二次創作小説（新・総合）
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 少年教師有！
- 日時： 2024/10/16 18:51
- 名前： いくちゃん （ID: E8lgSYnB）
いくちゃんです！
ナンバーズ更なるスピンオフ作品！
このお話の主役は鶴の弟・有！
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります！
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します！
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります！
ぜひ、読んでください！
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
１番・幽霊生徒・相坂冷子
２番・影主人公・石井悠馬
３番・サブ主人公・石田陽斗
４番・人気ヒロイン・岩村江子
５番・助太刀ヒロイン・岩村小
６番・影ヒロイン・氏家流
７番・メインヒロイン・大西楓
８番・正ヒロイン・岡朝子
９番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定！)
- Re: 少年教師有！ ( No.82 )
- 日時： 2023/08/27 16:11
- 名前： いくちゃん （ID: BdV4ihXT）
刹那「じゃあ、キスをお願いします！」
有「えっ？」
ピカーン！
刹那「『あれ？今なんと？』あっ！今のは無しです！冗談です忘れてください！」
出席番号77番・キス魔の有！
パアアン！
有『しまった！ここ危険地帯だった！』
一方
朝子「あの光何？」
愛「多分、誰かが恋愛的な願いを！それで恋の木の1本が反応して・・・、兎に角朝子さん！私達も現場に急ぎましょう！飛び方分かります？」
朝子「いや、ちょっとやっただけで、私は・・・」
愛「素質はありますし、カードの力で！」
春奈「待って！２人とも！何があっ・・・、あれ居ない！」
一方
有「嗚呼！」
刹那「有先生！」
有「ふー！」
刹那「先生？大丈夫ですか？」
有「はい！大丈夫です！」
刹那「よかった！」
有「それでは、刹那さん！僕とキスしましょう！」
刹那「えっ？」
有「僕があなたの願いを叶えます！ロマンチックにディープキスでも良いですよ！」
刹那「えっ？ええっ！！！！」
ガシッ←有が刹那の腕を掴む
有「さあ、やりましょう！」
刹那「先生？あっ、ダメです！いや、良いのかな？で、でも・・・」
有『う～ん・・・』
朝子「コラ！」
パシーン！
朝子「本屋ちゃんに何やってるの？！」
愛「朝子さん、先生は避けてます！」
朝子「この、バカ有！」
愛「これは何かに操られてますね！」
朝子「何よ？何が原因なの？」
愛「恋の木ですよ！１本だけ危険な気がここから半径10キロ以内に合って、その力が先生を・・・」
朝子「どうしてるの？」
愛「桜咲さん？」
刹那「はい！」
愛「先生になんてお願いしたんですか？」
刹那「えっ？『キスして下さい』言えません！」
愛「言ってください！そこが重要なんです！」
有「愛さん、退いてください！」
愛「先生！しっかりしてください！」
有「お邪魔虫ですね！では、実力行使で！」←すぐそばの棒を持つ
愛「おっと！危ない！」←自らの剣で対抗
カン！カン！カン！カン！・・・
愛「フッ！」
カン！
愛「完全に正気を失ってますね、しかも剣技もしっかり出来てる！厄介です！
朝子さん、私が食い止めるので今すぐ桜咲さんを安全な場所へ！」
朝子「分かった！でも有はどうなったの？」
愛「多分、内容は『キスして下さい』かと？」
刹那「言わないで！恥ずかしい！」
愛「いや、先生の言動から想像付きます！多分、命令が実行されるまで止まりません！」
朝子「怖！」
愛「さあ、早く！」
朝子「本屋ちゃん捕まって！」←お姫様抱っこ
有「退いてください！」
愛「やあ！」
ポトリ！←有の剣を落とす
有「仕方無いですね」
シュッ！
愛『これは八卦掌！』
有「たあ！」
愛『これは接近戦主体の八極拳！最初は何も知らずに逃げてばかりだった少年が永春という師匠の元で磨き、渚と言うコーチに基本指導を行ったうえで、体術に向き合った！有先生私が見込んだ少年！他の人が惚れてもおかしくない！』
パチン！
愛『えっ？あっ！』←目を閉じる
有「フッ！」
愛「ああ！逃げられた！」
一方その頃
朝子「何よ！ここ行き止まりじゃない！この先どう進めと？」
刹那「すみません、朝子さん私のせいで・・・」
朝子「謝ること無いわ！悪いのは変な木作った博士のせいでしょ！全く早く伐採しときなさいよ！」
瞳「すみませんね！変な木作ってしまって！」
朝子「わあ！どこから出てきたのよ！」
瞳「最初からここに今したが？」
朝子「博士、あんたの品種改良した木のせいでこんなことに成ってるんだから何とかしなさいよ！」
瞳「無理ですよ！」
朝子「まさか、策無しとか言うんじゃないでしょうね？」
瞳「策はあるのですが、結局お願いを実行されない限り、止まらないんです！」
刹那「木を伐採は？」
瞳「実は、お願い中は操られていますので、仮に切ったらその人の魂がなくなるかもしれないのです！」
朝子「なんでそんな危ないものを作ったのよ！？」
瞳「失礼ですね！こっちだって作ろうとして出来たわけじゃないんですよ！」
有「見付けましたよ刹那さん！」
ズバア！
舞桜「だからあれ程言ったのに！ミイラ取りがミイラとは情けないですわ有先生！」
朝子「あの人達は？」
瞳「あっ、私の知り合いで恋の木のパトロールしてる舞桜さんと愛美さんです！」
舞桜「今は一大事ですので、少し手荒に行かせてもらいますよ！」
たあ！
有「フッ！」
愛美「エイ！」
有「遅い！」
シュッ！ビリビリ！
愛美「えっ？」
舞桜「愛美？」
有「隙あり！」
シュッ！ビリビリ！
舞桜「ふ、服が！」
朝子「手套で後ろから下まで破いた！」
舞桜・愛美「イヤーん！」
有「フフフ、刹那さーん！」
朝子「キャー！キスターミネーターよ！」
刹那「ヒャアア！」
朝子「あ、あんなのにキスされたら・・・」
朝子・刹那『どうなっちゃうの？』
刹那「誰が助けて！」
朝子「愛さん、早く来て！」
一方
愛『まさか、こんな力だったなんて、甘く見てた！早く何とかしないと・・・』
朝子「もう、アデアット！」
スパン！
有「フッ！」
朝子「私の無効化が効かない！」
瞳「この手の魔法は急所に当てないと無理です！」
朝子「それを早く言いなさいよ！」
瞳「今知ったんです！」
朝子「全くどうなってるのよ！こうなったら・・・」
腕をゴリラにする
愛美「あれは！」
舞桜「彼女もあの被害者？」
朝子「あんたの脳天にぶちこんでやるわよ！」
ドカーン！
有「ううっ！」
コン！←鉄柱にぶつかる
朝子「ふー！」
刹那「朝子さん！」
朝子「大丈夫、本屋ちゃんの唇は私が守る！本屋ちゃんとキスするならこの私とキスしてからにしなさい！」
ピカーン！
３人「あっ！」
有「分かりました！まずは朝子さんとキスですね！」
朝子「あっ！やっちゃった・・・」テヘペロ！
- Re: 少年教師有！ ( No.83 )
- 日時： 2023/08/28 22:23
- 名前： いくちゃん （ID: BdV4ihXT）
出席番号78番・誰がキスする？
有「分かりました！まずは朝子さんからキスで・・・」
朝子「違う！違う！私を倒してからに・・・」
有「分かりました！キス=倒すで！」
朝子「イヤー！」
刹那「キャアアア！」
舞桜「ああ！どうしましょう！」
愛美「助けに行きたくても服が！」
刹那「朝子さん！退いてください！元々は私のせいです！自分で撒いた種ですから私がキスされます！」
朝子「何言ってるのよ！あんな正気の無いアイツに本屋ちゃんキスされてみなさい？悶死するわよ！」
刹那「も、悶死？」
朝子「そんなことに成るなら私が代わりに！」
刹那「いえ、私が！」
舞桜「あれは・・・」
愛美「どう言うことでしょう？」
愛「お待たせしました！」
朝子「愛さん助けて！」
愛「どうされました？」
愛美「朝子さんが自分にキスするように命令して・・・」
愛「博士さん！これ２つのお願いだとどうなるんですか？」
瞳「ええっと、基本は両方やらないと止まらないんだけど・・・、１つ叶った時に少し間が空くの！」←連れてこられた
愛「それで？」
瞳「その瞬間に何かしら気絶レベルのダメージを与えれば正気に戻る！」
刹那「他に方法は？」←出来れば大きなダメージは与えたくない
瞳「１つの願いが叶った瞬間に危ない木を伐採すれば、正気に戻るよ！」
愛「つまり、必ず１人は被害者が出ると言うことですか？」
瞳「そうなるね！」
朝子「その前に、その危険な木も探さないと！」
瞳「今、先生達やカラーズの人達が探してくれてる！見付けたら私に電話が掛かってくる筈なんだけど・・・」
有「朝子さん！」
朝子「ギャアアア！来るな！」
愛「とう！」
朝子「愛さん？」
愛「先生正気に戻って下さい！」
有「本当に愛さんはお邪魔虫ですね！」
愛「２人にキスするならまずは私にキスしてからにして下さい！」
ピカーン！
舞桜「桜咲さん？！」
有「分かりました！まずは愛さんあなたからですね！」
朝子「愛さん、今自分が何を言ったか分かってる？」
愛「はい！宮里さんはか弱いですし、朝子さんは戦闘に慣れてません！だったら私が先生を食い止めます！」
朝子「あんなターミネーター相手に？無理よ！」
愛「時間を掛けて最後は私さへ犠牲に成ればこんな命惜しくもありません！」
バン！
刹那「誰？」
朝子「どうせ、委員長か歩辺りでしょ！」
冥「そうはさせないわよ！」
３人「冥ちゃん？」
冥「愛！あんたさっき５時間もデートしてた奴が、有とキスですって！許さないわよ！」
朝子「完全に嫉妬ね！」
冥「しかも、あんたら全員有とキスしてるじゃない！」
全員「えっ？」
瞳「愛さんも先程先生と告白しながら仮契約してましたよね？」
愛「告白はしてません！」
朝子「その言い方だと、仮契約はしたのね？」
愛「お礼ですよ！お礼！」
瞳「仮契約後に言ったのでは？」
愛「どっちでも良いじゃないですか！」
冥「有！キスするなら私としなさい！」
ピカーン！
全員「あっ！」
有「うん！分かった！冥ちゃんしよう！」
３人「駄目！」
舞桜「あなた達は何がしたいんですか？」
愛美「先生を正気に戻したいのかそのままで良いのかどっちなんですか！？」
刹那「私が撒いた種です！私が犠牲に成ります！」
朝子「本屋ちゃんだと、一週間目覚められなく成るわよ！ここは私が！」
愛「いいえ！朝子さんでも弱すぎます！ここは経験値のある私が！」
冥「有は私の幼馴染みなのよ！勝手に人の幼馴染み取らないで！」
３人「関係無い！幼馴染みでマウント取らないで(下さい)！」
瞳「これは面白い修羅場ね！」
プルルルル
瞳「はい！あっ！栞先生？あっ、見つかりましたか？分かりました！ただ、有先生を女子生徒４人が取り合ってますので、誰か１人になったら『今です！』って伝えますね！」
愛美「あの、皆さん、危険な木が見付かりました！」
刹那「では私が責任を持って！」
朝子「いいや、私はこいつの保護者みたいなものよ！ここは私が！」
愛「いいえ、そんな危険なことお二人にはさせられません！ここは私が！」
冥「何言ってるの？キスなら結構沢山やってる幼馴染みの私が！」
朝子「じゃあ、やらなくて良いじゃない！」
冥「そんなメチャクチャなキスで良いの？」
刹那「でも・・・」
愛「それは冥ちゃんも同じでは？」
冥「私はこれくらいのキス慣れてるわよ！」
朝子「顔紅くなってるじゃない！」
冥「慣れてても恥ずかしいものは恥ずかしいのよ！」
愛「開き直った！」
心乃枝「朝子、愛ちゃん！」
春奈「刹那大丈夫？凄い大きな音がしたけど何かあった？」
朝子「危ない！」
ドンガラガッシャーン！
ドン！
朝子「うっ！」
有「さあ、朝子さん！キスしましょう！」
朝子「あっ！あ・・・、あ・・・」
冥「駄目！」
ドンガラガッシャーン！
コロコロ・・・
チュッ！
パクティオー！
瞳「今です！」
危険な木のある場所
ゴン！ゴン！ボキッ！ドシーン！
冥「あっ！これは！」
金のカード
有「あれ？ここは？」
冥「はっ！」←そっぽ向く
有「冥ちゃん？僕何かした？」
冥「大丈夫！私がしたから！」
有「えっ？」
朝子「有！さっきはよくもやってくれたわね！」
有「ひえー！」
心乃枝「朝子やめな！また理事長に怒られるで！」←朝子を抑える
有「なんか皆さんすみません・・・」
瞳「いいよ、いいよ！先生のお陰で危険な木は伐採出来たから！それに元々皆先生とキスしたかった人だけだしね！」
６人「はい！？」
瞳「ああ！あの願いはね、遊びで願えるものじゃないの！」
愛「それはどう言うことですか？」
瞳「心から相手を好きだと思ってると叶うようになってるの！つまり、今日の４人は相当先生とキスしたかったんだね？」
愛「ち、違いますから！」←逃げた
朝子「ばっかじゃないの！」←赤面で再起不能
冥「別にあんたが好きでやったんじゃないんだからね！」
刹那←あまりの衝撃に声も出ない
有「ええっと僕は一体？」
事情を聞き
有「僕がそんなことを！すみません！制服も弁償します！」
舞桜「だから、危険だとあれ程言ったでしょう！木が伐採出来たからともかく・・・」
愛美「今回はキス程度でと本来はいけませんが、キス以外での更なる取り返しの付かないことにも成ってたかもしれないんです！」
舞桜「先生はまだ子供ですからそう言うことについて疎いのは理解しますが、分からない時は年長の指示に従うことも、無理矢理にすることも大事なのです！」
有「はい、僕文化祭というものが初めてで少し浮かれてました！そうですよね、生徒じゃなくて教師ですものね・・・」
舞桜「やっぱり見た目９歳だからやりにくいわね！」
愛美「こういう年の子は遊びたい盛りですし・・・」
有「皆さんもご迷惑お掛けしました！」
春奈「まあ、あの木の噂は本当だったのね！それでキス魔になるなんて・・・」
心乃枝「レイプ魔よりはマシかな！」
朝子「何言ってるのよ！」
有「何ですかそれ？」
朝子「あんたは知らなくていい！」
有「それで冥ちゃん・・・」
冥「フン！私はあんたとのカードが出れればそれだけで良かったのよ！」
有「えっ？」
冥「あんたみたいな泣き虫で弱虫なチビッ子には私みたいな頼れるお姉さんが居ないとね！」
瞳「金は愛情って意味ですよ！」
冥・かあっ！
冥「もう！知らない！」←逃げた
有「冥ちゃん？」
それから
有「今日は本当にすみませんでした！」
刹那「いえ、気にしてませんよ！」
有「お詫びに何か買いますよ！」
刹那「本当にいいですから！」
ドン！ドン！ドーン！
刹那「あっ、始まりましたよ！」
放送「只今より、噴水研究愛好会による水のアートイリュージョンです！」
有「わー！凄い綺麗！しかもなんか文字が書かれてますよ！」
刹那「有先生？」
有「はい？」
刹那「先生は今、好きな人とかいますか？」
有「えっ・・・、クラスの皆全員好きですけど・・・」
刹那「そう言うことではなく、誰かと一緒に居ると胸がドキドキする、とかそう言うことありませんか？」
有「えっ？」
刹那「例えば、朝子さんとか？」
有「ええ！特にそんなことはありませんよ！」
刹那「そうですか・・・」
有「まあ、１人か２人は・・・」
刹那「えっ？」
有「多分、違います！忘れてください！」
刹那「(誰だろう？)それより私は先生とこう話してるだけで幸せです！私本当にドジでトロくて引っ込み思案で、被害妄想激しくて周りに勘違いさせてしまうんですが、先生が来てから色んな事を頑張ることが出来ました！有先生のお陰です！
私はそんな先生が大好きです！」
有「えっ？」
刹那「お母さん見付かるといいですね！」
有「はい！」
刹那「私に出来ることがあれば何でもお手伝いしますよ！」
有「あっ、ありがとうございます刹那さん！」
刹那「いえ、そう言えばもう！危険な木は伐採しましたよね？」
有「はい！」
チュッ！
有「えっ？」
刹那「有先生今日はとても楽しかったです！ありがとうございます♥️」
有「あっ、えっと・・・」
刹那「今のはお詫びの代わりです！それでは！」
有「あっ！行っちゃった！う～ん・・・、迷うな・・・」←金のカードだけを見つめる
- Re: 少年教師有！ ( No.84 )
- 日時： 2023/09/02 07:58
- 名前： いくちゃん （ID: BdV4ihXT）
有「ふー！楽しかったな！」
冥「ふーん！」
朝子「それは良かったこと！」
愛「終わりましたか？」
有「皆さん！？」
冥「本当に、生徒とデートなんていいご身分なこと！」
有「冥ちゃんどう言うこと？」
愛「あの、先生！１回戻ってみません？」
冥「何？まさかデートの続きとか言うんじゃないでしょうね？」
心乃枝「愛ちゃん？」
愛「いえ、パトロールですよ！危険地帯で告白しそうな人の・・・」
朝子「その前に戻るって？」
有「博士さんにタイムマシーン貰ったんです！」
朝子「マジで？だったら・・・、アメリカ禁酒法時代行けない？」
冥「いつの時代よ！？」
愛「なんでそんなマニアックな！」
心乃枝「それはほら！ダンディーなおっちゃん一杯居てそやから！」
有「キャラとかじゃなく本気だったんですね！」
朝子「どう言うことよ？！」
有「委員長さんと張り合うために敢えておじさん好きだと・・・」
朝子「違うわよ！言ったでしょう！私親居ないからお父さんに憧れてるのよ！」
愛「あっ！私もその気持ち分かります！私も孤児でしたし！」
有「でも、これ24時間しか回せないそうです！」
朝子「ちょっと、待って！こうなったらこれ使って、ビンゴカードの催し全部やりたい放題じゃない！早速戻るわよ！」
有「ええ！いいのかな？」
愛「取り敢えず、さっきの出来事の罪滅ぼしと思って、パトロールしましょう！」
有「分かりました！」
カチッ、グリン！
出席番号79番・窪一輝参戦！危険な木を特定せよ！
パッと！
１日目(13:00)
朝子「オー！本当にタイムマシーンだ！」
心乃枝「一気に昼に成った！」
瞳「おや、また使ったんですか？」
有「博士さん？」
愛「今度はもっと人気の無いところでやりましょう！」
朝子「取り敢えず私は全制覇に！」
心乃枝「愛ちゃん一緒に回ろう！」
愛「わ、分かりました！」
心乃枝「さっきの有君とのデート聞かせて貰うね！」
愛「このちゃん、それは・・・」
瞳「先生はどうしますか？」
有「そうですね？よく考えたら、僕が騒動になる前まで何も起きてないんだったらこのまま楽しめばいいや！」
瞳「ですが、逆に言うと先生によって防がれた物もあるかもしれませんよ！」
冥「時間変わったら大変よ！」
有「それもそっか！結局パトロールは必要なんだ！」
一輝「あれ？先生！」
有「あっ！窪君じゃん！」
一輝「こんなところで何やってるんですか？」
有「パトロールです！」
一輝「パトロール？」
有「実は、危険な木があるので、その木の近くで告白やら恋愛絡みのお願いをすると、お願いされた方が操られるんです！」
一輝「怖いですね！」
パン！パン！パン！パン！
有「なんの音ですか？」
瞳「多分・・・」
一輝「あっ！あそこに！」
とある校舎
パン！パン！パン！パン！
燕「フー！これで間も無く50人目に成りそうね！」
有「谷川さん！」
一輝「何やってるの？」
燕「何やってるって、告白阻止よ！危険地帯から生徒を守らないと！」
冥「銃って言うのが物騒よ！」
燕「これは麻酔銃！だから、殺すことは無いわ！」
一輝「周りになんて説明するの？」
燕「まあ、ドラマの撮影とか特撮とか・・・」
有「無理があります！」
燕「じゃあ、どうすれば良いの？これでも報酬貰ってるんだから！」
有「そう言えば、冥ちゃん仮契約してたよね？」
冥「そう言えばそうね！」
有「アデアット！って唱えて！」
冥「分かった！アデアット！」
ピカーン！
冥「何これ？」
燕「見た感じ占い師？」
冥「それであんたの何をサポートしろと？こんなの予知くらいしか出来ないじゃない！」
一輝「いや、予知なら人物とか場所の特定も出来るから役に立たない訳ではないよ！」
冥「でも、こんなの燕のサポートをするだけじゃない！これじゃ根本的な解決には成ってないわよ！」
有「そうだ冥ちゃん！危険な木の場所の特定って出来る？」
冥「出来ないことはないだろうけど、もし伐採するとこれから先の未来変わるわよ！」
博士「そうですね、先生の犯した出来事がなくなり、刹那さんとのデートも無かったことに・・・」
有「取り敢えず特定だけしといて、何か目印付けとこう！」
博士「それが１番いい方法ですね！」
冥「やってみるわよ！」
水晶に念を送る
冥「出たけど、どこ？」
一輝「周りが分かれば特定出来そうだけど・・・」
瞳「一応、危険地帯と言われる所を目印付けた地図はこれです！」
燕「周りの景色や地形を考えると、この地図によれば正面から見て東側ではありませんね！」
有「西側だけでも、結構な箇所ありますよ！」
冥「しかも、周りも木だからどれがどれだか分からないわよ！」
有「朝子さんや愛さん呼ぶのも適作ではありませんし・・・」
燕「それタイムマシーンなんですよね？」
有「はい！」
燕「だったら、一通り歩いて見て、時間に間に合わなければやり直せば良いんですよ！」
冥「そうね、それに仮に見付からなくても、時が過ぎれば誰か見付けてるでしょ！」
有「そっか！それに少なくともそこに無いことは確定出来るしね！」
瞳「いや、もう１つ攻めた方法がありますよ！」
一輝「どういう方法？」
瞳「谷川さんが先生と仮契約すると言う方法です！」
４人「ええっ！！！！」
瞳「そうすれば、もしかしたら見付けやすくなるアイテムが出てくるかもしれません！」
冥「出てこなかったらどうするのよ？！」
瞳「また別の誰かと・・・」
有「そう言うのやめません？」
一輝「僕もお薦めできない！そもそも谷川さんの気持ちもあるし！」
有「そうですよ！」
瞳「窪君がやると言う方法もありますが？」
一輝「遠慮します！」
瞳「クラスのマドンナとキスできるんだよ！そこは喜びなさいよ！」
一輝「恐れ多いうえに、谷川さんの気持ちもあるから・・・」
燕「私は窪君とキスしてもいいと思ってるけど・・・」
一輝「ほら、谷川さんもOKしてる、OKなの？！」
燕「２回位助けて貰ったし・・・」
一輝「いやいや、それがキスと同価値には成らないと思います！それに仮にキスしたとしてもアイテムに掛けると言う、物事情で谷川さんのファーストキスを奪うのも・・・」
燕「じゃあ、私を助ける騎士としてなら？」
一輝「えっ？」
燕「私は助けて貰ったあの時から窪君！あなたが好きです！私を姫と思って守ってくれませんか？」
冥「半ば本気のプロポーズみたいな台詞ね！」
一輝「ええっ？どうしよう？」
瞳「男ならはっきりしなさい！」
一輝「ちょっと、ストップ！先生こっち来て！」
有「えっ？なんでですか？」
物陰
有「谷川さんが告白してるんですよ？受けないんですか？」
一輝「そう言う問題じゃないの？」
有「窪君は今好きな人は？」
一輝「特に居ないけど」
有「じゃあ、谷川さんの事が嫌いなんですか？」
一輝「いや、好きだよ！憧れだよ！告白されるのも内心嬉しいよ！」
有「じゃあなぜ？」
一輝「友人知ってるよね？」
有「ああ、岡崎君ですよね？」
一輝「友人ととは幼馴染みの親友なんだけど・・・」
有「はい？」
一輝「友人は谷川さんの事が好きなんだ！」
有「ふーん、ええっ？どう言うことですか？」
一輝「友人が谷川さんの事が好きなこと僕は知ってるうえに、協力することも約束してるんだよ！」
有「はー？」
一輝「ここで、僕が受けると友人への裏切り行為なんだ！」
有「でも、谷川さんは窪君の事が好きなんですよね？」
一輝「そうだけど・・・」
有「窪君だって、今は別に好きな人は居ませんよね？」
一輝「そうだけど・・・」
瞳「何こそこそやってるの？」
有「岡崎君への裏切り行為だから受け取れないと・・・」
一輝「先生言わないで！」
瞳「男ならはっきりしなさいよ！それに渡したその指輪！」
一輝「これ？」
瞳「あくまで仮契約だから！お試し感覚で付き合うってのも良いんじゃない？」
一輝「それは谷川さんに失礼だよ！」
瞳「ですって！」
燕「本当に友達の事を考える優しい子だよね？」
一輝「いつから聞いてたの？」
燕「声大きかったから丸聞こえだったよ！そっか、岡崎君のために・・・」
一輝「恥ずかしい！」
燕「でも、私は窪君が好き！大好き！私を仮でも良いのでパートナーに成ってくれませんか？」
一輝「分かった！僕が君を守るよ！」
燕「宜しくお願いします！」
チュッ！
パクティオー！
金のカード出現！
燕「アデアット！」
ピカーン！
燕「おおっ！変わった銃ですね！」
有「なんかレンズがありますよ！」
燕「あっ！」
瞳「どうされました？」
燕「これを覗くと、ターゲットのパラメーターが見えます！」
有「どう言うことですか？」
燕「告白確率、あっ！切り替えで物にも反応しますし、人によっては命中率にも切り替えられますね！」
一輝「どういう風に？」
燕「木や人の胴体に何か数字が書かれています！」
瞳「どれどれ？あっ！これは！」
燕「何ですか？」
瞳「恋愛成就確率を表す数値です！これはでかいですね！危険な木の成就確率は100%を遥かに越えているので！品種改良したものはせいぜい50%以下です！それに告白確率まで書いてある！一概にピンポイントの武器ではありませんね！」
燕「そうですか」
瞳「ただ、危険な木の近くは木の影響から90%前後が多いので、その木を見ていけば成就確率100%を余裕で越えてる木が危険な木です！なので、これで安全に特定出来るでしょう！これは掛けて正解でしたね！」
燕「窪君！」
一輝「はい！」
燕「今日から宜しくね！」
一輝「喜んで！宜しくお願いします！」
物陰
友人(嘘だろ！嘘だと言ってくれ！)
- Re: 少年教師有！ ( No.85 )
- 日時： 2023/08/30 22:54
- 名前： いくちゃん （ID: BdV4ihXT）
犬太「おーい有！」
有「あっ！犬太君！何してるの？」
犬太「俺も、危険な木の事頼まれたから、そっちの方は大丈夫か？」
有「うん、大丈夫！むしろ心強い味方が増えたよ！」
犬太「そうか！」
燕「先生方は、文化祭楽しんで構いませんよ！」
一輝「ここは僕らで何とかしますよ！」
有「ありがとうございます！」
冥「私も別の場所行ってこよう！」
有「行ってらっしゃい！」
ふとカードを見る有
犬太「どうした？有！」
有「いや、犬太君って好きな人いる？」
犬太「はあ？そんなん知るか！女とかどうでもエエわ！それよりも修行や！修行に女はいらん！」
有「でも、犬太君は千里さんが怪しいって春奈さんが！」
犬太「なんで千里姉ちゃんやねん！関係無いやろ！」
有「えー、でも・・・」
犬太「俺は一匹狼や！」
有「いや、変化姿犬じゃん！」
犬太「黙れ！有勝負や！」
有「なんでそうなるの？」
出席番号80番・江子の戸惑い
心乃枝「皆、見失うで！」
春奈「おっと！危ない危ない！」
江子「全く、皆趣味悪い！私はジュース巡りでも・・・、(先生とデート刹那頑張るのですよ！)」
ドン！
江子「すみません、えっ？！」
有「こちらこそ、あっ！」
江子「有先生？と犬太君！」
有「江子さん！」
犬太「よ！チビ！」
江子「有先生、あなたは今しがた刹那と一緒に・・・」
有「あっ！いえ・・・(ダメだ、確かこの時間帯は・・・)」
江子「来るです！刹那どこですか？刹那！」
有「あの、江子さん！」
別の有の場所
江子「えっ！有先生が２人？一体どう言うことですか？」
有「いえ、あの・・・」
江子「あっ！これはいつぞやの林間学校の時の！あの時は５人でしたが・・・、まさか先生偽物を刹那に？」
有「違います！違います！どっちも本物です！」
江子「どちらも本物？納得のいく説明を！」
場所を移し・・・
江子「た、タイムマシーン？この小さいのが？」
有「はい！博士さんに貸してもらってます！」
江子「にわかには信じがたいですが、江子とのデートは上手く行きましたか？」
犬太「デート！お前デートし取ったんか？しかも刹那ってあの読心術者の！」
有「で、デートじゃないよ！」
江子「デートです！」
有「それがあのまた大変な事になりまして・・・」
江子「それはいつもの事です！それよりも楽しく回れましたか？」
有「は、はい・・・、楽しく回れたと思います(時間軸ではこれからですが)」
江子「それを聞けただけで嬉しいです」
犬太「なんや有！そんなことで悩んでたんかいな！
女とデートなんて弱いな！」
有「だから・・・」
江子「犬太さん！無関係なあなたは引っ込んでください！」
犬太「なんでや！俺は有をライバルと言う位置付けで勝負挑んどんねん！その有が女の事でウジウジして、弱なったら倒しても、勝った気成れんわ！」
江子「あの時あなたの考えに疑問を持っていましたが、あなたは勝負の勝ち負けにこだわりすぎです！」
犬太「何？」
江子「強さ、弱さと口に出してこだわっているうちはあなたが真に強い日はいつまで経っても来ません！」
犬太「なんやて！」
江子「更に言えば『愛を知らぬ者が本当の強さを手にすることは永遠に無いだろう！』恋愛をバカにしてはいけません！」
犬太「なっ！(意味分からん！愛ってなんや？)」
有「おおっ！格好いい！(意味分かんないけど)」
犬太「でも、それでも強無かったら愛する人かて守れへんやろ！男は強くなることが当たり前や！」
江子「強さだけで世の中生きていけると思えば大間違いです！あなたは何がしたいのですか？『プロボクサー』ですか？それとも『プロレス』とか『レスリング』でもするのですか？」
犬太「格闘技ならなんでもエエわ！どんな手を使っても勝てば強いってことやろ！」
江子「ダメです！格闘技には格闘技なりの各々のルールが存在します！それをも無視して強さだけを求める人など、それこそ弱い人間です！卑怯な人です！」
犬太「(こいつ、『男の勝負』ってものを分かってへん！だけど、何言うてるのか分からんし、女やし、男やったら拳で分からせるのに・・・)そんなん知らんわ！アホチビ助！」
有「口喧嘩は苦手なんだ・・・」
犬太「有！格闘大会の予選の時間忘れるなよ！」
有「分かってるよ！」
江子「あっ！私としたことが年下相手にあんな無気になって・・・」
有「いいえ、あんなにズバズバ言える江子さんは凄いですよ！体は小さいですが心は大きい人ですよ！」
江子「アハハ、(小さいは言われたくないのですが、まあ良いでしょう)私はこれで！」
有「あっ、江子さん時間あれば一緒にどうですか？」
江子「えっ？」
とある場所
有「風が気持ちいいですね！」
江子「はい(私を呼び止めたと言うことは何か相談でも？ってか先生と二人っきりに成るのも初めてなような？しかし、何を話せば良いでしょうか？)」
有「江子さん変わりましたね？」
江子「えっ？」
有「文化祭前のテスト僕の英語100点だったじゃないですか！他の教科も80点以上でしたし！」
江子「はい！先生からのアドバイスを貰ったら肩の荷が下りて、勉強が好きに成りました！今では放課後３時間は当たり前です！」
有「３時間？凄い熱心ですね！別に息抜きに遊んで良いんですよ！」
江子「そう言うわけには行きません！学生の本文は勉強ですから！」
有「あの、江子さんって誰か好きな人は居ますか？」
江子「はい？！な、なんの話ですか？私は別に」
有「刹那さんの話です！」
江子「えっ？デートで何か嫌なことでも？」
有「いえ、そうでなくて、デートの最後に『大好き』ともう一度告白されて・・・、あとキスもされて・・・」
江子「えっ？ええっ！！！！
そ、そうですか・・・(刹那もやりますね！)」
有「でも、この後刹那さんにどういう顔して会えば良いのか分からなくなって、今度こそ返事をしないと行けないし・・・」
江子「えっ？先生は刹那なこと嫌いなんですか？」
有「いいえ、そんなこと無いです！刹那さんとお話するの楽しいですし、ですが、僕こう言うの初めてで、女の人を好きに成るってどういうことなのかなって？」
江子(ああ、考えてみれば、先生はまだ9歳の少年ですよね！話を聞く限り先生に好きな人は居なさそうですね！)
有「それに、今は先生の事や修行の事、お母さんの事もあるし、考えられません！」
江子「でしたら、先生と生徒と言う立場もありますし、例えば刹那が卒業した時に返事を返すのはどうでしょう？」
有「良いんですか？」
江子「はい！それに先生と生徒は禁断恋愛と言いまして、本来お互いを好きに成ってはいけない関係なのです！」
有「えっ？なぜですか？」
江子「簡単な話、先生も人間ですから、好きな生徒の成績を贔屓したり、劇の配役で良い役を与えたりしないよう、教師と言うのは基本、生徒全員平等に見ないといけないのです！」
有「確かに、そうですよね！」
江子「仮に、今返事してもギクシャクしてお互いの信頼関係が拗れるだけだと思いますし、そんな関係刹那も望んで無いでしょう！」
有「そうですよね」
江子「それに刹那は自分の気持ちを伝えたかっただけだと思いますし、卒業すれば担任から外れますからそこからは恋愛は自由です！実際卒業してから付き合う教師と元生徒のカップルも居るんですよ！まあ、せいぜい10歳未満の差ですが！」
有「僕はどうなんでしょう？」
江子「先生だと、９年後に成りますが、卒業すれば付き合うことくらいは出来ますよ！お互いが好き同士であればの話ですが・・・」
有「分かりました！卒業まで考えておけば良いんですね！ありがとうございました！江子さん！」
江子「はい！お役に立てて良かったです！」
有が去った後
江子(これで良いんですよね？先生と生徒は禁断恋愛であることは事実！今の２人が付き合ったとしても上手く行かない！だったら卒業式まで・・・)
ポロポロポロポロ・・・
江子(なぜ、私はホッとしてしまったんでしょう？有先生に好きな人が居ないと知って！)
回想
江子「あれ？私も先生と目が合ってましけど、何も起きませんでしたよね？えっ？えっ？」
江子(私はやはり、あの時から・・・、あの時から・・・)
莉桜「先生が好きだったんだね？」
江子「キャアアア！田中さん！いつからそこに？」
莉桜「えっ？有先生が『風が気持ちいいですね！』って言ってた辺りから！」
江子「最初の最初じゃないですか！絶対立ち聞きしてましたね！」
莉桜「立ち聞きなんてしてないわよ！座って聞いてたの！」
江子「どっちも変わりません！ああ、私はなんて酷いことを・・・」
莉桜「いやいや、きみっちは正しい判断をしたよ！」
江子「どこがですか？刹那の気持ちをさも知ってるかのように勝手に都合の良い解釈で納得させて・・・」
莉桜「だから、それが好判断！きみっちでなくても、私だってそう言う答え出してたよ！」
江子「そんなの嘘です！今すぐにでも・・・」
莉桜「ダメダメ！先生と生徒は禁断恋愛と言うのは事実！それにそんな子供に重い現実を突きつける方が可哀想よ！きみっちは良くやった！」←江子の襟を引っ張る
江子「離すです！離すです！」
莉桜「しかし、まさかきみっちまで、有先生の事好きだとは！うちのクラスはどれだけショタコン多いの？」
江子「私は別に先生の事は・・・」
莉桜「博士から聞いたけど、惚れ薬効かなかったそうだよね？あれたしか興味示して無い人が引っ掛かる・・・」
江子「ああ！ああ！聞こえない！」
有「何話してるんですか？」
江子「ギャアアア！」
莉桜「おっ！有先生じゃん！このこの！モテ男！」
有「止めてくださいよ田中さん！それより江子さん大丈夫ですか涙だらけですけど？」
江子「いいえ、今先程、甲板で転けて鉄格子にぶつかったんです！」
有「大丈夫ですか？」
江子「大丈夫です！(ああ！私は一体どうすれば良いのでしょうか？)」
- Re: 少年教師有！ ( No.86 )
- 日時： 2023/09/02 19:41
- 名前： いくちゃん （ID: BdV4ihXT）
夕方
江子「すみません、わざわざ夕食まで奢ってもらって！」
有「いえいえ、予選まで少し時間ありますから！それに相談のお礼です！」
江子『ううっ！二人っきりで食事！嬉しいけど、心が・・・、痛い・・・』
犬太「おい、有！」
有「あっ！犬太君？予選までにはまだ時間が・・・」
犬太「ちゃうねん、ちゃうねん！さっき木が突然光出して、誰かが危険な木の前で、願ったんや！大騒ぎやぞ！」
有「『あっ！この時間帯は僕がやらかした・・・』さっき燕さんが危険な木の方向へ走って行ったからすぐ収まると思うよ！」
犬太「そうか、じゃあ安心か！じゃあ予選会の方行こうか！」
江子「あの、先程先生達が話してる予選会とは？」
有「なんか、格闘大会があるそうで、聞いてみれば永春さんも過去に優勝してると・・・」
江子「あれ？たしか格闘大会は廃止された筈ですよ！」
犬太「なんやて？」
有「どうしてですか？まさか大怪我をする可能性があるからですか？」
江子「いえ、『判定に贔屓されるものは勝負じゃない！』と生徒会長が言って廃止されました！格闘大会の主宰側は抗議しましたが、遂に廃止撤回をひっくり返すことは出来なかったそうです！」
犬太「じゃあ何でこのポスターがあんねん？やるから宣伝しとるんやろ？」
江子「抗議が文化祭一週間前でしたので、その残りでは？突然言われたことですので・・・」
犬太「なんやねん、その理由は！」
江子「テレビで、ボクシングの判定が、明らかにぼこぼこにされてる選手に投票されてると言うニュースを見て、『こんな勝負あるか！』と見て判断するの程、廃止されたコンテストや大会は多いのです！」
一輝「あれ？先生達何やってるの？」
有「格闘大会廃止に成ったんですね？」
燕「格闘大会？ああ！廃止されたけど、あの後ルールを大幅に変えて、認められたわよ！」
３人「ええっ！！！！」
江子「初めて聞いたんですけど・・・」
燕「仕方無いわよ、ポスターが古すぎてね、廃止言い渡されたのポスター出した直後だったの！」
一輝「それで内容が伝わらないまま、開催！あと同意書にサインしないといけないんだよね！」
江子「どんな格闘大会なんですか！？」
燕「予選のやり方が複雑と言うか、挑戦者達が納得しないと出来ないらしいのよ！」
一輝「兎に角行ってみよう！」
出席番号81番・大幅リニューアル！スリーシスターズ学園・格闘大会！
格闘大会の会場
有「ウワー！人が一杯だ！」
江子「そりゃ、優勝すれば100万円貰えますから！」
２人「100万円？」
有「そんな大金を？」
犬太「ヨッシャー！俄然燃えてきた！」
一輝「あれ？」
有「どうしました？」
一輝「僕の目が狂ってなかったら、０が１つ多いような？」
有「０いくつですか？」
一輝「1の隣に７つ！」
有「７つは一・十・百・千・万・・・、1000万！？」
犬太「えらい太っ腹な大会やな！」
江子「兎に角大会が出来て良かったですね！」
犬太「おおっ！お前に男の戦いってものを見せてやるわ！」
午希「もう、年上にそんな言葉遣いはダメだよ！」
犬太「午希姉ちゃん！何で？言ってへんのに！？」
午希「もう、ちゃんと調べて部活の仕事早めに終わらせて応援に来たのに！後で千里姉も来るから！」
犬太「げっ！マジか！」
莉桜「ようこそ！スリーシスターズ学園の生徒諸君及び関係者及び他校の関係者の皆さん！我が格闘大会へ！まずは、主催者の挨拶です！」
楓「どうも！大西楓です！」
一輝「楓？」
燕「楓さんがなぜあんなところに？」
楓「まずは、今年の格闘大会廃止を阻止してくれた女神をご紹介するよ！」
寿美鈴「どうも(恥ずかしいな)」
有「寿美鈴さん？！」
楓「今日、この格闘大会を開催できたのはこの四葉寿美鈴さんのお陰だよ！」
朝子「ああ！有じゃん！」
有「朝子さん！愛さん、心乃枝さんも！」
愛「本当に四葉さんは凄い！」
心乃枝「本当、どうやって説得したんだろ？」
朝子「私、近くで聞いてたの！偶然！」
回想
ガラガラ
楓「会長！」
八期「ノックしない奴の話は聞きません！やり直せ！」
楓「分かったわよ！」
零「３回ノックするんだよ！」
トントントン！
八期「はい！」
楓「失礼します！」
八期「なんだ？」
楓「会長！コンテストだけでなく格闘大会まで廃止ってどう言うことですか？！まさか大怪我とか命の危険性とか言うんじゃないでしょうね？」
八期「判定勝負に成った時、判定員が贔屓する可能性があるから！」
楓「なんですか！その理由！」
零「ニュースでなかった？ジムによって審査員から優遇されてる選手とか！」
秀喜「そんな話あったな！もう10年以上前の出来事だけど！」
八期「判定員が贔屓するような勝負なんていらない！誰が見ても、勝負がハッキリしていてかつ公平なジャッジを受けられる大会でないと、絶対認めない！それが思い浮かばないなら帰れ！」
楓「ぶー！」←何も言えず帰った
燕「どうだった？」
楓「何も言えなかった！」
莉桜「だったら、良い人物知ってるよ！」
楓「良い人物？」
次の日
トントントン！
八期「はい！」
寿美鈴「失礼します！」
八期「何の用ですか？」
寿美鈴「格闘大会の話ですが？」
八期「やらないよ！2度と！」
寿美鈴「会長はハッキリした判定が欲しいんですよね？」
八期「うん、誰が見ても！」
寿美鈴「では、体に防犯ボールを付けて、相手の防犯ボールを先に全部割るか、制限時間以内に相手の防犯ボールを多く割った方の勝ちにするのはどうでしょう？」
八期「成る程！でも、予選はどうする？この格闘大会は人気があって、毎回100人以上の応募があると聞いてるぞ！」
寿美鈴「それも防犯ボールを頭に乗せて、割れた人はその時点でリタイアとか？」
八期「頭に付けてるのに、割れてるなんて分かるか？ましてや人数多いなか、どうやって割れてる奴特定するんだよ？」
寿美鈴「では、防犯ボールではなく、旗を使うのは？」
八期「だとしても同じだよ！」
寿美鈴「ヘルメットを工夫して、ゼッケンなどを登録し、旗が取れればコンピューターのデータに反応を入れるというのは？」
八期「沢山居るのに？」
寿美鈴「100人程ですよ！５グループに分けても20人！その程度なら全体を見回せます！」
八期「生き残りで良いのか？旗取れたら多く持ってても意味無さそうだけど？」
寿美鈴「生き残りで良いと思います！弱者達が協力して強者を倒したり、敢えて騙して裏切って相手の旗を取ったり、どんな戦法取るかはその人次第！」
八期「それで納得する奴居るか？」
寿美鈴「そこは同意書を書いて貰えば良いんですよ！」
八期「分かった！それで行ってみよう！」
ガラガラ
楓「どうだった？」
寿美鈴「簡単でした！✌️！」
回想終わり
楓「予選と本戦はルールに違うので、分けて説明します！まず予選ですが、皆さんは頭に旗を付けたヘルメットを被ってもらいます！その旗が落ちた人は容赦なくリタイアです！」
全員「は～い！」
楓「なお、フィールドから落とされた人、フィールド上でノックアウトした人もリタイアとします！体が床に寝そべっている人または壁に体を凭れている人のうち、自分の足で歩けない人がリタイアの対象です！」
全員「は～い！」
楓「その他、ドクターストップを掛けられた人もリタイアとなります！さらに男女合同で行いますので、女性陣は対戦前に、スカートで出る際はスパッツまたは体操ズボンを下に掃いておき、胸当てを当てて下さい！」
女性陣「は～い！」
楓「何も着けず(付けず)に、セクハラを訴える人は矯正学校行きもありますので、予めご了承ください！」
女性陣「ええっ！！！！」
楓「ただし、お尻を直に触られたという主張は取らせてもらい、それ以外のセクハラ及び痴漢行為は一切受け付けません！」
女性陣「は～い！」
楓「武器は、こちらで用意した物から自由に選んでくれて構いません！サポーターなど体を守るものはいくらでも付けてくれて構いません！予選のルールはあくまで生き残りですので、何本旗を取ろうと、自分の旗が取れたら負けということを理解した上でこちらの同意書と参加費10000円を出した人が挑戦できます！分かりましたか？」
全員「は～い！」
有「武器やサポーター迄用意されてる」
一輝「安全第一だもんね！」
犬太「予選は要するに、旗を守れば良いってことか！」
朝子「単純そうで難しいわね！」
燕「そもそも、私達みたいな強い相手は格好の的ですからね！」
渚「うん？それは弱音と取って良いか燕？」
燕「別に弱音とは言ってませんよ！」
永春「おおっ！面白そうあるね、まあ旗を守りたければ、相手をフィールドから落とすべし！」
有「永春師匠に渚さんまで！」
燕「久しぶりにあなたと手合わせしたいですね！」
渚「フフフ、燕が拙者に勝ったこと合ったでござるか？」
燕「頭脳では勝ってます！」
有「３人とも出るんですか？」
永春「賞金もあれやけど、私は兎に角強い奴と手合わせしてみたいアル！」
有「強い人って、永春師匠結構強い筈では？」
永春「言ってなかったアルね！私、燕と渚には敵わないアル！」
有「永春師匠より強い２人ってどんだけ強いんですか？」
犬太「フン！相手にとって不足なしや！」
有「無理だよ！犬太君だって渚さんにぼこぼこにされたのに！」
犬太「アホ！俺かってあれから修行怠ってないわ！あと誰がぼこぼこにされたや！？それに燕姉ちゃんは銃使いやろ？だったら・・・」
燕「あまり、私を甘く見てると痛い目を見ますよ！」
犬太『こ、怖！』
有「無理だよ！僕ら頑張っても4位か5位だよ！」
絵里「ほうほう、私を差し置いて4位か5位とは、相当自信があるようだな？」
有『真鍋さん忘れてた！』
絵里「まさか、約束忘れてないよな？私に負けたらお前の父親の姿で私と１日中デートってこと？」
有「は、はい！」
栞「香ちゃん！面白いことやってるよ！私達も出ようよ！」
香「良いわね！」
有「栞先生と香先生まで？」
朝子「栞先生出るなら私出ます！」
心乃枝「朝子、ちゃんと考えてから物言わんと・・・」
愛「じゃあ、私も出ます！」
絵里「おおっ？愛しのお嬢様に格好良いところを見せたいのか？」
楓「あっ！１つ良い忘れてた事合ったけど、この格闘大会の第一回優勝者の名は『堀口克美』！」
全員「誰だ？」
楓「この名に聞き覚えのある者は頑張るのね！」
有「お父さんが？」
犬太「お父さん？」
栞「ああ！あの人だったね！」
香「噂には聞いてたけど、まさか本当だったとは！」
朝子「先生方知ってるんですか？」
栞「知ってるも何も元夫なんだから！」
心乃枝「そっか、栞先生が有君のお母さんなら、旦那さんは克美さんに成るな！」
栞「でも、この学校自体古くなくない？」
香「この学校は元々芸能育成学校だったのを、生徒が増えなかったから、そのまま普通の学校としても運営してるの！たしかあの人は芸能育成学校出身って聞いたわ！その時はまだ学生だった筈！」
有「と言うことは父さんは僕と同じ位の年に？」
香「そうなるわね！」
有「犬太君、僕やるよ！父さんの良い噂は聞いたこと無いけど、ここで父さんを越えて見せる！」
犬太「おおっ！当たり前や！絶対負けるなよ！」
莉桜「さあ、皆さんエントリーお願いします！なお、予選は明日の明朝８時からです！」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56