二次創作小説(新・総合)

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少年教師有!
日時: 2024/10/16 18:51
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

いくちゃんです!

ナンバーズ更なるスピンオフ作品!

このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。

先にメインとなる登場人物だけを紹介します!

例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!

担任・岡田有

副担任・岡田栞

出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子あいさかれいこ

2番・影主人公・石井悠馬いしいゆうま

3番・サブ主人公・石田陽斗いしだひろと

4番・人気ヒロイン・岩村江子いわむらきみこ

5番・助太刀ヒロイン・岩村小いわむらわか

6番・影ヒロイン・氏家流うじけとも

7番・メインヒロイン・大西楓おおにしかえで

8番・正ヒロイン・岡朝子おかあさこ

9番・対抗キャラ・岡崎友人おかざきゆうと

10番・禁断ヒロイン・岡田泉おかだいずみ

11番・主人公・窪一輝くぼかずき

12番・見守りヒロイン・久永春クーエイシュン

13番・百合っ子・木谷心乃枝こたにこのえ

14番・定ヒロイン・小宮春奈こみやはるな

15番・謎ヒロイン・桜咲愛さくらざきまな

16番・分析ヒロイン・佐々木歩ささきあゆむ

17番・空気ヒロイン・田中莉桜たなかりお

18番・一時期ヒロイン・谷川燕たにがわつばめ

19番・噂主人公・千葉雄樹ちばゆうき

20番・準一時期ヒロイン・長野渚ながのなぎさ

21番・準空気ヒロイン・難波千里なんばちさと

22番・隠れヒロイン・牧野恵花まきのあやか

23番・モブヒロイン・牧野恵子まきのけいこ

24番・噂ヒロイン・博士瞳はかせひとみ

25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜はせがわちはる

26番・悪キャラ・真鍋絵理まなべえり

27番・昇格ヒロイン・宮里刹那みやざとせつな

28番・準ヒロイン・麦田午希むぎたまき

29番・対抗ヒロイン・麦田部子むぎたもとこ

30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴よつばすみれ

31番・謎キャラ・モア・ワコール

32番・裏ヒロイン・岡村冥おかむらめい

33番・悪主人公・寺坂糸成てらさかいとな

34番・悪ヒロイン・新井蘭あらいらん

35番・未来ヒロイン・牧瀬凛まきせりん

36番・ミイラヒロイン・真中まなかルン

37番・サポーターキャラ・前田恋まえだれん

38番・サブヒロイン・前川まえかわロン

39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜たかはしまお

40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美さとうまなみ

41番・サポートキャラ・茂本紬しげもとつむぎ

※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)

Re: 少年教師有! ( No.180 )
日時: 2024/08/18 15:46
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

出席番号174番・キル暗殺大作戦(決行編)

陽斗「まずは、長谷川と小宮が作った映像でも見て貰おうか!」

悠真「その後、テストで上位だった16人が触手を破壊、それを合図に皆で一斉に暗殺を始める」

糸成「それで良いな?キル!」

キル「ええっ、どんなものでも掛かってきなさい!触手を打たれるまでは逃げも隠れもしません!」

一輝「準備はいいね?」

キル「いくらでも来なさい!」

カチッ!←電気を消す

ポチっ!←テレビを付ける

ナレーション『さあ、見て貰おう、この地球外生命体の在られもない姿を!』

キル「えっ?」

ナレーション『森の奥深くでエロ本を広げて楽しんでいるではないか!』

キル「や、止めてくれ!だ、だれがこんなところを?」

絵里『探すの大変だったな!食券千枚せびったけどな!』←犯人

ナレーション『お分かりいただけただろうか?この生物最近は熟女OLがマイブームだとか何とか?』

キル『恥ずかしい!恥ずかしすぎる!』

ナレーション『お次はこれだ!女子限定のスイーツバイキングに並ぶ巨影!
       そうヤツである!』

キル「いつの間に!」

ナレーション『ただ、女装があまりにも下手くそ!』

キル「やかましい!これでも頑張った方だ!」

ナレーション『案の定勿論見付かってバイキングは堪能できず!だが、人間と同じ扱いされてるだけまだマシだと思う』

朝子「エロ本に女装に恥ずかしくないの?ド変態!」

ナレーション『とある日のヤツはなんと分身してティシュ配りの列に並んでいた!何をするのかと言うと・・・
       ティシュを唐揚げにして食べていた!
       こやつに生物としての尊厳はあるのだろうか?』

キル『なぜこれが?』

恋『ビックリしたな!まさか、から揚げにして食べるとは思わなかった!』

ナレーション『そんなあり得ない姿がまだ1時間続くのでお楽しみに!』

キル『まだ1時間もあるの?もういっそ殺して!』

1時間後

キル『ああ、やっと終わった!1時間が1日に思える程長かった・・・』

チャプチャプ・・・

キル『ん?あれ?み、水!?』

部子『私共の会社にも協力してもらい少しずつこの子屋を沈めています!クラスの皆さんは水上決戦ですので全員水着に着替えさせています!』

悠真「さあ本番だ!」

朝子「約束通り私達が触手を破壊するまで動かないでよね?」

キル「勿論だ!」

流「全員撃って!」

ドン×16

バン×16

キル「ううっ!」

パカッ!←壁が倒れる

キル『何?』

ブーン!

キル『これはフライボート!そうか私の弱点である水を使って、水の檻を!』

冷子「そうそうもっといっぱい跳び跳ねて!」←イルカを操る

ドドドド、ザバー!

一輝『キルは急激な環境に弱い!木の小屋から水の檻へ!弱った触手を混乱させて反応を遅くする!』

絆「射撃開始!照準はキルの周囲全1m!」

一輝『キルは当たる攻撃に凄く敏感!だから、一斉射撃は敢えて狙わず弾幕を張って逃げ道を封鎖する』

バシャン!バシャン!

キル『これはあの2人?もしや、あの気配のしていた銃口は?』

一輝『2人のスナイパーの匂いを染み込ませたダミー人形!まあ、遠くより近場の方が狙いやすいしね!それに2人の臭いも水が消してくれるから!』

雄樹『そこだ!』

瞳『貰ったわ!』

ドン!×2

全員『やった?』

楓「どうなの?」

豊「油断するな!ヤツには再生能力もある!氏家さん中心に水面を見張れ!」

流「はい!」

ブクブク・・・

冷子「あっ!」

江子「何ですか?あれは!」

プカッ!

全員『何あれ?』

キル「いやー、マジで今回はヤバかった!千葉君の弾があと0.5秒早いか?博士さんの射撃があと30cm近かったら死んでたでしょう!」

犬太「それでこれはなんや?」

キル「これは私の奥の手中の奥の手!完全防御形態です!この形態になればどんなものでも跳ね返せます!」

犬太「この!ふざけるなよ!どっかに叩き付ければ・・・」

キル「核爆弾でも傷1つきません!」

犬太「何?!」

キル「まあこの世に、遥か遠くの宇宙に飛ばすロケットかジェット機でもあれば話は別ですが、今の技術でそんなものは世界のどこにもありませんから!」

瞳「完敗ね!打つ手なし!」

絵里「結局作戦は振り出しか!」

雄樹「畜生自信あったのに!」

栞「仕方無いわ、訓練と本番では全然違うの!訓練は何度でも失敗出来るけど、本番は1発勝負!手元が狂うのも仕方無いわ!」

瞳「そうね」

雄樹「確かに、いざあの瞬間となると指先が硬直して視界も狭まった!」

瞳「同じく」

雄樹「絶対に外せないと言うプレッシャー『ここしかない』と言う大事な瞬間」

瞳「うん、こんなにも練習と違うとはね」

糸成「まあそう落ち込むな!」

全員「えっ?」

糸成「殺せはしなかったが、今コイツは手も足も無い!」

キル「ん?」

糸成「だったら・・・」

先程の動画を携帯に流して放置

キル「ああ!今、手も足も無いんですよ!加尾が覆えないじゃないですか!」

糸成「知るか!どっちもあんたがやったことだろう!あと誰か!不潔なオッサン見付けてきて!これ、パンツの中に突っ込んでやるから!」

キル「止めてくれ!気持ち悪い!」

楓「あんたが言うか!」

豊「取り敢えず皆解散だ!俺が上層部とコイツの処分を検討する!」

キル「良いのかな?対触手物質のブールの中に封じ込めても?」

犬太「どう言うことや?」

キル「その場合はエネルギーの一部を爆散させて、さっきのように爆風で周囲を吹き飛ばしますよ!」

豊「チッ!」

テラス
絵里「しかし、疲れたな!」

恵花「部屋に帰って早く寝たい!」

恵子「私もです」

陽斗「まあ、明日に成れば水着ギャルをじっくり拝んで・・・」

ロン「ん?!」

糸成「君達どうした?たった1度負けたくらいで!何回負けても、1度殺せば僕らの勝ちじゃないか!」

朝子「それはそうなんだよね・・・」

一輝『それにしてもおかしいな?いくらなんでも皆疲れすぎじゃない?』

莉桜「一輝君よ!ちょっと肩貸してくれない?」

一輝「う、うん!」

バタン!

莉桜「部屋戻ってとっとと着替えたいんだけどさあ、
   頭がグワングワンして体も動かないのよ!」

一輝「田中さん!」

バタン!バタン!

一輝「友人!燕さんも!」

バタン!

犬太「午希姉ちゃん!千里姉ちゃん!渚姉ちゃんまで!」

糸成「蘭君!ルン君まで!」

恵子「お姉ちゃん!しっかりするです!」

悠真「陽斗!」

流「恋!しっかりして!」

栞「一体何が起きてるの?」

プルルルル・・・

豊「もしもし?」

?「やあ、先生!可愛い生徒達が随分苦しそうだね?」

豊「お前は誰だ?何が目的だ?」

?「フフフ、察しが良いな?ソイツは俺が人工的に発明した新種のウイルスだ!感染力は低いが掛かった奴は一週間後に蝕まれてポクリさ!
  治療薬も1種のオリジナルでね、生憎こちらにしか手元に無い!
  渡すのも面倒だから取りに来て貰えないか?
  あんたらの目の前に見える島があるだろ?手土産はその袋の賞金首だ!」

豊「何?」

?「簡単に言うとその賞金首を狙ってるのは小僧どもだけじゃないってことさ!治療薬はスイッチは1つで爆発できる!我々の機嫌を損ねれば感染者は助からない!」

豊「念入りだな」

?「ここから見える島の港にあるホテルまでターゲットを連れて持ってこい!1時間以内に!」

豊「待て!船の時間が分からないのに1時間以内に持って行けるか?」

?「それもそうだな!では、上陸してからでどうだ?」

豊「分かった」

?「だが、あんたは腕が立つから危険だな、動ける生徒の中で1番背の低い男女2人に持ってこさせろ!」

一輝・楓「!?」

?「フロントには話は通してある!素直に話せば賞金首と薬の交換はすぐに済む!
  だが、外部と連絡を取ったり、一時間を少しでも遅れれば治療薬は即座に破壊する!
  礼を言うよ!よくソイツを行動不能まで追い詰めたことを・・・」

栞「豊!ダメだわ!ホテルに問い合わせてもプライバシーを理由に断られるだけ!」

豊「こんな時に第三者の魔の手が来るとは!」

零「あら?有達じゃない!何やってるの?」

有「れ、零姉?」

Re: 少年教師有! ( No.181 )
日時: 2024/08/20 21:54
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

出席番号175番・謎の暗殺者との決戦・・・①

有「零姉?何でこんなところに?」

零「ああ、すぐ隣の旅館あるでしょ?」

心乃枝「ああ、あの旅館確か今10年待ちとか言われてるホテルやな!」

朝子「10年待ち!?一体どんな設備があるのよ?」

零「特に特別なものは無いよ!変わったものと言えばせいぜい混浴くらい!」

愛美「今時普通なような?」

朝子「何でそんなところに?」

零「いや、お祖母ちゃんの旅館だし!」

全員「お祖母ちゃん?」

零「うん、私のお祖母ちゃん!」

有「お祖母ちゃんって?」

零「私達のお母さんのお母さん!だから理事長のお母さんでもある!」

全員「理事長のお母さん!?」

零「それで、皆何やって・・・、って?どうしたの?」

一輝「いやー、ちょっと・・・」

香「命を狙われてるのね?」

栞「香ちゃん?」

香「何よ!あっちでアイドル研究部の合宿やってるんだから居て当然でしょう!」

栞「そうじゃなくて!」

零「先生!有達が命狙われてるってどう言うことですか?」

香「あっ!零、皆には内緒ね!」

零「もう来てますよ!」

八期「えっ?暗殺教室?」

明「えっ?殺し屋って本当に居たんだ!」

青香「日本はどうなるんですか?」

愛海「ってか、皆大丈夫?」

葉月「あんたにとっては美味しい場面じゃない八期?」

流「どう言うこと?」

八期「いや、女子の病気(風邪・熱)ネタは好きだけど、知り合いのこの姿は見たくないわ!」

栞「そんなことより事態は深刻よ!早く、あっちの島のホテルに!」

香「待って!それは危険よ!」

豊「なぜだ?」

香「あそこの島は無法地帯であり、しかも世界中のマフィアなどが勝手に作った人工島よ!」

豊「何だって!」

全員「ええっ!」

香「まあ、あくまで噂よ!人工島であることは事実だけど!」

有「どういう島なんですか?」

香「何年か前から素行不良する未成年や麻薬中毒者にヤクザやマフィアなどの裏の世界の聖地とも言われる島で、闇カジノとかもやってるわ!」

朝子「なんでそんなものが?」

愛「政府は何をやっているんですか?」

香「政府のお偉いさんもそこに出入りしてるのよ!」

八期「聞いたことある!千尋叔母さんの編集社が告発しようにも揉み消されたって!」

零「そうなの?」

犬太「メッチャヤバイところや無いか!」

糸成「そんなホテルが僕らの味方をしてくれることは無さそうだね!」

悠真「どうするんですか?このままだと皆ウイルスにやられて・・・」

朝子「待って!心乃枝!」

心乃枝「何?」

朝子「あんた何もないよね?」

心乃枝「そうやけど・・・」

朝子「あんたの力で何とか成らないの?」

春奈「そうよ!心乃枝が居たじゃない!」

栞「心乃枝さん、早速お願い!」

心乃枝「ごめん、うちには無理や!」

春奈「何でよ!」

朝子「コイツらの記憶は私が殴ってでも消して・・・」

栞「止めて!それしたらあなたは退学どころじゃないわよ!」

心乃枝「うちが治せるのは怪我だけや!ウイルスは対象外やねん!」

全員「嘘!」

有「待って下さい!ウイルスに対抗できる人が!」

流「あっ、小!小も大丈夫ね!小、あなたの注射器で皆を・・・」

小「うちでも無理や!」

有「まさか、薬が足りないとか?」

小「うちのアーティファクトにある薬は現在世界で登録されてる薬だけやねん!」

流「それってどういう事?」

小「新種のウイルスの薬言われても、分からへんから出されへんねん!」

朝子「でも、謎の人物は治療薬を持ってるのよ!」

小「よう考えてみい!まだ人間に1度も使ってない薬を使おうと思うか?」

全員「・・・」

小「治るかどうかも分からんうえに、副作用だってあるかも知れへんのに!」

朝子「使いたくないわね・・・」

流「世界で実証されない限り、出せないのね!」

小「そういう事や!」

春奈「ってことは、やっぱり謎の人物と交渉して薬を貰うしか無いって事ね!」

有「生徒の命と引き換えならキルの命など惜しくありません!」

キル「ちょっと、ちょっと!」

千桜「なあ、ちょっと気になることがあるんだが?」

有「千桜さん、何ですか?少しの事でも良いのでお願いします!」

千桜「謎の人物はキルと治療薬の交換に出すのは、
  『動ける生徒の中で1番背の背の低い男女2人』って言ったんだよな?」

愛「確かに、おかしいですね!」

朝子「どこが?」

千桜「ん!」←泉を出す

泉「えっ?」・ゴクン

ボン!

八期達「ええっ!!!!」

零「泉が大きくなった?」

有「ちょっと、千桜さん何やってるんですか?!」

千桜「大西!一旦背比べしてみろ!」

楓「分かった!」

零「えっ?!」

八期「どうしたの?」

千桜「見て分かるように、泉は成長させると大西より背が高くなるんだ!」

朝子「つまり、どういう事?」

歩「私も分かんない!」

心乃枝「勘が鈍いな!」

愛「『背の低い2人の男女』ならば、泉ちゃんと有先生に成ります!ですが、謎の人物は『動ける生徒の中で1番背の低い2人の男女』と言いました!」

栞「つまり、犯人は私達と顔見知りの可能性が高いと言うことね?!」

千桜「その通りです!」

豊「となると、これは無差別ではなく計画的犯行と言うわけか!」

香「あんたらは危険だから行っちゃダメよ!」

八期「そんな危なっかしい場所こっちから断りますよ!」

香「でも、何かしらあっちの情報をこちら側で共有したいわね・・・」

理珠「私が行きましょうか?」

八期「理珠!」

理珠「八期、私はロボです、アンドロイドです!壊れてもまた直せばどうにか成ります!」

一輝「八期、理珠さん貸して!」

八期「分かった!その代わり盾にするなよ!」

豊「勿論、アンドロイドだけに戦闘を任せたりはしない!」

瞳「豊、これからどうする?」

豊「敵の目的はコイツだが、渡しに行った生徒2人を人質に取り薬も渡さず逃げられたら終わりだ!」

犬太「やっぱ、強行突破でエエんちゃう?」

朝子「そうよね!」

糸成「バカ!下手に犯人の目の前に現れて薬を爆破されたらどうするんだ?」

理珠「その手でも可能であることは可能です!」

全員「えっ?」

理珠「あの人工島はネットにもありますから、その情報さへ分かれば、建物の構造までなら余裕です!」

八期「理珠ナイス!」

悠真「コイツは頼りになる仲間が増えたな!」

香「皆、旅館の支配人に船を扱える人を聞いたら協力してくれる人が2人も名乗り出た!」

朝子「OK!これで船の準備はOKね!」

香「その前に、元気な人を確認したいから有、点呼取って!」

有「はい!」

点呼後

有「点呼の結果、
  出席番号
  2番・悠真君
  4番・江子さん
  5番・小さん
  6番・流さん
  7番・楓さん
  8番・朝子さん
  10番・泉
  11番・一輝君
  14番・春奈さん
  15番・愛さん
  16番・歩さん
  19番・雄樹君
  23番・恵子さん
  24番・瞳さん
  25番・千桜さん
  27番・刹那さん
  32番・冥ちゃん
  33番・糸成
  40番・愛美さん
  の合計19人で島に乗り込みましょう!」

栞「クラスのほぼ半分ね!」

冥「有のサポートにあたる主力メンバーが居るだけマシよ!」

犬太「ほんま、ようあんただけ残ったな?」

春奈「しかも武闘四天王1位!」

朝子「絵里ちゃんも四葉さんも居ないし!」

部子「ば、ば、ばだじも!」

心乃枝「委員長!こんなガラガラ声で何の役に立つん?ゆっくり寝てなさい!」

香「じゃあ、私が付き添うから栞ちゃんお願いね!」

栞「分かったわ!任せて!」

有「心乃枝さん、皆さんの看病を押し付けることに成りましたが、お願いします!」

心乃枝「大丈夫や!それにアイドル研究部の子達も居るし!」

愛「このちゃん・・・」

朝子「心乃枝、頼んだわよ!」

心乃枝「皆もがんばってな!信じて待ってるから!」

零の祖母「皆、あの人が船長達や!」

豊「引率の高井です!ご協力感謝します!」

船長A「分かった、連れて行ってやるよ!こっちだ!」

こうして元気なメンバーは船に乗って人工島へ向かった!

一輝「停まった!」

楓「着いたのかな?」

春奈「ちょっと、ちょっと、崖じゃない!」

理珠「警備員を避けるため、裏口の警備が手薄と言うことが分かっています!」

香「だから、聞けんかもしれないけど、正面突破よりはこっちの方が最善策と思って船をこっち側に・・・」

豊「でも、流石にこれは転落死の可能性だって・・・」

一輝「よっと!」

楓「なあんだ!訓練の時使ってる崖と比べれば大したこと無いよ!」

ボン!ボン!

勇気「僕達も行こうか?」

泉(14歳)「待ってよ!お兄ちゃん!」

豊「皆、無理しなくて良いんだぞ!」

江子「大丈夫です!」

愛「何かあったら・・・」

理珠「飛べる機能のある私達が・・・」

3人「助けます!」

小「わあ、江子ちゃんみたいに箒で空飛んでみたい!」

春奈「愛さんのように羽で自由に飛び回りたい!」

悠真「でも、先生!俺らは未知のホテルで未知の敵と戦う訓練はしてないぞ!」

朝子「そうよ!私バカだから交渉とか無理よ!」

江子「愛さんは確か裏の仕事を?」

愛「私は、ターゲットと話しませんので!無理です!」

流「そこはやっぱり、経験値の高い大人の力を借りた方が良いわね!」

勇気「高井先生!難しいと思いますが、指揮をお願いして宜しいですか?」

糸成「僕の仲間を酷い目に合わせたことを後悔させてやります!」

春奈「おうおう!この落とし前しっかり付けて貰おう!」

香「生徒達がこんなやる気なのよ、あなたがそんなネガティブでどうするの?」

豊「分かった!分かってるな皆!今回はターゲットが違うのみ!それ以外は訓練とほぼ同じだ!
  苦しんでいる生徒達を絶対救うぞ!」

全員「オオッ!」

果たしてそこでなにが起こるのか?
そして謎の人物の正体とは?

Re: 少年教師有! ( No.182 )
日時: 2024/08/20 23:28
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

出席番号176番・謎の暗殺者との決戦・・・②

裏口前

一輝「裏口って言っても、鍵掛かってるよね?」

理珠「電子ロックであれば、私にとっては朝飯前です!」

カチャ!

楓「早!」

理珠「監視カメラも弄くることは出来ますが、ホテルの管理システムは多系統に分かれており、全ての設備を私一人掌握するのは無理です」

豊「流石に厳重だな、理珠、侵入ルートの確認は?」

理珠「全員の携帯に画像を送ります!」

ピコン!

理珠「まず、私達はエレベーターは使えません!フロントが渡す各階毎のICカードが必要だからです!
   従って階段を上ることに成りますが、その階段もバラバラに配置されており、最上階まで長い距離を歩くことに成ります!」

雄樹「テレビ局みたいな構造だな」

瞳「テロリストに占拠されないよう複雑な設計にしたんでしょうね」

千桜「こりゃ、悪い宿泊者が愛用するわけね・・・」

豊「行くぞ!時間が無い!状況に応じて指示を出すから見逃すな!」

ロビー

豊『侵入そうそういきなりの難所!
  このロビーを通らなければ上にいけない構造だ
  当然警備のチェックも最も厳しい
  非常階段はすぐそこだが、予想以上に警備が多い
  生徒全員が発見されずに通り過ぎるのは不可能だ!』

犬太「あんな奴等俺がボコボコに・・・」

江子「ダメです!そんなことしたら、他の部屋からも警備員が来るわ、警察が来るわ!のいたちごっこです!」

朝子「むしろそれ私達捕まる!」

豊『その通りだ!今は我々もここへ不法侵入している!絶対に見付かったり騒ぎを起こしたらダメなんだ!』

犬太「あ~あ、こんな時に午希姉ちゃんのアーティファクトがあれば簡単やのに!」

春奈「あれ無いのは痛いね!合ったら皆どれだけ近付いても気付かれないし!」

小「江子ちゃんの魔法使いセットでどうにか成らんの?」

江子「あるにはありますが、出来るかどうかは保障出来ません!」

恵子「そういう小の薬で皆が素早く動ける薬とか?」

小「あるにはあるけど、そんなん成功するのは1人か2人やって!3人目以降は存在見付かって騒ぎに成るわ!」

愛「そうですね・・・」

朝子「中からでなく、外から入るのは?」

瞳「そうなると、全員で来た意味あります?」

愛「仮に行ったとしても、私と江子さん、理珠さん中心に狙われますね!」

刹那「そうなると命の危険も・・・」

流「ビル10階建てから落ちるとなるとほぼ即死よ!」

香「ここは私に任せて!」

全員「えっ?」

香・ドサッ

警備員A「どうされました?」

香「すみません、さっき部屋で飲んだお酒に酔っちゃったのかしら?」←上目遣い

警備員A「お、お気になさらずお客様!」

香「実は、来週そこでピアノを弾かせて貰うものよ!早入りして観光してたの!」

警備員B『ピアニストか!』

警備員A『しょっちゅう来るからその一人だろ』

香「酔い醒まし次いでにピアノの調律をチェックしておきたいの!」

スットン

香「ちょっと弾いて良いかしら?」

警備員A「えっ?ええっと、それではフロントに確認を・・・」

ガシッ

香「良いじゃない!あなた達に聞いて欲しいの!そして審査して!そうでないと明日私が恥をかくかもしれないじゃない?」

警備員達「えっ?」

香「間違ってるところが合ったらいくらでも指導して!」

看病・待機組

八期「星田先生ピアノ弾けたんだ!」

町子「最初聞いた時私もびっくりしたわ!」

栞「元は保育園の先生に成りたかったそうよ!」

全員「へー!」

明「子供が好きな先生なんですね!」

栞「そうね、よく小さい子の喧嘩を止めてたわ!まあ、それだけじゃないけどね!」

杏「どういう事ですか?」

栞「香ちゃんの強さの秘訣って知ってる?」

愛「何かしてるんですか?」

栞「学校終わりや休みの日に、キックボクシングを習ってるのよ!」

八期「なんか聞いたような・・・」

杏「先生怒らせたら怖いと言うか・・・」

亜利紗「うちに乗り込んだと思えば、お父さんとお母さん投げてたもんね・・・」

杏「自業自得だけどね!」

栞「背負い投げも習ったそうよ・・・」

八期「先生強すぎるって!」

栞「それだけ彼女にとって守りたいものがある!」

全員「守りたいもの!?」

栞「自分が担任を受け持つ生徒と愛する家族よ!」

八期「先生カッコいい!」

杏「私も先生みたいなお母さんに成りたい!」

明「見習わないと!」

潜入班

香『私も後で追い付くから!』

豊『OK!』

非常階段
楓「良かった、全員通れたね!」

悠真「まさか、星田先生がピアニストだったとは?」

理珠「元は保育園の先生目指してたそうです!」

一輝「そうなんだ!でもなんで学校の先生に?」

理珠「本人曰く2年生の時にいじめに合ったので、いじめを失くすためです!」

朝子「2年生ってことは、去年の私達くらいの時かな?」

理珠「いえ、小学校2年生の話です!」

全員「小学校2年生!?」

理珠「腹いせに校舎を燃やしたこともあるそうです!」

全員「校舎を燃やした?」

一輝「優しい先生にも、破天荒な武勇伝があるんだね・・・」

楓「よく先生に成れたな!」

理珠「頭は元々良くて飛び級生だったそうです!」

全員「そうなんだ!」

コンサートホール

?「おい!ポイズン!階段ルートの侵入がないか見回ってこい!カメラでは異常はないが念のためな!
  見付けたら即殺りで良いってよ!ボスが!」

ポイズン「アイアイサー!」

看病・待機組

ヘンゼル「氷、ありったけ持ってきたぞ!」

八期「オオッ、皆ありがとう!」

秀喜「力仕事は男の出番だからな!」

心乃枝「皆、発熱酷いから、脳にダメージ行かないように頭だけは冷しとかな!」

芹「詳しいですね!」

心乃枝「お母様に教えてもらったんや!」

友人「木谷、ありがとうな!」

燕「ああ、気持ちいい!」

絵里「ゴホゴホ!気持ち悪い、吐きそうだ!」

芹「誰か!エチケット袋!」

冷子「私、死ぬのかな?」

心乃枝「相坂ちゃん!縁起でもないこと言わんといて!」

冷子「だって、私・・・、幽霊だし!」

全員「えっ?」

心乃枝「なんか、幽霊に姿変えられるねんって!」

葉月「それでもおかしいだろ!」

部子「あっ、有先生・・・!もう帰ってきて・・・」

零「有はまだ帰ってきて無いわよ!」

栞「まさか、有の幻影でも見てるのかしら?」

奈々「それって重症じゃないですか!」

紫「もう末期じゃん!」

八期「あんたが言うな!」

心乃枝「今苦しいのは皆やからな!でも、高井先生達が有君達連れて薬貰ってくるからもう少しの辛抱やで!」

希「本当、こういう時何も出来ない時ってもどかしいわね!」

子「でも、『頑張れ』とか『大丈夫』って近くで言ってくれた方が安心できるじゃん!」

愛海「そうね!私も思い出すな!高熱出した時にお母さんが優しかったこと!」

青奈「何言ってんのさ!それはつい最近じゃん!」

町子「希ちゃんと一緒に倒れてた時だね!」

愛海「まっちゃんと零ちゃんだって最近風邪で倒れてたじゃん!」

栞「コラ!病人が寝てるのよ!静かにしなさい!」

心乃枝「う~ん・・・」

栞「どうかしたの?木谷さん」

心乃枝「皆、どこで菌に感染したんかな?って!」

亜利紗「どうせ、誰かが動物か何かから菌を貰って・・・」

八期「感染力が低いのにか?」

明「そうだよね!私も思った!」

葉月「もし空気感染なら今頃八期もかかってるよ!」

八姫「さっきから全然マスク付けないしね!」

芹「付けなよ!」

八期「嫌だ!」

杏「つまり・・・」

心乃枝「経口感染!」

栞「飲食物等に混入させたと言うことね?」

心乃枝「そう考えた方がいいです!」

グレーテル「それって、俺らが感染することは?」

心乃枝「赤の他人から感染うつすことは無いよ!それは行く前に感染してない皆にも言っておいた!」

栞「と言うことは・・・」

心乃枝『犯人がいつどこでウイルスを私達の飲食物に入れたのか?』

Re: 少年教師有! ( No.183 )
日時: 2024/08/21 23:19
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

出席番号177番・謎の暗殺者との決戦・・・③

豊「ここからは皆も客の振りをしてくれて構わないぞ!」

一輝「えっ?」

豊「あの厳しい警備さへ越えれば、基本大丈夫!」

勇気「お客って、悪い奴等が泊まるようなホテルなんですよね?」

泉(14歳)「中学生の団体客とか居るの?」

香「聞いた限り結構居るわよ!」

一輝「星田先生!」

楓「いつの間に?」

泉(14歳)「さっきの警備員達は?」

香「携帯してた催眠スプレーで眠らせといたわ!」

愛「手際が早い!」

朝子「愛さんが驚く程?」

愛「1人か2人ならこの時間でもおかしくありませんが、確実に見るからに10人以上は居ましたからね!」

理珠「私の計算でも早いです!」

全員「凄!」

豊「芸能人や金持ち連中のボンボン達だ!
  王様のように甘やかされて育った彼らは、
  あどけない顔のうちから悪い遊びに手を染める」

香「まあ、何人かは八期をいじめて強制転校になった生徒も2割くらい居るって噂だけどね!」

朝子「なんでそんな現実的な数字なのよ!」

香「いっそ、皆で世の中舐め腐った連中に成りきってみる?」

ずんずん

勇気「これは・・・」

泉(14歳)「不良と言うより中二病!」

豊「止めとけ!」

キル「私が言うのもなんですが、ここからは慎重に成るべきですよ!」

朝子「どう言うことよ?」

キル「私達は敵の顔も手下が誰なのかも、なにも分からないんですよ!」

愛「そうですね、敵もまたどんな格好をしてるか分かりませんし・・・」

千桜「客か店員の振りして襲ってくる可能性もあるよな!」

勇気「皆さん、慎重に行きますよ!」

全員「はい!」

香「あら、ターゲットの割には優しく教えてくれるのね?」

キル「これでもあなた方の味方ですよ!でないと『自分を殺せ』なんか言いませんよ!」

一方

ボスの部屋

ボス「流石にホテル全部が我々に協力するわけ無いよな?億越えの懸賞金を掛けられたターゲット狙ってるなんて口が裂けても言えねえからな!
   不足の事態の迎撃準備は万全だろうな?ガンマン?」

ガンマン「心配ないっす、ボス!
     取り引きに応じるなら奴らはエレベーターで来るしかない!そん時はフロントから連絡が来ます!
     エレベーターを使わずに忍び込んだとしてもこの部屋までは長い一本道
     見回りに行ったポイズンがアイツらを発見してるでしょ!
     あんたには日本政府より大金貰ってるんでね、俺らもプロとしてきっちり仕事するんで!」

ボス「ククク、そう願ってるよ!」

渡り廊下

コンコンコンコン

雄樹「あの2人、本当にただの客同士って感じだな!」小声

瞳「むしろ、視線も合わせない!トラブルに巻き込まれたくない気持ちは一緒なのね」小声

楓「ホテル内の全員が敵だと思ったけど、これなら最上階まですんなり行けそうだね?」

悠真「仮に何かあっても、前衛の高井先生が見付けてくれるしな!」

犬太「怪しい奴は居なさそうやな?」

勇気「何をするつもり?」

犬太「早よ行かな、時間無いんやろ?それに強行突破した方が見付かりにくいって!」

糸成「ノロノロ進んでも時間を費やすだけだ!」

タッタッタッタッタッ!←犬太と糸成が走り出す

春奈「2人とも待って!前の男に気を付けて!」

2人「えっ?」

豊「危ない!」

グイ←2人の襟を持って後ろに投げる

ボッ!

豊『ガスか!』

コン!←ガスの缶を蹴る

ポイズン「なぜ分かった?殺気を見せずスレ違いざまにやる俺の十八番が台無しじゃねーか!メガネギャル!」

春奈「ギャルじゃないし!」

勇気「でも、なぜ?」

春奈「よく見たらどこかで会ってない?あの人!」

江子「あっ!」

刹那「ジュースを売ってた店員さん!」

ポイズン「おいおい、断定するには証拠が弱いぜ!ジュースでなくてもウイルスを盛る機会は合っただろう!それに俺が渡したジュースはクラス全員が飲んでたじゃないか!」

泉(14歳)「そう言えば私も飲んでた!」

勇気「僕も!」

犬太「俺も!」

朝子「私も飲んでた!」

千桜「それは多分・・・」

春奈「ウイルスはコップに付着してたからよ!」

全員「ええっ!!!!」

春奈「まず、先生を取り巻くメインメンバーは先に愛さんと栞先生の忠告でコップの淵から全体をアルコール消毒したり、臼手袋で手を守ったからセーフ!ウイルスが行かなかったのよ!」

朝子「そう言えば、言ってたね!」

愛「やはり、そこにウイルスが!」

犬太「でも、警戒心の強い燕姉ちゃんとそれくらいの危機管理なら余裕で予測できた渚姉ちゃんは?」

愛「多分、原因は古と恵花さんだな!」

朝子「永春めんどくさがって手を洗わず食べるもん!」

恵子「お姉ちゃん何回も取り替えっこしてたです!」

江子「手で直接食べるものにウイルスが付いたんです!」

刹那「メインメンバーは愛さんの指示で仲間でも他の人に声を掛けないことをルールにしてたから・・・」

朝子「そりゃ私達が残るわけね!」

瞳「でも、夕飯の時に感染するなら私達も・・・」

千桜「博士と千葉、石井と氏家は手を洗ってたから感染しなかったのさ!しかも石鹸でね!」

雄樹「じゃあ四葉はどうなる?アイツも石鹸で手を・・・」

勇気「そう言えば四葉さんお昼にハンバーガー食べてました!多分その時に感染を・・・」

流「兎に角巡りめぐって感染したり、回避したりしてたのね!」

千桜「まあ、宮里のアーティファクトで調べれば良いよ!全員が昼と夜に何を食べてたかをな!手に直接触れる食べ物を食べた奴らが主な感染者の筈だから!」

理珠「私の方で発信してみたところ、感染者全員が手で直接触れる食べ物を口にしてました!」

春奈「ビンゴ!と言うわけで、犯人はおじさん!あなたよ!」

ポイズン「クー!ああそうだよ!」

一輝「小宮さん凄い!」

楓「本当、本物の探偵みたい!」

千桜「本物の探偵は事件解決に走ったりしないから!」

勇気「そうなんですか?」

泉(14歳)「違うの?」

千桜「探偵の仕事は主に人探しか浮気調査だから!」

春奈「皆、漫画を舐めて貰っちゃ困るね!漫画をバカにする奴が居るなら、私はこう言うわ!
   『1度自分でストーリーを作ってみなさい!』ってね!漫画なんて、一朝一夕で出来る程甘くないんだからね!」

朝子「委員長が居たらビックリするだろうね」

江子「ですが、お話作りは本当に難しいですよ!基本なのですが、これが出来ないと何も始まりませんから!」

ポイズン「ククククク・・・」

豊「ウッ!」

瞳「豊!」

香「どうされました?」

勇気「大丈夫ですか?」

キル「彼は毒物使いだ!」

香「なんですって?!」

キル「しかも実用性に優れている」

ポイズン「フフフ、俺の作った室内用の麻酔ガスの効能はどうだ?一瞬吸えば象もすぐに気絶してしまう程優れてるし、外気に触れればすぐ分解して証拠も残らん!」

キル「ウイルスの開発者もあなたですね!
   無駄に感染を広げない、取り引き向きで実用的だ」

ポイズン「さあね、ただお前達に取引の意思がないことはよく分かった
     交渉決裂!ボスに報告するとするか!」


アデアット!

勇気「ここから先は通させません!」

ポイズン「早い!いつの間に出口を?!」

豊「敵と遭遇した場合・・・
  即座に退路を塞ぎ、連絡を断つ!
  指示は既に済ませてる!
  お前は、我々を見た瞬間に攻撃せずに報告に帰るべきだったな!」

ポイズン「まだ、喋れるとは驚きだな
     だが、しょせん他はガキの集まり!
     お前が死ねば統制が取れず逃げ出すだろうな!」

豊「ソイツはどうかな?」

ポイズン「はあ?」

豊「お前が見た時何か違和感が無かったか?」

ポイズン『違和感?まさか!』

ズゴーン!

ポイズン「ワア!」

春奈「全員、『アデアット!』って唱えたよね?私はあんたの前から1歩も動いてなかったからね!」

刹那「春奈!」

江子「ナイスです!」

春奈「はい!皆!コイツをさっさと縛り上げるよ!」

全員「おおっ!」

Re: 少年教師有! ( No.184 )
日時: 2024/08/22 23:00
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

出席番号178番・謎の暗殺者との決戦・・・④

豊「ダメだ、普通に歩く振りをするので精一杯だ!」

悠真「俺が支えますよ!」

豊「すまない、戦闘が出来る状態まで、30分で戻るかどうか?」

犬太「象をも倒すガス浴びて歩ける方がおかしいって!」

泉(14歳)「ある意味あの人も化け物だよ!」

小「うちの麻酔薬で軽減させましょうか?」

千桜「副作用は?」

小「打った瞬間から激しい運動が24時間出来ません!」

豊「残念だが、断っておこう!少ししたら回復すると思うし、君達を守るためにも動ける体でないと・・・」

一輝『ここは3階
   標的の居る10階はまだまだ先だ!
   いくら麻酔薬で誤魔化しても動けないと意味がない!もしかしたら高井先生が活躍出来るかもしれない場面で使い物に成れなかったらただの荷物だ!』

楓「殺しのプロって本当凄いんだね」

勇気「そうですね、命と名誉まで掛けて挑んでますから!」

江子「殺されれば終わり、ターゲットを殺っても、見付かって捕まれば終わり、何も出来なきゃそれこそ終わり!殺し屋の道はいつも危険と隣り合わせです!」

香「命張ってまでやる仕事だから、やらなくて良いわよ!先生は誰1人として殺し屋にしたいとは思ってないから!」

犬太「じゃあ、今までの訓練なんや?」

香「自分の身を守るって言うのが基本ね!殺されたらそこで終わりなんだから!まずは、自分の身を守る事からやっていかないと!敵に立ち向かうのはその後ね!」

一輝「何となく分かるような?分からないような・・・」

愛「先程の相手を見たように、ああいうタイプの殺し屋がまだ、沢山居るかもしれません!慎重に気を付けて行動しないと命はありませんよ!」

勇気「分かりました!」

ボスの部屋
ガンマン「濃厚な魚介だしに、たっぷりネギと一匙のニンニク」

ズルズル

ガンマン「うめー!」

ボス「何をやってる?」

ガンマン「ただの腹ごしらえっすよ!ラーメン好きだし、小腹も空いてましたし、腹が減っては戦ができぬっすよ!」

ボス「だが、なぜ銃を箸代わりに使ってる?」

ガンマン「俺のポリシーっすよ!それにこれこそ最高の味なんでね!」

ボス「弾入りだろ?見てるこっちがヒヤヒヤする」

ガンマン「そんなヘマはしませんよ!俺は変態的に銃が大好きでね、もう我が子のように手入れしてるんですわ!」

ボス「奇特な奴だな!他の2人もか?」

ガンマン「ええ、まあ、俺らみたいな技術を身に付け何度も仕事をしてきた連中は何かしら拘りが強いんっすよ!
     例えばポイズンの毒は全て自作!
     洗練された実用性に拘るあまり、研究室まで付ける始末っす」

ボス「ほう、ではあと1人のタイマンも?」

ガンマン「ええ、まあ、アイツは殺し屋の中でも少し変わってまして・・・」

5階展望廊下

全員「!!」

勇気『ちょっと、待って!あんなところに堂々と立ってるよ!』

刹那『あの雰囲気・・・』

江子『やる側の人間ですね!』

香「どうする?」

春奈「やっぱりアーティファクトに頼りましょうよ!」

愛「ここは狭すぎます!広いとそこまで気にすることはありませんが、この細さだと1人か2人で行かないと建物が壊れます!」

流「それこそ十分な大事おおごとね」

ビシッ!

全員「!?」

タイマン「つまらぬ、足音を聞く限り『手強い』と思う奴が1人も居らぬ!
     精鋭部隊出身の引率の教師も居る筈なのに!
     どうやら、ポイズンの毒にやられたようだな?半ば相討ちと言ったところか?出てこい!」

ゾロゾロ・・・

キル「ぬっ!あなたの商売道具は素手ですね!」

タイマン「まさか、ターゲットのお前に見抜かれるとはな!そうさ!こう見えて意外と需要があってな、身体検査に引っ掛からないった利点がね!
     近付きざまに頸椎を一捻り!その気になれば頭蓋骨だって握り潰せる!」

小「怖!」

タイマン「だが、面白いものでね、人殺しの為の力を鍛える程暗殺以外にもためしてみたくなる!
     すなわち闘い!強い敵との殺し合いだ!
     だが、がっかり、お目当てがこのざまではためす気も失せた!
     雑魚ばかり1人で殺るのも面倒だ!ボスと仲間呼んで皆殺しだな!」

ドゴン!

犬太「誰が雑魚やと?」

糸成「フッ!速効性仲間呼ぶ辺り僕らと戦うのが怖いんだな!」

犬太「俺だってガラスや頭蓋骨の1つや2つ一握りで壊せるで!」

糸成「僕も同じく・・・」

豊「よせ!無謀だ!」

キル「待ちなさい!」

豊「何?」

キル「2人とも顎が引けています!」

愛「言われてみれば・・・」

朝子「だから何?」

キル「普段の彼らなら余裕をひけらかして顎を突き出し相手を見下す構えをしています!
   ですが、今は目は真っ直ぐ油断無く正面から相手の姿を観察している!」

江子「相手を自分より格上だと認めてるんですね?」

キル「その通りそれに元々彼らは同士であり私の教え子みたいなものです!さらに加え君達にやられて敗北を味わいました!だからこそ『次は負けたくない』という気持ちがこもってるのでしょう!」

タイマン「おお、これは出来そうな奴らじゃねーか!その心意気嫌いじゃねーぜ!良いぞ!2人纏めてかかってこい!」

犬太「ヨッシャー!まずは俺が行ったるで!素手なんか俺も商売道具やからな!」

フッ!

犬太『おっと!ヤバかった!ここは手を止めてなかったら切られてた!』

タイマン「なかなかやるな!」

朝子「あんた!素手が商売道具じゃなかったの?!」

タイマン「何も俺は最初から『武器無しで闘う』なんて一言も言ってないし、臨機応変だよ!臨機応変!それに2対1だぞ!お前らの方が多いじゃないか!」

犬太「ってか、そんなところで突っ立ってるくらいなら俺らが交戦中に端から進んでいけよ!」

勇気「あっ、そうだった!」

香「無理よ!そんなことあなたくらいの殺し屋なら対処の仕方くらい頭に入れてるんでしょ?」

タイマン「あんたもそこそこ腕がありそうじゃないか?ああ、お前らにとって全員で帰ることだろ?だったら全員を殺さなくても、1人でも殺せばお前らにとっては痛手だろ?」

糸成「まあ、そんな闘いじゃ面白くないしね!」

タイマン「今度はお前か?」

糸成「犬太君、少し下がってて貰えないか?」

犬太「なんや?手柄の横取りか?」

勇気「犬太君!手柄なんてどうでも良いから、今は、全員が生きて帰ること優先に考えて!」

犬太「うるさいな、分かったわ!」

糸成・フッ

ガッ!

タイマン「おっと!」

糸成「とりゃ!」

タイマン「うわっ!」

一輝『背中を見せた!チャンスだ!』

プシュー!

糸成「1丁上がり!」

一輝『あれは!?』

タイマン「長引きそうだったんでね、ポイズンの麻酔ガスを試すことにしたよ」

恵子「汚いよ!そんな手!」

タイマン「言っただろう!臨機応変だ!臨機応変!拘ることに拘りすぎない!同じこと、自分の得意な事1本だけで締めようと思っても上手くいかないんだ!」

全員『た、確かに・・・』

タイマン「こう言う発想力が発揮出来るかがこの仕事を長く続ける秘訣なんだよ!
     至近距離のガス噴射なんて予測できなきゃ絶対に防げ・・・」

プシュー!

糸成「奇遇だね、僕もこれを持っててね!」

タイマン『な、なぜ?お前がそれを!?しかも俺のガスを吸ってないだと!』

シャキ←ナイフを出す

トン!

タイマン「あっ!」

糸成「犬太君、トドメお願いね!」

犬太「おおっ!俺のパンチ受けてみろ!」

ドン!

タイマン「うわっ!」

糸成「皆!ぐるぐる巻きの時間だよ!」

全員「は~い!」

豊「そいつの怪力は麻痺しても要注意だから気を付けろ!特に手のひらは掴まれるから絶対触れるな!」

拘束後

タイマン「畜生!」

糸成「ポイズンが、予備にもう1本持ってたからくすねてきたんだ!使わないのは勿体無いしね」

タイマン「何故だ?俺のガス攻撃、お前は読んでいたから吸わなかった
     俺は素手しか見せてないのに何故?」

糸成「殺し屋とマフィアの世界で正直者なんかいるか?前もって全警戒だったよ!まあ、どっかの誰かさんは何も考えずに倒すことしか考えてなかったけど!」

犬太「なんやと!」

勇気「まあまあ!」

香「多分、事実だろうね」

糸成「あんたは素手で闘いたかったんだろうけど、それだけで勝てる筈無いよな、この世界は?
   僕らを止めるならどんな手段でも使うべきだし、僕もそっちの立場ならそういう騙し討ちは考えるしね!あんたの殺し屋としてのプロ意識を信じて挑んだんだよ!」

タイマン「大した奴だ、色んな意味で負けた」

勇気「じゃあ、次に行こうか?」

糸成「何?まだ終わってないよ!」

全員「えっ?」

糸成「蘭君達を苦しめた事を後悔させてあげないとね!さあ、おじさん、ここからだよ!」

タイマン「なんだそれは?」

糸成「練りわさびと練り梅と練り辛子!」

タイマン「ギャー!止めろ!」

香「いくらなんでも、無防備な人にそんなイタズラ止めなさい!」

犬太「あんたが言うか!?」←負け確定したのに殴られ続けて1日気絶してた人


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