二次創作小説(新・総合)
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- 少年教師有!
- 日時: 2024/10/16 18:51
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
いくちゃんです!
ナンバーズ更なるスピンオフ作品!
このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します!
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子
2番・影主人公・石井悠馬
3番・サブ主人公・石田陽斗
4番・人気ヒロイン・岩村江子
5番・助太刀ヒロイン・岩村小
6番・影ヒロイン・氏家流
7番・メインヒロイン・大西楓
8番・正ヒロイン・岡朝子
9番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)
- Re: 少年教師有! ( No.205 )
- 日時: 2024/10/04 20:25
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号199番・一輝と8の過去(後編)
回想(2年前)
八期「電車の先頭って良いだろ?」
一輝「八期は本当に電車が好きだね!」
八期「お祖父ちゃんによく乗せてもらったからね!あっ!」
一輝「どうしたの?」
八期「小3の時、痴漢の濡れ衣を着せられたんだ!」
一輝「へー、大変だったね!」
八期「それが切っ掛けで理珠に会ったんだ!」
一輝「そんなエピソードが!」
八期「本当に、間違えられたのにソイツ謝罪1つもなくて、同じ学校だったから冤罪立証された後教室の前で文句言いに行ってやったよ!」
一輝「やりすぎじゃない?」
八期「ハッ?こっちは下手したら人生終わってたんだぞ!もう少しであの女に痴漢扱いされて人生めちゃくちゃにされそうになったんだから!謝罪が無いなら文句くらい言ったって良いだろ?」
一輝「気持ちは分かるけどさ・・・」
パッ!
一輝「えっ?」
少女A「この人痴漢です!」
一輝「えっ?」
八期「はっ?」
少女B「ちょっと!何この子のお尻を触ってるのよ!」
一輝「えっ?触ってない!触ってない!」
八期「そうだぞ!僕は見てた!一輝の手は僕側に向いてた!触れる筈がないし、お前が勝手に一輝の手を取ったんだろ?」
少女B「何ですって?この子が嘘を付いてるとでも?」
八期「そうだよ!」
少女B「兎に角、次の駅で降りてもらうわよ!」
一輝「は、はい・・・」
八期「そんなことしなくて良い!」
一輝「えっ?」
八期「三氏兄ちゃんから聞いた、学生証を提示しろ!」
一輝「あの、僕こういう者ですが・・・」
少女B「えっ?何?うちらと同じ系列の学校?」
八期「一輝、早く名前のメモを!」
一輝「分かった」
少女B「あんたみたいな中坊がよくも痴漢して・・・」
一輝「これをどうぞ!」
少女A「えっ?」
八期「それっ!」
パッ!←ドアが開く
少女B「ちょっと!」
八期「一輝!逃げろ!」
一輝「分かった!」
少女B「コラ!痴漢よ!ソイツらが私達を痴漢した!捕まえて!」
ドタドタドタドタ・・・
八期「一輝!先に行け!」
駅員A「コラ!君達!」
八期「離せよ!」
ドン!
ダダダダダ・・・←エスカレーターで大事故
客達「ウワー!」
タッタッタッタッ!
八期「今、電車が止まってる筈だから、急げ!」
一輝「うん!」
ドタドタドタドタ・・・←エスカレーターを駆け下りる
八期「すみません!乗ります!」
バシーン!
一輝「なんとかギリギリ!」
八期「兎に角後ろに行くぞ!」
一輝「逃げて良いの?」
八期「良いんだよ!それに駅長室行く方がダメだ!家に帰れなくなる!」
一輝「そうなんだ」
八期「ただ、どこまで伝わってるか分からないから走るぞ!」
一輝「OK!」
学校の最寄り駅
八期「出来るだけ外側(駅員室から遠い改札)を使うぞ!」
一輝「分かった!」
最寄り出口
八期「気持ち早く!」
一輝「うん!」
駅員B「君達?ちょっと良いかな?」
八期「一輝逃げるぞ!先に行け!」
一輝「分かった!」
駅員B「コラ!待ちなさい!」
出口頂上
一輝『早く逃げないと!』
タッタッタッタッ!
八期「よし!」
駅員B「待て!」
八期「お前なんて・・・」
駅員B「ハッハッハッ・・・」
八期「こんな仕事辞めちまえ!」
ドン!
駅員B「わあ!」
八期「あとは学校へ行くのみ」
回想終わり
全員「ええっ!!!!」
有「駅員を突き飛ばしたんですか?」
一輝「痴漢の時の駅員と警察は信用成らないからって!」
流「駅員さんだけでなく沢山の人が怪我したんじゃない?」
江子「ネットニュースにも成ってました!通勤通学の時間帯でしたので男女合わせて約50人が重軽傷を負ったと、全員命に別状は無いんだそうですが・・・」
陽斗「たしか中1の時はまだ2クラスは合ったよな?」
悠真「C~Fまではな!皆文化祭の火事が原因で生徒数が少なくなって、今の数に成ったけどな!」
友人「俺らは同じクラスだったよな?」
一輝「うん、でも、GW前の出来事ですぐ去ることに成ったけどね!」
有「それでその後は?」
一輝「担任に呼び出されてね・・・」
回想
男性教師(当時の一輝の担任)「お前ら!何をやっているんだ!」
八期「駅員達が追い掛けてくるのが悪いんですよ!」
男性教師「何だ?その態度は!沢山の人を怪我させた癖に!」
八期「全部、あの駅員が悪いんです!僕らは何も悪くありません!」
ガラガラ
少女B「あっ!コイツらです!私達に痴漢しておいて逃げた野郎は!」
一輝「僕は何もやってない!」
八期「僕だってやってないし、一輝には痴漢なんて出来ないんだから!」
香「だからって八期!人を突き飛ばすのはダメでしょ!」
八期「先生知らないんですか?」
香「何を?」
八期「痴漢って駅員室に連れていかれると帰ってこれないんです!痴漢冤罪で駅員と警察は1番信用出来ないんです!だったら突き飛ばしても良いじゃないですか!」
香「何よその論法!」
八期「それに僕らは拘束される理由は無いんです!」
香「どういう事?」
八期「一輝は彼女に自分の身分を明かしました!身分を明かせば、駅員も警察も一輝を捕まえる理由など無いんです!なのに、駅員は僕らを追い掛けた!捕まれば駅員室です!どうせ、罪をでっち上げられコイツらの意見だけで進み、証拠もないのに有罪にする未来が見えたから僕は駅員を突き飛ばしてでも逃げたんです!だから正当防衛です!何ですか?罪の無い友人を助けるのが罪なんですか?」
香「分かったわ、もう何も言わない!」
男性教師「星田先生!」
香「彼の目を見れば分かるわ!真実を言ってるのか、嘘を言ってるのか、それに本当にやってたら私に真っ先に謝るから!あり得ない!あなた達の間違いなんじゃないの?」
少女B「そんな!」
少女A「痴漢されたのは事実なんです!」
香「本当にそうかしら?今時示談金詐欺って言う、痴漢をでっち上げる女も増えてるのよ!」
男性教師「あんたそれでも女教師か?!」
香「だからよ!確かに痴漢は女にとってトラウマになるほど嫌なことかもしれない!でも、全く関係ない男が巻き込まれることも事実なの!あなたこそ男なら、彼らの気持ちも分かるでしょ?」
男性教師「た、確かに・・・」
少女達の女性担任「ちょっとどういう事ですか?さっきから聞いてみれば?この子達は被害者なんですよ!」
香「ですが、間違いと言う可能性だって・・・」
女性教師「うるさい!女の子にとって痴漢は恐怖なんです!痴漢と思わしき男は皆逮捕です!」
香「それで違ったらどうするんですか?」
女性教師「そんなの知らないわよ!疑われることをしてる方が悪いんでしょ?!」
ガラガラ
パンパン!
理「はい!今回は系列校の生徒間の事なので、警察は出さないわよ!」
少女達「ええっ!!!!」
女性教師「なぜですか理事長?」
理「こんなことが公に成れば学校も困るのよ!それに証拠もないのに騒ぐのもおかしな話よ!」
女性教師「そんなめちゃくちゃな!」
理「彼が絡んでるからね!」
女性教師「彼とは?」
理「八期君よ!彼は嘘を付かないし、彼自身も痴漢冤罪に合ったこともあるしね!」
女性教師「この少年の事を信じるのですか?」
理「決定的証拠もないのに彼らが犯人何て言えないわ!」
香「ですが、エスカレーターで怪我した人達は?」
理「あの後、駅員が対応を間違えたからこっちの責任だって言ってきてね!近々謝罪しに来るそうよ!後、対応の仕方を変えて、社員一同に徹底的に指導するって言ってたわ!」
回想終わり
友人「そんなことになってたのか!」
楓「あれ?一輝は別教室に入ったんだよね?」
一輝「実は諦めきれなかった被害者が僕が絶対犯人だって主張してきて・・・」
全員「ええっ!!!!」
一輝「ただ、八期の胸ポケットにはカメラが付いてたよね?」
悠真「そうか!それを証拠にして・・・」
一輝「『僕の手が後ろに行ってないからあり得ない』って主張したけど、『私は確実に見た』ってその被害者の友人が譲らなくて・・・、しかも被害者も不登校気味に成って・・・」
燕「それで?」
一輝「痴漢は犯罪だから本来ならいじめレベル9だけど、はっきりしてないからレベル4って・・・、しかも裁判沙汰にも成ったし・・・」
友人「それで1年も経ったのか?」
楓「でも、なんで『心の教室』無しになったの?」
一輝「八期が助けてくれたんだ!」
回想(愛を助けた週のとある朝)
八期「理珠、助けて欲しい!」
理珠「分かりました!」
プシュー!←止まる
八期「あの2人だ!わざと近付くぞ!」
理珠「はい!」
乗り換え駅前
スッ!
少女B「キャー!この人痴漢です!」
スッ!
理珠「この人は示談金詐欺師です!」
全員「えっ?!」
少女B「はあ?何言ってるのよ?」
理珠「それはこちらの台詞です!次の駅で降りましょう!」
少女B「上等よ!」
最寄り駅
駅員C「何がありましたか?」
少女B「この男が、私の友人のお尻を触ったんですよ!」
八期「触ってないし!」
駅員C「誰か見ていた方は?」
理珠「私です!彼は手をずっと右手はつり革、左手は荷物です!触れる筈がありません!それに痴漢された方より遠すぎます!だからあり得ません!」
八期「あの、僕こういうものでして!」
駅員C「は、はい!分かりました!後で連絡することもありますがよろしいでしょうか?」
八期「はい!」
少女B「ちょっと痴漢を逃がす気?」
駅員C「身分を明かしているので、拘束する義務が発生しません!」
少女B「そんな!」
理珠「その痴漢とはこの人ですか?」
男「離せ!俺はなにもしてない!」
理珠「今すぐにあなたのやった行動を映しても良いんですよ?」
男「そ、それは止めてくれ!」
理珠「と言うことは?」
男「ああ、認めるよ!俺がやったんだ!」
理珠「駅員さん、一応これが証拠の映像です!私が付いていきましょう!」
駅員C「はあ・・・」
学校
生徒会室
少女B「なんで私達が呼び出し食らわないといけないのよ!」
少女A「そうですよ!私達は被害者ですよ!」
八期「いいや、お前らは被害者じゃない!加害者だ!」
少女B「何ですって?真犯人は捕まったのよ!もう終わりな筈よ?」
少女A「これ以上私達に何を求めるんですか?」
八期「このツイートは何だ?」
SNSの画面
『同じ系列校の中坊が痴漢したのに、認めずに逃げた!絶対許さない!』
少女B「それはコイツが犯人だと思って・・・」
少女A「早く犯人を捕まえて欲しかったから・・・」
八期「これ、名誉毀損だよな?」
少女B「はあ?何よ!ちょっと間違えただけじゃない!」
少女A「犯人は捕まったんですからもう良いじゃないですか!」
八期「『犯人が捕まったから良い?』だって?」
ガチャン!
少女B「何よ?」
少女A「何のようですか?」
八期「一輝はな、お前らのせいで周りに痴漢の犯罪者のレッテルを張られ、周囲にいじめられたんだ!」
少女A「そんなの私には関係ない!」
少女B「疑われることをしてるあんたが悪いんでしょ?」
八期「一輝、どう思う?」
一輝「最低だね!人として信じられない!」
八期「よし、一輝!コイツらを好きにして良いぞ!」
少女達「はあ?!」
八期「パシりにでも、奴隷だろうと何だって良い!だが、服脱がすのと体を舐める行為やそれに近いものは除くぞ!」
少女A「ちょっと!」
少女B「何言ってるのよ?頭おかしいんじゃないの?」
八期「おかしいのはお前らだろ!一輝お前の好きなようにしろ!」
少女A「止めて・・・」
少女B「来ないで!」
一輝「八期!」
八期「何だ?」
一輝「僕には無防備な女の子に手を出す趣味はないよ!」
少女達「ほっ!」
一輝「だから、お前の力で『矯正学校』に飛ばしてよ!」
少女達「ええっ!!!!」
一輝「僕が願うのは彼女達の反省と今後この2人の姿を見たくない気持ちの2つだよ!」
八期「分かった!お前らは矯正学校に強制転校だ!」
少女A「そんな?」
少女B「なんで?」
八期「なんでもにも、お前らは一輝に『ごめん』の一言もなく、見捨て、しかも痴漢に間違えられた一輝に対して『疑われることをしてる方が悪い』だって?お前らなんか同じ人とは思えない!これは明らかないじめだ!」
少女A「そんな?」
少女B「意味分かんないわよ!」
八期「お前らのやってることは示談金詐欺一歩手前の話だ!人に素直に謝れない奴は頭か心がおかしいんだ!そんな奴をこの学校に置いておけるか!」
少女達『そんな!』
八期「お前らの居場所はここにはない!矯正学校で人の心を学んでこい!
絶対命令だ!」
その後少女達は連行された。
回想終わり
一輝「ってな感じで僕の冤罪は証明された」
楓「良かったね!」
流「良くないわよ!」
小「相手間違えただけでいじめって・・・」
陽斗「でも、『疑われることをしてる方が悪い』は酷すぎるだろ?」
友人「うん、理不尽だよな!」
悠真「ちなみにその女子高生は?」
一輝「たしか、片方はホームで飛び下り自殺、もう一人は矯正学校の寮で首吊り自殺してたって後で聞いたよ!」
全員「怖!」
陽斗「ヤバイじゃねーか!」
心乃枝「痴漢の犯人間違えていじめって言われて病んだんやん!」
一輝「でも、僕は一時期痴漢の濡れ衣でいじめられてたんだよ!むしろそれが報いってものじゃない?」
楓「一輝からしたらそうだろうけど・・・」
一輝「だけど、その後が大変だった!」
全員「えっ?『まだあるの?』」
回想
職員室(高等部)
ガラガラ
八期「失礼します」
教師達「えっ?!」
トントン
少女達の担任「何よ?」
八期「あんたクビ!絶対命令!」
女性教師「何ですって?」
八期「明日から来なくて良いから!」
女性教師「あんたに何の権限があって・・・」
八期「これは理事長からの指示!あんたは人として最低なことをした!この学校にあんたはいらん!」
香「八期!何やってるの?」
八期「コイツをクビにしに来た!コイツは、痴漢冤罪をする奴らを味方し、一輝が冤罪に成っても見捨てる判断をした!そんな奴に教師はおろかこの地球で生きてる価値なんて無い!ここから消えろ!悪魔女教師!」
香「先生は生徒を守ろうとしただけで、まさかそんなことに成ってるなんて思ってなかったから・・・!」
八期「それでも、一輝を見捨てようとしたり、冤罪の人間を擁護しないことが許せない!こんな奴に痴漢も生徒の気持ちも分かってるわけ無い!お前なんかクビだ!この学校から出ていけ!2度と戻ってくるな!」
女性教師「分かったわよ!こんな訳の分からない学校こっちから辞めてやるわよ!」
八期「その前に、一輝に謝れ!」
女性教師「なんで私が?関係ないでしょ!」
八期「『痴漢を疑ってごめんなさい』って謝れ!辞めるのはその後だ!菓子折り付きでな!絶対命令だ!」
女性教師「何なのよ?めんどくさい子ね!」
回想終わり
陽斗「生徒会長の執念・・・」
一輝「僕はとっくに忘れてたから・・・、ただ、謝る態度じゃないことにやり直しをさせてたな・・・」
楓「その先生今どうなってるの?」
一輝「噂によると、再就職が難しくて、体壊して、交通事故に遭って亡くなったらしい!」
朝子「アイツ、自分が不幸な体質とか言ってるけど、不幸を誰かに渡してない?」
一輝「それは違う!」
朝子「どこがよ?」
一輝「八期を理不尽に怒らせた人が不幸になり、理不尽じゃない人は何も起こらないよ!」
朝子「そうなの?」
一輝「それにその後理事長に・・・」
回想
八期「一輝に1年間の授業料を全額お返しして下さい!絶対命令です!」
理「ええっと理由は?」
八期「学校のせいで、一輝は濡れ衣を着せられただけでなく、『心の教室』まで通わされて時間とお金を無駄にしたんです!額は分かりませんが、去年1年分の授業料は一輝に返すのは妥当です!」
理「はい、分かりました!全ての責任は理事長である私の責任です!窪一輝君のご家庭に去年払った授業料及び教材費など丸々お返ししておきます!」
回想終わり
朝子「理事長潔いわね」
心乃枝「元々そういう性格ちゃう?責任感は強い人やし、根は優しいし!」
有「確かにお姉さんに不幸は来てませんね!」
泉「むしろ不幸って言ったら学校の存続危機の事じゃない?」
全員「あっ!」
一輝「まあ、ただ、僕が別教室から離れることが決まったのは、全校集会で理事長が八期に土下座した時なんだ!」
冷子「あれは今も覚えてます!」
流「あんたは覚えてなきゃいけないのよ!」
一輝「前も言ったように、戻っても教室空なんだよ!」
全員「ああ・・・『離島の学校みたいだもんな』」
一輝「まあ、この事も合って、お母さんから『見た目女の子のようにしなさい』って言われたんだよね!」
全員「ふーん!ええっ!!!!」
一輝が見た目女の子っぽい理由はこれが原因だった。
- Re: 少年教師有! ( No.206 )
- 日時: 2025/04/19 22:22
- 名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)
出席番号200番・修学旅行の班決め(過去の思い出編)
有「皆さん!今日は2週間後に控えてる2泊3日の修学旅行の班決めをしますよ!」
全員「エエッ!!!!」
有「何で皆さんそんなに嫌そうな声を上げるんですか?」
紬「修学旅行って楽しい行事じゃないですか!」
蘭「私行ったこと無いから楽しみよ!」
恋「私も!」
ロン「私も!」
凛「私もです!」
朝子「楽しい?」
泉「誘拐されたのに?」
愛「しかもその当事者があそこに座ってますし!」
糸成「悪かったって!」
有「合ったね、でも毎回起こるわけじゃありませんから!」
流「その事件が毎回起きてるのよ!」
有「えっ?誘拐や他校の生徒との揉め事が?」
悠真「それならまだ可愛い方だよ!」
陽斗「それだと当事者の問題だからやらなきゃ何もないよ!」
小「でも、別のクラスの喧嘩が私達のところまで飛び火して・・・」
歩「晩御飯や朝御飯が食べられなくなったこともあったよね!」
全員「うんうん!」
舞桜「晩御飯や?」
愛美「朝御飯が?」
紬「食べられない?」
流「そうよ!5年生の林間学校の時、八期の班員達が八期の取った皿から食材を横取りしたせいで・・・」
悠真「男子のテーブルは横一列だったから、全体的に引っくり返った!」
陽斗「それでソイツらが追い出されたんだけど・・・」
一輝「八期は自分は被害者だって主張して・・・」
朝子「ドアは壊すわ・・・、テーブルは引っくり返すわ!先生や男子達とやり合うわでほとんど無くなったわよ!」
心乃枝「お陰で全然食べられへんかったし・・・」
愛「鍋は全て台無し!代わりに雑炊を1杯頂きましたが・・・」
永春「腹持ちは悪かったアル!」
転校生達『そんな林間学校嫌だ!行かなくて良かった・・・』
友人「あと6年の修学旅行なんか消灯時間過ぎてるのに誰かさんが女子の部屋に移動しようとした結果、夜中に大きな音が鳴り響いて寝れなかったこと合ったよな!」
蘭「何それ?」
一輝「友人、語弊があるよ!先生が連帯責任とか言うから、ちゃんと寝てた生徒まで追い出すことになり、その腹いせいに夜中先生を成敗すべく全ての部屋を訪ねて、『うるさい』と言われたことに腹立てたんだよ!」
友人「あの、ドア叩きはそんな理由が?」
寿美鈴「お陰で皆、丸1日寝ていましたものね!」
転校生達「丸1日寝てた?」
モア「理事長が来るまで、全員1日経ってるなど思いませんでしたもん!」
燕「そもそも、深夜にあんな騒がれたら丸1日寝ますよ!」
一輝「そうだね、星田先生曰く、八期の怒りが収まったのは朝の4時だったらしいよ!」
朝子「それは丸1日寝るわね!」
蘭「また同じ人物!」
凛「なぜ強制転校になら無いんですか?」
一輝「あくまで被害者なんだよ!仮に加害者だったとしても発達障害だから、よっぽどの事がない限りはレベル4の別教室!」
楓「よっぽどって?」
一輝「殺人とか無い限り・・・」
友人「あれ?大西は知らないのか?」
楓「私この学校に来たのは中学からなの!」
一輝「そうだね、楓に初めて会ったのは中学入学の時だった!」
ルン「そんなことどうでも良いから!」
小「スキー林間では男子達がお風呂で覗きを敢行してたし!」
悠真「陽斗!」
陽斗「俺は土台の方だよ!」
友人「やってるじゃねーか!そのせいで俺らも部屋に居たのに連帯責任問われたんだぞ!」
一輝「今、思えば僕らも八期のように先生ぶん殴った方が良かったかな?」
友人「だよな、そうすればまだスキー授業だったもんな!」
悠真「おい、テスト後に2泊4日、無料でカナダ連れていってくれたこと忘れるなよ?」
一輝「だって、北の国じゃないと雪すら積もって無いじゃん!」
友人「たしか、俺らは2日目と3日目の旅行代金返ってきたんだよな?」
一輝「八期に感謝だよ!八期が主張しなかったら今頃皆連帯責任で倍払ってたかもしれないから!」
悠真「確かに俺は死活問題だったしな!」
流「あの時そんな裏話が!」
恋「あんたらも大変ね・・・」
小「あんたらが覗いてくれたせいで、うちの学校の温泉はいつも混浴なんだよ!どうにかしてよ!」
陽斗「俺に言うなよ!ってか水着着用じゃねえか!」
悠真「中1の民泊は、食事と寝床、風呂では何もなかったが・・・」
一輝「先生の企画したゲームでめちゃくちゃに・・・」
心乃枝「あの時以降綱取やってへんそうやで!」
冷子「可哀想に・・・」
春奈「それだけならまだ良いわよ!私達が行ったホテルや旅館は今廃業になってる上、周辺もなかなか入れてくれないそうよ!」
冷子「もっと可哀想!」
朝子「そして、去年の夏休みに行った旅行!」
糸成「お前ら旅行行き過ぎじゃね?」
蘭「修学旅行って3年に1回だよね?ね?」
舞桜「何があったの?」
朝子「私達の話は置いておいて・・・」
流「アイツが誘拐を疑われて・・・」
江子「民間人100人以上をボコボコにした挙げ句・・・」
刹那「全員逮捕させてました、誘拐の現行犯だったそうです!」
ルン「どういう状況?」
一輝「岡田さんの妹さんが迷子に成って八期達が探してたんだけど、それを見た周りの人達が誘拐と勘違いして、妹さんを八期から奪おうとしたんだよね!
それを八期は誘拐だと言って、まあ、その妹さん本人が八期は誘拐犯ではなく、八期から自分を奪おうとしたり、追い掛けてた人を誘拐犯だって主張したから・・・」
愛美「解決したんじゃないんですか?」
舞桜「解決してないわ!多分、『自分達は誘拐などしていない』って言ったんでしよ?」
一輝「その通り!それで八期を初めとする関係者が呼び出されて、事情聴取に3時間以上掛かったせいで、晩御飯が無くなって、食堂が・・・」
流「あとは5年の林間や6年の修学旅行の時と同じよ!」
部子「本当に何度食堂と食べ物が台無しに成ったことか!」
ロン「なんか行きたくなくなってきた!」
恋「私も・・・」
陽斗「でも、その分1日多く旅行出来たよな?」
渚「その時の場合にもよるが・・・」
ルン「日にちずれてもその後の予定とか大丈夫なの?」
一輝「イヤー、正直脅しもあるんだよね!」
楓「どういう事?」
一輝「6年の修学旅行で2日目に釣り合ったじゃん?」
全員「うんうん」
悠真「なんか用意してくれたんだよな?1日ずれてたのに・・・」
一輝「あの時ね、先生が半分脅してたんだよ!」
全員「脅してた?!」
一輝「『修学旅行生に体験も食事も渡さない、酷い島でした』ってネットに書くって・・・」
流「いや、私達が行けなかった筈なのに?」
一輝「行く前の話なの!そもそも『1日ずれることはよくあります』って事前に伝えてたから、1日置いたものはラップして冷蔵庫に保存すればなんとかなるけど2日経ったのはね?」
全員「ああ・・・」
一輝「それが朝の話だから理事長が来る前!最初の電話で断られて・・・、漁師さん達急ピッチで用意したらしいよ!予定を変えてまで!」
心乃枝「うちらめちゃくちゃ申し訳ない事したな・・・」
朝子「ただ、私達あの時聞いても、文句言ってたと思う」
全員「うんうん」
有「それよりも、早く皆さん5人~6人班を決めてください!」
朝子「この状況で何を決めろ!って言うのよ!」
冥「旅行への興味無くなったわよ!怖くて行きたくないわ!」
泉「うんうん!嫌だ!」
有「この修学旅行は戦争と平和を学びに行く旅なのに!」
流「戦争と平和の前に、私達に平和は来るの?行事事で平和だった事ある?」
全員「ナーイ!」
転校生達「嘘!?」
有「それでも行きますよ!戦争体験者のお話だってあるんですから!」
絵里「どうせ、1日ずれて聞けなくなるんだろ?」
有「先生達も対策してますよ!」
部子「先生と一緒の部屋と言うなら、私は行きますが!」
全員「えっ?」
朝子「はあ!?あんたなんかと一緒成ったら、次の日有はフニャフニャかペチャンコよ!」
部子「だ、誰が!」
愛「待ってください!先生と一緒の部屋は私が!」
心乃枝「愛ちゃん?」
愛「そうでないと私の命が・・・」
心乃枝「それは本当にヤバイわ!」
歩「ズルいよ!私も有君と一緒に寝たい!」
小「うちかって!」
凛「私もですわ!」
春奈「ほらほら、あんた達も!」
刹那「ええっと・・・」
江子「刹那、行くです!」
刹那「いや、江子だって・・・」
千桜「お前ら、常識で考えろ!男女一緒の部屋なんてあり得るか!」
悠真「そうだよな!」
友人「当たり前だ!無理に決まってる!」
陽斗「ええっ?そうなのかよ!」
雄樹「なぜ行けると思った?」
恵花「でも、生徒会長は一緒だった筈!」
恵子「そうです!そうです!」
心乃枝「もう生徒会長ちゃうって!」
一輝「あれは揉め事が有りすぎて仕方なく・・・」
友人「まあ、俺らは男子だけで組めば良い話だよな?なあ一輝!」
一輝「そうだね」
トントン
有「あっ、栞先生?」
栞「窪君良いかしら?」
一輝「はい?」
栞「あなた、八期と班組んでくれない?」
一輝「別に良いですけど、何でですか?」
栞「あなたと一緒なら彼も男子だけの班を作れそうで・・・」
一輝「それは?」
栞「あなた1人で来て!これで人数が揃うの!」
一輝「友人、ごめん!」
友人「仕方ねえな!」
栞「あっ、部屋気を付けてね!」
一輝「はい」
栞「女子棟で私達の部屋の隣だから!」
全員「えっ?」
男子達『羨ましい!』
女子達『嘘!何で?』
こうして一輝は八期達と班を組むことに成った。
- Re: 少年教師有! ( No.207 )
- 日時: 2024/10/09 21:59
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号201番・修学旅行の班決め(部屋分け)
有「では、改めましてまず、在籍人数が41人ですが、窪君が抜けますので、40人ですね!1部屋6人までですので・・・、6班出来て余りが4人ですか?」
栞「有、そういう時は逆よ!40人で6人又は5人で分ける時は数字を多く設定するの!この場合6の段の40以上で40に1番違い数字から割れば良いのよ!」
有「と言うことは42だから、7班出来て、内2班が5人班ですね」
悠真「先生!町の散策する班も部屋割りの班と同じですか?」
栞「そのつもりよ!町の散策時は班同士の交流はいくらでもOKよ!」
全員「ハーイ!」
友人「と言っても俺らはもう男子だけで5人居るんだし、決まったようなもんだろ?」
雄樹「そうだな!丁度5人だ!」
悠真「窪が居なくなって足りなくなるかもとか思ったけど糸成が居たのはでかいな!」
陽斗「それって糸成が居なかったら・・・」
栞「4人班よ!5人も4人も変わらないわよ!」
陽斗「あっ、そうスッか・・・」
ロン「バーカ!」
栞「それでは本題の女子達の班分けね!皆どうする?」
部子「はい!私は有先生と一緒の部屋を希望します!」
歩「あっ!ずるい!だったら私も!」
小「うちも!」
春奈「2人も挙げなよ!」
刹那「ええっ?」
江子『恥ずかしいです!』
愛「先生を私の元へ!」
凛「それが良いなら私も希望!」
舞桜「私も!」
冥「私だって!」
朝子「だったら・・・」
千桜「お前らな!?」
栞「はあ~、常識的に考えてあり得ないでしょ?」
部子「実は、私先生が隣で寝てくれないと湿疹が出てしまうんです!」
朝子「はあ!?そんなの初耳よ!」
江子「ズルいです!」
刹那「委員長の心見たけど、『嘘ですけどね』って言ってるよ!」
部子「何、人の心を見てるのですか?!」
歩「だったら、私も有君と一緒に寝ないと風邪引くんです!」
流「どんな体質よ?普通逆でしょ?!」
歩「どういう事?」
小「有君の服に付いたものでアレルギー反応があってくしゃみ出るとか・・・」
冥「幼馴染みなら良いわよね?小さい時から一緒に寝てるし!」
有「ええっ・・・、冥ちゃん寝相悪いから僕の事蹴るじゃん!」
冥「なんか言った?」
春奈「威圧!」
部子「幼馴染みだから良いなんてズルいですわ!」
朝子「変な病気偽るあんたが言うな!」
泉「妹なら大丈夫ですよね?家族ですし、血も繋がってますよ!」
歩「家族もズルい!」
愛「あの先生!私は本当に有先生が居ないと命に関わります!どうかお願いします!」
莉桜「おおっ、遂に桜咲さんも偽りの仮病でアピールタイムか?」
燕「いや、愛さんに関しては生死に関わる問題です!」
全員「ええっ?」
燕「お陰で私も最近寝不足で・・・」
栞「どういう事?」
燕「有先生を意識してから、彼女の夢は有先生が誰かに取られる、そんな夢です!」
愛「ちょっと待て!燕!証拠はあるのか?」
燕「いつも寝言で『有先生行かないで!』って言ってるわよ!」
カチッ!
愛『ああ、先生!私の何がダメなんですか?このちゃんの事は諦めましたから!先生!お願いします!行かないで下さい!』
愛「嗚呼!」
刹那「心を読んでみましたが、どうやら本当のようです!」
燕「毎日汗でシーツ全体はおろかマットレスまで、絞れるくらいにビチャビチャで、寮母さんに何度おねしょと間違えられたか!」
愛「止めて!」
燕「しかも、先週末脱水症状で救急車で運ばれたのはどこの誰よ?」
朝子「そんなこと合ったのね・・・」
心乃枝「重症やん!」
千桜「本当に生死に関わる問題だな!」
栞「これは仕方無いわね・・・」
部子「えっ?」
栞「分かったわ!桜咲さん、あなたは有と同じ部屋を認めるわ!」
全員「ええっ!!!!」
栞「修学旅行中に死人が出るなんて前代未聞よ!私達が責任を取られるわ!」
流「食堂壊したり、バスの運転手や従業員をボコボコにしたことの責任は?」
栞「香ちゃんもとい星田先生曰く、怒らせた奴の責任だそうよ」
悠真「それで俺達の後輩にも多大な迷惑掛けてるんですけどね!」
部子「男女一緒の部屋なんて良いんですか?」
朝子「あんたが言うな!」
全員「そうだ!そうだ!言い出しっぺ!」
栞「嫌よ、死因が好きな異性への独占欲による恋煩いで、それによって引き起こした発熱だなんて!誰が信じるのよ?」
全員「確かに!」
栞「そんな変な病気で命落とさせるくらいなら一線越えた方がマシよ!」
部子「一線を越えさせては行けません!」
朝子「だからあんたが言うなって!」
部子「桜咲さん、私と班を組みましょう!」
愛「えっ?」
歩「だったら私も、全然話したこと無いし・・・」
栞「ダメよ!」
歩「えっ?」
部子「なぜですか?」
栞「あなた達だと、逆セクハラが起きそうだからよ!」
朝子「そうよ、そうよ!委員長の事だからどうせ拉致監禁とかするに決まってる!」
部子「なっ、そんなことしませんわ!」
朝子「委員長が有を拉致監禁すると思う人?」
部子以外「ハーイ!」
部子「何でですか?」
朝子「日頃の行いよ!」
春奈「じゃあ、私達図書館探検部が愛さんと行くわよ!ほら、心乃枝も居るし、その方が愛さんだって嬉しいでしょ?」
心乃枝「うちは反対やな!」
春奈「何でよ?」
心乃枝「だって、寝言がうちが邪魔者みたいで・・・」
愛「所詮夢ですよこのちゃん!」
心乃枝「じゃあ、何で発作起こるん?うちおらん方がエエやろ?」
愛「えっ、えーっと・・・」
心乃枝「愛ちゃん危なそうやから、朝子うちの代わりに行ったって!」
朝子「私?」
心乃枝「江子に刹那も!」
江子「私達もですか?」
刹那「良いのかな?」
栞「埒が明かないから、他で組む班?」
千里「だったら、私と午希ちゃんと渚さんと愛美ちゃん!」
午希「どういう班なのさ?」
千里「フフフ、夜に成ったら犬太君について恋ばなしましょう!」
午希「止めて!」
渚「そうなると、2人足りないから、恵花、恵子!拙者達と一緒に行動するか?」
恵花「分かったです!」
恵子「渚姉達と行動を共にするです!」
栞「じゃあ、出来た班から班長とか決めて提出して!」
千里「ハーイ!」
悠真「俺らも書くか?」
友人「班長は俺がやるよ!石井は兼業無理だろ?」
悠真「ありがとうな!」
1班
班長・岡崎友人
石井悠真
石田陽斗
千葉雄樹
寺坂糸成
2班
班長・麦田午希
難波千里
長野渚
佐藤愛美
牧村恵花
牧村恵子
瞳「私氏家さんや前川さんと組んでみたいですね?」
流「えっ?」
ロン「どうしてですか?」
瞳「お二人の彼氏に付いて・・・」
流「いや、進展無いし!」
ロン「彼氏とかでは・・・」
瞳「大西さんや谷川さんを誘ってみませんか?」
2人「誘おう!」
楓「えっ?」
燕「別に良いですけど・・・」
莉桜「私もそこに入れて!」
瞳「じゃあ、決まりましたね!」
3班
班長・大西楓
谷川燕
田中莉桜
博士瞳
氏家流
前川ロン
朝子「これ早く決めないとヤバイんじゃない?」
小「うちも入れて!」
凛「私達も!」
舞桜「私もですわ!」
栞「いや、ここは安全性を考えて、心乃枝さんが言った3人と長谷川さんと岩村小さん!入ってもらって良い?」
小「はい!」
千桜「わ、私?何で?」
栞「ベストな6人の方がいざという時動きやすいでしょ?」
千桜「まあ、そうですね?」
朝子「じゃあ、決まりね!」
4班
班長・岡朝子
宮里刹那
桜咲愛
岩村江子
長谷川千桜
岩村小
栞「あと3班ね!」
寿美鈴「絵里さんは私が居ないとダメですからね!」
絵里「な、何を?」
寿美鈴「私が居ないと、すぐ暴れますから!」
モア「私も一緒に見張ります!」
絵里「何だと?それにこのままだといつものメンバーじゃないか!」
心乃枝「だったら、うちらそこ入るわ!どうせなら紬ちゃんも一緒に!」
紬「良いんですか?」
春奈「勿論!」
5班
班長・四葉寿美鈴
真鍋絵里
モア・ワコール
木谷心乃枝
小宮春奈
茂本紬
栞「あと2班!うち1班は5人ね!」
冥「泉ちゃんは私と組もうか?」
泉「うん!冥お姉ちゃんと一緒!」
冷子「恋さん、ルンさん、私と組みませんか?」
恋「良いわよ!」
ルン「こういう新しい関係を大事にしていかないと!」
歩「泉ちゃん!私と組まない?」
凛「あの・・・」
舞桜「私もそちらへ?」
冥「良いですよ!」
永春「入れてアル!」
6班
班長・岡村冥
岡田泉
佐々木歩
高橋舞桜
牧瀬凛
古永春
部子「と言うことは?」
蘭「私達が余り物?」
7班
班長・相坂冷子
麦田部子
新井蘭
真中ルン
前田恋
ルン「よろしく!」
恋「よろしくお願いします」
部子「よろしくお願いします!」
栞「はい!当日はちゃんとこの班で行動するように!分かった?」
全員「ハーイ!」
- Re: 少年教師有! ( No.208 )
- 日時: 2024/10/17 21:04
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号202番・ドキドキの修学旅行(裏側編・前編)
学生寮
ルン「7時?ヤバッ!寝過ごした!今からでも、間に合うかしら?兎に角新大阪駅まで!」
数十分後
ルン「ええっと、確か集合場所には8時までに来るんだったっけ?ギリギリかな?なんだ、誰も居ないじゃん!まさか、出発しちゃったとか?ああ、置いてかれたんだ!」
有「皆、遅いなあ、そろそろ出発の時間なのに・・・」
ルン「あっ!先生!」
有「あっ!真中さん!おはようございます!」
ルン「おはようございます!先生はいつ頃?」
有「30分前ですね!ですが、誰1人来てないんですよ!おかしいですね?全員遅刻なんでしょうか?」
ルン「それはないと思います!私が最後に出て行ったので・・・」
プルルル、プルルル・・・
有「はい!」
香「有、あなたどこに居るの?」
有「どこって、先生こそどこに居るんですか?もうすぐ出発ですよ!」
香「携帯の連絡見てない?」
有「携帯の連絡?」
香「実は、突然集合場所が新幹線の駅から、空港に変わったのよ!」
有「えっ?そんなこと・・・」
香「1度メール確認しなさい!」
有「真中さん携帯は?」
ルン「ちょっと待ってて下さい!」
ゴゾゴソゴゾゴソ・・・←鞄を漁る
ルン「ヤバッ!寝坊して慌ててたから机の上に充電しっぱなしで忘れたかも!」
有「えっ?」
ルン「確かスマホなら電話しながらでも確認できた筈!」
スッ、スッ、スッ・・・
ルン「これじゃないですか?」
有「えっ?嘘!」
香「確認できた?」
有「何でもっと早く言ってくれなかったんですか!」
香「ごめん、6時に突然理事長に言われて、私達も携帯持ってる子達に共有させるのがやっとだったのよ!」
有「僕らは置いてきぼり何ですか?そうなったら僕泣きますよ!」
香「お金は後で返すから、自分達で切符買って博多に向かって!」
有「分かりました!」
プチっ
有「あっ!切れた!」
ルン「なんて言ってました?」
有「兎に角切符を買って博多まで行きましょう!」
ルン「私、所持金7000円しか無いけど行けるかな?」
有「足りない分は僕が払いますよ!あっ!充電するの忘れてた!」
ルン「連絡途絶えた!」
取り敢えず2人は新幹線で博多へ向かうことにした。
ちなみに八期が近くに居たのだが、人混みに隠れてお互いに気付かなかった。
ルン「自由席で良いですよね?」
有「なるべく節約しましょう!」
新幹線の中
ルン「なんとか座れましたね?」
有「僕新幹線乗るの初めてなんです!」
ルン「男の子だね!でも、大丈夫かな?」
有「きっと博多で合流出来ますよ!」
ルン「いや、今日中国地方の天気が不安定だって昨日の天気予報で言われていて・・・」
広島駅
放送「お客様にお知らせします!強風のため、只今運転を一時見合わせております」
ルン「やっぱり!」
有「どうします?待ちますか?それとも別ルートで?」
ルン「いつ動くのも分かりませんし、進めるだけ進みましょう!」
在来線
有「こういうレトロな電車旅も良いですね!」
ルン「まあ、出来るだけ進めば良いんですけどね・・・(少年教師と2人っきりの旅か・・・)」
キキー!
有「うわあ!」←頭がルンの膝に
ルン「キャー!」
有「す、すみません!」
ルン「い、いえ急ブレーキですから・・・」
運転士「皆様にお伝えいたします!先程、線路内に動物が侵入した為、一時停止しております!お客様にはご迷惑をお掛けしますが安全が確認されるまでお待ち下さい!」
有「線路内に動物が侵入?」
ルン「犬や猫、山の中だと鹿とか熊がよく線路内に入ったりします!」
有「そうなんですか・・・」
ルン「場合によっては結構時間掛かりますよ!」
なんとか次の駅まで辿り着くも・・・
バスの中
有「まさか、運転再開が3時間後とは・・・」
ルン「色々事情があるんですよ!」
有「臨時バスが運行していて良かったですね!」
ルン『何なのよ!この修学旅行は!初めての修学旅行がこんな行き当たりばったりだなんて聞いてないわ!
でも、この少年教師と2人っきりの旅行か・・・、この時間がずっと続いて欲しいと思う自分が居る・・・、
いや、何考えてるのルン!相手は10歳の少年! ましてや去年までは敵だった相手!私の事なんか・・・』
ブルルル・・・
ルン「えっ?」
運転士「すみません!エンストしてしまいました!」
ルン『何でよ!』
途中で下ろされ・・・
有「あっ!タクシー!」
タクシーの中
有「何だか、色んな乗り物に乗ってますね」
ルン「段々遅くなってるように思えるのは気のせいかしら?」
有「八期兄さん曰く、タクシーは神の乗り物らしいですよ!」
ルン「何で?」
有「大きさにもよりますが、バスや電車は人数分払いますが、タクシーは車に入れるだけ乗っても、料金は表示された金額ですし、バスや電車は遠回りしたりしますが、タクシーだと抜け道を走ったり出来るので、場合によってはバスや電車より早く着くこともあるんですよ!」
ルン「へー、それは神ね!」
ドスン!
2人「えっ?」
運転士「イヤー、済まないね、タイヤが溝にはまっちゃった・・・」
ルン『免許の返納をお薦めしたい!』
有「抜けなさそうですね!」
運転士「あっ、でも、下関のトンネルならあと1キロあるかどうかの筈だよ!」
ルン「それはありがとうございます!」
約1キロ歩き
ルン「やっと下関トンネルに着いたわ!」
有「荷物もあって大変でしたね・・・」
ルン「ただ、まだ終わりじゃないのよね!」
有「はい、目的地は博多ですから!」
下関トンネルを抜けると
カー!カー!カー!
ルン「もう夕方ね!」
有「こうなるともう旅館を目指すしかありませんね!」
ルン「旅館の場所知ってるんですか?」
有「観光案内所の人に聞けば良いんですよ!」
博多駅(PM6時)
担当「はい、そちらですとこの電車に乗って、バスに乗り換えれば、最寄りの駅は・・・」
ルン「メモしたわ」
有「ありがとうございます」
ルン「さあ、なんとか枕投げまでには行くわよ!」
有「晩御飯じゃないんですね・・・」
ルン「そう言えば朝から何も食べてなかったんだわ!」
有「僕も朝は軽く、晩御飯で豪快に食べようと思って・・・」
ルン「先生って意外と大食い派?」
有「沢山食べられるように空けてる言うか・・・、
兎に角急ぎましょう!」
ルン「OK!『何だろう、もうすぐこんな変な旅も終わりなのかって思うとちょっと寂しいわね・・・』」
電車内
有「うわあ!辺りはもう真っ暗だ!」
ルン「逆に言うと夜景が綺麗だわ!」
有「そうですね」
ルン「フフフ」
有「なんで笑ってるんですか?」
ルン「実は私、修学旅行初めてなんですよ!」
有「そうだったんですか?」
ルン「皆で車内でワイワイとか憧れてたな・・・」
有「すみません、こんな変な旅で・・・」
ルン「何言ってるんですか?」
有「えっ?」
ルン「むしろこんな変な旅を経験してるのは自分しか居ないとなると、逆に自慢ですよ!」
有「そう言ってくれてありがたいです」
ルン「しかも、有先生と2人っきりってのもね!」
有「それって?」
ルン「端から見たら、弟と旅行に来てる姉ですから!」
有「そ、そうですね!ハハハ・・・」
そして目的地周辺
有「ええっと、あそこの建物を右に・・・」
ルン「あれじゃないですか?」
有「本当だ!やっと着いた!」
PM9時旅館到着
ルン「さあ、あとはお風呂でゆっくりしたり・・・」
有「美味しいご飯を食べた後・・・」
2人「部屋でゆっくり寝よう!」
ところが!
有「予約してたスリーシスターズ学園の関係者です!」
従業員A「はい、かしこまりました」
数分後
従業員A「お客様、スリーシスターズ学園の方ですか?」
有「そうですけど?」
従業員A「ご予約ですが、キャンセルに成ってますよ!」
2人「はあ?!」
ルン「そんな筈無いわよ!何かの間違いでしょ!」
従業員A「でも、キャンセルと・・・」
有「僕らは今日ここに修学旅行で泊まる為に予約してた筈です!修学旅行が中止などあり得ません!先に来てるグループが居る筈です!」
ルン「ほら、ここで合ってるでしょ!」
従業員A「確かに地図は合ってますが・・・、たしかお帰りに・・・」
有「何のためにですか?」
従業員A「だからチェックインの前にキャンセルに成って・・・」
ルン「何よ!こんなの骨折り損のくたびれ儲けじゃない!私達は何しに来たと思ってるのよ!」
従業員A「ですが・・・」
ルン「部屋くらい用意してた筈よ!料理だって事前に予約してた筈だし・・・」
有「僕も、ここの旅館の料理楽しみにしてたので、朝からほとんど食べずにここへ来たんです!何ですか?僕らを追い出すと言うんですか?」
従業員A「予約してない方をお通しするのは・・・」
ルン「だからしたって言ってるでしょう!」
有「入れて下さいよ!」
従業員A「それにあなた方は未成年よね?」
ルン「修学旅行って言ってるでしょ!」
有「どうして分からないんですかね・・・」
従業員B「どうした?」
従業員A「実はこの方々が・・・」
従業員B「お客様どうされましたか?」
ルン「私達は修学旅行で来たのに、この人が入れてくれないのよ!」
有「ちゃんと学校が予約してますから入って当然ですよね?」
従業員B「お客様はどこの団体さんでしょうか?」
ルン「スリーシスターズ学園よ!」
従業員B「スリーシスターズ学園ですと、予約がキャンセルに成ってますね」
ルン「何でよ!どうやったら修学旅行で泊まる部屋がキャンセルに成るのよ!」
有「おかしいですよ!泊めて下さい!」
従業員B「そんなこと言われましても、もう満室で、あなた方は未成年ですよね?」
ルン「だから何よ!」
従業員B「未成年だけの宿泊はご遠慮してるんです!」
有「だから修学旅行で来たんですよ!」
従業員A『ああ、いたちごっこだ!どうしよう?』
有「予約してた部屋を他に渡すなんて酷いですよ!」
従業員B「ですから、キャンセルがあって・・・」
有「本当に学校の関係者なんですか?」
従業員B「そ、それは・・・」
有「だったら違う可能性もありますよね?」
従業員B「う~ん・・・」
支配人「どうした?」
従業員A「この方々がなかなか手に負えなくて・・・」
支配人「お客様、当旅館はもう満室で、更に付け加えますと未成年だけの宿泊はご遠慮させてもらってます!お引き取り下さい!」
ルン「何よ!」
有「なんでですか?」
外に出される2人
ルン「修学旅行で予約されてるのに・・・」
有「泊まるお金ありませんよ!」
ルン「だとしても『未成年だけはダメ』って追い返されるのがオチよ!」
有「あっ、真中さん、1つだけ良い方法があります!」
- Re: 少年教師有! ( No.209 )
- 日時: 2024/10/17 22:42
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号203番・ドキドキの修学旅行(裏側編・後編)
もう一度旅館に入る2人
従業員A「えっと、お客様?」
従業員B「お引き取り願って貰えませんか?」
有「僕らを帰すとどうなるか分かって言ってるのですか?」
従業員B「はい?」
有「僕らを追い出すと、この旅館は1ヶ月後には廃館に成ってるだろうね?」
支配人「それはどう言うことですか?まさか、ここを爆破するつもりだと?」←慌てて駆け付ける
有「違います!ここの従業員の接客態度が悪いとか、客を差別してるって噂が流れて、それが広まって廃館に成るんです!今やネットの時代!いつ誰が見てるのか分かりませんし、僕らを入れておくのが身のためでは?」
支配人「お言葉ですが、それはこちらの台詞です!満室でありながら部屋を用意しろ、食事を提供しろはお客様のわがままではございませんか?」
有「言いましたよね?僕らはここに修学旅行で来てるんですよ!本来ここに来る筈のお客さんなんですよ!あなた方はそのお客さんを追い出そうとしてるです!」
ルン「そうよ!私達は本来泊まる客なのよ!泊まれないなんておかしいわよ!」
支配人「ですから、お断りの電話が・・・」
有「本当にうちの学校だったんですか?そう言いきれるんですか?」
従業員A「支配人!」
支配人「なんだ?」
従業員A「実は、私が前に働いていた旅館なんですが・・・」
支配人「まさか?」
従業員A「はい、こちらの学校の関係者に無礼な態度を取ったことが切っ掛けで、その学校の生徒達が帰って、2週間後に旅館は倒産しました!」
支配人「まさか、この子達の言うことは?」
従業員A「十中八九事実でしょう!私関西出身で、去年の夏に京都のホテルで働いていて、こちらの学校が林間学校で来てたのですが、トラブルが起こり廃館、更には周辺の旅館やホテルが10件以上潰れて、代わりにその跡地で無人のラブホが建って儲かってると友人から聞きました!」
支配人「なんだその無法地帯は?」
従業員B「でも、部屋は無いんですよ!うちのロッカールームにでも泊まらせる気ですか?」
支配人「こうなったら、団体客に頼んで1部屋だけでも空けるように出来ないか頼んでくれないか?その分1部屋分の料金を返すのと食事とかお風呂を割引するなどの対応をして・・・」
従業員B「ですが、未成年ですよ!それを泊まらせるつもりですか?それに家出の可能性だって・・・」
従業員A「いえ、名札がありますので修学旅行生でしょう!それに何かあったんだと思います!それで勘違いをしてるのではないでしょうか?」
支配人「この時間帯に家に帰すのも危険だし、スリーシスターズ学園って?」
従業員A「大阪の学校です!」
支配人「迎えすら来れない筈、つまり私達が預かるしかないと言うことだ!」
従業員B「分かりました」
数十分後
従業員A「君達!」
有「はい!」
ルン「何ですか?」
従業員A「今日は沢山の人が来てて、本当に部屋が無いの!」
2人「えっ?」
従業員A「だから、2人とも相部屋で良いかな?」
有「相部屋?」
従業員A「2人で一緒の部屋に成るけど良いかな?」
有「あれ?部屋は決められてた筈じゃ・・・」
ルン「私は別に構わないわよ!小学生なんて恋愛対象にも成らないわ!」
従業員A「食事も部屋で良いかな?」
ルン「別にそれで良いわ!きっと遅いと思うし、皆食べ終わってる筈よ!」
有「良いんですか?」
ルン「一人ぼっちよりはマシよ!」
案内された部屋
有「お邪魔します!」
ルン「まあまあね!兎に角さっさとお風呂入っちゃいましょ!」
有「そうですね」
従業員A「それではその間にお食事用意しておきますね!」
有「よろしくお願いします!」
温泉
ガラガラ
有「フー、ああ癒される!気持ちいい!本当に散々な旅だった!」
ガラガラ
有「誰だろう?」
ルン「えっ?キャー!」
有「ま、真中さん?何で?」
ルン「こっち見るな!小学生だからって何女湯に入って・・・」
有「待って下さい!僕は男の脱衣場に入りましたよね?」
ルン「そ、そう言えば・・・」
ドン!
ルン「何?」
『混浴』
ルン「ここ混浴だったの?!」
有「はい、星田先生が6年のスキー林間でお風呂での騒動が合ったから、問題に成らないよう混浴にしたんです!」
ルン「何よそれ!何で裸を男子に見られないといけないのよ?」
有「えっ?混浴は水着着用が絶対です!」
ルン「えっ?そうなの?」
有「だからほら!」
ルン「水着持ってきてたの?」
有「はい!流石に何も着ずに入るのは女子生徒から批判が相継ぐからと・・・」
ルン「先に言いなさいよ!」←走って脱衣場に戻ろうとする
有「あっ、濡れた床を走るのは・・・」
ツルッ!
有「危ない!」
ガシッ!
ルン「あっ・・・」
有「間に合った・・・」
ルン「あっ、ありがとうございます・・・、って何目を逸らして・・・」
有「真中さん早く起き上がって下さい!タオルがズレてます!」
ルン「キャー!ってそう言えば水着持ってきて無かったわ!」
有「しおりの持ち物リストにも書いてましたよ!」
ルン「どうすれば良い?まだ体洗ってないんだけど?」
有「レンタルできるなら借りた方が良いのでは?」
数分後
ガラガラ
ルン「フッ!どう私の水着姿は?」
有「う~ん・・・」
ルン「私の裸見といて何で薄いのよ!」
有「いや、何も言えないと言うか・・・」
ルン「そう言えば、先生って頭とか体洗った?」
有「そろそろ出ようかな?」
ルン「いや、マジで臭うから!私が隅々まで洗うわよ!」
有「真中さん!止めて下さい!」
ルン「誰だって、汚い男より、綺麗な男の方が良いに決まってるでしょ!」
有「ああ!どこに手を突っ込んで?」
ルン「あんたみたいな小学生の見てもどうってこと無いわよ!」
数十分後
有「お風呂で癒される処か疲れちゃいました・・・」
ルン「あんたが不潔過ぎなだけよ!プワー!やっぱ風呂上がりのコーヒー牛乳は最高ね!それを飲みながら食べるこの料理も最高じゃない!」
有「はい!こんな豪華な定食?ですかね、美味しいですし、ご飯も進みます!」
ルン「伊勢海老にサーロインもあるわ!」
有「そんなに凄いんですか?」
ルン「高級食材!庶民はまず食卓に並ばないわね!しかもお代わりもあるし、至れり尽くせりね!しかし、それだけじゃないわ!」
有「えっ?」
ルン「先生と2人っきりって言うのも悪くないわね!」
有「そんな照れちゃいますよ」
ルン「いや、自分より小さいから気まずくならない!私の方が姉と言う感覚で見れるから!」
有「どう言うことですか?」
ルン「いや、普通30代~50代の先生と食事なんて気まずくて味しないわよ!遠慮して箸が進まなくなるわ!そんな人と一緒に来るなら自分の親と来たいわ!」
有「真中さんのご両親は?」
ルン「さあ?知らない!そこら辺の記憶無い!」
有「そうなんですか・・・」
ルン「多分、他の皆も同じ筈!もしくは孤児しか居ない筈よ!」
有「そうなんですか、僕もなんですけどね!」
ルン「先生も孤児なの?」
有「お母さん曰く、体が弱いから手術前に僕を1番上のお姉ちゃんにプレゼントしたそうです!」
ルン「それは捨てられてるのよ!」
有「良く言われます!」
ルン「まあ、自覚無いのも無理無いか!小さい頃の記憶なんてよっぽど印象強くない限り覚えてないから!お父さんは?」
有「もう雲の上だと、お母さんの手紙にありました!」
ルン「フーン・・・」
有「妹2人と一緒に・・・」
ルン「フーン・・・、ん?妹2人?」
有「居るじゃないですか!4歳の泉!あれ僕の実の妹なんです!」
ルン「ちょっと待って!お母さんは?」
有「まだ生きてますよ!どこかでひっそりと!」
ルン「マジで?」
有「少なくともこの学校で教師をやってることまでは分かってます!」
ルン「じゃあ片っ端から声を掛ければ・・・」
有「はブラかされるのがオチです!」
ルン「そっか、子供捨ててるもんな!」
有「捨てたんじゃありません!プレゼントとして渡してくれたのです!」
ルン「嫌よ!そんな重いプレゼント!」
有「妹か弟貰うのは嫌ですか?」
ルン「いや、そりゃ弟妹は欲しいけど、一緒に遊びたいとかだから!貰うってことは育てることに成ってるじゃん!」
有「でも、女の子って・・・」
ルン「お母さんに憧れるわよ!お母さんみたいに料理とか家事とか憧れるよ!あと赤ちゃんの世話とか!でも、子供と大人じゃ、見ると聞くとでは全然違うから!それより、先生はいつかお母さんに・・・」
有「会いたいですよ!顔は全く知りませんけど・・・」
ルン「意味なくない?」
有「お姉ちゃん達は覚えてるそうですよ!」
ルン「フーン、それってお姉ちゃん2人以上居ない?」
有「はい!5個年上と11個年上のお姉ちゃんです!」
ルン「あっ、そう!」
就寝
有・Zzz
ルン『嘘でしょ!』
有・Zzz
ルン『全然眠れないんだけど!えっ?私の意識しすぎ?いや、隣男だけどさ、相手小学生だよ!これじゃ、私凛やあの連中と同じショタなんとかじゃない!』
有「あっ、お姉ちゃん!」チュッ!←寝惚けてる
ピカーン!
ルン「えっ?これって?」
次の日
有「ふわあ、よく寝た!」
ルン「お、おはようございます・・・」
有「って、真中さん大丈夫ですか?」
ルン「一睡も出来なかった・・・」バタン
有「真中さん!朝御飯食べたら戦争の歴史館へ行くんですよ!しっかりして下さい!」
AM9時(フロント)
従業員A「ええっと、料金が・・・」
有「また戻って来るので、ってか学校に請求しといて下さい!」
従業員A「はあ・・・、分かりました!」
ルン「ああ、頭痛!」
次回・この事で2人が説教を受ける?
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