二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- kskと世界の仲間達
- 日時: 2013/10/09 00:04
- 名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: H1c8Uwl2)
クリックありがとうございます。
始めまして、旧世界と申します。
今回執筆させて頂く「kskと世界の仲間たち」は、ポケモンのリレー小説です。
この小説は「kskと愉快な仲間たち」の続編となりますので一読推奨します。
もちろん、前作を読まなくても楽しめるよう努力していくつもりです。
※現在前作はご覧になれません、ですが今作とは全くもって世界観から違うので読まなくても問題ありません
先述しましたがこちらは「リレー小説」です
多少のグダりはあるものだと思って御容赦ください
感想・意見大歓迎!
辛口意見お待ちしてます
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体とは一切関係ありません。
どっか似てたとしてもそれは他人の空似です。
幻想です。
冬の小説大会では皆様の応援のお陰で金賞を頂く事が出来ました!
読者の皆様にはこの場を借りて作者一同より感謝の意を表させていただきます!
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- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.94 )
- 日時: 2012/10/02 23:44
- 名前: 氷室 ◆ppiJ5OGQ5w (ID: Txskcvk4)
「ただいまー!」
と、女性は少し大きめの声で言った。
何秒か経った後、中の方から見た目は60〜70代くらいのお婆さんが現れた。
白髪だが、お婆さんとは思えない程いきいきとした髪の毛で、とても元気そうなお婆さんだった。
「あぁ、お帰り。……おや? 後ろの方達は?」
「第一の回答だが、俺の名前はたまと言う」
「たまさんね、こちらの方は?」
「僕はケフィです。こう見えて実は100歳超えてるんですよ」
「えっ」
「100歳超えてるんです」
「嘘でしょ?」
「100歳超えてるんです」
「なにそれこわい」
と、どこかで聞いたことのあるような会話をした後、女性は、
「お婆ちゃん、ちょっとこの人達、私に用があって来たみたいなの。
中へ連れていってもいい?」
「あぁ、私は全然構わないよ」
「ありがとう!では、ケフィさん、たまさん、中へどうぞ!」
お邪魔しまーすと言った後、ケフィとたまは、外と家の中じゃ人が変わったようだねと呟き、小さく笑いながら案内された部屋へと向かった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.95 )
- 日時: 2012/10/03 01:02
- 名前: 氷室 ◆ppiJ5OGQ5w (ID: Txskcvk4)
「こちらです」
ケフィとたまはリビングへたどり着いた。
やはり外観だけではなく、中も広かった。
長方形のテーブルと、その2方向にソファーがある。
壁には大きな時計があったり、絵が飾られてあったり、どちらかというと洋風な家だった。
そんなリビングに見とれていると、
「? 座っていいですよ?」
と、言われたので、ソファーに腰かけた。
「ところで……ご用件とは一体なんでしょう?」
女性が聞いた後、たまは
「第一の質問だが、単刀直入に聞こう。
お前は精霊使いか?」
女性は目を少し大きくして、少しの間黙りこんでしまった。
そして、
「……私は……精霊使いではないです。
「そうか……」
「ですが……」
女性はハッとしてドアの方へ顔を向けた。
「ちょっ……ちょっと待っててくださいね」
ケフィには何があったか分からなかったが、たまには女性が振り向く前にしっかりと
「……ねーちん……」
という声が聞こえていた。
たまはもう一度耳を澄ませ、話を聞こうと試みたが、ほとんど聞こえなかった。
そうこうしている内に話も終わったらしく、女性が帰って来た。
「すいませんね。
ほら、白もこっちにおいで?」
と、女性が言うと、見た感じでは7〜9歳の女の子が、自分より少し小さめのラプラスのぬいぐるみを持ってこちらに向かってきた。
多分この女性の妹だろうと二人は思っていた。
「紹介しますね。この子は『white』。皆からは『白』と呼ばれています。
……って私の自己紹介もまだでしたね。
私は『ねーちん』と言います。気軽に呼んでくだ……」
「本当にそれが本名なの!?」
と、ケフィは驚いたようだが、
「え? はい、そうですよ?」
と、その女性、ねーちんはあっさりと答えた。
「そ、そうなんだ……(少し呼びづらいな……)
ところで白ちゃんは何歳なのかな?」
「……」
「? どうしたの? 白。答えないの?」
「…………9さい……」
whiteは小さな声でそう呟いた。
「そうなんだー! 良く言えたね!」
whiteは少し頬を赤らめながらぬいぐるみで顔を隠した。
「ごめんなさいね、白は少し……っていうかかなり人見知りなんですよね……」
「まぁ、怯えるのも無理ないよ。
いきなり知らない人が来たんだしね」
と言いながら、ケフィはwhiteの頭を優しく撫でていた。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.96 )
- 日時: 2012/10/03 23:02
- 名前: 氷室 ◆ppiJ5OGQ5w (ID: Txskcvk4)
「……盛り上がってる中悪いが、第二の質問いいか?」
たまは話を切り出した。
「えぇ、どうぞ?」
と、ねーちんは答える。
「第一の質問の時にお前は『ですが…』と言っていたな?
それには続きがあるんじゃないか?」
「……」
ねーちんはまた黙ってしまった。
少し経った後、ねーちんはwhiteの方を向いた。
それと同時にwhiteも、ねーちんの方へ顔を向けた。
whiteとねーちんは目があったあとwhiteは軽くうなずいた。
そして……
「……実はこんな歳ですが……白は精霊使いなんです……!」
たまは、「何っ!?」と驚いた表情を見せていたが、ケフィは割りとあっさりした感じで、
「へぇー白ちゃん精霊使えるのかー!凄いねー!」
と言い、再度頭を撫でた。
whiteもまた、頬を赤らめ、ぬいぐるみで顔を隠した。
「白……が精霊使いとは驚いたものだな……
第三の質問だ。白はなんの精霊を使うんだ?」
たまの質問に答えるかのようにwhiteは顔を上げて、抱きしめていたラプラスのぬいぐるみを少し前につき出した。
「ほう。ラプラスの精霊を使っているのか」
突然ねーちんが
「はい! 実はそのラプラスの精霊が私なんです!」
「えっ?」
「ラプラスの精霊が私なんです!」
「嘘でしょ?」
「ラプラスの精霊が私なんです!」
「なにそれこわい」
たまは驚きを通り越したようだ。
たまとねーちんが話している様子をケフィが見ていたが、さっきも似たような会話をしたなぁと思いながら小さく笑っていた。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.97 )
- 日時: 2012/10/05 00:29
- 名前: 氷室 ◆/EgYWfaEws (ID: Txskcvk4)
ここでねーちんが疑問を感じたようだ。
「ところで……たまさんたちは精霊使いを集めて何をするんですか?」
「第一の回答だが、最近『アラシ』という『悪霊使い』が増えてきているようなんだ」
「……そこで僕らは精霊使いを集めて、その『アラシ』を討伐しようと考えていたんだ」
「では………第四の質問だ。
……俺達と共に……来てくれるか?」
「アラシ討伐ですか……? うーん……」
ねーちんは不安があったようだ。
どちらかというと、自分自身よりwhiteのことの不安の方が大きいようで、
(白にアラシと戦う力なんてあるのか……?)とか、
(人見知りだし他の精霊使いさん達と仲良くなれないんじゃないか……)とか、とにかく不安だらけだった。
たまは、考え込んでいるねーちんを見て
「無理に来る という必要はないんだ。
もし良かったら共に討伐を手伝ってくれると戦力も上がる。
そしてなにより……」
「沢山の人数の方が楽しいだろう?」
whiteは何かに気付いたかのようにたまの方へ顔を向けた。
「一人より二人、二人より三人……とはよく言ったものだ。
実はまだ精霊使いはまだ4人しか集まっていない。
お前たちが仲間になってくれれば精霊使いは5人目だ」
「お前たちがいないと出来ないことがあったり、逆にお前たちの出来ないことを他の仲間たちがしてくれることだってある。
……仲間というものはそういうものだ……」
ねーちんが何かを言おうとしたその時、
「あ……あのっ……わたし……行ってみたいです…!
その……アラシ?討伐というやつ……」
whiteだった。
「え!? 本当!? 大丈夫なの?」
whiteから言い出すなんて珍しいなと思いながらねーちんはwhiteに聞いた。
「わたしはまだ9歳だけど……色んな人と仲良くしたいんだ……
ね? いいでしょ? ねーちん」
「……分かりました。
……私たちも行きましょう!!」
「!! 本当か!?」
「えぇ、実は白がこんなに行きたがってる姿は初めて見たんです。
それに……私もなんだか行きたいって気持ちがあるんです!」
「だが、今日はもう遅い。
第一の提案だが、出発は明日にしよう。その時に他の精霊使いも連れてくるよ。
それでいいな?」
「はい! 白、頑張ろうね!」
「……! うん!」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.98 )
- 日時: 2012/10/05 05:46
- 名前: 氷室 ◆ppiJ5OGQ5w (ID: Txskcvk4)
「でも……あとはお婆さんがなんと言うか……」
ケフィは言った。確かに、お婆さんの了解を得ないとダメである
「行きなさい。私は反対しないよ。」
「お婆ちゃん!!」
どうやらドアの影から話を聞いていたらしい。
お婆さんは続けた。
「精霊使いたるもの、いつかはこの日が来ることはわかってたんじゃよ。
それが自分の決めた道ならば、私は止めやしないよ。
さぁ、白、ねーちん
……元気でね、必ず……帰ってくるんだよ」
「お婆ちゃん……おばあちゃあああん!!」
white泣き出した。そしてお婆ちゃんの胸元に抱きついて行った。
ケフィはねーちんの方を向くと、ねーちんも少しだが、涙を浮かべてた。
「おばっ……お婆ちゃん……わたしグスッ絶対に……帰ってくるから……っ!!!」
ーーー翌日ーーー
「お婆ちゃん……それでは……行ってきます……!」
「あぁ……いってらしゃい。」
そしてケフィ、たま、ねーちん、whiteは家を後にした。
さぁ5人目だ
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