二次創作小説(新・総合)
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- 少年教師有!
- 日時: 2024/10/16 18:51
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
いくちゃんです!
ナンバーズ更なるスピンオフ作品!
このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します!
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子
2番・影主人公・石井悠馬
3番・サブ主人公・石田陽斗
4番・人気ヒロイン・岩村江子
5番・助太刀ヒロイン・岩村小
6番・影ヒロイン・氏家流
7番・メインヒロイン・大西楓
8番・正ヒロイン・岡朝子
9番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)
- Re: 少年教師有! ( No.201 )
- 日時: 2024/09/17 20:54
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号195番・カップリング肝試し・・・⑥
愛「なんだかんだ合ったけど、昨日のホテル楽しかった!」
明「やむを得ず泊まったんだよね?」
杏「先生が泊まって良いって言ってたし・・・」
明「そう言えば、アイアイはユニット作ったんだよね?」
愛「うん!愛ちゃんボード『打倒!王美麗!』」
杏「潰しに掛かってるんだ!」
愛「お父さんとお母さんの敵を討つ!」
明「殺人だけは止めてね!ニュースで、アイアイの写真見たくないよ!」
杏「未成年は顔や名前は伏せられるけど、私達の中にそんな人居るって言われたら同行終わっちゃうな・・・」
愛「大丈夫、殺す勇気もないから!」
明「それにしてもミニユニットか、あたしも出来たらアイアイとやりたかったな!」
杏「私も!」
愛「えっ?何で?」
明「可愛くて健気だし!」
杏「愛らしくて妹みたいな可愛い後輩だから!」
愛「そんなこと言われたら愛ちゃんボード『テレテレ(*^^*)』」
明「それに私達ならユニットで更なる高み目指せるとあたし思ってるんだよね?」
杏「私は完璧超人な明ちゃんとなら成功できると思ってる!」
愛「私は、優しいお姉さんみたいな杏さんと明さんが好き!でも、今はフォースプリンセスやり始めたばっかりだから・・・」
明「今はそっちに集中して!私らとやる時はまた別の機会が合った時に!」
杏「その時組もうね!」
明「あれ?」
杏「どうしたの?」
明「あれ?何だろう!?」
杏・愛「えっ?」
一方その頃
ギャー!
希「怖いものは怖いって!」
八期「いきなりあんな出てきかたしたら誰だって驚くわ!」
零「あれ?皆とはぐれちゃった?」
八期「僕は希姉ちゃんと零ちゃんの手を離さない事に集中してたから・・・」
希「置いてきぼりにされるよりはマシね!」
愛海「あっ!まだ近くにいた!」
町子「八期君!零ちゃん!希ちゃん!」
希「愛海ちゃんとまっちゃんじゃん!良かったまだ近くに居て!」
町子「でも、他の子は見付からないよ!」
八期「無我夢中で走ったからどっちがどっちか?」
零「ヘンゼルが落としたキャップも無いから戻れないし・・・」
愛海「どうすれば良いんだろ?」
八期「よし!こっちだ!」
町子「根拠は?」
八期「あっちに街明かりが見えるよね?」
希「そうね」
八期「それにあれは多分琵琶湖!だから、琵琶湖と反対方向に進めば少なくとも道路には出られる!後は道路沿いを歩いて旅館を探せば・・・」
町子「ゴールどこ行った?」
愛海「まあ、闇雲に歩かず、安全に帰ると考えれば良い方法ね!」
一方その頃
秀喜「ヤバかったな!」
芹「あれはないって!」
葉月「あれ?八期達は?」
秀喜「そう言えばビックリして風のように逃げたな!」
八姫「弱虫ね!」
秀喜「ちゃんと希と零の手を離さず!」
子「意外と冷静だ」
グレーテル「兄貴なんか、私ら見捨てて真っ先に逃げて行ったぞ!どこへ行ったのやら?」
結「多分、そう遠くへは行ってないと思うんですよ!」
平江「でも闇雲に探すと私達まで迷子に成るよ!」
秀喜「取り敢えず、先を急ぐか!もしかしたらゴールに居るかもしれないし!」
子「それが得策ね!」
一方その頃
ヘンゼル「ヤベー、皆とはぐれたわ!いや、百目お化け何て怖すぎるだろ!夢にも出て来そうだよ!」
恵「ヘンゼル?」
ヘンゼル「おっ、恵じゃん!」
歩「良かった!誰か知ってる人が居て!」
渚「知らない人と合流してその人が幽霊とか、誘拐犯とか人身売買の売人とかだったら恐ろしいもんね!」
ヘンゼル「知人は居たけど、なんでよりにもよって男ばっかりなんだよ!1人くらい女子居てくれよ!」
渚「私、女子ですが?」
恵「うちだって!」
ヘンゼル「渚は付いてるし、恵は元男だろ!」
歩「わあ、差別だ!性差別だ!ヘンゼルってそんな薄情者だったんだ!」
ヘンゼル「いや、これが普通の反応だろう!」
歩「だとしても禁句だよ!」
青奈「はあ、怖かった!何ですかあの妖怪は!お陰で八期と離れたじゃない!」
ヘンゼル「おい!青奈!」
青奈「はっ!なんでよりによって八期じゃなく変態と一緒なんですか?」
ヘンゼル「誰が変態だ!」
歩「いや、皆・・・」
恵「ヘンゼルの事は・・・」
渚「変態って思ってるよ!」
ヘンゼル「健全と言え!健全って!取り敢えず、このメンバーでゴール目指すぞ!」
青奈「なんであんたなんかと!」
歩「でも、青奈!こんな暗い夜道を女の子1人で歩くのは色々危険だよ!」
渚「うんうん!女の子でなくても危険よ!私達は仲間なんだから!」
恵「一緒にゴール目指そう!」
青奈「分かったわ!でも、手は繋がないわよ!」
ヘンゼル「じゃあ、体に密着・・・」
青奈「通報するわよ!」
歩「そういうところだよ!」
一方その頃
八期「あっ!何か光見えない?」
希「本当だ!オーイ!」
町子「待って、私達の関係者じゃなかったらどうするの?」
零「段々近付いてくる」
一輝「八期!」
八期「おおっ、一輝じゃねーか!」
友人「生徒会長?」
八期「もう任期終わったわ!」
友人「そうだった」
八期「一輝達も迷ってるの?」
一輝「うん、そうなんだ!しかも途中のミッションで精神やられちゃって・・・」
八期「どんなミッションだよ?」
楓「ポッキーゲームとか、ベンチで隣り合わせとか膝枕とか、なんか男子からしたら1度はやってみたいシチュエーションばっかり!」
希「そうかな?私小さい頃から八君とポッキーゲームめちゃくちゃやってたよ!」
全員「ええっ!!!!」
希「八君チョコ好きだったから!」
八期「やったっけ?」
希「覚えてないの?ポッキーを両端から食べるゲーム!」
八期「あれ、ゲームだったの!てっきり等分に食べるための工夫だと思ってたよ!」
町子「いや、持ち手にチョコ付いてない時点で公平じゃないし!」
希「あっ!よくトッポでやってたの!」
町子「公平だ!」
希「膝枕でしょ、抱き枕でしょ、腕枕も胸枕もお尻枕も全部やってあげたよ!」
全員「八期(八君?)」
八期「僕は知らない!膝枕と腕枕と抱き枕しか知らない!」
愛海「プライベートゾーンだけ省いた!」
友人「随分都合の良い記憶だな!」
八期「本当に知らないんだって!」
希「記憶無いのも無理無いよ!お尻枕と胸枕は赤ちゃんの時だもん!」
八期「分かるか!」
一輝「そりゃ覚えてないか・・・」
希「まあ、胸枕って言っても、私が抱っこして寝かせただけなんだけどね!」
愛海「本当希ってやりたい放題ね!」
希「だって好きなんだもん!」
楓「ショタコン?」
莉桜「下手したらそれ以上!」
一方その頃
秀喜「あっ!あれは!」
芹「えっ?何?」
葉月「前方に光が見えるだろう!」
子「本当だ!オーイ!」
奈々「お姉ちゃん!」
芹「薺!和ちゃんに夢さんも!」
夢「イヤー、ここのお化け演技が上手い!ヤバいくらい怖い!」
芹「そうなの?」
夢「ただ、それ以上にこの2人が怖い!」
和・奈々「どういう意味ですか?!」
夢「だって、驚きもせず幽霊やお化けの仕組みに興味津々だもん!」
結「兎に角先輩方も一緒にゴール目指しましょう!」
葉月「そう言えば、先にゴール出来たメンバーは何かご褒美貰えるんだよな?」
秀喜「急ぐか!」
一方その頃
有「ここはどこなんでしょ?」
朝子「『どこなんでしょ?』じゃないわよ!」
江子「朝子さんが嫉妬に繰るって追い掛け回すからですよ!」
愛「江子さんはともかく、刹那さんと小さんもよく付いてこれましたね?」
千桜「逆に委員長達はどこ行ったんだよ?」
刹那「私の本によると近くで騒いでいることは分かってるのですが、半径1キロ圏内ですから・・・」
小「はっきりした位置はわからんってことか!」
一方その頃
部子「有先生!一体どこへ?あーん!なんでこんなことに・・・」
冥「うるさいわね」
歩「取り乱してるだけだから許してあげて!」
凛「だからと言って・・・」
舞桜「取り乱しすぎよ!」
永春「私達どうなるアル?」
次回・ゴール!
- Re: 少年教師有! ( No.202 )
- 日時: 2024/09/19 06:28
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号196番・カップリング肝試し・・・⑦
悠真「おい誰だよ?『幼馴染み』なんて言った奴は?」
陽斗「確かに言ったが俺のせいにするな!こんなの予想できるか!」
雄樹「フォークダンスとどっちがマシだ?」
流『いくら好きな人と踊ると言っても・・・』
ロン『やっぱり・・・』
瞳『ちょっと照れ臭いわね』
恵花「僕らは姉妹だけどね!」
恵子「結構楽しいです!」
完奏後
陽斗「それでコイツらが、見付けた猫なのか?」
ロン「確かに、よく見ると普通の猫ではなさそうね!」
瞳「ロンさんも分かりますか?」
ロン「変化するメンバーなら結構気付くと思いますよ!人によりますが・・・」
流「へー、そうなんだ!」
一方その頃
絵里「本当寿美鈴は肝が座ってるな!」
モア「お化けや幽霊が出ても、驚かずに親身に対応する!誰でも出来る事ではありませんね!」
寿美鈴「いや、お化けとか幽霊って思わずに対応してるんです!絵里さんあなたもそうでしょ!ちょっと人と違う特徴があるからって毛嫌いされるなんて!」
絵里「まあ、そうだな!」
モア「返り討ちにして皆病院送りですけどね!」
絵里「お前も黙れ!ピエロ!普段無口なくせに!」
モア「人と関わらないあなたにだけは言われたくありません!」
一方その頃
希「ううっ!」
零「怖いよ!」
八期「大丈夫だって!」
町子「私達はなんで離れ離れになったんだっけ?」
八期「首が分かれる幽霊を見てビビったから!」
一輝「それはビビるよ!」
愛海「皆逃げてたらもう大丈夫じゃないわよ!次また怖いの出たら今度は一人ぼっちの可能性だって・・・」
町子「そう言いながら後ろで抱きついてるのはどうなの?」
愛海「怖いもん!」
莉桜「両手に花以上ね」
八期「まっちゃんはそれどこから?」
町子「ホームセンターで、キャンドル型の電気持ってきた!」
燕「あることはあるよね」
愛海「昔は蝋燭を灯しながら歩いてたけど・・・」
希「流石マッチ売りの少女!」
八期「ねえ!」
零「どうしたの?」
八期「あそこに人居ない?」
一輝「本当だ!」
春奈「もしかしたら先生じゃないかな?」
恋「ゴールかもしれませんね?」
八期「よ~し、こうなったら皆で走って行こうか!」
全員「おおっ!」
一方その頃
有「ゴールが見当たりませんね?」
朝子「そもそもココドコよ?」
刹那「私の本も役に立ちませんし・・・」
愛「このちゃんとかは無事でしょうか?」
江子「春奈辺りは、別の人驚かそうとして隠れてたり?」
千桜「無いだろ、先生から注意受けてたぞ!『やったらいじめ』だって!」
小「そう言えば有君、泉ちゃんは?」
有「あっ!どこへ行ったんでしょうか?」
朝子「まずいじゃないの!あんた、自分の妹でしょ!」
刹那「どこかで置いていっちゃったのかな?」
愛「兎に角、他の方と合流していることを信じましょう!」
千桜「それで誰も会ってなかったらどうするんだよ?」
小「ヤバいやん!泉ちゃんまだ4歳なんやろ?幼い命を見捨てたら・・・」
江子「あの~、皆さん?」
有「どうしました江子さん?」
朝子「なんでそんなに冷静なのよ?」
刹那「泉ちゃんが見当たらないんだよ!こんな真夜中にたいへんじゃん!」
江子「いや、泉ちゃんならずっとここに居ますよ!」
全員「えっ!」
泉「もう!お兄ちゃんったら!」
江子「さっきから私の服の中に顔を隠してましたよ!」
有「取り敢えず良かった!泉が居て・・・」
江子「まあ、そもそも朝子さんから逃げる最中に先生思わず泉ちゃん忘れてましたからね!私が代わりに手を繋いでいたんです!」
有「江子さんすみませんありがとうございます!」
江子「どういたしまして、気をつけて下さい!」
有「あれ?」
泉「お兄ちゃんどうしたの?」
有「あそこに立ってる人って?」
愛「星田先生じゃないですか?」
朝子「目良いわね!人影確認するのがやっとよ!」
愛「何でしょう、奥から何人かの集団が・・・」
朝子「1番は譲らないわよ!全員走れ!」
愛「先生!泉ちゃんは私が預かります!」
有「分かりました!愛さんお願いします!」
一方その頃
部子「ああ、有先生?あなたは一体どこへ?」
冥「そんな遠くへは行ってないでしょ?」
歩「取り敢えずゴール目指そうよ!」
永春「たとえ有坊主でも譲れないものがあるアル!」
舞桜「そうね!」
凛「目を凝らして探しましょ!」
タッタッタッタッ・・・
全員「えっ!?」
歩「今の見た?」
永春「見たアル!朝子達が一斉に走っていて・・・」
部子「有先生!お待ちください!」
歩「ああ、私も!」
永春「私もアル!」
冥「ちょっと!」
舞桜「置いてかないで下さい!」
凛「私だって・・・」
一方その頃
芹「もう!ゴールはどこなのよ?」
秀喜「俺に聞くな!」
平江「でも見渡す限り木ばっかり」
八姫「八期達とかどこ行ったのかしら?」
タッタッタッタッ・・・
結「何か音が聞こえない?」
奈々「えっ?」
タッタッタッタッ!
秀喜「今、有達が走ってなかったか?」
芹「ええっ!確実に見た!」
和「もしかしたらあっちにゴールがあるのでは?」
タッタッタッタッ!
部子「有先生!」
歩「有君!」
冥「有待ちなさい!」
永春「待つアル!」
舞桜「ちょっと!」
凛「私達を置いてかないで!」
葉月「やっぱりあっちに何かあるのよ!」
子「私達も行きましょう!」
ゴール前
有「あっ!星田先生!」
香「あっ!有じゃ・・・」
八期「ヨッシャー!ゴールだ!」
零「これで私達が1位!」
町子「流石新幹線希、早すぎ!」
希「伊達に新幹線名乗ってないから!」
朝子「嘘でしょ!」
小「うちら負けたん?」
秀喜「畜生!一足遅かったか!」
部子「ああ、有先生とのデートが・・・!」
八期「ヨッシャー!これでご褒美だ!」
香「喜んでるところ悪いけど・・・」
八期「えっ?」
杏「あっ!」
愛「どうも・・・」
明「おっ先!」
八期「嘘だろ!」
零「杏ちゃん、愛ちゃん、明ちゃん!?」
希「いつの間に?」
香「いつ来たっけ?」
杏「私達・・・」
愛「皆が来る・・・」
明「1時間以上前から来てたよ!」
全員「1時間以上前!!!!!!!?」
明「もう待ちくたびれたよ!」
愛「皆遅い!愛ちゃんボード『寂しかった』」
杏「3人で結構お話したよね?」
明「めちゃくちゃ話弾んだよね?」
杏・愛「うん!」
八期「ちなみにご褒美は?」
香「最近出来たデートスポットの券!」
陽斗「取りたかった!」
悠真「畜生!」
流「欲しかった!」
八期「僕は複雑!」
奈々「奇遇ですね!私もです!」
香「まあ、同性でも楽しめないことではないわ!」
零「そうなんだ」
香「場所だけ教えるから、自腹で行きたい子居るならどうぞ!」
葉月「それよりまだ全員揃ってないだろ?」
香「そうね!まずはそっちが先決ね!」
八期「でも、帰りは皆でスタートに戻るのか!」
八姫「また暗い夜道歩くの?冗談じゃないわよ!」
香「全員揃ってないけど、暗いから旅館に皆帰りましょう!」
全員「ええっ!!!!」
流「まだクラス全員揃ってませんよ!」
芹「研究部も同好会もまだ全員揃ってません!」
香「大丈夫よ!」
零「なんでそんな事が言えるんですか?」
香「取り敢えず、この神社の裏側来てみなさい!」
全員「えっ?」
香「あっ!あった、あった!」
ガチャン!
香「さあ、ここを通り抜ければ・・・」
全員「ああ!あれは!」
八期「僕らが泊まってたホテル!」
香「実はこの神社、旅館の近くに建ってるの!この扉が近道なのよ!」
全員「ええっ!」
香「さあ、残りの皆は先生達が探してホテルに戻るように促すから、あんたらは自分達の部屋に戻って寝る支度をしなさい!」
全員「は~い!」
残りのメンバーも教師陣の捜索もあってすぐ見付かり、秘密のドアでホテルに戻ったとか!
- Re: 少年教師有! ( No.203 )
- 日時: 2024/09/24 22:22
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
有「おはようございます!今日から新学期ですね!」
全員「イェーイ!」
有「取り敢えず、何も起こさず誰1人欠けないように相手の気持ちを考えて行動して下さい!」
全員「は~い・・・(冗談に聞こえない・・・)」
有「あっ!今日の学活は席替えをしますので、楽しみにしていて下さい!」
全員「やったー!」
出席番号197番・席替え
昼休み
有「席替えか・・・」
香「何?いつもテスト終わりにやってるじゃない!」
栞「あのときは私がやってて、有先生は初めてなの!」
香「席替えはよく生徒がソワソワするって聞くけど、教師がソワソワするって聞いたこと無いわよ!テストじゃあるまいし!」
栞「そこは参観日か授業観察じゃないの?」
香「私は参観日大好き!いつも、楽しみにしてるわ!」
栞「遠足じゃないんだから!ってか、親御さん入ってきて緊張しないの?」
香「多少はあるけど、嬉しい気持ちが勝つんだよね!」
栞「メンタル強!私は内心ガチガチよ!」
有「星田先生は席替えは?」
香「うちは大変よ!」
有「そうなんですか?」
栞「席替えってそんな悩む事だっけ?」
香「八期(アイツ)が居るからね!」
有「八期お兄さんですか?」
栞「八期君がどうしたのよ?」
香「八期は特定のメンバーとしか仲良くなれないから・・・」
栞「そんなの普通じゃん!友達ってそんなもんでしょ?」
香「それで普通に過ごせたらね?」
有「どう言うことですか?」
香「あの子は、零、秀喜、理珠、杏、明!
この5人以外とは全然仲良くなれない!
と言うか、いじめられまくりで信用できてない!」
栞「いじめだと飛ばされるのでは?」
香「価値観が合ってなくて、2度と喋らないのよ!
ずっと過ごして八期のことを分かってる零、
1年からずっと見てきた杏、
価値観が違っても無理矢理にでもやったことの無い世界へ連れていく秀喜、
相手の価値観を嫌な顔せず聞いてくれる明、
見守り人の理珠!
あの子と会話が弾むのはこの5人だけ!」
栞「それが友達の輪じゃ?」
香「あの子集団行動苦手でしょ?」
栞「ああ、それで絶対命令で生徒会やってたね?」
香「そうなると、もう置いてかれる未来しか見えないわ!」
栞「じゃあ、逆に皆が彼の言うことを聞かすようにすれば?」
香「決断力鈍いうえ、教えるのも下手くそだから周りをほったらかして自分だけで終わらせる!」
栞「苦手にも程があるね」
香「それに元々揉め事が多いクラスだし、時々悪口も飛び交ってたから、あとあの子自身にも原因があることもあるから、今言った5人を近くに置かないといけないのよ!」
栞「どうやって決めてるの?」
香「一応くじよ!ただ、あの子目悪くなって後ろだと黒板が見えにくいって言ってたから、真ん中4列の前から4列の席から番号引いてもらって、その後あの5人がくじ引いて、八期の隣、後ろ、同じ班の人が確実に1人居る位置でないとやり直しするのよ!」
栞「他の生徒達文句言わない?」
香「言うけど、『文句は今は無き八期をいじめてた矯正学校に居る生徒達に言いなさい』って言ってる!」
栞「その通りだけど・・・」
とある休み時間
心乃枝「なあなあ、席どこが良い?」
朝子「どこでも良いけど、ハズレ席じゃなきゃどこでも良いわ!」
千桜「確かにあの子供先生の前の席なんて恥ずかしくて行きたくねえよ!」
歩「やっぱり、後ろの席ならあてられたりしないから、ぐっすり眠れるから良いよね!」
部子「何を不真面目な事を言ってるんですか?前の席程当たりじゃないですか!毎日有先生を間近で見れる!ああ、なんて幸せな時間!」
朝子「そんな前が当たりとか言ってるの委員長くらいだって!」
永春「そうアル、そうアル!」
部子「あのですね!」
有『当たり席とハズレ席?』
ドン!
有「あっ!すみませんって八期お兄さん!」
八期「おっ、有じゃん?何ボーッとしてんだ?」
有「八期お兄さん!席替えって知ってる?」
八期「そりゃ、勿論!」
有「じゃあ、当たり席とハズレ席ってどんな席か分かる?」
八期「なあんだ、そんなことか!それは・・・」
学活
有「それでは皆さん今から席替えのくじを引いて貰いますが、一斉に来るとごった返すので、端の4人立ち上がってじゃんけんお願いします!」
じゃんけん後
有「それでは相坂さんから、くじを前に取りに来てください!」
冷子「はい!」
有「中はまだ見ないで下さいね!」
全員に行き渡り・・・
有「それでは皆さん、くじを開いて下さい!」
全員「ええっ!!?」
陽斗「なんだこれは?」
朝子「やった!なんか私当たり2!」
愛「私は当たり3です!」
小「うちも当たり4や!」
江子「私は当たり1ですね・・・」
千桜「私は・・・、畜生!ハズレ1!」
部子「おおっ!ハズレ17?千桜さん!私と変えてくださりません?」
千桜「なんでだよ?!」
刹那「わ、私は・・・、ハズレ2です!」
朝子「本屋ちゃん残念ね!」
江子「良かったじゃないですか!きっと有先生の近くですよ!」
陽斗「俺はハズレ5!」
ロン「私は当たり9!」
悠真「俺は当たり11!」
流「私は当たり12よ!」
千里「あらら、ハズレ21ね・・・」
渚「拙者はハズレ23でござる!」
午希「私はハズレ22!」
春奈「先生!当たりとハズレの数の内訳は?」
有「当たりは16です!」
莉桜「クラスは41だからハズレは25か!『ん?何かおかしい!』」
有「それでは、座席表を張り出しますので、数字の所が皆さんの席です!ちなみに、数字に丸が付いているのが当たり席です!」
パッ!
全員「ええっ!!!!!!」
座席表
教卓
1 ・① ・② ・③・ ④ ・2
3 ・⑤ ・⑥ ・⑦・⑧ ・4
5 ・⑨ ・⑩ ・⑪・⑫・6
7 ・⑬ ・⑭ ・⑮・⑯・8
9 ・10・11 ・12・13・14
15・16・17 ・18・19・20
・21・22 ・23・24・25
朝子「あんた!これどう言うことよ?」
有「それでは皆さん、席を移動させて下さい!」
全員「ええっ!!?」
栞「つべこべ言わず動かす!前見えない以外の文句は受け付けないわよ!」
全員「は~い・・・」
席移動後
有
千桜・江子・朝子・愛 ・小 ・刹那
恵子・燕 ・一輝・楓 ・泉 ・恵花
陽斗・ロン・流 ・悠真・雄樹 ・瞳
糸成・蘭 ・恋 ・ルン・凛 ・紬
莉桜・冷子・歩 ・冥 ・心乃枝・春奈
愛美・モア・部子・絵里・寿美鈴・舞桜
・千里・午希・渚 ・永春 ・友人
有「と言うわけでこう決まりましたが・・・」
朝子「あんた嘘付いたわね?」
有「はい?どういう事ですか?」
部子「朝子さん、その席が嫌なら今すぐにでも取り替えっこを・・・」
朝子「言われなくたって・・・」
栞「言ったわよね?『前が見えない』以外の文句は受け付けないって!」
朝子「あんた、ハズレ席と当たり席の意味分かってる?」
有「はい!前が当たりで後ろがハズレですよね!」
全員「逆!」
有「えっ?そうだったんですか?」
千桜「ってか、何でハズレ1と当たり1が同じ列なんだよ!」
有「だって1番隅だといくら前でも黒板の反対側の端の文字は見にくいでしょ?」
千桜「確かにそうだが・・・、ってか私の席マジもんのハズレ席じゃねーか!」
朝子「何気に本屋ちゃんまさかの1番前だったとはね?」
江子「先生の近くなことは変わりませんね!」
朝子「絵里ちゃんとか当たり席良いな!」
絵里「どこがだよ!真ん中かつ寿美鈴の隣じゃゆっくり昼寝も出来んわ!」
寿美鈴「昼寝をしないで下さい!」
有「ちょっと待って下さい!前が当たりで後ろがハズレじゃないんですか?」
陽斗「違うぞ!後ろが当たりで前がハズレなんだよ!」
有「なぜですか?黒板見えやすいのに・・・」
部子「今『後ろの席が当たり席』と言っている方は勉強が大嫌いなんです!だから、どうやったら先生にバレずに昼寝できるかなどを考えて、目を盗んで昼寝をするんです!
後ろだと目立ちにくいので!」
有「えっ?でも八期お兄さんは・・・」
回想
八期「そんなもん、ハズレは後ろに決まってるだろ!黒板が見えなきゃ授業付いていけないって!」
有「成る程!」
八期「だけど、前は前でも、端はハズレだぞ!」
有「どうして?」
八期「そりゃ手前は見えても反対側の黒板の端の文字は見にくいからな!首を伸ばそうとして何度怒られたか・・・」
回想終わり
八期「って言ってました!」
流『アレで真面目なのよね!成績は凡人だけど・・・』
朝子「それは優等生かバカ真面目な奴しか言わない台詞よ!一般的にはハズレは前で、当たりは後ろなの!だからぬか喜びさせた分やり直しなさいよ!」
有「でも・・・」
ドシーん!
栞「朝子?💢💢💨」
朝子「はい!」←ビビる
栞「そんな不真面目な意見が通るとでも思ってるの?」
朝子「い、いえそんなことは・・・」
栞「だったら、そこの位置で授業受けなさい!」
朝子「は、はい・・・」
何も言い返せない一同であった。
- Re: 少年教師有! ( No.204 )
- 日時: 2024/10/02 19:43
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号198番・一輝と8の過去(前編)
楓「一輝ってあの生徒会長と仲良しだよね?」
一輝「ああ、八期の事?」
有「いつから面識あるんですか?」
一輝「小学校4年生の時だね!」
心乃枝「確か朝子が転校してきたのもそのくらいやったかな?」
千里「あの時は大変だったわね・・・」
有「何かあったんですか?」
小「担任の先生がちょこちょこ変わりまくってた時期やねん!」
一輝「僕は当時Bクラスだった!」
友人「Bクラス2ヶ月に1回担任変わってたんだよな?」
一輝「うん!」
流「確か、大半窪が関わってるって聞いたけど?」
一輝「うん!その事件はいくつかは八期が僕を助けるために起こした事だから!」
楓「どういう事?」
一輝「僕はね、八期と同じく苛められっ子!」
燕「そうだったの?」
一輝「八期と違って、反論1つ言えない、言わば強いものに逆らえない指示待ち忠実人間みたいなものかな?」
有「何が合ったんですか?」
一輝「全て話すと長くなるから、一部だけ言うよ!」
全員「うん!」
一輝「僕は、苛めっ子に目をつけられてね!ソイツに逆らえずいつもパシりにされたり、やってない濡れ衣を着せられる役を請け負ってた!」
全員「うんうん」
一輝「ある日スーパーでね」
回想
ガキ大将「おい!一輝!今から俺の言うものを盗んでこい!」
一輝「ダメだよ、そんなことしたら泥棒じゃん!」
ガキ大将「なんだ?お前、俺の言うことが聞けないって言うのか?」
子分A「お前の選択はお菓子を100個盗むか?」
子分B「親分に100万円出すかの2択だ!」
子分C「まあ、断れば橋から突き落とすんだけどな!」
子分D「しかも前回失敗してるし・・・」
一輝「君らが無茶なことを・・・」
ガキ大将「なんだ?俺らが悪いのか?」
一輝「そんな・・・」
回想終わり
悠真「お前にそんな過去が!」
一輝「何度も両親に叱られたり、『無視しろ』って言われたよ!でも、命令を聞かなきゃ殺されるんだよ!」
流「完全な弱いものいじめね!」
回想
お菓子コーナー
一輝『向こうで見張られてる!しかもあっちには店員さんも居る、逃げ道なんか無い!100個盗むなんて無茶だよ!でも、殺されるならやるしかない!』
ゴソッ!
店員A「君!ちょっと良いかい?」
一輝「はい・・・」
ガキ大将達『ヨッシャー!』
ガシッ!
ガキ大将達『?』
ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!
一方
事務所
店長「また、君かい!何度言ったら分かるんだね?」
一輝「友達がやれって!」
店長「ハア?君は友達の指示で犯罪をするのかい?友達の指示で人を殺したりするのかい?」
バン!
店員A「コラ!ちょっと君!」
八期「うるさい!事情も知らないバカは黙ってろ!」
店員A「何だと?」
ゴン!
店員A「ううっ!」
店長「ちょっと!何をやって?」
理珠「真犯人を連れてきました!」
店長「何だって?」
理珠「この4人がその子に脅迫して万引きをさせていたんです!その子は悪くありません!」
店長「何を言ってるんだ?脅迫はともかく、やった本人はこの子だろう?」
八期「じゃあ、あんたは店に強盗が入ってきて、
『金を出せ!殺すぞ!』って刃物や銃を突き付けられたら金を出さないのか?」
店長「それは時と場合によって・・・」
八期「一輝は、それくらいの迫力で脅されたんだよ!弱いものいじめなんだよ!あんたは気が強いから何とか出来ても僕や一輝は何も出来ず言われるがままなんだよ!それだけで一輝を悪者にするなんて絶対許さない!」
ガキ大将「俺達がソイツを脅した証拠はあるのかよ?」
パッ!
理珠による映像
ガキ大将「おい!一輝!今から俺の言うものを盗んでこい!」
一輝「ダメだよ、そんなことしたら泥棒じゃん!」
ガキ大将「なんだ?お前、俺の言うことが聞けないって言うのか?」
子分A「お前の選択はお菓子を100個盗むか?」
子分B「親分に100万円出すかの2択だ!」
子分C「まあ、断れば橋から突き落とすんだけどな!」
子分D「しかも前回失敗してるし・・・」
一輝「君らが無茶なことを・・・」
ガキ大将「なんだ?俺らが悪いのか?」
一輝「そんな・・・」
映像終わり
理珠「これでも、言い逃れする気ですか?」
店長「分かった、警察にはその子達が脅したと言うから!」
回想終わり
楓「それでそのガキ大将達は?」
一輝「今頃施設だよ!僕は八期のお陰で情状酌量の余地が合って、商品を返して許してもらった!映像を見た両親も泣きながら謝ってたよ!」
友人「良かったな!」
有「あれ?先生がクビに成ったエピソードは?」
一輝「それだと・・・、上級生なんだけど、勝手に野球に入れられてたんだよね!」
全員「のび太か!」
一輝「断っても、『入らなかったら殴るぞ!』って脅してきて・・・」
全員「のび太か!」
一輝「運動神経良くないのに、エラーしたり、三振したら怒られるし・・・」
全員「のび太か!」
一輝「挙げ句の果てに、空き地の隣の家の窓ガラス割れたら、自分じゃないのにいつも怒られ役だったし・・・」
全員「のび太か!」
一輝「でも、超理不尽な話があって・・・」
回想
八期「それで、これがこうなって・・・」
一輝「面白いね」
八期「そうか?全然そんな顔してないぞ!」
一輝「本当だって」
八期「別に、興味ないなら『興味ない』ってはっきり言ってくれて良いからな!話題変えるから!」
パリーン!
上級生A「あ~あ!」
雷親父「コラー💢💢💨誰だ!?こんなところで野球をやってる奴は?!そこは野球やサッカーなどの球技は禁止の筈だぞ!」
上級生B「やベーよ!」
上級生C「ボールあの1球しか無いって言うのに・・・」
上級生D「あっ!一輝じゃねーか?」
八期「知り合い?」
一輝「ちょっと、絡まれてて・・・」
上級生A「俺らちょっと困ってて、代わりに謝りに行け!」
一輝「ぼ、僕関係無いですよ!」
八期「そうだ!一輝は関係無いじゃん!」
上級生A「何だ?」
上級生B「俺ら上級生に逆らうって言うのか?」
上級生C「お前らみたいな下級生は俺らの命令に従わないと行けないんだよ!」
上級生D「ほら、2人で行ってこい!」
一輝「八期は関係ありません!僕1人で行きます!」
八期「一輝!待てよ!」
民家
一輝「すみませんでした!」
雷親父「またお前か!何枚家の窓ガラスを割るつもりだ?」
一輝「僕も、本当に困っていて・・・」
雷親父「はあ?何だと?」
一輝「関係無いのに、いつも怒られ役を任されて・・・」
雷親父「バカモン!」
ゴン!
雷親父「それが謝る人間の態度か?!」
一輝「クー『僕は悪くないのに・・・、何でこんな役・・・』」
ゴン!
雷親父「何をする?」
八期「お前こそ、僕の友達に何をする?!」
雷親父「コイツが家の窓ガラスを割ったんだ!なのに何だその態度は!」
八期「うるせー!」
ドン!
雷親父「何をする」←馬乗りにされる
パチン!パチン!パチン!パチン!
八期「一輝はな怖い上級生に脅されてこんな嫌な役任されてるんだよ!」
パチン!パチン!パチン!パチン!
八期「そんなことも知らずに何が『それが謝る人間の態度か!?』だっ!お前こそ人の心持ってるのか!このクソ雷親父!」
ドン!ドン!ドン!ドン!・・・←踏みつけにする
八期「お前みたいな人間は生きてる価値なんて無い!」
一輝「八期!もう良いから!」
八期「何言ってんだ?!コイツは何も事情も分からずお前を叱ったんだぞ!理不尽の塊じゃないか!」
一輝「その人がそんなこと知ったこっちゃないよ!だから止めたげて!」
八期「普通の人ならお前の台詞を聞いたら、『大丈夫か?何か合ったのか?』くらい心配するんだよ!だが、コイツはそんなことも考えない人の心の無い自己中だ!そんな悪魔に生きてる価値なんて無いんだよ!」
雷親父「ああっ、た、た、助けて・・・、ボールは・・・うっ!返すから・・・」
一輝「八期、ボールを返してくれるそうだよ!」
八期「ボールなんてどうでもいい!謝れ!」←服を掴む
雷親父「えっ?」
八期「早く一輝に謝れ!」
雷親父「ううっ・・・」
八期「『疑ってごめんなさい』って謝れよ!このクソ雷親父!」
雷親父「ウワー」←嘔吐する
八期「早く言えよ!」
雷親父「ううっ、疑って・・・わ、悪かった・・・」
八期「最初からそれを言えよ!バカな親父だぜ!一輝帰ろう!」
一輝「ほっといて良いの?」
八期「コイツの自業自得だ!知るか!」
回想終わり
全員「怖!」
一輝「これは小学校4年生の時の話だから、相手の立場を知らない時の八期!今は、相手の立場を想像した上でどっちが悪いか決めてる。」
有「でも、何でそれが先生がクビに成る話に?」
一輝「次の日に呼び出されてね・・・」
回想
放送「4年Bクラスの松本八期君、窪一輝君!至急職員室まで!」
職員室
男性教師(当時の担任・2人目)「お前ら、何をやってくれた?」
八期「何の話ですか?」
雷親父の娘「あなた達が家のお父さんを入院送りにした2人ね!」
八期「はあ?知らないし!あと一輝は関係無いし!」
男性教師「お前らがが野球で窓割った挙げ句、叱られたことに腹を立てて、逆に隣の家の家主に嘔吐させながら土下座を強要した!」
八期「そんなことしてません!」
一輝「そうです!そもそも僕らは野球をしてませんから!」
男性教師「嘘を付くんじゃない!じゃあ、なぜ空き地の隣の家にボールを取りに行った?しかもあそこの空き地は球技禁止の筈!」
八期「とある上級生達が僕らに『ボールを取りに行け』と命令したんですよ!脅迫されたんです!」
一輝「そうです!僕らはただ一緒に下校してただけです!」
男性教師「嘘を付くな!お前らも一緒に野球をやってたんだろ?カメラに映ってた奴らには事情を聞いてる!誘われたんだろ?」
八期「誘われてないし!脅されただけだし!」
男性教師「付近の防犯カメラにはお前が家主に暴行する映像も撮れてるぞ!それに窪!お前家主に『僕も困ってて』とかなんとか言い訳してちゃんと謝らなかったそうだな?」
一輝「それはつい本音が・・・」
男性教師「お前はキチンと謝罪も出来ないのか?」
八期「何だと!」
ドン!
男性教師「何をするんだ?!」
八期「大体、あの雷親父が悪いんだ!関係の無い一輝を殴って・・・」
雷親父の娘「関係無い?」
八期「一輝は脅されてボールを取りに行かされたのに、ハナから一輝が窓を割った犯人だって決めつけて殴るなんて最低な行為だろ!だからバチが当たったんだよ!」
雷親父の娘「何ですって!」←掴みにかかる
八期「何するんだよ?」
雷親父の娘「あなたが殴ったり、踏んづけたりしたお陰で家のお父さんは体に後遺症が残って車椅子生活よ!」
八期「そんなもん人を勝手に犯人扱いしたからバチが当たったんだ!」
雷親父の娘「返して!元気だったお父さんを返して!」
八期「うるさい!理不尽に一輝を殴るのが悪いんだ!」
ドン!
男性教師「お前、自分がやったことが分からないのか?」
八期「分からないね!僕は何も悪いことはしてない!全部、野球やってた上級生とクソバカ雷親父のせいだ!」
男性教師「コイツ・・・」
八期「あんたも一輝を悪く言うなら、人の心なんか持たない悪魔だ!教師なんか辞めて死んでしまえ!」
男性教師「何だと!」
回想終わり
有「それでその後は?」
一輝「依頼者も巻き込む大喧嘩になって、取り敢えず治療費などの慰謝料は僕らにボールを取らせに行かせた上級生の親達が全額払ったそうだよ!」
流「良くそこまで行けたわね?」
一輝「八期が謝る時に、『上級生達(コイツら)が慰謝料払うと言うのなら謝る』って言って聞かなかったから・・・」
朝子「その後は?」
一輝「カウンセラーの人や理事長自ら八期にその時の事件の経緯とか立場とか相手の気持ちを教えてた!細かく教えて今は納得してるよ!」
心乃枝「良かったな」
一輝「まあ、あの人への見舞いは謝罪の時だけ!謝罪する時も大変だったから!」
流「どうやって謝罪させたの?」
一輝「相手が先に謝ったから!」
有「ちなみに当時の先生は?」
一輝「八期を疑ってかかったからクビに成った」
陽斗「たったそれだけで?」
一輝「職員室の修理費用も出させて・・・」
流「可哀想・・・」
一輝「まあ、それには岡田さんが絡んでたり・・・」
有「零姉」
一輝「その後自暴自棄になって無差別殺人起こして死刑に成った!」
全員「本当に死んでる!」
友人「そう言えば一輝って、いつの間にかこの別教室に行ったよな?」
有「えっ?窪君って、訳合って今年ここに来たのでは?」
部子「私がつれてこられた時には窪君は居ましたわよ!」
流「私がここに来た時点でもう居たわよ!」
刹那「私が入った時にはもう居ました!」
友人「ってことは?」
一輝「実は、僕ある事情で中1の時点でここに居るんだ!」
全員「ええっ!?」
- Re: 少年教師有! ( No.205 )
- 日時: 2024/10/04 20:25
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号199番・一輝と8の過去(後編)
回想(2年前)
八期「電車の先頭って良いだろ?」
一輝「八期は本当に電車が好きだね!」
八期「お祖父ちゃんによく乗せてもらったからね!あっ!」
一輝「どうしたの?」
八期「小3の時、痴漢の濡れ衣を着せられたんだ!」
一輝「へー、大変だったね!」
八期「それが切っ掛けで理珠に会ったんだ!」
一輝「そんなエピソードが!」
八期「本当に、間違えられたのにソイツ謝罪1つもなくて、同じ学校だったから冤罪立証された後教室の前で文句言いに行ってやったよ!」
一輝「やりすぎじゃない?」
八期「ハッ?こっちは下手したら人生終わってたんだぞ!もう少しであの女に痴漢扱いされて人生めちゃくちゃにされそうになったんだから!謝罪が無いなら文句くらい言ったって良いだろ?」
一輝「気持ちは分かるけどさ・・・」
パッ!
一輝「えっ?」
少女A「この人痴漢です!」
一輝「えっ?」
八期「はっ?」
少女B「ちょっと!何この子のお尻を触ってるのよ!」
一輝「えっ?触ってない!触ってない!」
八期「そうだぞ!僕は見てた!一輝の手は僕側に向いてた!触れる筈がないし、お前が勝手に一輝の手を取ったんだろ?」
少女B「何ですって?この子が嘘を付いてるとでも?」
八期「そうだよ!」
少女B「兎に角、次の駅で降りてもらうわよ!」
一輝「は、はい・・・」
八期「そんなことしなくて良い!」
一輝「えっ?」
八期「三氏兄ちゃんから聞いた、学生証を提示しろ!」
一輝「あの、僕こういう者ですが・・・」
少女B「えっ?何?うちらと同じ系列の学校?」
八期「一輝、早く名前のメモを!」
一輝「分かった」
少女B「あんたみたいな中坊がよくも痴漢して・・・」
一輝「これをどうぞ!」
少女A「えっ?」
八期「それっ!」
パッ!←ドアが開く
少女B「ちょっと!」
八期「一輝!逃げろ!」
一輝「分かった!」
少女B「コラ!痴漢よ!ソイツらが私達を痴漢した!捕まえて!」
ドタドタドタドタ・・・
八期「一輝!先に行け!」
駅員A「コラ!君達!」
八期「離せよ!」
ドン!
ダダダダダ・・・←エスカレーターで大事故
客達「ウワー!」
タッタッタッタッ!
八期「今、電車が止まってる筈だから、急げ!」
一輝「うん!」
ドタドタドタドタ・・・←エスカレーターを駆け下りる
八期「すみません!乗ります!」
バシーン!
一輝「なんとかギリギリ!」
八期「兎に角後ろに行くぞ!」
一輝「逃げて良いの?」
八期「良いんだよ!それに駅長室行く方がダメだ!家に帰れなくなる!」
一輝「そうなんだ」
八期「ただ、どこまで伝わってるか分からないから走るぞ!」
一輝「OK!」
学校の最寄り駅
八期「出来るだけ外側(駅員室から遠い改札)を使うぞ!」
一輝「分かった!」
最寄り出口
八期「気持ち早く!」
一輝「うん!」
駅員B「君達?ちょっと良いかな?」
八期「一輝逃げるぞ!先に行け!」
一輝「分かった!」
駅員B「コラ!待ちなさい!」
出口頂上
一輝『早く逃げないと!』
タッタッタッタッ!
八期「よし!」
駅員B「待て!」
八期「お前なんて・・・」
駅員B「ハッハッハッ・・・」
八期「こんな仕事辞めちまえ!」
ドン!
駅員B「わあ!」
八期「あとは学校へ行くのみ」
回想終わり
全員「ええっ!!!!」
有「駅員を突き飛ばしたんですか?」
一輝「痴漢の時の駅員と警察は信用成らないからって!」
流「駅員さんだけでなく沢山の人が怪我したんじゃない?」
江子「ネットニュースにも成ってました!通勤通学の時間帯でしたので男女合わせて約50人が重軽傷を負ったと、全員命に別状は無いんだそうですが・・・」
陽斗「たしか中1の時はまだ2クラスは合ったよな?」
悠真「C~Fまではな!皆文化祭の火事が原因で生徒数が少なくなって、今の数に成ったけどな!」
友人「俺らは同じクラスだったよな?」
一輝「うん、でも、GW前の出来事ですぐ去ることに成ったけどね!」
有「それでその後は?」
一輝「担任に呼び出されてね・・・」
回想
男性教師(当時の一輝の担任)「お前ら!何をやっているんだ!」
八期「駅員達が追い掛けてくるのが悪いんですよ!」
男性教師「何だ?その態度は!沢山の人を怪我させた癖に!」
八期「全部、あの駅員が悪いんです!僕らは何も悪くありません!」
ガラガラ
少女B「あっ!コイツらです!私達に痴漢しておいて逃げた野郎は!」
一輝「僕は何もやってない!」
八期「僕だってやってないし、一輝には痴漢なんて出来ないんだから!」
香「だからって八期!人を突き飛ばすのはダメでしょ!」
八期「先生知らないんですか?」
香「何を?」
八期「痴漢って駅員室に連れていかれると帰ってこれないんです!痴漢冤罪で駅員と警察は1番信用出来ないんです!だったら突き飛ばしても良いじゃないですか!」
香「何よその論法!」
八期「それに僕らは拘束される理由は無いんです!」
香「どういう事?」
八期「一輝は彼女に自分の身分を明かしました!身分を明かせば、駅員も警察も一輝を捕まえる理由など無いんです!なのに、駅員は僕らを追い掛けた!捕まれば駅員室です!どうせ、罪をでっち上げられコイツらの意見だけで進み、証拠もないのに有罪にする未来が見えたから僕は駅員を突き飛ばしてでも逃げたんです!だから正当防衛です!何ですか?罪の無い友人を助けるのが罪なんですか?」
香「分かったわ、もう何も言わない!」
男性教師「星田先生!」
香「彼の目を見れば分かるわ!真実を言ってるのか、嘘を言ってるのか、それに本当にやってたら私に真っ先に謝るから!あり得ない!あなた達の間違いなんじゃないの?」
少女B「そんな!」
少女A「痴漢されたのは事実なんです!」
香「本当にそうかしら?今時示談金詐欺って言う、痴漢をでっち上げる女も増えてるのよ!」
男性教師「あんたそれでも女教師か?!」
香「だからよ!確かに痴漢は女にとってトラウマになるほど嫌なことかもしれない!でも、全く関係ない男が巻き込まれることも事実なの!あなたこそ男なら、彼らの気持ちも分かるでしょ?」
男性教師「た、確かに・・・」
少女達の女性担任「ちょっとどういう事ですか?さっきから聞いてみれば?この子達は被害者なんですよ!」
香「ですが、間違いと言う可能性だって・・・」
女性教師「うるさい!女の子にとって痴漢は恐怖なんです!痴漢と思わしき男は皆逮捕です!」
香「それで違ったらどうするんですか?」
女性教師「そんなの知らないわよ!疑われることをしてる方が悪いんでしょ?!」
ガラガラ
パンパン!
理「はい!今回は系列校の生徒間の事なので、警察は出さないわよ!」
少女達「ええっ!!!!」
女性教師「なぜですか理事長?」
理「こんなことが公に成れば学校も困るのよ!それに証拠もないのに騒ぐのもおかしな話よ!」
女性教師「そんなめちゃくちゃな!」
理「彼が絡んでるからね!」
女性教師「彼とは?」
理「八期君よ!彼は嘘を付かないし、彼自身も痴漢冤罪に合ったこともあるしね!」
女性教師「この少年の事を信じるのですか?」
理「決定的証拠もないのに彼らが犯人何て言えないわ!」
香「ですが、エスカレーターで怪我した人達は?」
理「あの後、駅員が対応を間違えたからこっちの責任だって言ってきてね!近々謝罪しに来るそうよ!後、対応の仕方を変えて、社員一同に徹底的に指導するって言ってたわ!」
回想終わり
友人「そんなことになってたのか!」
楓「あれ?一輝は別教室に入ったんだよね?」
一輝「実は諦めきれなかった被害者が僕が絶対犯人だって主張してきて・・・」
全員「ええっ!!!!」
一輝「ただ、八期の胸ポケットにはカメラが付いてたよね?」
悠真「そうか!それを証拠にして・・・」
一輝「『僕の手が後ろに行ってないからあり得ない』って主張したけど、『私は確実に見た』ってその被害者の友人が譲らなくて・・・、しかも被害者も不登校気味に成って・・・」
燕「それで?」
一輝「痴漢は犯罪だから本来ならいじめレベル9だけど、はっきりしてないからレベル4って・・・、しかも裁判沙汰にも成ったし・・・」
友人「それで1年も経ったのか?」
楓「でも、なんで『心の教室』無しになったの?」
一輝「八期が助けてくれたんだ!」
回想(愛を助けた週のとある朝)
八期「理珠、助けて欲しい!」
理珠「分かりました!」
プシュー!←止まる
八期「あの2人だ!わざと近付くぞ!」
理珠「はい!」
乗り換え駅前
スッ!
少女B「キャー!この人痴漢です!」
スッ!
理珠「この人は示談金詐欺師です!」
全員「えっ?!」
少女B「はあ?何言ってるのよ?」
理珠「それはこちらの台詞です!次の駅で降りましょう!」
少女B「上等よ!」
最寄り駅
駅員C「何がありましたか?」
少女B「この男が、私の友人のお尻を触ったんですよ!」
八期「触ってないし!」
駅員C「誰か見ていた方は?」
理珠「私です!彼は手をずっと右手はつり革、左手は荷物です!触れる筈がありません!それに痴漢された方より遠すぎます!だからあり得ません!」
八期「あの、僕こういうものでして!」
駅員C「は、はい!分かりました!後で連絡することもありますがよろしいでしょうか?」
八期「はい!」
少女B「ちょっと痴漢を逃がす気?」
駅員C「身分を明かしているので、拘束する義務が発生しません!」
少女B「そんな!」
理珠「その痴漢とはこの人ですか?」
男「離せ!俺はなにもしてない!」
理珠「今すぐにあなたのやった行動を映しても良いんですよ?」
男「そ、それは止めてくれ!」
理珠「と言うことは?」
男「ああ、認めるよ!俺がやったんだ!」
理珠「駅員さん、一応これが証拠の映像です!私が付いていきましょう!」
駅員C「はあ・・・」
学校
生徒会室
少女B「なんで私達が呼び出し食らわないといけないのよ!」
少女A「そうですよ!私達は被害者ですよ!」
八期「いいや、お前らは被害者じゃない!加害者だ!」
少女B「何ですって?真犯人は捕まったのよ!もう終わりな筈よ?」
少女A「これ以上私達に何を求めるんですか?」
八期「このツイートは何だ?」
SNSの画面
『同じ系列校の中坊が痴漢したのに、認めずに逃げた!絶対許さない!』
少女B「それはコイツが犯人だと思って・・・」
少女A「早く犯人を捕まえて欲しかったから・・・」
八期「これ、名誉毀損だよな?」
少女B「はあ?何よ!ちょっと間違えただけじゃない!」
少女A「犯人は捕まったんですからもう良いじゃないですか!」
八期「『犯人が捕まったから良い?』だって?」
ガチャン!
少女B「何よ?」
少女A「何のようですか?」
八期「一輝はな、お前らのせいで周りに痴漢の犯罪者のレッテルを張られ、周囲にいじめられたんだ!」
少女A「そんなの私には関係ない!」
少女B「疑われることをしてるあんたが悪いんでしょ?」
八期「一輝、どう思う?」
一輝「最低だね!人として信じられない!」
八期「よし、一輝!コイツらを好きにして良いぞ!」
少女達「はあ?!」
八期「パシりにでも、奴隷だろうと何だって良い!だが、服脱がすのと体を舐める行為やそれに近いものは除くぞ!」
少女A「ちょっと!」
少女B「何言ってるのよ?頭おかしいんじゃないの?」
八期「おかしいのはお前らだろ!一輝お前の好きなようにしろ!」
少女A「止めて・・・」
少女B「来ないで!」
一輝「八期!」
八期「何だ?」
一輝「僕には無防備な女の子に手を出す趣味はないよ!」
少女達「ほっ!」
一輝「だから、お前の力で『矯正学校』に飛ばしてよ!」
少女達「ええっ!!!!」
一輝「僕が願うのは彼女達の反省と今後この2人の姿を見たくない気持ちの2つだよ!」
八期「分かった!お前らは矯正学校に強制転校だ!」
少女A「そんな?」
少女B「なんで?」
八期「なんでもにも、お前らは一輝に『ごめん』の一言もなく、見捨て、しかも痴漢に間違えられた一輝に対して『疑われることをしてる方が悪い』だって?お前らなんか同じ人とは思えない!これは明らかないじめだ!」
少女A「そんな?」
少女B「意味分かんないわよ!」
八期「お前らのやってることは示談金詐欺一歩手前の話だ!人に素直に謝れない奴は頭か心がおかしいんだ!そんな奴をこの学校に置いておけるか!」
少女達『そんな!』
八期「お前らの居場所はここにはない!矯正学校で人の心を学んでこい!
絶対命令だ!」
その後少女達は連行された。
回想終わり
一輝「ってな感じで僕の冤罪は証明された」
楓「良かったね!」
流「良くないわよ!」
小「相手間違えただけでいじめって・・・」
陽斗「でも、『疑われることをしてる方が悪い』は酷すぎるだろ?」
友人「うん、理不尽だよな!」
悠真「ちなみにその女子高生は?」
一輝「たしか、片方はホームで飛び下り自殺、もう一人は矯正学校の寮で首吊り自殺してたって後で聞いたよ!」
全員「怖!」
陽斗「ヤバイじゃねーか!」
心乃枝「痴漢の犯人間違えていじめって言われて病んだんやん!」
一輝「でも、僕は一時期痴漢の濡れ衣でいじめられてたんだよ!むしろそれが報いってものじゃない?」
楓「一輝からしたらそうだろうけど・・・」
一輝「だけど、その後が大変だった!」
全員「えっ?『まだあるの?』」
回想
職員室(高等部)
ガラガラ
八期「失礼します」
教師達「えっ?!」
トントン
少女達の担任「何よ?」
八期「あんたクビ!絶対命令!」
女性教師「何ですって?」
八期「明日から来なくて良いから!」
女性教師「あんたに何の権限があって・・・」
八期「これは理事長からの指示!あんたは人として最低なことをした!この学校にあんたはいらん!」
香「八期!何やってるの?」
八期「コイツをクビにしに来た!コイツは、痴漢冤罪をする奴らを味方し、一輝が冤罪に成っても見捨てる判断をした!そんな奴に教師はおろかこの地球で生きてる価値なんて無い!ここから消えろ!悪魔女教師!」
香「先生は生徒を守ろうとしただけで、まさかそんなことに成ってるなんて思ってなかったから・・・!」
八期「それでも、一輝を見捨てようとしたり、冤罪の人間を擁護しないことが許せない!こんな奴に痴漢も生徒の気持ちも分かってるわけ無い!お前なんかクビだ!この学校から出ていけ!2度と戻ってくるな!」
女性教師「分かったわよ!こんな訳の分からない学校こっちから辞めてやるわよ!」
八期「その前に、一輝に謝れ!」
女性教師「なんで私が?関係ないでしょ!」
八期「『痴漢を疑ってごめんなさい』って謝れ!辞めるのはその後だ!菓子折り付きでな!絶対命令だ!」
女性教師「何なのよ?めんどくさい子ね!」
回想終わり
陽斗「生徒会長の執念・・・」
一輝「僕はとっくに忘れてたから・・・、ただ、謝る態度じゃないことにやり直しをさせてたな・・・」
楓「その先生今どうなってるの?」
一輝「噂によると、再就職が難しくて、体壊して、交通事故に遭って亡くなったらしい!」
朝子「アイツ、自分が不幸な体質とか言ってるけど、不幸を誰かに渡してない?」
一輝「それは違う!」
朝子「どこがよ?」
一輝「八期を理不尽に怒らせた人が不幸になり、理不尽じゃない人は何も起こらないよ!」
朝子「そうなの?」
一輝「それにその後理事長に・・・」
回想
八期「一輝に1年間の授業料を全額お返しして下さい!絶対命令です!」
理「ええっと理由は?」
八期「学校のせいで、一輝は濡れ衣を着せられただけでなく、『心の教室』まで通わされて時間とお金を無駄にしたんです!額は分かりませんが、去年1年分の授業料は一輝に返すのは妥当です!」
理「はい、分かりました!全ての責任は理事長である私の責任です!窪一輝君のご家庭に去年払った授業料及び教材費など丸々お返ししておきます!」
回想終わり
朝子「理事長潔いわね」
心乃枝「元々そういう性格ちゃう?責任感は強い人やし、根は優しいし!」
有「確かにお姉さんに不幸は来てませんね!」
泉「むしろ不幸って言ったら学校の存続危機の事じゃない?」
全員「あっ!」
一輝「まあ、ただ、僕が別教室から離れることが決まったのは、全校集会で理事長が八期に土下座した時なんだ!」
冷子「あれは今も覚えてます!」
流「あんたは覚えてなきゃいけないのよ!」
一輝「前も言ったように、戻っても教室空なんだよ!」
全員「ああ・・・『離島の学校みたいだもんな』」
一輝「まあ、この事も合って、お母さんから『見た目女の子のようにしなさい』って言われたんだよね!」
全員「ふーん!ええっ!!!!」
一輝が見た目女の子っぽい理由はこれが原因だった。
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