二次創作小説(新・総合)

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少年教師有!
日時: 2024/10/16 18:51
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

いくちゃんです!

ナンバーズ更なるスピンオフ作品!

このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。

先にメインとなる登場人物だけを紹介します!

例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!

担任・岡田有

副担任・岡田栞

出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子あいさかれいこ

2番・影主人公・石井悠馬いしいゆうま

3番・サブ主人公・石田陽斗いしだひろと

4番・人気ヒロイン・岩村江子いわむらきみこ

5番・助太刀ヒロイン・岩村小いわむらわか

6番・影ヒロイン・氏家流うじけとも

7番・メインヒロイン・大西楓おおにしかえで

8番・正ヒロイン・岡朝子おかあさこ

9番・対抗キャラ・岡崎友人おかざきゆうと

10番・禁断ヒロイン・岡田泉おかだいずみ

11番・主人公・窪一輝くぼかずき

12番・見守りヒロイン・久永春クーエイシュン

13番・百合っ子・木谷心乃枝こたにこのえ

14番・定ヒロイン・小宮春奈こみやはるな

15番・謎ヒロイン・桜咲愛さくらざきまな

16番・分析ヒロイン・佐々木歩ささきあゆむ

17番・空気ヒロイン・田中莉桜たなかりお

18番・一時期ヒロイン・谷川燕たにがわつばめ

19番・噂主人公・千葉雄樹ちばゆうき

20番・準一時期ヒロイン・長野渚ながのなぎさ

21番・準空気ヒロイン・難波千里なんばちさと

22番・隠れヒロイン・牧野恵花まきのあやか

23番・モブヒロイン・牧野恵子まきのけいこ

24番・噂ヒロイン・博士瞳はかせひとみ

25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜はせがわちはる

26番・悪キャラ・真鍋絵理まなべえり

27番・昇格ヒロイン・宮里刹那みやざとせつな

28番・準ヒロイン・麦田午希むぎたまき

29番・対抗ヒロイン・麦田部子むぎたもとこ

30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴よつばすみれ

31番・謎キャラ・モア・ワコール

32番・裏ヒロイン・岡村冥おかむらめい

33番・悪主人公・寺坂糸成てらさかいとな

34番・悪ヒロイン・新井蘭あらいらん

35番・未来ヒロイン・牧瀬凛まきせりん

36番・ミイラヒロイン・真中まなかルン

37番・サポーターキャラ・前田恋まえだれん

38番・サブヒロイン・前川まえかわロン

39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜たかはしまお

40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美さとうまなみ

41番・サポートキャラ・茂本紬しげもとつむぎ

※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)

Re: 少年教師有! ( No.128 )
日時: 2024/04/15 21:32
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

保健室
小『あれ?ここはどこや?あっ!うち倒れたんか・・・』

勇気「小さん!気が付きましたか?」

小『ええっ!!!!勇気さん!なんで勇気さんがここに?これは夢?』

歩「小!本当にごめん!私達が吹雪の前に出ていったばっかりに、泣いてる子をまた泣かす感じになって!」

冷子「泣きっ面に蜂って言いたいのかしら?」

小「『あっ!夢ちゃうわ』、もうええよ、歩達が無事で良かった」

勇気「体の具合はどうですか?」

小「まだ、優れません・・・」

勇気「今は恐怖を感じていますが、犯人もその鍵も分かっています!少し時間は掛かるかもしれませんが、必ず出来るだけ早くあなたを救いますので!信じて待って下さい!」

小「ゆ、勇気さん!」

勇気「まだ、熱がありますね」←小の額を触る

小『キャー!余計熱上がる!』

勇気「その首輪はなにもしなければ、何も起きません!ですので、午希さん達と一緒に安全な場所に匿ってもらった方が良いでしょう!もし、鍵以外でなんとか成るなら、博士さん達が何とかしてくれるかもしれません!僕らを信じて下さい!」

小「はっ、はい!」

勇気「後で、栞先生が来ると思いますので」

ガチャン

流「小は?」

勇気「大丈夫です」

流「まさか、私も安全な場所で隔離か!まあ皆を巻き込むわけにも行かないしね!」

勇気「すみません」

流「先生のせいじゃないから」

犬吾「なんで午希姉ちゃん分かったん?この変装!」

午希「分かりやすぎるんだよ!見た目も性格もまんまだからすぐ気付いたよ!」

流「えっ?ってことは!勇気さん、あなたは?」

勇気「はい!有です!」

出席番号122番・キル軍団に対抗!結成、秘密訓練愛好会!

教室
有「と言うわけで、3人は安全な場所に匿うことで別教室となり、残りの皆さんでキル軍団に対抗する部活動を結成することに成りました!」

全員「イェーイ!」

有「顧問は僕が、そして副顧問は岡田栞先生です!」

栞「私も大事な生徒を見捨てられないわ!一緒に頑張りましょう!」

全員「はい!」

悠真「まさか氏家があんなことに成るなんてな・・・」

歩「皆、ごめん!私のせいで・・・」

朝子「あんなの不幸よ!あんただけのせいではないわ!」

陽斗「起きてしまった事は仕方無いから、俺らはどんな形の部活動を結成するんだ?先生!」

栞「この訓練はあくまで極秘の為、外部がいぶ活動が当たり前の愛好会で申請するわ!」

部子「待って下さい!申請する必要はあるのですか?」

栞「申請しておかないと、何か合ったときに、学校が責任を持つことが出来ない!自己責任となるの!」

朝子「でも、これは極秘に行うことでは?」

栞「星田先生に言えば良いわ!あの人はこっち側の人間だから!」

冷子「となると部長と言うなの、チームのリーダーが必要ですね!」

悠真「誰が行く?俺はクラス委員と掛け持ちが出来ないから無理だぞ!」

部子「そんなの私が・・・」

千里「部子!あなたも学級委員でしょ!」

心乃枝「はい!うちは、朝子を推薦したい!」

朝子「えっ?」

愛「私も!朝子さんを推薦します!」

部子「皆さん何を?」

渚「拙者も朝子殿が向いてると思ったでござる!」

燕「私も同意です!」

永春「むしろ、朝子しか居ないと思うね!」

生徒会長室
八期「新しい部活動、『秘密訓練愛好会』かぁ・・・」

朝子「はい!」

八期「ふーん、ちなみにどんな訓練?」

朝子「それは秘密です!」

八期「まあ、先生達が絡んでるなら大丈夫だと思うけど・・・」

香「軍隊みたいな訓練と思っておいて!」

朝子『実際は軍隊処じゃないけど・・・』

八期「部長が、岡かぁ・・・」

朝子「私で悪いですか?」

八期「いや、良いと思うよ!ただ・・・」

朝子「ただ?」

八期「ここからは僕の価値観に成るんだけど、副部長ってどうやって決めた?」

朝子「副部長ですか?それは・・・」

回想
栞「万が一の事も考えて、副部長も入れておきましょう!誰か!副部長やってくれる人居る?」

春奈「ハイ・ハイ・ハイ!私副部長やりたい!」

栞「他にやりたい人は?」

部子「朝子さんの下でやるのは・・・」

悠真「俺自信ねーわ!」

瞳「私、そう言うの興味なくて・・・」

絵里「私がやっても良いんだぞ!」

栞「あなたはダメ!下僕にしそう!」

絵里「おい!栞!」

一輝「出来ないよ!」

楓「私も!」

愛「私も・・・」

回想終わり
朝子「って感じに決まったわ!」

八期「副リーダーの今分かってるのか?」

朝子「えっ?」

八期「副リーダーのポジションは3つに分かれる!
   1つ!先輩とか経験者として、リーダーを影から操ると言うか、支える
   2つ!リーダーが出来ない、苦手なところを補う!
   3つ!リーダーの統治を見て、自分だったらどうするかを考えられるようにする!」

朝子「分かるような、分からないような・・・」

八期「聞くぞ!この訓練は命を掛ける訓練か?それとも命は掛けない?」

朝子「ええっと・・・」

香「命を掛けた訓練よ!」

朝子「先生!」

八期「だったら、3はダメだ!」

朝子「えっ?」

八期「部長と副部長が未経験はチームの誰かがぎせいになる!下手すれば全滅に成る可能性も高い!」

朝子「あんたに何が分かるのさ!」

八期「この学校の武道四天王を差し置いて、普通の一般人が副部長と言うのが気になっただけだよ!命を掛けてるのに、素人2人がリーダー&副リーダーこそ準備無しに冒険するようなものさ!」

香「私も思うわ!命を掛けてるなら、リーダーと副リーダーが素人同士は危険よ!」

朝子「ですが、私も普通の・・・」

八期「いや、岡がリーダーなのは納得だ!」

朝子「どうして?」

八期「文化祭のあの戦闘を見ればね!」

朝子「私弱かったわよ!」

八期「質問する!チーム戦の激しい戦闘で、リーダーに1番必要なものは何?」

朝子「力とか知識なんじゃないの?」

八期「ブー、1番必要なのはメンタルだよ!」

朝子「メンタル?」

八期「こう言う激しい戦いのチーム戦で、リーダーに1番必要なのは、どんな苦境でも逆転を諦めないメンタルだよ!」

朝子「どういう事?」

八期「例えば大きな壁が道を塞いでたとする!そう言うときリーダー自ら破壊するなどして、『諦めるな!前を向いて行こう』とか掛けたら、チームだってリーダーが頑張ってるなら自分も!って成るんだよ!」

朝子「それが私に?」

八期「ああ、岡さんはどっちかと言うと周りを引っ張って行くリーダーって感じかな!こう言う激しい戦いには向いてるね!むしろこの場合の副リーダーは頭を使って作戦を立てられる人の方が向いてる」

朝子「成る程!それであんたいや、会長からしたら誰が向いてると思うの副リーダー!」

八期「桜咲愛さんだね!」

朝子「まあ、出来ないことも無いけど、あの人は心乃枝の護衛と言うかなんと言うか・・・」

八期「あの人には向いてないと思う」

朝子「はあ?」

八期「あくまで僕の予想だけど、書記護衛だっけ?そんなことしたら彼女の本来の力を発揮できないと思う」

香「私も思うわ!」

朝子「星田先生まで!」

八期「それに顧問の有との相性を考えると、桜咲さんが1番適してるでしょ!有も顧問として同行するんだろ?」

朝子「そうよ!」

八期「だったら、桜咲さんが副リーダーをやった方が良い!まあ、これだと押し付けに成るから、あくまで1意見として置いておいて!それが確認できたら承認してやっても良い!」

朝子「分かったわ!」

教室

ガラガラ

部子「どうでした?」

朝子「愛さん!」

愛「はい!」

朝子「副部長出来ない?」

愛「えっ?わ、わ、私がですか?」

朝子「生徒会長と星田先生に言われたの!副部長は愛さんの方が向いてるって!」

渚「確かに、愛はこの中では最強であるし・・・」

燕「経験値も高い!」

絵里「戦闘慣れしてるなら、状況判断も上手いだろう!それに私は朝子が部長は反対だったんだ!」

朝子「なんでよ!」

絵里「お前は基本何も考えてないからな!」

部子「そうですわ!」

絵里「だが、愛!お前が副リーダーをやると言うのなら話は別だ!」

愛「えっ?」

絵里「この中で戦闘に詳しいのはお前だ!それに岡と違って冷静さがある!」

瞳「それに桜咲さんだと、有先生との相性もバッチし!ってことを考えると・・・」

愛「ですが、お嬢様はどうするんですか?心乃枝お嬢様は狙われやすい存在で・・・」

渚「その役、拙者に任せるでござる!」

愛「渚!」

渚「アデアット!」

パッ!

愛「それは?」

渚「天狗の隠れ蓑!犬太との間に出来たアーティファクトでござる!この中に隠しておけば安全でござる!」

瞳「それに、有先生を本隊と考えると、桜咲さんは先生と一緒に居た方が良いです!」

心乃枝「愛ちゃん!やり~や副部長!」

愛「分かりました!快く引き受けさせてもらいます!」

こうして副部長は小宮春奈から桜咲愛に変わり、
書記護衛も桜咲愛から長野渚に変わって『秘密訓練愛好会』は承認された。

Re: 少年教師有! ( No.129 )
日時: 2024/04/22 19:59
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

出席番号123番・グループ分け会議&仮契約ラッシュ

博士が作った空間にて

陽斗「イヤー、ここ良いなあ!1日過ごしても、1時間しか経ってないなんて!」

瞳「あまり使いすぎると、時間の感覚がおかしくなるので1日1回ですよ!」

絵里「そんなことより作戦会議だろ!」

栞「そうね!有先生!敵の情報等は?」

有「キルの言葉を信じる場合、蘭さん、凛さん、ルンさん、恋さん、ロンさんの5人が首輪の鍵を持っていますが、誰がどれを持ってるかまでは分かりません!」

朝子「数字かアルファベットみたいな種類分けとかないの?」

栞「一応、調べたら合ったわ!数字で、1、4、5だったわ!」

陽斗「じゃあ、1が蘭!4が恋!5がロンだろ!名前ら行なんだし!」

悠真「バカ!そんな単純なわけ無いだろ!」

雄樹「それに、本当にそうなのかも分からない!」

有「キルが言うには、誰がどれを持っているのかは持っている本人しか分からないそうです」

愛「それに、敵がそんな簡単に渡してくれるわけありませんしね!」

心乃枝「愛ちゃんどういう事?」

愛「多分、鍵を持っている少女達に護衛が1人か2人はついてる筈です!」

燕「そう考えた方が良いですね!」

渚「1人に集中しても時間がかかるでござるから、5チームに分かれるて戦っていくと言うことでござるね?」

瞳「問題はその分け方なんですよ!誰をリーダーにし、誰を中心に行動するのか?」

栞「今の状況を整理すると、在籍生徒32人!うち3人は離脱!有先生と犬太君に私も含めて・・・」

有「32人ですが、泉は抜いてください!」

泉「ええっ!!!!なんでよ!」

有「これは物凄く危険なことなんだ!4歳のお前が関わることじゃない!」

泉「お兄ちゃんだって9歳なのに!」

栞「確かに危ないわ!」

泉「大人に成れば大丈夫だよ!」

有「そう言うことじゃなくて・・・」

刹那「あの・・・」

有「どうしました?」

春奈「江子はどうします?行方不明なんですよ!」

栞「それは警察にでも言えば探してくれるわよ!」

刹那「はい・・・」

栞「無責任な言い方かもしれないけど、彼女が生きてることを信じましょう!今は彼女を探すことより、3人の爆弾を外す事が先決よ!」

刹那「そ、そうですよね!3人の方が怖いですよね?」

春奈「でも、もし江子もあいつらの人質に成ってたとしたら?」

栞「ここは3~5人位に分けましょう!」

瞳「まずは、有先生!先生の仮契約してる人を整理しましょう!」

有「金が、朝子さん、刹那さん、歩さん、愛さん、冥ちゃん、江子さん!
  銀が絵里さん、恵花さん、恵子さん、心乃枝さん、寿美鈴さん!
  銅が委員長さん、永春さん、博士さん!
  白に星田先生があります!」

瞳「他に仮契約カード持ってる人!」

一輝「僕は、燕さんと契約してます!」

友人「俺も銅ですが・・・」

犬太「俺も渚姉ちゃんと、銀のカードやけどな!」

栞「個々の強さと相性を考えて、有先生、犬太君、絵里、窪君、永春さん、博士さんの6人をリーダーとしてグループを決めましょう!」

部子「私は?」

朝子「あんた特殊能力も武道力も無いじゃない!」

栞「一応、私の分析で分けてみたんだけど!」

有班(本隊)
有・朝子・愛・刹那・冥

犬太班(副隊)
犬太・渚・心乃枝・千里

絵里班(サポート隊)
絵里・悠真・陽斗・栞・寿美鈴・モア

一輝班(特殊隊)
一輝・楓・燕・友人

永春班(切り込み隊)
永春・部子・恵花・恵子・春奈・歩

瞳班(作戦隊)
瞳・千桜・雄樹・泉・莉桜・冷子

莉桜「あのさ、偵察部隊とか作れそうじゃない?」

有「偵察ですか?」

犬太「でも、体力はともかく、向こうも何かしら特殊能力持ってる筈やから、生身じゃ無理なんちゃう?」

莉桜「だったら!」

チュ!←頬っぺたにキス

一輝「えっ?」

パクティーオー!

莉桜「私が偵察するよ!」

楓「ちょっと!何勝手に一輝にキスしてるのよ!」

燕「雷落ちなかったから、一輝君田中さんの事意識してる?」

瞳「あっ!頬っぺたとかは不意打ちでも相手が気付いてなければ可!間接キスは、気持ち関係無い!」

全員『なんだよそれ?』

楓「だったら私も!チュ!」

パクティーオー!

一輝「えっ?」

陽斗「作戦的には、全員誰かしらと仮契約しといた方が良いんじゃね?」

悠真「待てよ!キスは女子だけでなく、男子にとっても大切なものだぞ!」

陽斗「でも・・・」←指を指す

冷子「先生、頬っぺた良いですか?」

有「わ、分かりました!」

冷子「チュ!」

パクティーオー!

千里「犬太君!私もパクティーオーさせて!」

犬太「ええっ?」

千里「お願い!頬っぺたで良いから!」

犬太「まあ、アイテム増えるのはええ話やし、千里姉ちゃんやったら・・・、まあ・・・」

千里「じゃあ、決まりね!チュ!」

犬太「あわわわわ・・・」

パクティーオー!

栞「有!私も一応しておきましょう!」

有「はっ、はい!」

チュ←頬っぺたにキス

パクティーオー!

部子「先生!私も!」

有「はい!」

部子「先生がしないんですか?」

朝子「あんたがしなさいよ!」

部子「でも、雷が!」

心乃枝「頬っぺたにしたらエエやん!」

部子「仕方ありませんね」

チュ!

パクティーオー←銀に昇格

永春「あたしも昇格させとくアル!」

チュ!

パクティーオー!

泉「お兄ちゃん、私も!」

有「分かったって、騙されるか!何兄妹けいまいでキスしようと狙ってる!」

泉「何でよ!良いじゃん!私もお兄ちゃんの力になりたい!」

有「お前は小さいから留守番だ!お姉ちゃん達のところに行ってなさい!」

泉「ブー!学校に言っちゃおうかな?」

栞「言っても、あなたの脳がおかしいと思われるだけよ!」

泉「ブー!」

莉桜「アデアット!」

ビューン!

莉桜「おおっ!これは空中カメラじゃない!」

冷子「これなら、空中からも色んな映像取れますね!」

莉桜「そう言えば相坂って、幽霊に成れるって聞いたけど、幽体離脱って出来る?」

冷子「出来ますよ!幽霊の基本ですから!」

莉桜「それで憑依とか?」

冷子「お安いご用です!」

莉桜「例えば、このストラップとか?」

冷子「はいやってみますね!」

シュー!

パッ!

冷子「少し狭いですが・・・」

莉桜「このカメラに乗ってみて?」

冷子「おおっ!面白いです!ジェットコースターみたい!」

朝子「それでこの本体はどうなるの?」

冷子「あっ、持っていって下さい!でないと私戻れないため!」

莉桜「なんか縛りとか、欠点とかある?」

冷子「特には・・・、あっ!」

莉桜「どうしたの?」

冷子「幽霊離脱や物や動物に憑依中は、飲食出来ないこととトイレに行けないことです!」

朝子「地味にキツいわね」

莉桜「こうやれば、私達は偵察出来るんじゃない?」

絵里「確かに、出来ればキルの情報も知っておきたいな!」

栞「そうね、キルの言ったことが全部本当とは限らないし・・・」

冷子「皆さん、私が幽体離脱中は本体守って下さいね!」

栞「じゃあ、改めて、分けると・・・」

有班(本隊)
・有
・朝子(金・有)
・愛(金・有&ルビー・心乃枝)
・刹那(金・有)
・冥(金・有)

犬太班(副隊)
・犬太
・渚(銀・犬太)
・千里(銀・犬太)
・心乃枝(銀・有)

絵里班(サポート隊)
・絵里(銀・有)
・寿美鈴(銀・有)
・モア
・栞(銀・有)

一輝班(特殊隊)
・一輝
・楓(銀・一輝)
・燕(金・一輝&銅・友人)
・友人

永春班(切り込み隊)
・永春
・部子(銀・有)
・恵花(銀・有)
・恵子(銀・有)
・春奈(銅・有)
・歩(金・有)

瞳班
・瞳(銅・有)
・雄樹
・千桜
・泉

莉桜班(偵察隊)
・莉桜(銀・一輝)
・冷子(銀・有)
・陽斗
・悠真

栞「と言う感じね!括弧は仮契約カードの色と相手ね!」

全員「はい!」

部子「私も、有先生とが良かったですわ!」

瞳「相性の問題で無理です!」

莉桜「どのチームが誰と相手する?」

有「くじで決めますか?」

絵里「バカ!そんなもんで決めるな!しばらく相手の動きを見るとしよう!」

瞳「その方が良いですね!皆さんもしばらく気を付けて下さいね!」

全員「はい!」

ところが!

栞「ええっと、今日からこのクラスに新しい生徒が6人来ました!自己紹介どうぞ!」

糸成「寺坂糸成だ!」

蘭「新井蘭です!」

凛「牧瀬凛です!」

ルン「真中ルンです!」

恋「前田恋です!」

ロン「前川ロンです!」

全員「ええっ!!!!」

6人が転校してきた。

Re: 少年教師有! ( No.130 )
日時: 2024/04/19 22:29
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

出席番号124番・キルからの伝言

有「なぜ?」

悠真「お前ら、どの面下げてこんなところに来た!」

朝子「この学校を乗っとると言うなら、全面戦争待ったなしよ!」

糸成「良いのか?君達のお友達の首輪を爆破させても?」

栞「皆、落ち着いて!」

春奈「こんな状況で落ち着いてられますか!」

栞「彼らが転校してきたのは、理由があるの!」

部子「どんな理由ですか!?」

栞「有先生、皆キルから伝言が来てるわ!」

有「僕らにですか?」

栞「読むわね!
  『岡田有君及び2D生徒諸君へ
   まず先に言っておくが、私は愉快犯だ!』」

歩「この状況を見て楽しんでるの?」

栞「『正直、私は君達に殺されようが殺されまいがどっちでも構わない!まあ、君達に殺された方が良いかな!なんて!』」

陽斗「早く要件を言えよ!」

栞「『なぜ?この6人を学校に入れたかって?それは・・・』」

全員「それは?」

栞「『君達へのハンデさ!この子達は今の君達が勝てる相手じゃないからね!』」

絵里「なんだと!」

栞「『嘘だと思うなら、今すぐにやってくれても構わないよ!』」

絵里「おおっ!表出ろ!瞬殺してやる!」

栞「止めなさい!」

絵里「こんなにバカにされてるんだぞ!」

栞「機密情報なのよ!他のクラスにバレたらどうするの?」

燕「まさかそれを見越して、学校に・・・」

栞「続き読むわよ!『と言うのは建前で・・・』」

心乃枝「嘘なん?」

栞「『実は、この6人も君達の中にも何人か居る、例のお菓子工場の被害者であり、私もその被験者である!』」

全員「ええっ!!!!」

栞「『詳しいことは今は言えないが、この6人は幼い頃からこの体質を理由にいじめられてきた!その結果、私と共に自分達を「怪物」扱いするものを何人も暗殺してきたが、この学校は「いじめ」を取り締まっている、身体的部分へのからかいなどを取り締まってると聞いて、私は思った。
  彼らはこの学校なら自分の姿を受け入れられると!』」

一輝『えっ?キルって本当は良い奴なの?』

栞「『どう過ごすかは君達の勝手だが、この6人は普通の人と違った体質を持った為に「化け物」や「怪物」といじめられてきたと言うことを知って欲しい!まあ、それで鍵が手に入るかは別だが、彼らの心を開けば、鍵を手に入れられるかもしれないよ!まあ、そこは彼女達の気持ちに成るが!』」

春奈「その言葉は信じて良いのか?」

栞「『兎に角、今は首輪の事とか関係なく、この子達と仲良くしてやってくれ!』」

朝子「何その上から目線!」

栞「『彼女達を「怪物」や「化け物」扱いして、機嫌を損ねるようなことがあれば君達の友達がどうなっても知らないよ!』」

一輝「遠回しの脅しじゃん!」

栞「『それではグッドラック!
          キルより
   PSこの子達を頼んだよ!』
  ですって!」

千桜「色々ツッコミたい事があるんだが!」

朝子「えっ?あんたらはこの学校に通いたいの?」

蘭「はい!」

凛「私達はあのお菓子工場で打たれた薬のせいで、『怪物』だとか『化け物』と言われ敬遠されてきました!」

ルン「何度も罵倒され、何度も暴行を加えられ、挙げ句の果てに奴隷にされ・・・」

恋「そこに現れたのが、糸成!そしてキル!」

ロン「同級生にも、先生にも、そして親や親戚にも捨てられた私達を救ってくれたのが、キルなのです!私達にとって彼は恩人です!」

雄樹「素朴な疑問だが、何でこの学校に来た?」

糸成「『学校に通いたかった』それ以外の理由以外他にあるのか?」

寿美鈴「ただ、純粋に学校生活をしたいと?」

朝子「信じられないわね!どうせ、本当は別の目的があって、情報とか、誰かを拐うつもりなんじゃないの?」

糸成「たとえそうだったとしても・・・」

恋「純粋に学校生活をしたいと思うのはここに居るメンバー全員思ってます!」

千桜「いや、何かするつもりじゃねーか!」

糸成「するかもしれないし、君達と過ごしていく内に情が移るかもしれない!」

刹那「それって、キルを裏切ると言うことですか?」

凛「そうなりますが、キル様はそれで良いとおっしゃっています!」

一輝『キルって本当は優しいんじゃない?』

栞「つまり、皆との過ごし方によって心変わりするかもしれないってことね!」

糸成「そう取って貰った方がありがたい!」

蘭「ですが、私達は任務より学校生活第一です!今まで、ここに居るメンバーはいじめられてきてまともな学校生活を送ってませんから!」

ルン「この学校は『いじめ』に厳しいんでしょ?だったら安心よね!」

有「まあ、『いじめ』については、物凄く厳しいです!」

栞「言っておくけど、このクラスに入ることはあなた達も『心の教室』受けて貰うからね!」

糸成「フッ!なんだ?もしかして見張りか?それとも郷に入ったら郷に従えってことか?」

栞「あなた達は、前科者ばかりじゃない!そんな危なっかしい人達を普通の教室に入れられるものですか!特に寺坂は!」

糸成「チッ!あの事か!」

5人「そういう理由?」

栞「あと、皆もいくつか注意!」

朝子「何ですか?」

悠真「俺らが注意することなんて・・・」

栞「先入観を持たないことよ!例えば、何も見てないのに、その場に居た人を犯人と決めつけるみたいにね!」

部子「それって?」

栞「列記とした証拠がない限り、彼女達を疑う行為は禁止よ!一応、この学校は監視カメラ多く仕掛けてるけど、信じられないからって、無闇に人を疑ったらダメよ!」

全員「ハ~イ(難しい・・・)」

栞「間違えたら、3人の内誰がが、帰れないってことを思いなさい!」

全員「ハ~イ(キルめ!これだけのために、拉致したのか?)」

刹那「あの、質問良いでしょうか?」

栞「宮里さんなんですか?」

刹那「転校生の皆さんに質問です!江子はどこですか?そして本当に彼女自身に何もしていませんか?」

糸成「君は確か読心術の本を持っているんだから、聞かなくても分かるだろ!」

刹那「本で心を覗くのではなく、皆さんの言葉から聞きたいんです!」

有『宮里さん・・・』

糸成「俺は知らないな!そもそも顔も知らない!」

蘭「私も!」

凛「私もご存知ありません!」

ルン「キル様からは何も・・・」

恋「どんな方かも分からないのに・・・」

ロン「答えられる筈ありません!」

刹那「そうですか、ありがとうございます」

糸成『と言いつつ、この後本で確認するんだろうな!』

蘭『この後、本で確認取るのね』

凛『キル様からあなたのアーティファクトのことは聞いてます!』

ルン『だからこそ気を付けないと!』

恋『とはいっても、任務と江子って子の事は無関係だし・・・』

ロン『名前も姿も知らないのに、説明のしようもないって!』

キーンコーンカーンコーン

春奈「どう刹那?」

刹那「やっぱり、本当の事を言ってる!今のところ嘘はない!」

心乃枝「じゃあ、江子はどこへ行ったんや?親戚に電話しても『来てない』って言ってるし・・・」

3人「う~ん」

春奈「そもそも、あの、6人を信じて良いのか?3人の首に爆弾巻かれてるんだよ!」

心乃枝「でも、仲良くすれば、鍵の1本や2本くれるかもしれへんで!」

春奈「そんな簡単で美味しい話がある?絶対渡すつもりなんか無いわ!きっと、鍵だけぶら下げて、囮にして皆殺しとか考えてるのよ!」

愛「それくらいの警戒はしておいた方が良いですね!3人の命が掛かっていますし・・・」

有「でも、キルって本当に悪い奴なんでしょうか?」

朝子「十分悪い奴でしょ!3人の首に爆弾巻いてるんだよ!」

有「遠回しに、脅してる感じがあるんですけど・・・、まさかとは思いませんが、3人はあの5人と会ってたり?」

朝子「まさか!そんな偶然ある?」

愛「先生は、爆弾を付けた理由が復讐だとお考えですか?」

有「あくまで可能性だけですが・・・」

絵里「でも、アイツは愉快犯だろ?ただ適当に選んで、慌てふためく私達を見たいだけかもしれない!」

有「僕にはそう見えなくて・・・」

栞「はい、取り敢えずまずは一旦様子見よ!
  疑う気持ちも分かるけど、まずは信頼関係を持たないと!そうすれば平和的解決に持っていけるかもしれないわ!」

有「そうですね!」

Re: 少年教師有! ( No.131 )
日時: 2024/04/22 21:59
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

少女「江子!」

江子「あっ、つむぎ!」

紬「何か思い出した?」

江子「いえ、何も!」

出席番号125番・記憶喪失の江子

2週間前
図書館

江子「夏休みの自由研究大変ですね、それ以外は7月中に終わらせましたが・・・」

紬「待て!置き引きよ!」

江子「えっ?」

男「邪魔だ!」

カラッ!←階段を踏み外す

江子「あっ!」

コロコロコロコロ・・・、ドン!

紬「えっ?大丈夫!」

ピーポーピーポー!

病院
江子「はっ!」

紬「良かった!無事だったんだね!」

江子「あの?ここはどこ?」

紬「ここは河内病院!あなた男に押されて・・・」

江子「私は誰?」

紬「えっ?」

医務室
医師「どうやら記憶喪失ですね!」

紬「記憶喪失!?」

江子「記憶喪失ですか・・・」

医師「階段を転げ落ちて頭を打ったショックによる一時的健忘ですね」

紬「記憶は戻るんですか?」

医師「一時的だから、いつかは正確には分からないけど、何かしらヒントに成るものさへ見付かれば、思い出していけるかもしれない」

紬「じゃあ?」

医師「ただ、そう言うものって当人に痛い頭痛を与える場合もあるから気を付けて!」

紬「そうか・・・、なんか聞いたことある」

医師「しかし、身分を証明するものが無いのか!」

紬「せめて、名前だけでも分かったら・・・」

ガサゴソガサゴソ←江子の鞄を漁る

ポロ

江子「これは何でしょう?」

紬「ん?何それ!カードみたいだね!」

江子「ええっと・・・、ん?き・み・こ?」

紬「もしかして名前じゃない?」

江子「私の、名前?」

紬「名字は分からないけど、名前が分かっただけでも第一歩だよ!」

医師「いつ記憶が戻るかは分からないけど、何かあったらまた来てね!お大事に!」

待合室
紬「荒木先生!」

江子「すみません、見ず知らずの私の治療費を払ってくれて!」

荒木「保険証無いから、10割り負担だったけど、あなたが無事で良かったわ!それに悪いのはあの置き引き犯だもの!江子さんって言ったっけ?」

江子「はい」

荒木「あなたお家は?ご両親は?」

江子「すみません、それすら分からなくて・・・」

荒木「困ったわね、名前以外何も分からないなんて可哀想!」

紬「あの、江子さへ良ければ、うちの学校でしばらく通うこと出来ませんか?寮も在りますから、江子は私と一緒に住めば良いんですよ!」

江子「えっ?で、でも私お金が・・・」

荒木「子供がそんな心配しなくて良いの!」

江子「えっ?」

荒木「あなたが本気で勉学に勤しみたいと言うのなら安い物よ!それに、学校は経営する場所じゃなく、経営する者を作る場所と、とある学校の理事長が言ってたわ!」

江子「経営する者を作る場所?」

荒木「授業料とかは出世払いで良いわ!仮に学業成績が良ければ、無料もしくは少し割り引きでも良いわよ!」

江子「私を受け入れてくれるんですか?」

荒木「勿論、あなたが本気で勉学に励むと言うのならね!」

江子「やります!やらせてください!」


紬「なんかごめんね!」

江子「謝らないで下さい!悪いのは置き引き犯ですから!」

紬「私が、荷物置いたまま机を離れたのもいけないの!置き引き犯からしたら『取ってください』ってば言われてるものだから・・・」

江子「そうですね」

紬「そこは否定してよ!それより記憶喪失なのに、まだ勉強したいって凄いね!江子は記憶失くす前は勉強好きだったんじゃない?」

江子「そうでしょうか?何か違和感がありますが・・・、兎に角明日から頑張ります!」

次の日
教室
荒木「茂木紬さんの遠い親戚の茂木江子さんです!今日からこのクラスの一員に成りますので、皆さん仲良くするように!」

全員「は~い!」

放課後
紬「江子、メチャクチャ頭良いじゃん!小テストも全部満点だったし!」

江子「紬はダメダメでしたね!しかも途中から寝てましたし!」

紬「それを言わないで!」

江子「それでどこへ向かって居るんですか?寮は反対方向ですよ!」

紬「部活だよ!部活!」

江子「部活動ですか!どんな部活やってるのですか?」

紬「いや、この部活は内容は秘密なんだよ!」

江子「えっ?」

紬「入ったら全貌が明かに成るけど、1歩踏み出した瞬間出られないと思って!」

江子「そんなに危険な部活動何ですか?」

紬「危険も危険!命掛かってるんだから!」

江子「危険ですね!でも、紬はどうしてそんな部活に入って?」

紬「だって、成功したら一兆円よ!何年遊んで暮らせるか?」

江子「宝物に目が眩んだですね・・・」

紬「それだけじゃないよ!捕まえれば表彰されるじゃん!私もヒーローに成りたくて・・・」

江子「名誉欲じゃないですか!」

紬「詳しくは言えないけど、タコかクラゲみたいな生き物で、名前はたしか・・・『キル』だったかな?」

江子「キル?」

紬「あっ!言っちゃった!」

江子「どうされたんですか?」

紬「ターゲットの名前も言ったらダメだったんだ、でないと私、情報漏洩の罪で牢屋に入れられてしまう!」

江子「キル、どこかで聞いたような?」

紬「えっ?」

江子「私もこの部活動に入れば罪には成りませんか?」

紬「何とか、罪には成らない!」

江子「では、私も一緒にキルを捕まえますよ!」

紬「江子!ありがとう!」

部活動中
江子「ううっ、この訓練難しいですね!」

紬「いやいや、初めてにしては私より上手いじゃん!」

舞桜「いえいえ、それだと足手まといですよ!」

紬「高橋さん!」

江子「どういう方何ですか?」

紬「彼女は高橋舞桜さんって言って、この部活動のエースなの!」

江子「エースってことは、とても強い方何ですか?」

紬「少なくとも、この学校の中では1番強いし、部隊長も任せられてるの!」

江子「凄いですね!」

舞桜「こんな基本的な事が出来ないのなら、任務に必要ありませんわ!」

紬「高橋さん!江子はまだ初心者ですよ!」

舞桜「2年やって何も変わらないあなたが言っても説得力がありませんわ!」

紬「ううっ、部隊長のいじわる!」

舞桜「なんですって!」

江子「いえ、私が出来てないのは事実ですし、ましてや命を張った訓練なんですから、厳しいのは当たり前です!もし、これが本番なら私は命を落としてる筈です!その警告なんですよね?部隊長!」

舞桜「フン、分かってるなら良いのよ!」

愛美「お姉様ったら、素直じゃないんですから!すみません!」

江子「いえ」

愛美「あれ?」

江子「どうかしました?」

愛美「あなたどこかで会ったような?」

江子「私の事知っていたら、何でも良いので教えてください!」

愛美「う~ん、ダメだ!全然思い出せない!でもなんか会ったいや、その顔をどこかで見た気がするのよ!」

紬「ほんの小さな事でも良いんです!ここに居たとか、この場所を歩いてたとか?」

愛美「ダメだわ、ごめんなさい思い出せなくて・・・」

江子「いえ、良いんです!」

キャー!

愛美「何?」

江子「何が起きたんですか?」

ぐわあ!

江子「あっ、あれは怪獣!こんな時代に?なんかの撮影とかでもなく?」

舞桜「はっ!」

タタタタタ・・・←駆け付ける

舞桜「それっ!」←薬を投げる

シュワ~・・・

江子「えっ?」

男子「部隊長ありがとう!助かったよ!」

江子「さっきの怪獣が男の子に?!」

愛美「実は、この部活がシークレットの理由は、こう言う変わった変幻をする部員達がチラホラ居るからです!」

江子「まさか、あなたも?」

愛美「ええっ、部隊長のお姉様もです!」

江子「じゃあ?紬も?」

紬「私は普通の一般人!だから下っ端なの!」

舞桜「それはあなたのセンスの問題ですわ!」

紬「部隊長!」

舞桜「変幻が人間の体力を上げてる事は事実ですが、そんなのほんの少し!普通の人でも早くて半年、遅くても2年あれば力は付いてますよ!」

愛美「ただ、江子さん!」

江子「はい!」

愛美「気を付けて欲しい事があります!」

江子「何ですか?」

愛美「変幻を個性と捉えてください!」

江子「どういうことですか?」

愛美「私達は生まれてこの姿になったのではなく、幼少期に誘拐されて、誘拐された場所で酷い目に遭いこんな姿で生きていく運命なのです!」

江子「はあ・・・」

愛美「だから、この変幻を見て、『変』だとか『おかしい』といったような偏見で私達の存在意義を否定しないで欲しいんです!バカにしないで欲しいんです!」

江子「『えっ、何か違う形でみたような?』はい!分かりました!決して存在意義を否定したり、バカにしたりはしません!」

一方その頃
心乃枝「江子どこ行ったんやろな?」

春奈「あの子、大丈夫かしら?」

刹那「無事であって欲しい!」

Re: 少年教師有! ( No.132 )
日時: 2024/04/30 23:37
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

とある休みの日

愛「ここが、カフェと言う場所ですか?」

心乃枝「愛ちゃんどんだけ世間知らずなん?」

愛「私は小さい頃から修行一筋の為・・・」

朝子「私でも知ってるわよ!」

心乃枝「朝子、威張るとこちゃうよ!」

カラン

店員A「いらっしゃいませ!」

朝子「4人です!」

糸成「あっ、君達もここに来たのかい?」

有「寺坂糸成!」

出席番号126番糸成が突き付けた究極の選択!

朝子「あんたこそここに何しに来たのよ?」

糸成「別に、ただお茶しに来ただけさ!かのじょたちとね!」

蘭「ハーイ!」

凛「イェーイ!」

ルン「何!私達がお茶しちゃダメなの?」

恋「ひどい!」

ロン「差別よ!差別!」

糸成「何だ?その目は何か気に食わなさそうな顔だね?」

朝子「当たり前でしょ!あんたらとキルのせいで、同級生3人が爆弾仕掛けられて困ってるんだから!」

心乃枝「朝子!朝子!」

ざわざわざわざわ・・・

糸成「おやおや?それは機密情報じゃないのか?そんなこと言ったら君達の通ってる学校が終わるよ!」

愛「すみません、爆弾じゃなくて、爆弾ゲームです!」

有「そうそう、ボール持って回して、音楽が止まった人とその前後の人がアウトになる・・・」

客A「なあんだ!」

客B「懐かしいな!」

客C「昔小学校でやったよな!」

糸成「フッ、意外と冷静に対処できたな!だが、血の気が多い!」

有「どういうつもりだ?」

糸成「別に僕らはここに居る人達がどうなっても良い!勿論、キルに殺されようとね!」

有「何だと?」

糸成「少しは、僕らの気持ちが分かってくれると思ってくれると信じていたが、無理なようだ」

有「僕の生徒達を危険な目に合わせた人を信じられるか!」

糸成「それだよ!僕らはここに居る奴らに酷い目に合わされた!それを君達は分かろうとしない!同じ境遇に立っているものも居るのに!」

有「それは、全員とは限らないだろ!」

糸成「さあ、どうかな?僕らみたいな変幻を見て、周りはどう思う?魔女だとか妖怪だとか怪物だとか言われて、身も心も傷つけられ、彼女達は野蛮な男達に酷い仕打ちを受けてきた!そんな人間不信な僕らがこの世の人類をどう信じろ!と言うんだ!」

有「それは・・・」

糸成「取り引きをしよう!」

朝子「どうするつもり?」

愛「何とか、収まりました・・・、このちゃん、帰って他の方を!」

心乃枝「OK!」

糸成「お二人さんはどうする?」

愛「あなたが何するか分かったものじゃありませんから!」

朝子「いつでも構えてるわよ!」

糸成「そうか・・・」

愛『しかし、厄介だ!これは数万人の人質を取られたも同じだ!この少年なら何万人単位でも抹殺できる!それにキルもどこかで見張ってる可能性も、真意が分かるまで動けない』

店員A「失礼します!コーヒーの方?」

糸成「僕だ!」

店員A「ミルクティーの方?」

有「僕です!」

糸成「ふーん、先生の癖に甘いミルクティーを飲むとは!まだまだ子供だね!」

有「うるさい!人の勝手だ!」

糸成「僕は7歳からコーヒーの味を知ってるのさ!しかも1日に7杯は飲むよ!喫茶店に来て甘いミルクティー飲むなんて本当お子ちゃまは・・・!」

有「何?喧嘩売ってるの?やるよ?」

愛「先生、落ち着いて下さい!」

糸成「良いのか?教師が暴力沙汰なんて?」

有「生徒を守るためなら鬼にでも悪魔にでも成るつもりだ!」

糸成「ふーん、その勢いは父親譲りだが、その台詞は母親譲りなようだね?」

有「えっ?お前は僕のお母さんを?」

糸成「さあ?どうだろうなあ?」

一方
店の外
春奈「戦闘準備だね?」

犬吾「待て!ここはまず刹那姉ちゃんのアーティファクトで・・・」

刹那「分かりました!アデアット!」

ビューン!

ロン「邪魔はさせませんよ!」

春奈「あんたは!」

ロン「前川ロンです!アデアット!」

ビューン!

犬吾「アーティファクトや!」

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!

渚「拙者も相手するでござる!」

一方
有「それで?君の取り引きとは何だ?」

糸成「先に言っておくが、実は僕らもキルを殺す気でいる!」

3人「はあ?」

愛「キルはあなた方を救った恩人では?」

朝子「そうよ!そうよ!」

糸成「勘違いしないでくれ!これはキル本人が望んでいることだ!」

朝子「はあ?」

愛「どう言うことだ?」

糸成「キルと言う生物は、本当に凄い!この地球を破壊できるレベルの力を持っている!しかも、その期限が3月31日だ!」

3人「はあ?」

有「どう言うことだ?」

糸成「これはキル本人が言ってたこと!このままだとこの地球は終わる!」

朝子「それがあんたらがキルを殺すことに何の関係があるの?」

糸成「どうせ、僕らの姿は怪物に過ぎない!例えるなら不良とかはみ出しものみたいなものさ!だが、そんな僕らが地球を破壊する怪物を倒したとなれば世間はどう思うだろうね?」

有「高い評価を貰え、英雄として称えられる!」

糸成「その通り!だが、下手な演技は出来ないし、キル自身も簡単には殺されたくないそうだ!僕らも何回か挑んだがかすり傷1つ付けられなかった!」

有「僕らと協力してキルを倒せと言う相談か?」

糸成「ああ、だが、ただではやらん!」

ジャラン!

愛「これは!」

糸成「君達の人質となってる生徒達の鍵さ!」

有「これをどうするつもり?」

糸成「何?僕らと一緒に協力すると言うのなら、鍵を渡そう!だが、僕らはこの世界のお菓子工場の被害者及び僕らを理解してくれた人以外は皆殺しにする!」

朝子「何ですって?」

有「不明の人はどうするんだ?」

糸成「確実でないものも全員さあ!特に思い入れの無い奴を殺さなかったとしても本当に理解するかどうかなんて分からないしね!」

有「そんな・・・」

愛『究極の選択だ!先生としては、3人の命は大事!少しでも早く安心させたい筈!それにキルを倒すとなるとこの6人の能力も良い戦力になる!
  だが、それと引き換えに人類の90%以上を殺すだと!確かに私もこのちゃんも朝子さんだって苦しんできた!そいつらに恨みがあると言われれば答えは『YES』だ!ここはまず受けるべきだ!奴らの言ってることがどこまで本当か分からないが、どうにかリストだけを集めて、栞先生達に守ってもらおう!これで時間稼ぎをして・・・、
  いや、待てそれで救えるのか?皆殺しだと流れ弾が当たるのは目に見えてる!』

糸成「何か迷うことがあるか有君?どっちにしろキルを殺さないと地球は終わるんだよ!皆住めなくなるんだよ?生きていけないんだ!」

一方
春奈「よし!私の描いた絵で・・・、それ!」

ドーン!

ロン「効きませんね!」

刹那「前川ロンさん、あなたの目的は?」

ロン『しまった!』

春奈「よし!兎に角逃げるよ!」

渚「隠れるでござる!」

犬吾「サンキュー、渚姉ちゃん!」

屋根の上
ロン「待ちなさい!」

犬吾「待て言われて待つか!」

春奈「刹那、アイツの考えてることは?」

刹那「ええっと・・・」

ギュイーン!

4人「ギャアアア!」

犬吾「なんやこの雑音!」

春奈「耳が!耳が!」

刹那「心読む暇がありません!」

一方
糸成「どうやら心は決まったようだね?ただ、はっきりと『僕らと協力してキルを倒す!しかし、僕らの計画に口を出さない』ってね!それで取り引き成立だ!」

有「ううっ・・・」

愛『いずれにしろ、まずはあの3人の身の安全が先決だ!だが、その鍵が偽物だったとしたら・・・』

有「僕らは君達と協・・・」

バシーン!

朝子「バカ!」

有「朝子さん?」

朝子「さっきから黙って聴いてみれば?!あんた、関係無い人まで殺す気?」

有「ですが、朝子さん達も・・・」

朝子「『怪物を信じない』ってだけで殺される関係無い人達の気持ち考えたことある?しかもそれが小さな子供や赤ちゃんだって入ってるのよ!皆殺しなんてそれこそいじめよ!八つ当たりよ!こんなの被害妄想よ!」

愛『確かに、正論だ』

朝子「それにこの鍵が本物かも分からない状況で、コイツらを信じられると思う?いくら境遇は信じても、命懸かった状況で鍵を渡すバカなんてなんてどこに居るのよ!それにキルが本当に殺して欲しいって話しも信憑性薄いし・・・、本当に生徒を助けたいと思うなら、こんな交渉は100%NO!こんな簡単に鍵渡すなんて罠しかあり得ないわ!あんたは人を信じすぎなのよ!そこが悪い癖でしょ!」

有「す、すみません・・・」

糸成「ホー、頭脳はダメかと思っていたが、意外と冷静だったな!」

有「糸成!交渉は否だ!僕らは別の方法で鍵を君達から奪って見せる!」

糸成「そうか、だが、僕が簡単に帰すと思っているかい?」

3人「えっ?」

ドバーン!

有「愛さん!」

愛「私を甘く見るなよ!アデアット!」

ビューン!

朝子「アデアット!」

ビューン!

蘭「お待ちなさい!」

恋「私達が居ることも・・・」

ルン「忘れずに・・・」

糸成「僕は先に帰っとくよ!」

朝子「待ちなさい!」

愛「逃げられましたね!」

有「えっ?」

愛「首に鍵が!」

朝子「やっぱりあんた達が持ってるのが本物ね!」

恋「ええっ、その通り!」

蘭「糸成様が持っていたのは交渉に使うための偽物です!」

ルン「ですが、糸成様の取り引きは半分本当で半分嘘です!」

有「どう言うことですか?」

蘭「鍵と交渉については嘘ですが、私達の境遇とキルが地球を破壊すること!そして、私達に自分を殺すように命令したのは本当です!」

愛「何?」

ドーン!

愛「わあ!」

有「愛さん!」

蘭「あなたの相手は私です!」

有「フッ!」

愛「お前は月夜!」

月夜「先輩久し振りですね!京都の時に出来なかった勝負やらせてもらいまっせ!」

愛「何しに来た?」

月夜「そんなもん、この子らの護衛に決まってますわ!簡単に鍵を渡すわけ無いでしょ!」

一方店内
朝子「愛さん、有!うっ!」

凛「私の事忘れてませんか?お嬢様?」←クロロホルムで眠らせる

蘭「たあ!」

有「フッ!」

蘭「手套ではなく剣技で来るとは・・・」

有「僕は拳法よりはこっちの方が好きなんでね!」

渚「有坊主!ここで争うのは周りに迷惑でござる!」

心乃枝「お店も壊してるし、周りにバレたらヤバイで!」

蘭「『これは私達にも言えることだな!』私達の目的は糸成様を守る為の時間稼ぎだ!また学校で会おう!」

有「クー!『糸成め!どう言うことだ?何が目的何だ?』」


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