二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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kskと世界の仲間達
日時: 2013/10/09 00:04
名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: H1c8Uwl2)

クリックありがとうございます。
始めまして、旧世界と申します。
今回執筆させて頂く「kskと世界の仲間たち」は、ポケモンのリレー小説です。
この小説は「kskと愉快な仲間たち」の続編となりますので一読推奨します。
もちろん、前作を読まなくても楽しめるよう努力していくつもりです。

※現在前作はご覧になれません、ですが今作とは全くもって世界観から違うので読まなくても問題ありません

先述しましたがこちらは「リレー小説」です
多少のグダりはあるものだと思って御容赦ください

感想・意見大歓迎!
辛口意見お待ちしてます

※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体とは一切関係ありません。
どっか似てたとしてもそれは他人の空似です。
幻想です。


冬の小説大会では皆様の応援のお陰で金賞を頂く事が出来ました!
読者の皆様にはこの場を借りて作者一同より感謝の意を表させていただきます!

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.121 )
日時: 2012/10/19 00:14
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

kskがMysonを背負ってホテルに戻ってくると、まず出迎えたのはたまと白だった。
「……第一の質問だが、そいつは誰だ?」
「それに……なんで連れてきたんですか?」
「あー、えーとな……」
kskが説明しようとしたとき、
「おかえりー。ん? ksk……もしや、そういう趣味だったのか?」
「全くだよ。まさかkskが、ね……」
テレビを見ていたらしいフミキとタートナックが、
茶化すように言った。
どうやら五月雨とバハムートはまだ寝ているようで、声が聞こえない。
「落ち着け落ち着け。まず俺にそういう趣味はない。……ていうか、そういう趣味ってどういう趣味だ? とにかく順に話すから待て!」
(少年説明中)
「あー……自然公園の方が何か騒がしかったのは気のせいじゃなかったんだね」
「のんきでいいよなケフィ達は。俺なんて昼寝をしに行こうとして結局昼寝をしようとしていた奴と戦闘になったんだから」
まあ、お陰で精霊使いが一人見つかったからいいけどね、
と付け加える。
「……起こしますか? Mysonって人。それから、五月雨さん達も」
白が遠慮がちに言った。
「……ヘタに起こさない方がいい。自然に起きるのを待たないと、ホテルの中で弾幕撃たれ……」
kskが言いかけていると、
「う、うーん……」
Mysonは、ひとりでに目を覚ました。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.122 )
日時: 2012/10/19 00:46
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

「目を覚ましたか」
たまがMysonにそう言うと、Mysonは周囲を見回し。
「……もう朝かいな……?」
「第一声がそれか……」
フミキが呆れるように呟くと、
「ここ、どこや? そんで、アンタら、誰や?」
Mysonは、周囲の者達に問いかける。
「あー、とりあえず……自己紹介からしていった方が早いな」
「第一の回答だが、そうだな。
まずはお互いを知らなければ話にならない」
Mysonは、彼らの自己紹介を聞いているうちに、ある一つの事実に気が付いた。
「なんや? アンタら、みんな精霊使えるっちゅーことか?」
「そう、ですね。あの、Mysonさん……」
「ん?」
「その、『なんや?』とか、『っちゅーことか?』って、なんでそんな変わった喋り方をするんですか?」
白の質問に対し、
「あー、いや、うーん……」
何か問題でもあるのか、Mysonはそのまま黙り込んでしまった。

気まずい空気が流れること一分。
「あの、さ……Myson、っていったっけ」
「?」
沈黙を破って、ケフィが声を出した。
「その、君の能力や精霊、見せてほしいんだけど……いいかな?」
「おお、いいけど……」
「けど?」
「ここやと狭いから、どっか広いとこに出ぇへんか?」
「そうだったな。こいつの精霊はなんとか部屋に入るだろうけど、ここだと精霊の能力を見せにくいし、何よりこいつの能力が……」
「あ、さっきの昼寝を邪魔したのはアンタか。見覚えあるなぁと思っとったら、アンタやったんか!」
「まぁ、落ち着け。さっきはすまなかった。とりあえず外に出よう」
「……せやな。さっきはすまんかったの」
ksk達が部屋を出ようとしたところで、フミキが呟いた。
「あ、五月雨とバハムート、どうする?」
見れば、まだ二人はぐっすり寝ている。
「第一の回答だが、放っておけ。あとで事情を説明すればいい」
たまがそう言ったので、結局二人は放っておくことにした。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.123 )
日時: 2012/10/19 01:02
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

ホテルの外に出たksk達は、
「じゃぁ、頼むぞ」
「おうよ。鬼畜丸!」
Mysonが叫ぶと、ドダイトス——鬼畜丸が姿を現した。
「ドダイトス、か。まぁなんとか部屋には入るかな。入れないけど」
フミキが言うので、
「いきなり失礼な奴だな……。Myson、こいつらはさっきの男の仲間か?」
鬼畜丸は尋ねざるを得なかった。
「ああ、そうや。なんやらkskっちゅーモンに迷惑かけたっぽくての」
「迷惑かけたなんてレベルじゃないだろ……」
「まぁ怒るなや。さてと、こいつらはみんな俺と同じ精霊使い。どうやら精霊使いを集めて、あの鬱陶しいアラシ共を退治する旅でな」
「ふーん……」
Mysonと鬼畜丸は、いちおうアラシの存在を知っていて、過去に追い払ったことくらいはあるそうだ。
「それでや。どうやら、俺らの能力をみんなに教えてやれっちゅーことや。んじゃ、頼むぞ鬼畜丸、加速成長(スピーディシード)!」
Mysonがそう叫ぶと、鬼畜丸の足元から植物のツルが出てきた。
そして急成長し、やがてkskには見覚えのあるハンモックを形作った。
「加速成長(スピーディシード)は、植物を急成長させて、攻撃防御、なんでもござれの一級品や! 他にもこれ(ハンモック)みたいに、色々と応用ができるんや」
それに、と付け加えて、
「既に存在する植物を急成長させて、一気に枯らすこともできる。まぁ、これは滅多に使わんけれどな」
「なるほど、ね……じゃぁ、君の能力は?」
ケフィが聞く。
「ああ……ちょっと、離れてくれないか?」
「え、あ、ああ……」
Mysonに言われるがままに、皆は30mほど距離を取った。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.124 )
日時: 2012/10/19 01:28
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

Mysonは魔方陣を出した。
「何が始まるんだ?」
そう言ったケフィに、
「まぁ、見れば分かる」
とkskは言った。
魔方陣から、さっきkskが受けたものよりはかなり密度も威力も抑えた弾幕が飛び出した。
勿論、射程も調節してあり、Mysonから20mも進むと、弾幕は自動的に消えていった。
「これが幻想弾幕(ファンタズムバラージ)や。ほんまはもっと威力を上げたり数を増やしたり、射程も延ばせるんやけど……まぁ、今回は紹介だけっちゅーことで、実際にはまた今度見せるわ」
「OK。それだけ分かれば十分だよ。それで……俺達と、一緒に来ないか?」
フミキの問いかけに対し、
「ん……別に構わんぞ? なにぶん、アラシを倒そうにも本拠地が分からんと話にはならんし、仲間がおる方が正直助かる」
「そうか、じゃぁよろし……」
「待て」
よろしく、と言おうとしたその声を遮った声の主は、
「第一の質問だが……お前は、何のためにアラシを倒す旅に出たんだ?」
たまだった。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.125 )
日時: 2012/10/19 22:20
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

「つまり、旅の目的、っちゅーことか?」
「ああ、そうだ」
「……」
何か嫌な思い出でもあるのか、Mysonはそのまま、黙り込んでしまった。
「嫌なことがあるなら、無理に思い出さなくてもいいよ。いつか、教えてくれるとありがたいな」
空気を読んだケフィが、Mysonの肩をぽん、と叩いた。
「あ、ああ、あんがとな……」
「……まぁ、いいだろう」
たまもこれ以上詮索するのをやめた。
ほとんど初対面の相手に、辛いことを思い出させるのはよくなかった。
「第一の回答だが……すまなかったな」
「いや、ええって。お互い、まだ会ったばかりや。俺もアンタらのことはまだ詳しくは分からんからな。こんなこともあるやろ」
Mysonは笑ってみせた。
どう見ても、作り笑いではあったが。
「さてと……そろそろ部屋に戻ろうぜ。まだMysonに五月雨とバハムートの紹介をしていないしな」
そういえば、とこの場にいた全員が思い出した。
「五月雨さん達……そろそろ起きてますかね?」
「第一の回答だが、流石にもう起きているだろう。そろそろ戻ろう」
「ああ」
たまを先頭に、次にMyson、続いて残りの者達が、ホテルに戻っていった。


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