……!」

「悪魔って、普通の美女じゃないですか!早くあれを止めないと!クロエは、宇宙人対策に開発した兵器じゃないんですか?」

「宇宙人なんていないと思うぞ?」

天獄は雷電・Vを撃ち殺す。

「お前は実に便利だった。宇宙開発の馬鹿みたいな話に乗ったんだからな」

「私は有名人ですよ?こんな事したら……」

「俺は正義だ。お前が金儲けに目がくらんだ悪ならば処分するのは普通だ」

「……折角、あの兵器を量産して宇宙人対策……いや、戦争に使えるはずだったのに」

「お前に神の御加護は無い」

フロイデはダブルセイバーを中心で二つに分ける事で二刀流にする。尾崎は一条と家の中に入る。

「何処であんな剣術習うんだよ……父親かっ……?」

一条はクマのぬいぐるみを前に突き出す。キャロラインは叫ぶ。すると、フロイデは吹き飛び家の中に入る。

「うわっ!?フロイデさんを守らないと!」

フロイデは立ち上がり尾崎を殴り気絶させる。

「....頼むわよ。さすがに殺害シーンは見せられないから」

一条達は頷きながら尾崎を何処かへ運ぶ。フロイデはダブルセイバーを蛇腹剣にして鞭のように振るう。

キャロラインはサイコキネシスを使い、フロイデを静止させ殴り続ける。

「わ、私は貴方を許しません....私の母を貴方がおかしくさせたんでしょ?」

「偽りの記憶を埋め込まれたのね。記憶なんて消せば良いのに。そしたら、私もこんなに悩まずに済んだのに」

「わ、わた、私は!母が好きでした。だけど、日に日に母はおかしくなり、私を殴った。私は願いました。何度も何度も。腕が無くなるっくらいに願ったですよ!」

すると、天獄がヨーヨーを持ちながら現れる。

「....どうして此処に」

「……神は何でも出来るんだ。お前の思考回路に潜入する事等簡単。だからお前の位置が特定出来る」

一条達はクマのぬいぐるみに念を与える。

「世界は私達の思い通り……」

天獄は突如右腕の調子がおかしくなる。キャロラインは鼻血を出して倒れる。キャロラインは呟く。

「私の家族、何処?」

天獄はキャロラインを睨む。

「兵器に家族なんて無い。お前もだ。IBAH。悪は普通、もしくは普通以上の生活なんてしちゃ駄目なんだよ。悪は捨てられたぬいぐるみの様に黙っていればいい。……悪に奇跡は訪れない。俺に神の御加護が有らんことを」

天獄は消える。残ったのはキャロラインのみ。フロイデは過去の記憶を思い出す。

「....私こそが真の」

すると、尾崎が現れる。

「……フロイデさん」

「何をのんびり寝ていたのかしら。私一人守れない下僕が」

「すみません……」

「それじゃこれからの休みは私についていきなさい。一条達は私の会社の誰かが配置してあげるから」

「……いやでも、一条の父親が……」

「家族」

「……フロイデさんは普通に家族いますからね。あの社長さんとか……」

「家族だから信用出来るなんて笑えるわ」

「……?」

「クマのぬいぐるみ」

その後、一条の父親は逮捕される。クマのぬいぐるみの中から覚せい剤が混入されたからだ。

「どうして子供のおもちゃに?」

「バレにくいからだよ。……良いじゃねえか。俺は妻に逃げられ二人の子供を子育てしねーといけないんだよ!無駄に消える学費、子供はずっとインターネットしやがるから電気代馬鹿にならねえんだよ!バイトじゃ俺の飯すらろくに食えねえ!」

マロンとアイスは尾崎の事務所に引き取られる。

「……少しくらい話してくれた良かったのに」

尾崎は親を思い出す。

「……殺意か。そう言えばキャロラインってどうなったんだ?」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.198 )
日時: 2016/09/07 18:50
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

尾崎は会社へ行き社長と会う。

「それで?水掛と言う人物とえ〜と、天獄と言う人物はいたんですか?」

「彼等が本当にフロイデを狙っていると?」

「ええ、関連性は分かりませんが」

「……しかし権力を使って個人情報を拝見させて頂いたがそう言う人物はいない」

「顔の似顔絵の照合は?」

「さすがに絵が上手くても分からない」

「……では護衛は?」

「不要だ。連続爆破事件。そして……このキャロラインの事件は偶然だ。それに、信憑性が無さすぎる。物の大きさが変わるとか……。フロイデと、いすぎで頭おかしくなったか?まあ、休んだんだから問題ないよな?」

「……」

尾崎は事務所へ帰る。すると、マロンとアイスとフロイデが紙に何かを書く。

「……これって?」

「水掛の事件とキャロラインの事件の名称を考えているのよ。私はどうでも良いんだけど、マロンちゃんとアイスくんの暇つぶしになると思って」

「名付けんの好きですね」

すると、何処かで見たリーゼントがやってくる。

「見漫間!?と……登岐目!」

登岐目は説明する。

「俺ね。今度、教育実習生になる訳よ。確か、白咲って奴と卯敷って奴と一緒にね!」

「白咲か……俺の知り合いだな。懐かしー」

「そして、教育実習生になったらこいつがいたの!ウケルでしょ!まさかの高校生!」

フロイデはマロンとアイスを連れて別の部屋へ行く。見漫間は尾崎に相談する。

「それは置いといて。実は学校で女子高生連続失踪事件が起こっているんだ。それもただの失踪じゃない。……幽霊の仕業って言う噂があるんだよ。警察も動いているが事件は進展しない。俺にはどうでも良い話なんだが……」

「……またまた怪奇事件か……」

「俺は別に興味は無いが、俺の友人がオカルト研究部でな……。ちょっと気になってるらしいんだ」

登岐目は笑う。

「お前も、オカルト研究部じゃねーか!」

「黙れ!」

フロイデはドアから顔を覗く。

「それじゃ明日、私の権力で学校に訪問するわ....今日は会社の用事があるの」

尾崎は登岐目と話す。

「とにかく、女子高生連続失踪事件について詳細を聞かせて欲しい。幽霊って?」

「つい最近の事だ。この地域で幽霊が目撃されるようになった。ある時は半透明で目だけが真っ黒。また黒い人形だったりゲル状のドロドロした物だったり。範囲は多分、九里戸市全域」

「そして同時期に女子高生が失踪したと……。関連性は不透明だな」

「でも、ある女子高生のスマホに奇妙な映像が残されていた。内容は複数の女子高生が夜中に幽霊を目撃したからテンションが上がってスマホで撮影。それ程、危険とは思わなかったんだろう。そして幽霊は黒い物体になり女子高生達の身体に乗り込んだ」

「……何でお前が知ってるんだよ」

フロイデはドアを開ける。

「中々良い事件じゃない。解決し甲斐があるわ」

フロイデは登岐目を睨む。

「何処でそんな情報を入手したのか分からないけど」

「フロイデさんも知ってたんでしょ」

「そうなんですか?」

「ええ....私の権力があればどんな情報も簡単に手に入れられるのよ」

「……其処ら辺は聞かないでおきましょう……」

高校では、一人の少女が写真部のポスターを張り出す。

「もうすぐ12月だから部員募集の時期かなって!霊犀さんも写真部に入りません?」

「部員募集の時期って毎月言ってるよね。でも、良い心がけだと思うよ!笹木 麻衣(ささき まい)」

「霊犀 結香 (れいさい ゆいか)さん....陰陽師の仕事で大変なのに協力してくれてありがとうございます!」

「あ、最近、幽霊騒ぎが起こっているから気を付けてね。私も調査しているんだけどな....全然出てこないのよ。幽霊」

霊犀の元に一人の男性が現れる。

「霊犀、昨日も被害が出たみたいだ。今度は九里戸市の九里戸大学九里戸キャンパスからだ」

砂金いさご。今日は大学付近を調査するわよ」

「オカルト研究部を全員出動させる。見漫間、羽柴、朽葉、三國、尾瀬ヶ原達……」

笹木は手を上げる。

「わ、私も行きますよ!霊犀さんにはいつも感謝してるので!」

「無理しなくていいんだよ...?」

「それに今日は色んな景色を写真に収めたいんで!別に心配しなくても良いんです!」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.199 )
日時: 2016/09/07 20:23
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

フロイデと尾崎、見漫間、笹木、数人の女子高生は九里戸大学付近を捜索する。

「……霊感ってあります?」

フロイデは尾崎の目に詰め寄る。

「沢山人殺して隠蔽してきたから....私の周り、幽霊塗れかも」

「フロイデさんは人、殺しませんよ。多分、きっと、恐らく……」

「どうしてかしら?」

「……なんとなくですよ」

笹木はフロイデと尾崎を撮る。

「今の貴方達の表情、とても良かったからつい撮っちゃった」

「あら、私が男遊びしているのがバレちゃったわ。その写真を週刊誌にでも売れば儲けが出るわよ」

「高校生に何を教えているんですか」

「私は趣味で写真を撮ってますのでお金目的ではやりません!でも、二人共自然な笑顔ですね!」

フロイデは尾崎に寄りかかる。

「ほら撮りなさいよ。もっとサービスしてあげるわ。こんな面白い事件を提供してくれたからね....良い退屈しのぎだわ」

見漫間は尾崎に話す。

「これで黙っていられる男がいるんだな……」

「フロイデさんも本気でやっている訳ではないからな」

フロイデは尾崎を投げ落とす。すると、尾崎の目の前に長い黒髪に黒い瞳 服も何も着ておらず全裸であり黒い霧が体を覆い尽くしている女性がいた。

「……ちょっと!?女性が黒い何かに取り込まれて……」

フロイデは呟く。

「違うわ。彼女こそが幽霊よ」

女性は笹木等の女子高生に黒い霧の空間を造り浸食していく。笹木以外の女子高生は腐蝕していき跡形もなく消滅してしまう。

「タス……けテ……」

いつも元気な笹木は消えゆく女子高生を見ないで恐怖に怯える。

「やっぱり.....貴方じゃないと....駄目」

「嫌.....ねぇ誰なの?君は.......何の目的で....」

「生まれたい........この世界に生まれたい.........」

すると、霊犀が笹木の腕を掴む。

「生まれ.....」

「除霊!」

霊犀は呪文を唱える。黒い霧の女性は消えていく。見漫間は呟く。

「倒したのか!?」

「一時的に追いだしただけ.....彼女の霊は強力だからまた出てくるわ」

尾崎は驚く。

「……まさに怪奇事件。これは警察が手に追えない訳だ」

フロイデは話す。

「しかも、あの幽霊はこの少女に狙いを定めたらしいわ。もしかしたら今までの事件は彼女を探す為だった....」

霊犀は倒れる。

「.....駄目。身体が.....」

「結香さん....!?」

「ほら....何やってんの。私の事より、他の友達を助けないと....そんな顔しないで....」

笹木は怯えていた。

「私も手伝う....から...笑顔で」

霊犀は疲労で眠る。笹木の顔は怯えたままだった。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.200 )
日時: 2016/09/08 13:41
名前: モンブラン博士 (ID: EBP//tx7)

本当に久しぶりですがキャラを投稿します。
自分史上最高にカッコイイキャラだと思います。

名前 トウ
性別 男
年齢 20代後半
性格 自由奔放で飄々とした掴みどころのない性格。自由であることを好むが故に他人から命令されることを何より嫌い、そもそも従うことをしない。女好きで、困っている人を見ると放っておけずついつい人助けをしてしまうお人よしの一面も。
容姿 青紫の髪と瞳を持ち、同じ色の革ジャンを素肌の上から羽織っている。かなりの男前。
能力 無数の自分自身の分身を生み出す。
特技・趣味 バイク、拳法
サンプルボイス

「生憎オレは誰の命令も聞かねぇ。自分の好きなように動くだけだ」
「自由はいいぞ、誰の命令も聞かなくていいし、自分の好きなように人生を決められるんだ」
「ハッハハハハハハハハハ……この美女はオレが頂いていくぜ! 悔しかったら奪いに来な!」
「人生は自由気ままに生きる! それがオレの見つけた人生に対する答えさ」
「権力? 最強の力? そんなのはクソ喰らえだ。オレは誰にも屈しねぇよ」
「なぜ助けたかって? ただの気まぐれさ」

備考 自由に生きるアウトローでバイクを相棒とし世界中を旅している。拳や蹴りは一撃で並の人間なら粉々になる威力を誇るなど超人的な身体能力の持ち主。無数の分身で相手を翻弄し拳や蹴りを叩き込む戦法を得意とする。一人称は「オレ」二人称は「お前」

要望 かっこよく活躍させてやってください。できればサンプルボイスをそのまま活かしてくださると嬉しいです。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.201 )
日時: 2016/09/08 17:03
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

モンブラン博士さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。

未熟ながらも活躍させる事が出来ればなと考えております。これからも応援宜しくお願いします。

此処からは本編です。

笹木は学校で写真を撮る。

「新聞部にお願いされてさ。霊犀さん!まだ撮っても大丈夫ですか!」

「構わないよ!」

霊犀は笑顔で対応する。友人達が笹木に向かって笑顔で話す。

「やっぱり霊犀さんと笹木って似てるね!明るい所が!いや〜もう生まれた時から明るかったんだろうね!」

「....うん!」

笹木は写真を撮る。笹木は昔の自分の写真を思い出す。彼女は元々内気で大人しく中学の時には友達と呼べる人はいなかった。異常に空気は苦しく、居心地や居場所等は無かった。しかし、彼女はこのままではいけないと高校デビューを果たす。こうして、彼女が写る写真は明るくなっていった。

親は現在、性格が変わり安堵している。

「……良かった……」

「……ああ。彼女自身の決意のおかげだ。決して、生まれた場所や環境で決めつけちゃ駄目なんだよ……」

しかし、笹木は苦悩する。

「やっぱり私、あの人みたいに強くなれないよ.......」

友人は笹木の表情を見て驚く。

「どうしたの?麻衣らしくないよ?演劇部にでも入るの?それかわざと?」

「わざとやってる?違うよこれが私、ありのままの私なの」

笹木は聞こえない様に呟いた。笹木は現在、霊犀と一緒にフロイデの車の中で眠りに付く。尾崎とフロイデは話し合う。

「あの幽霊の名前は未那まなと今、名づけるわ」

「……名前付けるんですか。愛着湧いても知りませんよ」

「それより、未那はもう一度笹木を襲うわ。その時に私達で捕縛。事情聴取
をする...面白そうね」

「倒すんじゃ?」

「それじゃ事件は迷宮入りよ。私は事件を解決させたいのよ」

「……確かに、それに今まで消えた女子高生を取り戻さないと駄目ですしね」

フロイデは笹木を見る。

「それに少し気になってね。笹木と未那、顔立ちが似通っているのよ。私の権力で情報操作を駆使するわ」

「……顔、見たんですか?結構霧とか凄かったんですけど」

「良いから貴方は、笹木を見張って....」

尾崎と見漫間は車の周りで見張る。

「もうすぐ夜ですよ。てか、幽霊って夜に活動するんじゃないですね」

「尾崎、これってギャラあるの?」

「お前は依頼者だよ。報酬ちゃんとくれよ?」

「……へっ?」

「後、天獄の事件とか香具師の事件とかの共犯者として警察に突き出すからな」

「……いやいや、俺まだ高校生ですよ?」

「関係無い」

尾崎は登岐目に連絡する。

「アイスとマロンの調子はどうだ?」

「……あの、帰ってこれないんすか?」

「怪奇事件が起こって無理だ。全く……フロイデさんは、何処の名探偵だよ……。で?何か問題が?」

「……無いで〜す!」

登岐目はマロンとアイスを見る。二人はクマのぬいぐるみを持って身構える。

「・・・怪しい!」

「・・・怪しい!」

「……適当人間ってこんなに嫌われるのか?」

尾崎は笹木のカメラを持ちズームをする。

「人により見える景色は例え同じでも変わって行く。同じ景色でも辛い時に見る夕日があれば、恋人と見る夕日がある。そして写真はそれを切り取ってくれる。私から見える景色は、どんな風に見えているのだろうか」

「ポエム?」

「幽霊から見える景色ってどんなんですかね?」

「霧だと思うわ....何も見えない。何もレンズからは見せてくれない....」

「……ポエムですね」

「貴方からは私はどう見えているの?」

「支配者ですよ」

「理解してくれているのね」

「……それで情報は?」

「ええ、とんでもない事が分かったわよ。笹木は....」

すると未那が再び出現。

「その体.......頂戴.........」

フロイデは未那に呟く。

「貴方はもう死んでいるのよ。怨霊はすぐに天に昇るべき....!」

「私はただ生まれ変わって生きていきたい........」

笹木は車から出る。

「わ、私が、霊犀さんを守らないと.....」

しかし、笹木は足が竦む。未那は笹木に顔を見せる。

「....!」

「貴方ってくだらないわ。生きているだけで幸せなのに.....」

未那は笹木を取り込もうとするがフロイデが阻止。

「貴方はこの笹木と言う人物がどう言う人が分かっているのかしら?貴方にとってただ一人の....」

「関係無い....私は完全にこの世に生まれる為なら.....見知らぬ姉でも憑依出来るわ。私は百年の孤独に耐えたんだもの。許してくれるよね?」

笹木は驚く。

「私が姉?私に妹なんていません....」

「事情を知らないでぬくぬくと温室の中で育ったの?そうか!だから貴方は小さな悩みで考え込んでいるのね」

「....」

「まあ良いわ。なら貴方を死にたくさせるわ。そしたら生きる気が失せて、私を受け入れてくれるはず」

「ねぇ誰なの?君は.......」

尾崎はフロイデに話す。

「早く笹木さんや霊犀さん、見漫間を避難させないと……」

「大丈夫よ」

「……でも」

「私を信じなさい、尾崎」

「……」

未那は語り始める。

「まずは私の事から話すわ。私はまず、この世界の空気を吸った事は無い。最後に見た景色も無い。生まれる前から私は孤独だった」

「.....?」

「ある所に、水商売の女がいた。その水商売の女は金を払う客が恋人で客の為なら子供を産む事さえも許す後先を全く考えられなかった女だった。客もまさか、妊娠を予測出来た訳でも無く何度も客に逃げられた」


「お、おい……まさか、本当に妊娠するなんて……。ちゃんと、避妊薬飲んだんだろうな!」

「妊娠したよ?金頂戴よ?それとも、会社に言っちゃうかな〜。貴方って無責任ね?」

女は腹を擦る。

「……ふざけんなよ……」

「なら責任取ってよ。ちゃんと貴方と私が危険日にした事なんてカメラでこっそり撮ってるんだから。……一緒に住まなくていい。生活費だけ頂戴?」

女はカメラを男に向ける。

「私から見た貴方は金にしか見えないわ」

男はナイフを持ち、女を刺す。

「……道理でてめえとする時、腹に手術の跡があると思ったよ。金の為なら子供を使うか」

「……あ。……ぁ……」

「俺は殺人さえも隠蔽出来るんだよ。何故なら俺は……しゃちょ……」

男は笑いながら、周りの人物達に連れ去られる。女は腹の中の胎児を殴り続ける。

「お前のせいだ!お前のせいだ!……クソッ。……あ、んな、クズの餓鬼なんて……金にならねえ……」

女ともう一つの生命は途絶える。

「これが殴られた時の傷」

未那は霧を消し、全裸の姿を晒す。其処には傷が大量にあった。笹木は怯える。

「それで、私が貴方の妹って.....」

「貴方、赤ちゃんの時の写真無いでしょ?それか、出生の時の写真とか」

「.....そんな」

「あのクズ女は私と貴方の母親よ」

水商売の女は、カメラで子供を写す。

「……」

男は女を殴る。

「明日までに絶対に捨てろ。俺は家庭があるんだ。お前ごときで人生狂わせる訳にはいかないんだよ」

「警察に売るわよ……」

「売ったら、お前と子供を心中させれば良い。遺書はちゃんとお前の家に置いといてやるよ」

「……貴方、捕まるね」

「大丈夫だ。俺が直接、手を下す訳無いからな。クズが。俺はお前みたいな底辺に構っている暇は無い。今度餓鬼で脅すなら、出世間近のサラリーマンにしとけ」

男は去る。女はすぐに子供とカメラをゴミ捨て場に捨てる。

「あんな男の餓鬼なんているか!バーカ!」

笹木の身体は震える。

「私は....捨てられていた」

「生きるのが嫌になったら、私の元へ来て.....楽にしてあげるから」


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