二次創作小説(新・総合)
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- 少年教師有!
- 日時: 2024/10/16 18:51
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
いくちゃんです!
ナンバーズ更なるスピンオフ作品!
このお話の主役は鶴の弟・有!
あの有が帰ってきて教師になった所から始まります!
時系列は八期が絶対命令を持った生徒会長として認められた直後からです。
先にメインとなる登場人物だけを紹介します!
例えるなら魔法先生ネギま!と暗殺教室を混ぜたお話に成ります!
ぜひ、読んでください!
担任・岡田有
副担任・岡田栞
出席番号
1番・幽霊生徒・相坂冷子
2番・影主人公・石井悠馬
3番・サブ主人公・石田陽斗
4番・人気ヒロイン・岩村江子
5番・助太刀ヒロイン・岩村小
6番・影ヒロイン・氏家流
7番・メインヒロイン・大西楓
8番・正ヒロイン・岡朝子
9番・対抗キャラ・岡崎友人
10番・禁断ヒロイン・岡田泉
11番・主人公・窪一輝
12番・見守りヒロイン・久永春
13番・百合っ子・木谷心乃枝
14番・定ヒロイン・小宮春奈
15番・謎ヒロイン・桜咲愛
16番・分析ヒロイン・佐々木歩
17番・空気ヒロイン・田中莉桜
18番・一時期ヒロイン・谷川燕
19番・噂主人公・千葉雄樹
20番・準一時期ヒロイン・長野渚
21番・準空気ヒロイン・難波千里
22番・隠れヒロイン・牧野恵花
23番・モブヒロイン・牧野恵子
24番・噂ヒロイン・博士瞳
25番・疑惑ヒロイン・長谷川千桜
26番・悪キャラ・真鍋絵理
27番・昇格ヒロイン・宮里刹那
28番・準ヒロイン・麦田午希
29番・対抗ヒロイン・麦田部子
30番・肝っ玉お母さん・四葉寿美鈴
31番・謎キャラ・モア・ワコール
32番・裏ヒロイン・岡村冥
33番・悪主人公・寺坂糸成
34番・悪ヒロイン・新井蘭
35番・未来ヒロイン・牧瀬凛
36番・ミイラヒロイン・真中ルン
37番・サポーターキャラ・前田恋
38番・サブヒロイン・前川ロン
39番・お嬢様ヒロイン・高橋舞桜
40番・準対抗ヒロイン・佐藤愛美
41番・サポートキャラ・茂本紬
※今後増える可能性あり(随時載せる予定!)
- Re: 少年教師有! ( No.230 )
- 日時: 2025/01/21 19:44
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号224番・文化祭最終日!悪魔のゲーム開幕!
有「あっという間の文化祭でしたね?」
一輝「良い思い出と悪い思い出が入り交じる・・・」
蘭「私達も本人役で出たかった!」
心乃枝「ごめんな、鶴さんやグレーテルちゃん達の記憶に5人は居らんかったねん!」
部子「私達嫌われていなければ良いのですが・・・」
春奈「だよね!継母と悪徳女社長だもん!」
江子「二人一役で通行人のお姉さんやってたのはどこの誰ですか?」
歩「委員長達は良いじゃん!私はずっと裏方だったんだよ!」
凛「それよりこの学校にはある言い伝えがあると聞きましたが?」
恋「言い伝え?何それ?」
ロン「私も他の生徒が話してるの聞いたよ!なんか、キスしたらどうたらこうたら・・・」
流「もしかして、後夜祭の一発目の花火で唇を交わした男女は結ばれるって話かしら?」
凛「ええっ、あの子供先生は去年どうしたのか気になって・・・」
歩「たしか・・・」
小「皆で一斉に行くから、団子状態になって失敗したような・・・」
江子「しかしその後、何者かに先生が拐われて・・・」
刹那「花火も不発で・・・」
愛「戻ってきた時には先生がお母さんに会ったと言ってました」
凛「つまり、私にもチャンスがあるってことね!」
ルン「ちょっと、私を忘れないでよ!」
舞桜「私だって負けませんよ!」
部子「私だって去年のリベンジを!」
歩「負けないよ!」
小「うちだって歩だろうと正々堂々!」
朝子「私だって!」
愛「負けませんよ!」
江子「手強い人が一杯です・・・」
刹那「私達勝てるかな?」
春奈「何弱気に成ってるのよ!」
陽斗「俺達もやろうぜ!」
悠真「氏家約束だぞ!」
流「分かったわ!」
一輝「ロマンチックな話だね!僕には関係無さそうだけど!」
友人「おうおう、去年俺と殺し合いしたのをお忘れか?」
楓「あんたの一方的な嫉妬でしょうが!」
心乃枝「恋もエエけど、その前に、最終日はお楽しみの企画があるとか無いとか言うてへんかった?」
燕「それはたしか昼頃だったような?」
ピンポーンパンポーン!
?「スリーシスターズ学園の諸君!おはよう!」
全員・ざわざわざわざわ・・・
?「我が名はゲームマスターだ!」
八期「何この放送?お楽しみ企画の時間って?」
香「これは聞いていないわ!企画内容は先生達しか知らないもの!」
杏「零ちゃんも?」
零「知らない!」
ゲームマスター「これより、君達にはサバイバルと言う名の殺し合いをして貰う」
全員「はあ?!」
理「ちょっと、どういう事?」
香「私も知りません!理事長でもないんですか?」
理「違うわよ!」
栞「兎に角放送室に行きましょう!犯人が居るかもしれません!」
ゲームマスター「君達にはある人間を殺して貰う!」
全員「ええっ!!!!」
ゲームマスター「ソイツを殺せば、謝礼として1億円をやろう!」
全員「ええっ!!!!」
ゲームマスター「ただし、殺して警察に捕まったりすれば、その後は知らぬ!私は責任は取らないぞ!」
一部「ヒー!」
ゲームマスター「ターゲットを暗殺して1億円か?見つかってブタ箱行きか?決めるのは君達の自由だ!」
男子A「1億円貰えるのか?!」
男子B「誰だ?誰を殺せば良いんだ?」
女子A「ダメだって、殺人なんてやったら最悪死刑よ!」
女子B「止めた方が良いよ!」
男子A「暗殺なら、証拠さへ残さなければなんでも良いんだよ!」
男子C「待てよ!じゃあ、自分が殺したってどう証明するんだよ?」
男子B「制服のボディカメラがあるだろ!それをゲームマスターに見せれば・・・」
男子達「行くぞ!暗殺だ!」
女子達「1億は私のものよ!」
明「皆お金に目が眩んで殺人を犯そうとしてる!」
杏「早く止めないと!」
ゲームマスター「さあ、ターゲットを発表するぞ!
その前に、ただのお金目当てだと殺意なんて湧かないから、ターゲットがなぜ殺しの対象なのかを語ろう!」
全員「ゴクリ・・・」
ゲームマスター「コイツが何をしたのか?それは私のお母さんを死に追いやったからさ!」
全員『お母さんを死に追いやった?』
蜜柑「まさか、愛?」
桃子「愛じゃないよね?」
愛「違うよ!私はここに居るじゃん!」
林檎「そうだよ!何を言ってるのさ?」
ゲームマスター「お母さんは貧しい状況ながら、女手1つで私を育ててくれた。バイトを何個も掛け持ちしたり、身体が壊れそうな位、働き詰めだった!」
放送室前
香「着きました!」
理「取り敢えず、放送が終わったところで行くわよ!」
栞「なぜですか?」
理「目的を聞かない限り、解決方法なんて無いわ!何事も動機がある筈よ!愉快犯でない限り!」
栞「はい」
ゲームマスター「私はそんなお母さんの為に勉強を兎に角頑張って難関校であるこの学校に受かるために頑張りました!しかし、授業料が足りなくて入学は出来ないと思ったそんな時、大金を手に入れるチャンスがありました。」
全員『えっ?』
ゲームマスター「私のお父さんの遺産をお母さんは見付けました!ですが、父の遺言には私の名前が書いておらず、別の娘の名前が!」
理「ねえ、この子のターゲットって?」
香「ヤバいですね!」
ゲームマスター「私はビックリしました。まさか自分に腹違いとはいえお姉ちゃんが居ることを!しかし、その姉は裁判で私のお母さんを『おばさん』と呼び、更には『自分の親ではない』と言いきりました。
私には信じられません!なぜなら私と一緒に居る時のお母さんはいつもニコニコして居る人だったから・・・、それは過去の話であり、昔のお母さんは育児ストレスがあったのだと目を瞑れますが、それよりも子供を捨て、自分に弟妹を押し付け、顔を見せない実親を母親と認めて居ることが私には理解できませんでした!」
栞「やっぱりこの子は?」
ゲームマスター「お母さんは本気で反省して、皆と新たな家庭を作ろうとしていたのに・・・」
理「突入よ!」
バン!
ゲームマスター「裁判に負けたお母さんは、自分の生命保険でわたしを学校に入れるために自殺しました!」
理「そこまでよ!」
栞「あなたのターゲットは私ね?殺せるものなら殺してみなさい!」
香「これは・・・」
3人「ダミー人形?」
ゲームマスター(テープ)「そんな私のお母さんを自殺に追い込んだ義姉と、お金を持ち逃げした義姉の母親を私は許しません!」
鶴『えっ?それって?』
ゲームマスター(テープ)「ターゲットは岡田鶴!そして、その母親である岡田栞!この2人を暗殺して下さい!私の人生を奪った醜い母娘を!」
二「これはヤバいぞ!」
一「皆、鶴ちゃんを守って!」
体育館
八期「これはヤバくないか?」
零「お姉ちゃんとお母さんが危ない!」
ゲームマスター(テープ)「私の大切なものを奪った母娘を殺して!」
ワー!
理「全校生徒が雪崩出てるわ!」
香「理事長、気絶させてでも止めた方が良いですよね?」
理「今回ばかりはその通りにして!でないと私達の命も危ない!」
ゲームマスター(テープ)「あと1つ良い忘れた事がありました!」
全員『えっ?』
ゲームマスター(テープ)「先程言った2人を守る人間が居た場合、仲間と見なして彼らも同時に殺して下さい!」
ナンバーズ8「なんだって!」
レインボー「ヤバいよ!ヤバいよ!」
有「3Dの皆さん、これより鶴お姉ちゃんと我副担任の栞先生を守りにいきましょう!」
朝子「守るって言っても、学校の皆をどうするつもり?」
愛「いくらお金に目が眩んでいるとはいえ殺せません!」
刹那「それに止めに来てる人も居たら?」
ダン!ダン!ダン!
一輝「谷川さん!それは?」
燕「麻酔銃よ!これで皆を眠らせましょう!」
愛「あの、私剣技専門なんですが?」
瞳「そんなこともあろうかと、こちら!」
有「何ですか?」
瞳「振り回すだけで、麻酔の液が飛びますので、口に命中させて下さい!」
愛「ピンポイントですね!」
渚「無いよりはマシでござる!」
有「皆さん、全校生徒を助けるために、いざ出動!」
3D生徒達「オオッ!」
突如謎のゲームマスターによって開催されたゲーム!
果たしてゲームマスターの正体は?
- Re: 少年教師有! ( No.231 )
- 日時: 2025/01/20 17:44
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号225番・衝撃の事実・・・①
男子A「どこ行った?」
ドタドタドタドタ・・・
一「本当、意外と見付からないものね!ドアの影って!」
二「とある番組でドアの影に隠れて100万取ったお父さんが居るくらいには灯台もと暗しなようだよ!だが、一時凌ぎ程度しか無理だけどな!」
鶴「2人ともありがとうね」
一「匿うに決まってるじゃん!鶴ちゃん命狙われてるんだよ!」
二「これからどうする?学校を出るわけにも行かんし・・・」
鶴「取り敢えず、零達と合流したい!」
二「なんで?」
鶴「私が狙われてるいるなら、下手したら零達も狙われる可能性だってあるんだよ!岡田家の人間として!」
一「そう言われる可能性も少なくないわね、まあ襲われても私に任しときなさい!」
二「俺も手伝うぜ!さっきは武器に成りそうなもん無かったから逃げてただけさ!」
一「そうね!さあ、やっちゃうわよ!」
鶴「出来れば殺らないで!」
一方その頃
ダン!ダン!ダン!ダン!
燕「的が多すぎますね!」
ダン!ダン!
悠真「俺も加勢するぜ!」
犬太「コイツら何がしたいんや?」
午希「お金に目が眩んで栞先生達を探してるんだよ!」
朝子「あんた達!」
男子B「なんか来たぞ!」
朝子「栞先生に手を出したらただじゃおかないんだから!」
男子達「アイツも敵だ!行け~!」
ダン!ゴン!パン!
朝子「フー!」
男子B「参りました・・・」
春奈「相手を見てから戦えって!」
刹那「見ただけでは分からないと思う・・・」
朝子「それより栞先生はどこなの?」
江子「そもそも有先生も居ません!」
刹那「皆はぐれちゃったみたい!」
一方その頃
零「早く先生達の所へ行くよ!これだと伯母さん達も危ない!」
八期「クソー!こんな時絶対命令があったら・・・」
明「それは本当にその通り!」
愛(妹)「ふえーん!お姉ちゃん早いよ!」
零「命掛かってるんだから文句言わない!明ちゃん妹をありがとう!」
明「これくらいの子なら軽い軽い!」
愛「ゲームマスターに心当たりはある?」
零「あるよ!」
杏「そうなんだ・・・、あるの?」
零「動機は本当のお母さんを決める裁判!実は私違和感が合って・・・」
八期「どういう事?」
零「それは言えないけど、あとトイレに行った時、子供の声で『許さない』とかなんとか聞こえたのよ!多分、裁判に納得のいかなかった女の子がトイレの中で復讐を誓ってたんだと思うわ!」
全員「ええっ!!!!」
薺「犯人の目星は付いてるんですか?」
零「ええっ、多分あの子だと思う!」
恵利香「あの子って分かるんですか?」
零「確証はまだ持てないけど、多分あの子なのよ!」
一方その頃
一輝「無我夢中で走ってきたからここがどこか分からないよ!」
楓「そうだね、全校生徒達も大変だね」
一輝「改めてお金って怖いなって思うな・・・、1億円手に入るなら人の命などどうでも良いって感じで!」
楓「そ、そうだね・・・、本当お金って怖いし、人を変えてしまうね!」
香「あっ、窪君!」
一輝「あっ、星だ先生だ!おーい!」
理「コラ!あんまり騒がないで!他の生徒達に見付かったらどうするの?」
一輝「あっ、そうでしたね!すみません!」
楓「そうだよ!ごった返してる時にナイフで先生が刺されたらどうするつもりなのさ!」
一輝「そうだね」
理「本当に大変な事に成ったわね!」
一輝「ゲームマスターの目的は?」
栞「多分、狙われてるのは私と鶴なのよね、あの時の裁判が引き金に成ってるから・・・」
香「早く犯人を見付けて止めないと・・・、それに早くこんな最低なゲームを終わらせないと!」
理「そうね、犯人は恐らくあの時の裁判の原告だった大西成海の娘ね!彼女にはヘンゼルとグレーテルとゼロとフリーの他にもう一人子供が居るって私聞いてたから!」
香「そうなんですか?」
理「ええ、鶴に呼ばれた時、あの人鶴も合わせて『6人の子供しか育てない』って言ってたから!『お金がすぐ無くなる』とか『他所の子供は見る責任が無い』とか言ってたわ!」
栞「確かに、鶴ちゃんを除くと数が合いませんね」
一輝「つまり、その子供が母親の復讐をするためにこんな酷い企画を・・・」
グサッ!
4人「えっ?」
零「最初は偶然だと思ったの!珍しい名字でも無かったから!」
八期「それって?」
明「あの成海って人と?」
零「うん、同じ名字・・・」
ボタボタ・・・
楓「あ~あ、外して別の人に当たっちゃった・・・」
理「うちの可愛い妹と生徒達に危害を加えさせないわよ!」
3人「理事長!」
理「窪君!2人を連れて逃げて!」
一輝「はい!」
楓「逃がさないわよ!」
理「ああ!」
一輝「触手が!」
香「ダメよ!」←一輝を守る
シャキーン!
シュッ!
一輝「えっ?」
有「あなたがゲームマスター何ですか?大西楓さん!」
楓「フッ、その通りよ!」
有「あなたが、なぜ?僕のお母さんやお姉ちゃんの命を・・・」
楓「あんたの姉がうちのお母さんを母親と認めなかったから!あんたの姉の母親さへ居なければ、10億は私の家の物だったのよ!」
香「そんなのただの逆恨みよ!復讐なんかじゃない!」
楓「うるさい!私がどれだけ苦しい生活をしてきたか分からないくせに!」
一輝「だからって、生徒を巻き込んでまで殺し合いさせるのは間違ってるよ!」
楓「そんなのどうでも良いわ!」
5人「えっ?」
楓「私は、岡田栞と岡田鶴!あんたらさへこの世から消えてくれれば良いのよ!」
一輝「楓?」
楓「あんた達さへ死んでしまえば、お母さんへの報いは果たせる!それで被った被害とか私が殺人幇助で捕まるとかどうでも良い!あんたらさへこの世から居なくなれば私はそれで結構よ!」
香「なんて身勝手な・・・」
八期「人任せですよ!」
一輝「八期?」
薺「大西さん、今すぐこのバカな企画を止めなさい!」
楓「嫌よ!岡田栞とその娘の鶴が死なない限りね!」
八期「1つ聞くが、仮に誰かが、鶴さんと先生を殺したらどうなるんだ?」
一輝「八期!」
香「なんで聞くのよ!」
零「いえ、良い質問です!」
八期「1億円は?あんた払えるのか?アフターケアは?だれにあげるとか、証拠はどうするんだ?」
楓「出せるもんなら出してみなさいよ!私の目的は岡田栞と岡田鶴をこの世から消すこと!1億なんか持ってないし、仮に『殺った』とか言う生徒が居ても、最終的にコロス映像なんか撮れっこないわ!まあ、仮に撮れたとしても、私と一緒にブタ箱に道連れだけどね!」
零「つまり、捕まることに恐れはないと!」
楓「お母さんへの報いを果たせたら私はそれで良い!これで天国のお母さんも喜んでくれるわ!」
栞「そんなこと無い!」
楓「何ですって?」
栞「あなたが私を殺したって、意味は無いのだから!天国のお母さんも喜ばないわ!」
有「ううっ・・・」
零「有!大丈夫?」
一輝「あの時、先生の脇腹にカスッテたんだ!」
香「兎に角、保健室で治療をして貰いましょう!栞ちゃんあなたが1番危ないから一緒に行くわよ!」
栞「ええっ!分かったわ!」
一輝「楓!ダメだよ!こんなこと!命の無駄遣いだよ!」
楓「命の無駄遣い?上等よ!でも、ターゲットが消えたわね、今深追いしても意味ないから一旦考えさせて貰うわ!」
一輝「楓!待って!」
ビュン!
糸成「どうした?」
一輝「ゲームマスターは楓だった!楓は鶴さんと栞先生を本気で殺る気だ!ってなんで糸成君がここに?」
犬太「さっきの会話学校中に響き渡ってたぞ!」
零「理さん、ナイス!」
理「そんなに血は出てなかったからマイクを取るくらいは簡単だったわ!」
一輝「どこからですか?」
薺「香先生の『そんなのただの逆恨みよ!復讐なんかじゃない!』辺りからですね」
八期「ですが、理事長!この後どうします?」
理「取り敢えず、あなた達は他の生徒を止めて!ボディカメラは録音も出来るからそれを聞かせれば、例えバカでも諦める筈よ!」
八期「分かりました。」
理「大西さんは我々教師の手で止めるわ!」
- Re: 少年教師有! ( No.232 )
- 日時: 2025/01/20 22:43
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号226番・衝撃の事実・・・②
保険医「これは酷い怪我ね・・・」
香「まさか病院?」
保険医「そこまで気にすることはないでしょう、ただ、包帯を巻いたら激しい運動をしないことをお薦めします」
有「そんな!生徒達が頑張ってるのに何も出来ないなんて誰が守るんですか?」
香「バカ!子供のあんたに守られてたら皆プライド傷付いて情けないわよ!ここは私達大人に任せなさい!」
栞「香ちゃん!突っ込むところが違うよ!有先生の体を気にしなよ!」
朝子「兎に角、まずは大西を止めることが先でしょ!」
心乃枝「まさか、有君のお父さんの娘やったととは?」
零「正確には隠し子であり、お姉ちゃんの継母の娘です!」
有「零姉は知ってたの?」
零「大西って名字を見て『まさか』とは思ったけど、大西って名字はそこまで珍しくないでしょ?」
部子「確かに!」
午希「むしろ、うちらの『麦田』の方が珍しい方かも!」
糸成「しかし、おかしいな?」
絵里「何がだ?」
糸成「あの触手は俺と同じ物の筈なんだが、メンテもせずに触手なんか生やしたら、地獄のくるしみが続いてる筈なんだ!」
一輝「どういう事?」
糸成「お前らに分かるように説明すると脳みその中で棘だらけの虫がずっと暴れてる気分」
八期「そんなヤバイのを・・・」
糸成「普通の人なら表情にも出さずに耐えきるなんて不可能だ!」
燕「有先生!」
有「何ですか?」
燕「先生のお父さんの名字って分かります?」
香「堀口よ!」
栞「そうね、そうだったわ!」
有「なんで香先生が?」
香「あら言ってなかったっけ?堀口克美は私の初恋の人よ!」
全員「ええっ!!!!」
零「優秀な研究者だけど女たらしってことしか記憶ありません」
栞「それで谷川さんはなんで克美の事を?」
燕「修学旅行の時、一度楓さんが名刺を落としたのを拾って、そしたらその名前が『大西楓』でなく、『堀口楓』だったんです!お母さんが大西ならと思って・・・」
香「ええっ、大西さんが堀口って名字だったのは十中八九事実ね!克美の愛人の子なら尚更!」
春奈「待って!」
刹那「春奈どうしたの?」
春奈「堀口楓ってどこかで見たかとあるような、聞いたことあるような気がしてネットで調べてみたら・・・
天才子役の堀口楓よ!」
全員「ええっ!!!!」
零「あの子天才子役だったの?」
有「全然知らなかった・・・」
八期「2人は知らなくて当たり前だよ!零ちゃんはイギリス行ってたし、有はまだ小さかったんだし!」
八姫「あんたは?」
八期「全然知らない」
八姫「何自信満々に言ってるのよ!」
芹「そう言う八姫は?」
八姫「全然知らない」
芹「人のこと言えないじゃん!」
愛「それにしても・・・」
江子「今、動画サイトで確認しても・・・」
愛「似てるようで似てないような?」
午希「顔つきから雰囲気まで全然違う」
杏「それだけ演技力が上手かたってことか!」
明「あたしもこのドラマ見てたよ!お義姉ちゃんと一緒に!」
朝子「それより裁判の内容が分からないんだけど?どういう事なの?」
零「えっ?分からない?」
心乃枝「そもそも複雑過ぎるねん!」
零「文句は亡くなったあのクズ親父に言って!あの人、死んでもまだ私達に迷惑掛けるんだから!」
八期「鶴さんを産んだお母さんと育てたお母さんが別なんだよね?」
零「産んだ方が実のお母さんなんだけど、クズ親父の不倫で離婚!慰謝料は請求出来たけど、親権は親父の方だったの!お母さん未成年だったから!」
八期「零ちゃんが生まれた時は?」
零「私とお母さんは19歳差よ」
明「それでも若いな!早すぎるでしょ!」
零「それでクズ親父がお姉ちゃんの為に宝くじで当てた10億円を預金通帳に入れて、箪笥に閉まって遺言を書いたのよ!」
千桜「その遺言がややこしくしたのか?」
零「その通り!10億円は全てお姉ちゃんの物に成るように書いて合ったんだけど、お姉ちゃんが未成年だった時はお姉ちゃんの親、つまりお母さんが管理することに成るように書いてたの!」
朝子「それって、大西の言う通りじゃないの?」
零「お姉ちゃんは『継母は育児放棄してる上に自分の事を子供としてみていなかったから親と呼びたくない』って言って、『自分を生かして、弟妹達に会わせた、産みの親を母と呼びたい』って家のお母さんが実の母だって主張したの!
まあ、私もそれが正しいと思ってるし、あの継母は私達の事を邪魔者扱いしてたし!」
春奈「でも、大西さんが怒る気持ちも分かるな・・・」
八期「でも、裁判で決まった事だし、継母が育児放棄しなかったらまた変わってたかもしれないよ!」
理「それはその通りね」
部子「それっていつの話ですか?」
八期「たしか、裁判は3年前の話だよね?」
栞「大西さんが入ってきた年は?」
江子「本人が中等部からと言っていました」
零「だったら、彼女が触手を入れたのは裁判の後ね!」
八期「本人は元々ここを志望してたみたいだから、見付けたのは偶然かな?」
零「そうだと思う・・・、でもあの薬はお菓子工場にあった物でしょ?どうやって手に入れたんだろ?」
全員「う~ん」
一方その頃
楓『お母さん、いよいよアイツらのお金を取り戻せるよ!私達から奪った生活費を!』
回想
3年前
裁判官「判決、主文岡田鶴の母親は・・・、
被告、岡田栞であるものとする!」
楓『嘘でしょ!何で?何で私達じゃないの?』
トイレ
楓『信じられない・・・、お父さんの遺言書は私のお母さんがかつて住んでた家の箪笥から見付かったのに・・・』
零「お母さんは栞先生、栞先生なんだよね?でも、なにかおかしい、なんだろう?」
バタン
楓「『あの子は、岡田鶴の妹!もしかしてあの母親は替え玉?もしそうなら・・・』許せない、許せない!」
裁判から数ヵ月後
バタン!
楓「えっ?お母さん?」
成美←首吊り自殺
楓「そんな、嘘だって言って!ねえ!お母さん!ん?これは・・・」
遺書
『楓へ
スリーシスターズ学園合格おめでとう
ですが、家にはあなたを通わせるお金がありません!
お母さんはかつて子供を捨てたことがあります。
多分そのバチが当たったのでしょう。
なので、私みたいな生きる価値の無い人間が貴方のために最後のプレゼントを渡します。本当にごめんなさい
母より』
楓「お母さん!アアーン!アアーン!えっ?まだ続きがある。」
『PS、あなたに復讐心があると言うなら裏ルートで手に入れたこれを使って、憎きあの人の愛人と親不孝の娘を殺して下さい!
ただし、これを使うと巨大な力を得られる反面、メンテナンスを怠れば地獄の苦痛に苦しみます。
使うかどうかはあなたに任せます。
※殺すのは2人だけで』
楓「分かったよ!お母さん!私がお母さんの仇を取る!」
楓『それから私はスリーシスターズ学園中等部に入学を決めた。』
入学初日
一輝「あれ?君は?」
楓「私は別の小学校から受験して来たの!だから初めましての子が多くて・・・」
一輝「へー、珍しいなあ!小学校からは入っていれば中学まではエスカレーター式なんだよね!今はそれどころじゃない施設が出来てるから難しく成ってるけど・・・」
楓「それにしても髪長いね?」
一輝「イヤー、色々合って、切れないんだよね・・・」
楓「じゃあ、私がイメチェンしてあげる!」
一輝「えっ?」
数分後
楓「ほら、どう?」
一輝「あっ、なんか良いね」
楓「私とお揃い!」
一輝「本当だ!ええっと・・・」
楓「大西楓!」
一輝「僕は窪一輝!」
楓「へー、一輝って言うんだ、私の事は楓って呼んで!」
一輝「えっ?大西さん・・・」
楓「だから、楓って呼んで!私も一輝って呼ぶから!」
一輝「楓さん・・・」
楓「さんは付けなくて良いから」
一輝「楓」
楓「それで良いの」
楓『目立っても目立たなくても警戒されるだから配役を工夫した!
思春期の男女は、異性と居るだけでカップルとからかってくる!
ならば、私もそれにあやかり敢えて名前で呼ばすことで、周りからの警戒心を薄くさせた』
保健室
栞「それでどうします?」
理「八期の絶対命令があれば、もっと簡単に言うことを聞かせられるんだけどね」
八期「人の権力に頼らないで下さいよ!大の大人が何言ってるんですか?」
零「そう言えば、昼からやるお楽しみ企画は何をするつもりだったんですか?」
理「それよ!」
栞「どれですか?」
理「お楽しみ企画を変更して、皆を巻き込みましょう!」
愛「あの、外はめちゃくちゃ危険なんですが?」
理「秘密の訓練受けてるあなた達があの雑魚達に負けるの?」
愛「そんなことあり得ません!」
朝子「私だって!」
絵里「私もいっちょやってやるか!」
部子「有先生のために人肌脱ぎますわよ!」
香「言っとくけど、これは時間稼ぎよ!目的は大西さんを止めること!皆、分かってるわね?」
全員「はい!」
果たしてその作戦とは?
- Re: 少年教師有! ( No.233 )
- 日時: 2025/01/21 21:37
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
ピンポンパンポーン!
栞「ああ、ああ!全校生徒に告ぐ!」
全員「何々?」
女子生徒A「何々?」
栞「私こそが、大西さんの親を自殺に追い込んだ張本人だ!」
男子生徒B「認めた!」
男子生徒A「やっぱりアイツは悪人なのか!」
栞「私を殺したいと言うならドンと来い!いくらでも相手してやる!」
全員「オオッ!」
出席番号227番・衝撃の事実・・・③
栞「ただし、私は不思議な体をしていてな!」
全員「えっ?」
栞「今から黒服達が渡す特殊なナイフと特殊なライフルで狙わないと私は殺せぬ!」
全員「えっ?えっ?」
栞「私も、3Dの劇で合った、お菓子工場の被害者の1人だ!」
全員「ええっ!!!!」
栞「今から始めるが、私を守る護衛達も居るぞ!護衛達を倒して私のところまで来れるかな?それでは皆のもの戦闘開始だ!」
ポチっ!
ドカーン!
全員「ウオオオ!」
八期「単純でバカな奴らだな!」
薺「今の事件をイベントにするなんて理事長やる!」
数分前
栞「私がボスですか?」
理「ここは大西さんの殺人予告を上手く利用すべきよ!お願い!」
朝子「栞先生は私達が守りますから!」
愛「学校の生徒など雑魚も同じです!私達が本気出せば1時間もあれば余裕です!」
理「それに、対キル用のナイフとライフルを生徒達に渡すから!あれはキルにしか効かない、当たってもちょっと痛いくらいのオモチャも一緒よ!」
犬太「あれ、地味に痛かったで!ナイフは全然切れへんかったけど・・・」
栞「ちゃんと守ってよね?」
部子「私達も!」
歩「有君のために、先生の為に!」
回想終わり
心乃枝「治せたけど・・・」
香「あんたは動くな!」
有「でも・・・」
心乃枝「うちの力は重症なると傷を治すまでが精一杯やねん!体の回復までは無理や!ましてや、命落としてもうたり、即死やったら絶対治せへん!」
放送室のある校舎の前
恵子「さあ、まずは・・・」
恵花「僕らが相手だよ!」
恵子「コテンパンにするです!」
男子生徒A「こんなチビなんて簡単だ!踏んでしまえ!」
生徒達「ウオオオ!」
ドン!
男子生徒C「うわー!」
男子生徒D「コイツチビな女の癖に!」
恵子「女の子でチビで悪かったですね!」
恵花「僕らは秘密の訓練を受けてるからね!ちっこい女だって舐めてもらっちゃ困るね!」
男子生徒B「おい、入口はあっちにもあるぞ!」
女子生徒A「そうだったわ!」
恵子「あっ、入口は1つだけじゃなかったです!」
ドン!
女子生徒B「キャー!」
女子生徒A「何するのよ?」
蛙「フフフ、俺はここの門番を頼まれてな!」
女子生徒C「ちょっと、今胸触ったわよね?痴漢よ!」
蛙「なんの事だ?俺らはここを守るように言われただけだ!」
恵子「蛙君!ありがとう!」
流「このゲームは殺し合いなのよ!セクハラも痴漢も無いわ!」←上の窓から
悠真「文句あるなら俺らを倒していくんだな!」←同じく
ドン!
恵花「えっ?」
蝦蟇「たく、よそ見してる場合かよ!交わされて入られてるぞ!」
恵子「蝦蟇君!」
女子生徒C「だったら・・・」
蛙「おおっ?何だ?いくらでも相手してやるぜ」
キーン!
蛙「痛ー!」
流「ちょっと、どうしたのよ?」
悠真「男の急所を狙われたな!」
流「そんなに痛いの?」
悠真「マジで、痛いから!女子には分からないかもしれないが・・・」
ズドーン!
生徒達「何だ?何だ?」
絵里「久し振りに人暴れ出来るとはな!」
寿美鈴「絵里さん!程ほどに!後眠らせるだけにして下さい!」←メガホン
絵里「ハイハイ、分かったよ!」
男子生徒E「あれも敵か?」
女子生徒D「あんな小さい子が?」
女子生徒E「でも目の前にもちっちゃい子居るし・・・」
バン!バン!バン!バン!
男子生徒F「誰だ?」
ドカーン!
全員「わあ!」
犬太「午希姉ちゃんのアーティファクトのお陰で一斉に眠らせたな!」
午希「上空では燕さんと愛さんと絵里ちゃん、地上では私達!」
一方その頃
八期「めちゃくちゃ入られてるけど良いのかな?」
薺「しかも、なるべく急所を狙わないこと、階段や窓から突き落としたらダメですからね・・・」
香「嫌よ!学校の文化祭で殺し合いして生徒が100人も帰らぬ人に!なんて!」
芹「それもう別の理由で廃校よ!」
明「栞先生は大丈夫なの?」
杏「朝子ちゃんが連れて逃げ回ってるよ!」
町子「どこへ逃げていくんだろうね?」
香「零も付いていったわ!なんか、大西さんを探すんですって!」
八期「成る程、直接止めるわけね!」
一方その頃
栞「まさか、学校にこんなダクトがあるだなんて!」
零「希お姉さんに教えてもらったって、八訓が言ってました!」
朝子「これのお陰で逃げてられるけど、岡田さん、あなたは何で私達に付いてきたの?危ないし、命がいくつ合っても足りないわよ!」
零「伝えなきゃいけないことがあるから!」
朝子「伝えることって誰に?」
零「大西さんにだよ!」
朝子「何を伝えるのよ!なに言ったってアイツの気持ちは変わらないって!ってか、栞先生を危険に晒す気?」
零「そうなるかもしれないけど、大西さんにちゃんと伝えないといけないの!この殺人計画はなんの意味もないって!」
朝子「そりゃ、死んだ人間は帰ってこないんだから意味ないけど、アイツにとってはあんたのお姉さんとお母さんさへ居なくなればそれで良いんでしょ!
本人も牢屋に入ることなんか気にしてなさそうと言うか、上等って感じだったし!
下手したらあんたが殺されるわよ!」
零「それでも半分血が繋がってる親戚としてあの子を助けたい!それが私の責任だと思うから!」
栞「零・・・、私もあの子に言わないとね!」
朝子「何をですか?」
栞「私達はあの触手の研究をしてたから分かるのよ!あれがもうすぐ彼女に危機が迫ることをね!」
一方
有「う~ん・・・」
心乃枝「どうしたんや?」
江子「力に成れないことが悔しいんですか?」
有「違います、大西さんの事を考えてたんです」
千桜「あれは星田先生の言う通り逆恨みだ!金に目が眩んだ母親がお金欲しさに、娘をだし抜こうとしたけど失敗した!
ただ、それだけの事さ!」
有「では、なんで大西さんは傷1つ付いてないんでしょう?」
刹那「えっ?」
有「なんで、今生きてるのでしょう?」
千桜「はっ?どういう事だ?」
有「だって、大西さんをあの継母に虐待を受けてたら、多分今ここに居ないと思うんです!」
江子「ですが、先生のお姉さんやお義兄さんとお義姉さんは虐待を受けてましたよね?」
有「ヘンゼルとグレーテルが捨てられてから間が空いてますよ!それに鶴お姉ちゃんから聞いた生い立ちと大西さんの年齢を合わせると、ヘンゼル達が捨てられた時には大西さんは生まれてる計算です!」
江子「ですが・・・」
有「大西さんの言うことを信じるのであれば、ヘンゼル達を捨てた後、子供を捨てたことを後悔して楓さんを大切に育ててたのではないでしょうか?もしそうだったとしたら・・・」
千桜「だからと言って復讐して何に成る?」
有「でも・・・」
江子「死人に口無しですね」
有「えっ?」
江子「亡くなった人はもう二度と喋ることはありませんから、先生の言った通り彼女が心を入れ替えたかもしれませんし、口先だけのうわ言の可能性もあります!」
有「なら・・・」
江子「ですが、その答えを分かるものは誰も居ません!それに復讐したからと言ってそれは彼女の自己満足に過ぎません!」
有・ストン
刹那「有先生!?」
千桜「どこ行くんだよ?お前は絶対安静だろ?!」
有「大西さんと話してきます!」
千桜「だからと言ってどこに居るか分かるのか?」
有「片っ端から探します!では!」
刹那「先生!」
千桜「あのバカ!」
江子「私も付いていきます!」
千桜「頼んだぞ!」
一方
楓「お母さん・・・」
パカッ!
楓「えっ?なんでここが?」
零「あなたならここを選ぶと思ったわ!人は何かを成し遂げようとする時思い入れの場所や切っ掛けのある場所で止めを指したいって思考が働くからね!特に時間に少しでも余裕があるとき程!」
楓「まさか、そっちの方から出迎えてくれるとは思わなかったよ!探す手間が省けた!さあ、私の手であなたを殺してあげる!栞先生!」
- Re: 少年教師有! ( No.234 )
- 日時: 2025/01/23 17:48
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
出席番号228番・衝撃の事実・・・④
栞「何度も言うけど、大西さん!あなたが私を殺してもなんの意味もないわ!」
朝子「そうよ!栞先生を殺して、あんたが捕まって何に成るの?そんなんであんたのお母さんが本当に喜ぶと思ってるの?」
楓「ええっ、思うわ!お母さんは私に復讐するように託してくれたんだもの!まあ、あなた1人殺しても物足りないけどね!」
零「止めて!私のお姉ちゃんを殺さないで!10億なら用意してあげるから!お姉ちゃんは『クズ親父のお金なんていらない、使いたくない』って貯金したまま一切手を出してないわ!」
楓「へー、そうなんだ!10億貰えるなら止めよう・・・、
何て言うと思った?!」
零「何よ!あんたの目的はクズ親父の10億じゃないの?」
楓「そんなはした金より大事なものを私は失ったんだよ!お金に変えられない最愛の人を!」
零「お姉ちゃん達を殺したって、あなたのお母さんは帰った来ないわよ!」
楓「そんなの・・・、分かってるわよ!」
ビュン!
栞「触手に気を付けて!」
朝子「何を!」
シャキーン!
楓「何?」
朝子「言ってなかったわね、私のアーティファクトはどんな特殊能力も無効化にするのよ!」
楓「厄介な奴に厄介な力が・・・」
朝子「お金じゃなかったらあんたの目的は何よ!?」
楓「私のお母さんを死に追いやった、岡田栞と岡田鶴さへ殺せばあとは何もいらない!名誉も人生も!」
零「つまり、あなたは私のお母さんとお姉ちゃんを悪者にしたいってことなのね?」
楓「ああ、そうだよ!私は悪魔の親子を成敗する!それのどこが間違ってる?」
栞「復讐が成敗なんて大間違いよ!復讐に復讐を重ねたって、最後に残るのはたった1人だけの孤独よ!」
楓「だったら、これを見な!」
朝子「何よ!」
楓「これが何か分かる?」
零「それは・・・?」
楓「学校に仕掛けたダイナマイトのスイッチよ!これで皆殺しにしてあげるわ!」
栞「バカなこと言わないで!それだとあなたまで!」
楓「私ははなから死ぬつもりだから、あんたも皆も殺して私も死ぬわ!」
ポチっ!
栞「ああ!」
朝子「何やってるのよ!」
零「そんな・・・」
ポチポチ・・・
楓「なんで?なんで爆発しないのよ!」
千桜「今時デジタルを使ったダイナマイトがあるかよ!」
栞「長谷川さん!」
千桜「解除するのに少し手間が掛かったが、このアーティファクトが無かったらヤバかった!」
楓「何ですって?!」
千桜「まあ、途中でカラーズの絆に出会うまではダイナマイトなんか気付かなかったけどな!」
楓「どういう事?」
回想
千桜「頼んだぞ!」
絆「皆さん!ちょっと待って下さい!」
有「絆さん!どうしたんですか?」
絆「私の機能に透視能力があるのですが、何か学校に不審なものがあるようなのです」
江子「不審なもの?まさか、爆弾ですか?」
絆「その類いのようなもの!ただ、その爆発物なんですが、アナログではないような・・・」
江子「と言うことは電波で止められることが出来ますか?」
絆「ハッキングすれば出来ると思いますが、私には・・・」
有「ハッキング?ってことは・・・」
千桜「えっ?」
有「千桜さん!お願いします!」
千桜「いや、ハッキングなんていわれても・・・」
有「アーティファクトでプログラムを変更出来ませんか?」
江子「やれるだけやってみて下さい!」
千桜「あんまり期待すんなよ!」
数分後
カタカタカタカタ・・・
千桜「畜生、ハッキングまでは出来たがこれ以上は・・・」
有「そんな・・・」
刹那「このままだと皆の命が・・・」
泉(14歳)「アーティファクトを強化するとか?」
千桜「強化って、お前とキスするってことか?いや、私には無理だって!どうせ雷に撃たれるだけだ!」
泉(14歳)「私じゃなくてお兄ちゃんとだよ!」
千桜「誰が下心満載の変態に・・・」
泉(14歳)「お兄ちゃんは変態じゃないよ!」
千桜「先生、静かにしてくれないか?」
有「僕は何も・・・、えっ?泉!」
泉(14歳)「外の生徒達は粗方気絶させといたよ!今頃皆おねんねだよ」
千桜「私とコイツがキスって?」
泉(14歳)「この前は頬だったけど、口付けで強化したら?」
千桜「いや、待て!私はコイツの事を・・・」
泉(14歳)「嫌いなんですか?」
千桜「そうだよ」
泉(14歳)「とてもそうには見えませんけど・・・」
千桜「どういう意味だよ!」
泉(14歳)「千桜さん、あなたはめんどくさがりなんですよね?」
千桜「それがどうした?」
泉(14歳)「厄介なことには首を突っ込みたくないから、人と関わろうとしないんですよね?」
千桜「それとコイツとどう関係あるんだよ!?」
泉(14歳)「ぶっちゃけお兄ちゃんの事はタイプではあるけど、厄介なことに巻き込まれたくないから『嫌い』って言い聞かせてるだけなんじゃないんですか?」
千桜・赤面
刹那「そうなんですね」
千桜「おい!勝手に人の心読むな!」
江子「と言うことは?」
千桜「ま、まあ、見た目とかじゃねーよ!目標一直線に頑張る健気な姿が良い、それだけだ!」
有「千桜さん?」
泉(14歳)「今回だけは許します!お兄ちゃん、皆を救うためにお願い!」
有「分かった」
千桜「お前は兄貴のなんだよ?」
泉(14歳)「プレゼント」
千桜「そう言うこと聞いてんじゃねーんだよ!あと重いわ!」
江子「準備は良いですか?」
千桜「1つだけ言うぞ!」
有「はい」
千桜「この気持ちは、皆を助けたいからじゃなくて、お前を守りたいからだからな!」
チュッ!
パクティーオー!
金のカード出現
回想終わり
千桜「あとは、あんたが仕掛けたダイナマイトのコードのプログラムを変えて停止しておいた!警察にも爆発物処理班にも連絡した!」
楓「別にそんなこと良いわ!私はこの女とその娘を殺せたら刑務所でも少年院でも行ってやる覚悟だから!」
千桜「クラスメートのよしみで、『校舎に不審なものが付いてます』としか言わなかったよ!犯罪者は出したくないからな!」
楓「あなたもお人好しね」
千桜「コイツを泣かせたくないからな!」
有「大西さん、もうこんなことは止めましょう!」
楓「うるさい!あんたなんかに大切な人を失った気持ちなんて分かりっこないくせに!」
有「分かりますよ!」
楓「あんたのは生徒が飛ばされた位だろうが!こっちは雲の上に行って二度と会えないんだよ!」
有「僕のお母さんとお姉ちゃんになんの恨みが?」
楓「言ってやるよ!あんたが慕うお母さんは裁判してたあの時、替え玉をしてたんだよ!」
全員「ええっ!!!!」
零「それをどこで?」
楓「岡田零!あんたの声を聞いたの!トイレの中で!
『違和感がある』って!
本当はコイツに似た別の人間を用意して、根も葉もない言葉を並べて裁判官を納得させたんでしょ?きっとそうだわ!あれはあんたの替え玉だったのよ!」
泉「そんなの嘘だよ!だよね?お母さん?」
栞「ええっ、確かにあそこに立ったのは私よ!」
楓「うるさい!そんな嘘でお金だけでなく、お母さんの命まで奪うなんて許さない!」
鶴「誰が根も葉もない言葉よ!」
零「お姉ちゃん!」
鶴「あなたがあの継母にどう育てられたのかは知らない!でも、私からしたらトラウマよ!むしろ死んでくれてせいぜいしたくらいだわ!」
楓「何ですって?」
零「お姉ちゃん!」
栞「鶴!これ以上火に油を注いじゃダメ!」
フッ!
鶴「あなたにとっては優しいお母さんだったかもしれない、でも私はおばさんのそんな優しい姿を見たこと無いの!
見てもない人間からしたら、最初のイメージに引っ張られて信じられなくなるのは当たり前でしょ!」
楓「ううっ・・・」
零「大西さん、何度も言うけど、栞先生を殺したって、あなたの復讐は絶対達成出来ないから!」
楓「あんたはさっきからうるさいわね!何で出来ないのよ!」
零「知らないなら教えてあげる!だって栞先生は、私のお母さんじゃないんだから!」
全員「えっ?」
楓「今、なんて言った?」
零「栞先生は私のお母さんなんかじゃない!ただの赤の他人よ!」
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