包帯戦争。          作者/朝倉疾風

登場人物紹介



祝詞
18歳 苗字は「一条」 7年前に起きた児童監禁虐待事件の被害者。 春瀬から「××ちゃん」と呼ばれ、今でもそう呼ばれると拒絶反応が出る。
ヒナトが求めている「祝詞」だが、それを隠し通しており、「少年」として傍にいる。

ヒナト
18歳 苗字は「茅野」 祝詞と同じ事件の被害者でもあり、加害者の妹でもあり、犯罪者でもある。事件の時に犯人を殺害した。ゴスロリを愛用しており、「祝詞」を認識しようとすると混乱する。美人さん。
祝詞からは事件前「ヒナちゃん」と呼ばれていた。金属バッドを愛用している。

小春
24歳 苗字は「泉」 祝詞の親戚で駄菓子屋の店主。元ヤンで、メジロの後輩。何かと祝詞を心配してくる。愛情表現が下手。

月泡メジロ
26歳 精神科の先生。社会人としてどうかと思う人。「先生」と呼ばれるのを嫌う。祝詞の担当医。

天川ナチ
14歳 ヒナトの従弟で、彼女の兄から性的虐待を受けていた。現在はヒナト・春瀬と暮らしている。祝詞に女と間違えられてから苦手になった。

曳詰ヤシロ
15歳 祝詞とは精神科で知り合い、彼に依存する。男だが女装をしており、昔仲良くしてくれた「紅桜ノリト」を永遠にしようと、殺害した過去がある。本人は自覚がなく、同じ名前である祝詞を「ノリト」と認識していた。後にそれが誤りであると祝詞本人から告げられ発狂する。

茅野春瀬
40歳 7年前の事件の生き残りの一人。精神不安定で無気力だったが、母親だと認識できないヒナトに殺されかけ、精神が再びおかしくなる。子供のような言動。自傷行為を無自覚にするため、ナチが目を見張っている。ヒナトの実母。

志乃岡美鶴
17歳 祝詞の事が好き(?)なクラスメイト。独り言が多く、そのためクラスの生徒から煙たがられていた。ある事件の殺人現場を目撃後、軽い錯乱状態になるが、通常に戻った。祝詞とは事件後、小学校で面識がある。

泉宇美
26歳 小春の姉でメジロの元元元カノ。天真爛漫で陽気な人。現在は一緒に暮らしていない。

リツ・リト
享年17歳 ヒナトの双子の兄で7年前の事件の加害者。児童ポルノや殺人映画、また小さい男子に興味を抱くという性癖を持つ。事件の当日、祝詞の家に泊まりに来ていたお互いの家族を監禁し、ヒナト・祝詞に殺人映画の主演をさせ、その人肉を食わせていた。錯乱したヒナトに原型がわからないほど惨殺される。
性癖を隠していれば、礼儀正しく才色兼備な少年だったらしい。