二次創作小説(新・総合)
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- 少年教師有!
- 日時: 2024/10/16 18:51
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
いくちゃんです!
ナンバーズ更なるスピンオフ作品!
このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します!
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子
2番・影主人公・石井悠馬
3番・サブ主人公・石田陽斗
4番・人気ヒロイン・岩村江子
5番・助太刀ヒロイン・岩村小
6番・影ヒロイン・氏家流
7番・メインヒロイン・大西楓
8番・正ヒロイン・岡朝子
9番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)
- Re: 少年教師有! ( No.29 )
- 日時: 2022/12/17 23:54
- 名前: いくちゃん (ID: q1JDM65v)
出席番号28番・お散歩愛好会
ある土曜日
心乃枝「有君!」
朝子「おーい、有!
はあー、タクどこ行ったのよ?今日は部活見学したいって言ってたのに・・・」
心乃枝「うちの学校広いしな!迷子成ったんちゃう?」
朝子「仕方無いわね、ここは別の先生に頼みますか!」
一方その頃
有「わあ、この学校広いな!それより朝子さんと約束した待ち合わせ場所はどこだろ?全然見当たらない」
ピーンポーンパーンポーン
放送「迷子のご案内です!中等部2年Dクラス英語科担当の岡田有君!岡田有君!お母さんがお待ちです!至急職員室まで!」
ズコーン!
有「僕、先生なのに!」
莉桜「先生迷子なの?」
陽斗「ママとはぐれたんでちゅか?」
有「違います!」
職員室
栞「あっ、来た来た!」
香「広いから迷った?」
有「朝子さん酷いですよ!」
朝子「ごめん、ごめん!」
有「お母さんまで巻き込んで!」
心乃枝「でも、事実やん!」
朝子「あんたのお母さんここで待ってくれたのよ!」
有「別にお母さんと一緒に回る訳じゃありませんよ!」
栞「ちゃんと息子も見付かったし、仕事に戻るわ!」
香「私も!」
有「先生達は何しに来たんですか!?」
朝子「まずは屋上行ってみようか!」
屋上
朝子「ほら、見てみなさいよ!」
有「わあ!こんなに広いんだ!」
心乃枝「そりゃここが、理事長室や校長室、職員室や生徒会室のある本館やからね!」
朝子「学園のど真ん中にあるんだから全ての校舎を見渡せるのよ!」
有「へー!」
冷子「あそこに見えるのが、系列の矯正学校ですよ!」
有「へー、うわあ!」
冷子「何ですか?人を幽霊みたいに・・・」
朝子「相坂、いきなり声掛けたら誰だってビックリするわよ!」
冷子「失礼しました、それで矯正学校の話ですが・・・」
心乃枝「運動会、文化祭はおろか修学旅行に遠足、校外活動が一切ない夢のない場所やろ?」
冷子「私は、もう少しであの学校に行きかけました・・・」
有「でも、自分の力で戻れたじゃないですか!」
冷子「いえ、犠牲に成った真鍋さんが不潤で成りません!私に変わってあの子が・・・」
心乃枝「本当にええ子やな!」
冷子「そもそも、私が原因なんでね・・・」
朝子「そんな気を落とすなって!悪いのはあのせ・・・」
冷子「会長のせいにすると飛ばされますよ!」
朝子「ヤバ!ってか誰のせいにすれば良いのよ?」
冷子「私達ですね!結局は私達の誰かがやればこんなややこしい事には成らなかったんですよ!」
心乃枝「それもそうやな!うちらの誰かが生徒会長やってれば・・・」
恵子「何をやってるの?」
恵花「もしかして面白いこと?」
心乃枝「有君にこの景色を見せてるだけや!」
恵花「そうだ!先生、僕らと一緒にお散歩しない?」
恵子「案内するです!」
朝子「良いじゃない!私バイト疲れで寝たいのよ!コイツ部活見学したいんだって!」
有「えっ?」
恵花「僕らの作ったお散歩愛好会が、先生に色んな部活を案内するよ!」
有「お散歩愛好会?」
心乃枝「へー、そんな愛好会作ったんだ!」
恵子「渚姉が説得してくれたんだ!」
朝子「どうやって?」
回想
八期「はあ?散歩部?そんな毒にも薬にも成らない部活認めるか!部費の無駄だ!」
恵花「自然を触れあったり、公園で遊んだり・・・」
恵子「お爺ちゃん・お婆ちゃんとかと触れあったり!」
八期「保育園児か!」
渚「まあまあ、部としては認めてもらえないか・・・」
八期「当たり前だ!まず、散歩が将来の何に役立つんだよ!そんなもん趣味だろ!ってか、趣味でも学生がやることではない!」
渚「では、こう言うのはどうでござるか?
とある元野球選手が考案したビンゴカード!」
八期「ああ、テレビで言ってたな!」
渚「そのビンゴを持って散歩をする!」
八期「それで?」
渚「自然にある虫や植物の名前をビンゴに入れることで覚えていく、そんな活動でどうでござるか?」
八期「成る程・・・」
渚「それに、植物や虫にも沢山の種類がある!難易度を上げて単体の物にすれば、植物か昆虫博士とかに成れないか?」
八期「確かにそうでなくても、図鑑を作る人とか・・・」
渚「後、必要なら学校案内もするでござるよ!この学校広いでござるし、観光案内係なんて夢も出来ないことはないでござるよね?」
八期「それ良いな!そうすれば、生徒会の負担も減るし、文化祭の時のパンフレットが足りなくなっても散歩愛好会に任せれば・・・、よし!その活動、愛好会として採用!」
回想終わり
朝子「あいつバカなのに、そういう説得は上手いのね・・・」
恵花「と言うわけで先生お借りします!」
心乃枝「行ってらっしゃい!」
グラウンド
有「わあ!」
恵花「家は敷地が広いから、野球グラウンドとサッカーグラウンドが2つずつあるんだよ!」
恵子「これで、男子も女子も分かれて練習出来るんです!」
有「おお!」
第一体育館
有「うわあ、広いな!」
恵花「そりゃ、全校集会で何万人の生徒が入るんだから広くないと!」
恵子「そのお陰で、屋内球技部がこんなに分かれて練習出来るんです!」
第二体育館
恵子「ここは第二体育館、主にパフォーマンスを披露する部活が使ってるです!」
歩「あっ、有君だ!」
部員達「えっ?これが噂の子供先生?可愛い!」
有「わあ!誰か助けて!」←もみくちゃ
零「コラー!うちの弟に何やってるの!」
有「零姉?」
八期「おっ、有!何やってんだ?」
有「八期お兄さん!」
恵花「あそこは先生にお薦め!アイドル研究部!」
有「何がお薦め何ですか?」
恵花「唯一、この部活だけ絶対命令を使ってるの!だから、リーダーになればあんなことやこんなことし放題!」
恵子「お姉ちゃん、止めるです!」
恵花「ええ?良いじゃん!先生可愛い!」
恵子「いえ、後ろ!」
恵花「えっ?」
零「私の弟に変なこと吹き込むな!」
八期「そんな事するか!バーカ!合ったらとっくにこの部活解散だって!」
杏「えっ?子供!可愛い!」
明「めっちゃ可愛いじゃん!何年生?」
愛「私の弟にしたい!」
零「有は私達の弟なんだから!誰にもあげないよ!」
有「皆さんも、アイドル研究部の人ですか?」
奈々「いいえ、私達はアイドル研究部の傘下、スクールアイドル同好会です!」
有「どう違うんですか?」
八期「部が主にグループ活動をやってて・・・」
杏「同好会はソロ活動を主にやってるの!」
有「へー、何で分かれてるんですか?」
恵梨香「だって、研究部は絶対命令だもん!自分の意見採用してくれる可能性低いから・・・」
八期「逃げたんだよ!」
恵梨香「何ですか!その言い方!」
愛「事実だと思う」
有「何でこの人は顔を隠してるの?」
八期「彼女なりの理由があるんだ!世の中には自分の顔に自信を持ってない人もいるんだよ!」
有「へー・・・」
八期「ただ、素顔はマジで可愛い!」
有「見たことあるの?」
八期「ああ!勿論!」
有「どれくらい可愛いの?」
八期「このお姉さんの1京倍可愛い!」←恵梨香を指して
有「想像つかない!」
恵梨香「何で、エリリンと比較するんですか?後愛子の方がエリリンの1京倍可愛いってどういう事ですか!」
明「ドンマイ、エリンギ!」
恵梨香「エリリンです!」
楓「あっ、先生じゃん!何?覗き?よっと!」←チアリーディング部
ヒラッ
楓「プー!赤くなってる!」
有「いきなりパンツ見せる人がありますか!」
楓「残念!これは見えても大丈夫なやつだから!何?本物の方が良かった?」
零「大西さん!うちの弟をからかわない!」
屋内プール
恵花「ここが屋内プール!競泳部とシンクロ部と水球部、後、泳ぎが苦手な人が練習するための水泳訓練愛好会が主だよ!」
有(当たり前だけど、皆水着・・・)
流「あっ、先生じゃない!」
小「来てくれたんだ!」
部員A「これが噂の子供先生?」
部員B「ちゃんと授業出来るの?」
小「出来るよ!」
部員C「ねぇ、うちに頂戴!」
有・プシュー!
恵花「あっ、後先生期待の更衣室覗いていく?」
有・パタン
こん!
流「小学生には刺激が強すぎなのよ!」
恵花「すみませんでした・・・」←流に殴られた
しばらくして
小「大丈夫?」
有「わあ!僕は決して何も!何も見てません!」
小「慌てすぎだよ!」
流「君が興味本位で見てないことは皆分かってるから!」
有「氏家さん・・・」
流「それよりも、小に感謝するのね!倒れてた先生をすぐさま介抱してたんだから!」
有「小さんすみません!」
小「気にしてないよ!体調が優れないならまだ横に成った方が良いよ!」
恵花「そうすれば、小の生足を堪能出来ますからね!」
ゴチン!
流「小学生をからわかわない!まだ懲りてないわね!」
恵花「ふえーん、冗談だよ!」
次の日
有「また、案内ですか?そもそも部活やってるんですか?」
恵花「部活してるのは一部だけど、今日は昨日のお詫びにご馳走してあげます!」
有「ご馳走?!行きます!」
カフェテリア
有「あれ?あの人達って?」
恵花「ここのカフェテリアは料理部のメニューが中心のレストランなの!だから、値段も500円以内だからリーズナブル!」
恵子「部員1人に付き、1品は売るので、料理修行には持ってこいなのです!」
有「へー!」
恵花「それで、先生に食べてもらうのは・・・」
焼き菓子同好会「いらっしゃいませ!」
有「えっ?」
林檎「あら、可愛いお客さん!」
桃子「本当だ!何にする?」
蜜柑「ちなみにお勧めはスクールアイドル同好会のメンバーをプリントしたクッキーだよ!」
林檎「特に愛がお勧め!あの顔を見ると庇護欲が出てさ・・・、守ってあげたくなるんだよね!」
蜜柑「それじゃ、食べにくいでしょ!明先輩なんてどう?あの生徒会長が認めた完璧超人!食べたらあなたも完璧超人に成れるかも!?」
桃子「むしろイメージダウンだよ!それで成れなかったら、先輩に失礼!それより、杏ちゃんはどうかな?コツコツ系で努力家!あなたも杏ちゃんのように一歩一歩歩いていこう!」
八期「美味しそうだけど、食べにくい!」
愛「本当だ!可愛い!」
杏「だけど、自分で自分を食べるのは・・・」
明「3人ともありがとうね!」
3人「ぜひ、食べて!(あの子はどこへ?)」
一方
恵子「食べないのですか?」
有「完成度高くて、食べにくいです!」←パフェを食べてる
恵子「それに小さいしね!腹持ちしないし!ほら、先生あーん!」
恵花「おお、おお、うちの妹の世話に成ってる!」
有「い、良いですよ!」
恵花「そうだ!最後に取って置きの場所に行こう!」
有「えっ?」
大きな木の下
有「あっ、この木って・・・」
恵花「うちの学校では新入生と転校生以外は知らないとは言わせないくらい有名な木です!」
有「へー!」
恵子「それにこの木はとある言い伝えがあるんです!」
有「それって?」
恵子「この木の下で告白するとその恋が実るんです!しかも誰で合っても!」
有「それって?」
恵花「男同士でも、女同士でもってことだよ!」
有「ええっ!!!!そうなんですか?怖いですね!」
恵花「後、もう1つ言い伝えがあるよ!」
有「何ですか?」
チュッ!←2人同時に頬にキス
パクテイオー!
2人「えっ?」
有「あっ!」
恵花「何これ?」
恵子「私達です!」
有「ええっと・・・」
恵花「なんか先生のパートナーに成った気分!」
恵子「先生何か合ったら、助けるからね!今日はありがとう!」
有「あの、もう1つの言い伝えとは?」
恵花「この木の下でキスをした2人は必ず結ばれるって事だよ!」
有「ええっ!!!!そんな!(どうしよう?)」
恵子「嘘ですよ!」
有「えっ?」
恵子「唇を交わしてないと結婚まで行きません!だから、私達とは結婚出来ないから!」
有「ホッ!」
恵花「何?僕らが彼女だと嫌だった?」
有「いえ・・・」
恵花「それじゃ先生さようなら!」
恵子(とはいえ、さっきのも嘘です!唇を交わすのは本当ですが、この木の下ではないのです!)
部屋に戻り
有「ただいま」
心乃枝「お帰り」
朝子「楽しめた?」
有「まあ、ボチボチ・・・」
心乃枝「ん?何このガード!」
有「あっ!」
朝子「あんた!どこで女をたぶらかしてきたの?」
有「違うんです!」
この後誤魔化すのに一晩掛かったとか!
- Re: 少年教師有! ( No.30 )
- 日時: 2023/01/03 18:39
- 名前: いくちゃん (ID: iPZN8Dy0)
出席番号29番・期末テスト対決・・・①
理「有も一応先生らしく出来てるんじゃない?」
鶴「はい!流石我が弟!」
零「いや、逆に遊ばれてるでしょ!まあ、ああだこうだで教員に成ってるけど・・・」
香「まだまだよ!どう見てもあの子は未熟!」
鶴「厳しいですね・・・」
零「まあ、香先生と比べたら天と地の差でしょ!有が1ならレベル100までとすると香先生200だからね!」
鶴「自分で100までって言ってるのに?」
零「いや、マジで追い付けないよ!香先生の優しさは授業だけじゃないからね!」
香「そう言ってくれてありがとう零!」
零「そりゃ、香先生は私の憧れですから!」
理「まあ、3年前から周りの先生から注目の的だけどね!勿論、教師の力量の話だけど!」
廊下
有「なんか、皆さんピリピリしてますね!」
莉桜「そりゃ、もうすぐ期末テストだもの!」
燕「それにテスト一週間前ですから!」
有「ふーん、ってそれはうちもじゃないですか!」
陽斗「大丈夫、大丈夫!別に俺らすごい奴ら居るからクラス別でも平均点中間辺りだし・・・」
小「赤点メンバーなんて限られた人だけかつ、別にテストの点数で負けたからって悔しくも無ければ、矯正学校みたいな補習校舎とか無いしね!」
楓「そうそう、この学校が落とすのは成績不振ではなく、人をいじめる素行不良の生徒だけだから!」
零「ああら、そんな余裕ぶっこいてても良いのかな?」
悠真「その声は岡田!」
有「零姉?」
零「私知ってるのよ!Dクラスには成績トップと成績最下位が共に居るって!」
有「それがどうかしたの?」
零「なぜ?成績トップがいるのに、Dクラスは私達に1度も平均点勝ったこと無いのかしら?不思議ね!」
朝子「そもそもやる内容違うじゃない!」
零「だとしてもよ!私達の方が難しい筈なのに、あなた達の方がクラス平均低いのはおかしくないかしら?バカを背負っているから私達に勝てないのよ!」
有「何が言いたいの?」
零「今度の期末テストは私達があんたらに余裕で勝ちそうね!」
有「やってみなきゃ分からないじゃん!」
零「(フフフ、食い付いた!本当はこんな役やりたくないけど、個人的に勝負はしてみたいのよね!)なら、B対Dでテスト対決してみる?」
有「良いよ!受けてたつ!」
朝子「ちょっと有!」
悠真「先生!そんなの受けたら・・・」
零「まあ、余裕だからハンデあげる!全体平均点じゃなくて、各教科の平均点勝負ね!」
悠真「それなら、まだ行けるかも!」
朝子「いや、待ちなさいよ!私は嫌よ!」
有「その勝負受けて立つ!」
零「じゃあ負けたら、取った全ての図書カードを相手クラスに渡すこと!これでどう?」
有「良いよ!」
悠真(図書カードは一部の生徒にとっては死活問題だからな・・・)
有「という訳で、Bクラスとテストの平均点で勝負することに成りました!」
Dクラス「ええっ!!!!」
有「ほとんど嫌そうな声ですね・・・」
千桜「当たり前だ!BクラスはAクラスといつもトップを争う成績優秀クラスだ!」
朝子「そんなのに勝てるわけ無いでしょ!」
有「いや、勝ちましょうよ!負けっぱなしで良いんですか?」
流「そりゃ、勝ちたいことは勝ちたいけど・・・」
陽斗「BもBで、すごい奴ら沢山居るんだぞ!生徒会長が認めた逸材完道明とか、イメージ通りの優等生夢原杏、アンドロイドの桜咲理珠、元飛び級生の岡田零、生徒会長でさへも理数系に至ってはそこそこ取るし・・・」
有「取り敢えず、この自習時間は班に成って教えあって下さい!その間僕は皆さんの能力を調べておきます!」
クラス名簿を見る有
有「まず、うちの成績上位5人は・・・
オール満点の石井君
2位が平均95点台の博士さん、
3位が宮里さん、
4位が委員長さん、
5位が氏家さん
いずれも平均90点以上ですね!
相手のBクラスは・・・
あれ?※印に平均点は飛び級再登校生徒は除くって書いてある!ってことは真鍋さんと零姉は数に入らないのか!それよりも完道さんヤバい!平均98点って!
しかも、それ以下の上位も97点台なんて反則だよ!」
陽斗「ああ、もうつまんねー!」
流「石田、ちゃんと勉強しなさいよ!」
朝子「何もかも分からない!」
心乃枝「本当に朝子は勉強苦手やな!ここ違うで!」
歩「ああん、テスト1週間前は何で部活無いの?体が鈍る!」
小「弱音吐いとらんと頑張ろう!」
渚「うーむ、分からん!」
恵花「渚姉は運動神経は良いのに、どうして勉強は苦手なの?」
恵子「いつもとは立場が逆なのです!」
春奈「江子、もっと真面目にやろう?」
江子「私は勉強が嫌いなだけです!ですが、そんなことせずとも赤点回避なんて余裕です!」
刹那「なら普通に勉強しよう!」
詠春「分からないある、分からないある!」
燕「順序だててやれば出来るよ!全く!」
有「やっぱり、ワースト5は
下から
岩村江子さん
長野渚さん
久永春さん
佐々木歩さん
岡朝子さんですね・・・」
放課後
江子「お馬鹿5、5人集まって居残りですか・・・」
朝子「誰が『お馬鹿5』よ!」
心乃枝「うちらもおるで!」
春奈「ってか、江子は真面目にやればちゃんと出来るのに・・・」
江子「勉強は嫌いです!」
有「取り敢えず、英語の基本文型だけでもやりましょう!テストに出しますし、1問付き2点の問題です!しかも、この文型の中に他の問題点の答えが合ったり無かったり・・・」
心乃枝「めっちゃサービスしてくれるじゃん!」
有「取り敢えず、書いて書いて覚えて行きましょう!」
2時間後
グテー!
有「誰一人半分どころか1問もまともに書けてない!いや、江子さんだけしか全問正解してない!」
朝子「江子?あんた本当にバカなの?」
江子「私はやれば出来るのです!普段はただやらないだけです!」
朝子「何よそれ!」
香「有!もう帰らないと最終下校時刻過ぎたら閉じ込められるわよ!」
有「皆さん、この続きは寮でやりましょう!」
4人「え~っ!!!!」
学生寮
歩「ああ、もう!」
朝子「石井とか、倉木先輩とかいつ勉強してるの?私と同じバイトしてるよね?ねえ?」
渚「器用か、不器用かの違いでござる」
歩「もっと、簡単に楽して頭良くなる方法無いかな?」
朝子「そんなのあるわけ無いでしょ!」
江子「無いわけではありませんよ!」
お馬鹿5「えっ?」
江子「実は、うちの図書館に秘密の地下倉庫と言うものが存在し、その中に秘伝の『読むだけで頭の良くなる本』と言うものが・・・」
お馬鹿5「ええっ!!!!何それ?」
江子「行ってみますか?」
お馬鹿5「行きたい!」
- Re: 少年教師有! ( No.31 )
- 日時: 2022/12/21 21:57
- 名前: いくちゃん (ID: q1JDM65v)
出世番号30番・期末テスト対決・・・②
テスト前最後の金曜日の夜
有「ふわあ、眠い!」
江子「仕方ありません、午後9時ですもの!」
春奈「ってか、本当に行くの?」
刹那「江子、大丈夫?」
江子「これ以上Bクラスにバカにされるのは嫌です!」
歩「でも、私達がバカなのは周知の事実だし・・・」
永春「それに掛けたのは、図書カードあるよ!合っても無くても言いある!」
朝子「そうよね・・・」
江子「あら、図書カードは貯めれば教科書台に使えるので、特にお金に困ってる朝子さんにはうってつけのものではありませんか?」
朝子「ううっ・・・、死活問題的には少し欲しいわね・・・」
歩「そう言えば、私がバカだったから後1点とか2点あれば班では勝ってたのに!ってことが何回かあったんだよね・・・」
渚「まあ、そもそもは自身で満点を取れば必ず貰えるので、いじめとかはないでござるがな!」
心乃枝「図書カード欲しかったら自分で勉強して100点取ることやな!」
朝子「いつも、何かしら満点取るから心乃枝は貰えるのよ!」
江子「それでは皆さん覚悟は良いですか?」
6人「オー!」
有(僕は何でも連れてこられたのだろう?)
江子「では行きます!」
春奈・刹那「行ってらっしゃい!」←連絡担当
地下階段
江子「この地下には今までの沢山の本があります!」
有「どんな本ですか?」
江子「貴重な本や最古の本、中には如何わしい本や同人誌など、ありとあらゆる本を詰め込んだいわゆる地下の書庫です!」
有「うわあ!面白そうな本が!あっ、これって八期兄さんが薦めてくれた・・・」
江子「あっ、先生!」
ビュン!
スッ!
有「わあ!危なかった!ありがとうございます長野さん・・・」
渚「これくらい大したことないでござる」
江子「窃盗を防ぐために罠が仕掛けられてます!」
歩「ってそれ本物じゃん!死んじゃうよ!」
朝子「うちの学校は地下になんてもん作ってるのよ!」
江子「こちら江子、地下3階に到着!」
春奈「了解、頑張ってね!」
江子「了解」
有「ところで皆さん何でここに?」
歩「あっ、言ってなかったね!実はこの図書館に読むだけで頭が良くなる本があるの!」
有「ええっ!!!!何ですかそれは?!ってか良いんですか?」
朝子「良いじゃん、良いじゃん!これでBクラスの鼻をへし折ってやるんだから!」
有「そんなんでへし折っても、全然カッコ良くありませんよ!」
歩「まあ、そんな固いこと言わないで!」
永春「ここまで来たら後には引けないある!」
渚「むしろ、その本を一目見てみたいでござるな!」
朝子「取り敢えず、明日も明後日も休みだし、迷っても大丈夫そうでしょ!ゆっくり探すわよ!」
有(その時間でテスト勉強した方が・・・)
心乃枝「ああなったら、あの5人は止まらんからな・・・」
江子「足元気を付けて下さい!」
歩「えっ?」
バタン←床が底抜け
歩「うわあ!」
有「佐々木さん!」
歩「よっと!」←リボンでぶら下がる
有「良かった、そのリボン凄いですね!」
歩「うん、これで軽いものなら何でも掴めるよ!ミリ単位で小さいものとかは無理だけど・・・」
カチッ
有「ん?」
ガタン!
有「うわあ!本の雪崩だ!」
永春「アチョー!」
渚・サッサッサッ・・・・←本を1冊1冊キャッチ
有「皆さん、本当に凄いですね!」
永春「あたしら頭バカだけど・・・」
歩「体力だけは自慢だからね!」
有(変わった人達だなあ!)
歩「有君この先大丈夫?小さいし・・・」
朝子「確かに、コイツに何か合ったらお姉さんに何言われるか・・・」
渚「有坊主は私達の後に続けさせれば大丈夫でござる」
朝子「何の根拠があるのよ!」
渚「元々、飲み込みは早いでござるから、拙者達が手本を見せればすぐ覚えるでござる!」
永春「そうあるか?私が教えた時は全然だったあるよ!」
渚「あれは久の教え方が下手なだけでござる!」
永春「何である?!」
刹那「こちら地上班!そこで休めるところがあるので、休んで下さい!」
渚「オー!」
永春「待ってたあるよ!」
有「朝子さん、朝子さん!」
朝子「何?」
有「なんだか、僕ら以外の気配がするんです?」
朝子「まさか、何か居るの?」
有「分かりませんが、仮に戦うことに成った時は、あのカード!」
朝子「あっ、これね!」
有「必要な時は僕が更なるパワーを入れますのでご協力を!」
朝子「それもそうね!」
歩「さっきから2人で何話してるの?」
心乃枝「朝子子供嫌いって言ってなかった?」
朝子「別に大したことじゃないわよ!」
心乃枝「朝子はいつも有君と一緒に寝てるもんな!」
歩「えー!良いなあ!」
朝子「あれはコイツが勝手に入って来るだけで、本来なら代わって欲しいわよ!」
心乃枝「有君、朝子って有君のお姉ちゃんに似てるんやろ?」
有「はい!朝子さんは匂いもお姉ちゃんに似てて・・・」
ガモッ!←有の口にサンドイッチを詰め込む
朝子「本当にガキなんだから!」
その後も進み
高い本棚
朝子「本当にここ図書館?」
心乃枝「本あるやん!」
朝子「誰が読むのよ!そしてどうやって取るのよ!」
湖
有「冷たい!」
朝子「何で?湖があるのよ!」
歩「下着ビショビショ」
棚降り
有「高いところ怖い!」
歩「こんなの死んじゃうよ!」
狭い道
朝子「あーん、もういや!江子ちゃんまだなの?」
江子「もうすぐそこです!」
コンコン
江子「さあ、着きました!ここは高等部も大学部も入ったことがない場所です!ここに目的の本があります!」
パカッ!
朝子「あっ!」
永春「どうしたある?」
朝子「皆、あれじゃない!」
渚「おおっ!まさしくそれでござるな!」
歩「よし、取るぞ!」
有「皆さん待ってください!」
心乃枝「そうや!そんな不思議なものが簡単に手に入る筈が・・・」
ガコン!←道が底抜け
全員「わあ!」
江子「やっぱり罠だったようです!」
ピカン!
全員「えっ?」
?「我は本の番人!」
永春「石像が喋ったある!」
有(どこかで聞いたような?)
番人「この本が欲しければ私の問題に20問連続で正解すれば渡そう!」
全員「20問連続?」
番人「第1問・rightの訳は?」
永春「rightを訳せあるか?」
有「皆、落ち着いて、rightの訳をツイスターゲームの方式で答えれば石像も言うことを聞いてくれる筈です!兎に角やってみましょう!」
歩「でも、分かんないよ!」
心乃枝「基本やん!答え言うてるようなもんやで!」
番人「教えるのも禁止だぞ!」
有「皆さん、野球とかは・・・」
朝子「はい!右よ!」
歩「でも、濁点が!」
有「あっ!ここにありました!」
番人(本来は光だが、OKにしよう)
有「僕、ツイスターゲーム初めてでルールよく分からないんですけど・・・」
全員「ええっ!!!!」
渚「有坊主は兎に角濁点と半濁点担当でござる!」
取り敢えず進んで・・・
番人「それでは最後の問題だ!」
朝子「きついよ!」
江子「後1問で本が手に入るです!」
番人「girlを訳すと・・・」
朝子「簡単よ!これはお、・・・」
歩「ん、・・・」
朝子・歩「ち!」
全員「あっ!」
番人「不正解だ!」
ドゴーン!
全員「うわあ!」
- Re: 少年教師有! ( No.32 )
- 日時: 2022/12/31 15:00
- 名前: いくちゃん (ID: iPZN8Dy0)
春奈「皆、どうしたの?!」
刹那「返事をしてください!」
プチッ!←通信が切れた
春奈「あわわわわ!どうしよう?」
刹那「誰かに連絡を!ってこんな夜中だから皆寝てる!」
春奈「起きてたとしても何て言えば良いのよ!」
刹那「確かに・・・」
出席番号31番・期末テスト対決・・・③
目を覚ます一同
有「ん?ここは?」
朝子「何ここ?」
心乃枝「有君、朝子!」
江子「皆さん、気が付きましたか?」
永春「私ら天国でも来たあるか?」
歩「嫌だよ!まだ死にたくないよ!」
朝子「いや、天国来てたらもう死んでるわよ!」
江子「ここはもしかして?」
心乃枝「江子知ってるの?」
江子「噂でしか耳にしてませんでしたが、ここは『地底図書館』です!」
全員「地底図書館?」
江子「本を愛する、本好きにとってはまさに楽園!夢のような場所です!」
朝子「そんなことより来週のテストどうするの?」
歩「まず、帰れるの?」
江子「春奈と刹那が助けに来てくれれば良いのですが・・・」
有「ええっと、時計を見たら今は土曜日の7時ですね!それまで勉強しませんか?」
朝子「こんな時に!って言ってもやることと言ったらそれくらいしかないわよね!」
心乃枝「やってて損は無いよ!」
歩「皆、ごめんね、私(と朝子)のせいでこんなことになって・・・」
有「そんなこと無いですよ!それに勉強環境には困りませんし、ほら!この解説僕の説明より分かりやすいですよ!」
渚「そうでござるな!」
永春「これを覚えておけば10点くらいアップ出来るかも!」
有「こんな詳しい解説があれば魔法の本なんて要りませんよ!」
心乃枝「確かにそうやな!出口なんて1日見付けられなくたって大丈夫や!」
グー!
歩「でも、その前に・・・」
永春「食材探しある!」
渚「腹が減っては戦は出来ぬでござる!」
一方の地上
部子「2年Bクラスと図書カードを掛けてテスト対決?」
恵花「有先生がお姉さんとそんな賭けをしてたよ!買った方が相手の図書カード総取り!」
千桜「面白くないな!やるならもっと大きいもん賭けろや!」
部子「何を言うのですか!2年BクラスはAクラスとトップ争いをする優秀クラス!しかもあの生徒会長には、潔癖症1つで本校舎を追い出されたと言う理不尽な理由で追い出されたトラウマがあります!是非とも勝ってあの生徒会長の鼻をへし折って・・・」
零「あれはあなたの言い方よ!」
悠真「岡田!」
零「別に賭け事なんかやりたくないけど、刺激し合った方がそっちのために成ると思ってね!まあ、負けるつもり無いから勝負挑んだんだけどね!」
部子「キー!言いたい放題ですわね!」
零「悔しかったら、全員で私達の点数越えてみなさいよ!まあ、ワースト5居る時点で無理だけどね!」
部子「絶対負けませんわよ!」
零「まあ、どっちにしても私には関係無いし!」
陽斗「どういう事だよ?」
理珠「私と零さんと絵里さんのの点数は数に入りません!私はアンドロイド零さんと絵里さんは飛び級生徒、比較対象に成らないから!」
流「成る程、それじゃ敵は明さんや杏ちゃんに絞られるわね!」
小「それでも怖いよ!勝てるかな?」
零「まあ、うちの会長も、勝負に関係無く勉強はさせてるから負けたくもなければ、負けたとしても、狙いたい点数は逃したくないだろうしね!」
陽斗「あいつだけには負けたくない!」
零「それじゃ、健闘を祈ってるわよ!」
午希「あれ?そう言えば朝子達が見えへんけど?」
愛「お嬢様も見てませんね!」
春奈「大変!」
刹那「有先生とお馬鹿5が行方不明に!」
Dクラス「ええっ!!!!(あっ、終わった!)」
一方
有「はい、これ分かる人?」
歩「はい!」
有「はい!佐々木さん!」
歩「16です」
有「正解です」
永春「凄いある!」
休憩中
歩「でも、凄いよね!こんな地下なのに都合良く全教科(副教科含む)のテキストあったり、トイレにキッチン食材付きで・・・」
永春「至れり尽くせりあるね!」
心乃枝「本に囲まれて快適で本当に楽園やわ!」
江子「私は一生ここでも良いです!」
歩「コラー!江子も勉強しなよ!」
有「江子さん!後で良いですか?」
江子「はい?」
歩「ねえ、あっちにお風呂合ったよ!」
永春「マジあるか!」
渚「拙者も行くでござる!」
とある場所
江子「先生、私に何の用ですか?」
有「前から気になってたんです!」
江子「まさか、先生は私を誘惑するつもりですか?」
有「いえ、そういう訳では・・・」
江子「冗談です!それで何を?」
有「江子さんは何で頭が良いはずなのに、勉強が嫌いなんですか?授業中も集中して、ノートも丁寧に僕以上に分かりやすいのに、なぜテストは?」
江子「・・・」
有「何か理由があるんじゃないですか?何か悩みがあるなら先生である僕に・・・」
江子「あなたが説得出来るとは思えません!」
有「えっ?」
江子「いえ、今のあなたを両親に見せれば笑い者だって事です!」
有「ご両親に原因があるのですか?」
江子「はい!私の両親はとても厳しくて・・・」
有「どんな感じですか?」
江子「私の父と母は教師をしていました」
有「はい」
江子「ですが、私がどれだけ頑張っても、あの親達は100点以外は0点も同じと言って、100点以外は受け付けてくれなかったのです!」
有「そんな!」
江子「勿論、必死で勉強して喜ばせようと頑張りましたが、どれも80から90は取ってるのに、誉められないのです!」
有「江子さん・・・」
江子「それ以降私は勉強が嫌に成りました!ですが、バカと思われるのは人として嫌だったのです!」
有「それって?」
江子「言わば、心のサインです!私は勉強はしてもテストでは点を取らないようにして、この状況を伝える、いえ、自分の異変に気付いて欲しかった、そう言えば良いでしょう!誰1人気付いて貰えませんでしたが・・・」
有「いいえ、僕が気付きました!」
江子「でも、子供の先生に頼んでも・・・」
有「理事長に頼めば良いんですよ!児童相談所でも何でも頼って、江子さんの親の価値観を変えましょう!そんな毎回100点取れる人なんて絶対に存在しません!
そんな人居たらよっぽどの天才ですよ!」
江子「そう聞くと、両親は私を天才に育てたかったのかな?私は自分のやりたいようにやりたかったのに・・・」
有「ここを出て、理事長に相談して江子さんの気持ちをご両親に伝えます!『人間の限界を考えろ』って!」
江子「そう言って下さるだけ、ありがとうございます!ですが、両親の言うことも正しいと言うか、それが理想ですから・・・」
有「江子さん!」
歩「キャアアア!」
有「えっ?」
江子「どうしたんでしょ?」
- Re: 少年教師有! ( No.35 )
- 日時: 2022/12/31 21:48
- 名前: いくちゃん (ID: iPZN8Dy0)
出席番号32番・期末テスト対決・・・④
歩「キャアアア!有君助けて!」
江子「あれは!」
有「この前の番人!きっと一緒に落ちたんだ!」
朝子「何でアイツも居るのよ!」
番人「フハハハ!ここからは出られんぞ!もう観念するのだ!そもそも出口なんて無いしな!」
全員「ええっ!!!!」
有「朝子さん、アデアットと唱えて番人に立ち向かって下さい!」←耳打ち
朝子「分かったわ!アデアット!」←小声
ハリセン召喚
有「取り敢えずお願いします!」
朝子「仕方ないわね!」
パシーン!
番人「ウウッ!何故だ?」
朝子「効いてる?」
江子「皆さん!番人の肩の所!」
渚「あれは!魔法の本!」
江子「永春さん、渚さんお願いします!」
渚「ウム!」
永春「合点承知アル!」
タアッ!←永春が番人の足を蹴る
番人(コイツら無駄に強い!)
サッ!←渚がジャンプして歩を助ける
歩「やっ!」←リボンで魔法の本をゲット
番人「あっ!待って!」
歩「皆、魔法の本は取ったよ!」
有「この人達本当に体力だけは凄い」
朝子「よし、目的の本さへ取ればこんなところ用はないわ!早く逃げるわよ!」
江子「皆さん!番人の慌て方は怪しいです!きっとどこかに地上への出口がある筈です!」
永春「この本結構重たいアル!」
心乃枝「皆、取り敢えず服や!」
朝子「ありがとう心乃枝!」
番人「出口は無い!大人しく捕まれ!」
江子「あっ!見つけました!滝の後ろに非常口ですよ!」
朝子「きっとそれよ!」
番人(何だよあるのかよ!)
歩「でも、扉に問題があるよ!」
朝子「『broke』の過去分詞は?」
歩「いきなり言われても分からないよ!」
永春「私分かるアル!broken!」
ピンポーン!
ゴゴッ!
全員「開いた!」
有「皆、早く中へ!」
歩「もしかして、この本のパワー?」
永春「持ってるだけで、頭良くなったアル!」
朝子「うわ、何これ!」
有「螺旋階段?」
心乃枝「これ登って行くん?」
10周登り
番人「待って!本を返せ!」
永春「しつこいアル!」
歩「ベー!返すものか!」
朝子「ちょっと、数学の問題点来たわよ!」
問
『たかしくんは、テストで悪い点数を取りました。
その点数は、十の位と一の位を入れ換えると36点上がります。
十の位と一の位の合計は14です。
たかし君の点数は何点でしょう?』
心乃枝「これ、連立方程式だよね?」
江子「暗算できますか?」
有「僕がやりましょうか?」
渚「これは59点でござるな!」
ゴゴッ!
朝子「開いた!正解みたい!」
有「おおっ!長野さんまで!」
その後
永春が英語
渚が数学
江子が理科
歩が国語
朝子が社会を各々正解して突破した。
有「凄いです!お馬鹿5の皆さん!」
永春「朝子と歩まで答えられるなんてこの本すごいアル!」
朝子・歩「悪かったわね!」
江子「あっ!」←転ける
有「江子さん大丈夫ですか?」
江子「階段を踏み外しました!足も挫いたようです!先生、皆さん先に行って下さい!この本さへあれば・・・」
有「だ、ダメですよ!江子さん!全員でやらないと意味がありません!そうだ!僕がおんぶします!」
江子「えっ?あっ・・・」←ちょっと恥ずかしい
ペチャッ!
歩「あらあら・・・」
朝子「あんたの体じゃ無理よ!」
渚「拙者に任せるでござる!」
江子「ありがとうです渚さん!」
有「お願いします長野さん!」
番人「待て~!(アイツら足早!いや、これが重いのか!)」
数時間後
江子「あっ!携帯の電波が入りました!地上は近いです!」
有「あっ!皆見て下さい!」
朝子「地上への直通エレベーター!」
歩「やったー!これで地上へ帰れる!」
有「皆さん、早く乗って!」
朝子「さあ、地上1階へGO!」
ブー!
全員「重量オーバー!」
心乃枝「スペース余ってるやん!根性なしのエレベーターやな!」
江子「歩さん今何キロですか?」
歩「酷いよ!だったら長野さんか朝子だって!」
朝子「皆、持ってるものとか捨てて!ほら、片足出すだけでブザーが止まるから、あとちょっとなのよ!」
心乃枝「ホンマや!」
永春「おおっ!脱ぐアル!脱いで軽くするアル!」
しかし・・・
永春「やっぱりダメアル!」
歩「かくなる上はパンツも!」
朝子「止めんかい!」
心乃枝「有君顔赤なっとるよ!」
朝子「どうせならあんたも脱ぎなさい!」
有「嫌です!」
朝子「男の癖に!」
心乃枝「あんまりいじめたんなや!」
番人「やっと追い詰めたぞ!」
全員「ギャアアア!」
有「皆さん!僕が降りるので、皆さんは先に行って下さい!」
朝子「えっ?」
有「僕が時間を稼ぎます!それにエレベーターなんて後からでも使えますし!」
有(僕が守るんだ!僕が生徒を守るんだ!)
有「さあ、来い!番人!僕が相手だ!」
番人「フッ!良い度胸だ!喰らえ!」
グイッ!
有「あっ!」
朝子「えいっ!」←魔法の本を番人に投げる
全員「ああ!」
番人「あーれー!」←本が当たってバランスを崩す
チンッ!
有「なぜ?」
朝子「怖かったのよ!」
有「えっ?」
朝子「あんたがアイツにやられて息絶えたりしたら!」
有「朝子さん・・・」
心乃枝「そやな、魔法の本よりも有君の命の方が大事や!」
歩「うん、嫌だよ!あんな状況でお別れなんて!」
永春「有坊主ともっと居たいアル!」
渚「朝子殿の気持ち分かるでござる!」
朝子「そうよ!あんたが死んだら、あんたのお姉さんになんて言われるか!」
心乃枝「あれ?そっち?」
歩「でも・・・」
永春「想像したら怖いアル!」
チーン!
全員「やっと、外に出れた!」
心乃枝「空気が美味しいわあ」
歩「ああ、眠たい!」
朝子「取り敢えず、テストに向けて頑張りましょうか!」
有「あの、皆さん・・・」
女子達「あっ!(服どうしよう?)」
次回期末テスト編完結!
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