二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- kskと世界の仲間達
- 日時: 2013/10/09 00:04
- 名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: H1c8Uwl2)
クリックありがとうございます。
始めまして、旧世界と申します。
今回執筆させて頂く「kskと世界の仲間たち」は、ポケモンのリレー小説です。
この小説は「kskと愉快な仲間たち」の続編となりますので一読推奨します。
もちろん、前作を読まなくても楽しめるよう努力していくつもりです。
※現在前作はご覧になれません、ですが今作とは全くもって世界観から違うので読まなくても問題ありません
先述しましたがこちらは「リレー小説」です
多少のグダりはあるものだと思って御容赦ください
感想・意見大歓迎!
辛口意見お待ちしてます
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体とは一切関係ありません。
どっか似てたとしてもそれは他人の空似です。
幻想です。
冬の小説大会では皆様の応援のお陰で金賞を頂く事が出来ました!
読者の皆様にはこの場を借りて作者一同より感謝の意を表させていただきます!
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- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.58 )
- 日時: 2012/09/19 01:06
- 名前: 旧世界の神 ◆kkr9m4c7Y6 (ID: Hsu/pkT7)
「……ふーん」
思っていたよりも興味が無さそう、といった感じで言った。
「……もう良いだろ、帰ってくれ」
「ここはお前の場所じゃない……そして、それは「相談」じゃない」
相手は動こうとしなかった。
「……それで? お前にもその、「能力」とやらはあるんだろ? どんな能力なんだ」
相手は言った。
kskは一拍置いて、
「ビームが出せる」と言った。
返って来たのは、「ふーん……」という返事だけだった。
ノリの悪さにkskは少なからずショックを受けたが、なるべく悟られないように言った。
「……何も出来なかった、何も守れなかった。……俺が弱いからだ」
「……弱い、ねぇ」
相手は能天気そうでいて、けれども何かを見据えているようでもあった。
「……「強さ」って、なんなんだろうな」
相手が何を言いたいのか、kskには理解出来ずにいた。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.59 )
- 日時: 2012/09/19 01:27
- 名前: 旧世界の神 ◆kkr9m4c7Y6 (ID: Hsu/pkT7)
「人の上に立つのが「強さ」なのか、頭脳明晰なのが「強さ」なのか、腕っぷしが自慢なのが「強さ」なのか。
これを人に聞いたら、恐らく十人中九人は「NO」と答えるだろう。そして、「強さ」について、もっとメンタル的な物だと言うだろう。……しかし、内心では、「それが強さだ」とも思うだろう。……俺も、少なからずそう思う」
相手は、そこで一旦言葉を切った。
「……「少なからず」、って事は、他にもお前の考えあるんだろ?」
kskの問いに相手は無言だった。
少し間を置いて、
「……「強さ」とは、「力」を「何か」の為に使う事……だと思っている。それが善でも悪でも……それが「強さ」なんだ」
kskは何も言わなかった。
否、言えなかった。
「……kskお前はさっき、「何も出来なかった」「何も守れなかった」、と言った。裏を返せば、お前は「何かをしたかった」「何かを守りたかった」……違うか?」
kskは何も言わず、ただ湖を見ていた。
さっきまでkskが手を入れた為に揺れていた水面は、今はもう殆ど揺れていない。
……まるで、今のkskの心の様である。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.60 )
- 日時: 2012/11/06 16:25
- 名前: 旧世界の神 ◆kkr9m4c7Y6 (ID: 8PcDqd9h)
「そう思っているのなら……ksk、君はまだ強くなれる」
そう言うと、相手はkskに背を向け歩き出した。
「……礼は言わない。俺はお前を知らないから」
「俺はお前を知っている」
しばらくの沈黙の後、相手は、
「お前のコードネーム……「ksk」の意味、忘れるなよ」
それを聞いて、kskはハッと我に返ったかのように振り向いた。
しかし、相手の姿はもうそこには無かった。
「……俺、お前の事、少し知ってたかも知れない」
湖は穏やかに、流れる雲を映していた。
- Re: かそせか ( No.61 )
- 日時: 2012/09/20 16:56
- 名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: 42M2RXjr)
- 参照: http://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1326546270/
kskは来た道を戻る。行きの虚無や絶望の類の感情は少しだが薄れていた。
ホテルに近づくと、見慣れた三人の人影が立っていた。フミキ、ケフィ、五月雨だ。あの男にやられたダメージはもう回復しているらしい。
三人はkskに気づいたのか、こちらに走ってくる。近づいてくるにつれ、顔がよりハッキリ映る。微妙な表情だ。
「無事だったのか……! 昨日の男はどうした?」
そうフミキが問うと、kskは昨日の男の事、決戦の日時、そしてジェネシスの事を話した。
「ジェネシス……精霊か! なんてことだ……」
五月雨が反応を見せる。
「そっか……あの、不幸続きでごめんだけど……」
ケフィがそう言った瞬間、三人の顔が曇る。
「お金が無いんだ……」
「は?」
「昨日の壁の修理代だとかでね、宿の主人さんに……分かりやすく言えば一文無し」
急に五月雨の体が光り、人型の精霊、バハムートが出てきた。
「それが問題だ! 飯はどうする!?」
ケフィに向かい怒鳴り散らすように怒りをもらす。
「ボクが全力で保証する。でも、ネオキャスフィを一旦離れよう。街中で能力は使うべきじゃない」
- Re: かそせか ( No.62 )
- 日時: 2012/09/20 18:10
- 名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: 42M2RXjr)
- 参照: http://www.casphy.com/bbs/test/read.cgi/novel/1326546270/
フミキがいち早く返答した。
「そうだな。この街の外れに岩場がある。そこに向かおう
ksk君、君の特訓も必要だ」
kskはハッとした顔でフミキを見る。
「幸い、食事はケフィが受け持ってくれる
皆、異論な無いか?」
皆が口々に無いと言う。
「そうと決まれば出発だ!」
「ここが……」
kskが呟いた刹那、後ろからケフィの声が聞こえてきた。
「さぁ料理だ! 不知火出ておいで」
バハムートが待ってましたと言わんばかりに五月雨から飛び出す。
「ボクはなんにでも変身出来るけど、食材は調理されてない物しか変身出来ないんだよ……ね!」
ケフィが語尾を強めると同時に、ケフィの髪がメデューサのように伸びていく。
そして自身の髪を、鋏に変化した自分の腕で断ち切り、その大量の髪を抱きしめるような体制に入った。
そして得意気に言った。
「クッキングタイム開始!」
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