複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.467 )
日時: 2017/02/06 16:06
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

千石と霊犀とマヴロと一条と滓雅は村を出る。

「さてそれじゃ俺が城に帰還するまでで良いから仲間になって欲しい」

「勿論よ」

「旅行♪旅行♪」

「....構わないけど、貴方達は何の目的で行動してるのかしら?」

「ああ、俺達は無所属でさ、どこか雇ってくれる所を探しているんだ。村での仕事も楽しそうだし」

「成程ね」

五人は新たな村を探しながら、旅をする。

霊犀は悩む。

「どうした?」

「何か大切な人を忘れている気がする....」

「……?」

「思い出したいけど思い出せない.....絶対に遭わないと、助けないといけない人を」

「……いつか思いだせると良いな」

「はい....」

霊犀由良祁は咲川に話す。

「誰かが助けてくれるんじゃ...そして大切な事を思い出してくれる。この体を元に戻す......!」

咲川は巻物に書く。

『大丈夫』

一方、Λ=ηとθ =φはある事実に気付く。

「……!」

「こんな事があるのですか?」

「でもこれって……」

その場に盗み聞きをしていた忍者は消える。

千石達はやがてある場所へ着く。

「此処って....」

「月兎城だ」

時は滓雅達を救う前に戻る。

倒れていた村人は千石に情報を渡す。

「俺は月食のスパイ。月兎について伝達をしにきた。

Λ=ηとθ =φ。あの二人はお前等がスパイって事を知っている。

人攫いはどうでも良いが、囚われた数人を雇い月兎を殲滅させろ」

「……幹部は出ないのか?」

「俺は伝達だけしに来た。事情は知らない。だが幹部は幹部で忙しいんだろうな。お前に託したぞ」

「……」

千石達は月兎を殲滅させる為に城にやって来ていた。

「敵は手強いよ?」

「だがもう壊れている組織だ。いくら仲間と言う関係でも死ねば意味はない」

霊犀と滓雅と一条は戸惑うが、潜入する。そして彼等は座るのがやっとの屋根の裏へ行く。

「月兎が得意なのは防衛戦。だからとにかく隠れる。敵の戦法にわざわざ構う必要はない。頭領を潰せば……」

霊犀は何かを感じる。

「何かが訴えてくるのよ。この行為は絶対にやっちゃ駄目だって」

「……恩を売らないのか?」

「.....駄目。駄目だって.....」

滓雅は霊犀を止める。

「.....」

マヴロは呟く。

「こいつ等は切り捨てた方が良いね」

「……いいや、なら脅せば良い」

千石は一条の首を掴む。

「……なら一条は俺が雇う」

「・・・」

「待ってよ.....」

「貴方がそんな人だったなんて」

「忍者に仲間等いない。さて……どうする?別に月兎が滅んだらお前等なんてどうでも良い」

「....酷い」

滓雅はクナイを千石に投げる。すると、マヴロが巨大なキマイラへ変わりキマイラになった事で屋根が重さに耐え切れなくなり下に落ちる。

千石は一条を連れそのまま逃げる。

霊犀と滓雅は千石を追おうとするが月兎の下忍に囲まれる。

「くせ者!」

千石と一条はマヴロに乗る。

「・・・どうするつもりなの?」

「お前はまだ利用価値がある」

「それにしてもあの二人に警戒を集中させる事で僕等の所には忍者一人もいない。

此処まで考えてたの?」

「さて……頭領様の所に行かないと」

すると、Λ=ηとθ =φが立ち塞がる。

「本当に裏切り者だったとは……信じられませんよ」

「……邪魔する者は排除します」

千石は毒を塗った手裏剣を二人に向ける。

「……」

千石は手裏剣を投げ、Λ=ηは避け足から暗器である針を飛ばす。同時にθ =φは爆弾に火を付け放りこむ。

マヴロは一条と共に壁を壊し頭領の部屋へ向かう。千石は爆発の煙を利用して手裏剣を二人に刺し込む。

二人は千石を蹴り飛ばし、頭領の元へ向かう。

千石は起き上がる。

「時間稼ぎもここまでか」

マヴロと一条は高速で頭領の元へ行こうとする。しかし霊犀と滓雅が足止めをする。

「....何かを感じるのよ。何か....」

「私は結香を信じるだけよ」

すると、頭領の部屋から叫び声が響く。そして頭領の部屋の扉が壊される。

扉の先には怯える咲川と闇の力により暴走していた由良祁の姿だった。

そして結香と由良祁は全てを思い出す。

「どうしてこんなに大切な事を忘れていたの.....?」

由良祁は暴走し闇色の雷、闇色の氷柱を出現させ城を破壊し始める。

「出るのじゃ。我が式神。

エントロビー」

エントロビーと呼ばれる式神は由良祁の後ろに立つ。姿は真っ黒な天使。

「闇はゴミ。捨てるしか意味を成しません。ただ人間生活に出てきてしまうモノ、それがゴミであり闇。

一見、役立たずのゴミでもその大きさを扱えばゴミは世界を滅ぼせます。

さあ、意味の無い私の能力ゴミにより意味の無い世界ゴミを片づけましょう。人は皆、闇なのですから」

由良祁は結香と滓雅を襲う。

マヴロと千石は眺める。

「……月兎は壊滅。後はこいつ等の問題だ。俺達は頭領暗殺をすれば良いだけ」

「...第四勢力にならないの?」

「……知った事では無い。想定外の事には手を出さないさ」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.468 )
日時: 2017/02/07 17:33
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

結香は由良祁に叫ぶ。

「由良祁!今、助けてあげるからね」

「...エントロピーィィィィ!」

エントロピーは闇を増やす。

「霊犀結香さん。貴方は説得が得意な様ですね。由良祁とも戦わずして説得で人を救う。

素晴らしいですよ。

ただし、相手は生きる価値が無いゴミ。そう、どこにいても嫌われ捨てられる闇です。

それに対し貴方は何を答えますか?

ええ、私は貴方の答えを聞きたいのです。

殺し合いなんて物騒な事を止して、話し合いで解決しましょう。

その後は恨みっ子なしですよ。

例え、世界が滅んでも」

エントロピーは闇色の木々や土、火、金属、水を発生させる。

「貴方の能力は人間に一番必要な能力。

私の能力は人間に一番不必要な能力。

さあ、どうします?」

「....そんなの考える前に貴方を止める!」

霊犀は叫ぶ。

「六任・神羅!」

五行思想の力を全て解放する大技 体にかなりの負担が掛かるので文字通りの切り札である。

霊犀の周りには大量の札が出現し虹色に輝く。

霊犀は腕を振るえば札が飛びエントロピーと由良祁の元へ行く。

「戻って!由良祁!」

「......」

エントロピーは叫ぶ。

「良いですね!無駄の無い素晴らしい力ですよ!この力があれば私の力なんていらないですね!

でも何故、私は生まれたのでしょう。

貴方の能力があれば皆幸せです。

何故、私は此処に存在しているのでしょう」

エントロピーは由良祁の中に入る。

「六任・神羅」

由良祁の周りには真っ黒の札が大量に出現し闇色に輝く。

「闇がある理由は...人には誰にでも。

冷酷な感情を持ち合わせているからです。

そう。世界中の他人が死んでも貴方は何とも思わない」

「......」

「本当に優しい人なら、泣いて喚き死を恨むでしょう。

貴方は……偽善者……」

結香は頭を抱え泣き始める。

「私は誰も救う力が無い....目の前の由良祁でさえ.....」

滓雅は呟く。

「偽善者?まだ子供なんだから迷い傷付く事もあるわよ。

それを貴方は嘲笑う。

人には.........」

由良祁は叫ぶ。

「大切な感情があるのじゃ。それを知らない奴に支配される覚えはない!」

由良祁はエントロピーを捨てる。

エントロピーは笑いながら闇を回収する。

「では救ってみて下さい。この世界を。

誰が正しくて誰が間違っているのか。

私は世界から生まれた無駄と言う意識。

いずれ気付くでしょう。

ゴミは拡大しかしない事を」

エントロピーは消える。

「助かったのね?」

「そのようじゃの......闇は一応消えた」

霊犀達は喜ぶ。

「じゃが...闇は消えない。恐らくまた世界中の誰かが狙われている」

「私には誰も....」

「大丈夫。あの闇もいずれは救おう」

「...」

霊犀は笑う。

「あっ!一条が連れされたままだったんだ!早くあの子悪党を改心させないと!」

千石は一条とマヴロと共に咲川を探す。

「護衛の二人は毒で麻痺して動けないだろ。まあ、医療班が来たら治せる程度の毒だがな」

「どうしてそんな事を?」

「・・・」

「あ?そんな事より咲川を探せ。頭領を潰さないと制圧とは言えないからな」

すると、咲川が千石に向かってクナイを投げる。

千石は避ける。

「……人は死ぬ。その意味知ってるか?」

「……」

咲川は目を閉じる。

彼女は自分が犠牲になる事でθ=φとΛ=η、霊犀達を逃がそうと考えていた。

咲川は大量の爆弾を抱え千石達に向かう。

「……私の大切な……家族を……殺させない!」

そして咲川は爆発する。

「……一条まで巻き込むとは……そうとう切羽詰まってたらしいな」

千石達は変わり身の術で逃げていた。

咲川は生きているが、記憶を全て忘れ滓雅一族に引き取られる。

「・・・」

「心配するな。利用価値がある奴には手出ししない。お前は敵を脅すのに使えそうだからな」

すると、千石とマヴロと一条の元に爆発に駆け付けた忍者が現れる。

「・・・!」

一条は急に構える。

「お兄ちゃんの仇!」

「……?」

忍者は慌てる。

「うぐっ……!」

忍者は化け物に変化してそのまま去る。

一条は忍者を追おうとするが千石が止める。

「……誰だ、あいつは?化け物になった気がするが」

「あいつはお兄ちゃんを殺した妖術使い、虫吐き!

虫吐きは霊獣と呼ばれる生物に変化出来る」

「使えそうだな」

「....本当に?気持ち悪かったよあいつ」

千石達は忍者を追う。

そして遂に忍者を捕まえる。

「妖術使い、虫吐きだな?取引だ。一条を与えるから仲間になれ」

「……!」

一条は逃げようとするが千石は掴む。

「何をしても良い。だがその変化能力を俺の為に使え」

「貴様。マロンを何だと思っている!」

「……?」

虫吐きは身体を変化させて千石を襲う。

一条は戸惑う。

「俺は……こいつの兄貴を殺した。理由はこいつ等の両親に俺の家族を皆殺しにされたからだ。

でも……何も満たされなくて。むしろ、心に穴が開いて。

そんな時、偶然、一条を見たんだ。

そうだ。この子が俺を殺してくれれば全てが終わる。

でもいざ頼もうとすると怖いんだよ。

こんな俺でも死ぬのは怖い!」

虫吐きは一条に近づく。

「俺を殺してくれ。そして幸せになってくれ」

一条は泣きながら呟く。

「お兄ちゃんには怒られるかもしれないけど……貴方を許します。

一緒に暮らしましょう」

「……良いのか?こんな俺でも。化け物だぞ?」

「お兄ちゃんは許してくれるでしょう」

千石は二人を殺そうとするがマヴロが止める。

「忍者としての任務を忘れては駄目」

「……裏切り者は殺すべきだ」

「裏切り者?虫吐きは仲間になってないし、一条は利用していただけだよ」

「……まあ、余計な殺しはしない。クナイが錆びる」

千石とマヴロは一条達を後にする。

「しかし君一人では後二つの組織を破壊する事は不可能だよ」

「ああ、だから飢えている軍師に手を借りよう。仲は悪いんだろうが」

「ファントムと天竒だね...」

「我が月食の優秀な軍師だが、給料が高い事で有名だ。その二人を雇うぞ。月食の忍者は給料が高いから中々買えないがあの二人なら出しても構わない。俺の自腹でな」

「はいはい....」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.469 )
日時: 2017/02/08 17:56
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

千石とマヴロはファントムの元へ行く。

「最近の軍師は死ぬのが怖いから参謀に逃げたいと言う軟弱者が多いが彼等は違う。

月食が誇る軍師。

待っていたぞ、ファントム」

ファントム。南蛮人ながら月食の軍師を務めている。彼の戦略は将棋。駒を切り捨て、その隙に王手を懸けるのが得意。囲い込みも得意。

「ボクを呼ぶと言う事はかなり危険と言って良いね?」

「ああ、恐らく霊犀達が一条を取り戻す為に必死になっているはずだ。

それに霊犀達も一条の事情を知っているだろうからな。どう足掻いても俺が虫吐きに売ったと思われて殺されそうになるだけだ。

霊犀結香と霊犀由良祁と滓雅は月兎の一員として行動しているだろう。

まあ、俺の居場所が分からない場合はただの害虫だ。

まずはバレていない二つの組織、月虹と食物月を壊滅させる。月兎が弱体化した事で均衡が崩れる。

これからの不規則な流れを見極める。それがお前と天竒の任務だ」

「そうか。でも天竒を呼ぶ理由は?彼は優秀だけど、軍師が二人いると意見が違って兵が乱れる」

「……兵は俺とマヴロのみ。乱れる理由はない。それにどっちの意見も採用するからな。では天竒の元へ向かうぞ」

「……彼はボクが考えつかない様な戦略をします。その点ではボクより優れていますから……。何より自分の兵を生かす戦いをしている事です。あれは到底ボクには出来ないと言うか……将棋で言えば、歩兵すら失わずに王手を仕掛けると言う神業です。

そう将棋と違うのは戦場にルールが無い事です」

天竒はカラクリを治していた。

天竒 暮弥(あまき くれや)。文句はすぐに口に出す。ポジティブでクヨクヨしない。芸達者。人を殺しても後悔せずにポジティブだが人は殺したくない。

「おっ!千石!久しぶり!」

「ああ。月兎が残党残して滅んだ。残る二つの組織壊滅の為、協力してくれ」

「勿論、勿論!

それじゃ……始めますかね?ファントム!」

「黙って下さい。ボクは一人で十分です」

「まあまあ。前世は敵だったかもだけど、お互いそんな事忘れてさ」

「前世とは?」

「聞くの野暮じゃない?名前がね無い世界が〜」

千石はクナイを投げる。

「前世とか不確かな事で盛り上がるな。人は死んだら終わりだ。

忍者の意識を持て」

「相変わらず固いね〜もっとリラックスリラックス!」

そして千石達は帰る途中に月食の幹部イラージェスに遭遇する。

「へー。成程ね……出世したもんだよ。軍師を雇う金があるなんて」

「……イラージェスさん」

「手合わせ願っても良い?忍者の腕上がったかどうか」

「いつもの訓練所ですか?」

千石はイラージェスと訓練所にてにらみ合う。

「……来て貰おうか」

「……」

千石はイラージェスと忍者に相応しい戦いをする。

「忍者とは殺す為に戦うのでは無く逃げる為に戦う。

それを忘れた忍者に生きる道はないよ?」

「……説教は後でお願いしますよ。話しながら戦われると腹立つんで」

結果はギリギリ千石の勝利。イラージェスは笑う。

「強くなったモンだね」

「相変わらず全力じゃないんですね。全力だったら俺は負けてましたよ」

「……」

千石達は月食を後にし、月虹と食物月を片付けに行く。

そして着いたのは食物月。伊賀と甲賀が高い税をかけて下忍を縛らせている。

「……大丈夫です。

恐らく相手は弱者。ただ数が多いので敵を錯乱させるのが効果的かと」

「俺は、城を爆破する事を優先するね。

とにかく頭領を叩きだす事を目的として絞り込む。

爆弾は大量の敵の下忍が持っているはずだ」

「それでは下忍の全員に対応しなければなりません。そんな時間は無いです」

「いや?調理場から油を玄関口に引いて燃やせば爆弾と共に爆発!

下忍や頭領は忍者なら煙の臭いは分かり、逃げるはずだから頭領だけを狙って殺す!」

「……」

天竒は油を用意する。千石は考える。

「マヴロ。お前は錯乱させて俺は油を引いて燃やす」

ファントムと天竒は参加はしない。軍師はあくまでも兵に指示をするだけ。

そしてマヴロは化け物に変貌し、暴れまくる。

「....なるべく頭領の付近を狙って!」

甲賀は騒ぐ。

「……何事?」

千石は油を撒き火起こしで用意していた火を油に落とす。

さらに千石は城の中に入り油に付けてある牧火を持ち投げる。

甲賀は叫ぶ。

「ユルサナイ!おい、巻物を用意しろ!」

「……何をしてるんですか!」

「黙れ!」

甲賀は下忍を殺す。そして伊賀に呟く。

「全ては……こいつの為なんだ。

こいつが傍にいれば良い」

甲賀は式神を召喚する。

「出でよ!食物月!」

食物月。見た目は口だけ出ている月。雌。

「全てを喰らってもまだ求める男なんて強欲ね。

誰かを好きなフリはもう終わり?

病んでる自分に酔うのは終わり?

そう、全て終わり。

今度は誰の人生とどんな自分を終わらせるの?本当の自分と人生はもう無い。

さあ、始めましょう。貴方達のラストステージを!」

「皆、終わらせてやるよ。皆、俺の玩具だ!」

千石とマヴロは食物月と甲賀と戦う。

マヴロは叫ぶ。

「喰うのは僕も負けてないよ?」

「噛み砕いてあげるわ!光栄に思いなさい!」

食物月はベロを出して舐める。

千石は甲賀と交戦する。

そして千石とマヴロは勝利する。

「……僕は彼女がいれば良いんだ。

僕は……僕は……」

「……」

食物月、壊滅。

天竒とファントムの元に二人は戻る。

「……事実上、月虹の天下が決まった。が、即効で潰す。その為に……」

天竒とファントムの間にもう一人の忍者がいた。

「そいつは?」

「私はジェイコブ。南蛮の宣教師です」

「ふーん……」

「私はただの宣教師じゃありません。特別な宣教師です」

「って言うらしいから雇えよ!」

「……微妙ですね。飽く迄も自称宣教師じゃないですか」

「しょうがない。仲間にしておくか。賃金は安いぞ?」

「オッケー!」

ジェイコブ。自称宣教師。実はギャンブルに溺れた外国人。忍者の文化に理解出来ないが一応彼も忍者。

「私とギャンブルしましょうよ〜!」

「……」

「簡単です。財政的に……」

「黙れ。金に興味はない」

「……そうですか〜」

すると、ジェイコブは写真を見る。写真にはイラージェスが写っていた。

「……それはイラージェスじゃないか」

「知ってるんですか?私達は南蛮街で出会った友達です。

でも誰かに連れ去られて……行方不明です」

「いや……恐らく連れ去られたんじゃなくて、スカウトだろ。日本語まだまだだな」

「すみませんね〜。にしてもイラージェスの場所知ってるんですか?」

「ああ。俺達の上司だ」

千石達は再び月食に向かう。

イラージェスは千石の元へ向かう。

「どうしたの?また戦う?」

「ジェイコブと言う男性を覚えていますか?」

「……覚えてないって言うか知らないわ」

ジェイコブは動揺しイラージェスの元へ行く。

「お、俺だって!覚えてないのかよ!何で忍者なんかに入ってるんだ?」

「……?」

「そ、そうだ。思い出の品を俺はずっと大切にしてるんだよ。えっと……指輪!

……思いだしてくれよ。

俺と君はフィアンセだろ?」

「……」

イラージェスは倒れる。千石は考える。

「……」

「とにかく、イラージェスを運ぼうよ....」

「月食の方では無く我々で保護する」

千石達はイラージェスを保護する。その間に月虹は天下を取った事を知る。ナルシスは静かに笑う。

「……自滅しましたか。それとも……」

ベリーベルはナイフの準備をする。

「千石達か……警戒しなければ」

一方、月食について考える千石に天竒とファントムは警戒をする。

「月食に何の不満があるんですか?」

「そうそう……このまま月虹倒そうぜ。イラージェスは月食で保護するべきだって」

ジェイコブは叫ぶ。

「忍者の組織に置くなんてあり得ない……!」

「……」

ファントムと天竒は千石の元を離れる。

「月食を信用していない奴に付く気はないですよ」

「……金は返すぜ」

千石はイラージェスを見る。

「さて、新しい仲間を見つけるか」

「....君は誰に付いてるんだい。前から思っていたけど君は明らかに月食に敬意を向けていない。普通の忍者なら自分の組織しか信用せず、見知らぬ誰かを雇うなんてあり得ない」

「お互い様だろ……」

「.....」

「忍者は自分のいる組織に誇りを持つ。

だが、それは二流がする事だ。

そう、組織が消えれば残るのは空虚。誰も指示してくれる組織が無くなり迷い……自殺する。

一流の忍者とは、自分の利益の為に利用されるフリをする者だ。

まさしく猫を被る訳だ……」

「.....目的は?」

「これ以上聞くなら餌ランクダウンさせるぞ?」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.470 )
日時: 2017/02/09 16:12
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

霊犀達はある事に気付く。

「そういえば由良祁さんは闇の力が消えたら老人に戻るのでは?」

「そうじゃの。と言う事は...まだ住みついておるのかも知れん」

「......」

千石は月の光を見る。月の光は満月で千石に当たる。

「……こんな夜は何かが降ってきそう何だがな」

「千石。恐らくファントムと天竒が幹部を引き連れて来るはずだよ。どうするの?」

「迎え撃つ。向こうは恐らく俺の事を舐めているだろう。まあそうさせる為にわざわざ火起こしだの面倒な事をしてたんだ。あえて軍師に手を貸す事で自分の手の内を見せたかの様にする。自分は戦略を建てられない脳筋兵を装う。

わざわざ高い金払って良かったな。非常にラッキーだ」

「こうなる事を予期してたの?」

「可能性の一つとして残していた。まあジェイコブを基盤としてこんな状況になったのは勿論分からなかったがな」

「....君は何を信じているの?」

「俺は忍者。それだけだ」

すると、トルベルアと言う幹部が現れる。

トルベルア。軍師。事実上月食の作戦を考えているのはトルベルア。

「……」

「正面からか。良い判断だ。流石というべきだろうな」

トルベルアは日本刀を持ち千石に向ける。

「面倒だ。早く終わらせてやる」

「……だが、貴方を罠に落とせば……」

千石はトルベルアを捕まえて正面以外の場所に投げる。其処には地雷等の罠があった。トルベルアは爆発する。しかしトルベルアは変わり身の術を使い難を逃れるが爆発と同時に地雷の付近に落とさせた釘がトルベルアに刺さる。

「……」

ファントムと天竒は遠くから様子を見る。

「奇襲失敗です」

「裏切り者め……楽しくなりそうだな!」

千石達はトルベルアも治療する。

そしてイラージェスとトルベルアが起き上がる。

「……ジェイコブ」

「我がフィアンセ!」

「……」

トルベルアはこの世界に驚く。

イラージェスは落ち着きを取り戻す。

「どうやら洗脳妖術を使われてるらしいね....喰ったけど。後、トルベルア。僕と話をしよう」

「あ、ああ……」

「それと二人の身体の中に爆弾が仕掛けられているよ。

恐らく裏切った時は爆破で殺す予定だね。仲間にするなら向こうに悟られないようにしないと。尾行の可能性もあるから」

「ならば別れて行動した方が良いな」

トルベルアとイラージェスは協力をする。

「それにしても千石……月食を裏切るとは。私でさえ月食の正体は分からないぞ。それほど巨大な相手と言う事。恐ろしいよ」

「……喰らうまでよ」

すると、千石とマヴロの元に月虹からの使いが現れる。

「此処にいましたか、千石殿。早急に城にお戻り下さい。定期連絡をしていない為規則に基づき罰金を支払って頂きます」

「……後で払う」

千石とマヴロは月虹城に向かう。

そしてナルシスの元へ行く。

「随分暇をもて遊んでいたようですね。良いんです。普通なら処刑しますが私が天下を取ったので全て許します。

それで本題は貴方一人では何をするか分かりません。なので監視役を付けます」

「分かりました……」

「訓練所にいるはずですから持っていって下さい」

千石とマヴロは訓練所へ向かう。

「恐らく俺達がスパイって分かってるな。監視役は俺達が反逆の意思を見せたら真っ先に俺達を殺す為に用意した忍者。裏切る素振りを見せなければ表面上は仲間に出来るな」

そして千石は監視役の元へ行く。

「私はマシロと言います……」

「どうも宜しく」

千石とマヴロとマシロは村の税の搾取に向かう。

すると、村に千石のかつての仲間の八高 義弓(はちこう よしゆみ)と言う人物がいた。

「おお、千石ではないか」

「……八高か。お前は大名に仕えていたはずだが」

「おれは大名が殺された為フリーになってしまった。どうしたら良いのかが分からない」

「賃金は?」

「雇ってくれるのか?」

「ああ……」

八高とマシロとマヴロと千石は村の税の搾取を続ける。

「そうだ良い忍者がいる。おれの知り合いでかなり腕が立つはず」

「そうか。確かに今の所少し厳しいからな」

八高は殺生を好まない為、妖怪や残党の敵をなかなか倒せないでいた。またマシロもすぐに戦いから逃げてしまう。

四人はある忍者の元へ行く。

「名前は不束春道(ふつつか はるみち)。食物月に反逆をし未だに生きている唯一の裏切り者。処刑をしようとしても逆に処刑される。と言われる程の強者」

不束は八高を見る。

「久々だな〜。元気にしてたか?」

「まあまあだ」

「で?何の用だ?」

千石はクナイを不束に向ける。不束は避ける。

「良い腕だな。それに仲間も強い。気に入ったぞ……」

「では仲間になってくれ。賃金は……」

「金に興味があると思うか?タダで働いてやる。ただしお前が弱いと思ったら俺は辞めるぞ」

「そうか……まあ良い。行くぞ」

「....千石より上手を行くとは」

「……今の所は裏切る気はないですかね」

八高と不束は千石達が眠っている最中の見守りをする。

「忍者で生きるのはつらい……」

「そうか?フン」

「おれは殺しの世界から抜け出したいんだ」

「そんなんじゃ死ぬぞ」

八高は用を外で足す。

「……」

すると、妖怪が八高を襲おうとする。不束はクナイで妖怪刺し殺す。

「……不束」

「警戒を怠るな。お前は甘いんだよ。忍者は失敗したら死ぬ。この世界に守ってくれる奴がいると思うな」

「そんなんじゃない。

おれは敵を救いたい」

「……」

すると、大量の忍者が不束達を囲む。

「やっと見つけられた。イラージェスとトルベルアの発信機に踊らされた様ね」

「殺せ」

八高は手裏剣を大量に投げる。

「おい!武器を使うのは最小限にしろ!お前は千石達を起こして逃げろ!こいつ等、かなり強いぞ!」

八高は千石達を起こし逃げる。不束も逃げながらその場を後にする。

「……」

八高は怪我をしている不束を助けようとする。

「逃げろ!こんな敵簡単だ。俺達は忍者!命より任務!」

不束は特攻しようとするが八高が止める。不束は倒れる。

「……」

翌日、不束は治療を受ける。

「おれ、忍者向いてないのか……?」

「ああ、お前は忍者失格だ。この仕事が終わったら辞めろ」

「……そうだな。そうだ、スパイになるのはどうだ?

敵の組織に入って活動するんだ。敵を殺す回数は減るから……」

千石は八高を見る。不束は否定する。

「敵が分かっていた方がマシだ。敵が分からない中で誰を裏切るか誰を信じるか。それが重要だ。な?千石よ」

「ああ……そうだな。それにしても俺達を襲った奴等が気になるな。さてと……」

千石はマシロを脅す。

「やっと月虹の尾行を巻けた。

月虹を壊滅するぞ。これで俺の任務は果たされる」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.471 )
日時: 2017/02/10 17:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

不束と八高とマヴロと千石はマシロを連れて月虹城へ行く。

ベリーベルとナルシスは警戒する。

しかし、八高の援護射撃と不束の戦闘力には敵わない。また千石とマヴロはマシロを脅し、月虹城の頭領、ナルシスの元へ行く。

ナルシスは考え始める。ベリーベルは何かに気付き、逃げようとするがナルシスはそれを止める。

「……お前は……何を!」

「簡単です。影武者になって下さい。その為にはまず顔を焼き払い、私の服を着せる必要があります。影武者とバレないように。私の部下ならそれくらいやってもらわないと。もう、負けは確定しました。なので、頭領は自害します」

「腐ってんな。想像以上だよ」

「兵は駒です。駒は駒らしく死んで下さい!」

ナルシスはベリーベルを自害したかの様に小刀を腹に向けて刺そうとする。

「……この野郎!」

ベリーベルは抵抗し、互いに譲らない。

しかし、千石とマヴロとマシロが来てしまう。

「……千石、やはりお前が」

「マシロは返すぞ」

「……!」

千石はマシロを投げ飛ばした後にナルシスを殺す為にクナイを頭に投げる。

ナルシスは叫ぶ。

「良いでしょう!私は忍者として優れています。貴方なんか潰してあげますよ。

式神と共に!

私の最後の部下に相応しいです!

出て下さい、月虹!」

ナルシスは月虹と言う式神を召喚する。月に大きな一つ目がある。

「食物月は口。月兎は耳。そして我は目。

見えないモノを数えるより、見えるモノを数えよ。

おや?見たくないと?

残念無念。

闇に光は照らされぬ。

光に闇は照らされぬ。

見たくないなら手を貸そう。

全ての景色を闇に変え、照らせるモノを消してやろう。

我は月虹。

お主は真っ黒な虹を見た事あるか?」

月虹はマヴロと殺し合う。

ナルシスも千石と殺し合う。

ベリーベルとマシロはその場から逃亡する。

マヴロと千石は苦戦するが、ナルシスと月虹を倒す。

「……私は不滅です。不滅っ……グフッ!」

マヴロと千石と八高と不束はその場を去る。

「任務完了」

「...これからどうするんだい?僕は君と旅をする義理はないけど」

「月食に戻るなら自由にすれば良い」

「月食は主人では無いよ。僕の主人は元から一人だけ。言っておくけど君じゃないよ?」

「知らん。戻るのか戻らないのか。決めろ。戦略を立てるのも面倒なんだ」

「このまま続けるよ。主人を見つけたいしね」

「そうか。では互いの利益が一致したと言う事だな」

「君の利益は?これからどうするんだい?」

「敵を壊滅させる。月食を。その為に、滓雅一族の何人かを引き抜く」

「滓雅一族って霊犀と一緒にいた奴だよね?大丈夫なの?」

「滓雅一族の事は不束と八高が知っている」

「ああ、俺達の元大名は滓雅一族に殺されたからな。敵の情報は掴んでいる」

「情報と言えば滓雅一族は暗殺を中心に活動する一族。夜を蠢く忍者でさえ恐ろしい忍者の一族。嘗て大昔に栄えた霜月一族と同じ頃にも活動を開始していたらしい。

それで滓雅一族に依頼が出来る場所がある。其処に向かう」

千石達はそう言って地下街へ行く。

「地下?」

「小さなトンネルだけど、其処には鳴り物入りの忍者や妖怪達が集う依頼所」

八高は滓雅一族の依頼所へ向かう。

「どうも……宇寺田 羽澄 (うじた はずみ)。滓雅一族とのハーフなので苗字は違いますが滓雅一族です。依頼の用件は?」

「事情を聞かずに仲間になってくれ……と言うのは無理か?」

「構いません。依頼者には守秘義務がありますので」

「ああ……では早速一族に派遣を……」

「いいえ、私が行います。日にちが過ぎる度に、賃金は高くなりますのでご利用の際は考えて下さい」

「分かってる。では雇おう」

宇寺田は仲間になる。

「後はイラージェスとトルベルアとジェイコブを呼ぼう。恐らく、月食の追っ手から逃げている最中だろう」

マヴロは化け物になり空を飛ぶ。そしてイラージェス達を見つける。

「空を飛べるなら歩く必要はないのでは?」

「奴の妖術は消費が激しい。戦闘以外ではなるべく使わない様に指示してある」

そして千石達が眠りに付く頃。千石達の元に忍者が現れる。

「……滓雅一族を利用するとは、中々の判断だ。まあ泳がせておこうか」

翌日、千石は考える。

「とりあえず、月食が今天下を取っている。恐らく全ての領地に税を納めようと行動しているはず。そしてその後に本格的に俺やイラージェスを殺害しようと考える。

期限は短いがチャンスはある。月食を潰す」

「潰した後、君はどうするんだい?世界を支配したいの?」

「野望としては十分過ぎるが、少し違うな。

……まあ言う必要はないだろ。後は不束。頼りになりそうな仲間はいないのか?」

「……フリーランスの忍者なら一人。だがそいつは……忍者じゃない」

「....!」

「魔女と呼ばれる謎の美女らしいが詳細は不明。行くか?」

「……ああ」

「....」

千石達は魔女と呼ばれる人間の元へ行く。

「ハーイ♪」

マヴロは落ち着いた様子で魔女を見る。

「僕は気まぐれなのさ」

「あら?マヴロ?」

「知り合いか?」

「主人さ。僕は彼女の使い魔。彼女の名前はセルティーナ」

「うふふ♪宜しくね。それにしても可愛いわね。あの女の子」

宇寺田は戸惑う。

「私……ですか?」

「何か気が合いそうよ」

セルティーナ。クールで妖艶かつミステリアスな雰囲気な魔女でありその美貌から男達を魅了する 通称セティ
世界のあっちこっちに出没しており彼女の気まぐれな性格を表すように現れては居なくなるの繰り返しで人々からは謎の美女として噂されているとか
また薬剤師でもあり時折、調合した薬を町や村で売り歩いており彼女の調合した薬はよく効くと評判である
「ハーイ♪」が口癖で時折天真爛漫な一面を見せる(例えるならクールだけど明るい大人のお姉さん)
禁術で何百年と生きており(不老であって不死ではない)何故そうしているの不明 というか経歴が全く分からない

武器は魔杖斧 杖と斧が一体化した武器で長さは身の丈ぐらい装飾は豪華 魔術師の欠点である物理攻撃の低さを補う為に製作されたとか
他にも投擲ナイフを使う
戦闘スタイルは遠距離から魔法と投擲ナイフで攻撃 近距離からは魔杖斧と蹴り技で戦うオールアタッカーでアクロバティックな動きをする

175cm 68㎏/B:100(I) W:59 H:87 腰ぐらいの紫の長髪 深紅の瞳で色気のあるツリ目

頭には赤みがかったマゼンダの魔女の帽子をかぶり 首には指輪のペンダント
体は黒いビスチェのような服で大胆にもヘソが見えるくらいに豊満な胸元をざっくり開けており服に結んである紐で胸と腹の所を固定している
両腕には帽子と同じ色の袖を切り離したようなアームカバーで二の腕の辺りに銀のリングで固定して手には黒いフィンガーレスグローブをはめている
帽子と同じ色のロングスリットスカートで太股が見えるくらいのスリットが両側に入っていてさらに前にもスリットが入り中の黒い紐ビキニがチラッと見えていており気づいた時少し目のやり場に困る
ちなみにスカートには何かの紋様のような物が画かれている
脚には黒いガータベルト付きのニーソックスと帽子と同系色のヒールの高いブーツを履いてる

不束は照れる。

「……気を引き締めろ。お前が一番分かっているはずだ」

「千石……お前は修行僧かよ」

「とりあえず、今日は可愛い宇寺田ちゃんと一晩過ごしてから行動に移すべきね.........あ、寝ている所を襲おうなんて考えない事ね。今日は宇寺田ちゃんの気分だから」

「……」

マヴロは千石に笑う。

「無理だよ。彼女は強いからね。宇寺田は気の毒だが……」

「……掴めないな。まあ戦力になれば良い。別に月食が潰せれば何でも良い。

月食は強敵だ。確実に必ず残党も残らずに狩り尽くしてやる。

……さて、もうそろそろイラージェスとトルベルア、ジェイコブが……」

「セルティーナさん、滓雅一族を手にかけるなんて貴方は初めてですよ」

「可愛いわね...お姉さんと一緒に寝て」

千石は武器の手入れをする。

「……滓雅一族も警戒が必要だな」


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