二次創作小説(新・総合)
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- 少年教師有!
- 日時: 2024/10/16 18:51
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
いくちゃんです!
ナンバーズ更なるスピンオフ作品!
このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します!
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子
2番・影主人公・石井悠馬
3番・サブ主人公・石田陽斗
4番・人気ヒロイン・岩村江子
5番・助太刀ヒロイン・岩村小
6番・影ヒロイン・氏家流
7番・メインヒロイン・大西楓
8番・正ヒロイン・岡朝子
9番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)
- Re: 少年教師有! ( No.284 )
- 日時: 2025/09/18 21:06
- 名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)
出席番号278番・ホワイトデーのお返し・・・④
歩「あっ、有君!」
有「歩さん!お待たせしました」
歩「それにしては予定の時間より少し早いと思うけど?」
有「少し色々ありまして・・・」
歩「今日は私が最後か!」
有「はい、その予定です!」
歩「もう、そこは隠して欲しかったな」
有「すみません、よく分からなくて・・・」
歩「大丈夫、大丈夫!そんなことで怒ったりしないよ!」
有「それでどこへ行きますか?」
歩「そうだなじゃあ・・・」
某映画作品エリア
歩「メテオロジンクス!」
フー!
有「うわあ!」
歩「凄いでしょ!」
有「はい!魔法って本当にあるんですね!」
歩「そうだよ!それにこの魔法を使える人は限られてるんだよ!」
有「そうなんですか?」
歩「だって、前に流達と来た時、私以外誰1人魔法使えなかったもん!」
有「難しいんですね!」
『本当は係員さんが演出してるけど子供の夢を壊さない為に黙っておこう』」
モニタールーム
莉桜「あれ、私前行った時出来なかったよ!」
午希「私も!10回やっても何も起こらなかった!」
流「歩は何で出来るのかしら?」
冷子「前遊びに行った時も魔法使えたのは歩だけだったもんね?」
THE・フォービドゥン・ジャーニー
歩「ここに来たらこれに乗っていかないと来た意味がないよ!」
有「僕はこっち側のエリア事態初めてです」
歩「ここには来たことあるの?」
有「八期兄さんの家族と一緒に来てますね」
歩「そうなんだ!」
体験中
歩「ハリー!ハリーだ!こっち見て!」
有「ウワー!凄いところ飛んでる!」
歩「わあ!もしかして怪獣?それともドラゴンとか?」
有「なんか空中を飛んでるみたい!うわお!危ない!でも、楽しい!」
歩「ウワー!炎だ!」
有「燃えてしまう!」
モニタールーム
陽斗「おいおい、何で映像消えてるんだよ!トイレでも更衣室でも無いだろ!」
蛙「何で2人の音声だけなんだよ!」
蝦蟇「俺らも見たいって!」
瞳「ええっと、著作権上の都合と言いますか、出来れば皆さんには実際に体験して貰いたいと言いますか・・・」
雄樹「絶対後者だな!」
悠真「まあ、遊園地の乗り物やアトラクションとかはネタバレしたら面白くないからな!」
流「こうするのが正解なのよ!」
恵花「つまんないです!」
恵子「楽しみにしてたのに!」
燕「その前に私たちは盗撮映像を見てることを忘れないで!」
瞳「本人からは許可取ってますので盗撮ではありません!」
体験後
歩「どうだった?」
有「過去1楽しかったです!」
歩「良かった!そう言ってくれて私も嬉しいよ!
あっ、まだもう1つ体験出来るんだよね?」
有「はい、ですがステージとかに成りますが・・・」
歩「だったらあれ行こう!」
大人気アニメの実写オリジナル劇場ステージ
歩「さあ、有君のカッパも用意したし、思いっきり濡れるぞ!」
有「あまり濡れたくないんですけど・・・」
歩「こういう場所では濡れることが1つの思い出なんだから!それに迫力のアクションシーンがより目の前で見れる特等席だよ!」
有「僕、アクションは見てこなかったのでよく分からないです」
歩「へえ、意外だね!有君はどんなジャンルの漫画の読むの?」
有「そうですね、八期兄さんからはよくラブコメを薦められます」
歩「ええっ!!!!ラブコメ!?」
モニタールーム
全員「ラブコメ!?」
歩「それはあれかな?『お前モテるんだから女心勉強しろよ!』みたいな感じかな?」
有「いえ、『この本面白いぞ!』で貸してくれます」
歩「どういう感じに?」
有「ヒロイン達の駆け引きと個性に注目するように言われますね」
歩「有君はハーレムについて何か思うことある?」
有「まず、ハーレムがよく分からなくて・・・」
歩「何て言ったら良いかな?女の子にモテモテに成る状況かな?」
有「それは困りますね」
歩「何で?」
有「その中から1人選べって事ですよね?」
歩「選ばないって選択肢もあるよ」
有「断るんですか?」
歩「それは有君次第かな?結婚ってお互いの気持ちが1番大事だから!」
有「そうなんですか・・・」
モニタールーム
莉桜「まあ、子供にはまだ早い話ね!」
楓「そうそう結婚はお互いの気持ちが1番大事なんだから!
一輝「だよね!友人!」
友人「俺に振るな!悲しくなるだろ!」
歩「ぶっちゃけた質問だけど、有君って好きな子って居る?」
モニタールーム
全員「!!!!!!!」
有「好きな人ですか・・・」
モニタールーム
莉桜「これは居そうね」
流「ってか、バレンタインのお返しを3日掛けてやってるんだし、誰といつデートするか決めてるなら好きな人が居てもおかしくないわ!」
悠真「先生の好きな人って誰なんだろうな?」
冷子「もしかしてあの14人の中に?」
莉桜「実の妹を入れてどうするのよ!」
有「居ますよ!」
全員「ええっ!!!!」
歩「それって・・・」
流「歩、聞いちゃうの!?」
冷子「早まらないで!傷付くのはあなたよ!」
歩「私達クラスの中に居る?」
ステン!
有「はい、勿論!」
歩「そ、そ、そうなんだそれって・・・」
バシャーン!
歩「あっ・・・」
有「あっ、始まったようですねこれ見たかったんですよね?よそ見せず最後まで目に焼き付けましょう!」
歩「うん、そうだね」
帰り道
有「8つだけとはいえ時間が進むのは早いですね」
歩「そりゃ楽しかったから!私もこのデートが一生の思い出になるなあ」
有「あっ、そうだった!」
歩「どうしたの?何か忘れ物?」
有「渡しそびれてました!はい、どうぞ!」
歩「これって?」
有「クッキーです!」
モニタールーム
全員「クッキー!?」
歩「それって?」
有「実は、正直に言うと今日の最後の相手を歩さんか凛さんで悩んでたんです!」
歩「えっ?私凜ちゃんに負けたの?」
有「でも、決め手は1日の最後が歩さんが良かったからです!」
歩「私が最後?」
有「本当は友の日に渡したかったんですが、歩さん僕とは友達と言う関係でも宜しいですか?」
流「歩・・・」
冷子「これは振られたって事かな?」
歩「友達か・・・、複雑だな・・・」
有「本当にごめんなさい」
歩「良いよ、こんなのに怒る理由なんか無いよ!
でも、私は諦めが悪い女だから!」
有「えっ?それって?」
歩「学校に戻ったら、私の有君への好き好きアピールは止まらないよ!逃がさないから覚悟しててね」
有「ヒエエ!」
モニタールーム
流「歩攻めるわね」
冷子「恋は弱肉強食っていうもんね」
陽斗「それより先生の好きな人って誰なんだろうな?」
友人「少なくとも義理の4人の中には居ないだろ?」
莉桜「あと実の妹も有り得ない!」
一輝「当たり前だよ!先生ああ見えてシスコンだけど、兄妹で結婚出来ないことは知ってるよ!」
楓「逆に明日はどんな5人に成るんだろう?」
瞳「そうですね、明日は5人がデートしますね!ホワイトデー当日に!」
陽斗「バレンタインとかホワイトデーを後ろに巻かせられなかったのか?」
友人「無理だろ!やっぱり当日でないと!」
一輝「そもそも決めたの理事長の旦那さんだし!」
莉桜「ドイツもコイツも恋愛に受かれやがって!」
千里「みんなはどう思う?」
春奈「何だかんだで朝子だって!」
心乃枝「いや、愛ちゃんかもしれへんって!いや、刹那か?それとも江子か?」
流「私は歩に1票!」
冷子「私は歩に1票!」
悠真「おいおい、お前らも掛けるのかよ!」
流「言うだけならただじゃない!」
瞳「取り敢えず明日になれば分かりますね!それでは皆さん解散!」
全員「ハーイ!」
次回はブレイクタイム!この日の総括!
モニタールームメンバーの予想が繰り広げられる。
- Re: 少年教師有! ( No.285 )
- 日時: 2025/09/18 22:47
- 名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)
出席番号279番・ホワイトデーのお返しブレイクタイム(1日目の総括)
モニタールーム
莉桜「さあ、先生が誰が好きなのか予想してみようか?」
冷子「莉桜、趣味悪い!」
陽斗「でも気になるよな!」
糸成「それは僕もだ!」
蘭「そうです!皆さんやりましょう!」
恋「あんたは糸成様に同意するだけでしょ?」
ロン「本当、幸せ者ね!」
流「今回は本当はダメだけど、めちゃくちゃ気になるのよね」
悠真「同感!むしろ、先生好きな女子生徒がこんなにも居るとはな!」
瞳「では、当てられた人にはここの遊園地のデート権なんてどうですか?」
恵子「それが良いです!」
恵花「絶対当てるぞ!」
楓「当てるぞ!の前に、今日のメンバーには先生の本命居ないんじゃない?」
午希「そうだよ!義理のお返しだよね?」
千里「少なくとも部子と舞桜さんは有り得ないわね」
五月「明らかに振られてましたね!」
冷子「歩とルンさんは好感触でしたが、それでも義理なのよね・・・」
春奈「まだデート出来てないのが・・・
江子
小ちゃん
朝子
愛さん
刹那
千桜ちゃん
冥ちゃん
泉ちゃん
凛ちゃんの9人ね!」
楓「泉は妹だし、家族だから無いとして・・・」
莉桜「意外とあるかもしれないよ!先生意外とシスコンだし!」
一輝「明日が本命の日なんだよね?」
瞳「そうですね、14日が真のホワイトデーですから、バレンタインと同じく14日が本命だと言うお返しに成ります」
燕「たしか、行くメンバーの人数は5人ですよね?」
陽斗「その5人の中に先生の本命が居るかもしれないのか!」
友人「誰なんだろうな?」
一輝「僕は朝子さんだと思うな!」
春奈「おおっ!王道を行くね!」
一輝「どういう意味?」
春奈「ラブコメではツンデレタイプは王道の正ヒロインだからね!選択肢としては手堅いところよ!」
陽斗「俺は、宮里じゃないかな?先生って大人しくて優しいタイプとか好きそうだし!」
悠真「それはありそうだな」
友人「俺ら男って、優しくされると惚れてしまうというか勘違いする奴が山程居るからな!」
五月「私は江子さんではないかと思ってます!」
莉桜「どうして?」
五月「江子さんは芯が座っていて、しっかりしています!いざと言う時に先生を引っ張れるタイプだと私は思いますよ!」
紬「あっ、それ分かる!江子ってめちゃくちゃ頼りになるんだ!」
春奈「う~ん、親友達を応援したいけど、当てに行くなら私は千桜ちゃんかな?」
莉桜「その心は?」
春奈「千桜ちゃんだってしっかり者と言うか、常識人と言うか・・・、大穴だけどああいうタイプ程似合ってるかも?」
心乃枝「そうかな?」
春奈「心乃枝は誰だと思うの?」
心乃枝「うちは愛ちゃんやと思うねん!」
全員「ええっ!!!!」
心乃枝「そんな驚くか?」
冷子「それは1番有り得ないよ!」
流「第一、愛さんは心乃枝さんの事が好きでしょ?」
心乃枝「皆知っとったん?」
悠真「いや、分かりやすいと言うか・・・」
陽斗「皆で『百合カップルだ!』って盛り上がってたよな?」
モア「この2人は私達で見守ろうって!」
心乃枝「まあ、愛ちゃんとは幼馴染みやけど、幼馴染みやから分かるねん!」
春奈「愛さんが有君に惚れてることが?」
心乃枝「違う!うちか有君で心が揺れてることが!」
友人「そこまで知ってるのかよ?!」
心乃枝「それに愛ちゃんにとっては異性への恋愛は初めてやからな!うちは愛ちゃんの恋が実って欲しい思ってるよ!」
楓「木谷さんって意外と肝座ってるね」
流「私は願望だけど、小に報われて欲しい!」
午希「うちも!だって一度は諦めてた恋やもん!」
犬太「あん時は大変やったな!正体隠さなあかんかったし!」
千里「誤魔化す方も大変なのね」
莉桜「私は冥ちゃんを予想するわ!」
蘭「来たわね!幼馴染み!」
春奈「でも、幼馴染みは負けフラグでしょ?」
莉桜「分からないわよ!何たって幼馴染みってお互いの事をある程度許せる関係じゃん?」
一輝「そうだね!八期も幼馴染みはラブコメ界のラスボスって言ってたよ!」
楓「そんな元生徒会長さんには4人くらい幼馴染み居なかった?」
燕「期間バラバラだけど居るね!しかも1番古いのがうちの1番上の姉!」
全員「ええっ!!!!燕(さん・ちゃん)のお姉さん?」
燕「なんか生まれて間もない時期から結婚の約束してたと言うか・・・」
陽斗「早すぎるだろ!絶対忘れてるって!」
悠真「その前に絶対結婚の意味分かってないって!」
ロン「それは結婚の約束じゃなくて宣言じゃないの?」
燕「そうとも言えるわね」
恋「私は凛ではないかと思う」
蘭「まさかの?」
恋「こうなったら個人的に凛かルンに幸せになって欲しい」
友人「仲間のよしみか!」
恵花「でも、途中参加だからあまり印象無いんじゃない?」
蘭「凛本人から聞いたが、先生から熱々のキスをされたと?」
燕「それは本物の朝子さんを見分けるために仮契約で確かめたんです!」
糸成「でも逆に言うとそれ切っ掛けで凛君は彼に惚れたんだろ?」
瞳「事実なんですよね・・・」
ロン「ある意味病気ね!」
陽斗「恋の病とは言うが・・・」
一方その頃
有の部屋
有「いよいよ明日か・・・、緊張するな・・・」
香「何に緊張するのかな?」
有「わあっ!ビックリした!急に声掛けないで下さいよ星田先生!」
香「明日が本命の娘達とデートするのね!でも、何がそんなに不安なの?」
有「数に限りが合ったので、上手く選べなかったんです」
香「そんなに悩んだの?」
有「勿論ですよ!誰と何時台にまわろうか?とか、
どんな順番にするのか?とか、
誰と本命の日に一緒に出掛けようかな?とか!」
香「あんたが好きに選べば良い話じゃない!決めるのはあんたなんだし!」
有「それが難しいんですよ!皆さん、甲乙付けがたい美人とか可愛い人ばかりなので・・・」
香「なーに?見た目だけ?」
有「勿論、中身を見てもですよ!でも、決めにくかったと言うか・・・」
香「人にモテると言うのも大変なのね!
それでもハッキリさせる場所はハッキリさせるのよ!」
有「はい、分かりました」
モニタールーム
瞳「取り敢えず、本命になり得る5人を紙に書いていこう!」
全員「オー!」
雄樹「順番はどうするんだ?明日のデート順!」
瞳「だったら、明日デートするメンバーを当てたら半額で、順番も完全一致なら全額負担で行こう!」
全員「ワーイ!」
栞「それはそうと、その半額や全額のお金は誰から?」
瞳「それは先生です!」
栞「なんでよ!」
瞳「じゃあ、折角なので先生も挑戦して、先生が当てたら無かったことにしましょう!」
陽斗「でも、俺らの誰かが完全正解、先生がメンバーだけだったら半額にしてくれよ」
瞳「分かったわ!そうしましょう!」
栞「ちょっと!話を勝手に進めないでよ!」
解答オープン
瞳「う~ん、全体的に冥ちゃんが最後って、予想が多いわね」
心乃枝「他の解答は愛ちゃんか朝子やな」
友人「トップバッターはバラバラだな!」
流「もう難しくて分かんないわよ!」
恵子「有先生って好きなものは早めに食べるのか?
最後まで残しておくのかどっちタイプなんでしょう?」
友人「それが分かったら苦労しないよ!」
栞「たしか、好きなものは最後まで残しておくタイプだった筈よ!」
莉桜「おっ、それは良いヒント!」
春奈「書き直して良い?」
流「ってそんなこと聞いて分かるわけ無いでしょ!誰が本命かどうかすら分かってないのに!」
莉桜「それもそうだ!」
春奈「それを考えてるんだった!」
- Re: 少年教師有! ( No.286 )
- 日時: 2025/09/22 22:32
- 名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)
出席番号280番・ホワイトデーのお返し・・・⑤
3月14日(ホワイトデー当日)
有「2日連続で来るなんて初めてだな」
?「あっ!先生!」
有「江子さん!待ちました?」
江子「いえ、私も今来たところです」
モニタールーム
陽斗「初っぱなから全員外してるじゃねーか!」
莉桜「まだ、今日デートするメンバーだけ当てる可能性は残ってるよ!」
春奈「今日デートするメンバーだけ当てれば半額よね?」
栞「私も当てたら無しよ!」
冷子「その前に先生と同じ答えの人居ないし!」
入場し
有「江子さんは何が好きですか?時間の都合で2つまでしか楽しめませんが・・・」
江子「私はそこまで楽しまなくて良いんです!刹那が幸せに成ってくれたら」
有「ダメですよ!」
江子「何を言うのです?私は元々裏切り者!いや、ミイラ取りがミイラ!本来恋愛をしてはいけない女なんです!」
モニター
春奈「アイツ、まだ気にしてたの!」
楓「江子ちゃん!恋は戦争だよ!」
莉桜「あまりにも自分が許せなくて2年前の文化祭の時に自殺未遂犯してたからね!」
全員「ええっ!!!!」
冷子「止めてよ!縁起悪い!」
流「自分を追い込みすぎよ!」
春奈「刹那は気にしてないのに、今でも気にしてるって、どれだけ自分を過小評価するかな?その気に成れば江子モテるのよ!」
全員「えっ?!!」
莉桜「それ私初めて聞いたんだけど!?」
春奈「物静かだけど肝は座ってるから影でモテてるの!親衛隊が出来るくらいわ!」
瞳「それって先生大丈夫ですか?」
絵里「今のアイツなら返り討ちに出来るよ!勢い余って相手の骨折らないか心配だが・・・」
栞「警察の御用だけは止めてよね!」
莉桜「別クラスで警察に何回もお世話に成った生徒居なかった?」
栞「理事長曰く、2/3くらいは警察がやらかしたことらしいわ!」
悠真「この町の治安は大丈夫なのか?」
ところ変わって
有「今日は江子さんを楽しませるためのお礼のデートなんです!僕からのお返し受け取って下さい!」
江子「分かりました・・・、では先生高いところとか早い乗り物は大丈夫ですか?」
有「僕は高いところも早い乗り物も好きですよ」
江子「では、行きましょうか!」
フライング・ダイナソー
有「昨日は別のジェットコースターでしたが、このジェットコースターはどんな感じですか?」
江子「モチーフが恐竜で、空を飛ぶ恐竜に捕まった形で縦横無尽に駆け巡るそんなジェットコースターです!」
有「へー、それで大丈夫ですか?」
江子「私が好きな乗り物ですから大丈夫です!」
有「そうでなく、身長・・・」
江子「失礼ですね!確かに、牧野姉妹に並ぶ低さですが、先生よりは明らかに高いです!」
有「ご、ごめんなさい!」
モニタールーム
心乃枝「もう!有君ったら!女の子に身体と年齢の事言うのはNGやで!」
一輝「いや、身長は男でも嫌だよ!」
友人「一輝低いもんな!」
楓「私一輝より低いけどね」
春奈「江子よりは高いじゃん!」
順番が回り
有「へー、このジェットコースターは椅子がぶら下がってるんですね」
江子「先程言いましたように、恐竜に拐われる体験に成りますので!
それにレールの下だとより揺れやすいですから、もっと凄いスリルを味わえますよ!」
プルルルル・・・
スタッフ「それでは行ってらっしゃい!」
有「わあ、下向いた!ちょっと怖い!八期兄さんならこの時点で目瞑ってる筈」
江子「多分乗らないとおもいますよ!」
頂上到達そして
有「わあ!」
江子「キャー!」
ぐるりと回転
有「わあ!目が回るよ!」
江子「これが飛んでいると言う感じなんですね」
宙返り
有「わあ!落ちる!落ちる!落ちるよ!」
江子「先生!怖いなら私の手を握って下さい!」
有「ええっと・・・」
江子「ここです」
ギュッ!
有・江子「うわあ!」
有「怖いけど・・・」
江子「楽しい!」
スタッフ「は~い、お疲れ様です」
有「イヤー、楽しかったですね?」
江子「はい、やっぱり遊園地で刺激を与えるにはジェットコースターです!」
有「それに、本当に空を飛んでいるみたいでした!」
江子「フフフ」
有「どうしたんですか?」
江子「先生を見てると、弟と一緒に遊びに来た気分です」
有「そうですか?」
江子「だって私達歳が5つしか離れてませんから!」
有「それもそうですね」
江子「そこは普通『弟扱いしないで下さい』っていうんですよ」
有「本当にそう思えて・・・」
江子「そうですか・・・、『嬉しいような?悲しいような?』」
有「次はどこへ行きます?ポップコーンとか買います?」
江子「それは刹那の時に!次は何かしらショーか舞台ですよね?」
有「ミニゲーム的なものでも!」
江子「でしたら・・・」
チッチッチッ・・・
有「ええっとこれの答えは・・・」
江子「先生!落ち着いて考えるのです!焦れば焦るほど敵の思う壺ですよ!」
有「江子さん、分かりますか?」
江子「多分、これかと・・・」
有「成る程!そういうことなのか!」
体験終了後
有「イヤー、難しかったですが、面白かったです!」
江子「私も最後の謎が解けなかったのが悔しかったです!またリベンジの機会があればやってみたいです!」
有「そうですね、謎解きって知識だけでなく閃きも大事なんですね」
江子「その通りです!一点だけに集中してしまう固定概念に捕らわれてしまうと真実は見付からない!
もっと周りの視野を広く持つことが大事と言う事なのです!」
有「謎解きって奥が深いですね」
江子「そろそろ時間ではありませんか?」
有「そうですが、その前に江子さんに伝えたいことがあります!」
江子「何ですか?」
有「一応皆さんにも言ってるんですが、これです!」
江子「キャラメルですか・・・、と言うことは?」
有「僕にとって江子さんはどういう人なのかを考えてみたんです!そしたら、江子さんっていつもは優しい人ですが、
いざと言う時に僕を止めてくれるストッパー!
僕が道を間違えそうに成った時に正しい道に導いてくれるそんな人だと思いました!」
江子「先生!」
有「だから僕にとって江子さんは『一緒に居ると安心できる』人です!」
江子「そんな!私なんかが・・・」
有「そんなこと言わずにもっと自信を持って下さい!
江子さんは女の子として、
いや、人として素晴らしい人だと僕は思ってるので!」
江子「有先生・・・」
モニタールーム
心乃枝「えっ?ちょっと待って!」
春奈「江子何する気?」
莉桜「皆見てるよ!映像だけど・・・」
チュッ!
有「えっ?」
モニタールーム
女子達「キャー!」
男子達「ウオオオ!」
江子「私は、私自身今の心境が分かりません」
有「えっ?」
江子「改めて、先生!私は先生が大好きです!ですが刹那の事も好きです!
だからこそ、私を選ばないとするならこのキスは私の最後の思い出とさせて下さい!私を選ぶなら今日の思い出のキスとして下さい!」
有「江子さん・・・」
江子「取り敢えず、時間はまだあります!先生が成人、いえもっと養える年齢になってからでも良いので、必ず答えを聞かせて下さい!どんな結果だろうと私は受け止めますので!」
有「はい、勿論です!それでは!」
江子「はい、さよなら!」
モニタールーム
流「これは・・・」
冷子「凄いもの見たわね」
友人「なんか応援したくなってきた!」
燕「私も!」
春奈「本当江子は自己評価低いんだから!」
心乃枝「もっと攻めればエエのに!」
次の待ち合わせ場所
有「ええっと、次は・・・、あっ、あそこだ!」
?「あっ!先生!こっちですよ!」
果たして、次は誰だ?
- Re: 少年教師有! ( No.287 )
- 日時: 2025/09/25 21:54
- 名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)
出席番号281番・ホワイトデーのお返し・・・⑥
刹那「あっ!先生!こっちですよ!」
有「お待たせしました!刹那さん!」
刹那「いえ、江子とのデートどうでしたか?」
有「う~ん、まあ楽しめたかな?って感じです」
刹那「江子が笑顔なら良かった」
有「江子さんと刹那さんって本当に仲が良いですね」
刹那「はい、1番の親友ですから!」
有「そうじゃなくて、争うライバルなのに、相手の事を気遣ってると言うか、自分の幸せよりも相手の幸せを望んでいると言うか・・・」
刹那「ハハハ、変ですよね!お互い好きな人が同じなのに譲り合っちゃって・・・」
有「いえ、仲が良いことはいいじゃないですか!世の中同じ人を好きに成って人情沙汰とか起きますし・・・」
モニタールーム
春奈「本当仲良すぎるわよ!何で譲り合うかね?もっと朝子や委員長みたいに争いなさいよ!」
心乃枝「無理やって、性格上2人ともネガティブやから!」
有「それで刹那さんが行きたい場所は?」
刹那「ええっと、そうですね・・・」
セサミストリート3D劇場
刹那「私は、やっぱりここに絶対行きます」
有「そうなんですか!」
刹那「しかも3D映像が、実際に体験できるんですよ」
有「どう言うことですか?」
刹那「それは、次の部屋に入った時に分かりますよ!」
3D映像が体験できる部屋
有「うわあ!熱い風が!
水もかかった!
海の中だ!あれ?シャボン玉?」
刹那「海の中で息をしてる演出です!水の中で息は泡に成りますから!」
有「成る程!
うわあ!椅子の下から何かが!」
演出終了後
有「イヤー、リアルでしたね」
刹那「家より凄いでしょ?」
有「はい!ですが、水がかかるのは・・・」
刹那「確かに、前だともっとずぶ濡れに成りますしね」
有「あっ!グッズ売場だ!そう言えば昨日お姉ちゃん達にお土産買ってないんだよな・・・」
刹那「なら、是非買っていきましょう!」
有「次、どこ行きます?出来れば乗り物で!」
刹那「でしたら・・・」
E.T.アドベンチャー
有「イヤー、長い列ですね」
刹那「中までこんなに並んでるとは・・・」
順番が回り
有「自転車に乗って回るんですね」
刹那「そうですね」
有「どこまで続いてるのかな?」
刹那「まさに未知との遭遇ですね」
有「こういう揺ったりした乗り物も悪くないですね」
刹那「私は、早い乗り物よりはゆっくり走る乗り物が好きです」
有「へー、なぜですか?」
刹那「私の夢は小説家なのでゆっくりの方が、題材やネタ探しが凄く楽に成るんです!」
有「へー、小説家ですか!応援してますよ!」
モニタールーム
春奈「もっと大きなアクションしなさいよ!」
心乃枝「そんな言わんでも・・・」
冷子「でも、デートとしたら物足りないのも事実ですね」
春奈「でしょ!文化祭の時みたいにキスの1つや2つしなさいよ!」
楓「なんてそこでキスなのさ!」
莉桜「じゃあ物影でキス以上の・・・」
流「止めなさい!皆が見てるのよ!」
莉桜「皆が見てるかもしれないと言うドキドキ感の中でやるのが良いんじゃん!」
友人「田中!マジで黙れ!皆不愉快だぞ!」
莉桜「あれ?私はポッキーゲームのつもりで話してたんだけど、皆は何を想像したのかな?」
楓「ウザッ!」
一輝「でも黙って欲しいのは事実」
午希「でも折角のデートがこれだけで終わるのは・・・」
燕「私も寂しいと思います」
一方
有「少し早いですが、お昼にしますか?」
刹那「いえ、遅めの朝ごはんで!実は私、朝から何も食べずに来たんです!」
有「そうなんですか?」
刹那「パークのレストランの料理を一度で良いから食べてみたくて!」
有「僕は昨日ハンバーガーを食べましたが、美味しかったですよ!今日は何にしようかな?」
スタジオ・スターズ
有「あっ!カレーだ!」
刹那「ここにします?」
有「良いんですか?」
刹那「私も食べたいですし!」
チーン!
店員「ありがとうございました」
有・刹那「頂きます!」
有「美味しい!」
刹那「先生は欲張りですね」
有「カレーにハンバーグが乗ってるものを選ばすに何を選ぶんですか!」
刹那「フフフ『可愛い』」
モニタールーム
陽斗「これ、彼氏と彼女じゃなくて・・・」
友人「近所のお姉さんと一緒に遊びに来た少年だな!」
春奈「これじゃあ、刹那が成就するなんて夢のまた夢よ!もっと『アーン』とかやって攻めなさいよ!」
寿美鈴「先生、よっぽどお腹空いてたのか、食べることに集中して何も話して無いんですけど!」
糸成「ロマンもへったくれもないな!」
蘭「こんなのがよくモテたわね?」
雄樹「約2名お前らの身内入ってるけどな!」
有「ごちそう様でした!」
刹那「先生!」
有「何ですか?」
フキフキ
刹那「口の周りカレーだらけでしたよ!」
有「あっ、ありがとうございます!」
刹那「もうだらしないですよ!」
モニタールーム
心乃枝「おおっ!これは2人の距離近付いたんちゃう?」
春奈「いやいや、こんなの弟を世話する姉じゃない!恋愛じゃないわ!」
莉桜「確かに甘酸っぱくはないね」
食べ終わり
刹那「そろそろ次の人の番ですね」
有「そうなんですが、まだやることがあります!」
刹那「何ですか?」
有「これが僕の刹那さんへの気持ちです!」
刹那「これは?キャンディー?」
モニタールーム
春奈「キャンディー?」
冷子「たしかキャンディーの意味は
『あなたの事が好きです』だったわよね?」
心乃枝「ってことは?」
瞳「有先生が好きなのは宮里さん?」
流「落ち着いて、金平糖も同じ意味よ!」
刹那「先生は私の事が『好き』と言うことですか?」
有「はい!」
刹那「それは恋愛的な意味で?」
有「いえ、人間的な意味です!」
モニタールーム
全員「?」
刹那「それはどう言うことですか?」
有「確かに僕は宮里さんの事が好きです!こんな美しい人に好かれてるなんて、夢にも思いませんでした!」
刹那「では恋愛的な意味では違うと?」
有「そうじゃないんです!」
刹那「えっ?」
有「恋愛的と考えると僕の頭の中はぐちゃぐちゃになって、誰が良いのか決められないんです!省くのは出来るのですが、失礼ながら、宮里さんの他にもこの人も良いなあと思う人が他にも居るんです」
モニタールーム
全員「ええっ?何それ!」
莉桜「これってもしかして?」
春奈「刹那のことは好きだけど、他にも好きな人の候補がいて決めかねてるってところね!」
楓「逆に他は誰なんだろうね?」
燕「少なくとも、今日一緒にデートするメンバーは確実でしょうね!先生が好きだからこそ選ばれた人なんですから!」
一輝「確かに!人間自分の好きな人と1番大切な日に大切な時間を過ごしたい筈だよ!」
刹那「先生、それは私以外にも好きな人が居ると言う事ですか?」
有「失礼ながらその通りです!ですが、勿論嫌いな人も居ますよ!」
刹那「その好きな人の中に江子入ってますか?」
有「勿論、入ってないと今日デートしたいなんて思いません!」
刹那「そうですか・・・」
有「刹那さん?」
刹那「良かった」
有「えっ?」
刹那「江子が私と同じ土俵に居てくれて良かった
私にも江子にもまだチャンスがあるんだ」
有「刹那さん?」
刹那「先生、約束してください!」
有「何をですか?」
刹那「いつか、私達、いや先生と私達が卒業して旅立つ時に成った時に、必ず答えを出して下さい!勿論クラス全員の前でお願いします!」
有「分かりました!勿論です!卒業式が終わった後又は僕がこの学校を去ることが決まった時、クラスの前で僕自身が告白します!」
モニタールーム
全員「おおっ!」
悠真「宣言したぞ!」
陽斗「面白くなってきた!」
絵里「逆にアイツが何を言うのか見てみたい!」
刹那「言質取りましたよ!」
有「はい!それでは!」
刹那「また、学校で!」
次回・次の相手は有が1番やらかした人!
- Re: 少年教師有! ( No.288 )
- 日時: 2025/09/29 20:42
- 名前: いくちゃん (ID: aw3qwL.x)
出席番号282番・ホワイトデーのお返し・・・⑦
有「次は・・・、色々やらかしたからな・・・、行きたいけど行きたくないなあ・・・」
モニタールーム
陽斗「なんか先生嫌な顔してるぞ!」
糸成「まさか怖い人だったり?」
悠真「本命でそんな奴選ぶか?」
陽斗「嫌よ嫌よも好きの内って言うだろ!」
友人「関係あるか?」
雄樹「普段は怖いけど、優しいから好きって場合もあるぞ!」
流「そうか男子達は知らないんだね」
冷子「先生としても、忘れては行けないことですしね!」
陽斗「誰なの?」
現場
有「あっ!小さん!」
小「あっ、有君!」
有「ええっと、これで良いんですよね?」
小「気にしなくてエエよ!うちは勇気さんじゃなくて、有君が好きなんやから!」
有「はい!ちなみにそれは・・・」
小「今も同じに決まってるやん!じゃなきゃバレンタインも渡さへんし、今日のデートも断ってるって!」
有「良かったです!小さんは今日絶対来て欲しかった1人だったので・・・」
小「えっ?」
モニタールーム
全員「えっ?」
春奈「これはまさかの!?」
冷子「脈あり?」
流「一度勘違いの恋で振られる形に成ったのに?」
莉桜「これマジなら大どんでん返しだよ!」
モニタールーム
有「小さんには、あの時のお詫びも兼ねて、もう一度夢でも見て欲しかったなあと」
モニタールーム
ズコーン!
現場
小「夢より現実だよ!私は有君が好きなの!さあ、年齢詐称せず行くよ」
有「はい!」
某サ○リオエリア
小「キ○ィちゃん!」
有「あっ!お姉ちゃん達が持ってた奴!」
小「元々女の子の憧れのキャラクターだから!一度来てみたかったんだ!キ○ィちゃんには双子の妹が居るんだけだど違い分かる?」
モニタールーム
陽斗「あれだろ、左耳にリボン着けてるのがキ○ィだろ?」
悠真「はあ?バカか!右側にリボン着けてるのがキ○ィだろ!」
楓「一輝分かる?」
一輝「八期は左耳にリボン着けてるのがキ○ィだ、って言ってたよ!」
燕「えっ?右側じゃなかったっけ?」
蘭「えっ?赤いリボンがキ○ィでその妹が黄色いリボンでしょ?」
流「そんな筈無いわ!だって、2人とも赤や黄色以外のリボン着けてる事だってあるし・・・」
現場
有「リボンの色が赤がキ○ィ!」
小「違うよ!2人とも赤や黄色以外のリボンも持ってるよ!」
有「あっ!八期お兄さんに聞いた話では、左耳にリボン着けてるのがキ○ィだった筈!」
小「残念!逆だよ!キ○ィちゃんは右側にリボンを着けてるの!」
有「そうなんですか!」
キ○ィとその妹登場
有「わあ、キ○ィちゃん!こんにちわ!」
小「有君!そっちは妹の方だよ!」
有「えっ?小さんが右耳にリボン着けてる子だって!」
小「その子はどう見ても左だよ!」
有「えっ?そもそも耳って、本人から見た側の向きじゃないですか?」
小「えっ?」
有「だから、キ○ィちゃん自ら正面を向いた時のリボンの位置は・・・」
小「左耳だ!」
有「だから、僕は最初から左耳って言ったじゃないですか!」
モニタールーム
陽斗「ほら、俺は最初から左耳だ!って言っただろう!」
悠真「俺は、自分達が見た時の見分け方を言っただけで・・・」
陽斗「さっきバカにした事を撤回しろ!何か寄越せ!」
悠真「あとで飴玉かチョコ買ってやるよ!」
陽斗「安いなあ!俺は小学生か!」
現場
有「うわー、可愛い!と言うか男の僕だと入りにくい!」
小「そんなこと言わず、入って!入って!これどうかな?」
有「何ですか?」
小「ちょっとそこで立って動かないで!」
有「はい!」
カシャ!
小「うん!似合ってるよ!」
有「ええっ、なんだか恥ずかしいです!」
小「女子生徒達のお土産として買っていこう!男子達は要らないと思うし・・・」
モニタールーム
陽斗「別の物代用しろ!確かに要らんが・・・」
友人「俺は好きだぞ!買ってくれ!」
一輝「関係性の問題で無理でしょ!」
楓「そうだね、お土産1つで『付き合ってるの?』ってからかわれるもんね!」
現場
有「僕もお姉ちゃんと妹に買って帰ろうかな?」
小「お姉さんと妹ちゃん達きっと喜ぶよ!」
帰宅後、お土産を渡した後、
長女の鶴が興奮して泣いて気絶したのはまた別の話
小「そろそろショーが始まると思うんだけど・・・」
有「あっ、予定の時間まで30分ありますよ」
小「じゃああれ乗ろう!」
有「コーヒーカップですか?」
小「違うよ!カップケーキだよ!乗り物の構造はコーヒーカップなんだけど・・・」
乗ってみた
有「別の遊園地で乗ったコーヒーカップと違って皿がありませんね」
小「あくまでカップはカップでもカップケーキやから!」
スタート
有「うわ、おおっ!」
小「回る!回る!」
有「全体的に回ってる!」
小「楽しい!」
有「なんか早い!激しい!でも面白い!」
小「キャー!楽しい!」
有「ああ、目が回る!」
終了
有「イヤー、一瞬でしたね」
小「でも、好きな場所だからこそ楽しめたよ!」
有「そうですね、楽しい時間はいつの間にか過ぎていく」
小「うん、そうだね!あっ、早くショーを見に行かないと!」
有「はい!」
ショー終了後
小「有君!」
有「はい!」
小「今日は本当に楽しかった!2つだけだったけど、むしろこの時間が掛け替えの無い時間だって心から思えた」
有「そう言ってくれると嬉しいです!」
小「だから、今日はうちに付き合ってくれてありがとう」
有「こちらこそ楽しい時間を作って下さりありがとうございました」
小「じゃあ、これで終わりかな?今度があるならふたりっきりで・・・」
有「待って下さい!」
小「何?」
有「一人一人にやってるのですが・・・」
小「何をやってるん?」
有「ホワイトデーのお返しです!」
小「それって?」
有「今の正直な本音を食べ物で伝えようと思って・・・」
小「そうなんや、うちにはなんて返してくれるん?」
有「マカロンです!」
小「マカロン?何度か見たことはあるけど、食べるとなるとはじめてやな!」
有「マカロンの意味は『特別な存在』です!」
小「それはどういうことかな?」
有「なんと言えば良いのか分かりませんが、率直に言うと、小さんと過ごした時間は僕にとっては他と比べられない程特別でした!」
小「有君!」
有「最初は勘違いから始まりましたが、勘違いが解けた後も僕にとって小さんは特別な存在と思っていました」
小「それは有君はうちの事が好きって事かな?」
有「はっきりした答えは出せませんが、小さんが好きであることは本当です!」
モニタールーム
全員「おおっ!」
春奈「言った!」
冷子「これは小の大逆転か!?」
現場
小「えっ?えっ?本当にうちの事が好きなの?」
有「はい」
小「それはうちの事を愛してる?」
有「そこまでは・・・」
小「それって?」
有「まだ悩んでいる最中でその中に小さんが入ってる、
そう思っておいて下さい」
小「そっか、でもうちは本命候補に入ってるんか!それはそれで嬉しいな!」
有「まだはっきりと決めてはいませんが、これが僕の精一杯の答えです!すみません!」
小「ううん、君はまだ小学生の年なんやから、むしろ結婚とか早すぎる話やねん!それに嘘付かれるより正直に言ってくれてありがとうな!君がハッキリとした答え出すまで待ってあげるよ!」
有「小さん!ありがとうございます!」
小「ほら、次の子待たせてるんやろ?」
有「はい」
小「じゃあ、また!」
有「また!学校で!」
モニタールーム
冷子「これは小にチャンス到来?」
流「大どんでん返しあるかも?」
陽斗「それより先生は誰が好きなんだろうな?」
悠真「岩村小が候補なのは分かったが・・・」
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