二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ドタバタ逃走中4!サニーパークに封印された悪夢の種
- 日時: 2013/08/20 14:40
- 名前: りゅーと (ID: OPVNjM8g)
高尾「タイトルコールなのだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ウィッチ「四回目のドタバタ逃走中は今話題のサニーパークをモチーフにした遊園地で逃走中なのだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ワン「参加者はサニパキャラが多く、さらには作者さんの参戦とあって豪華なのだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
マリオ「話題の最新作の世界を体感しながらハンターから逃げ、賞金を手にするのは誰なのだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
緑間「お前らふざけんなああああああああああ!!!」
ヴィータ「あ、切れた;それではどーぞ;」
ミニッツ「よろしくなのだよー」
ふざけたタイトルコールでごめんなさい(笑)。
新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!ドタバタ逃走中4は中旬から本格的に始めますのでwktkしながらお待ちください!
タグ:逃走中 クロスオーバー アニメ・ゲーム・漫画 スマブラ・リリカルなのは・ぷよぷよ ポップン・黒子のバスケ キャラ崩壊要注意・オリジナル設定あり ゲストあり
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- 16:推理(その8) ( No.357 )
- 日時: 2013/03/21 20:22
- 名前: りゅーと (ID: hmBsuoTZ)
1カービィ「皆さん、落ち着いてください!死因は・・・!」
悲鳴に包まれる中、1カービィはパイラがいた部屋を調べる。部屋にはパイラの荷物と夕飯のシチューがあり、彼はそれを食べている最中だった。考えられるのは毒殺・・・!
1カービィ「(シチューに毒が・・・!?)皆さんにお話があります!停電前と停電中は何してたか教えて!」
完全に殺人である事に1カービィは聞き込みを行う。劇団員はその時の事を話をする。
マリン「私はずっとパールさん達と部屋でトランプをしてました。停電時は妖精さんと一緒にいました・・・。」
ジスト「私はクォーツ君とラルドと一緒にいたんじゃ!そしたら停電が起き、私はクォーツ君とパール君と一緒にブレーカーを上げに行ったぞ!」
クォーツ「ジストと同じだ・・・」
ラルド「私もパパとクォーツと同じよ!停電時は部屋で一人でいたわ!停電はあなた達がブレーカーを上げたから暗かったのは短かったけど、その直後にネットの悲鳴が・・・」
トゥルマ「私はトパーズ君と共に後片付けをしてたの。その時にパイラ君が夕飯の残りのシチューを全部貰って部屋へ戻って行った。パイラ君がいなくなった後はトパーズ君と一緒に次の日の献立を考えてたわ・・・」
トパーズ「僕もトゥルマさんと同じ。夕飯の後に後片付けと献立の考案。その最中にパイラ君が夕飯の残りを持っていったんだ。ちなみに僕達はずっと食堂にいたよ。」
ネット「僕は夕飯後は自室にいたよ。その途中でパイラに用事があって、彼の部屋に行ったんだ。その時に彼はシチューを食べており、パイラと会話をした後に再び自室に戻った。その時には彼はまだ生きていたが・・・」
全員の証言を聞き、メモを取る。全員のアリバイを耳に入れる中、トパーズがある事に気づく。
トパーズ「ネット君、君は何て言ったの・・・?」
ネット「僕はパイラの部屋にい・・・」
ラルド「あんたじゃないの・・・?パイラを殺したのは・・・!」
ネット「はあっ!?確かに僕はパイラの部屋に行ったけど、彼に毒なんか盛っていない!!」
ネットのアリバイに劇団員は彼を怪しむ。相手の部屋にいたという事は殺害のチャンスがある。周囲に怪しまれる中、劇団員同士の言い争いをマリン達が止めようとする。
ラルド「みんなは誰かしらといたし、停電の時間は短かったわよ!一人でいたのはあなたじゃない!」
ネット「うるさい!僕はやっていない!みんなはどうして僕を責めるんだ!!僕がプリモ・ウェールになっても評価は低いし、誰かしら認めてはくれない!全員があいつを認める・・・!どうしてもあいつに負ける・・・!そんなにあの輝きを失った宝石の方がいいのか!!」
パァン——————————
激昂するネットの一言に団長の娘は切れて彼の顔にビンタ。ネットの顔に攻撃したラルドは顔を抑えながら自室へと走る。うっすらと涙を浮かべる少女を1カービィのチームが追いかける。
1カービィ「ラルドちゃん!」
ジスト「ネット君、君はこの劇団のタブーに触れたようだね・・・」
ネット「・・・」
ジスト「念のために言うが、君は本当に何もやっていないんだよね・・・?」
ネット「僕はやっていない・・・」
ラルド「ぐずっ・・・」
1カービィ「ラルドちゃん・・・」
ラルド「パール、何の用なの・・・」
自室で涙を流す少女に彼は優しく話かける。あの刺々しい態度はなく、普通の可愛らしい少女とは変わりない。
- 16:推理(その9) ( No.358 )
- 日時: 2013/03/21 20:23
- 名前: りゅーと (ID: hmBsuoTZ)
1カービィ「あのような場だと、ラルドちゃん達が疑うのは無理ないよ・・・」
ラルド「私、人が死んだ恐怖でおかしくなって・・・」
1カービィ「(精神的に弱ってる・・・)ヴィータ、黒子、交代。エリオとウィッチ、来て。」
エリオ「事の成り行きは分かったよ。確かに三日間はドットさんとパイラさんを殺した人がいる中で過ごす事に怖いと思うもん・・・」
ウィッチ「ラルドの気持ちは分かるわ。それとこういう時には落ち着くべきよ・・・慌てて犯人を刺激させるとかえって悪化しちゃうからね・・・」
両者の話を聞き、ラルドを落ち着かせる。すると、ラルドは泣き止み、三人に顔を見せる。
ラルド「ありがとう・・・ちょっと落ち着いたわ・・・」
1カービィ「よかった・・・お部屋にお茶があるから飲まない?お茶を飲めば落ち着くからさ・・・」
エリオ「なるべく一緒にいるから・・・」
ラルド「そこまではいいわ・・・ふふっ」
1カービィ「よかった・・・ラルドちゃん、一つだけ気になる事があるんだけど・・・」
ラルド「何?」
1カービィ「この劇団で何があったのか教えてくれる?ちょっと気になってるんだけど・・・」
初日のジストとクォーツ、先ほどのラルドの態度で劇団ジュエルドリームに何かがある事を薄々気づいていた。彼女はその事を語る事に迷うが、ついに口を開いた・・・。
ラルド「実はこの劇団にはマリン同様に才能があった劇団員がいたの。その劇団員の名前はサフィ、前団長ルビリオの一人息子であり、当時のプリモ・ウェールだったの。」
ウィッチ「知ってますわ。滅多にいない逸材とも言われており、光り輝く宝石とも言われてましたわ。」
エリオ「異国の地にいたけど、彼の活躍は海外にも伝わってた。テレビで見たけど、あれは本当にカッコよかった!」
1カービィ「僕も彼の事は聞いた事がある。一度は劇を見に行きたいとは思ったけど、時間がなかなかなくて・・・」
ラルド「彼の舞台を見るとなるとチケットなんて売り切れちゃうわ。だけど、彼は二年前にあったラピスの館の火災に巻き込まれて大怪我を負い、左目と視力を失った。その時から彼は輝きを失った宝石とも呼ばれ、出番は減るものの、彼の才能はまだ輝いていたわ。あのネットよりも数倍マシよ・・・」
1カービィ「サフィさんにとっては災難だね・・・。って、ここで火災があったの!?みんなは大丈夫だった?」
火災の事を聞くと、彼女は首を振った。二人があのような反応になる理由も分かるが、何かが突っかかる・・・
ラルド「その時にオーディションがあって、そこには多くの合格生がいたの。その時にサフィは合格生の一人を助けて大怪我をし、彼に助けられた合格生以外の全員は焼死・・・。」
ウィッチ「オーディションで火災・・・!?多くの人が亡くなった・・・!?」
エリオ「その時にサフィさんは怪我しちゃったんだ・・・。ねぇ、火災の原因って何だったの?」
ラルド「火災の原因は食堂からだったの。ある劇団員が合格生やパパ達への差し入れを作っている最中にガスボンベが爆発しそれが引火して広がった。ボンベ自体は古かった事を知らず、それが火災の原因となった・・・。この火災でサフィの不幸はまだ終わらなかった・・・!」
1カービィ「・・・?」
ラルド「その数か月後にサフィが覚醒剤を服用して自殺したのよ・・・!」
待機組(すみません、これは逃走中ですか・・・;)
ワルイージ「ネットの話が本当ならば、アリバイは成立してないか・・・?」
ウルフ(ウ)「ワルイージはネットが違うと思うのか?」
メタナイト(桜)「私もワルイージと同じ意見だ。一人となったと言えど、何者かがネットを犯人にしようと何らかの手段で毒を持ったのではないか・・・?」
つかさ「そんな事って出来るの・・・?」
ルルー「その手段があるならば、全員のアリバイがある中で殺人も可能ね・・・」
幽香「衆人環視殺人事件とアリバイ殺人事件・・・」
疾風の音「シャレにならないな・・・」
1カービィ「・・・」
エリオ「1カービィさん大丈夫ですか・・・?」
1カービィ「すみません、いきなり殺人が起きたせいで脳がパニックになっちゃった・・・;」
ウィッチ「無理もありませんわね。推理をする前にその脳を休ませましょう。あなたがパニックになるとまずいですわ。必要な事は書き込むので休んで。」
二日目深夜に起きたパイラの殺人について情報をまとめると、1カービィはそのまま眠りこんだ・・・。
ゴォォォォォ・・・
1カービィ「ふわぁ・・・おはよう・・・」
エリオ「おはようございます・・・と言っても、二日目の昼三時ですけどね」
1カービィ「僕、そんなに寝てたの!?」
本の中と言えど、十分に寝た一同は再度情報をまとめる。初日のドットの衆人環視殺人、二日目深夜のパイラのアリバイ殺人事件。ステージのリールと穴の擦れ、停電時の毒殺事件、立証されるアリバイ・・・。ここまで分からないとなると、ヒントビックを使う事を決める。
1カービィ「ヒントをちょうだい!一気に二つ使わせて!」
ウィッチ「ヒントは・・・」
・登らずともスイッチを手元に置け
・毒は確実に逃げ道を奪う
エリオ「・・・?」
1カービィ「最初のヒントはシャンデリアので、二つ目は毒殺のか・・・手元・・・?逃げ道・・・?」
- 16:推理(その10) ( No.359 )
- 日時: 2013/03/21 20:24
- 名前: りゅーと (ID: hmBsuoTZ)
貴重なヒントを得るとすぐにスケブに書き込む。スケブはほぼ真っ黒になり、白いページはどんどん減っていく。何か掠りそうであるがどうしても結びつかない・・・。再度聞き込みをしようと自室から出る。
1カービィ「食堂に行ってみよう。そこに人がいると思うから・・・」
ウィッチ「ええ。そのついでに食事でもしましょう。」
エリオ「あれはマリンさんとトゥルマさんとクォーツさん・・・?」
食堂にはマリンとトゥルマとクォーツの三人がいた。声をかけると彼らも気づき、手招きをする。
トゥルマ「パール君、相当疲れてたから朝は起こさなかったの。お昼の残りでも食べる?」
1カービィ「別に構いませんよ。外はまだ荒れてるね・・・」
マリン「今は台風が遅く進行中だからね・・・紅茶、飲みませんか?今、用意してますので。」
クォーツ「俺にも一つくれ。ネットの奴は本当にやっていないのなら、あそこから出られないはずだ。」
1カービィ「あそこって?」
クォーツ「特殊な部屋にネットを閉じ込めたんだ。このラピスの館は劇団が持つ前はある貴族の館であり、その館の一室は特殊な鍵でロックされた部屋だ。当時はその部屋は罪人を裁く拷問部屋という説もある・・・。」
マリン「彼が無実である事を信じましょう・・・!」
エリオ「そのお部屋にネットさんを閉じ込めたんですか・・・。そのお部屋って鍵が特殊と言ってましたが、どんな鍵ですか?」
マリン「鍵って、そこにありますよ」
マリンの示す指の先にはテーブルの上にある黒オパール。オパールの中でも希少な黒オパールは輝きを煌めかせており、それは人々の目に大きく映る・・・。
ウィッチ「すごい大きいですわね・・・!黒オパールは小さい粒でも数百万しますし、この大きさだと・・・!?」
トゥルマ「大げさね。実はこの宝石は価値はそこそこの程度しかないんだけど、この黒オパールがネット君がいる部屋の鍵穴にはめ込むの。要するにこれが鍵。しかも、外しか開けられないからね?」
団長の妻の言葉を聞くと黒オパールの事とネットの部屋も書き込む。つまり、ネットがいる部屋は密室だ・・・。
1カービィ「ネットさんも大変だね・・・。その鍵はこれだけですか?」
クォーツ「鍵はそれだけだ。スペアはない。ちなみに黒オパールはここにずっと置いているし、交代しつつ鍵を預かっている。」
1カービィ「つまり、鍵はここにしかないんだ。あと、ネットさんはいつになったら部屋から出れるんですか?」
トゥルマ「三日目の朝にネット君が出られるかな。当分の間は監禁状態になっちゃうけど、みんなが怪しんでいるのから夫がこれを考えて、ネット君も夫の案に賛同したの。」
完璧な密室である事を分かると1カービィ達に食事が出された。用意されたのはインスタントケーキとジャムと紅茶であり、ジャムはトゥルマの手作りである事が分かる。食事を食べようとする中、彼はある事に気づく。
1カービィ「あれ?トゥルマさん、イチゴのジャムの色が薄くないですか?」
トゥルマ「確かにそうだわ。いつもなら真っ赤なのにちょっと色が薄いわね・・・」
一方、密室にいるネットは相当苛立っていた。理由は自分が犯人扱いされた事と夜の出来事。十分な怒りの種に彼は壁を蹴る。
ネット「どうしてここで来て台風で足止めされるわ、犯人扱いされるわ、ラルドにビンタされるわ、密室に閉じ込められる話で最悪だ!しかも、連続で人が死ぬなんてないだろ・・・!」
ネット「ドットとパイラが死ぬって事は理由がどう考えても「あれ」しかないだろ・・・!」
1カービィ「・・・」
マリン「・・・」
クォーツ「・・・」
トパーズ「・・・」
1カービィは目覚めてからずっと食堂にいた。理由は黒オパールの見張りと誰かと一緒にいたいだけ。ちなみに少し前に作者達はネットへ差し入れの時にクォーツ達に同行し、例の部屋へ行く。部屋につくと黒オパールを鍵穴にはめ込み、そこで鍵が開く。鍵が開くと中にはネットがおり、彼は差し入れを受け取る。そして、黒オパールが外されるとロックがかかった事を確認。完全に密室だ・・・。
1カービィ「時刻はもう夜の九時だね。そろそろ、ネットさんにご飯を持っていきましょう。」
ヴィータ「そうだな。黒オパールを借りるぜ。」
マリン「分かりました!きゃっ!」
トパーズ「大丈夫?」
黒オパールを床に落とし、慌てて左手でキャッチをするマリン。宝石に傷がない事を確認すると、ネットがいる部屋へ向かう。
トパーズ「ネット君、食事を持って来ましたよー。ネットくーん。」
ノックをしても相手の声は聞こえない。密室から音がしない事に嫌な予感を覚えた一同は大急ぎで黒オパールを鍵穴にはめ込み扉を開ける。そこには・・・!
1カービィ「ネットさん!」
そこには首から血を流し息絶えたプリモ・ウェールの姿が・・・!これで三つ目の殺人・・・!
カービィ(桜)「これさ、犯行が不可能じゃない・・・!?」
当麻「どういう事だ・・・?」
Troy「だって、扉は宝石で認証されるタイプで、鍵穴は外しかないじゃん!」
ヨッシー「ネットがいる部屋を開ける場合はあのオパールがないと・・・!」
MAHOKO「これって・・・密室殺人・・・!?」
- 16:推理(その11) ( No.360 )
- 日時: 2013/03/21 20:25
- 名前: りゅーと (ID: hmBsuoTZ)
トパーズ「嘘でしょ・・・!?」
1カービィ「落ち着いて!このお部屋に人を近づけないで!」
同行した劇団員に場を落ち着かせようと指示を出すと部屋を調べる。死因は喉を切って失血死であり、凶器は近くに落ちている剃刀。
黒子「首から失血死と剃刀です!」
1カービィ「密室で殺人なんておかしい・・・!どうして・・・!?」
必要な事をメモすると作者はある事に気づく。それはネットの首の傷。首に出来た無数の傷跡から鉄の匂いがする真っ赤な液体が流れているが・・・
1カービィ(おかしい・・・傷跡に何か違和感がある・・・)
1カービィ「最後のヒント」
三つ目の殺人にうんざりする彼はヒントブックの最後のヒントを使用。記されたのは・・・
・見た目に騙され決め手は万能な方
ついに全部のヒントを使い終えた。あとは自力で解くしかない・・・!
1カービィ「もう一度調べ直そう・・・何か見落としているかもしれないし・・・」
事件を起きた順を調べようと、最初に一階のホールへと向かう。ホールのシャンデリアや地下を調べ、何度も確認をする。全員が見ている中での殺人方法を考える中、ヒントブックのヒントを思い返す。
「登らずともスイッチを手元に置け」「長い歴史で空いた穴は今の華やかな舞台の光で影を照らす」
1カービィ「まさか・・・!」
何かを閃いた彼は地下で見た擦れがある穴に目印を付け、再びホールに向かう。地下の天井とホールの床が繋がっているため、目印はすぐに見つかった。その場所は擦れがある穴と席があり、その席を見た瞬間、彼はにっと笑う。
1カービィ「シャンデリアの謎が解けた・・・!次は・・・!ウィッチ、お願いがあるんだけど手伝って!」
ウィッチ「お任せを!」
今度は食堂の方に向かい、宿泊中に出たゴミを調べる。ゴミの中からあるものを取り出すと、ウィッチの博識分析スキルを使って調べさせる。それの結果を見た時・・・
「毒は確実に逃げ道を奪う」
1カービィ「毒殺の理由が分かった・・・!ねぇ、ウィッチにお願いがあるんだけど、君は宝石関連の博識はどれくらいある?」
ウィッチ「そうですね。鑑定クラスはほぼマスターしてますわ。あなたが言いたい事は何となく分かりますけど・・・」
1カービィ「じゃあ、手伝ってくれるよね?これで密室の謎は分かったけど、最後の違和感の正体が・・・」
次々とトリックが明らかになり、犯人がほぼ掴めるがどうしてもあと一手が必要だった。その一手が大きな決め手となるが、何なのかぼんやりとしか出ない・・・。焦る中、1カービィは小さな段差で盛大にこけてしまい、パートナーのエリオの服を掴んでしまう。
エリオ「うわぁ!?」
1カービィ「いてて・・・ごめん!大丈夫・・・」
彼はとっさに右手を前に出したせいで右手が相手の服を掴み、エリオも転ぶ。瞬時に謝罪をし怪我してないかと確認する。だが、この時に出した右手がきっかけで、違和感の理由が分かった・・・!
「見た目に騙され決め手は万能な方」
1カービィ「傷跡の理由は・・・!」
ジスト「パール君、用事ってなー・・・」
黒子「ミスディレクション!イグナイト!」
ジスト「うわぁ!」
最後に劇団員から話を聞こうと1カービィは部屋に呼ぶ。部屋に呼ばれたジストが室内に入ろうとした瞬間、黒子がお得意のミスディレクションとイグナイトで部屋に立てかけていた掃除用具が倒れた。それを見た団長はとっさに右手を出して防ぐ。
1カービィ「ちょっと!危ないじゃない!怪我したらどうするの!?」
黒子「ごめんなさい(ジストさんは・・・」
一言相手に謝ると再び話を聞く。その後、他の劇団員も同じように黒子が掃除用具を倒す。この迷惑行為に相手は怒ったりビックリするが、それは事件の一手となる・・・!
1カービィ「君が犯人だったとはね・・・」
ラルド「犯人が分かったの・・・!?」
- 16:推理(その12) ( No.361 )
- 日時: 2013/03/21 20:26
- 名前: りゅーと (ID: hmBsuoTZ)
台風が通り過ぎた三日目、1カービィが犯人が分かったと言葉を聞いた全員はホールに呼び出された。呼び出した本人は席に座っており、冷静な顔つきでスケブを持つ・・・。
ジスト「パール君、犯人は誰なんだ・・・?」
1カービィ「今からそれを説明するね。クォーツさん、ステージの方に行ってくれませんか?」
「立つ場所はシャンデリアが落ちた場所」と指名されたクォーツはステージの方へと歩く。そこには死体があった場所のため、少しは気味が悪い。
クォーツ「死体があった場所だから気味が悪いな・・・!」
ぽふっ
エリオ「クォーツさん、いきなりでごめんなさい」
クォーツ「え・・・?」
上の方を見ると腰に紐をつけた槍騎士見習いが脚本家の頭の上に落下。妖精の登場に初日のシャンデリアの事件を思い出す。全員がいる中でどうやって・・・?
1カービィ「これね、僕が犯人と同じやり方で人形を落としたの」
ペンチを取り出す作者に一同はざわつき始める。彼らとは対照的に1カービィは手に持っているスケブに絵を描きながら説明を始める。
1カービィ「犯人はシャンデリアを落とす仕掛けを作ろうとワイヤーを鉄骨に一時的に固定。それを地下の穴に通し、自分の座る席のボルトにワイヤーを引っかけた。これで仕掛けは完成。つまり、犯人はリールの所に行って切ったんじゃなく、自分の所にワイヤーを手繰り寄せたんだ!」
トゥルマ「手繰り寄せてた・・・!?」
ウィッチ「あとはドットさんがシャンデリアの下に来たと同時に自分の席にあるワイヤーを切れば・・・」
ラルド「あの時みたいにシャンデリアを落ちてくる・・・!じゃあ、あんたが今やったのも犯人がやってた手口・・・!?」
ワイヤーが長かったのと穴の擦れはシャンデリアの仕掛けのために生じたもの。ワイヤーは別の場所にも通したため長くなり、穴の擦れはシャンデリアの重さで引っ張られていくワイヤーが引きずられたために残った。つまり・・・!?
ジスト「じゃあ、パール君が座っている場所って、犯人が座ってた場所・・・!?」
トパーズ「そこの席に座っていたのは・・・!?」
彼の座っている席こそ、犯人が座っていた席だと驚くと同時にその席に座っていた人を思い出した。ずっと席に座っていた1カービィはようやく立ち上がり、スケッチブックの絵を見せた。その絵には犯人の画像が・・・!
1カービィ「そう、犯人は君なんだよ。マリン!」
そう、事件の一連の真犯人はマリンだった・・・!あの美しいプリマドンナの正体は三人の劇団員を葬った宝石だった・・・!
1カービィ「マリンさん、君は表ではプリマドンナを演じていたが、裏は残酷な殺人鬼でネットさん達を殺した。君のその演技力にみんな騙されたよ・・・」
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