二次創作小説（新・総合）
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- 少年教師有！
- 日時： 2024/10/16 18:51
- 名前： いくちゃん （ID: E8lgSYnB）
いくちゃんです！
ナンバーズ更なるスピンオフ作品！
このお話の主役は鶴の弟・有！
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります！
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します！
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります！
ぜひ、読んでください！
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
１番・幽霊生徒・相坂冷子
２番・影主人公・石井悠馬
３番・サブ主人公・石田陽斗
４番・人気ヒロイン・岩村江子
５番・助太刀ヒロイン・岩村小
６番・影ヒロイン・氏家流
７番・メインヒロイン・大西楓
８番・正ヒロイン・岡朝子
９番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定！)
- Re: 少年教師有！ ( No.273 )
- 日時： 2025/07/29 22:44
- 名前： いくちゃん （ID: aw3qwL.x）
出席番号267番・キルの最後・・・④
豊「私は、政府としても、そして１人の人間、指導者としてもここから先は君達を通すつもりはない！」
有「通らせて下さい！」
豊「これ以上危険生物になんの用がある？有！」
有「あるから行くんです！これは僕の生徒達、いや、変化に苦しんでる人達を救うための行動なんです！」
栞「有！あなたは騙されてるわ！」
朝子「お姉ちゃん？」
江子『有？』
栞「あの危険生物に変なこと吹き込まれたんでしょうけど、そんなのデタラメよ！」
有「それが本当だったらどうするんですか？それに解毒要素を取るのは、キルを殺してから数分以内です！
つまり、近くで作業しないと全員が救えないかもしれないんです！」
栞「有！あの生物の触手はただの毒なのよ！人間の肌に数滴付いただけで、体が溶けるわ！
そんな危ない所に皆を巻き込むわけに行かないわ！」
有「それはそうですが・・・」
犬太「怯むな有！」
有「えっ？」
犬太「所詮この2人も政府のお偉いさんには逆らえへんって事やろう？だったら、もう話をしてる暇なんて無駄や！
俺がコイツらを倒すか、足止めしてる間に行け！」
有「うん、分かった！」
豊「そうはさせんぞ！」
ドン！
犬太「おいおい、あの人ドンだけ強いねん？」
渚「しかも、通路の入口も人１人ずつしか入れない狭い通路でござるから、真向勝負で行くしかないでござる」
朝子「ちょっと、あんまりお姉ちゃん傷付けないでよね！」
栞「こんな状況で家族も身内も無しよ！全力でかかってきなさい！」
朝子「お姉ちゃん？何言ってるの？」
江子「皆さん、ここは一旦散らばりましょう！相手は2人ですから、捕まえられるのはせいぜい１人につき２人までです！」
愛「私が豊先生を・・・」
渚「いや、愛！クラス最強かつ学校最強生徒は主でござる！だから、キルとの対戦に体力を温存しておくでござる！」
小「うちの注射で皆の体力上げるで！」
犬太「よっしゃ、いくらでも来い！」
有『止めといた方が良いのに・・・』
小「じゃあ、ちょっと失礼して・・・」
プスッ！
犬太「イッター！」
午希「あれ、お尻に指すからな・・・」
朝子「嫌な記憶がよみがえる！」
刹那「キャー！」
ドン！
楓「流石、私達を鍛えてきた先生達・・・」
一輝「簡単には倒せないな！」
バン！
朝子「ああもう！あともう少しで元の体に戻れるかも知れないってのに！まさか、お姉ちゃんが阻止してくるなんて・・・」
犬太「畜生！なんでこんな身内同士で戦わなあかんねん！こんなん反則やん！」
ドン！
午希「やっぱ道が狭いから通られへんって！」←豊に払い除けられた
江子「豊先生！栞先生！」
豊「なんだ江子？」
栞「江子さん、どうしたの？」
江子「私達を足止めする目的をもう一度教えて下さい！勿論、政府としてではなく、先生自身の気持ちで！」
栞「それは勿論、有や朝子達を余計なことに巻き込まないためよ！」
豊「私達は君達生徒だけでなく、有の事だって預けてる身だからな！」
江子「やっぱりそうでしたか！」
有「どうしたんですか？江子さん！」
江子「先生、今から私の力をお見せします！」
有「えっ？」
江子「ラステル マギステル！ 来たれ！悪しきものよ！その正体を現せ！」
全員「えっ？」
シューン！
朝子「お姉ちゃんが消えた？」
一輝「高井先生も居ない！」
燕「どう言うことですか？」
江子「多分、何かしらのコピーかと思われます！」
刹那「待って、江子はいつ先生が偽物だって思ったん？」
江子「有先生に対する呼称がおかしかったんです！普段、どの先生も有先生を呼ぶ時は『有先生』と呼びます。
ですが、身内の理事長と教育担当であった星田先生しか『有』と呼び捨てにしないんです！」
朝子「たったそれだけで？」
心乃枝「今回は切羽詰まった状況やから呼び捨てにした可能性は？」
江子「それは朝子さんと栞先生の関係から薄いと考えました」
犬太「なんでや？」
江子「2人は生き別れた姉妹です！だからこそ栞先生は朝子さんをとても大事に思ってます！」
燕「だったら尚更止めるのでは？」
江子「いいえ、本物の栞先生が力ずくで私達を止めるような手荒な真似はしません！ましてや朝子さんと一緒だと尚更です！」
有「じゃあ、本物の栞先生だったら？」
江子「朝子さんが『行く』と宣言すれば付いてくるタイプな筈です！妹を死なせたくない、妹を守ることが姉の務めだと先生は思ってる筈ですから！」
朝子「確かに、お姉ちゃんならやりかねない！」
栞「その通りよ！」
朝子「お姉ちゃん？」
有「栞先生なんでここに？」
栞「ちょっと豊と賭けをね！あなた達が私達の幻影に勝つか見破れば、私が保護者としてあなた達をキルの場所まで連れて行く、
負けたり、見破れなかったらその場で説得するつもりだったの！」
一輝「そうなんだ」
楓「じゃあ、高井先生は？」
栞「上で上層部を止めてるわ！こうでもしないと行けないのよ」
愛「待って下さい！」
栞「何？桜咲さん？」
愛「栞先生は、キルのやり残したことを知ってるんですか？」
栞「なんでそう思ったの？」
愛「２人で上層部を止めて私達と合流すると言うことはキルの何かを知ってるって事ですよね？」
栞「ええっ、その通りよ！だけど、キルのやり残したことは知らないわ！」
有「じゃあ何を知ってるんですか？」
栞「キルが、いえあなたのお父さんがよく揉めてた人物よ！元々はその人があなたのお母さんを毎日のようにナンパしたの、
それを助けたのがあなたのお父さんよ！」
午希「あれ？有先生のお父さんって、女誑しじゃ？」
栞「女誑しは勿論事実！でも、誑しは誑しでも、受け身だったのよね」
有「どう言うことですか？」
栞「助けた女の子達に言い寄られて全員と付き合ってたのよ！」
有「それって？」
栞「アイツ、バカだったから全員の返事OKしちゃって・・・、元々正義感は強い方だったからね！
研究熱心でも合ったから、モテて当たり前だったかな？
でも、元苛められっ子だった分、モテたらモテたで、
モテモテアピールをしてきて鬱陶しかったわ！」
有『何やってるのさ！父さん・・・』
朝子「それってもしかして？」
栞「ええっ、キルの息の根を止めようとしてる首謀者はキルに栞ちゃんを取られた男！栞ちゃんに振られてるくせにずっと言い寄ってたのよ！まだ未成年だったのに！」
有以外「ロリコン？」
栞「兎に角案内するから、皆、早く来て！」
全員「はい！」
一方その頃
キル「今さらこの俺に何の用だよ？」
？「積年の恨み、憂さ晴らしだよ！」
キル「俺から見たらただの逆恨みの八つ当たりにしか見えねえけどな！」
？「うるせー！俺のフィアンセを取りやがって！」
キル「誰がだ！栞は嫌がってたのをお前が無理矢理連れていこうとしたんだろ？自業自得じゃねーか！」
？「黙れ！お前が居なかったらこんなことには成らなかったんだ！」
キル「嫌いな奴と結婚させられそうになった栞の方がよっぽど可哀想だっただろう！」
？「黙れ！俺みたいな金持ちと結婚すれば将来安泰の筈っだったのに、なぜ彼女はお前に懐いてしまったんだ？」
キル「日頃の行いだろ？」
？「うるせー！お前みたいな危険生物をおれが殺せば、俺は一躍ヒーローになる！そうすればあの人も・・・」
キル「行方不明なのにどうやって探すつもりだ？」
？「黙れ！」
キル「ズルしてでも欲しいものを手に入れて何が嬉しいんだ？そんな奴はただ見捨てられるだけだぞ！」
？「減らねえ口だな！」
キル「殺すならさっさと殺したらどうだ？」
？「お前がそういう時は、『自分はまだ死なない』と言う余裕だろ？タイミングを見計らって殺すよ！」
栞「そこまでよ！」
有「あなたは？」
一輝「ディスピア！」
- Re: 少年教師有！ ( No.274 )
- 日時： 2025/08/04 18:08
- 名前： いくちゃん （ID: aw3qwL.x）
出席番号268番・キルの最後・・・⑤
一輝「ディスピア！」
ディスピア「やあやあ、久しぶりだね！3D諸君！ん？少し少ない気もするが・・・」
朝子「絵里ちゃんの作戦で、各々が各々の役割で足止めしてるのよ！」
楓「皆が繋いでくれた一筋の希望を無駄にする気はない！」
ディスピア「君達は何しにここへ来た？」
刹那「そ、それは・・・」
小「何しに来たんやっけ？」
江子「先生をサポートするために付いてきたと言うか・・・」
愛『キルの体から解毒剤を取りに来たと言えば良いですが、それだと殺すことが利害一致するので意味がないのでは？』
有「真実を知りに来たんです！」
朝子「有？」
有「ディスピア！あなたはキルと、いえ父さんとどんな因縁があるんですか？」
ディスピア「フッ、お前らには関係の無い話だ！」
有「いいえ、僕は堀口克美の息子です！この人が居なければ僕はこの世に居ない！だからこそ知るべきです！」
キル「有、俺が話そう！コイツと俺は研究員でライバルだった！」
ディスピア「うるさい！黙れ！」
キル「なんだ？お前にとってはそんなに恥ずかしい話なのか？」
ディスピア「別に、そうではないが・・・」
キル「だったら良いではないか？」
ディスピア「お前に話されるのが気に食わん！」
キル「何を言ってる？お前が俺の奥さんに詰め寄ってたくせに！」
ディスピア「それはオメーの方だろ！俺と栞さんの関係を邪魔したくせに！」
ピー！
ディスピア「なんだ？」
栞「これじゃあいたちごっこの水掛け論よ！それよりお菓子工場の話をしなさい！全員が知りたい真実はそこよ！」
刹那「話さないと言うのなら私の力で・・・」
ディスピア「ああ、話してやるよ！」
一輝「お菓子工場の黒幕はあなたなんですか？ディスピア？」
ディスピア「ああ、そうさ！あの動物の変化（へんげ）の薬は私が作ったのさ！」
朝子「あっさり認めた！」
小「なんでそんなものを？」
ディスピア「苛められっこがうるさかったからだよ！」
全員「はあ？」
朝子「どう言うことよ？」
ディスピア「アイツらはちょっとした冗談すら真に受けたり、ちょっとイタズラしただけで、『イジメ』だと叫ぶ！
更に、ちょっとした犯罪や悪ふざけをしただけで、先生にチクる。」
朝子「そんなの当たり前じゃない！」
一輝「悪いことを悪いと言って何が悪い！」
ディスピア「お前らはその後のことなど考えたことあるか？」
一輝「考えたこともなければ、考える意味もない！」
ディスピア「本当空気が読めない連中だな！だからいじめられるんだよ！」
有「なんですか？あなたは悪い人が居たら止めないんですか？」
ディスピア「自分の計画を邪魔してるんだから、ソイツらの方が悪者いや邪魔物だ！」
楓「なんてサイコパスな・・・」
栞「皆、これ以上コイツに何言っても聞かないわ！言うだけ無駄よ！」
燕「それであのお菓子を？」
ディスピア「ああ、苛められっこは、皆、苛められっこより強くなりたいと言ってたからな！他にも『イジメっこを殺したい』とかな！だからその望みを叶えるべく与えてやったんだよ！不思議な力をな！」
栞「じゃあ、なぜ対象が孤児だったの？」
ディスピア「孤児は良い実験台だったよ！なぜなら、家族にすら嫌われてるうえ、中には家族が居ないものもいる！
つまり、後から捕まっても悲しむ人間など居ないってことさ！」
朝子「最低・・・」
愛「私達の事をそんな風に思ってたなんて・・・」
一輝「確かに、『苛められっこが居なくなれば良い』とは思った。学校も無くなれとも思ったこともある。」
ディスピア「そうだろ！これで嫌なイジメっこも嫌な学校も潰せば、変化の力で力も強くなり、何もかも潰せるんだからお前らの願いも叶うんだぞ！良い話じゃないか！」
一輝「それでも、死んだ姿や自分が壊した残骸は見たくないから、僕は絶対使わないし、皆もそんなこと望んでない！」
ディスピア「何だと？」
朝子「そうよ！むしろ、この身体で余計に苛められたんだから！」
燕「そうです、出来るなら元の身体に戻りたい！」
キル「そうだよな？糸成達もお前らと同じ意見だったよ！」
有「父さん！」
キル「俺がコイツの計画を知ったのが、鶴を留学生として飛ばした後だ！証拠を掴もうとしたが、その最中に気を失われた挙げ句、こんな姿にされた！」
ディスピア「この触手がどんな働きをするか見てみたかったもんでね！お前を実験台にして良かったよ！」
楓「それって？」
ディスピア「ああ、今からコイツを殺すためにこれを埋め込むのさ！」←触手の薬
栞「止めなさい！それがどれだけ危険な物なのかはあなたが1番分かってる筈よ！」
ディスピア「フッ、覚悟が違うんだよ！コイツを道連れに出来るなら、こんな命惜しくねーよ！」
プスッ！
ディスピア「ワハハハハ！アア、ハッハッハッ！」
一輝「キル、まだ聞きたいことがあるんだけど、糸成君達を集めて何がしたかったの？」
キル「前も言ったように、あの6人もかつては苛められっこ！まあ、話を聞いてたらイジメっこだったが、俺は思った。
この子達と話してた奴らを仲直りさせてやろうとな！そうしてしばらくお前らの学校を偵察したら息子や娘達を見つけてな！あの娘の子供達となれば人一倍正義感が強いだけでなく、仲を取り持ってくれる心を持ってると思って、
この学校に託したのさ！少し手荒だったが、誰１人追い出すことはなく、１人の生徒として過ごしてくれただろう？」
一輝「うん、そうだね」
キル「あの時は済まなかったが、糸成達や犬太を笑顔にしてやってくれてありがとう！」
一輝「どういたしまして！」
ディスピア「グハハハハ！お前らに私を倒すことが出来るか？」
千桜「何なんだよこれ？」
莉桜「気持ち悪！」
小「同じ人間とは思えへん！」
栞「皆気を付けて！コイツは私でも手に負えないと思う」
朝子「お姉ちゃんで無理ならもう無理じゃない？」
燕「いえ、勝機は見えませんが、出来ることならあります！」
全員「えっ？」
愛「私達のアーティファクトです！これを使えば・・・」
キル「待て！」
有「父さん？」
キル「コイツの標的は俺だ！息子や君達には関係ない！それに俺のやり残したことはコイツとの決着を付けることだ！」
有「そうだったんですか？」
キル「コイツの悪事を暴き、世間に公表、そしてコイツを私が殺してから私は息子に殺される。そういうシナリオだ！
だから、有！お前はあまり動くな！その刃は親としてなにもしてやれなかった俺に刺してくれ！
どうせこんな体霊体と変わらん！」
有「父さん！」
朝子「待ちなさいよ！おじさん！」
キル「おじさん？」
朝子「良く分かんないけど、おじさんと呼ばせて貰うわ！」
栞「私も反対ね！そこまで知ったのなら、私達だってあんたをサポートせざる負えないわ！」
キル「いや、それだと・・・」
栞「私のプライドが許せないのよ！ここであなたを守っておかないと栞ちゃんに顔向け出来ないから！」
莉桜「それにあんた、息子の前で最後にカッコつけたいだけなんじゃないの？」
楓「むしろカッコ悪いわよ！」
愛「私達だって意地があります！」
江子「それに特殊能力だってあります！」
小「私達が・・・」
刹那「あなたを守るために・・・」
冥「援護するわ！」
ディスピア「こんな奴を守だって？コイツに守る価値などあるのか？」
朝子「あんたを生かす価値の方が無いわよ！」
一輝「イジメっこではなく、いじめられっこを貶すなんて・・・」
有「絶対許しません！
ディスピア！僕らが相手です！」
- Re: 少年教師有！ ( No.275 )
- 日時： 2025/08/04 20:11
- 名前： いくちゃん （ID: aw3qwL.x）
出席番号269番・キルの最後・・・⑥
ディスピア「そんなに言うなら掛かってこい！」
キル「待て！お前の敵は俺の筈だ！まずは俺との決着を着けてるまであの子達に手を出すな！」
ディスピア「それはあれか？アイツらなら倒せると信じてか？」
キル「俺がお前を殺すからさ！」
犬太「黙れ！クラゲ！」
ディスピア「ううっ！」
午希「ちょっと犬太君！」
犬太「先手必勝や！それにディスピア！お前のせいでこんな姿にされた恨みを晴らさな俺らも腹の虫が収まらへんねん！」
朝子「それもそうよね？」
愛「この恨み、晴らさせて貰いましょう！」
有「皆さん！ダメですよ！もう少し落ち着いて！」
栞「有の言う通りだわ！感情に任せて相手を倒そうとしても無理よ！」
ダン！ダン！ダン！
朝子「うわっ！」
犬太「畜生！」
愛「クー・・・」
渚「１人の力では絶対勝てないでござる！ここは冷静に皆で作戦を立ててから・・・」
ディスピア「それ！」
ビューン！
渚「よっと！」
午希「危ないって！」
バン！バン！
燕「あれは確か毒が付いてるんですよね？」
ディスピア「ご名答！さあ、毒だらけの私の身体に触れること無く倒せるかな？」
犬太「ってことは？」
ジュルジュル・・・
犬太「ウワー、手が溶けてる！」
心乃枝「うちに任せて！」
ピュー！
犬太「おおっ、治った！」
ディスピア「フッ、だが私の力でどこが一突きならばお前達の身体なんか一瞬で溶けてバラバラになるぞ！」
全員『恐ろしい！』
キル「だから言ったんだ！触手は人間の皮膚には毒だから、お前らに勝ち目はない！たとえ何かしらの方法で倒せたとしてもリスクが大きすぎる！
俺の復讐のためにお前達まで巻き込むのはごめんだ！」
栞「じゃあ、何で連れてきたのよ？」
キル「それはあれだ、ギャリラリーとか、息子が応援してくれた方がカッコいいと言うか、息子に最後の勇姿を見せてあげたかったからだよ！」
有「本当にそれだけ？」
キル「勿論、俺を殺せば短時間の間に変化の解毒剤を渡せる時間を短縮させるためでもあるが！」
栞「そうなの？！私聞いてないわよ！」
キル「実は、コイツの研究所から解毒剤を盗んできた！」
全員「えっ？」
キル「そしてその解毒剤は俺の身体の中にある！」
千桜「ってか、ディスピアもディスピアで何で解毒剤作ったんだ？」
ディスピア「私自身を元に戻すために決まってます！皆さんは実験台であり、成功した場合私も使おうとしてたんです！
しかし、命に関わる状況や元に戻りたいと思った時のために、万が一を想定して作っていたのを、コイツが盗んでいったのさ！私が何年も掛けて作った大切な物を・・・」
キル「人を動物にする薬を何の罪の無い孤児に使って何が大切だ！」
ディスピア「苛められっこだから都合が良かったんだよ！恨みを晴らすためにイジメっこを殺す！それだけで、苛められっこの報いは果たせるのですから、良い薬でしょ？」
楓「何ですって？」
愛「私達は・・・」
心乃枝「イジメっこや親に腹が立った事は合った！」
犬太「でも、殺そうと思ったことは1度もないわ！」
愛美「そうです！『どこかに行って』とは思っても、『死んで欲しい』とは思ってません！」
燕「むしろこの体のせいで余計に苛められたわよ！」
朝子「怪物や何やらと散々な言われようだったわ
それでも私達の変化を理解してくれる人だっていた！」
愛「配慮してくれる方も居ました！」
愛美「でも、本音は・・・」
変化被害者「元の姿に戻りたい！この体にした恨みをここで晴らす！」
ディスピア「やれるものならやってみろ！」
犬太「ヨッシャー！相手してやるで！」
江子「ちょっと、犬太君！さっきの二の舞ですよ！」
トントン
江子「えっ？」
刹那「私達は私達の準備をするよ！」
江子「？」
ディスピア「そんなに身体を溶かされたいか？ならば・・・」
ビュン！
シュン！
ディスピア「消えた？どこへ行った？」
シャキシャキ・・・
ディスピア「なんだこれは？」
渚「対キル用のナイフを手裏剣に変えたものでござる！」
ディスピア「何だと？」
渚「この手裏剣は触手を切るための手裏剣！忍者の拙者には持って来いの武器でござる！」
ディスピア「貴様！」
愛美「ラステルマギステル！」
ディスピア「何？」
バシャーン！
ディスピア「ウワー、体が・・・、体が段々溶けて・・・」
千里「触手は水に弱いと聞いてるからね！午希ちゃん、犬太君！止めよ！」
ディスピア「どこだ？どこに居るんだ？」
犬太「イケー！」
ディスピア「そこだ！」
ブスッ！
犬太「行ったか？」
ビューン！
千里「嘘？」
愛美「そんな？」
楓「効いてないの？」
犬太「ヤバッ！」
べちゃっ
犬太「嗚呼！助けてくれ！」
渚「今助けに行くでござる！」
午希「犬太君？大丈夫？」
千里「午希ちゃん！危ない！」
ビュン！
午希「えっ？キャー！」
一輝「副隊のメンバーが・・・」
午希「なんか、服が溶けてるんですけど！誰か助けて！」
バン！
ピュ！
サッ！
午希「ありがとう渚さん！」
渚「礼には及ばないでござる」
午希「それより犬太君は？」
渚「ああ、犬太なら今・・・」
一方その頃
莉桜「そっち持って！」
楓「分かった！」
燕「私が足止めしますので、早く木谷さんのところへ！」
愛「お嬢様を連れてきました！」
心乃枝「２回目行けるかな？」
全員「ええっ！？」
小「私が解毒剤調合しようか？」
千桜「それは存在するのか？」
小「キルが持ってるなら行けるんじゃない？」
有「皆さん！後ろ！」
全員「えっ？」
ビュン！
全員「おっと！」
楓「こうなったら仕方無いわね・・・」
一輝「楓何をする気？」
楓「ここは私が足止めするから皆は犬太君を！」
一輝「待って！楓１人だけに任せられないよ！」
楓「黙って！私のせいで皆を苦しめた
関係無い人を殺そうとしてしまった。
一輝が止めてくれなかったら、私は取り返しの付かないことをしてしまうところだった！
今こそその罪滅ぼしをさせて！」
一輝「ダメだよ！僕らも一緒に闘うよ！」
莉桜「そうだよ、楓っち！私達はチーム！それに」
ピラッ！
楓「それは・・・」
莉桜「カードの力もあるんだから！私達も協力させてよ！」
ドシーン！
全員「わあ！」
莉桜「危な！」
千桜「ここは戦場だ！モタモタとよそ見をしてる場合じゃない！」
燕「私達で足止めしますので、小さんと木谷さんで犬太君をお願いします！」
小「分かった！」
心乃枝「犬太君、うちらが助けてあげるからな！」
楓「さあ、私達が相手よ！」
莉桜「どっからでも掛かってきなさい！」
一輝「そんなこと言ってるけど、相手を倒す方法知ってるの？」
楓「無い！」
莉桜「やりながら見つける！」
一輝「それじゃあ、勝てっこないよ！」
バン！
燕「一輝君！」
一輝「燕さん？」
燕「色々試して、可能性を潰すのも戦法の１つよ！」
一輝「う、うん・・・」
燕「それに、戦ってるのは私達だけじゃない！」
一輝「分かった！」
アデアット！
莉桜「なんだこれ？ビデオカメラ？」
ビューン！
莉桜「おおっ、これは自由自在にどんな場所でも撮れるビデオカメラじゃん！よし、あんた達、触手のあらゆる場所を撮ってきなさい！」
ビューン！
一輝「楓は？」
楓「なんか、ナイフに剣に鞭と色々出てきた」
一輝「７種道具みたいだね！」
楓「まあ、使えるものから使っていくとしますか！」
一輝「僕らで力を合わせていこうか？」
楓「うん、一輝！一緒に行こう！」
一輝「うん！」
タッチ！
一方その頃
有「と言う作戦で行きたいと思います」
朝子「OK！」
江子「私は刹那と組みます！」
愛「私は小さんと！」
冥「私は今有と一緒よ！」
千桜「それじゃあ私は岡と組むしかないか！」
朝子「何、不満？」
栞「兎に角、窪君達が戦闘不能になってから仕掛けるわよ！」
8人「ハ～イ！」
果たして8人の作戦とは？
- Re: 少年教師有！ ( No.276 )
- 日時： 2025/08/07 21:05
- 名前： いくちゃん （ID: aw3qwL.x）
出席番号270番・キルの最後・・・⑦
莉桜「う～ん、弱点と言う弱点は見当たらないわね」
燕「私は構わず撃つだけ、触手を出来るだけ減らします！」
楓「2人とも、退いて！」
一輝「楓、何する気？」
楓「私の変化はクラゲ、アイツと変わらないの！」
ビューン！
一輝「楓！」
ディスピア「そんな中途半端な変化で俺に立ち向かうと言うのか？」
楓「勝てるかどうかは分からない！でもこれだけは言える！
あんたは私達の手で殺さないと行けないと言うことを！ あんたなんかこの世に居なくて良いと言うことを！」
ディスピア「何だと？！誰のお陰で特殊能力を手に入れられたと思ってる！？」
ビューン！
パン！
ビューン！
楓「こんなの特殊能力なんか思ってないわ！むしろ人間ではない証よ！」
燕「その通りです！あなたのせいで何人の子供達が苦しんだことか？
苦しみに苦しみを重ねて、何が幸せなんですか！」
ディスピア「お前らが弱いのが悪いんだろ？世の中強い奴が頂点に立つんだ！そういう決まりなんだ！
苛められっこなんて、相手したって足手まといのお荷物に過ぎない！」
一輝「それだけじゃない！」
フッ！
ディスピア「おっと！」
莉桜「一輝、危ないって！」
一輝「確かに、苛められっこは弱くて、利用されやすいダメな子が多い！
でも、それを決めたのはお前ら暴君だろ！」
ディスピア「はあ？」
一輝「苛めっこは暴君だ！人の物を平気で勝手に取ったり、人の手柄を勝手に取ったり、
自分の実力に酔って、『自分は偉い』とか『強い』とか言って、自分の好きなように出来なかったら『YES!』と言うまで付きまとう！
それが犯罪だろうと、賄賂か何かで揉み消す、最低な輩じゃねーか！
お前らがそうしたことに文句言ってんじゃねーぞ！」
ディスピア「自業自得が何を言ってる？」
一輝「何が自業自得だ！お前らみたいなのが居るから世界平和なんか有り得ないんだ！『全て自分が正しい』、『自分の思うように行かす』自己中が『自分がヒーローと』って気取ってんじゃねーぞ！」
楓「一輝！危ない！」
ドン！
ディスピア「ううっ！」
楓「おっと、一輝！」
莉桜「一輝、一旦落ち着いて！」
燕「何が合ったの？」
一輝「僕を苛めてきた奴は皆そうだった、僕が弱いことを良いことに犯罪をするよう脅してきたり、理不尽に謝らせてきたり、それを八期に話したら・・・」
回想
八期「一輝！」
一輝「何？」
八期「小学生の時に何で僕らは苛められるのかって話したよな？」
一輝「そうだね、僕らが弱いとか、鴨にされてると言うか、駒にされてると言うか・・・」
八期「それもあるけど、苛めっこは基本暴君なんだよ」
一輝「暴君って？」
八期「『自分のやってることは正しい』とか、『自分の考えてることは正しい』って信じてる奴！
暴君にとっては、苛めることが『間違ってない』と言う認識なんだよ」
一輝「何それ？」
八期「アイツらはバカだから、むしろ猿とか動物だから！」
一輝「どう言うこと？」
八期「猿とか動物はよくオス同士が喧嘩するだろ？」
一輝「よく聞くね」
八期「あれは喧嘩が強い者が他を奴隷に出来るからなんだよ！実際喧嘩が強いとモテるらしいし」
一輝「へー！」
八期「つまり、喧嘩だけが取り柄の奴は猿とかと同じ思考なんだよ！だからアイツらは猿とでも思っておけ！
それに、アイツらは見張りとか居ないと態度変えるから」
一輝「見張りって？」
八期「親とか警察だよ！アイツらは本当は悪いことって知ってるくせに、『誰も見てないなら』ってやる！
泥棒や強盗と同じだろ？」
一輝「確かに」
八期「だからそういう暴君が居るから世界が平和に成るとか有り得ないんだよ」
一輝「やっぱり知力が無いとダメなのかな？」
八期「それも大きな間違い！」
一輝「何で？」
八期「知力だけよくてもコミュニケーションが下手な奴がやれば、『自分の意見が絶対』とか言うバカも出てくるんだよ！暴君は自分の事しか考えない自己中なバカなんだよ！
そう思っておけ！まあ、全員とは言わんが・・・」
回想
一輝「って、話を聞いてもコイツが人の子となんか一切考えてない自己中だから物凄く腹立だしくて・・・」
燕「それでも闇雲に行くのは・・・」
一輝「僕ら無能がやることはコイツを殺す一択しかないんだ！」
莉桜「どう言うこと？」
回想？
一輝「八期って絶対命令上手く使えてるけど凄いね」
八期「そうでもないさ！」
一輝「何で？無能なら絶対命令を上手く使えるんだよね？」
八期「まあ、1番上手く、いや、普段と変わらない生活を送れると言うなら無能が1番適切さ！
責任を負いたくないから、周りに意見沢山聞くし、自分の意見に責任モテないから多数決にもする。」
一輝「それで良いんじゃないの？」
八期「自分にとって都合の良いことや悪いことが来ると制御出来ないものがあるのさ！」
一輝「何？」
八期「無能が権力を持つと今まで、制限されてたことが出来るって思う奴は本物のバカなんだよ！」
一輝「どう言うこと？」
八期「後先考えずに自分の国を作ろうとする、そして何かしら矛盾が発生したらすぐ終わる。
これが暴君だと、『自分は除く』とか言って逃げるんだけどな」
一輝「へー」
八期「まあ、僕は野心も無ければ、自分にはそれなりに知識があるとか思ってないから、周りに聞きっぱなしだけど、
嫌な人間とか許したくない人間が居ると、ついトラウマでなにもしてないのに追い出したこと合ってさ！」
一輝「マジで？」
八期「本当に苛められっこ程覚えてるんだよ！苛めっこを見たくない！殺したい！
先生も親も頼りにならなかったら無能はどうすると思う？」
一輝「自殺する？」
八期「それは人任せ！無能は天国へ行く勇気すら無いよ！」
一輝「じゃあ、どうするのさ？」
八期「殺すんだよ！『これは正当防衛だ』ってね！」
回想終わり
2人「ええっ！？」
莉桜「八期は実際に殺したの？」
一輝「警察官を重傷に負わした程度だったかな？」
莉桜「それでも十分ヤバイわよ！」
楓「一先ず退散！」
ディスピア「待て！」
燕「楓さんが危ない！」
バン！バン！
ディスピア「こっちもウザイな！」
莉桜「ヤバッ、今度はこっちに・・・」
一輝「なら、このナイフで・・・」
燕「ダメ！危ないって！」
楓「止めて！」
ドゴーン！
莉桜「皆、大丈夫？」
燕「なんとか・・・」
一輝「楓？楓！」
楓←内臓丸見え
燕「キャー！！！！」
一輝「楓！楓！」
莉桜「ちょっと？これはどうすれば良いのよ？」
ディスピア「フッ、まさかお前の方が先に死ぬとわな！父親より先に・・・」
一輝「畜生！」
莉桜「一輝ダメだよ！」
燕「心乃枝さんに治して貰えれば・・・」
心乃枝「無理や！」
3人「えっ？」
心乃枝「内臓がここまで出てたら、うちの力でも、小ちゃんの力借りても、どうやっても治せへん！」
一輝「そんな！」
莉桜「嫌だよ！」
燕「楓ちゃん！」
ディスピア「グハハハハ！良い様だな！」
ビュン！パチン！
ディスピア「何だ？」
キル「よくも俺の娘を！」
ディスピア「はあ？何だ？愛人の娘の癖に！」
キル「関係無い！愛人だろうと俺の血を継がせた正真正銘の俺の娘だ！」
一輝「キル！」
キル「一輝、俺の力で楓を治すことが出来る！」
一輝「えっ？」
キル「だから、決して落とすなよ！変な菌を入れたくない！」
一輝「分かった！」
ディスピア「ならばお前の最愛の娘を先に・・・」
シュッ！
ディスピア「おっと！」
愛「避けられたか！」
朝子「まあまあ、想定どおりよ！」
千桜「そんな早く息の根止めちまったら面白くねえもんな！」
江子「皆さん、戦闘準備は宜しいですか？」
冥「OKよ！」
有「ディスピア！僕らが相手だ！」
ディスピア「なんだコイツら？」
栞「フン、有、朝子、刹那、愛、江子、千桜、小、冥
あんたはしらないとおもうけど、
この8人がうちの最強チームなのよ！」
次回最強チームvsディスピア！最終決戦！
- Re: 少年教師有！ ( No.277 )
- 日時： 2025/08/07 22:17
- 名前： いくちゃん （ID: aw3qwL.x）
出席番号271番・キルの最後・・・⑧
有「キル！僕らが相手だ！」
ディスピア「お前らが最強チームだかなんだか知らんが、私にとっては関係無い！」
ビュン！
冥「全員右に避けて！」
6人「それ！」
ヒョイ！
ディスピア「何だと？」
冥「右、左と来るわよ！」
ビューン！
ホイッ！ホイッ！
ディスピア「先ずはお前からだ！」
刹那「冥ちゃん、左に避けて！」
ヒュイ！
ディスピア「何？今度はお前か？」
江子「ラステルマギステル！触手よ止まれ！」
ディスピア「嗚呼！なぜだ？触手が動かない！」
朝子「今よ！」
ディスピア「それ！」
パン！
朝子「わあっ！」
ドサッ！
千桜「岡！」
有「朝子さん！」
刹那「触手は止まってもディスピア本人は止まってないのか・・・」
ディスピア「これでお前の皮膚は・・・」
有「朝子さん！」
栞「朝子？大丈夫？」
朝子「尻餅付いただけよ！」
栞「皮膚は何か違和感ない？」
朝子「特になんともないわよ！」
ディスピア「何だと？」
江子「触手の動きを止めたのですから、毒も当然止まります！今のあなたの触手は彫刻も同じです！」
ディスピア「貴様、何てことを・・・、ウオオオ！」
ピキピキ・・・、パリん！
刹那「嘘？」
千桜「おいおい、こんなのありかよ？」
ディスピア「さあ、俺様の更なる力を見せ手やる！」
ビューン！
栞「皆、危ないから逃げて！」
ビュン！ビュン！ビュン！ビュン！ビュン！ビュン！・・・
栞「えっ？」
朝子「私は、こっち行くわ！」
刹那「私はこっちです！」
愛「私は上へ！」
江子「私はあっちの方へ！」
千桜「あたしはそっちだな！」
小「私は下の方へ！」
冥「鬼さん！こっちだ手の成る方へ！」
有「遅いですね、これがあなたの最強の力なんですか？」
ディスピア「畜生！何でお前らはそんなに早く移動できる？！」
朝子「あんたとやりあう前に・・・」
刹那「小さんの注射の薬でで空間移動の薬を射って貰ったからです！」
江子「この人数で触手があちこち追い掛け回せば、どうなるか分かりますよね？」
ディスピア「クー！」
心乃枝「これは？」
渚「あちこちで触手が絡まってるでござるな」
午希「見たか、ディスピア！これがうちの最強チームの力だよ！」
キル「いや、喜ぶのはまだだ！」
千里「どう言うこと？」
ピキピキ、ミシミシ・・・
バターン！
愛美「わあっ！沢山の木が！」
愛美「全部薙ぎ倒された！」
ディスピア「触手にはどんな大きいものでも倒したり破壊できる力があるんだ！ビルだって壊せるぞ！参ったか？」
冥「フッ！」
シュタン！
ディスピア「何？」
朝子「そんなこと・・・」
千桜「初めから想定済だってよ！」
愛「木の下敷きに成らない上空なら当たりもしませんよね？」
ディスピア「コイツら・・・、舐めやがって・・・」
江子「舐めてるのはそちら側では無いですか？」
ディスピア「お前ら、俺を弄びやがって！許せん！」
ビューン！
冥「それよりいつ止め刺すのよ？」
朝子「愛さんがやるんじゃなかったっけ？」
愛「ですが、隙がまだ見えないんです！それに止めを刺すのは小さんですよ！リスクが高すぎます！」
回想（数時間前）
朝子「それでディスピアを倒すにはどうすれば良いのお姉ちゃん？」
栞「あの触手を解除するしか方法は無いわね」
愛「殺すと言う選択肢は？」
栞「無いわ！曲がりなりにも、研究員の１人！それに犯罪者でも事件解決のためには生きて貰わないと後々困るの！」
有「なぜですか？犯罪者なんて最低な人間なんか死んでくれた方が良いですよ！ましてや人を人と思ってないサイコパスなんて！」
刹那「先生！そんなことを言っては・・・」
江子「確かに、憶測で話を進めてしまう可能性がありますし、それだと真相が闇のなかに消えてしまう可能性も！」
栞「そういうこと！真相を突き止めてから殺したって遅くないわ！」
愛「それで弱点とかは？」
栞「首筋よ！」
全員「首筋？」
千桜「なんでそんなピンポイントな所なんだよ？！」
朝子「それ、絶対午希ちゃんのアーティファクトでないと近付けないじゃん！」
江子「いえ、午希さんと協力しても難しいでしょう！」
冥「なんでそんなことが言えるの？」
有「そうですよ！午希さんのアーティファクトで気配を消して後ろに回って小さんが刺せば・・・」
小「そっか！刺すとき両手離れるわ！」
栞「そう！勘の良いディスピアなら数秒で気付くわ！そうなると小さんが危ない！」
刹那「だからと言って他に方法は？」
栞「上から狙うのよ！」
全員「上から？」
栞「上から馬乗りに成って刺せば、さすがのディスピアも、身動きがとれない筈！」
愛「しかしこれもハイリスクだと思います。飛ぶのは勿論私ですが・・・」
栞「他のメンバーで兎に角ディスピアの隙を作るように誘導して！」
有「小さんが愛さんと組むとして、他はどうします？」
千桜「あたしは岡と組むわ！」
朝子「そうね、有が単独行動しようとした時のストッパーとして！」
千桜「お前も人なこと言えんからな！」
朝子「どう言うことよ？」
江子「私は刹那と組みます！親友ですから！」
刹那「うん、皆をサポート出来るように頑張る！」
回想終わり
有『冥ちゃんの予知と刹那さんの読心術で混乱させてるけど、決め手に欠けるな・・・』
朝子『これどうすれば良いんだ？』
上空
愛「大丈夫ですか？」
小「高いところは平気やから大丈夫！でも、打てるかな？」
愛「私も出来るだけフォロー入れます！」
ディスピア「畜生？どこ行った？」
刹那「ディスピアは今、全員を見失ってる！それに江子の魔法のせいで、触手が使い物に成らなくなってる！」
有「これはチャンスですね！」
冥「私が『今よ！』って言ったら行くのよ！」
愛「分かりました」
ディスピア「畜生！」
冥「今よ！」
ガサガサ
ディスピア「ん？」
小『アカン！降りる位置間違えた！』
ディスピア「お前１人とは言い度胸だな？」
ササッ！
ディスピア「何？消えただと？」
小「皆、ごめん！失敗した！」
心乃枝「小ちゃんが生きてるだけで皆安心してるから気にせんでエエで！」
有「そうです！」
栞「まだチャンスはあるから落ち着いて！」
小「ありがとう、ところでここは？」
心乃枝「渚さんの『天狗の隠れ蓑』の中や！」
愛「渚！南方向２００m付近で落ち合おう！」
渚「了解！」
小「やっぱりうちには止め役みたいなメインの立ち位置なんて向いてないんや！」
心乃枝「何言うてんの？小ちゃんが仕留めないと誰が仕留めるん？この状況を打破するには小ちゃんの力が重要やねん！もう一度チャレンジや！」
一方その頃
ディスピア「アイツら本当にどこに消えた？」
？「おうおうディスピアさん、まだ生きてたのかい？」
ディスピア「その声は誰だ？」
？「お前のせいで、変な体にされた１人だよ！」
ディスピア「隠れてないで、出てこい！」
？「ああ、出てきてやるよ！」
ボー！
ディスピア「わあっ？何だ？」
悠真「たく、火を吹くドラゴンって何だよ？どんな変化だよ？」
ディスピア「貴様？」
悠真「俺達が相手してやるよ！」
ビューン！
ボー！
ディスピア「何？」
悠真「どうやら、その触手火には弱いそうだな！」
ディスピア「部が悪い、一先ず退散だ！」
悠真「ディスピアが逃げたぞ！」
ディスピア「畜生！反則だろ！」
バシャン！
流「止まりなさい！」
ガチャン！←触手対抗銃
ディスピア「わあっ！何だ？殺さないでくれ！」
流「今よ！」
ディスピア「何？」
小「そ～れ！」
ドスン！プスン！チュー！
ディスピア「嗚呼！止めてくれ！」
小「もとに戻れ！」
シュルルルルル・・・・
ディスピア「嗚呼！俺の力が・・・、嗚呼！」
パタリ！
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