二次創作小説(新・総合)

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少年教師有!
日時: 2024/10/16 18:51
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

いくちゃんです!

ナンバーズ更なるスピンオフ作品!

このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。

先にメインとなる登場人物だけを紹介します!

例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!

担任・岡田有

副担任・岡田栞

出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子あいさかれいこ

2番・影主人公・石井悠馬いしいゆうま

3番・サブ主人公・石田陽斗いしだひろと

4番・人気ヒロイン・岩村江子いわむらきみこ

5番・助太刀ヒロイン・岩村小いわむらわか

6番・影ヒロイン・氏家流うじけとも

7番・メインヒロイン・大西楓おおにしかえで

8番・正ヒロイン・岡朝子おかあさこ

9番・対抗キャラ・岡崎友人おかざきゆうと

10番・禁断ヒロイン・岡田泉おかだいずみ

11番・主人公・窪一輝くぼかずき

12番・見守りヒロイン・久永春クーエイシュン

13番・百合っ子・木谷心乃枝こたにこのえ

14番・定ヒロイン・小宮春奈こみやはるな

15番・謎ヒロイン・桜咲愛さくらざきまな

16番・分析ヒロイン・佐々木歩ささきあゆむ

17番・空気ヒロイン・田中莉桜たなかりお

18番・一時期ヒロイン・谷川燕たにがわつばめ

19番・噂主人公・千葉雄樹ちばゆうき

20番・準一時期ヒロイン・長野渚ながのなぎさ

21番・準空気ヒロイン・難波千里なんばちさと

22番・隠れヒロイン・牧野恵花まきのあやか

23番・モブヒロイン・牧野恵子まきのけいこ

24番・噂ヒロイン・博士瞳はかせひとみ

25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜はせがわちはる

26番・悪キャラ・真鍋絵理まなべえり

27番・昇格ヒロイン・宮里刹那みやざとせつな

28番・準ヒロイン・麦田午希むぎたまき

29番・対抗ヒロイン・麦田部子むぎたもとこ

30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴よつばすみれ

31番・謎キャラ・モア・ワコール

32番・裏ヒロイン・岡村冥おかむらめい

33番・悪主人公・寺坂糸成てらさかいとな

34番・悪ヒロイン・新井蘭あらいらん

35番・未来ヒロイン・牧瀬凛まきせりん

36番・ミイラヒロイン・真中まなかルン

37番・サポーターキャラ・前田恋まえだれん

38番・サブヒロイン・前川まえかわロン

39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜たかはしまお

40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美さとうまなみ

41番・サポートキャラ・茂本紬しげもとつむぎ

※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)

Re: 少年教師有! ( No.16 )
日時: 2022/10/18 22:20
名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)

有「それで、真鍋さんは僕のお父さんに会った事があるんですか?」

絵里「ああ、実は・・・」

瞳「あなたのお父さんも私がお世話になってる研究所の所員の1人よ!」

有「えっ?」

瞳「物凄く優秀だったんだけど、酒癖と女癖が悪くてね・・・まさか亡くなったと聞いた時はビックリよ!」

絵里「本当に居ないのか?」

瞳「絵里さんは初耳でしたか!」

絵里「噂には聞いてたが、中々信じられなかったんだ!」

有「でも、どうして僕のお父さんと一緒に行動してたんですか?」

絵里「まあ、好きだったからだよ!そもそもこの学校に入れたのもお前の父親だった!そしてこれを持たせて貰った!」

出席番号15番・有の両親

有「これは!お姉ちゃん?」

絵里「お前はまだ生まれてないから多分お前の姉だ!勝也は俺の一人娘だって自慢してたよ!だから『結婚出来ない』って言われた」

朝子「でも、他にもいない?」

有「多分、ヘンゼルとグレーテルだと思います!そして、これが2人の弟のゼロとフリーかと・・・」

朝子「じゃあ、この人は?」

有「おばさんじゃないですか?」

絵里「おいおい、自分の母親だろ!」

有「この人は僕のお母さんじゃありませんよ!」

絵里「えっ?この写真の裏に書いてある成海ってのがお前の母親じゃないのか?」

有「違いますよ!僕のお母さんの名は栞ですから!」

朝子「じゃあ、もしかして栞先生がお母さん?」

有「だと思うんですが、相手にされないと言うか、『私はあなたのお母さんじゃない』って言われました」

絵里「じゃあ、違うんじゃないのか?」

有「でも、成海おばさんと裁判になった時、証言台に立ったのは栞先生なんです!それはちゃんと覚えてます!」

朝子「あんた母親の顔は?」

有「見たことありません!そもそも僕はお姉ちゃんのプレゼントでしたから!」

3人「?」

有「だから、お姉ちゃんが11の時の誕生日プレゼントとしてお母さんがお姉ちゃんに『可愛い弟だよ!』って僕を渡したんです!」

3人「重!」

朝子「何よその重いプレゼントは!」

絵里「言っておくが、お前それはプレゼントなんかじゃなくて、母親から捨てられてるって事だからな!」

有「捨てられてませんよ!僕は鶴お姉ちゃんのプレゼントです!それにそれにその5年後僕も妹貰いました!」

3人「はあ?」

朝子「あんた母親に会ったの?」

有「貰ったのは零姉ですよ!双子だったので、もう1人を貰いました!」

絵里「だから、それは捨てられてるんだ!お前の両親最低だな!」

有「最低じゃありませんよ!本当に最低なら僕はお姉ちゃん達にも妹達にも会ってないんですよ!」

瞳「お姉さん達と一緒に暮らしてるんですか?」

有「はい、僕のお母さんは僕らを離れ離れにさせなかったのです!だからこそ、そんなお母さんに会って、僕らを離れ離れにさせなかったこと、僕らを作ってくれた事の、感謝の気持ちを伝えたいんです!」

朝子「それをそのまま栞先生に言えば?」

有「僕を子供と認めてない人に言えるわけないじゃないですか!言っても、知らんぷりされるだけです!だから、栞先生に僕があなたの優秀な子供だと気付かせるために先生をやってるのです!」

絵里「私達を守ることは?」

有「勿論、それを含めてです!お母さんをアッと!驚かせられる教師になって、凄いと認められるのが僕の夢です!」

朝子「あんたの夢は良いけど、あんたみたいなチビで武道も知らないのが、私達を守れるの?」

絵里「私の相手にもならないのが・・・」

有「あっ、そうでした・・・、それより真鍋さんとお父さんとの関係は?」

絵里「私は喧嘩早くて、揉め事を起こしてたから家出をしてた!その時に声を掛けたのがお前の父親だった!」

有「そうなんですか?」

絵里「何を話したかは覚えてないが、私にとっては幸せな時間だった!そして、夕方になり掛けて家に帰るように促されて別れた後にあの工場の誘惑に負けた!そもそも帰る気なんて無かったしな!」

有「そうなんですか・・・」

絵里「その後は最悪だったよ!吸血鬼になるわ!朝から晩まで働かせられるわ!外にも出られないわ!」

朝子「そうだったわね・・・」

絵里「お前のその従兄妹に感謝だな!そいつのお陰であの工場は失くなったし!」

有「でも、真鍋さんと朝子さん以外にも変な体にされて嫌な思いをしてる人がいるかもしれないんですよね?」

瞳「そう!だから先生!1番の注意は差別しないことです!」

有「差別?」

瞳「この2人も元々は人間です!ちょっと変わった特殊能力を持つ人間と認識した方がまだマシでしょ!決して彼女達を人間外の扱いをしてはいけません!」

有「はい、分かりました!」

瞳「あと、契約の相手は特殊能力を持つ人間とでも契約出来ますので!」

有「ありがとうございます!」

瞳「また、何かありましたら何でも聞いてください!そしてこれはプライバシーのこともあるので極秘任務です!決して無闇に他人にこの任務の事を話さないで下さい!先生や私達だけでなく他の周りの人たちにも迷惑が掛かるかもしれないので!」

有「はい!」

こうして有の生徒達を守る戦いが始まった。

Re: 少年教師有! ( No.17 )
日時: 2022/10/19 22:14
名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)

次の日
有(この指輪が僕を強くする、武道を習えば技のバリエーションが増えるか・・・) 

心乃枝「何ボーっとしてんの?」

有「心乃枝さん!」

心乃枝「何その指輪?おもちゃかなにか?」

有「これは大切なものなんです!」

心乃枝「もしかして有君の小さい時の友達と将来を誓ってたり?」

有「違いますよ!この先で誓うんですよ!」

心乃枝「えっ?」

有「ええっと、これはお守りなんですが、指輪の意味を教えて貰って、僕にも将来そんな女の人が居たらなあって!」

心乃枝「へー、それやったらうちのクラスだけで20人以上居るし選り取り緑やね!」

有「ハッ、ハハハ・・・、良いパートナーが出来たら良いなあなんて・・・」

ガチャン

心乃枝「皆!有君が彼女募集してるって!」←大声

有「ちょっと心乃枝さん!」

朝子「何やってるのよ!」

心乃枝「ハハハ、冗談や!冗談!」

朝子「朝から止めてよね!」

心乃枝「ああ、朝子!ちょっと・・・」

朝子「呼ばれてるんでしょ!もっとバシッと言ってやれば良いのに・・・」

心乃枝「うち、朝子みたいに強く物言えへんもん!じゃあ行ってくるわ!」

ガチャン!

恵花「ねえ、聞いた?」

恵子「うん、聞いた!」

恵花「大変です!」

恵子「有先生がパートナーを求めてるですよ!」

出席番号16番・学園大騒ぎ!有争奪戦と心乃枝奪決戦!

有「心乃枝さん何の用ですか?」

朝子「お見合いよ、お見合い!あんた、さっきの漏洩気を付けなさいよ!」

有「はい、それでお見合いとは?」

朝子「ガキのあんたにはまだな話ね!結婚相手を見定める顔合わせって言ったらいいかしら?まあ、心乃枝ってお金持ちのお嬢様で、まだ未成年にも関わらず、どこかの御曹司から結婚を持ちかけられてるのよ!」

有「へー!どういう事ですか?」

朝子「簡単に言うと、好きでもない相手と勝手に結婚させられるってとこね!」

有「そんなのダメですよ!結婚は好きな人同士でしないと幸せに成れないってお姉ちゃん言ってました!」

朝子「お金持ちにはお金持ちの理由があるのよ!」

有「朝子さんは心乃枝さんみたいな結婚は?」

朝子「私もそんなのごめんね!やっぱり好きな人と一緒に過ごすのが結婚であり夫婦でしょ!」

有「僕、心乃枝さんを連れて戻して来ます!」

朝子「大丈夫なの?」

有「無理だとしても、こんなやり方間違ってると伝えたいのです!」

ガチャン!

朝子「行っちゃった!まあいっか!(場所分かってるのかしら?)」

一方その頃
部子「有先生がパートナー募集?」

小「パートナーってやっぱり彼女の事かな?」

流「えっ?恋人とかじゃないの?」

莉桜「じゃあ結婚相手とか?」

楓「早いから許嫁じゃないの?」

江子「普通に考えればそうでしょうね」

冷子「それが普通だよね!」

春奈「これは噂だけど有君は栞先生の息子なんだって!」

歩「たしか、栞先生ってお嬢様だよね?」

永春「そうなると玉の輿アルか?」

刹那「先生と結婚・・・」

噂は15分で寮内を駆け巡った

有「あっ、場所聞くの忘れてた!誰か知ってる人いないかな?」

Dクラス女子達「有先生(有君!)」

有「はい、ってええっ!!!!!!」

部子「ぜひ、私を先生のパートナーに!」

歩「私が相手に成ってあげる!」

莉桜「有お坊ちゃん待って!」

永春「パートナーを探してるアルって?」

春奈「それって恋人なの?結婚相手なの?」

刹那「あの・・・、舞踏会は?」

有「何の事ですか?そしてなぜパートナーの事を皆さんが?」

恵花「先生お坊ちゃんって本当?」

恵子「栞先生の息子なんだよね?」

有(栞先生お金持ちだったの?)

ピピー!

香「皆!寄って集って何をやってるの?」

部子「星田先生!」

歩「先生のパートナーに成ろうと・・・」

香「そんな強引に迫る人がパートナーになんか成れません!ちゃんと相手の気持ちを知ろうとしない限り恋人なんて出来っこないわ!」

Dクラス女子達「あっ、すみませんでした・・・」

香「ほら、解散、解散!」

有「あの・・・」

香「何か言いたいことあるの?」

有「誰か木谷さんのお見合い場所を知ってる方は居られますか?」

部子「木谷さんのお見合い場所ですか・・・」

歩「知らないなあ・・・」

永春「渚なら知ってるかも!」

ピー!←永春が笛を吹く

トオッ!シュタン!

渚「呼んだでござるか?」

永春「渚、心乃枝のお見合い場所を知りたいって有坊主が言ってるアル!」

渚「ああ、愛の話を聞いたことがあるでござる!ちょっと待つでござる!」

数分後
渚「こちらでござる!この地図を見れば分かるでござるよ!」

有「長野さんありがとうございます!」

渚「どういたしましてでござる!何なら送って行くでござるよ!」

有「ならお言葉に甘えて、お願いします!」

とある屋敷
渚「さあ、ここが心乃枝がお見合いしてる家の庭でござるよ!何の用でござるか?」

有「お見合いを潰します!」

渚「気を付けるでござるよ!」

有「はい!」

渚が帰った後

有「どこから入ったら良いんだろ?」

シュッ!

有「えっ?」

愛「曲者!今すぐ出ていきなさい!」

有「あなたは!」

愛「話はすぐそこで聞いてました!お嬢様の邪魔をする者は誰であろうと敵!」

有「桜咲さん!」

愛「たとえ先生であっても容赦はしません!」

有「待って下さい!お見合いの内容は?」

愛「勿論、互いの会社の存続を確実にするための政略結婚!戦国時代とかではよくあった事です!」

有「そんな結婚、今の時代に合いません!」

愛「合う合わないの問題でなく、お嬢様の将来、会社の将来が掛かってる大事な商談なんです!」

有「そこに心乃枝さんの意思は無いじゃないですか!そんな結婚で良いんですか?」

愛「言っても無駄です!私達子供が文句言ったところで大人達の意見が変わることなどあり得ませんから!」

有「えっ?」

愛「だから、私があなたを切るまでにさっさとここから出ていって下さい!私だって好きで先生を切りたくて向かってるんじゃないんです!怪我したくないなら早く出ていって下さい!」

有「そんな言いなりで良いんですか?」

愛「はい?」

有「大人の言いなりになって、大切な人を守らなくて良いんですか?」

愛「聞く耳持ちませんから!」

有「八期お兄さん言ってました!『絶対命令を持ったら、自由貰って自由奪わず!』皆を自由に命令出来る権利を貰っても、決して人の自由は奪うな!と、自由を求めるために助けに来た僕よりも自由を奪う大人を切ったらどうなんですか?桜咲さんはどっちの味方なんですか?その剣は何のためにあるんですか?!」

愛「くー・・・」

ドン!

部子「有先生!心乃枝さんとお見合いとはどういう事ですか?」

歩「有君結婚なんて早いよ!」

有「皆さん?」

部子「って、桜咲さん!それは・・・」

有「皆さん、この家にいる心乃枝さんを連れ戻して下さい!桜咲さんは私が止めますので・・・」

恵花「なんだか分からないけど行くぞ!」

恵子「お姉ちゃんに続け!」

Dクラス女子達「わあーーーーー!!!!!」

次の日
理「皆、何やってくれたの!」

Dクラス女子達「すみません・・・」

理「有!」

有「僕は悪くない!悪いのは心乃枝さんの気持ちも聞かずに結婚を持ちかけようとした心乃枝さんのご両親が悪いんです!」

理「だからって、生徒達に屋敷をめちゃくちゃにさせるなんて・・・」

愛「理事長、先生は悪くありません!先生は私の代わりにお嬢様の為に奮闘しただけなんです!どうかクビにしないで下さい!」

理「それは勿論クビにするつもりも無ければ、私の内心の気持ちは『よくやった!』よ!」

有・愛「えっ?」

理「だけど、やり過ぎ!あのあと木谷家の使用人全員が身体中の骨が折れて使い物に成らないそうだって苦情が来てね・・・、一応『未成年に結婚の計画を立てるあなた方の自業自得です!娘の事を思うなら、結婚相手くらい娘の気持ちを尊重したらどうですか!』って言ってやったわ!」

愛「理事長・・・」

理「私も娘を持つ母親だしね!世の中お金だけが幸せじゃないのよ!取り敢えず今回の事は不問よ!」

有「ありがとうございます!」

理「だけど、今度同じようなことを聞いたら真っ先に私に相談しなさい!子供だけでは危ないから!」

有「分かりました、お姉さん!」

次の日木谷家からお詫び品が渡され、心乃枝のお見合いも、許嫁も失くなった。

Re: 少年教師有! ( No.18 )
日時: 2022/10/22 23:29
名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)

出席番号17番・武闘四天王・久永春への弟子入り
次の日の登校
有「はあー・・・」

心乃枝「何を落ち込んでるの?」

有「昨日は愛さんに対して何も出来なかったなって思って・・・」

心乃枝「愛ちゃん言うてたで!『武道が出来なくても先生の心に負けました』って!有君のうちの心を代弁する想いが愛ちゃんに届いたから、お見合いも失くなったんや!昨日は本当にありがとうな!」

有「いいえ、結局生徒の皆さんに暴れさせた挙げ句、使用人の人達を・・・」

心乃枝「気にせん、気にせん!お父さん達の自業自得や!」

有「ああ、強く成りたいな!」

朝子「そう言えばBクラスの星田先生が強かった筈よ!体格の大きな男の先生を3人も背負い投げした伝説があるし!」

有「ヒエー、強い!」

心乃枝「ただ、それと引き換えにうちらの学校の修学旅行先が難航してるんやけどね・・・」

朝子「栞先生も強いわよ!小さい頃私に絡んだ不良6人くらいをボコボコにしたことがあるから!」

有「強すぎ!」

朝子「2人の強さとその想いはある学園ドラマから来てるらしいわよ!」

有「どんなお話何ですか?」

朝子「えっと、極道の娘がとある男子校の不良しか集まってないクラスを担任して卒業目指して頑張る話!ただ、極道の事は秘密にしないといけないことが条件!」

有「なぜですか?」

心乃枝「世間の中では極道はイメージ悪いからね!」

有「へー!」

朝子「2人共、その世代らしい!」

心乃枝「だから、口癖が『生徒を守るためならどんな喧嘩でも受けて立つ』とか『喧嘩は自分の大切な物を守る時だけ!』って言ってた!」

朝子「言っとくけど、喧嘩は決闘罪だから!」

有「ってことは・・・」

朝子「バレたら普通は捕まるわね!」

有「星田先生は嫌だな・・・」

心乃枝「どうしてや?」

有「いつも、怒られてばかりだから!」

心乃枝「どんな風に?」

有「机の上や引き出しの中をキチンと整理しなさいとか、忘れ物しないように確認しなさいとか!」

朝子「お母さんか!」

心乃枝「それ怒られてるんちゃうで、叱られてんねん!」

有「何が違うんですか?」

心乃枝「叱るは、間違いを指摘したりするときの事!怒るは人の嫌がることをした時のその人の反論かな」

朝子「まあ、そんな感じじゃない?」

ざわざわ・・・

有「何か騒いでますけど大丈夫でしょうか?」

朝子「大丈夫よ!よくあることだから!」

有「えっ?」

アチョー!

男子A「わー!」

永春「弱すぎアル!もっと強い奴はいないアルか?」

男子B「おのれ・・・」

男子C「部長の敵!」

ドン!

男子達「わー!」

有「これはどういう状況ですか?」

男子D「久部長、覚悟!」

有「永春さん危ない!」

永春「フッ!」

男子D「ウッ!」←腹にダメージ

有「つ、強い!」

渚「久は格闘大会で優勝する実力者だから、こうやって勝負を挑む挑戦者が後を絶たないでござる」

永春「おお、有坊主!」

有「おはようございます永春さん!」

男子E「今日こそ勝つぞ!永春部長!」

有「うひゃあ!」

心乃枝「有君危ない!」

ドン←腹パン

男子E「ウッ!」

永春「大丈夫アルか?有坊主!」

有「はい、ありがとうございます
  それにしても永春さん強いですね!」

永春「いやいや、それ程でも・・・、それに燕や渚よりはまだまだアル!」

有「そうなんですか?」

朝子「そうよ!この学校の武闘四天王って言われてる4人が居るんだけど、永春はその4人の中でも下っ端よ!」

有「永春さんで1番下なら上どんだけ強いんですか?!」

永春「そもそも、私燕や渚に勝ったこと無いし!」

有「へー、こんなに強いのに・・・」

永春「そもそも、私の持ち技は10種類あるかないかアル!」

有「へー、中国拳法にも色々あるんですね!(ヨ~シ!)」

キーンコーンカーンコーン!

有「今日の授業はここまで!」

流「起立!礼!着席!」

有「あっ、永春さんは放課後僕の所に!」

永春「何あるか?まさか私だけワンツーマン補習アルか?」←勉強苦手

部子「羨ましいですわね!もしそうなら変わって下さい!」

有「いえ、個人的な話ですので・・・、場所は学園で1番目立つ大きな木の下で!」

全員「ええっ!!!!!!」

部子「どういう事ですか?」

歩「有君が久ちゃんに個人的な話?」

莉桜「これは絶対告白ね!」

刹那「ええっ!!!!!!何で?」

春奈「久ちゃんはノーマークだったわ!」

冷子「でも、なぜいきなり?」

心乃枝「もしかしたら今日の朝の事かもしれへんな!」

部子「朝に何が合ったのですか!」

心乃枝「有君、久ちゃんに助けてもらってたねん!」

歩「ええっ!!!!!!逆に!」

春奈「でも、9歳なら強い女の子に憧れてもおかしくないわ!」

歩「あれ?8歳じゃなかったっけ?」

莉桜「どっちでも良いわよ!どうせあと1、2ヶ月で9歳なんだから!」

流「しかも誘った場所は学校で恋愛成就で有名な大きな木!」

朝子「いや、アイツが知るわけ無いでしょ!来たばっかなんだし・・・」

午希「でも、久ちゃんってバカだよ!」

春奈「色気も無いし!」

歩「脳筋だしね!」

恵花「いや、歩は人の事言えんだろ!」

心乃枝「そうやな、普通候補に挙がるなら愛ちゃんやろ!」

部子「なぜ桜咲さん?」

心乃枝「何となく」

放課後
永春(あそこアルね!しかし有坊主が私に話って何アルか?)

朝子「それで皆で尾行って多すぎよ!」

部子「静かにしなさい!見つかるじゃないですか!」

江子「こんな尾行がありますか!」

有「永春さん!」

永春「おお、それで何アルか?」

春奈「静かに2人の距離が無くなったよ!」

莉桜「これは絶対告白だね!」

有「え~と、失礼します!」

永春「ん?」

パン!←右拳を出す

パッ!ガチッ!←防いで左腕を首に回して固める

莉桜「えっ?抱き合った?」

春奈「今のどっちから?」

心乃枝「分からんわ!」

歩「じゃあ、2人はいつの間にか相思相愛に?」

部子「そんなの認めませんわよ!」

朝子「多分、違うけど認めたらどうなの?」

永春「いきなり生徒を襲うのはどうかと思うアル!」

有「すみません、まずはどれくらいの強さかを見てみたかったんです!これは完敗!」

永春「ただ、センスはあるアル!有坊主が本気でやりたいなら私の教えで1年くらいで上達するアル!」

有「そうですか?」

刹那「何を言ってるのでしょうか?」

歩「よく聞こえない!」

小「見た感じは告白に見えるけど・・・」

零「あっ、おーい!有!」

有「あっ、零姉!」

零「有、ボーリング行かない?クーポン余ってるの!」

有「ボーリング?行きたい!永春さんもどうですか?」

永春「いいアルよ!」

有(話は後でいいよね!)
ところが
部子「あら、奇遇ですわね!」

八期「悪役か!」

部子「誰がですの!」

歩「久ちゃん、有君を掛けて勝負だよ!」

永春「どういう意味アルか?」

歩「ボーリングで戦って、スコアが1番高い人が有君を自由に出来るの!」

零「うちの弟を勝手にあなた達の勝負の景品にしないで!お姉ちゃんに言うよ!」

八期「1日デート券とか?」

零「人の修羅場を楽しまないで!」

八期「不倫よりは遥かにマシだよ」

永春「それでいいアルよ!」

部子「分かりましたわ!さあ、他にも対戦する方挙手!」

歩「勿論やるよ!こんなんで勝てなきゃ女が廃るよ!」

春奈「あんたも行きなさい!」

刹那「ええっ、ボーリングなんて勝てないよ!」

寿美鈴「あの皆さん、これは一体?」

モア「何をやってるんですか?」

朝子「ああ、実は・・・」

物陰
寿美鈴・モア「永春さんと先生が相思相愛?」

朝子「私は違うと思うんだけど、春奈達が・・・」

春奈「あれは絶対相思相愛よ!さっきなんて抱き合ってたんだから!」

寿美鈴「でも、久さん色恋苦手だよ!」

モア「とても恋する乙女には見えませんが!」

朝子「私も春奈の言うことは信じられない!」

春奈「何でよ!」

江子「多分、勘違いかと・・・」

春奈「絶対間違いない!」

江子「ただ、あまり外野が言うことではないと思います」

朝子「それもそうよね」

寿美鈴「久さんにも言わない方が良いですね!」

モア「では、様子見ということで!」

結果
刹那・10

歩・250

部子・279

永春・300

朝子「パーフェクト!!!!!!?」

心乃枝「凄いやん!」

八期「話に成ってない!」

零「私も初めて見た!」

歩「こんなの勝てるわけ無いよ!でも、負けは負けか!いくらご褒美とはいえたった1日デートするだけだもんね!それでも悔しい!行きたかった!」

刹那「ああ、やっぱりダメだった・・・」

江子「刹那、何アホなことやってるですか!」

春奈「そうよ!負けたからってくよくよするな!」

刹那「春奈が勝手に・・・」

パチン!

春奈「馬鹿者が!今有君はフリーよ!今のうちにキスやら押し倒すやら、デートの予約やらを入れておけば・・・」

江子「春奈、多分勘違いかと・・・、そして8歳を押し倒してどうする気ですか!何か合ったら刹那が捕まりますよ!」

刹那「でも、勝負の意味が・・・」

春奈「今の状況が勝負なの!このまま永春に取られても良いの?」

刹那「嫌です!」

春奈「じゃあ、今のうちに既成事実でも作りなさい!」

江子「何言ってるんですか!何か合ったら誰が責任取るんですか!」

刹那「あの、有先生!」

有「はい!なんでしょうか?」

7分後

春奈「あっ、戻ってきた!これは脈ありか?」

江子「どうでしたか?」

刹那「世間話楽しかった!(もう私死んでいい!)」

春奈「違うでしょうが!」パチン!

刹那「ごめんなさい!」

江子「そうこうしてる間に先生が永春さんのところに!」

有「永春さん!」

永春「おお、何アルか?」

全員(忘れてた!)

有「改めてお願いがあります!」

永春「フムフム!」

有「僕と付き合って下さい!」

全員「ええっ!!!!!!」

朝子「まさか!」

莉桜「ほら、やっぱり!」

部子「ああ、なんて事でしょう!」

春奈「ほら、ぐずぐずしてるから!」

永春「ええっ!!!!!!付き合う?それって・・・?」

有「永春さんの中国拳法を教えて欲しいんです!」

全員「えっ?」

有「だから、練習に付き合って下さい!」

永春「もう、一瞬ビックリしたアル!それならお安いご用アル!いくらでも教えてやるアル!あっ、何ならうちの部活に来るアル!」

ズコーン!

永春「強い男に成りたいアルね?」

有「はい!」

永春「応援するアル!十分に強く成ったら私の婿に成るアル!」

有「えっ?」

永春「フフフ、冗談アル!」

部子「この人騒がせ!」

歩「何なのよ!」

春奈「私の信頼返せ!」

永春「なぜ、私が怒られるアル?私が何をしたって言うアル?」

江子「やっぱり違いましたね!」

朝子「こんなことだろうと思ったわよ!」

Re: 少年教師有! ( No.19 )
日時: 2022/10/25 22:40
名前: いくちゃん (ID: JgiXnGnD)

有が永春に弟子入りして一週間後

心乃枝「有くん頑張ってるかな?」

朝子「ちょっと覗いて行きましょう!」

中国拳法部部室
心乃枝「お邪魔します!」

朝子「あれ?有は?」

永春「あっ、朝子、大変アル!」

朝子「どうしたのよ?」

永春「有坊主が家出したアル!」

2人「えっ?」

出席番号18番・長野渚のアドバイス

『探さないで下さい有より』 

朝子「アイツ!自分から弟子入りした癖に!」

絵里「全くだ!弱虫が!」

心乃枝「絵里ちゃんも居ったんや!」

絵里「真っ先にコイツ(永春)に呼び出されてな!」

朝子「あんたなんか心当たり無いの?」

永春「取り敢えず、有坊主がどうしても中国拳法をやりたいと言ったから、1番簡単な基本的要素から教えていたんだけど・・・」

回想
永春「さあ、まずはバランス感覚を養うトレーニングアル!」

有「ああ、久師匠!僕逆さに吊られるなんて聞いてないんですけど!」

永春「さあ、この木切れを全てくぐり抜けよ!」

有「うわあ!」←体に絡まる

永春「次はロボット研究部から借りたこの自動木人を、倒すアル!」

有←ぼこぼこ

回想終わり

永春「という訳でアル!」

絵里「アホか!」

朝子「あんな初心者同然の奴がそんなこと出来るわけ無いでしょ!」

永春「だって、早く習得したいと聞かなくて・・・」

愛「久ー!話は聞いたぞ!」

永春「愛?」

愛「たく、お前は昔から教えるのが下手だなぁ!」

心乃枝「愛ちゃん久ちゃんとそんな昔から?」

永春「昔って、愛と会ったの小学生の時アル!それに私が教えようとしたのは小学校高学年の時アル!」

愛「そんなことはいい!師匠を名乗るのであれば、時に厳しく、時に優しく、初心者にはまず有無を言わせるな!」

心乃枝「厳しすぎひんかな?」

愛「お嬢様、こう言う武道と言うものは、まず怪我をしないことが大事なのです!」

絵里「確かにその通りだな!」 

愛「相手が何を言おうと、まずは基礎の基礎を叩き込ませ、それから段々と能力を上げていく!お前の行き当たりばったりじゃ成長なんて一生掛かっても出来ないぞ!」

永春「すまないアル・・・」

愛「謝るのは後だ!まずは先生の身元を探さないと!」

朝子「って言っても、普通考えるならお姉ちゃんの所よね!アイツお姉ちゃんっ子だし!」

心乃枝「でも、違ったらどうする?有君のお姉さんめちゃくちゃブラコンやし・・・」

想像
鶴「有が家出!あなた達何をやってたの?全く!もし会えなくなったらどう責任取るつもり!」

朝子「怖!」

一方その頃
有「ううっ、あんなの勝ってこないよ!それを話したら・・・」

回想
香「何、弱音吐いてるのよ!男の子でしょ!ましてや自分から弟子入りした癖に!初心者がいきなりやろうとするからそうなるのよ!仕事は良いから武道の方に行きなさい!」

回想終わり
有「って星田先生に怒られた!帰れない!ってかここどこ?」

ガサガサ

有「えっ?何?熊か何か?」

渚「おっ、誰かと思えば有坊主ではないか!」

有「長野さん?ウワーん良かった、良かった!」

渚「よしよし、落ち着くでござる」

しばらくして
有「へー、長野さんは週末はここで修行してるんですね!」

渚「そうでござるよ!何の修行かは秘密でござる」

有(多分、忍者だよね!むしろその見た目で違ったら何?だよ!)

渚「有坊主はここに何を?」

有「えっ?ええっと・・・」

渚「言いたくなければ別にいいでござる」

有「実は・・・」

話を聞いて

渚「成る程、それは久に失礼でござるな!」

有「やっぱりそうなんですか?」

渚「久だって、自分の修行があるでござる!その時間の中で有坊主を教える時間を作ってくれた!星田先生がきつく叱ったのも当然の事でござるよ!」

有「ううっ、先生なのに情けないです・・・」

渚「ハハハ、8歳なら大体そんな年頃でござる!拙者も厳しい修行が嫌だった時だって合ったでござるよ!」

有「そうなんですか?」

渚「人生は、何事も経験でござる!」

有「何事も経験・・・」

渚「そうでござる!なんならこの3日間拙者と修行をしないでござるか?」

有「ええっ!!!!!!」

ギュルルルル

渚「腹の虫も成ってるでござるからまずは腹ごしらえするでござる!」


有「うわあ!綺麗な川!」

渚「ここには岩魚が住んでいるでござる!」

有「確かに、上から見ても分かりやすい!」

渚「ただ、警戒心が強く足音を立てれば逃げちゃうでござる!」

有「へー、じゃあ、どうやって?」

渚「こうするでござる!」

ビシュッ!

渚「ほら、後は焼けば食べられるでござる!」

有「僕もやりたい!」

エイッ!

有「もう一度!」

エイッ!

渚「ローマは1日にして成らず!何度も練習しない限り上手くなれないでござるよ!」

その後焼き魚にして美味しく頂きました!

渚「それでは拙者が稽古を付けるでござる!」

有「はい!」

渚「まずは準備運動からでござる!」

有「久師匠もここからが大事って言ってました」

渚「有坊主、それだと怪我をする恐れがあるでござる!」

有「えっ?」

渚「どんな修行も準備運動から始まってるでござる!準備運動合っての修行でござる!」

有「分かりました!準備運動にもちゃんと理由があるんですね!」

腕立て

有「きつい!」

渚「腕立ては体力作りの基本でござるが、無理にやると逆に体を壊してしまうでござるから、自分のペースでやることをお薦めするでござる!そして何より継続が力となるでござる!」

有「はい!」

腹筋
渚「腹筋も基本の1つ!起き上がるのが無理な時は、まずは反動を付けて起き上がる練習をすれば形が分かるでござるよ!」

有「はい!」

運動が終わり
有「きつい!」

渚「ハハハ、どんなものもきついのが当たり前でござる!ただ・・・」

有「ただ?」

渚「やり遂げた時は楽しいと感じないか?」

有「確かに!」

渚「それに継続できる秘訣としてライバルが必要でござるよ!」

有「ライバル?それは敵ですか?」

渚「敵とは違う!自分と同じ事をやっていて、その同じ事で負けたくない相手!相手が居るから、相手より強くありたいと言う気持ちがあれば、自然と闘争心が芽生えて修行が楽しくなるでござるよ!」

有「へー、僕ライバルって物凄く嫌な相手と思ってました!」

渚「そういう人もいるでござるが、そうでない人も居る!世界は広い!皆バラバラでござる」

夕方
渚「湯加減はどうでござるか?」

有「大丈夫です!(頭洗わないならこう言うお風呂も良いなあ!)」

渚「やっと笑顔に成ったでござるな!」

有「長野さんありがとうございます!(長野さん頼もしいなあ、長野さんみたいな人が僕のパートナー・・・、いやいくら彼女が強くても出来れば巻き込みたくないなあ、生徒を守るのが教師の務めなんだから!)」

渚「それでは拙者も!」

有「えっ?」

渚「まさか意識してるでござるか?拙者から見たら有坊主なんて弟みたいなものでござる!」

有「いや、僕出ますよ!」

渚「良いではないか!」

有「狭いですよ!」

渚「まあまあ!」

渚「あうっ!」←ショート

渚「いい湯でござるなあ!」

有「長野さん凄いですね?」

渚「胸の事でござるか?」 

有「違います!って何で?」←今気付いた

有「まだ、14歳なのに、大人びてると言うか、頼り概があるというか、尊敬します!今日だって僕の修行に付き合ってくれて・・・」

渚「ハハハ、有坊主はいくら先生と言ってもまだ8歳なんでござるよな?」

有「はい・・・」

渚「8歳はまだまだ未熟で、色んな知識を増やしていく時期でござるからな!」

有「これでも飛び級せいですよ!」

渚「だけど、学校で教えてもらってないことは分からない!有坊主に足りないのは教科書に載ってない事柄についてでござるね」

有「教科書に載ってない・・・」

渚「拙者が勉強が苦手なのはそこからでござる!拙者は教科書を読めるほど集中力がないでござる!だが、自然の世界で学んだ事柄はすぐ覚えられるでござる!」

有「長野さんって、合ってる答えと間違ってる答えに差がありましたね!その理由そこだったんですね!」

渚「先生も日々勉強でござる!人は絶対1人では生きて行けないでござるから!」

有「そうなんですか?」

渚「そうでござるよ!まあそれを知るときが有坊主が成長した証でござる!だから、1人で悩むくらいなら、拙者やクラスの皆を頼るでござる!」

有「えっ?」

渚「何が合っても、拙者や皆は有坊主の為に成ろうと思ってる筈でござるから!1人で悩むな!でござる」

有「もし、僕に何かあったら?」

渚「いくらでも助けてあげるでござる!何なら稽古でもいいでござるよ!」

有「ありがとうございます!」

渚「兎に角、帰ったら久には謝らないとな!むしろ帰って久をビックリさせてやろう!(ちゃんと教えれば有坊主は飲み込み早いのに、久は相変わらず教えるのが下手だなぁ・・・)」

有「はい!」

日曜日の夕方

有「ただいま」

鶴「有!勝手にどっか行って!お姉ちゃんめちゃくちゃ心配したんだから!」

零「星田先生と喧嘩してたもんね!」

香「有、私もきつい言い方してごめんなさい」

有「いえ、長野さんに教えてもらいました!あれは僕のわがままです!ごめんなさい」

永春「良かった!有坊主が居なくなって、骨にでも成ってたら校長先生から殺されるとこだったアル!」

心乃枝「良かったな!」

鶴「殺しはしないわよ!ちょっと首を絞めるだけよ!」

零「お姉ちゃん、窒息死させる気?」

渚「久!相変わらず教えるのが下手だなぁ!私が基礎を叩き込んで置いた!有坊主は元々飲み込みは早いタイプだから、丁寧に教えれば習得は早いぞ!」

香「なら、有!私のお腹を思いっきり殴って良いわよ!」

全員「ええっ!!!!!!」

有「良いんですか?」

香「遠慮無く思いっきりね!」

有「では・・・」

エイッ!

香「ううっ!」

有「ああ、すみません」

香「何、謝ってるのよ!私が良いって言ったんだし気にしないわよ!」

栞「そう言いながら、香ちゃん泣いてない?」

香「泣いてないわよ!」

零「嘘じゃん、涙普通に出てるよ!」

香「たとえ泣いてても、これは痛くて泣いてるんじゃないの!有の成長を感じて泣いてるの!」

朝子「お母さんか!」

有「後、久師匠勝手に出ていってすみませんでした!」

永春「無事で良かったでアル!私もきつい修行させ過ぎたアル!すまなかったアル!」

朝子「これってなんて言うんだっけ?」

心乃枝「雨降って地固まるやろ!」

朝子「そうそう!」

絵里(チッ、まあ良い!やるなら少しは強くなってないとな!)

Re: 少年教師有! ( No.20 )
日時: 2022/12/18 23:15
名前: いくちゃん (ID: q1JDM65v)

出席番号19番・真鍋絵里の逆襲
有「フッ!フッ!フッ!」

永春「オオッ!流石渚、有坊主をここまで鍛え上げるとは!」

有「そんなに僕強くなりましたか?」

永春「強くなったあるよ、前より20%くらい!」

有「そこまで無いですね」

香「長野さんに言われたんでしょ!『ローマは1日して成らず!』いきなり強い人・頭良い人はは存在しない!あの、エジソンも言ってたわ!『天才とは1%の閃きと99%の努力』だって!どんな天才や完璧超人も影で努力した結果が今の強さや知識になってるの!」

有「はーい」

零「星田先生、最近こっちに行き過ぎじゃないですか?うちの顧問なのに!」

香「ごめんなさい、もう少ししたら行くから!」

零「そう言って1時間も経ってますよ!」

部活終わり
有「フー、なんか強く成った気がする!」

香「多分、気のせいよ」

有「ええっ!」

香「強くなったじゃなくて、やり遂げた達成感ってのが正解よ!自分で強くなったかどうかなんて分かりっこ無いからね!」

ざわざわ

有「あれ?購買が騒がしい!何か遭ったのかな?」

春奈「先生知らないの?今日の夜8時から明日の朝8時まで停電なんだよ!」

江子「年2回のメンテナンスです!」

有「そうだったんですか!」

香「職員会議で話してるわよ!」

有「そう言えば言ってたような・・・」

恵花「真っ暗な学校楽しみ!」

恵子「何して遊ぶ?」

莉桜「夜の学校って新鮮!なんか出てきそうで!」

流「やめてよ莉桜!」

冷子「私は暗い場所でも大丈夫!」

陽斗「幽霊だから?」

ゴチン!

流「あんた最低!」

小「1回魂吸われてこい!」

陽斗「冗談だよ!」

悠馬「自業自得だ!」

栞「先生、見回りお願いしますね!」

有「はい!」

香「いや、あんたは子供なんだから寝なさいよ!子供は9時に寝るのよ!」

有「でも、先生ですし・・・」

香「子供であることは変わらないわ、あんたも8時になったら外出禁止よ!」

有「ええっ!」

栞「香ちゃん、それは・・・」

香「どっちが虐待よ!子役芸能人だって8時までしか働けない規約があるの!それを守らないと関係者達が!」

栞「はい、その通りです」

物陰
絵里「フッ、待ってろよ子供先生!お前を仕留めるのは今日が絶好のチャンスだからな!」

夜8時
放送「放送部です!まもなく午後8時に成ります!停電に成りますので、寮生の皆さんは極力外出を控えてください!」

恵花「停電が始まった!」

恵子「お姉ちゃん、怖いよ!」

渚「こういう暗い場所には何か出てくる事が定番でござる!」

恵子「渚姉、やめて!」

朝子「不気味な空ね!」

心乃枝「そうやね」

朝子「あんた見回りは?」

有「星田先生に『子供は9時に寝るのよ』って言われて・・・」

朝子「本当、あの先生お母さんみたいなこと言うわね!」

心乃枝「本当にお母さんやったり?」

有「怖くて嫌だ!栞先生みたいな優しい人が良い!」

心乃枝「裏返せば星田先生が優しいよ!子供に夜働かせる方がおかしいし!」

朝子「確かに!ほらほらお母さんがあんなこと言ってるんだから、早く寝なさい!」

有「お母さんじゃないですよ!」

一方の大浴場
小「ああん、やっぱり消えてもうた!」

流「まだ、私達入ってるのに!」

午希「歩がお風呂入るの忘れてた!って無理やり入れるから・・・」

流「歩?大丈夫?」

絵里『行け我が下僕!』

朝子達の部屋
有(うーん、1人だとなかなか寝れないなあ!ここにあるお姉ちゃんの温もりが寂しい!ん?)

歩が隣に

有「うわあ!あっと・・・」←口を塞ぐ

朝子(ん?)

有「歩さん、何してるんですか?しかも裸で・・・」←両手で目を塞ぐ

歩「岡田有、真鍋絵里様が貴様に闘いを申し込む!」

有「えっ?」

歩「10分後大浴場まで」

有「どう言うこと?(それに歩さん、あれは操られてないかな?兎に角行って確かめて真鍋さんを止めないと!)」

ガチャン!

朝子(有がこんな時間に外出?只事でも無いわね!やし、私も!)

ピンポーン

朝子「はい!」

ガチャン

瞳「岡さん、良かった!真鍋さんを助けに行きませんか?」

朝子「えっ?」

大浴場
有「真鍋さん、どこですか?」

絵里「ほー、1人で来たか!」

有「ええっと・・・あなたは・・・」

絵里「ほー、私を見て欲情か?」

有「誰ですか?」

絵里「私だ!私!」

有「今のは?」

絵里「博士が作った、若返りの薬と成長薬だ!」

有(博士さんノーベル賞取れるんじゃない?)

絵里「今夜ここで決着を付けてお前の血を存分に吸わせて貰うぞ!」

有「(流さん、小さん午希さんまで・・・)そうはさせません!僕が悪いことをやめさせて、4人も解放させます!」

一方
朝子「ええっ!!!!!!真鍋は満月になると、真の吸血鬼に成って制御が利かなくなる?」

瞳「はい!だから、先生達でも手が負えなかったんです!」

朝子「どうすれば良いのよ!」

瞳「それが方法は何も分かってないのです!何しろ取り押さえたのは翌日の朝でしたから・・・」

朝子「ちなみに、真の吸血鬼になると・・・」

瞳「今の先生では太刀打ちできません!」

朝子「じゃあ、早く行かないと!」

瞳「朝子さんが行ってもダメです!私で止められないのに朝子さんが止めれるわけないじゃないですか!」

朝子「じゃあ、どうすれば良いのよ!」

瞳「まずはあの人を呼んでみましょう!」

朝子「あの人って?」

瞳「真鍋さんを変えたアンドロイド、菫美絆さんです!」

一方その頃
有「わあ!」

絵里「威勢が良いのは口先だけだな!少しは強くなったと聞いていたがまだまだだなぁ、行け!我が下僕達!」

歩「先生、遊ぼ!」

小「先生抱いて!」

有「わあ、4人も一斉にかかってくるなんて聞いてませんよ!卑怯ですよ!」

絵里「フッ、ルールの無い勝負に卑怯も何も無い!」

フッ!

絵里「お前!大事な生徒じゃないのか?」

有「八期兄さんに言われました!『自分が嫌な事をされたらたとえ女子でも容赦するな!たとえそれが好きな人でも!』って!」

絵里「フッ、それならこいつらが死んでも良いんだな?」

有「えっ?」

朝子「止めなさい!」

ドーン!←朝子が絵里をキック

絵里「なぜ?あれ!?アイツらは!」

ホールに移動した一行
有「ええっ!!!!!!真鍋さんは満月になると真の吸血鬼に成って制御が利かなくなる?」

朝子「声が大きい!真鍋に聞こえるでしょ!」

瞳「この日だけは本当に大変で・・・」

有「何か彼女を止める方法は?」

瞳「全く無いわ!朝まで待つしか無いのよ!」

有「そんな、真鍋さんは自分の望みで吸血鬼に成った訳ではないんですよね?」

瞳「そう言いましたよね?」

有「だったら、僕は何のために彼女と戦ってるのでしょう?」

ガチャン

?「マスター、お呼びですか?」

瞳「あっ、来てくれたのね絆!」

有「絆さん?絆さんって、あのカラーズの!?」

絆「はい!私がカラーズの絆です!絵里を止めるんですよね?」

瞳「何か方法はない?」

絆「仮契約パクティーオーをすれば良いのでは?」

3人「えっ?」

絆「仮契約をすると力の制御は契約相手によって抑える事が出来ます!仮に解放されたとしても、従者として力を発揮するため悪いようには成らないでしょう!」

有「でも、そうなると僕は真鍋さんとキスすることに成るんですよね?そんな真鍋さんの初めてを奪うなんて!」

朝子「いや、多分真鍋はあんたの事相手にして無いと思うわ!だから、失敗するんじゃない?」

瞳「いや、従者になるならどこでも良い!わざわざ唇じゃなく、頬でもオデコでもいいからキスさせれば契約になる!そうすれば、彼女の吸血鬼化はマスターである先生によって制御することにるわ!」

朝子「だとしても、まずはあれを止めないと話しになら無いわよ!」

有「そうですよね、博士さんも生身ですし・・・」

瞳「そうだ!今仮契約すれば良いのよ!」

朝子「今?誰が?」

瞳「岡さんが!」

朝子「私が!誰と?」

瞳「先生と!」

2人「ええっ!!!!!!」

朝子「何で、こんなガキンチョと!」

有「そうですよ!教師と生徒がそんなことしてはいけないってお姉ちゃんが!」

瞳「この世界を救うためよ!大丈夫、2人なら大丈夫な筈よ!さあ、早く!」

朝子「じゃあ、行くわよ!」

ピカーン!

朝子「博士!失敗したんですけど!」

瞳「岡さんがオデコにするから!気持ちが一致しないと仮契約出来ないって言ったでしょ!」

朝子「もう!」

チュッ←唇

有「えっ?」

仮契約!←金のカード排出

有「朝子さん、僕の事?」

朝子「か、勘違いしないでよね!あんたがほっとけないだけなんだから!」

絵里「見つけたぞ!」

朝子「博士!どうすれば?」

瞳「アデアットって唱えて!」

朝子「アデアット!」

ハリセン召喚

朝子「何よこれは!」

パシン!

絵里「ううっ!」

瞳「岡さんそのまま抑えて!」

朝子「えっ?大丈夫なの?」

絵里「うっ、なぜだ?力が入らない!」

朝子「なんか可哀想に思えてきた」

瞳「あっ、離してしまったら・・・」

絵里「ウオオオオ!我が下僕達よ!コイツらを始末しろ!」

朝子「ええっ!!!!!!」

瞳「だから、言ったのに!」

有「ああ、歩さん達が!」

歩「フフフ、先生遊ぼうよ!」

流「どうして逃げるの?」

小「あっ、朝子もおる!」

午希「まとめてやっちゃおう!」

朝子「もう!鬱陶しいわね!」

パン!パン!パン!パン!

歩「あっ!」

流「うっ!」

小「ぶぅ!」

午希「わあ!」

絵里「こら、お前ら!しっかりせー!」

絆「ここは私が!」

朝子「えっ?皆大丈夫なの?」

瞳「多分気絶しただけです、そして洗脳も解けてます」

有「良かったって、わあ!」←目を隠す

瞳「多分入浴中に狙われたんでしょう」

朝子「タオルか何か!」

絵里「岡朝子・・・」

絆「カラーズチェンジ!」

絵里「何の真似だ!」

ボンズ「あなたの正気を戻すためです!」

絵里「お前も私の邪魔を・・・」

ボンズ「私もかつては悪い者の言いなりでした!ですからあなたの正気を失ってる姿の状態がいかに分かります!」

絵里「何が分かるって?」

ボンズ「目を覚ましなさい絵里!あなたは本当は優しい女の子の筈よ!」

絵里「黙れ!黙れ、黙れ、黙れ!」

朝子「いい加減にしなさいよ!」パン!

絵里「うわあ!」

絆「あっそっちは!」

朝子「何?」

絆「そのまま落ちると川です!後絵里は泳げません!」

有「僕が!」

絵里「なんだ?私は吸血鬼だぞ・・・、あれこの意識は?」

瞳「先生!これに捕まって!」

有「はい!」 

絆「せーの!」

有「わあ!」

絆「よっと!」←片手1本で2人をキャッチ

絵里「何の真似だ!」

瞳「朝子さん力であなたの力は弱まっています!今がチャンスです!先生と仮契約してください!」

絵里「誰が!」

絆「今、誰かと仮契約しないとあなたはまた1人ですよ!また、あの姿で周りから嫌われますよ!それで良いのですか?」

回想
男児A「この化け物!」

男児B「お前みたいな怪物なんて死ね!」

絵里「なんだと!」


絵里の母「あんたみたいな子産まなきゃ良かった!」

絵里の父「お前みたいな奴いるか!」

回想終わり

絆「今、この子と仮契約すればこの子の力となりいずれはあなたもヒーローの1人です!一生悪い吸血鬼で終わるのなら私はあなたを見捨てます!良い吸血鬼になるのなら私もサポートします!さあ2つに1つです!」

絵里「コイツと契約すれば吸血鬼の力を抑えれるのか?」

瞳「少なくとも、満月の時にいきなり吸血鬼に変貌することはありません!」

絵里「分かったよ、どこでも良いんだよな?」

瞳「あなたの正直な気持ちで!」

絵里「おい、顔を貸せ!」

有「はい!」

絵里・ペロッ!←血を舐める

仮契約!←銀のカード排出

絵里「こんな形でも仮契約か!まあ、満月の時にいきなり吸血鬼に成らないようにしてくれるってとこは恩だな、協力してやるよ!」

有「ありがとうございます!」

瞳「あっ、そうだ!先生!ついでに私も!一応!」

朝子「間接キスってどうやるのよ!」

瞳「手っ取り早い方法としては・・・」←指を有の口元に付ける

仮契約!←銅のカード排出

朝子「成る程!」

瞳「これで何か遭ったとき私も助けます!」

有「ありがとうございます博士さん!」

朝子「ふーん、いきなり3枚ね・・・」

絵里「なんだ?いきなり嫉妬か?」

朝子「違うわよ!」

こうして有は金・銀・銅のカードを1枚ずつ手に入れた


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