二次創作小説(新・総合)

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少年教師有!
日時: 2024/10/16 18:51
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

いくちゃんです!

ナンバーズ更なるスピンオフ作品!

このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。

先にメインとなる登場人物だけを紹介します!

例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!

担任・岡田有

副担任・岡田栞

出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子あいさかれいこ

2番・影主人公・石井悠馬いしいゆうま

3番・サブ主人公・石田陽斗いしだひろと

4番・人気ヒロイン・岩村江子いわむらきみこ

5番・助太刀ヒロイン・岩村小いわむらわか

6番・影ヒロイン・氏家流うじけとも

7番・メインヒロイン・大西楓おおにしかえで

8番・正ヒロイン・岡朝子おかあさこ

9番・対抗キャラ・岡崎友人おかざきゆうと

10番・禁断ヒロイン・岡田泉おかだいずみ

11番・主人公・窪一輝くぼかずき

12番・見守りヒロイン・久永春クーエイシュン

13番・百合っ子・木谷心乃枝こたにこのえ

14番・定ヒロイン・小宮春奈こみやはるな

15番・謎ヒロイン・桜咲愛さくらざきまな

16番・分析ヒロイン・佐々木歩ささきあゆむ

17番・空気ヒロイン・田中莉桜たなかりお

18番・一時期ヒロイン・谷川燕たにがわつばめ

19番・噂主人公・千葉雄樹ちばゆうき

20番・準一時期ヒロイン・長野渚ながのなぎさ

21番・準空気ヒロイン・難波千里なんばちさと

22番・隠れヒロイン・牧野恵花まきのあやか

23番・モブヒロイン・牧野恵子まきのけいこ

24番・噂ヒロイン・博士瞳はかせひとみ

25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜はせがわちはる

26番・悪キャラ・真鍋絵理まなべえり

27番・昇格ヒロイン・宮里刹那みやざとせつな

28番・準ヒロイン・麦田午希むぎたまき

29番・対抗ヒロイン・麦田部子むぎたもとこ

30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴よつばすみれ

31番・謎キャラ・モア・ワコール

32番・裏ヒロイン・岡村冥おかむらめい

33番・悪主人公・寺坂糸成てらさかいとな

34番・悪ヒロイン・新井蘭あらいらん

35番・未来ヒロイン・牧瀬凛まきせりん

36番・ミイラヒロイン・真中まなかルン

37番・サポーターキャラ・前田恋まえだれん

38番・サブヒロイン・前川まえかわロン

39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜たかはしまお

40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美さとうまなみ

41番・サポートキャラ・茂本紬しげもとつむぎ

※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)

Re: 少年教師有! ( No.256 )
日時: 2025/04/10 22:48
名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)

出席番号250番・有との将来(昇格ヒロイン・宮里刹那)

刹那「初対面の時は大変だったな・・・」

回想

刹那「えっ?(先生?)わぁ!」←階段を踏み外す

有「危ない!」←駆けつける

刹那「あっ!」

有「良かった!」←何とか頭が地面すれすれでキャッチ

刹那「えっ?」

有「大丈夫ですか?」

刹那「ええっと、キャアアア!」

有「えっ?どうかされました?僕、なんか余計なことしてしまいましたか?」

刹那「あっ、すみません!」

有「えっ?」

刹那「すみません!すみません!許してください!許してください、お願いします!」←土下座

回想終わり

刹那「今思えば恥ずかしい!ってかその恥ずかしいことをしようとしたんだよね・・・」

カードを手に取る

刹那「このアーティファクトで、先生を見つけることは出来る。
   でも、もし先生が好きな人が私では無かったら?
   私はどうするのだろう?
   諦めて先生の好きな人とキスさせる?
   それとも自分が上書きして自分の物にする?
   私は一体どうするんだろう?」

刹那『確かに、先生と恋人に成って、
   あんなことやこんなことをして、
   家庭を作って、
   一生を共にする。
   それは皆思ってる理想論!
   でも、先生自身が私を本気で好きと思ってないなら・・・、
   それは本当に真実の愛なんだろうか?
   勿論、自分が1番!が良いけど、
   先生が私以外の誰かを好きならその人と一緒の方が先生にとっての幸せなんじゃないだろうか?』

刹那「仮に・・・、仮に朝子さんだったら?
   う~ん、なんか納得・・・
   仮に小ちゃんだったら・・・、
   可愛いから仕方ない・・・、
   歩ちゃんだったら・・・、
   元気一杯だからまあ分かる・・・、
   愛さんなら・・・、
   強くてカッコ良くて頼りがいがあって・・・、
   なんか私とはレベルが違う人だから色んな意味で勝てない、勝てっこない!
   江子だったら・・・、
   それでいっか!親友が取るのならむしろ嬉しい!
   冥ちゃんだったら・・・、
   なんだろう?お似合いだけど、敗北感が強いのは何で?なんか負けたくない!
   委員長だったら・・・、
   絶対取られたくない!あの人だけには譲りたくない!
   牧瀬さんだったら・・・、
   これも嫌だ!何でぽっと出の人に?これじゃ漁夫の利じゃん!
   古さんなら・・・
   妙に納得だけど、勝てそうかな?
   長谷川さんだと・・・
   分かんない!そもそもそこまで関わり無い!
   舞桜さんだと・・・
   別の意味で勝てない!
   真中さんは・・・、牧瀬さんと同じく負けたくない!」

刹那『ただ、勝つためにはこれを使うべきかな?
   いや、ダメダメ!皆正々堂々と戦うって誓ったんだから!約1名怪しいけど・・・』

刹那「そういえば、仮に先生と結婚したら・・・」

モワモワモワモワ・・・

ガチャン!

有「ただいま」

刹那「お帰りあなた!」

チュッ!

刹那「お風呂にする?ご飯にする?それとも・・・、わ・た・し?」

有「お風呂で!」

刹那「分かった!私も準備するね!」

有「えっ?」

カポーン!

有「いい湯だな」

ガチャン

有「えっ?」

刹那「お背中流しに・・・」

有「もう洗ったよ!ってか何で勝手に入ってきたの?」

刹那「何言ってるの?夫婦なんだから裸の付き合いくらい当たり前よ!」

有「いやいや、狭いよ!それに夫婦で入ってる家庭ってあるかな?」

刹那「あるところはあるんじゃ?」

有「相当少数派だよ!」

その後

有「ううっ・・・、髪まで乾かしてもらった・・・」

刹那「なんでそんなに落ち込んでるの?」

有「男として、夫としてのプライドが・・・」

刹那「私はあなたを支えることに生き甲斐を感じているんです!だからあなたが好きだからやってるんです」

有「ですが、自分で出来ることはやらせて欲しいな」

刹那「そうですか・・・」

ダイニング

有「刹那さんが作る晩御飯はいつも美味しそう!お風呂上がりには最高の至福の時間だよ」

刹那「ありがとうございます」

有「刹那さん、僕らは夫婦なんだから敬語禁止で!」

刹那「そう言う先生も、『さん付け』禁止で!」

有「『先生呼び』も禁止!」

刹那「あなた、はい、あーん!」

有「えっ?」

刹那「ほら、早く!」

パクッ!

刹那「どう?」

有「君の気持ちが嬉しくて味なんか分かんないよ!」

刹那「もう!」

チュッ!

刹那「今夜は寝かさないよ!」

有「今夜もの間違いじゃ?」

それから数日後

刹那「あなた見て!母子手帳!」

有「それって?」

刹那「あなたはあと何ヵ月かしたらパパになるのよ!」

有「やったー!男の子?女の子?」

刹那「それはまだ分からないし、敢えて聞かない!産まれてくるまでのお楽しみとして取っておきたい」

有「分かったよ!」

それから数ヵ月後

ガラガラガラガラ・・・

有「こんにちわ、永久とわちゃん!」

永遠「アバババ!」

刹那「すっかりメロメロね!」

有「そりゃ初めての娘だから!絶対娘は嫁にやらんぞ!」

刹那「もう親バカなんだから!」

零「出産祝い持ってきたよ!」

鶴「可愛いい、可愛いい、弟が、あんな小さかった弟が・・・、お母さんから誕生日プレゼントとして貰った弟が、遂にお父さんに成ったのね!」

一「鶴ちゃん、重いよ!」

有の母「本当に孫の顔が見れて嬉しいわ!孫が成人するまで生きるわよ!」

愛「そんなこと出来るの」

零「出来ないことは無いけど・・・」

鶴「お母さん、私を13の時に産んだからな!」

刹那「13歳?早すぎませんか?」

鶴「色々合ったのよ!色々ね!」

零「出来ちゃった婚だもんね?」

刹那「今の年齢は?」

鶴「私を13で生んで、その6年後に零が産まれたから・・・、まだ40代?」

零「余裕でひ孫見れる年齢じゃん!」

刹那「有先生のお母さん若すぎます」

鶴「う~ん、それより初孫は有が先だったか・・・、
  でも、初ひ孫はうちの子供達が・・・」

零「そもそもお姉ちゃんに子供居たっけ?」

鶴「いつか作るのよ!そう言う零は?」

零「今のところ余裕無し」

鶴「刹那ちゃん、うちの弟を宜しくね!見捨てたりしたらただじゃ済まないんだから!」

刹那「も、勿論です!」

零「有も浮気なんかせず、ちゃんと一途に刹那ちゃんを大事にするのよ!」

有「勿論そのつもりだよ!当たり前じゃん!」

モワモワ・・・

刹那「って私はなんてことを考えてるのよ!しかも普通は出来た方を妄想するんでしょ?なんで出来る前を妄想してるのよ!しかもなんか段階踏んでるし、なんでこんなはしたない内容なのよ!」

刹那『でも、子供は娘が欲しいかな・・・、
   私と先生の子なら難関高校はおろか、難関大学・・・、いやもしかしたら外国の学校に入学決めちゃったり?』

放送「間もなく、花火の打ち上げまであと1分です!」

刹那「あっ、早く先生を見付けないと!でもどこに居るの?」

放送「あと30秒前!」

刹那『早く、早く探さないと・・・、土俵にすら上がれない!』

目の前に有らしき人物

刹那「あっ、あの子が!でもダミーの可能性も・・・」

放送「10,9,8,7,6」

刹那「もう時間がない!一か八かこの先生に掛ける」

放送「5,4,3,2,1・・・」

ヒュ~~~~・・・

刹那有先生、失礼します!

ドーン!

チュッ!

刹那『これで、これで皆と同じ土俵の上』

逃げる有?

刹那「先生、ありがとうございました!あなたと結ばれることを信じて待ってますから!その時はどうかよろしくお願いいたします!『出来れば江子でも構いません!私がダメだった時は江子の事を頼みます!』」

次回は裏ヒロイン・岡村冥

Re: 少年教師有! ( No.257 )
日時: 2025/04/10 22:48
名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)

出席番号251番・有との将来(裏ヒロイン・岡村冥)

冥「ハアー・・・、なんかアイツ変わっちゃったな・・・」

鶴「何が?」

冥「お姉さん!」

鶴「何をやってるの?」

冥「ええっと・・・(この人ブラコンだからな・・・、知ったら吐血しそう・・・)」

鶴「まさか、有のお嫁さん決めだったり?」

冥「なんで分かるんですか?」

鶴「当てずっぽうだったんだけど・・・」

冥「だとしても正確すぎです!どこかで見てましたか?」

鶴「だって私はあの子のお姉ちゃんだもの!あの子の顔を見れば大方想像付くわ!」

冥「驚かないんですか?」

鶴「驚いてるわよ!まだ年齢は小学生なのに、あんな年上の子達に・・・、むしろあの子達が有を誑かしてるんじゃないかって疑うわ!」

冥「って言っても、あの人達との年の差は零お姉さんと同じだから5歳差ですよね?」

鶴「そうだとしても生徒と教師!本来は恋愛してはいけない関係よ!」

冥「いや、お姉さん達も校長と理事長でありながら、同級生に恋してますよね?」

鶴「生徒兼だし!肩書きだけ貰ってるからセーフよ!」

冥「ちなみにですけど、もし仮に私が有と付き合ってたら?」

鶴「他の子ならなんかあれだけど、冥ちゃんなら私は大歓迎よ!」

冥「えっ?」

鶴「だって有と幼馴染みだし!有のストッパーには持って来いだし!面倒見良いし!他の姉弟妹共仲良いし!
  きっと家が賑やかに成ると思うわ!」

冥「あの、それって2世帯で暮らすってことですか?」

鶴「2世帯じゃないわよ!3世帯以上で暮らすつもりよ!」

冥「どこの由緒正しき家なんですか?!むしろ土地の方が広いですよ!」

鶴「だって、私もお母さんも妹や弟達と離れたくないもん!だったら皆で1つの土地に大きな家を建てて、そこで皆住む!」

冥「まあ、私もそれは悪い気はしませんよ!」

鶴「有と冥ちゃんが結婚か・・・、どんな甥っ子、姪っ子が生まれるんだろう?」

冥「伯母さんに成りますけど、良いんですか?」

鶴「良いわよ!むしろ大体おじやおばは弟妹の方が先だから!」

冥「でも、有との将来か考えたこと無かったな・・・」

鶴「小学生なら、そんなものよ!むしろまだまだ早い話よ!ちなみに子供の数は?」

冥「そうですね、多い方が賑やかかなあ・・・」

鶴「そうね!でも多いと経済的な話とか人口密度的に大変なのよね・・・、食費も1万越えるのが当たり前だし、充分に食べられる可能性なんて低いし・・・」

冥「ああ、じゃあ2人から4人までですね、う~ん・・・」

モワモワモワモワ・・・

冥の娘(高校生)「おはようお母さん!」

冥「芽留おはよう!受験頑張るのよ!」

芽留「お母さんの子供何だから余裕よ!」

有「その余裕が命取りに成ったりするんだからな!勝って驕らず負けて腐らずだぞ!」

芽留「分かってるわよ!」

冥の息子「本当、姉ちゃんって頭カッチカッチだな!」

芽留「何ですって?勇斗!」

勇斗「父さん、母さん、おはよう!」

有・冥「おはよう!勇斗!」

芽留「あんたちゃんと勉強してるの?私あんたが勉強してるとこ見たこと無いんだけど?」

勇斗「やってるよ!」

冥「そうね、ちゃんと点数は取ってくるのよ!100点とは言わないけど・・・」

芽留「あんたね常に満点取れないと世の中生きていけないわよ!」

勇斗「そう言うとこだよ!世の中テストだけじゃねーんだよ!」

芽留「お父さん!お母さん!」

有「いや、勇斗の言う通り!だよな?八期兄さん?」

八期「そうだな、この僕なんか平凡な点数で生きて来れたんだから!」

零「そうだよね!世の中テストの点数だけでは測れないものだってあるもんね!」

芽留「零伯母さんまで・・・」

有の母「いや、あなたの場合は零に支えられて生きてきたからじゃないの?」

八期「お、お義母さん?」

芽留「お祖母ちゃん!」

有の母「確かに勉強は必要ね、やってて損は無いわ!でも芽留、学校の授業とか抗議だけに集中してると、人とのコミュニケーションが疎かに成るから気を付けなさい!」

芽留「どう言うこと?」

八期「頼れる友達が居ないからいざと言う時に助けを呼べる相手が居ないってことさ!僕はそれを経験してるからつくづく頼れる人が必要だと感じるよ!」

零「私は?」

八期「いや、零ちゃんでも頼めない事の時だよ!」

有の母「まさか、浮気じゃないでしょうね?」

八期「コミュ障の僕が浮気なんかします?」

鶴「でも、あなた『女の子と仲良くなる確率が高い』って自慢してたじゃない!」

零「しかも、実際そうだったし・・・」

冥「お義兄さんそうだったんですか?」

零「だって、女の子約20人に好かれてたからね!」

冥「凄い!」

八期「一応、ちゃんと1人に絞ったからか!」

零「と言いつつ、8人~11人で悩んでたくせに!」

八期「本気恋愛は3人までだったよ!」

零「しかもうちの妹まで居たし!」

鶴「従姉の愛海ちゃんも入ってたわね?」

零「しかも最終候補にも入ってた」

勇斗「へー、伯父さんモテモテだったんだ!」

八期「気付いてなかったけどね!」

零「気付いてない振りしてたんでしょ?」

八期「まあ、色々合って・・・」

冥「ほら、立ち話ばっかりしてないで朝ごはん早く食べないと!遅刻するわよ!」

勇斗「そうだった!」

芽留「遅刻しちゃう!」

八期「自慢じゃないけど、伯父さんは昔皆勤賞だったんだよ!」

芽留「そんな人探せば沢山居るでしょ?」

勇斗「俺だって取ったことあるぜ!」

芽留「バカは風邪引かないって言うしね!」

勇斗「誰がバカだよ!」

八期「いや、いくらいじめられても、風邪を引いても、インフルエンザでも学校へ行ってたぞ!」

2人「自慢に成ってない!」

零「だから、最初から『自慢じゃないけど』って言ったじゃない!むしろうちの人の十八番よ!」

勇斗「つまんねー!」

芽留「大迷惑じゃん!」

零「実際そのせいで学級閉鎖になった!」

全員「ハハハハハ!」

モワモワ

鶴「あなた達夫婦の生活は?」

冥「いや、こんな賑やかな家族の方が面白みがあるなあって!」

鶴「子供は一姫二太郎?」

冥「最初は娘が欲しいですね、お姉さんは?」

鶴「私も最初は娘かな?そう言えば何をしてるんだったっけ?」

冥「有を巡って・・・」

鶴「3Dの生徒達と争ってるのよね?」

冥「はい、そうですが・・・」

鶴「具体的にはどんな勝負をしてるの?」

冥「ええっと、それは・・・」

放送「間もなく、花火の打ち上げまであと1分です!」

冥「あっ、花火の伝説に乗っかって・・・」

鶴「有と唇を交わすのね!冥ちゃんならOKよ!」

冥「ありがとうございますお姉さん!それじゃあ頑張ってきます!」

鶴「グッドラック!」

放送「あと30秒前!」

冥「もう、なんでこんな時に限ってアイツは居ないのよ?偽物すら見当たらない!」

目の前に有らしき人物

放送「10,9,8,7,6」

冥『まさか、アイツじゃ?でも時間がない!一か八かよ!』

放送「5,4,3,2,1・・・」

冥「有!」

有?「えっ?冥ちゃん?」

ヒュ~~~~・・・

ドーン!

チュッ!

冥「『これが本物の筈、分からないけど・・・』有!またあとでね!」

有が去った後

鶴「冥ちゃん!」

冥「お姉さん!」

鶴「キスどうだった?」

冥「有とは出来ました」

鶴「良かったじゃない!」

冥「ただ、それが本物かどうかまでは分かりません」

鶴「どう言うこと?」

冥「言ってませんでしたが、有を狙う参加者に人数合わせてるので、本物+偽物=参加者の人数なんです!参加者は私含めて13人居ました。
  ですから、確率は1/13です!」

鶴「それでも可能性があるかぎり私は冥ちゃんを応援するわ!」

冥「お姉さん!」

次回・対抗ヒロイン・麦田部子

Re: 少年教師有! ( No.258 )
日時: 2025/04/15 21:32
名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)

出席番号252番・有との将来(対抗ヒロイン・麦田部子)

部子「有先生!」←でかい声

サッサッサッ・・・

部子「いや、なんで遠ざかる音なんですか?!」

犬太「部子姉ちゃん、有から嫌われとるんちゃうんか?!」

部子「何ですって?!」

犬太「だって普通呼ばれたら偽物でも近づく筈やで!偽物すら逃げるってことは・・・」

部子「これは博士さんに抗議ですわ!」

瞳「呼んだ?」

部子「ちょっと!どう言うことですか?先生を呼んだら皆私から遠ざかるんですよ!」

瞳「ああ、いくら偽物でも先生のオマージュだから、ある程度先生の共通項も入ってるの!」

犬太「それって?」

瞳「先生の好みの人に近付いたり、苦手な人から離れたりと本物の先生の性格も多少入ってるわ!
  あくまで多少だから、どの個体がどんな反応するかは私にも分からない」

部子「ならば、なぜ1人も私の前に?」

瞳「それは・・・、有先生が・・・」

部子「有先生が?」

瞳「委員長の事が・・・、」

部子「私の事が?」

瞳「大嫌いだから!」

部子「ハア💢💢💨」

瞳「これは相当嫌われてるね!全員逃げるんでしょ!逃げた数によって好感度が分かるから」

犬太「ハッハッハ!姉ちゃん有にどんだけ嫌われとんねん!」

部子「いいえ、きっと先生は照れ臭いんですわ!」

2人「えっ?」

部子「私はとてもボンキュボンと言うグラマラスな体型をしていて・・・」

犬太「どちらかと言うと人間辞めてる感じやけど・・・」

部子「うるさいですわ!それに、勉強もスポーツも出来る文武両道の完璧超人!」

瞳「それを自ら言う人はただの高飛車!ナルシストって八期君言ってた!
  真の完璧超人は『当たり前の事を当たり前にやってる』って言うよ!」

部子「お黙りなさい!そんな雲の上の存在な私に『釣り合わない』と思って逃げてるのでしょう!」

犬太「そう思い込める部子姉ちゃんが羨ましいし、このメンタルだけは尊敬するわ!」

瞳「まあ、こういうどんな状況でも自分の都合の良いように解釈できるのが委員長の長所であり短所なんだけどね!」

部子「私に憧れて良いんですよ!」

千里「犬太君は憧れてるんじゃなくて、呆れてるのよ!」

部子「何ですって?」

午希「本当に、どんなネガティブに成りそうな状況でもポジティブに変えられる委員長って凄いね」

部子「それは褒めてるんですか?」

千里「それより、部子は先生と結婚したら・・・」

午希「千里姉!それは・・・」

瞳「絶対長くなります!」

千里「どうするつもりなの?」

部子「そうですね・・・、う~ん・・・」

犬太「なんや、結婚したい言うてる割には先の事何にも考えて無かったんか?」

午希「犬太君だけには言われたくない台詞だと思う」

犬太「どう言うことや!」

部子「いや、ありますよ!あるにはあるんですが・・・」

犬太「じゃあ、言うてみいや!」

部子「やりたいことが多すぎて、何から話して良いのか?」

バタン!

犬太「どんだけ話すつもりやねん!」

午希「出来れば手短に!」

部子「何を言うのですか?私と有先生の愛の巣作り計画を・・・」

千里「でも、長々と話すと花火間に合わないわよ!花火上がるまでもう30分も無いのよ!」

部子「それもそうですね!花火に間に合わなかったら本末転倒ですわ!」

瞳「どうせなら探しながら話しません!話してる途中に先生が見付かるかもしれませんよ!」

部子「それもそうですね!先生を探しつつ私と先生の将来について話しましょう!」

午希「あくまで未来の話だからね!」

モワモワモワモワ・・・

とある高級レストラン

部子「先生、ここお高いのでは?」

有「何を言ってるんですか?委員長さんは慣れてる筈ですよ!」

部子「ですが・・・」

有「気にしないで下さい!それよりここから見える景色をバックに食べる料理は美味しいですね」

部子「そうですね」

食べ終わり

2人「ごちそうさまでした」

有「あの、委員長さん?いえ、部子さん!」

部子「は、はい、な、何ですか?」

有「これを受け取って下さい!」

パカッ!

部子「こ、これはもしかして?」

有「僕と結婚して下さい!」

部子「ありがとうございます!それならこの後ホテルへ行きましょう!」

有「はい、勿論!」

1週間後

リーンゴーン!リーンゴーン!

かつてのクラスメート達「おめでとう!おめでとう!」

それから10年後
とある一軒家

有「本当にこんな家で良かったの?」

部子「むしろ、あの家が広すぎるんです!それに、私は朝子さん達みたいな庶民の生活にも憧れてたので!」

有「そうなんだ」

部子「それにあなたには、人に作って貰う料理よりも私が作る料理を食べさせたいから!」

有「部子!」

部子「それに、こういう家でないと家族との時間が出来ることはありませんからね!」

部子の息子(10歳)「父さん、キャッチボールしよ!」

有「孝太!分かった庭でやろうか!」

部子の娘(7歳)「お母さん、私お料理したい!」

部子「智子、誰に作るの?」

智子「お兄ちゃん!」

部子「あなたは本当にお兄ちゃんっ子ね!」

智子「私、お兄ちゃんが大好きなんだもん!」

部子『よく聞く、
   父親は息子とキャッチボール
   母親は娘と料理
   これが一般家庭の憧れ光景なのですね!』

智子「お母さんどうしたの?」

部子「フフフ、今が幸せだなって思ったのよ!」

モワモワモワモワ

部子「と言う感じですわ」

午希「思った程普通だった」

千里「部子、庶民の生活に憧れてたんだ」

部子「お金持ちも大変なんです!確かになに不自由無く過ごせて、
  使用人と言うメイドや執事とも仲良くなれたりしますが、
  両親と一緒に過ごせる時間は1年に1回あるかないか!
   大体片方だけの時が多いですわ!
   家族皆で過ごせる時間なんて10年に1回あるか、合っても1時間も満たない短い時間、下手したら10分何てことも・・・」

午希「わあ!私は最近お父さんが鬱陶しく思う時あるのに・・・」

千里「何々午希ちゃん、反抗期?」

犬太「俺は物心付く前から捨てられてたから親の有り難みとか分からんわ!」

午希「もっと可哀想な子居った!」

部子「だからこそ、私は子供を育てるなら、休日は常に一緒に居たいと思ってるのですわ!平日は仕事ですからね」

午希「まあ、仕事しないと子供育てられないし!」

犬太「仕事か、俺どんなこと出来るやろうな?」

千里「犬太君は、力自慢だから、体力が主本の仕事なら向いてそうじゃないかしら?」

犬太「例えば?」

午希「引っ越し業者とか?」

犬太「俺は、強い男に成りたいんや!」

千里「じゃあ、少林寺拳法とか習う?」

犬太「なんやそれ?」

放送「間もなく、花火の打ち上げまであと1分です!」

千里「部子!時間じゃない?」

瞳「早くしないと願いが通じませんよ!」

部子「そんなこと分かってます!ですが、肝心の有先生がどこにも見当たらないんですわ!」

放送「あと30秒前!」

部子「有先生!どこに居るんですの?居るなら返事して下さい!」

目の前に有らしき人物

部子「居ましたわ!」

有?・ササッ!

部子「ああ、逃げないで下さい!有先生!決してなにもしませんから!」

犬太「嘘付け!」

午希「キスするんだよね?」

部子「こうなったら・・・」とう!

放送「10,9,8,7,6」

有?・ガシッ!

放送「5,4,3,2,1・・・」

ヒュ~~~~・・・

ドーン!

チュッ!

千里「あれって・・・」

午希「委員長が明らかに10歳の少年を襲ってるよね?」

瞳「端から見れば逆セクハラですね!」

部子「やりましたわ!やりましたわよ!これで私と有先生は・・・」

香「あなたちょっと良いかしら?」

部子「えっ?」

栞「いくらなんでも、あの体勢で少年の唇を奪うのはどうかと思うわ!」

部子「そ、そんな!」

その後部子は先生達から雷を落とされたとは言うまでもない!
その文化祭後、別件で2週間の自宅謹慎を言い渡されたのはまた別の話

次回は未来ヒロイン・牧瀬凛

Re: 少年教師有! ( No.259 )
日時: 2025/04/15 22:44
名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)

出席番号253話・有との将来(未来ヒロイン・牧瀬凛)

凛「どこにも居ない!」

ロン「あっ、凛じゃん!」

凛「ロン!あなたこそこんなところでなにやってるの?」

陽斗「それは勿論、文化祭の都市伝説を達成するために来たのさ!ここら辺なら花火がはっきり見えるって、皆集まってきてるし!」

ロン「黙れ!私は別に都市伝説とか信じてないから!」

流「その割にはさっきリップクリーム塗ってたのはどこの誰だったかしら?」

ロン「氏家流!なんであんたが?!」

流「さっきトイレ一緒だったから」

悠真「お待たせ!待った?」

陽斗「全然!」

陽斗「おうおう、委員長コンビも花火の伝説か?」

悠真「それを信じて何が悪い?」

流「こう言うのは好きな人と一緒に居れることが大事なのよ!」

ロン「全然と言っときながら、1時間前には来てたくせに!」

流「あなたも私の事見てるじゃない!」

ロン「たまたまよ!たまたま目に入っただけ!
   それより凛はさっき『どこにも居ない』とか言ってたけど、誰を探してるの?」

凛「ええっと・・・、それは・・・」

陽斗「そう言えばさっき先生の大群を見付けたな!」

凛「どっち?」

陽斗「なんか知らねえけど、委員長の叫び声が聞こえた後くらいに一斉に委員長の声とは反対方向に向かって走ってきたんだよ!」

凛「それでどこら辺?」

陽斗「人混みだったから、方向わかんねー!」

流「そう言えば、小や歩達が有先生を巡って争うって言ってたけど、まさかあなたも参加してるとか?」

凛「あっ、ハハハハハ・・・」

ロン「そう言えば、あんた途中で裏切ってたもんね!」

陽斗「お前が言うか!」

ロン「私はあんたに心は許しても、裏切ってはない!
   それで、なんであんなチビに惚れちゃったのよ?」

凛「実は・・・」

ロン「実は?」

凛「キスされたから・・・」

4人「えっ?」

ロン「ハア💢💢💨あんた、あんな少年にキスされたから好きに成りましたってどんだけチョロいのよ!
   何?キスされたらおっさんでもお爺さんでも良いわけ?」

凛「勿論、だれかれ構わずってわけでもないよ!」

陽斗「そもそもなんで先生とキスする事に?」

凛「実は、スパイで朝子さんに変装していて・・・、先生の近くに居ると、先生と朝子さんに対する信頼とか、絆と言うものが感じ取れたんです」

悠真「ああ!」

流「確かに!そんな感じあるよね、あの2人!」

凛「そんな気持ちを知った直後くらいに、皆さんに正体がバレかけ、拘束され尋問を受けました。」

ロン「それでなんでキスまですることに成ったのよ?」

凛「実は、埒が明かないと思った谷川さんが、私に向かって撃ってきたんです」

3人「怖!」

凛「本人曰く、怪我しても心乃枝さんに治して貰えば良いと・・・、ですがそれでもダメだと主張した先生に守られて、本物の岡さんか確かめる為に先生が私にキスをしてそのまま仮契約を・・・」

流「つまり、自分を守る形で仮契約したから・・・」

凛「はい!こんな私を仲間と思ってくれて・・・、その瞬間から有先生の事が頭から離れなくなりました!」

陽斗「凄いなあ、人は恋をするとここまで変わってしまうのか!」

悠真「かなり特殊な例だと思うが・・・」

ロン「まあ、それは良いとして、あんた仮にあの子供先生と結婚するとするじゃない?」

凛「うん!」

ロン「その後、どうするつもり?」

凛「どうするって?」

ロン「だから、結婚生活と言うか新婚生活!あと子育てとか!」

凛「あっ、考えてなかった!」

ロン「無計画か!」

凛「まあ、流れに任せようと・・・」

ロン「そんなんだと、見捨てられるわよ!せめて、計画でも良いから、あの子供先生との結婚生活を想像してみなさいよ!」

凛「分かった」

モワモワモワモワ・・・

ガラガラ

有「凛!」

凛「あなた!」

有「ビックリしたよ!今日生まれるって!言ったら仕事休んだのに・・・」

凛「だって、迷惑かな?って・・・」

有「仕事より、君の体の方が心配だよ!夫として側に居たかったよ!」

凛「ごめんなさい」

有「いいよ、それより赤ちゃんは?」

凛「ここよ!」

有「ちっちゃいなあ!女の子かな」

凛「ええっ、そうよ」

有「可愛い娘だな!生まれてきてくれてありがとう」

凛「それより名前どうする?」

有「そうだな・・・、僕と凛の名前から取って、
  命名・優愛ゆり何てどうかな?」

凛「優しい愛と書いて『ゆり』良いじゃない!この子は私達以上に優しくて愛のある子にそだって欲しいわ!」

有「そうだね」

1年後

優愛「マーマ!」

凛「コラコラ、優愛!危ないからこっち来ちゃダメ!」

優愛「マーマ!マーマ!」

有「コラ!優愛!お母さんは今優愛のご飯を作ってるから邪魔しないの!」

優愛「マーマ!」

有「ほら、こっちでパパと一緒に遊ぼう!」

数分後

優愛「パーパ!」

有「おうおう、楽しいか?」

優愛「キャハハハハ!パーパ!しゅき!」

有「えっ?優愛今なんて?」

凛「優愛!あなたのご飯が出来たわよ!」

優愛「マーマ!」・トコトコトコトコ・・・

有「おい、優愛待ってくれ!もう一度『パパ好き』って言ってくれ!」

優愛「マーマ!だいしゅき!」

凛「えっ?ママの事が大好きって?」

優愛「マーマ!」

凛「ありがとう!ママも優愛の事大好きだよ!」

有「おい、優愛!パパは?」

優愛「?」

有「何でだよ!もう一度言ってくれよ!」

モワモワモワモワ

凛「ってな感じかしら?」

陽斗「まあまあ一般的だな」

流「ほのぼのするわね」

ロン「ふーん、娘が欲しいんだ」

悠真「俺は元気に育ってくれればどっちでも良いかな!」

流「私は女の子かな!」

陽斗「俺も娘が欲しい!」

ロン「私は絶対息子!」

凛「なんで?」

ロン「コイツ(陽斗)が娘に浮気しないように!」

凛「娘に嫉妬してどうするのよ!」

ロン「そうでなくても、溺愛のしすぎで、金銭感覚がおかしくならないように!」

悠真「いや、陽斗に息子が出来たら、陽斗に似て黙ればイケメンなのに、飛んだナルシストに成ると思うぞ!」

流「確かに!言えてる!」

陽斗「どう言うことだよ?」

ロン「確かに、その可能性は十分考えられるわね!」

陽斗「ロンもかよ!俺そんなに信用無いか?」

3人「うん!」

陽斗「おい!でも、悠真や氏家に子供出来たら、
   息子なら悠真に似て真面目系だけど貧乏性、
   娘なら氏家に似て融通の聞かないオカンみたいなくそ真面目委員長だな!」

流「融通の聞かないオカンみたいで、くそ真面目な委員長で悪かったわね!」

放送「間もなく、花火の打ち上げまであと1分です!」

凛「ヤバいあともうすぐじゃない!」

ロン「あんた後ろの建物とか見てなかったの?」

陽斗「そんなこと言われたって・・・、あっ!確か校舎の方から委員長の声が聞こえた筈!」

流「だったら、校舎を背にして走るから、あっちの方角ね!」

放送「あと30秒前!」

凛「じゃあ、行ってくる!」

ロン「頑張りなさい!絶対負けるんじゃないわよ!」

凛「分かった、ありがとう!」

タッタッタッタッタ・・・

目の前に有らしき人物

凛『あっ、あの人じゃ無いかしら?取り敢えず一か八か行ってみよう!』

放送「10,9,8,7,6」

凛「先生!有先生!」

放送「5,4,3,2,1・・・」

ヒュ~~~~・・・

ドーン!

チュッ!

凛「私はあの時からあなたを、心から愛しています!
  この気持ちがあなたに伝わりますように!」

ロン「これで上手く行ったわね」

流「いや、あれがダミーって可能性もあるからね」

ロン「ハア?何それ?」

悠真「先生競争率高いから!」

流「偽者のダミーを作って、全員可能性があるってのを誤魔化すんですって!」

陽斗「成る程!1人だと、答えすぐ分かるもんな!」

次回は運動ヒロイン・古永春

Re: 少年教師有! ( No.260 )
日時: 2025/04/16 21:39
名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)

出席番号254番・有との将来(運動ヒロイン・古永春)

私は永春!

実は私の家系には結婚する時の条件がある。
それは自分より強い男でないと行けないことだ!

理由は自分を守れる程強いものでないとと言う理由である。

永春「どうすれば良いアル?!」

寿美鈴「何をそんなに叫んでるのですか?先生と花火を見るのではなかったんですか?」

永春「それは、そうアルが・・・、花火が打ち上がった瞬間に・・・、ううっ・・・」

モア「何ですか?ちゃんと言ってくれないと伝わりませんよ!」

永春「口というか・・・、く、唇を・・・」

寿美鈴「キスですか?」

永春「なんで普通に言えるアル?」

モア「体育会系なのに、キスだけで悶えるって、どれだけ初なんですか!?」

永春「キスするのって緊張しないアルか?」

寿美鈴「それは意識したら緊張はしますが、言葉にするのはまだ普通かと・・・」

モア「むしろ子作りよりマシですよ!」

永春「いやいや、だってキスしたらあたしのお腹に子供が!」

寿美鈴「出来ませんよ!」

モア「えっ?キスしたら子供出来ると思ってたんですか?まさか、だからキスに戸惑って・・・」

永春「だって、春奈が言ってたアル!」

寿美鈴「キスで子供は出来ません!」

モア「永春さん、聞く相手を間違えてます!もっと信頼できる人間の話を聞いて下さい!」

永春「本当アルか?」

モア「今時、『キスで子供が出来るなんて思ってる人居たんだ』って呆れてますよ!」

寿美鈴「古さんにとっては、初恋かつ異性を好きになることすらありませんでしたものね!」

永春「ううっ・・・、恋なんて感情初めてある・・・、どうしたら良いのか?」

モア「と言っても、先生って競争率高くありません?」

寿美鈴「そうですね、確か13人は居ましたかね!」

モア「あれ?寿美鈴さんも先生と仮契約してたような?」

永春「マジあるか?」

寿美鈴「これの事ですか?」←銀の仮契約カードを出す

永春「ってことは寿美鈴も有坊主の事を・・・?」

寿美鈴「確かに、先生の事は好きですが、あくまで『頑張って下さい』と応援する感じですかね!
    結婚とか将来となると違うと思います。」

永春「ホッ、(良かったアル)」

モア「てっきり四葉さんも先生の事が好きなのかと?」

寿美鈴「私はどちらかと言うと博愛主義です!ですので、私が本気で恋する時はまだ遠い未来だと思います」

モア「そうですか、まあ、私も考えられませんね!」

永春「ホッ、ただでさへ愛がライバルなのに、寿美鈴まで来たら勝ってこないアル!」

モア「それは物理的な話ですか?」

寿美鈴「ほう、私を倒して奪おうとは弱肉強食の世界ですね?」

永春「いや、これは・・・、その・・・」

モア「あの面子だと、愛さんは最強だから永春さんは勝てないとして・・・、他は朝子さんくらいですかね、永春さんと本気で渡り合えそうなのは・・・」

寿美鈴「ですが、動物のように強さじゃありませんからね、恋愛は!中身と言うか、価値観が合わないと!」

永春「価値観アルか・・・、価値観ってなにアル?」

寿美鈴「なんと言えば良いのでしょうか?」

モア「極端な話、相手が好きなものが自分の苦手なものだったとして、それを理解できるかって話!」

永春「良く分かんないアル」

寿美鈴「例えば、古さんはスポーツが好きじゃないですか?」

永春「そうアル!体を動かすことは楽しいアル!」

寿美鈴「でも、古さんが好きな人は勉強が好きで、運動が苦手だったとします。」

永春「有坊主は・・・」

モア「例えばの話よ!」

永春「う~ん、無理矢理やらせるのは良くないアル」

寿美鈴「つまり、どちらに合わせるか?
    どちらも楽しめるようにするにはどうするか!
    相手への気遣いが大事になるんです」

永春「相手への気遣いアルか・・・」

寿美鈴「古さんは有先生と結婚した後、どんな家庭を作るのですか?」

永春「どんな家庭?家族のことアルか?」

寿美鈴「そうです」

永春「う~ん・・・」

モワモワ・・・

永春「それではこれより気の練習を始めるアル!」

子供達「はい!」

永春「返事は『はい』ではなく『オッス!』アル!」

子供達「オッス!」

有「皆、元気だな!子供達皆、お母さんみたいに強くなりたいだなんて!」

息子(10歳)「俺は父さんにも憧れてるんだぞ!」

有「おう、祐輔!良いこと言ってくれるじゃないか!」

息子(8歳)「俺は父さんが出てた格闘大会の最年少記録を塗り替えて父さんが成し遂げられなかった優勝をしてやるんだ!」

有「期待してるぞ勇斗!」

娘(7歳)「私だってお兄ちゃん達に負けないくらい強くなるんだから!」

有「栄子も頑張れ!」

永春「皆、弱音を吐かずに打ち込んでるアルな!」

祐輔「キツいことは良いこと!」

勇斗「強くなる為の成長の明かし、なんだよね?」

栄子「こんなんで弱音吐いてたら強くなれないもん!」

永春「フフフ、昔お前らと同じくらいの子が、私に弟子入りしてキツい練習が嫌になって逃げたことがあるアル!」

3人「ええっ!!!」

栄子「何それ?」

永春「おまけに、自分から練習キツくしといて!」

勇斗「弱虫だな!」

祐輔「そんな弱虫の顔が見てみたいよ!」

永春「それがお前らのお父さんアル!」

3人「ええっ!!!お父さんだったの?」

有「子供に聞かれると恥ずかしいな!」

栄子「お父さんって昔、私達くらいの年齢で格闘大会に出て準優勝したんじゃ?」

有「その前の話だね!」

永春「頼み込んで、すぐの頃つまり入りたてアル!お前らのお父さんも最初は物凄く弱音を吐いて逃げてたアル!」

勇斗「へー、知らなかった」

祐輔「それで決勝では誰に負けたの?」

有「お母さん!お前らのお祖母ちゃんだよ!」

3人「ええっ!!!お祖母ちゃんそんなに強かったの?」

有「僕のお母さんなんだから、お話に成らなかったよ!母は強し!」

祐輔「そう言えば歴代最年少優勝は?」

有「僕のお父さん、お前らのお祖父ちゃんだ!」

3人「お祖父ちゃんも強い!」

永春「よし、今日の鍛練はここまで!」

3人「ありがとうございました!」

永春「さあ、シャワー浴びてくるアル!」

3人「は~い!」

有「僕が纏めてやるよ!」

永春「頼んだアル!」

シャワー後

勇斗「フー!気持ち良かった!」

栄子「さっぱりした」

永春「待ってたアルよ!」

勇斗「おっ!晩御飯だ!」

祐輔「鍛練後のご飯程うまいものはないからな!」

栄子「お母さん、ありがとう」

永春「どういたしましてアル」

全員「いただきます!」

栄子「お母さんどうしたの?」

永春「いや、家族みんなで食卓を囲む!
   そんな光景が幸せな瞬間だなあって!」

有「そうだね!幸せな時間だ!」

モワモワモワモワ・・・

永春「こんな感じアルね」

寿美鈴「まあまあ一般的家庭ですね」

モア「男の子2人、女の子1人ですか・・・」

永春「私はまず長男が欲しいアル!でも娘も欲しいかなって!」

寿美鈴「そこは人それぞれですから」

放送「間もなく、花火の打ち上げまであと1分です!」

寿美鈴「そろそろ時間ですよ!先生を探さなくて良いんですか?」

永春「そうだったアル!でもどこに居るアル?取り敢えず片っ端から行って見付けたらソイツにするアル!」

モア『それだと修学旅行の二の舞では?』

放送「あと30秒前!」

永春「有坊主!どこに居るアル?」

目の前に有らしき人物

永春「見付けたアル!アイツでやるアル!」

放送「10,9,8,7,6,5,4,3,2,1・・・」

ドーン!

チュッ!

永春『勢いでしてしまったけど、キスって柔らかいものだな・・・、あっ!1回してたアル!』

次回は疑惑ヒロイン・長谷川千桜


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