二次創作小説(新・総合)

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少年教師有!
日時: 2024/10/16 18:51
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

いくちゃんです!

ナンバーズ更なるスピンオフ作品!

このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。

先にメインとなる登場人物だけを紹介します!

例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!

担任・岡田有

副担任・岡田栞

出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子あいさかれいこ

2番・影主人公・石井悠馬いしいゆうま

3番・サブ主人公・石田陽斗いしだひろと

4番・人気ヒロイン・岩村江子いわむらきみこ

5番・助太刀ヒロイン・岩村小いわむらわか

6番・影ヒロイン・氏家流うじけとも

7番・メインヒロイン・大西楓おおにしかえで

8番・正ヒロイン・岡朝子おかあさこ

9番・対抗キャラ・岡崎友人おかざきゆうと

10番・禁断ヒロイン・岡田泉おかだいずみ

11番・主人公・窪一輝くぼかずき

12番・見守りヒロイン・久永春クーエイシュン

13番・百合っ子・木谷心乃枝こたにこのえ

14番・定ヒロイン・小宮春奈こみやはるな

15番・謎ヒロイン・桜咲愛さくらざきまな

16番・分析ヒロイン・佐々木歩ささきあゆむ

17番・空気ヒロイン・田中莉桜たなかりお

18番・一時期ヒロイン・谷川燕たにがわつばめ

19番・噂主人公・千葉雄樹ちばゆうき

20番・準一時期ヒロイン・長野渚ながのなぎさ

21番・準空気ヒロイン・難波千里なんばちさと

22番・隠れヒロイン・牧野恵花まきのあやか

23番・モブヒロイン・牧野恵子まきのけいこ

24番・噂ヒロイン・博士瞳はかせひとみ

25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜はせがわちはる

26番・悪キャラ・真鍋絵理まなべえり

27番・昇格ヒロイン・宮里刹那みやざとせつな

28番・準ヒロイン・麦田午希むぎたまき

29番・対抗ヒロイン・麦田部子むぎたもとこ

30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴よつばすみれ

31番・謎キャラ・モア・ワコール

32番・裏ヒロイン・岡村冥おかむらめい

33番・悪主人公・寺坂糸成てらさかいとな

34番・悪ヒロイン・新井蘭あらいらん

35番・未来ヒロイン・牧瀬凛まきせりん

36番・ミイラヒロイン・真中まなかルン

37番・サポーターキャラ・前田恋まえだれん

38番・サブヒロイン・前川まえかわロン

39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜たかはしまお

40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美さとうまなみ

41番・サポートキャラ・茂本紬しげもとつむぎ

※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)

Re: 少年教師有! ( No.141 )
日時: 2024/05/31 23:27
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

恋「クー!」←双眼鏡で見る

凛「何見てるの?」

恋「氏家流、私はアイツを許さない!」

出席番号135番・因縁の2人!流と恋(前編)

次の日
楓「流さんって、面倒見良いよね?」

一輝「うん!女子だけどイケメンって感じ!」

歩「私が男子だったら絶対惚れてるね!」

流「褒めても何も出ないわよ!」

ポスッ!

歩「何?」

恋「久し振りね!」

流「恋・・・」

楓「何?何の用なの!」

恋「用件はそこに書いてあるわ!じゃあ!」

流「・・・」←手紙を取る

『ともとも、久し振り!たしかそろそろテスト期間だよね?私バカだから勉強教えてね!あの時のファミレス集合!来なかったらどうなるか分かってるよね?』

流「はあ・・・」

一輝「半分脅迫だね」

歩「どうするの流?」

流「勿論行くわよ!それに上手く行けば鍵も取り返せるかもしれないしね!」

栞「う~ん・・・」

有「栞先生どうかしたんですか?」

栞「ああいう、皆から頼られている人程、自分の苦しみを他者に伝えられないのよ!何もなきゃ良いけど?」

有「僕らが付けてみます!」

栞「危なそうだったらすぐ私か星田先生に連絡よ!」

有「はい!」

某ファミレス
流「ほら、そこの文法が違うんだってば!正しくは・・・」

恋「ああ、そっか、繋がった!私、しばらく勉強してこなかったからさあ!糸成様に聞いても他の人に聞いても分からなかったんだよね!流石かつての親友ね!」

流「どうも!あと普通に誘いなさいよ!脅さなくても、素直に『勉強教えて』って言えば、時間作って教えてあげるわよ!」

恋「何よ!私の事殺しかけた人間に声を掛けるのがどれだけ勇気要るか分かってるの?」

流「あれは・・・」

恋「私のせいだって言うの?もしそうだと言うならあなたの首が飛んでも良いのよ!」

流「はい、私が悪かった!これで良いわよね!」

恋「素直にそう言えば良いのよ!」

プルルルルプルルルル!

恋「あっ!蘭達からだ!じゃあね!」

流「ハー!それでそこで見ているストーカートリオは何しに来たの?」

3人「ええっ!!!!」

有「バレてました?」

楓「完璧な変装だと思ったんだけどな!」

流「バレバレよ!気配だけで分かったわ!」

一輝「そんなに?」

帰路
流「2年前私と恋は同じクラスだったの!」

楓「へー!」

流「それでその年の夏休みに『泳ぎを教えて』って頼まれたの」

一輝「うんうん」

流「好きな男子含む5、6人のグループで海に行く事になって、『カッコ悪いとこ見せたくないから』って
  1回目の練習でプールで泳げるようには成ったの!だけどその後はなんだかんだ理由付けて練習に来なかった!そして彼女は当日海流に流されて溺れて救助されたわ!」

有「でもなんで溺れたんですか?」

流「プールは人工的に作った囲いに水を入れたものだけど、海や川や湖は自然のもの!ちょっとした風や水上バイクが通るだけで波の強さが変わる!泳げない人からしたら危険な場所なの!」

楓「何で彼女は?」

流「多分、ちょっと泳げて自分が上達したと過信したんでしょうね!元々反復練習とかも嫌いな子だったし」

有「氏家さん」

流「その結果、彼女に『死にかけて大恥かいてトラウマだ!』とか『役に立たない泳ぎを教えた償いをしろ!』って言われてね・・・」

一輝「そんなの彼女の自業自得だよ!氏家さんは何にも悪くない!」

流「うん、分かってるの!でもあの子猫被りだから結構責められてね・・・、今となっては八期の絶対命令がもっと早かったら良かったのに!って思う自分が居るの!」

有「えっ?」

流「だって、こんなことアイツが聞いたら1発でレベル5じゃない?」

一輝「そうしてただろうね!多分『人任せの自己中』って叫んでたと思う」

流「まあ、絶対命令が発令される前に私はアイツによって別件で飛ばされたけどね!」

一輝「そう言えば、前田さんもお菓子工場の被験者の筈だけど?」

流「ああ、私に償いを訴えた次の週にもう一度海に行って、その後に拐われたそうよ!ニュースに出てたくらいだから!あの時の自分を最低だって思っちゃう!」

有「どうしてですか?」

流「だって、恋が拐われたって思って最初に思ったことが『良かった』なんだから!この首輪もあの子が消えてくれることを願った罰なのよ!」

楓「そんな気持ち誰だってあるよ!」

一輝「ましてや、自分の怠慢で傷付いた自業自得を、人のせいにする者なんて生きてる価値は無い!って八期なら言ってるよ!」

流「3人ともありがとう!これは私の問題なの!私が受け入れる彼女への償いなの!」

香「それで良いのかしら?」

有「星田先生!」

香「話はそこの陰で全部聞いてたわよ!氏家さん!あなた人にしがみつかれながらこれからも生きていくつもり?」

流「えっ?」

有「どう言うことですか?」

香「例えばこんな感じよ!」

紙芝居
『主婦の憂鬱』

零「あなた今月の家賃どうするつもり?」

八期「うるせー!パチスロだよ!パチスロ!」

零「止めて!これは子供の給食費なのよ!」

八期「邪魔すんな!どけ!」

パチン!

零「キャー!」

結果

八期「すまん、家賃が紙切れ1枚に成っちまった・・・」

零「そう・・・」

八期「俺を見捨てないでくれ!俺はお前が居ないと何も出来ないんだ!」

零「もう、本当ダメな人なんだから!」



流「あり得る!」

香「言っておくけど、八期あのこがこんな風には成らないわ!ポーカーでも負けないように役を守る子だから!まっ、きっとせいぜい仕事出来なくて紐に成ってるんだと思うわ!」

一輝「あっ!それは本当に想像つく!」

香「とはいっても、これではないけど半分私の実体験!」

楓「どこがですか?」

香「私は娘を若くして生んでね、ただそれが襲われての出来ちゃった婚!」

一輝「良いんですか?それで!」

香「だって好きだったんだもん!」

楓「大の大人がなんて顔してるんですか!?」

香「生活は苦しかったは、けどまさか愛人つくって逃げられるとはね」

一輝「重くない?」

香「十数年後にもう一度会うんだけど、やっぱり嫌いに成れなかった!」

楓「変と言うか変わってると言うか・・・」

香「お姉ちゃんとお母さんにはこっぴどく叱られたけどね!」

4人「当たり前です!」

香「取り敢えず、共依存と言うものよ!あなた自身も依存されることに依存されてるの!分かる?」

流「頭が痛くなる程恥ずかしいです!」

香「あなたの面倒見や責任感は本当に素晴らしい!少なくとも部子さんと比べたら!」

流「そうですか・・・」

香「ただ、八期に対してはまだ分かってないようね?」

流「ですから、あれは・・・」

一輝「さっきまで『八期の絶対命令がもっと早かったら良かったのに』って言ってなかった?」

流「ううっ・・・」

香「八期がなんで絶対命令使えたか分かる?」

流「それは・・・、先生達が上手くフォローしたからじゃないですか?アイツ1人で解決するなんてあり得ませんし!」

香「違うわ!」

流「えっ?」

香「あの子が絶対命令を上手く扱えたのは、命令する前に後の事、いわゆるそれをすることによって起こる弊害いわゆる短所を先に読んでたからよ!」

流「どう言うことですか?」

香「あなたが今悩んでいるのは、後の事、相手の気持ちを考えずに行動出来なかったから今ここに居るの!」

流「わ、八期はともかく恋は・・・」

香「自業自得、確かに私もそう思うわ!でも、世の中には自業自得にも関わらずに理不尽に人のせいにする人間もいるのよ!それに、あなたには分からないかもしれないけど、そもそも『勉強しなさい』と言われてすぐに勉強出来る子なんて本当一握り!人は無理矢理にやらせようとしても嫌なことには背けてばかりなの!」

有「それって?」

香「だから、あの時は強制的に泳ぎの練習ではなく、海の危険を伝えるという手段も方法として合った筈!」

流「言いましたけど?」

香「ただ言うだけではダメ!私の出した紙芝居などの小話などを利用するだけでインパクトは違うでしょ!」

一輝「た、確かに!」

有「僕もこんな人だけには成りたくないって思った!」

香「こうやって相手の自立心を引き出して行かないと!成長出来るものも成長出来ないわ!」

有「それでどうします?」

香「あの子をこっちに持ってくるなら、やっぱりあの時のリベンジ!やり直しよ!」

流「それって?」

香「彼女に泳ぎの練習をさせるのよ!自力で泳げるようにね!」

Re: 少年教師有! ( No.142 )
日時: 2024/06/01 20:07
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

恋『ああ、なんか気持ちいい!空気!水辺かな?
  良い夢見れてんな私!あの流を私の奴隷に出来てるから当然か!ああ、愉快愉快!』

パシャン!

恋「ん?」パチッ

楓「キャハハハハ!」

一輝「止めろよ!もう!」

恋「何ここ?これって夢よね?」

回想
流「彼女をここへ連れてくる!?」

瞳「はい、私の発明したこの幻想空間で泳ぎの練習をさせましょう!そうするには彼女が眠ってる間!つまり、状況を夢だと思わせるのです!」

有「ですが、大丈夫なんですか?起きたら流さん達終わりますよ!」

瞳「こっそりやるんですよ、先生!」

有「えっ?」

瞳「大人に成ってお姫様抱っこで運んでください!ベッドとかはこっちで用意しますので!」

有「博士さん!」

恋の部屋
勇気『よし!』

キル「夜中に女子生徒を誘拐とは良い度胸ですね!」

勇気「き、キル!」

キル「あなた方の目的は分かってます!彼女のトラウマを払拭する!良いですね!許可しましょう!今回の事は見なかったことにします」

勇気「ありがとうございます」

回想終わり

流『それで何なのよ!この空間は!そして何よこの格好!恥ずかしいわ!』

恋『これはきっと夢ね!こんな幻想的な泉にベッドで寝てるとかあり得ないし、明らかに人外っぽい生物居るし!』

流「目覚めたようね!」

恋「えっ?」

流「ここは魚の国!さあ、私達と一緒に泳ごうよ!」

恋「あんた、ともともに似てない?」

流「違うし、ともともとか知らないし!魚魚だし」

恋「何その居酒屋みたいなネーミングセンス!」

瞳「堂々と魚を演じないとバレますよ!流さん!」小声

絆「夢の中だと思わせなければ我々の行為は拉致監禁です!」

一輝「魚籠の名前は魚田!」

楓「私の名前は魚子だよ!」

恋「魚子は魚なのに浮き輪してるの?!」

絆「そして私が魚クイーン!」

恋「何々?ここまじでどこ?」

絆「それでは早速!」

恋「えっ?」

絆「早着替え!」

恋「ちょっと!どこ触ってるの!」

絆「入念なストレッチ」

恋「止めて!痛い痛い!そんな曲がらないって!」

絆「そして・・・」

恋「えっ?」

ドン!

絆「入水!」

恋「ギャー!アプアプ!溺れる!助けて!」

流「落ち着いて恋!そこ浅いから!泳げるように成りたいんでしょ!少しだけ頑張ってみよ!」

恋「いっ、今更そんなの良いわよ!泳げなくて!私もう水怖いの!それに逆に泳げない事を理由にイケメンに助けてもらったりとか、変な男使って示談金取ったりとか、そうすれば泳げなくても愛されキャラで通すわよ!船とか乗らなきゃ良い話だし!」

一輝・楓『この人どす黒い!』

流「『怒っちゃダメ、怒っちゃダメ!』ほらほらつべこべ言わずまずは歩く!先に体を温めないとね!」

恋「な、何よ!魚の分際で!」

絆「それではまずは付し浮きの練習からです!」

ポチっ

瞳「あっ!すみません!」

一輝「博士さん、何を押したの?」

瞳「今から洗濯機に成ります!」

ぐるぐる、ゴゴゴ・・・!

恋「ギャー!流される!」

楓「セルフ流れるプールだ!」

一輝「感心してる場合じゃないよ!」

流「れん!慌てない!端っこの方は大した流れじゃないから!
  海での泳ぎ方を練習するよ!基本はプールと一緒!手の平に負荷を感じながらテンポ良く!!」

恋・パッ!

流「海では自分の位置が分からなく成り易いから・・・、時々平泳ぎに切り替えて確認して、またクロールに戻る!」

瞳「ええっと、元に戻すボタンはこれかな?」

ポチっ

楓「なんか真ん中に大きな穴空いてるんだけど!」

瞳「あっ!噴水式だった!」

一輝「どんな構造なのさ!」

恋「ギャー!何これ?波はこっちに来てるのに、引きずり込まれる!」

流「落ち着いて、泳ぐ方向を私の方に変えて!」

恋「えっ?あっ!流れが止まった!」

流「離岸流って言ってね、岸に反射して沖に出ていく流れがあるの!前に恋が溺れたのもこれが原因だと思う」

恋「えっ?」

流「こういう流れの時は無理に岸に向かわず、岸と平行に泳いで流れから抜ける!兎に角絶対パニックに成らないことよ!」

香「知識だけ身に付けてもダメよ!朝まで死ぬ程泳いで魚のような流麗な泳ぎ方を体で覚えることよ!」

次の日

恋「プール・・・」

ロン「あっ!恋がプールに来るなんて珍しいね!」

恋「昨日変わった夢を見てね!もしかしたら私泳げるのかな?なんて!」

ロン「泳いでみたら!」

恋「もし、溺れたらどうするのよ!」

ロン「私が見てるし、仮に溺れたら先生呼ぶから!」

バシャバシャバシャバシャ・・・

恋←プールの中で立つ

恋「どう?」

ロン「全然泳げてるじゃん!」

恋「えっ?」

ロン「前は5mも泳げなかったのに20mくらい泳いでるよ!」

恋「本当だ!私泳げるように成ったんだ!」

恋『あの変な魚達の指導のお陰で、私ビックリする程泳げちゃった!って言うか泳ぐって楽しい!』

流「見てたわよ!」

恋「ゲッ!流!」

流「自分で泳げるようになったんだね!すごいじゃない!」

恋「フン!バカじゃないの!」

流「何?『自分はこんなの出来て当たり前』とか言いたいの?」

恋「違うわよ!昨晩、私に強制的に泳ぎの練習させたのあんたでしょ!」

流「ば、バレてたの?」

恋「バレるもなにも声で分かるわ!後教え方!バレないとでも思ったの?」

流「あの時の事は忘れて!」

恋「忘れるわけ無いでしょ!」

流「えっ?」

恋「忘れちゃったら、ともともの水泳の特訓が無駄に成るじゃない」

流「恋!」

恋「あと、これ!」

ポイ!

流「こ、これは?」

恋「鍵よ!勘違いしないで!昨夜のお礼なんだからね!別にあんたらとつるむつもりは一切無いんだから!」

流「鍵、ありがとうね!」

恋「あと、来年度の夏休み一緒に海かプール一緒に・・・」

流「良いわよ!勉強道具もって行きましょう!」

恋「もうそれ合宿じゃん!」

ロン「フフフ!」

恋「ロン何笑ってるのさ!」

ロン「もしかして、恋って本当は氏家流が好きだったから意地悪してたの?」

恋「だ、誰が!って私は思春期の男子か!」

その後

有「仲直り出来て良かったですね」

流「ええっ、本当の意味の友達に成りたいわ!」

有「それでは、鍵指してみますね」

流「先生!待って!」

有「えっ?」

流「石井君、いや悠真君!」

悠真「おっ、俺?」

流「お願い!」

悠真「氏家が言うなら・・・」

スポッ!

悠真「入った!」

カチッ!

ガチャン!

パッ!

悠真「開いた!氏家、首輪の鍵開いたぞ!」

チュッ!

悠真「えっ?」

パクティーオー!

瞳「おっと!これは私達で処理しておきますので、続きはどうぞごゆっくり!」

香「青春ね!ほら、有行くわよ!」

有「えっ?星田先生!何で引っ張るんですか!」

ガチャン!

悠真「氏家、今のは?」

流「首輪が取れたら、やってみたかったの!と言うかこの瞬間しか無いって思ってた!」

悠真「本気なのか?」

流「本気に決まってるじゃない!」

悠真「だって、俺の家ド貧乏だぞ!将来苦しい生活にしか成らないかもしれない・・・」

流「私はね、お金とか関係ない!誠実で紳士な悠真君の姿を見て好きなの!それに厳しい環境だったとしても私家庭菜園とか好きだし、自給自足でも耐れる自信ある!いや、悠真君とならどんな困難も楽しいと思えるから!」

悠真「氏家、いや、流!」

バン!

3D生徒達「わあ!」

流「皆!」

悠真「お前ら、何やってんだ?」

春奈「ほうほう、これは・・・」

莉桜「ビックカップル誕生ですな!」

歩「まさか流の方から告白するなんて!」

小「私もやりたいな・・・」

悠真「ええっと・・・」

流「悠真君?」

悠真「うん!」

流「逃げるが勝ち!」

朝子「あっ逃げた!」

心乃枝「よっぽど恥ずかしかったんやろうな!」

流と悠真のカップルはしばらくクラスのメンバーからからかわられるのであった。

Re: 少年教師有! ( No.143 )
日時: 2024/06/09 21:35
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

出席番号137番・お風呂でブレイクタイム

寮の大浴場

朝子「へー、2人は言わば幼馴染みなわけ?」

流「そこまで幼馴染みってわけではないけど、小学校時代は良く遊んだりしてたわね!」

恋「これでも私、あなたに憧れて・・・」

流「そんなに言うなら私とも仮契約する?」

恋「な、何を言うんですか?!」

流「あなたが良いと言うのならいくらでもOKだったんだけど?」

恋「からかわないで下さい!」

春奈「そう言えば流ちゃん、悠馬とキスしたんだって?」

流「だから仮契約よ!仮契約!」

冷子「告白までしてたくせに!」

歩「将来の事語ってたくせに!」

流「あれは、悠馬君が自分の家庭環境に自信失くして不自由な生活をさせたくないって気持ちで・・・」

栞「この時期に『子供出来ました!』何て止めてね!」

流「『14歳の母』ですか!先生は私を何だと思ってるんです!」

栞「いや、私の従姉妹は13で子供生んでたし!」

莉桜「更に下が居た!」

ロン「あんたも楽しそうね恋?」

恋「楽しくなんか無いわよ!リア充は黙ってなさい!」

ロン「悔しかったら早く彼氏作ったらどうなの?」

恋「何ですって!」

流「コラ!喧嘩は止めなさい!」

心乃枝「朝子と委員長みたいやな!」

朝子「私はこんな喧嘩はしないわよ!」

莉桜「むしろこれ以上でしょ!」

朝子「何ですって!」

一方の男湯
有「フー、極楽極楽!」

陽斗「あれ?いつも女湯で取っ替え引っ替えの先生が今日は男湯だ!」

一輝「取っ替え引っ替えって・・・」

陽斗「事実じゃねーかよ!委員長や佐々木とかに取っ替え引っ替えにされて最後はなんか体をつるつるにして出てくるんだぞ!」

悠馬「それはそれで大丈夫か先生?」

陽斗「本当先生は良いなあ!女湯に入っても怒られなくて・・・」

有「朝子さんやお姉ちゃんには怒られますよ!」

一輝「朝子さんの場合覗きじゃない理由で怒ってるような・・・」

陽斗「一輝だって女湯入っても絶対バレないって!」

一輝「入らないよ!ってかバレるよ!」

陽斗「ほら、世の中にはふたなりってのも居るし・・・、他にはLGBTとか・・・」

一輝「僕マジで身も心も男だから!それにそういう人達は基本男の扱いを受ける筈だよ!」

陽斗「世知辛い世の中だぜ!」

悠馬「良いこと言ってる風に言うな!その前の台詞聞いてるからただの変態の欲望にしか聞こえねーよ!」

犬太「ああ、俺もゆっくり出来るぜ!」

有「あっ、犬太君もお風呂嫌いなの?」

犬太「まあな、『2、3日入らんくても大丈夫』言うてんのにこの前千里姉ちゃんと渚姉ちゃんに体の隅々まで洗われたんや!あんなもんトラウマや!2度と入るか!」

陽斗「それって女湯の話か?」

犬太「ああ、2人とも水着着て俺をからかった顔も覚えてるわ!」

一方の女湯
朝子「それにしてもアイツはちゃんと頭と体洗って出てくるかしら?」

春奈「お母さんみたいなこと言うね!」

朝子「誰がお母さんよ!」

千里「そうね、犬太君もお風呂嫌いだし、ちゃんと洗ってるのかしら?」

渚「最初入れたときからすのなんとかでござったからな!」

春奈「からすの行水ね!」

心乃枝「男の子ってそういう不潔なところあるよな!」

ロン「そっちの方がマシじゃない?」

流「どう言うこと?」

ロン「小さい頃の陽斗なんて私と一緒にお風呂入ろうとしてたし!」

全員「ええっ!!!!」

流「でも、それは小学校低学年以下の話とか幼馴染みあるあるじゃ?」

ロン「今も余裕で言ってくる!」

一方の男湯
有「そう言えば陽斗君左の頬赤いけど何か合ったの?」

陽斗「ロンに『久し振りに一緒に風呂入んねーか?』って言ったらビンタ喰らった」

悠馬「自業自得だ!」

一方の女湯
ロン「しかもアイツ『彼女の生まれたままの姿を見るのは彼氏の特権だ!』とか言ってきたのよ!」

恋「よくそんなの好きに成ったわね?」

ロン「好きに理由なんて無いの!」

午希「ってか千里姉犬太君と一緒にお風呂入ったの?」

千里「何?午希ちゃんも一緒に入りたかった?」

午希「そうじゃなくて・・・」

渚「拙者も一緒でござったよ!」

千里「犬太君可愛かったよね?」

春奈「何々?」

莉桜「2人とも何やったの?」

渚「犬太が体や頭を洗わないで逃げるものだから拙者達で強制的に風呂に入れて洗ってあげようとしたでござる」

全員「うんうん」

千里「最初は私達のタオル巻いてる姿見て鼻血を出しちゃってね!」

千桜「そこで1回止めろよ!何入れようしてるんだ!」

渚「どちらにしろ汚なかったでござるからな!目が覚めたあとに頭と体を洗って太のでござるが・・・」

朝子「何が合ったの?」

千里「ちょっと私が力入れすぎちゃって犬太君があばれちゃったの!そしたらタオルが取れちゃって・・・」

午希「まさか千里姉、犬太君に生まれたままの姿を?」

千里「見られないように水着着てたから!そのときの彼の顔と言ったら!」

渚「拙者もタオルが邪魔になったので下に水着を着てることを話したら、少し残念そうな顔をしてたでござる!」

千里「いくら喧嘩っ早いやんちゃな子でも、やっぱり男の子なんだよね!」

渚「そうでござったな!その後『水着着てない方が良かったでござるか?』っからかったらふてくされてたでござる」

一方の男湯

男子生徒達「ハハハハハ!」

犬太「笑うな!」

陽斗「お前もやっぱり男だな!」

一輝「長野さんや難波さんも意地悪な人だね!」

陽斗「水着着てるところが?」

一輝「違う!着てるのに着てない風に見せようとするところが!」

友人「女子ってそう言うところが分からないんだよな!」

陽斗「でも、そうやってからかって来るのはその男に興味あるか好きって気持ちがあるからだぜ!」

有「そうなんですか?」

陽斗「だって知らない男に裸を見せる女がいるか?好きな人でないと裸なんて見せないって!」

友人「それはそうかもしれんが、もっとぼかした言い方はないのか!」

悠馬「そうだ!そうだ!あっ、そう言えば先生!ちゃんと体と頭も洗えよ!」

有「ええっ、朝子さんから逃げられたと思ったのに!」

悠馬「先生に頼まれてな!一輝手伝ってくれないか?」

一輝「OK!」

洗面台
一輝「先生さあ、まずは慣れることからやっていったらどうかな?」

有「慣れるとは?」

一輝「人にやって貰うのではなく、自分の手で頭を洗ったり体を洗ったりしたらどう?」

友人「犬太もな!」

犬太「何で俺まで!」

陽斗「お前ら不潔な男より清潔な男の方が良いだろ!」

悠馬「まずは、俺の洗い方を見て真似してくれ!」

ゴシゴシゴシゴシ・・・

一輝「そうそう!そんな感じ!」

有「なんか先生が生徒にこんなこと教えて貰うなんて・・・」

悠馬「何言ってるんだよ!俺らの方が先生より長く生きてるんだから!」

一輝「それに僕らだってシャンプーとか顔を洗うのにどれだけ勇気を振り絞ったか!」

友人「こんなもん誰もが通る道なんだよ!」

有「石井君教えるの上手いですね?」

悠馬「そりゃ、弟妹沢山居たからな!母さんよ代わりに何回教えたか!」

陽斗「まあ、そんな石井にも遂に彼女か!」

悠馬「止めろ!からかうな!」

陽斗「なんだよ!校内では『イケメン!イケメン』ってちやほやされてたくせに!」

悠馬「それはお前もだろ!」

友人「良いよな!俺なんて・・・、俺なんて・・・」

一輝「奪っても良いけど僕は殺さないでね!」

友人「止めろ!余計傷付くわ!後もう反省してるわ!」

犬太「彼氏?彼女?俺には分からんな!」

友人「何だと?」

犬太「女なんて修行の邪魔や!」

陽斗「この生意気なガキめ!」

悠馬「でも、人は1人では生きていけない!そんな時優しく自分を支えてくれるのが彼女であり、奥さん!女の人の存在さ!」

一輝「人によってはお母さんやお祖母ちゃんがその役割を担う時ってあるよね?」

悠馬「そうだな!それにその人が自分の中で大切な存在に成ればなる程守りたい、居てほしい!一緒に居てほしい存在なんだよ」

犬太「ふーん」

悠馬「まあ、今の犬太には分からなくても成長して俺らの歳になると分かるときが来るさ!」

一輝「うんうん!女子の存在いや、自分を支えてくれるの人が居る存在をね!」

Re: 少年教師有! ( No.144 )
日時: 2024/06/23 22:28
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

出席番号138番・疑惑の勇気

春奈「皆!大変だよ!」

心乃枝「どうしたん?」

朝子「何があったのよ?」

莉桜「最近ね、この近くで下着泥が出たんですって!」

燕「それの何が大変なんですか?」

春奈「それが強制学校の方にも犯人が出て、うちの寮にまで10人くらいの女子生徒が被害に遭ってるの!」

部子「皆さん!兎に角戸締まりはしっかりするのですよ!そしてしばらくの間はたとえ情報交換でも男子の出入りは禁止にしましょう!」

楓「一応、男子棟って連絡通路で繋がってるもんね!」

絵里「犯人の目星は付いていないのか?」

莉桜「それは分からない!ただ分かるのは背が高くて、20代位の若い男らしいよ!」

ロン「世の中には顔はイケメンでも中身は残念って奴も居ますからね!見た目に騙されてはいけませんよ!」

恋「あんた、自分の彼氏だろ!」

ロン「でも、泥棒とか犯罪者って意外と自分の身近な存在、身内の犯行と言う場合もありますからね!」

朝子「それはそうよね」

寿美鈴「事故のように泥棒も誰がやるかは分かりませんからね!」

部子「今日、理事長に頼んで廊下の監視カメラを増やしておきました!」

小「皆、玄関の方向向いてるやん!」

部子「大丈夫です!見えるのは玄関の靴置き場だけですから、部屋の中までは見えません!」

心乃枝「プライバシーは守られてるな!」

部子「一応、男子棟やその他入口!寮母さんの寝床の前や守衛室の前もです!」

流「これなら犯人が来てもすぐ分かるから安心ね!」

冷子「取られる前提で良いのかな?」

次の日
有「おはようございます!」

ロン「だから、本当なんだって!」

小「嘘や!そんな筈無い!」

有「どうされたんですか?」

莉桜「先生!本当何ですか?」

有「はい?」

流「正直に話して下さい!」

有「流さん?」

流「私達の下着を盗んだのは先生ですか?」

有「な、何を言ってるのですか?」

朝子「何?有を疑うつもり?」

燕「そうと信じたくはありませんが、念のため!」

心乃枝「何で有君を疑うん?有君はまだ10歳の子供やで!」

絵里「それを利用して盗んだ可能性も否定できない!」

小「皆!何を言ってるの?有先生は関係無いやん!」

午希「そうだよ!それに勇気さんだったとしてもきっと何かの間違いだよ!」

有「えっ?」

春奈「昨日うちのクラスの女子生徒の下着が根こそぎ無くなったのよ!」

有「ええっ!それは大変ですね?しかし、何が狙いなんですか?」

朝子「ほら、コイツこんな感じよ!あの生徒会長と同じで下着泥の気持ちなんか分からないのよ!」

心乃枝「多分、どっかの動物がイタズラか巣作りのために持っていったってオチちゃうん?」

莉桜「じゃあ、防犯カメラの映像見る?」

映像を見る一同

莉桜「ほら、バッチリ岡田勇気の顔が映ってるわ!」

小「うちはそんなん信じひん!勇気さんは物凄く優しくて紳士な人だもん!」

ロン「バカね!男は皆羊の皮を被った狼なのよ!この世に変態な男が居ないなんてあり得ないわ!」

午希「酷いよ!」

千桜「小、午希、それが現実だ!性知識に興味の無い男なんて居ない!それがたとえ同性愛者だったとしてもだ!」

午希「そんな・・・」

小「うちは絶対信じひん!うちが勇気さんの身の潔白を証明する!」

流「小、待って!」

冷子「証明するってどうするの?」

小「うちが真犯人捕まえて仮面を取る!絶対勇気さんに罪着せようと変装してるんや!」

寿美鈴「だとしても!危険です!」

燕「あなたが真犯人に勝てる保証があるのですか?」

渚「拙者達が全面戦争しても無理でござる!」

絵里「ましてや、お前は爆弾を巻いてるんだぞ!」

モア「たとえ見付けられたとしても、あなたが帰れない可能性も!最悪、周りにも被害を被るかもしれません!」

小「じゃあ、どうすればええん?」

冷子「1回部屋で落ち着こう」

歩「私が連れていくよ!」

場所を移し
春奈「それで、先生?下着泥やってないよね?」

有「やってませんよ!寝耳に水です!」

絵里「でも、これはお前の変装だろう!岡田勇気!」

有「ですが、僕はずっと朝子さんと心乃枝さんの部屋でずっと寝てましたよ!」

莉桜「でも、朝子と心乃枝の部屋から出てきたのは紛れもない岡田勇気だよ!勿論、誰かが出入りした形跡は無い!」

流「と言うことは、先生!あなたしか盗む動機が無いんです!」

陽斗「そうとは限らないんじゃないのか?」

春奈「陽斗!」

陽斗「今時、同性愛者が増えてるなら、犯人は女の可能性もあるんだぜ!」

一輝「確かに、八期も痴漢冤罪とかで、示談金を貰おうと悪巧みを考える女が要るって言ってた!」

陽斗「つまり、先生に罪を着せようとした女子が盗んだ可能性もあるってことだ!」

刹那「待って下さい!そうなると先生以外で容疑者に成るのは?」

全員視線を向ける

朝子「あたし!?」

心乃枝「うちも違うって!」

愛「待って下さい!お嬢様がそんなことする筈ありません!それに仮にお嬢様が犯人だったとして有先生に何の恨みが?」

部子「確かに、そうですわね!朝子さんなら沢山ありますが・・・」

朝子「なんでよ!」

莉桜「嫉妬とか?」

刹那「嫉妬?誰にですか?!」

春奈「有先生と愛さん意外とお似合いだからね!それに林間学校では愛さんに助けられるつもりが、有君が愛さんを助けたから・・・」

心乃枝「そんな事で嫉妬せえへんわ!」

ガラン!

栞「有先生!ちょっと職員室へ!」

有「えっ?何ですか?」

職員室
栞「あなたの机の中から女性用の下着があるのはどういう事ですか?!」

有「僕は知りません!身に覚えがありません!」

栞「しかもほとんど中学生の下着じゃないですか!」

有「ちょっと何言ってるのか分かりません!」

春奈「ああ!これ私の下着!」

流「私のもあるわ!」

ロン「私のも!」

寿美鈴「私のも!」

恋「これ私のじゃない!」

朝子「私のも!まさか、あんた?」

有「だから知りません!」

部子「皆さん!いくら先生の机の引き出しから見つかったとは言え、誰かが入れた可能性も!」

朝子「委員長のも合ったわよ!」

部子「まあ、先生ったら!そんな盗むくらいなら、言えばいくらでもあげますのに!」

朝子「黙れ!変態!」

栞「それに、ここの監査カメラ調べたけど、先生(大人姿)の出入りしか確認されなかったわ!」

有「そんな・・・」

莉桜「何この名簿!」

楓「どうしたの?」

莉桜「女子生徒の名前欄の外に、数字が!」

流「ってこれ私達のバストの長さじゃない!」

永春「有坊主いくらなんでも引くでアルよ!」

有「だから、本当に知らないんです!」

蘭「じゃあ、数々の物証と監視カメラをどう説明する気?」

有「監査カメラは誰かが加工したんですよ!僕の日常から取ってきて!」

瞳「残念ですが、私も他の研究員が調べても写真の加工は何一つされていませんでした!勿論顔だけ取ると言うことも!」

有「そんな・・・」

瞳「それにここの下着から先生の指紋が沢山出てきました!」

有「そ、そんなことは・・・」

瞳「同居人の朝子さんと心乃枝さんなら部屋で何らかの理由で触ったと考えられますが、他の生徒達となると言い訳は出来ません!」

有「だから、僕は本当に・・・、何も・・・」

有に聞こえる幻聴

冷子『変態!』

流『あり得ない!』

楓『子供って状況を利用して・・・』

朝子『最低!』

泉『お兄ちゃん嫌い!』

永春『有坊主がこんな変態だったなんて・・・』

心乃枝『有君!信じてたのに!』

春奈『やっぱり男にろくな奴なんて居ないんだ!』

愛『あなたの事を信じられません!』

歩『変態な有君なんて嫌だよ!』

莉桜『変態に大人も子供も関係無いんだ!』

燕『こんな変態教師だったなんて!』

渚『いくらなんでもあんまりでござる』

千里『お仕置きが必要ね』

恵花『先生も変態さんなんだ!』

恵子『そうだよね、先生も男の子なんだし!』

瞳『見損ないました!』

千桜『やっぱ、子供はダメだわ!』

絵里『私の下着を盗むとは良い度胸だなあ!』

刹那『先生が犯人だったなんて!』

部子『何かの間違いだと言って下さい!』

寿美鈴『がっかりです!』

モア『あなたと関わりたくありません!』

有「嗚呼!」

ドン!

愛「先生!」

心乃枝「有君!」

有は雨の中の森の中へと消えていった。

Re: 少年教師有! ( No.145 )
日時: 2024/06/24 21:41
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

出席番号139番・有を探せ!

次の日

香「はあ?!有が夜中に女子生徒の下着を盗んで行方を眩ませた?」

栞「そうなのよ!」

香「本当に有なの?信じられないわ!」

栞「そりゃ、私だって信じたくないよ!でも、カメラにはちゃん映ってるの!」

香「ちなみに聞くけど、盗まれた下着って?」

流「全部、この寮の生徒の物でした!」

香「そうなの・・・」

冷子「ただ・・・」

香「何かしら?」

冷子「1人だけ盗まれなかった人が居るんです!」

香「誰?」

流「桜咲愛さんです!」

渚「愛は普段晒しを巻いてるから、上は無いも同然でござるが、下はなぜか残っていたでござる」

燕「同居人である私のは根こそぎ無くなっていたのに、愛だけはなぜか残っていました!」

栞「それは変な話ね!なぜ桜咲さんだけ?」

香「ん?」

栞「どうかしたの?」

香「栞ちゃん?このカメラちゃんと確認したの?」

栞「ええっ、全てのカメラを一通り!でも、映っていたのは勇気の姿をした有先生だけだったわ!最初から最後まで!」

香「本当に有って言えるの?」

栞「カメラがちゃんと伝えてるし、ましてや子供なら今の年だとちょっと怒られるだけで済むし、部屋入って変身を解いたんじゃないかしら?」

パチン!

栞「いきなり何するのよ!」

香「何がちゃんと調べたよ!これは完全に有じゃないわ!明らかな別人よ!」

流「ど、どこが?」

香「念入りに調べたけど、本当に有ならあるべきものが無いのよ!」

全員「ええっ!」

瞳「あるべきものがない?」

香「ええっ!それに単純に考えてカメラの前を堂々と通るバカがいる?」

燕「確かに、私もそう思いました!仮に先生が犯人ならカメラを動かしたり、フィルムカメラなど使って細工したりしますよね!」

冷子「それは確かにそうですが・・・」

流「でも、裁判にしたとしても有先生が下着を窃盗した事実としか言えません!」

香「大丈夫!そんなものすぐにでもひっくり返せるわ!兎に角全員授業はどうでも良いから有を探して来なさい!」

全員「はい!」

一方その頃

有「大分奥まで来たけど、どうしよう?なんか体がダルい・・・」

パタリ

数分後

パチッ!

有『ん?ここはテントの中?』

トントントントン・・・

有『あのシルエットはお母さんかな?包丁と俎板の音がする!何か作ってくれてるんだ!なんだろうな?
  あっ、こっち来る!お母さん!』

泉(14歳)「大丈夫?お兄ちゃん!」

有「えっ?お兄ちゃん?って泉!」

泉(14歳)「森の真ん中で倒れててビックリしたよ!まあ、そんなこともあるかもしれないと思って・・・」

テントを出る

有「ええっ!キャンプセット!」

泉(14歳)「これでしばらくは安心だよ!」

有「どうやって持ってきたのさ?こんなの力持ちの男の人でも無理だよ!」

泉(14歳)「ああ、それはこれ!」

有「パクティーオーカード!」

泉(14歳)「皆これを使えば1発なのに、まったく・・・」

有「テレポートで?」

泉(14歳)「うん!荷物一式揃えて!あっ、ご飯食べる?」

有「泉が作ったのか?」

泉(14歳)「うん!零姉に教えて貰った、八期お兄さんがよくやるうどんのスープを使った玉子雑炊!別でうどんもあるよ!」

有「食欲無いなあ・・・」

泉(14歳)「ダメだよ!少しでも食べておかないと!」

有「その哺乳瓶は?」

泉(14歳)「最悪ご飯を細かくして、スープと混ぜで吸い込ませる!」

有「恥ずかしいから良い!」

泉(14歳)「じゃあ・・・」

有「ん?」

泉(14歳)「はい!アーン!」

有「ええっ!じ、自分で食べられるから!」

泉(14歳)「もう病人なのに!私に甘えてよ!」

有「お前4歳だろ!どこの家に4歳の妹からアーン!される兄や姉が居るんだよ?」

泉(14歳)「今は私の方がお姉さんなんだから!」

有「薬の力だろ?ゴホッ、ゴホッ!」

泉(14歳)「ほら!」

有「恥ずかしいけど、仕方ないなあ・・・」

食べ終わり

有「ご馳走さまでした」

泉(14歳)「お兄ちゃんまだ熱あるね」

有「少し寝たらなんとか成るよ!」

泉(14歳)「ちょっと、待っててね!」

ごそごそごそごそ・・・

有『何するんだ?』

泉(14歳)「お兄ちゃん!」

有「ブー!泉!何やってるんだ?」

泉(14歳)「風邪を治すには人肌の温度で温めるって言ってた!」

有「だ、だ、誰に教えて貰ったの?じゃなくて服を着なさい!」

泉(14歳)「ヤダヤダ!このナイスバディでお兄ちゃんの熱を下げてあげるから!」

有「余計上がるわ!むしろその格好だと泉が風邪引くだろ!」

泉(14歳)「お兄ちゃんからの風邪ならむしろWelcomeだから!」

有「縁起でもないこと言うな!」

次の日
有「ん?結局裸で寝てるし!たく!服くらい着ろよ!ん?」

泉が着けてたであろうブラジャー

有「嘘!お母さんやお姉ちゃんが付けてる奴!泉には早いって!」

泉(14歳)「お兄ちゃん・・・」

有「大丈夫かな?何分かしたら元に戻ったりしないかな?」

泉(14歳)「あっ、お兄ちゃんおはよう!」

有「おはようの前に服を着ろ!前が丸見えだ!」

泉(14歳)「イヤーン、お兄ちゃんのエッチ!スケベ!」

有「そんな言葉、誰に教わった?!」

泉(14歳)「そういえばこれ(ブラ)どう着けるんだっけ?」

有「僕に聞くな!」

着替え終わり

泉(14歳)「それでどうする?」

有「今帰っても袋叩きだ!しばらくここに居る!」

泉(14歳)「でも、星田先生が犯人はお兄ちゃんじゃないって証拠見付けたらしいよ!」

有「えっ?」

泉(14歳)「それで、皆必死に成って探してるの!」

有「本当かな?」

泉(14歳)「本当だよ!私はそんな皆を見た後にカードのテレポート機能を思い出してここに来たの!皆お兄ちゃん探すことに必死でカードのテレポート機能を忘れてるんだよ!」

有「だったら、テレポート機能で帰るか!」

泉(14歳)「そうだね!じゃあ、もう一度!私達を学生寮まで!」

シーン!

有「あれ?」

泉(14歳)「あれ?おかしいな?昨日は簡単に行けたのに!」

有「もしかして従者にしか使えないってこと?」

泉(14歳)「ってことはテレポート機能って従者が主人の元まで行けるけど、主人の居ない場所へは行けないってこと!」

有「そうとしか言えないんじゃない?だって全然カードに反応無いし」

泉(14歳)「じゃあ私達この山で遭難したってこと?」

有・泉(14歳)「そんな!」

ボン!

泉「あっ!」

有「泉!」

泉「キャー!見ないで!」

ボン!

泉(14歳)「連続は禁止じゃないよね?」

有「1日1粒な!あと何回も成長するな!どっちが本当の姿か分からなくなる!」

泉(14歳)「生徒の皆は敬語なのに、私の時はタメなんだね!」

有「当たり前だろ!実の妹なんだから!」

キャー!

泉(14歳)「あっちから誰かの悲鳴が!」

現場
千桜「何でこの山に熊が居るんだよ!聞いてねーぞ!誰か退治しとけよ!もしくは危険の看板でも立て掛けとけ!」

ガルルル!

千桜「ギャー!助けて!」

有「千桜さん!」

泉(14歳)「喰らえ!」

ドン!

スースースー・・・

泉(14歳)「なんとか間に合った!」

千桜「ありがとうな、泉!って何で4歳の奴に助けられてんだよ!」

泉(14歳)「今、14歳だよ!」

千桜「実年齢は4歳だろ!ってか元はと言えばお前が・・・」

泉(14歳)「何言ってるのよ!皆がお兄ちゃんを疑うからこうなったんでしょ!そのせいでお兄ちゃん風邪引いただけでなく、軽い人間不信になったんだから!」

千桜「ああ、私達が悪かったよ!ってか何でお前はその銃を・・・」

泉(14歳)「麻酔銃!前に先生が山に熊が出るって言ってたから!お兄ちゃんも皆も山に行ったし!」

千桜「本当にコイツの妹だな!めちゃくちゃ頭良いじゃないか!それはそうと、お前はどうやってこの山に?」

泉(14歳)「カードのテレポート機能を使って!」

千桜「畜生!それがあったか!」

泉(14歳)「だけど、主人の傍には行けても、帰ることは出来ない!」

千桜「なんだって!この山は迷ったら1週間は出られない遭難者多発の山なんだぞ!」

泉(14歳)「そうなの?知らなかった!」

バタン!

泉(14歳)「お兄ちゃん!」

千桜「先生!」

泉(14歳)「さっきよりもっと熱が上がってる!」

千桜「デコで確かめるって誰に教えて貰った?!」

泉(14歳)「鶴お姉ちゃん!」

千桜『あの人ならやるな!』

泉(14歳)「兎に角体を拭いてあげないと!」

千桜「おいおい!下も脱がすのか?」

泉(14歳)「いざと言う時のために着替えもあるので!着替えさせないとずっとベタベタの服を着させることに成りますし・・・」

千桜「いや、そうじゃなくて・・・」

泉(14歳)「何か不都合でも?」

千桜「お前何の躊躇もなく・・・」

泉(14歳)「兄妹だし!」

千桜「いや、妹が看病する兄の服を脱がす場面なんて漫画でも見たことねーよ!どこに需要あんだよ!」

泉(14歳)「あっ、ああ・・・」赤面

千桜「コラ!何を見とれてる!さっさと着替えさせろ!」

着替え終わり

泉(14歳)「ああ、お兄ちゃんの病気が悪化する一方だよ!出来るなら変わってあげたい!」

千桜「やめろ!縁起でもない!むしろ変わったら変わったでコイツうるさいぞ!」

泉(14歳)「何か連絡すら手段は?」

千桜「無理だよ!ここ圏外だし!ってか山は大体そんなもんだ!」

泉(14歳)「そうだ!」

千桜「なんだ?」

泉(14歳)「千桜さん!お兄ちゃんを助けてくれますか?」

千桜「はっ?」

泉(14歳)「お兄ちゃんを助けてくださいお願いします!」

千桜「いや、私にどうしろと?」

泉(14歳)「仮契約をして、千桜さんのアーティファクトに掛けるんです!」

千桜「はあ?私が?!」

泉(14歳)「はい!」

千桜「この病人に?」

泉(14歳)「はい!」

千桜「キスをしろと?」

泉(14歳)「はい!」

千桜「嫌だね!」

泉(14歳)「何でですか?緊急事態と思って!」

千桜「それで私が風邪引いたら?」

泉(14歳)「その時は、お兄ちゃんの唇を奪った罰と受け止めて!」

千桜「お前が頼んだんだろ!」

泉(14歳)「ひー!ごめんなさい!でも、何かしないよりはマシでは?」

千桜「そうだな、でも、アーティファクトってその人の性格で変わるって聞いたから、仮にやったとしても私は心乃枝みたいに治療は無理だぞ!」

泉(14歳)「そうでなくても、何かお兄ちゃんの力になれば!」

千桜「チッ、分かったよ!」

泉(14歳)「お願いします!」

千桜「タク、世話掛けさせやがって!」

有「ん?『千桜さん?』」

千桜「先生、ちょっと力貸して貰うぜ!」

有「えっ?そんな・・・」

千桜「取り敢えず目瞑っとけ!」

チュッ!

パクティーオー!


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