二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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kskと世界の仲間達
日時: 2013/10/09 00:04
名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: H1c8Uwl2)

クリックありがとうございます。
始めまして、旧世界と申します。
今回執筆させて頂く「kskと世界の仲間たち」は、ポケモンのリレー小説です。
この小説は「kskと愉快な仲間たち」の続編となりますので一読推奨します。
もちろん、前作を読まなくても楽しめるよう努力していくつもりです。

※現在前作はご覧になれません、ですが今作とは全くもって世界観から違うので読まなくても問題ありません

先述しましたがこちらは「リレー小説」です
多少のグダりはあるものだと思って御容赦ください

感想・意見大歓迎!
辛口意見お待ちしてます

※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体とは一切関係ありません。
どっか似てたとしてもそれは他人の空似です。
幻想です。


冬の小説大会では皆様の応援のお陰で金賞を頂く事が出来ました!
読者の皆様にはこの場を借りて作者一同より感謝の意を表させていただきます!

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.89 )
日時: 2012/10/01 22:27
名前: あど (ID: Sw1Spevx)

やはり爆音は凄まじかったらしく、kskとその仲間達は全員泣き声と煙が立ち込める肉売り場へと集合した。
いや、正確にはケフィ以外の全員であった。
何故ケフィがここにいないのか。それを説明するには少し時間を遡る必要がある。

店員がバハムートに紙を突き付けるまでを見届けたケフィは、既に他の場所に興味を寄せていた。
「どうしたんですか?」
タートナックはケフィと視線を合わせる様にしながら質問した。
その視線の先には背の高めな女性の姿があった。後ろを向いていて顔はよく見えない。
「んー? あの人だよあの人
少し気になると思わない?」
「え? ああいうのが好みなんですか?」
タートナックの精一杯の冗談にケフィは微笑しながら答える。
「残念ながらもう間に合ってるんだよね。気になるっていったのは違うことだよ
これだけ近くで爆発が起こってながらあの人は一目見ただけだった
騒ぎの場に行きたくない理由でもあるのかな?」
「考えすぎ……じゃあないですかね……」
タートナックはゆっくり答える。
「かもね。そうだ、先に行っててくれる?まぁ店の入り口とかで待っといて?」
「えっ? 何をするつもりですか?」

「んー。ちょっと買いたい本があるからね。」
ケフィはまたまた微笑しながらそう言った。

Re:かそせか ( No.90 )
日時: 2012/10/02 01:03
名前: 剣舞 ◆EFZHg174eQ (ID: AS6qN2jn)

なぜなのかよく分からないままケフィを見送ったタートナックが請求書を受け取り絶望の淵に立たされた五月雨のもとに駆け寄る。
「えぇと……いくらぐらいなですか?」
返事もせずに勝手に読め、とばかりに突きつけられた請求種を見る。
「……ッ!! だ、大丈夫ですよ、フミキさんもいますし……」
「いやいい、アイツに頼り切りっていうのは気に食わない」
それに……、と五月雨は付け加える。
「俺はまだアイツを完全には信用していない、まだ何か隠してる、そう思えてならない」
「考えすぎ……じゃあないですかね……」
だといいけどな、と五月雨が苦笑混じりに呟く。
と、そこに別行動していたkskやたま達がやってきた。
「なにがあったんだ!?」
気のせいか心配するより興味本意で聞いてきている気もするが五月雨は事情を説明した。
「ふーんまぁいいや、そう言えばケフィがいなくないか」
kskの一言は五月雨にとどめの一撃を加えると共に話題を180°変えた。
「そういえば……さっき女の人を見つけた途端に本を買いに行くって……」

Re:かそせか ( No.91 )
日時: 2012/10/02 18:27
名前: 剣舞 ◆EFZHg174eQ (ID: AS6qN2jn)

「ナンパでもしに行ったんだろう、ケフィがとは意外だな」
フミキは慌てる様子もなく言った。
「買い物が済んだならさっさとここを出ようぜ」
五月雨の言葉に違和感を覚えたたまが聞き返す。
「第一の質問だが請求書はどうするつもりだ?」
「バックれるに決まってんだろ」
先ほどまともな説教をした人と同一人物とはとても思えない発言だ。
五月雨に突き刺さる視線と気まずい沈黙を破った勇者はタートナックだった。
「……店の入り口まで……行きましょうよ」
そう言ってタートナックは健気に一行を入り口までリードする。
東京ドーム何個分というありがちなたとえなら5個分はあるであろうショッピングモール入り口にやっと着いたときには全員の足が軽い筋肉痛になっていた。
「俺ちょっとトイレ行ってくるな」
着いた瞬間と言ってもいいほどのタイミングでたまが言った。
誰の返答を待つわけでもなく町の方へ走って行ったたまを見送ったフミキの口元は小さく笑ったように見えた……。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.92 )
日時: 2012/10/02 21:55
名前: あど (ID: Sw1Spevx)

当然ケフィは本を買いに行った訳では無く、あの「気になる女性」の尾行をおこなっているのだった。
その女性が買い物を済ませ店を出ると同時にケフィも店を出る。
こうしてケフィの尾行は始まった。

「第一の質問だが何をしている?」
たまがそう言うと目の前の紙飛行機がくるりと向きを変えた。ケフィだ。
「あーびっくりした。なんでここに居るの?」
「第一の回答だが、俺もあの女を尾行するべきだと感じたからな
残りの奴等にはトイレと言っておいた」
依然紙飛行機のケフィが理由を問うと、たまは自分なりの理由を述べた。
「第二の回答だが、あの女から人間の魂が感じられないからだ
生きてはいるが魂が異質だ」
人間の姿に戻ったケフィは少し嬉しそうな顔をして言った。
「もう怪しさマックスだね。これは楽しくなってきたね
よし、尾行を確実にするためにも、ちょっと力抜いて?」
たまがケフィの発言に従うとケフィはたまの肩に手を置いた。
すると三秒もしない内にたまは紙飛行機へと変わっていた。
「第二の質問だがこれはなんなんだ?」
同じく紙飛行機へと変化したケフィが答えた。
「元雲っていうのはただの肩書きだからね
人間と違うところなんて二つと無いんだ
だから飛ぶときは基本この姿なんだよね」

一通り飛び方のコツを教えて貰ったたまは、ケフィと共に尾行を開始した。
女性はスタスタと道を歩いている。
まあまあ長い道のりのあと、ついに女性の足と二人の飛行が止まった。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.93 )
日時: 2012/10/02 23:10
名前: 氷室 ◆ppiJ5OGQ5w (ID: Txskcvk4)

第五話 はい、こんな歳でも精霊使いなんです


その女性の立ち止まった目の前には一人で住むには大きい。いや、大きすぎるくらいの家があった。
ドアを開けるか、と思ったが、
「ご用件はなんです?」
と、意外な言葉が発されたのでケフィ達は知らないふりをしていた。が、
「ばれてますよ? 紙飛行機の貴方達?」
(ウッ……!)
「紙飛行機が私と同じ速度で着いてきたら誰でも怪しいと思いますよ。
それに第一、向かい風でしたからね」
ケフィはこれは一本とられたと思いながら、
「……仕方ないね」
と、言いながら人間の姿に戻り、その後にたまの姿も人間の姿に変えさせた。

「取りあえず中へどうぞ。外で話すのもあれですし」
ケフィ達は女性の言うことに従い、中へと入っていった。


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