二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- kskと世界の仲間達
- 日時: 2013/10/09 00:04
- 名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: H1c8Uwl2)
クリックありがとうございます。
始めまして、旧世界と申します。
今回執筆させて頂く「kskと世界の仲間たち」は、ポケモンのリレー小説です。
この小説は「kskと愉快な仲間たち」の続編となりますので一読推奨します。
もちろん、前作を読まなくても楽しめるよう努力していくつもりです。
※現在前作はご覧になれません、ですが今作とは全くもって世界観から違うので読まなくても問題ありません
先述しましたがこちらは「リレー小説」です
多少のグダりはあるものだと思って御容赦ください
感想・意見大歓迎!
辛口意見お待ちしてます
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体とは一切関係ありません。
どっか似てたとしてもそれは他人の空似です。
幻想です。
冬の小説大会では皆様の応援のお陰で金賞を頂く事が出来ました!
読者の皆様にはこの場を借りて作者一同より感謝の意を表させていただきます!
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- Re: かそせか ( No.28 )
- 日時: 2012/09/14 23:27
- 名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: 42M2RXjr)
- 参照: http://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1326546270/
まず移動範囲だが、これはABCDEの順に100m、30m、10m、5m、3mと定められていて
精霊自身の能力以上に動こうとすると押し戻される
そして攻撃範囲。これはABCDEから順に20m、15m、10m、5m、3mとなっている
覚えたかい?」
「……。いや、追々覚えていくよ」
kskはフッと笑った。
「見えたぞ。あれだ!」
フミキがそう指さす先には確かに大きな森があった。
「あそこに精霊使いがいるのか……」
「よし、急いで向かおう!」
二人は元気良く駆けだしていった。
- Re: かそせか ( No.29 )
- 日時: 2012/09/14 23:32
- 名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: 42M2RXjr)
- 参照: http://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1326546270/
第一編 一話 「ケフィアボックス」
「ここが……」
その森はkskが想像していたよりもずっと明るく、木の根自体が足場になっているような神秘的な森だった。
複雑な足場を抜け、kskとフミキの目に入ったのは別れ道であった。
「予想はしていたが厄介だな」
フミキがそう呟くとどこからか声が聞こえた。
「何の用だい?」
「誰だ!」
声のする方向に体を向けると、そこには紫とピンクの縞模様の猫が無表情で木の上に座っていた。
今更猫が喋った程度では驚けないkskは、猫に質問を投げかけた。
「ああ! この森に精霊使いはいるか?」
猫はksk達を観察するようにゆっくり見下ろし、こう言った。
「いるよ。道案内ならしてあげる
だが一つ条件がある
ボクは別れ道が来る度に君たちにクイズを出す
君たちの答え方次第で道を変える
最短五問で精霊使いの家か地獄かが決まるよ」
フミキは別段戸惑いも戦慄もせず言った。
「分かった。それじゃあ一問目だ!」
- Re:かそせか ( No.30 )
- 日時: 2012/09/14 23:33
- 名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: 42M2RXjr)
- 参照: http://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1326546270/
「よし、じゃあ第一問
時速200kmの電車が北に向かっている
その時西から風速20mの風が吹いて来た
この時電車の煙はどちらの方角に流れた?」
kskが即答した。
「電車が煙を吐いたら地下鉄はさぞパニックだろうな」
「うわぁ。詰めが甘かったかな。こっちだよ」
そう言うと猫は木の上を足を直角に伸ばした慣れない歩き方で右の道に進みだした。
しばらくするとまた別れ道が来た。
猫は別れ道の中央に座って口を開いた。
「第二問
ここに嘘つき村と正直村がある
住民の性格は村の名前通りなので見分けるのは簡単だがそうは行かなかった
二つの村が交流を始めた事により村人が互いの村に頻繁に出入りしているのだ
一つ質問して村を見分けるとすれば、どう質問する?」
次はフミキが答えた。
「この問題は以前本に載っていたよ
質問の内容は『あなたはこの村に住んでいますか?』だ
『はい』なら正直村。『いいえ』なら嘘つき村だ」
猫は少しの間沈黙し、口を開いた。
「正解。こっちだよ」
- Re: かそせか ( No.31 )
- 日時: 2012/09/14 23:35
- 名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: 42M2RXjr)
- 参照: http://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1326546270/
猫についていくと小川の畔に出た。
そしてまた口を開いた。
「第三問
『口』という漢字に二画付け加えて出来る漢字を十五個答えてね」
次は二人で考え始めた。
「目、田……とかか」
「田で思い出した。由、甲、申の三つ。これで五個だ!」
「白、四、古、旦、旧。よし! あと半分だ!」
「叶うの叶。歴史の史」
「司会の司、召還の召、加算の加! よし十五個だ!」
kskが笑いながら言う。
「ハッ、猫さんよぉ! もっと難しいのは無いのかぁ!?」
猫はまた少し沈黙し、こう言った。
「頭が良いね。こっちだよ」
猫は歩きだす。そしてすぐまた別れ道が現れた。
「第四問
暴走した列車の先に五人の作業員が居ます
これでは命が危ないですね
路線を切り替えるレバーが手元にありました
しかし切り替える先にも一人の作業員が居ます
どうしますか?」
猫は探るような目で聞いて来た。
- Re: かそせか ( No.32 )
- 日時: 2012/09/14 23:36
- 名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: 42M2RXjr)
- 参照: http://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1326546270/
フミキが微笑しながら言った。
「おいおい猫さん
これって確か正解の無い問題だったような気がするが
どういう意図だ?」
しかし猫は喋ろうとする気配な無く、二人を観察している。
突然kskが言った。
「五人を線路からどかす。かな」
猫は一瞬驚いた顔をしたが、笑いながら言った。
「何考えてるんだい。せいぜい三人助けるかだろ?」
「じゃあ路線を切り替え一人を助ける」
猫は笑うのをやめた。
「それじゃ助けれても君が死ぬよ」
「構わん」
猫の表情が驚き一色になる。だがkskは続ける。
「見殺しだって立派な殺人だ
敵でも無い誰かが自分の目の前で死のうとしている
自分の命を犠牲にそいつらを助けれるなら、それが一番に決まってる!」
猫はなおも驚いた表情をしていたが、その顔に少しだけ笑みが読みとれた。
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