二次創作小説(新・総合)
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- 少年教師有!
- 日時: 2024/10/16 18:51
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
いくちゃんです!
ナンバーズ更なるスピンオフ作品!
このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します!
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子
2番・影主人公・石井悠馬
3番・サブ主人公・石田陽斗
4番・人気ヒロイン・岩村江子
5番・助太刀ヒロイン・岩村小
6番・影ヒロイン・氏家流
7番・メインヒロイン・大西楓
8番・正ヒロイン・岡朝子
9番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)
- Re: 少年教師有! ( No.184 )
- 日時: 2024/08/22 23:00
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号178番・謎の暗殺者との決戦・・・④
豊「ダメだ、普通に歩く振りをするので精一杯だ!」
悠真「俺が支えますよ!」
豊「すまない、戦闘が出来る状態まで、30分で戻るかどうか?」
犬太「象をも倒すガス浴びて歩ける方がおかしいって!」
泉(14歳)「ある意味あの人も化け物だよ!」
小「うちの麻酔薬で軽減させましょうか?」
千桜「副作用は?」
小「打った瞬間から激しい運動が24時間出来ません!」
豊「残念だが、断っておこう!少ししたら回復すると思うし、君達を守るためにも動ける体でないと・・・」
一輝『ここは3階
標的の居る10階はまだまだ先だ!
いくら麻酔薬で誤魔化しても動けないと意味がない!もしかしたら高井先生が活躍出来るかもしれない場面で使い物に成れなかったらただの荷物だ!』
楓「殺しのプロって本当凄いんだね」
勇気「そうですね、命と名誉まで掛けて挑んでますから!」
江子「殺されれば終わり、ターゲットを殺っても、見付かって捕まれば終わり、何も出来なきゃそれこそ終わり!殺し屋の道はいつも危険と隣り合わせです!」
香「命張ってまでやる仕事だから、やらなくて良いわよ!先生は誰1人として殺し屋にしたいとは思ってないから!」
犬太「じゃあ、今までの訓練なんや?」
香「自分の身を守るって言うのが基本ね!殺されたらそこで終わりなんだから!まずは、自分の身を守る事からやっていかないと!敵に立ち向かうのはその後ね!」
一輝「何となく分かるような?分からないような・・・」
愛「先程の相手を見たように、ああいうタイプの殺し屋がまだ、沢山居るかもしれません!慎重に気を付けて行動しないと命はありませんよ!」
勇気「分かりました!」
ボスの部屋
ガンマン「濃厚な魚介だしに、たっぷりネギと一匙のニンニク」
ズルズル
ガンマン「うめー!」
ボス「何をやってる?」
ガンマン「ただの腹ごしらえっすよ!ラーメン好きだし、小腹も空いてましたし、腹が減っては戦ができぬっすよ!」
ボス「だが、なぜ銃を箸代わりに使ってる?」
ガンマン「俺のポリシーっすよ!それにこれこそ最高の味なんでね!」
ボス「弾入りだろ?見てるこっちがヒヤヒヤする」
ガンマン「そんなヘマはしませんよ!俺は変態的に銃が大好きでね、もう我が子のように手入れしてるんですわ!」
ボス「奇特な奴だな!他の2人もか?」
ガンマン「ええ、まあ、俺らみたいな技術を身に付け何度も仕事をしてきた連中は何かしら拘りが強いんっすよ!
例えばポイズンの毒は全て自作!
洗練された実用性に拘るあまり、研究室まで付ける始末っす」
ボス「ほう、ではあと1人のタイマンも?」
ガンマン「ええ、まあ、アイツは殺し屋の中でも少し変わってまして・・・」
5階展望廊下
全員「!!」
勇気『ちょっと、待って!あんなところに堂々と立ってるよ!』
刹那『あの雰囲気・・・』
江子『やる側の人間ですね!』
香「どうする?」
春奈「やっぱりアーティファクトに頼りましょうよ!」
愛「ここは狭すぎます!広いとそこまで気にすることはありませんが、この細さだと1人か2人で行かないと建物が壊れます!」
流「それこそ十分な大事ね」
ビシッ!
全員「!?」
タイマン「つまらぬ、足音を聞く限り『手強い』と思う奴が1人も居らぬ!
精鋭部隊出身の引率の教師も居る筈なのに!
どうやら、ポイズンの毒にやられたようだな?半ば相討ちと言ったところか?出てこい!」
ゾロゾロ・・・
キル「ぬっ!あなたの商売道具は素手ですね!」
タイマン「まさか、ターゲットのお前に見抜かれるとはな!そうさ!こう見えて意外と需要があってな、身体検査に引っ掛からないった利点がね!
近付きざまに頸椎を一捻り!その気になれば頭蓋骨だって握り潰せる!」
小「怖!」
タイマン「だが、面白いものでね、人殺しの為の力を鍛える程暗殺以外にもためしてみたくなる!
すなわち闘い!強い敵との殺し合いだ!
だが、がっかり、お目当てがこのざまではためす気も失せた!
雑魚ばかり1人で殺るのも面倒だ!ボスと仲間呼んで皆殺しだな!」
ドゴン!
犬太「誰が雑魚やと?」
糸成「フッ!速効性仲間呼ぶ辺り僕らと戦うのが怖いんだな!」
犬太「俺だってガラスや頭蓋骨の1つや2つ一握りで壊せるで!」
糸成「僕も同じく・・・」
豊「よせ!無謀だ!」
キル「待ちなさい!」
豊「何?」
キル「2人とも顎が引けています!」
愛「言われてみれば・・・」
朝子「だから何?」
キル「普段の彼らなら余裕をひけらかして顎を突き出し相手を見下す構えをしています!
ですが、今は目は真っ直ぐ油断無く正面から相手の姿を観察している!」
江子「相手を自分より格上だと認めてるんですね?」
キル「その通りそれに元々彼らは同士であり私の教え子みたいなものです!さらに加え君達にやられて敗北を味わいました!だからこそ『次は負けたくない』という気持ちがこもってるのでしょう!」
タイマン「おお、これは出来そうな奴らじゃねーか!その心意気嫌いじゃねーぜ!良いぞ!2人纏めてかかってこい!」
犬太「ヨッシャー!まずは俺が行ったるで!素手なんか俺も商売道具やからな!」
フッ!
犬太『おっと!ヤバかった!ここは手を止めてなかったら切られてた!』
タイマン「なかなかやるな!」
朝子「あんた!素手が商売道具じゃなかったの?!」
タイマン「何も俺は最初から『武器無しで闘う』なんて一言も言ってないし、臨機応変だよ!臨機応変!それに2対1だぞ!お前らの方が多いじゃないか!」
犬太「ってか、そんなところで突っ立ってるくらいなら俺らが交戦中に端から進んでいけよ!」
勇気「あっ、そうだった!」
香「無理よ!そんなことあなたくらいの殺し屋なら対処の仕方くらい頭に入れてるんでしょ?」
タイマン「あんたもそこそこ腕がありそうじゃないか?ああ、お前らにとって全員で帰ることだろ?だったら全員を殺さなくても、1人でも殺せばお前らにとっては痛手だろ?」
糸成「まあ、そんな闘いじゃ面白くないしね!」
タイマン「今度はお前か?」
糸成「犬太君、少し下がってて貰えないか?」
犬太「なんや?手柄の横取りか?」
勇気「犬太君!手柄なんてどうでも良いから、今は、全員が生きて帰ること優先に考えて!」
犬太「うるさいな、分かったわ!」
糸成・フッ
ガッ!
タイマン「おっと!」
糸成「とりゃ!」
タイマン「うわっ!」
一輝『背中を見せた!チャンスだ!』
プシュー!
糸成「1丁上がり!」
一輝『あれは!?』
タイマン「長引きそうだったんでね、ポイズンの麻酔ガスを試すことにしたよ」
恵子「汚いよ!そんな手!」
タイマン「言っただろう!臨機応変だ!臨機応変!拘ることに拘りすぎない!同じこと、自分の得意な事1本だけで締めようと思っても上手くいかないんだ!」
全員『た、確かに・・・』
タイマン「こう言う発想力が発揮出来るかがこの仕事を長く続ける秘訣なんだよ!
至近距離のガス噴射なんて予測できなきゃ絶対に防げ・・・」
プシュー!
糸成「奇遇だね、僕もこれを持っててね!」
タイマン『な、なぜ?お前がそれを!?しかも俺のガスを吸ってないだと!』
シャキ←ナイフを出す
トン!
タイマン「あっ!」
糸成「犬太君、トドメお願いね!」
犬太「おおっ!俺のパンチ受けてみろ!」
ドン!
タイマン「うわっ!」
糸成「皆!ぐるぐる巻きの時間だよ!」
全員「は~い!」
豊「そいつの怪力は麻痺しても要注意だから気を付けろ!特に手のひらは掴まれるから絶対触れるな!」
拘束後
タイマン「畜生!」
糸成「ポイズンが、予備にもう1本持ってたからくすねてきたんだ!使わないのは勿体無いしね」
タイマン「何故だ?俺のガス攻撃、お前は読んでいたから吸わなかった
俺は素手しか見せてないのに何故?」
糸成「殺し屋とマフィアの世界で正直者なんかいるか?前もって全警戒だったよ!まあ、どっかの誰かさんは何も考えずに倒すことしか考えてなかったけど!」
犬太「なんやと!」
勇気「まあまあ!」
香「多分、事実だろうね」
糸成「あんたは素手で闘いたかったんだろうけど、それだけで勝てる筈無いよな、この世界は?
僕らを止めるならどんな手段でも使うべきだし、僕もそっちの立場ならそういう騙し討ちは考えるしね!あんたの殺し屋としてのプロ意識を信じて挑んだんだよ!」
タイマン「大した奴だ、色んな意味で負けた」
勇気「じゃあ、次に行こうか?」
糸成「何?まだ終わってないよ!」
全員「えっ?」
糸成「蘭君達を苦しめた事を後悔させてあげないとね!さあ、おじさん、ここからだよ!」
タイマン「なんだそれは?」
糸成「練りわさびと練り梅と練り辛子!」
タイマン「ギャー!止めろ!」
香「いくらなんでも、無防備な人にそんなイタズラ止めなさい!」
犬太「あんたが言うか!?」←負け確定したのに殴られ続けて1日気絶してた人
- Re: 少年教師有! ( No.185 )
- 日時: 2024/08/26 21:11
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
少年『はあ~、親のコネで予約したホテルに親の金目当てのクラスの女と遊びに来る
カッコ悪りい~!なんてカッコ悪い夏休みだ!』
出席番号179番・謎の暗殺者との決戦・・・⑤
少年『連れてきた女子達は外人にお持ち帰りされて、奥の階段のを昇っていったみたいだから、あの外人は7階から上のVIPフロアの客だな
階段前には当然警備も居るが、若い女にはチェックが甘い!クラブとかでも大抵はそんなもんだが、世知辛い世の中だぜ!
取り残された俺は・・・、酒とドラッグで誤魔化すだけこのホテルじゃ合法だ』
少年「ん?」
ゾロゾロ・・・
少年『あれは?女の集まりか、まあ先も見たけど、見た感じ中学生、俺と同年齢位か!
なかなか粒揃いに見えるが、どうせ頭は空っぽのバカどもだろう』
春奈「ほら、一輝!男でしょ!ちゃんと前に立って守らないと!」小声
一輝「無理・・・、前に立つとか絶対無理!」小声
朝子「諦めな、男手は欲しいけど、男にはチェック厳しいんだから」小声
一輝←女物の服を着てスカートタイプ
少年『あの娘良いな!慣れてない感じが新鮮でしかもタイプ!』
一輝『なんでこうなるのかな?』
回想
豊「ここから先が厄介だな」
勇気「どうしてですか?」
香「ここの裏口から入って階段を昇れば7階フロアに行けるんだけど、この先はVIPフロアで普通の人は入れないのよ!」
朝子「あの見張りさへどこか行ってくれれば簡単なのにね!」
愛「ですが、下手に騒ぎを起こすと薬どころじゃありませんからね・・・」
泉(14歳)「絶対強行突破だけは止めてね!」
犬太「なんで俺に言うねん!」
糸成「君が1番やりそうだからね」
理珠「調べたところ、このフロアの警備員は若い女性へのチェックは甘いそうです!部屋を透視して見ても、あなた方と同じ位の中学生達もぞろぞろ居ます!」
勇気「でしたら、僕ら男子はここで待機ですね!」
糸成「その方が得策だな!犬太君、絶対行くなよ!」
犬太「分かっとるわ!」
香「でも、あなた方だけでも危険よ!ここは私も・・・」
理珠「店員の若いの基準は30未満ですがが、先生何歳でしたか?」
香「29よ!」
豊「いや、違うだろ!」
香「本当よ、私まだ29よ!」
豊「子供居るって聞いたぞ!」
香「最近ね!」
豊「いや、2桁の年の子供も居たよな?」
香「若い年に生んだのよ?」
豊「それはいつだ?」
香「19・・・、の時よ・・・」
全員「若!」
理珠「本当ですか?」
香「本当よ!」
理珠「本当ですか?」
香「だから・・・」
理珠「本当は?」
香「34です・・・」
全員『サバ読んでた!』
香「でも、お母さんとしては若い年でしょ?良いわよね?」
春奈「人妻属性付いてる時点で終わってるような?」
香「何ですって?」
勇気「そもそも、先生は栞先生と同い年の筈でしたよね?」
朝子「栞先生と同級生!?」
香「栞ちゃんは遠い親戚よ!」
全員『血縁関係合った!』
理珠「私が先生の代わりに行きますので!」
香「頼んだわよ、理珠!」
春奈「ちょっと待って!」
江子「どうしたんですか、春奈?」
春奈「やっぱり1人くらい男手必要じゃない?」
刹那「そうかな?」
小「体力だけだと男子にも負けない2人は居るけど・・・」
朝子「それ褒めてないからね!」
愛「私は気にしてません」
春奈「おーい、一輝!」
一輝「なっ、何?」
春奈「ちょっと手伝ってくれないかな?」
一輝「えっ?」
回想終わり
一輝「だからって、なんでこんな格好?そしてなんでスカート?どこから取ってきたのさ?」
瞳「より、女の子だと思わせるためです!」
愛「そこのプールで脱ぎ捨てられてる服を拝借してきました!」
一輝「バレたら僕が捕まるよ!」
泉(14歳)「窃盗罪だけで済まなさそう・・・」
一輝「縁起悪いこと言わないで!そもそも誰のせいなのさ?」
朝子「大丈夫、大丈夫!服の持ち主はどこ行ったか分からないし!」
一輝「余計怖いよ!」
冥「確か力無いんだって?」
楓「あの権力者生徒会長よりも力無い!」
江子「楓さん、それは・・・」
楓「居ないじゃん!」
理珠「私が聞いてますよ!」
楓「すみません・・・」
泉(14歳)「確か、ナンバーズ8のメンバーやレインボーの皆にも腕相撲負けてなかった?」
一輝「いや、流石に小学生には勝ったよ!」
朝子「小学生じゃねー・・・」
一輝「レインボーも白木さんだけには・・・」
朝子「あんなおどおどしている小動物みたいなのに勝ってもね・・・」
冥「むしろ、恵利香さんと和さんには負けたんだ・・・」
春奈「はあ~、こんな不潔な場所、早く抜けたいわ!」
一輝「その割には楽しそうだね小宮さん!(元凶の癖に!)」
小「自然すぎて新鮮味がない!」
刹那「男の人に見えない!」
江子「あの男性恐怖症の刹那が自然と話せる程あなたは女子に見えるんです!自信持って下さい!」
一輝「こんなのに自信持ちたくないよ!」
流「楓さんと並んだら双子みたいね!」
楓「私も思った!お姉ちゃん・・・」
一輝「お姉ちゃんじゃないよ!」
トン!
少年「ね?君達どこから来たの?
あっちで俺と酒飲まねー?金あるから何でも奢ってやるよ!」
女子達「・・・(うわー、感じ悪!関わりたくない!)」
ドン!
流「ハイ一輝!相手してきて!」
一輝「えっ!?」
流「必要な時はちゃんと呼ぶから」小声
一輝『ううっ、なんでこんなことに!』
少年「そっか、一輝ちゃんって言うんだ!俺は、風太な!」
チンピラ「よう、お嬢達!女だけ?俺らとどーよ、今夜?」
朝子「何あんた達?ナンパとかキモいんですけど!」
チンピラ「なんだ?やる気か?」
流「あのねえ、言っときますけど・・・」
トントン
愛「ここは私が!」
流「桜咲さん?」
愛「お兄さん達カッコいいから遊びたいけど、生憎今日はお父さんと同伴者なんです、私達!
それに私のお父さんちょっと怖いから止めておいた方が身のためですよ!」裏声
チンピラ「ヒャッヒャッ、親が怖くてナンパできるか!」
愛「じゃ、お父さん紹介しましょうか?」
チンピラ『や、ヤクザのエンブレム!しかも確か少人数だけど凶悪で有名な・・・』
愛「ねだったらくれちゃって、スクパのチャームにしちゃおっかな?」
チンピラ「し、失礼しました!」
江子「凄い!」
刹那「あんな怖い人をあっさり!」
朝子「愛さん?ってかそれ?」
愛「ああ、栞先生に借りました!私は元々裏の仕事をしてましたから!これくらいお安いご用です!意気地無しな輩で良かったですね」
小「まさか、あんな可愛い声を出せるなんて!」
楓「普段クールな人があんな高い声出したら女でも惚れちゃうよ!」
朝子「まさか、心乃枝にも?」
愛「この裏声は裏の仕事をやり始めてから手に入れた能力です!」
春奈「でも、将来は?」
愛「まあ、甘える時は使うかもしれませんね」
全員「ヒューヒュー!」
一方その頃
風太「ほら、飲めよ!俺の奢りだ!パーっと楽しもうぜ!」
一輝「い、いや・・・、ほ、僕は・・・、お酒飲めないんで・・・
『女子チームが目的を果たすまで不自然になら無いように繋がないと』
風太君・・・はさ親と来てるの?」
風太「はあ?来てたら今頃補導だよ!まあ、どんな犯罪も金で揉み消しちゃうけどな!
俺の親父はテレビでも有名な司会者なんだ!一輝ちゃんだってきっと知ってる程の大物だよ!
何やっても許される!この前なんか、女子アナのケツを24時間1度も放さなかったって自慢してたな!」
一輝「君のお父さんって尻フェチ?」
風太『はっ!クソッ!バカか、俺は!反射的に親父の威光を使っちまった!ナンパ位自分の力でやれった話だ!』
一輝「それ、タバコじゃないよね?」
風太「ああ、法律じゃダメな奴だ!最近始めてるよ!
俺らの年でこう言うの知ってる奴がカッコいいんだぜ!」
ヒョイ!
風太「何するんだよ!」
一輝「僕の友達に君みたいに『危険な行為をすることがカッコいい』って脅されてる子を見て助けに行った子が居てね」
風太「なんだよソイツ?真面目ぶりやがって!余計なお世話じゃないか!」
一輝「ああ、そう言われてボコボニされてたよ!」
風太「バチが当たったんだよ!」
一輝「いいや、むしろ、『危険な行為を強要した方』が捕まったよ!」
風太「はあ?チクったのか?」
一輝「見てたのさ!今、この世の中、SNSが流行ってる時代、どこで誰が見てるか分からない!そのせいで学校や家族に多大な迷惑を掛けるかもしれない!」
ドン!
風太「うるさいんだよ!お前も親か?男はよ!無理にでもカッコつけて、危険なことでも挑戦していかなきゃバカにされるだけなんだよ!俺みたいな親の七光りはな!お前ら女は良いよな、可愛ければ何でも許して貰えるし、最終手段は自分の身体を使えばだし!」
一輝『うちの女子生徒は男子に免疫無い人が多いかな?それを年下で誤魔化してる人が多い気がする』
一方その頃
流「皆、店の奥まで辿り着いたけど、やっぱりこっからが難航しそうよ!
場合によっては本当に男手が必要かも?大西さん、一輝を呼んできて!」
楓「分かった!」
理珠「あの見張りをどこかに誘き寄せてドアを開けて男子達と合流、そのまま階段を上がるとなるとやはり邪魔ですね!」
江子「誘き寄せるプランは?」
理珠「ありません!」
朝子「本屋の力で弱点探したり?」
刹那「聞いていかないと無理なんです!」
千桜「男性恐怖症のコイツに出来るわけ無いだろ!」
一方
楓「一輝!」
一輝「あっ、じゃ私行くね!またね!」
風太「おっ、おい!もうかよ!
『クソッ、俺なんて男として見てないってことか?このままカッコ付けずに引き下がって溜まるものか!』
おう、待ってって彼女達!」
全員「ん?」
風太「大サービスだ!俺の十八番のダンスを見せてやるよ!」
全員『邪魔!』
風太『ダンスならガキの頃からやってたんだ!!
コイツで女心を鷲掴みに・・・』
ガシャン!
風太「あっ!」
ヤクザ「このガキ!お前のせいで折角の飲み物が無くなったじゃねーか!」
風太「いや、わざとじゃ・・・」
ヤクザ「そんなの関係ねえ!良い度胸だな?今ので服も汚れちまったんだ!100万する上着だぞ!」
風太「そ、そんな・・・」
愛「江子さん!」
江子「分かりました!」
ヤクザ「慰謝料込みで300万ん払って貰おうか?何なら今すぐ親を呼んでも良いんだぜ?」
ピカッ!ゴロゴロ!
ヤクザ「ウワッ!」
泉(14歳)「すみません店員さん!」
冥「あの人、急に倒れたみたいなんで運び出して看て貰えませんか?」
店員「は、はい!タク、ドラッグのキメ過ぎか?まったく・・・」
流「皆、今のうちよ!」
刹那「あなたはフロアに戻って!」
小「この事は内緒だよ!そしたら君の悪事も秘密にしてあげるから!」
タッタッタッタッ!
一輝「今の時代、男子だけが力が強いんじゃない!女の子達だって日々鍛えてる!
時代は変わって行くんだよ!そうなると、男子の方がカッコ付けづらいよね?」
風太・カアッ
一輝「今度会ったらまたカッコつけてよ!出来れば麻薬と酒とタバコとダンス以外で!」
風太「一輝ちゃん・・・」
階段
香「皆ごめんね、危険な場所に潜入させてしまって・・・、危ない目に遭わなかった?」
泉(14歳)「ううん」
女子達「ちっとも!」
楓「どうしたの一輝?」
一輝「いや、結局全部女子がやってくれたから、僕がこんな格好した意味ってあるのかなって?」
犬太「それにしても似合うな!」
糸成「言われなかったら間違える!」
一輝「止めて!」
楓「そんなこと無いと思うよ!きっと誰かの為には成ってるって!」
- Re: 少年教師有! ( No.186 )
- 日時: 2024/08/27 23:51
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号180番・謎の暗殺者との決戦・・・⑥
悠真「あれ?着替えるの早いな窪!」
一輝「もうあんな恥ずかしい姿は嫌だ!」
悠真「別にそのままいきゃ良いのに、暗殺者とか怪盗が女に化けるなんて普通だぞ!」
愛「それに今は多様性の時代、女装も1つの生き方ですよ!」
一輝「僕は嫌だよ!」
香「まあ、八期も嫌がってたわね、しかも女装は半分くらいは認めてないわ!」
朝子「それどういう意味ですか?」
香「女装する人間とか、ジェンダー問題で見た目は男だけど、中身は女みたいな人が居ることは知ってるけど、実際に遭遇した時は未だに慣れてない!」
小「ただ、逆にそれを利用して女湯に入ろうとするバカな男も居ますから、線引きは難しいですね」
勇気「混浴って、ジェンダー障害の人のために出来たのかな?」
香「違うわよ!」
糸成「あっ、本気で女に成りたくて取るならお早めに!ホルモンとかの関係で難しくなるらしい!」
一輝「取る気無いよ!」
豊「その話は後にしてくれるかな!」
一輝「すみません、二度としません!」
7階廊下
豊「この潜入もVIPフロアだ!理珠、状況確認を!」
理珠「はい!このVIPフロアはホテルの者だけに警備を任せず客が個人で雇った見張りを置けるようです!」
千桜「早速上への階段に見張りか・・・」
恵子「超強そうです」
小「私達を脅してる奴の一味なの?それとも無関係の人が雇った警備?」
犬太「どっちでもエエわ!アイツら倒さなきゃどっちみち次に進めへんねんから!」
キル「糸成、君ならあれ持ってるだろう?」
糸成「仕方無いな・・・」
犬太「お前、なんか持ってんのか?」
豊「出来るのであれば、やって欲しいが無理しなくて良いんだぞ!一瞬で2人とも仕留めないと連絡されるぞ!」
糸成「僕はそんな野暮な事はしませんよ!どこかの、目の前の敵を殴る蹴るしか考えてない脳筋野郎と違ってね!」
犬太「それ、俺やないか!」
糸成「誰も君とは一言も言ってないが?」
勇気「自覚あるんだ」
犬太「野郎で脳筋言うたらこの中で俺以外誰が居んねん?」
泉(14歳)「自分で脳筋だって認めてる」
糸成「そんな犬太君にちょっとお願い!」
犬太「なんや?」
糸成「あそこの2人に悪口を言って引き付けて!」
犬太「なんで俺が?」
糸成「君は僕より足が遅いと言うのかな?」
犬太「はあ?そんなわけあるか!こんなかの誰よりも早いわ!」
勇気「生徒の記録見ても、犬太君より足の早い生徒は10人以上居るよ!」
犬太「嘘やろ?」
朝子「中学生を舐めないでくれる?」
愛「朝が遅くて裏の仕事が務まる分けないでしょ!」
江子「背が低いと足も早くなるのです!私が代わりに行ってあげても良いですよ!」
犬太「アホか、こんな危険な事を女に任せてられるか!俺が行く!」
刹那「今までの私達の行動は?」
瞳「私達、普通の中学生よりも遥かに強いですよ」
泉(14歳)「ってか誘き寄せる事って出来るの?」
犬太「相手挑発させるなんて簡単や!特にあんな脳筋どもにはな!見とけよ!」
階段前
男1「ん?なんだこの坊主?」
犬太「おい!俺と勝負せえへんか?まっ、お前らなんて1分あれば赤ん坊の様に泣かせられるけどな!」←少し後ずさる
ビュン!
男1「なんだと!」
男2「もっペン言ってみろ!」
階段前
犬太『掛かったな!』
男1「コイツ、なんでこんなに足が・・・」
男2「早いんだ?」
糸成「行くぞ勇気!」
勇気「勿論!」
ドン!
ポチっ!
バチバチバチバチ・・・!
男達「嗚呼!」
一輝「す、スタンガン?」
糸成「元々、キルに使うために買ってたんだが、失敗してね、もしもの時に使えるかなって思って、今日も持ち歩いてたのさ!
まさか、こんなところで役に立つとは思ってなかったけど・・・」
流「高かったんじゃないの?」
糸成「まあ、色々とやってね・・・」
千桜「犯罪か?」
糸成「今はやってない!」
豊『コイツら、どこかで・・・?』
キル「糸成君やりましたね!しかし、その2人の胸元を探ってみてください!」
糸成「あん?」
キル「それは膨らみから察するに、もっと良い武器が・・・、手に入りますよ!」
全員「ほ、本物の銃!」
香「あっ、良い忘れてたけど、皆の分のエアガンは持ってきてたの!」
勇気「なんでもっと早く言わないんですか?」
香「必要と思わなかったからよ!エアガン位あの2人にとっては避けるのなど当たり前だったからね!しかし、次に立ち向かう敵は銃の天才!皆で総攻撃出来るようにってね!1人一丁よ!」
朝子「それで、本物の銃は?」
香「本物は、千葉君と博士さん!2人に任すわ!」
2人「えっ?」
香「高井先生もまだ回復してないから、精密な射撃が出来ない!谷川さんも療養中で居ない!
今この中で最もそれを使いこなせるのは2人だけよ!」
雄樹「だからっていきなり・・・」
香「殺すことだけは許さないわ!生徒達の中に殺人犯を出したり、強要させるような真似はしたくないもの!」
瞳「それだと・・・」
キル「考えるのです!自分達の腕前を信じた上で、相手を出来るだけ傷付けずに倒す方法を!」
雄樹『本物の銃で?』
瞳『相手を傷付けずに倒す方法?』
香「さあ、ホテルの様子を見る限り、敵が大人数で陣取っている気配はないから、せいぜいあと1人か2人よ!」
勇気「皆さん、最後まで油断せずに全員生きて帰りましょう!」
全員「おおっ!」
香「おっと、その前に・・・、理珠!繋げて!」
理珠「はい!」
ピコン
栞「皆!大丈夫?」
香「誰1人傷1つ無いわよ!そっちにコンサートホールの見取り図行った?」
栞「うん、あるよ!」
朝子「それより、そっちの皆は?」
愛「お嬢達も無事ですか?」
心乃枝「大丈夫!異常無し!皆なんとか生き耐えてるで!」
江子「生きてる方が良いんですけどね・・・」
心乃枝「アイドル研究部の人達が残ってくれたから、効率良く看病出来てるわ!皆も気を付けてな!」
勇気「必ず全員生きて薬を持ち帰ってきます!」
愛「でも、そちらに繋げたりコンサートホールの見取り図を送ったと言うことは、何かあるんですね?」
香「そうよ」
春奈「何々?何をやるの?」
香「八期!起きてる?」
八期「はい!待ちくたびれましたよ!」
香「ここからあんたの出番よ!あんたの指示が大事に成ってくるからね?」
八期「緊張するなあ・・・」
全員「ええっ!!!!」
香「皆!」
全員「はい!」
香「私は作戦会議してるから、皆でくじ引いといて!」
全員「えっ?」
一方その頃
ガンマン『おかしいな、この島に上陸してからと言ってたのに、全然連絡1つ来ない!しかも監視カメラにも何の変化も無さすぎる!
ポイズンとタイマンとも連絡が取れないし、電波の問題でも無さそうだな』
ポリポリポリポリ・・・
ガンマン「あのー、ボス?」
ボス「このアングルだと一部の生徒しか映らねえ!あのホテルにもっとカメラを仕掛けておくべきだった!
良いなあ、中学生が苦しむ顔!
1兆円手にしたら中学生沢山買って毎日ウイルス飲まそうかな?」
ガンマン「『ボス、あんたの拘りもなかなかのもんですぜ』
見回り行くっす!何かあったらご連絡を!
『味の悪い仕事に成ってきたぜ!超生物を倒す任務だった筈がいつの間にかガキどものお出迎え』
チーッス、見回り行ってくるぜ!
『ボスの直属の部下は突っ立ってるだけこの俺様がほとんどパシり同然だ!』」
コンサートホール
ガンマン『くそ不味い!』
ギロリ!
ガンマン「19、いや20、21かな?呼吸も若いほとんどが10代半ば
驚いたな、動ける全員で乗り込んできたのか?」
バキュン!
パリん!
ガンマン「言っとくが、このホールは完全防音でこの銃は本物だ!お前ら全員打ち殺すまで誰も助けに来ないぜ!
お前ら人殺しの準備なんてしてねーだろ?大人しく降伏してボスに頭下げとくのが身のためだぜ!」
バン!
雄樹『ヤバい・・・、外した』
瞳『銃を狙ったのに!』
ガンマン『実弾?しかも今の発砲音は?ボスの手下のピストルを奪ったのか!!
用意してた作戦とは思えない!俺の接近を察知し、急遽奪った銃での撃退態勢を整えたのか?』
バキュン!
ポン、コロコロ・・・
ガンマン「『何?エアガンだと!ほう、面白いじゃねーか!実弾2人に数人がエアガン、それでも俺が仕留めてやるぜ!』テメーら!覚悟しとけよ!」
- Re: 少年教師有! ( No.187 )
- 日時: 2024/08/28 19:46
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号181番・謎の暗殺者との決戦・・・⑦
パッ!パッ!パッ!パッ!パッ!パッ!・・・
勇気『ま、眩しい!』
雄樹『照明の逆行でステージが見づらい!』
ステージ
ガンマン「今日も元気だ!銃がウメー!」
ドン!
瞳『う、そでしょ?座席の間のこんな狭い隙間から!?』
ガンマン「1度発泡した敵の位置は絶対忘れねー!もうお前はそこから一歩も動かねえぜ!
下で見張ってた2人の殺し屋は暗殺専門だが、俺は軍人上がりだ!この程度の1対多戦闘は何度もやってる!
幾多の経験の中で敵の位置を把握する術や銃の調子を味で確認する感覚を身に付けた!
Jr.ごときに遅れを取るかよ!」
香「瞳!あなたはそのまま待機!雄樹!今撃たなかったのは懸命です!あなたはまだ敵に位置を知られてないから理珠の状況把握と八期の指示に従って動いて!」
ガンマン「どこから喋って?」
キル「ここですよ!」
ガンマン「テメー、なんでかぶり付きで見てやがんだ!それにさっき声はどう聞いても女だろう!」
バン!バン!
キン!キン!キン!
キル「フフフ無駄ですよ!これこそ無敵形態の本領発揮!そして先程の声は私の下にあるボイスレコーダーですよ!」
ガンマン「なんだと?むしろそれでどう指揮取るんだよ?おれに丸聞こえだぞ!」
キル「でしたら、栞先生、お願いします!」
栞「分かったわ!まずは、悠真君左へ5列!」
ササッ!
栞「有と泉もそれぞれ前に2列動いて!」
ササッ!
ガンマン「なっ!」
栞「死角が出来たから楓さんは2列前進!」
ヒュン!
栞「犬太と千桜さん同時に右8、流さんは左に5!」
ガンマン「シャ、シャッフルだと?ややこしい真似しやがって!だが指示する程に名前と位置を俺に知らせることに成るたった20人あまりなんて俺には簡単さ!」
栞『と思ってる頃ね、八期、ここからお願いね!』
八期「出席番号2番は右へ1!」
ササッ!
ガンマン『ハッ!出席番号だと!』
八期「7番は左に5、6番は右へ2、8番は右へ8動いて!」
ガンマン『成る程、先生にしか分からないことで俺を欺こうってことか?だがさっき誰がどこに居るかだけは分かってる!つまり、さっきの数字がその出席番号だ!これなら今誰がどこに居るかはまだ分かるぜ!』
八期「8は左へ6行って撃って!」
ガンマン『8番が動く!』
ダン!
ガンマン『ハッ?8番が動かない?』
ダン!ポッ!
ガンマン『後ろから?どう言うことだ?』
八期「15が左に5進んで」
ヒョイ
ガンマン『15はアイツだ!』
八期「その隙に6番と4番が椅子の間からターゲットを映して19番に連絡!」
ガンマン『雄樹と言う奴は19番か・・・』
八期「25は前列に1列前進!2も左前に2列!」
ガンマン『ちょっと待て!2番って最初の悠真ってやつじゃないのか?』
八期「33番は撹乱のため音を立てて!」
カンカンカン!
糸成「なんで僕がこの役目を?」
八期「8番、相手の気を反らすために撃って!」
バキュン!
ガンマン『さっきの8番か!』
八期「7が2列前に行って、5番が左へ5!4番が右へ2!」
ササッ!
ヒュン!
ヒョイ!
ガンマン『おいおい!誰がどいつでどこに居るのか分からなくなってきた!
しかも死角を縫って確実に距離を詰められてる!!特効覚悟の近接近に持ち込まれたら厄介だ!
早く雄樹ってやつを特定しないと!』
八期「隙を作るために23は1列前に!16番は一旦後ろに2列!」
ガンマン『どこだ?』
八期「27番は隙間から発泡!4番も同じく発泡!」
バン!バン!
ガンマン『27番はやけに遠いな、4番は大分近いぞ!』
八期「8も出来るだけ近付いて発泡!」
バキュン!
ガンマン『ん?何かおかしいぞ!8なのに、15番が動いたような?あれ?だとしてもどこだ?訳わかんねえ!』
八期「40番は前に2列!10番は5列下がって!」
ガンマン『10番が下がった?』
八期「32番は先生と合流!待機!6番は2番を援護!」
ガンマン『どういうつもりだ?』
八期「14番は狙撃の準備!24番は出来るだけ前に!」
ガンマン『14番と24番が構えてるのか』
八期「16番発泡!」
バン!
八期「14番も発泡!」
バン!
ガンマン『何がしたいんだ?こんなの簡単!』
八期「相手が見てないうちに19は8列前に!」
ササッ!
ガンマン『そこか!』
香「いよいよ狙撃の準備よ!私の指示の後、君のタイミングで撃ちなさい!瞳は状況に合わせて彼の後のフォロー!敵の行動を封じることが目標よ!」
雄樹・瞳「はい!」
香「ただ、その前にあなた達はさっきの暗殺計画失敗でひどく緊張している、自分の腕に迷いがあるわね!でも安心して!あなた達は1人じゃない!仮に外しても、全員がエアガンを持ってるからその時は誰が撃つのか分からないシャッフルにするから!ここに居る皆も訓練と失敗を経験してるからこそ出来る戦術よ!」
ガンマン『フッ!ありがとよ!指示役が「雄樹が
出席番号19番」だと口を滑らした!そして、その19番にはさっき動いて8列前に来た!つまり、キルの席の後ろに居るのさ!
そのくせ呼吸は何かを企んでやたら荒い他の場所も警戒はするがあの近辺は出た瞬間仕留める狙いを付けておく!』
香「指示するわよ!」
ガンマン「今の俺は人銃一体外す気がしねえ!」
八期「19!立って狙撃!」
サッ!
ガンマン『ビンゴ!』
バン!
プラン、プラン
ガンマン『人形!?』
理珠「分析の結果狙うはあの位置です」
雄樹「OK!」←ずっと理珠と行動
八期「33狙撃!」
ガンマン『33は確か・・・』
ドン!
ガンマン「ふっ、へへへ、外したな!これで2人目も場所が・・・」
ゴン、ガラガラガッシャーン!
ガンマン「『つ、吊り照明の金具を狙っただと?!』くそが!」
バキュン!
カン!
瞳「ふー!やっと当たった!」
ドサッ!
犬太「ヨッシャー!速攻で簀巻きやで!」
簀巻き後
ガンマン「まさか、俺がこんな中坊達に負けるなんて・・・」
香「いくらなんでも出来る天才も、知らないこと分からないことは出来ないのよ!」
ガンマン「一体どうやって俺を欺いた?俺は記憶力は結構鍛えてた方だぞ!」
香「何か違和感無かったかしら?」
ガンマン「出席番号までは・・・、もしかして・・・」
香「実は出席番号の数字で予めくじ引きで別の数字を引いてたのよ!」
回想
栞「今から、それぞれどこから入るか私が指示するわ!兎に角あなた達の個性を生かして指示するわよ!」
八期「それよりももっと良い方法ありますよ!」
香「どんな方法?」
八期「今の出席番号をくじ引きでシャッフルして2つ名の様に動く!」
一輝「どう言うこと?」
八期「だから、皆は自分の出席番号は分かってるよね?」
全員「勿論!」
八期「相手を撹乱させるために、今の出席番号を紙か何かに書いてシャッフルして、適当に取った数字がコードネーム的役割にすればいいよ!」
香「成る程!それなら数字だけ言えば簡単ね!」
流「でも、私達が混乱したらどうするのよ?」
愛「単なる間違いで2人動くのは、最初は誤魔化せても2回目以降は相手に不信感を与えてしまいます!」
八期「だったら、細かく分かりやすい方法でやれば敵にも気付かれないよ!」
楓「どうやるの?」
回想終わり
香「違いは『番』と言えば出席番号!そうでない時が別に決められた番号!」
ガンマン「畜生!」
香「まあ、これを考えたのは殺し屋経験の無いうちの生徒だけどね!」
ガンマン「そんな奴に俺は・・・」
香「八期、ありがとうね!」
八期「どういたしまして!」
- Re: 少年教師有! ( No.188 )
- 日時: 2024/08/29 23:03
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号182番・謎の暗殺者との決戦・・・⑧
ゴキッ!
豊「大分体か動くようになってきた」←見張りの首を締める
全員『ヒエエ!』
豊「だが、まだ半分程度ってところか」
歩「あれで半分なの?」
流「もうあの人1人で言った方が良いんじゃない?」
香「理珠?どうなの?」
理珠「はい!最上階部屋のパソコンカメラに侵入しましたので上の様子が私を通じて観察できます!」
壁にスクリーンが映る
一輝「明るいところでもはっきり見えるって凄いね!」
理珠「明るさを調節すれば、それで最上階エリアは1室貸し切り確認する限り残るのは今映ってる男ただ1人です!」
豊「コイツが黒幕か!」
犬太「画面に映ってるのウイルス感染した皆じゃねーか!」
糸成「撮られてたのか!」
勇気「皆が苦しんでる姿を見て楽しんでるなんて許せない!」
朝子「生徒会長はこう言うの好きじゃなかったっけ?」
香「創作物は好むけどが、現実は嫌いよ!ましてや知ってる人物程嫌なんだだって!」
愛「流石担任の先生!」
香「あの黒幕について分かったことがあるわ!」
一輝「何ですか?」
香「アイツは殺し屋じゃないわ!」
流「どうしてそんなことが?」
香「本当に殺し屋なら殺し屋の使い方を間違ってるわ!」
犬太「どう言うことや?」
香「多分、最初はキルを狙う為に殺し屋を雇ったつもりがキルの姿があんな風に成って警戒の必要が薄れたから見張りと防衛に回したんだと思うわ!
でもそれは殺し屋本来の仕事ではない!彼らの能力はフルに使えば恐るべきものよ、」
雄樹「確かに、さっきの銃撃戦も八期の戦術で勝ったけど・・・」
瞳「アイツ、狙った的は1cmいや、1㎜単位で外さなかった」
キル「糸成もおなじだ!」
糸成「ん?」
キル「敵が廊下で見張るのではなく、日常で後ろから忍び寄られたら・・・、あの握力に瞬殺されていたぞ!」
糸成「ああ、そうだな!」
豊『敵は殺し屋ではない!この見張りも7階に居た2人の見張りも、まさか!?』
流「高井先生?」
豊「いや、今は時間がない!コイツは我々がエレベーターで来ると思ってた筈打が、まず我々が上陸していることを知らないからこそ警戒をしている!
ましてや、病人達が寝ている場所にカメラがあると言うことは我々の事も監視してた筈!我々があそこに居ないことは明白だ!これから個々に役割を指示していく!まずは・・・」
ガクガクガクガク・・・
一輝「犬太君、糸成君?大丈夫?」
犬太「はあはあ、いや、何でもないで!」
糸成「右に同じく!」
ピタッ!
一輝「凄い熱だよ、もしかして?!」
犬太「窪!」
糸成「この事はまだ黙っててくれないか?」
一輝「で、でも・・・」
犬太「俺らみたいな脳筋は体力だけは人一倍や!こんなもん気合いで耐えてやる!」
糸成「ああ、こんなものほっとけば治る!」
一輝「無茶言わないで!」
犬太「高井が毒ガス浴びる切っ掛け作ったのは俺や!それにお前らには散々迷惑掛けたしな!」
糸成「なのに、君達は僕らと仲間に成ろうと必死に成ってくれた!こんなところで脱落して更に足を引っ張るなんて成ったら蘭君達に顔向け出来ない!」
犬太「俺かって午希姉ちゃんや千里姉ちゃん渚姉ちゃんには返しきれない程の恩があるんや!その3人が苦しんでるっていうのに、俺が脱落してたらここまで何しに来たって話や!」
一輝『犬太君、糸成君・・・』
勇気「愛さん?」
愛「先生?何ですか?」
勇気「大丈夫ですか?」
愛「大丈夫ですよ!」
ピタッ!
勇気「何を言ってるんですか!熱あるじゃないですか!」
愛「これくらい慣れてます!むしろ今が私の平熱で・・・」
勇気「ダメですよ!今すぐにでも・・・」
愛「ここまで来て、私が脱落したら誰が皆を守るんですか?」
勇気「無理しないで下さい!先生も僕も居ますし・・・」
愛「先生達が戦闘不能に成ったら?この中での最強は私だけなんです!最悪、薬だけでも空を飛んで届けに行きますので、どうか!皆には・・・」
勇気「無理はしないで下さいよ!」
愛「はい!」
朝子「何やってるのよ?」
勇気「?」
朝子「どうしたのよ有?」
勇気「朝子さん、失礼します!」
朝子「えっ?ちょっと何?」
ピタッ!
勇気「朝子さんもですか?」
朝子「バカね!私が体調不良なわけないでしょ!ほら、よく言うじゃない!『バカは風邪を引かない』って!」
勇気「自分で言って悲しくありませんか?」
朝子「うるさいわね!兎に角私は大丈夫だから!」
勇気「ダメですよ!今すぐにでも休んで・・・」
朝子「あんたが道外れそうに成った時誰が止めるのよ?」
勇気「えっ?」
朝子「あんた、私達生徒達をこんな目に合わせた犯人の事正直にどう思ってる?」
勇気「それは勿論、殺したいと思うくらいには!」
朝子「だからよ!」
勇気「えっ?」
朝子「たとえどんな理由でも、どれだけ野蛮なサイコパスでも、人は殺したらダメなのよ!あんた私が居なかったら皆を押し退けてまで黒幕に対して理由も聞かず、いや、理由を聞いても憎しみに溺れて本気で殺すつもりでしょ?」
勇気「は、はい・・・、きっとそうしてます」
朝子「そんなことしてあんたのお姉さんは喜ぶ?妹達は喜ぶ?お母さんが『よくやった』とでも言う?言わないわよ!『人殺しの家族』って一生後ろ指立てられるのよ!それで良いの?」
勇気「嫌です」
朝子「だからこそ、私が無理してでもあんたを止めるわ!あんた、私が居ないと無鉄砲に相手に向かって行くだけなんだから!」
勇気「分かりました・・・、けれど愛さんと同じく無理はしないで下さい」
朝子「愛さんも?」
トントン
愛「朝子さん?」
朝子「愛さん、何で高熱なのに戦う気満々なの?」
愛「先生を除けば私が最強で・・・」
朝子「私が何とかするわよ!」
愛「いえ、っていうか朝子さんこそ高熱じゃないですか!休んだらどうですか?」
朝子「私が居ないとアイツが黒幕を殺しそうに・・・」
愛「その時は私が止めますよ!」
朝子「高熱の愛さんにやらせられないわよ!」
愛「朝子さんに言われたくありません!」
勇気「2人とも!揉めると怪しまれますよ!」
朝子「そうね」
愛「すみません・・・」
最上階
勇気「遂に来ましたね!」
春奈「いよいよラスボスへの扉ね!」
千桜「騒ぐな!中のボスに聞こえるだろ!」
理珠「ですが、部屋を空けるにはカードキーが必要ですが?」
豊「それなら大丈夫!9階の見張りからくすねた!」
朝子「先生やる!」
香「逆に言うと相手は階段ルートの侵入者を本気で警戒してなかった証拠よ!」
朝子「えっ?」
香「難しいから聞き流してくれて良いわ!」
室内
歩「中はこんなに広い!」
愛美「だだっ広いですが遮蔽物が多いですね」
豊「皆、体育の授業でやった『ナンバ』で移動するぞ!最大限に気配を消せばかなり近くまで忍び寄れる!」
全員「はい!」
キル『成る程、忍者も使うと言われた歩法!
手と足を一緒に前に出す事で胴を捻ったり軸がぶれる無駄が無くなり衣ずれや靴の音を抑えられるあの「ナンバ」!
一刻を争う緊急事態なのに、決して焦らず悲観せず一歩ずつ前に進んでる!』
香『皆、目の前の敵に屈してはいけないわよ!』
全員『居たな!』
※ここからは小声
豊『奴の近くに配線の付いたスーツケースがある!』
香『あれが恐らくD組に盛られたウイルスの治療薬ね!』
豊『手元にあるのが起爆リモコンで間違いない』
悠真『なぜ、言い切れるんですか?』
豊『それは、俺も同じものを作った経験があるからだ!ここから打ち合わせ通りにやっていくぞ!
まずは、可能な限り接近する!
取り押さえることが出来ればベストだが、もし遠い距離で気付かれたら、俺の責任で本人を撃つ!』
香『大丈夫なの?私が代わっても良いわよ!』
豊『大丈夫!今の俺でもリモコンを取る手を遅らせる事は出来る筈だ!それと同時に皆で一斉に襲いかかって拘束する!』
犬太『焦った顔を見せてもらうぜ!』
流『苦しんでる皆の前で謝らせる!』
豊『今だ!』
ボス「痒い!」
全員『!?』
ボス「思い出すと痒くなる!でもそのせいかな?
いつも傷口が空気に触れるから・・・、感覚が鋭敏に成ってるんだ!」
バッ!
全員『!!』
ボス「言っただろう!元々キルって怪物を殺す準備で来てるんだ!リモコンだって超スピードで奪われないよう予備も作る!うっかり俺が倒れ込んでも押すくらいのな!」
一輝『この声!聞き覚えがある!しかも前よりずっと邪気を孕んで・・・』
豊「ここに来る前にこんな垂れ込みがあった!
『防衛相の機密費、暗殺に使うための金をごっそり奪っていった男が居る』ってな!
まさか、顔も隠さずに素通りしたのはこの計画のためだったのか?」
ボス「ああ、そうさ!お前らには沢山の恨みがあるからな!」
豊「どういうつもりだ?兎山!」
星「悪い子達だ!恩師に会うのに裏口から来る!
父ちゃんはそんな子に育てた覚えはないぞ!
仕方ない、夏休みの補習をしてやろう!」
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