二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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kskと世界の仲間達
日時: 2013/10/09 00:04
名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: H1c8Uwl2)

クリックありがとうございます。
始めまして、旧世界と申します。
今回執筆させて頂く「kskと世界の仲間たち」は、ポケモンのリレー小説です。
この小説は「kskと愉快な仲間たち」の続編となりますので一読推奨します。
もちろん、前作を読まなくても楽しめるよう努力していくつもりです。

※現在前作はご覧になれません、ですが今作とは全くもって世界観から違うので読まなくても問題ありません

先述しましたがこちらは「リレー小説」です
多少のグダりはあるものだと思って御容赦ください

感想・意見大歓迎!
辛口意見お待ちしてます

※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体とは一切関係ありません。
どっか似てたとしてもそれは他人の空似です。
幻想です。


冬の小説大会では皆様の応援のお陰で金賞を頂く事が出来ました!
読者の皆様にはこの場を借りて作者一同より感謝の意を表させていただきます!

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.2 )
日時: 2012/09/09 00:47
名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: WVvT30No)

人と人との争いは、些細な事で大きくなり、結果として大きな傷跡を残す。
それはここ、キャスフィで起こった「キャスフィ大戦」も同じであった。
消五と厨二、二つの勢力がぶつかり合い、世界は二つに分かれた……。
その戦争の終結した地、それが此処キャスフィ。
故に、「キャスフィ大戦」。
その大戦を沈めたのは、二人の男であった。
その名を、「ksk」と「トム」。
二人の活躍により、消五軍の野望は達成されず、キャスフィを救った。
しかし、対戦の終結と引き換えになるかのように、二人は命を落とす。
「死」という形で幕を閉じた筈の二人の「愉快な冒険」の幕が、今再び開けられようとしていた……!

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.3 )
日時: 2013/02/23 01:15
名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: 9kDns1lV)

kskは歩いていた。
こつん、こつん、と足音が廊下に響く。
一体幾つの角を曲がったであろうか。
一体幾つのドアを開いたであろうか。
目当ての男は見つからない。
部屋に居る者に尋ねてみても、帰ってくるのは曖昧な答えばかり。
自分が起きた病室でかつての戦友に聞いた「FUMIキングダム」という名。
それがこの建物の名前なのか、それともこの建物を所有する会社の名前なのか。
kskは考えていた。
きんにくが言うには、kskは確かに死んでいて、そして十年の月日が経っていたらしい。
死んだ自分を蘇生させたのは何故か、そして何のためなのか。
そして、トムも生き返ったのか。
その二つを、この「FUMIキングダム」のトップの者、またはそれに相応する者に聞かねばなるまいと、kskは思っていた。
目に付いたドアを空けて、中に入る。
どうやらこの部屋は研究室らしい。
自分が生きていた時代には目にする事も無かったような機械や装置が並んでいる。
「……この中に、この建物のトップの奴が居る場所を知っている奴は居るか?」
何度言ったか分からないこの台詞をkskが口にした後、数瞬の静寂があったかと思うと、
「貴方は、kskさんですね……?」
一人の、眼鏡に白衣の男(りかけいのおとこ、とでも言うべきか)が口を開いた。
「……質問の答えになってねーぜ、まず俺の質問に答えな」
kskの返答もろくに聞かず、りかけいのおとこはkskを手招きする。
「お目覚めになられたのなら都合が良いです、丁度今日フミキング様の出発の日でしたので。キング様の出発は確か午後でしたので、それまでざっと「精霊」についてと、今の世界の状態について説明しましょう。まず、」
りかけいのおとこの言葉を遮るようにようにして、kskは言った。
「待て……さっきからキングだの精霊だの……さっぱり意味が分からん」
kskの表情を伺った後、りかけいのおとこは、眼鏡の位置を直しながら、
「分かりました……では、順を追って最初から話しましょう」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.4 )
日時: 2012/09/09 02:06
名前: エコト ◆MUGENgEN/g (ID: q6B8cvef)

りかけいのおとこが言うには、

kskが目を覚ましたのはキャスフィ大戦から10年後、平穏を取り戻しさらなる発展を遂げた『ネオキャスフィ』
そんな中かつて戦ったキティやおかか等の精神と肉体を利用して復活した、伝説の魔物『アラシ』が台頭している。
そのアラシが使う『悪霊』に対抗するため、ここ『FUMIキングダム』のトップであるフミキは各地の『精霊使い』を集めようとしている。

との事らしい。
kskは目の前の男が言うことをまだ全て理解できていない。
「……アラシや悪霊が悪いことはわかった。精霊はなんだ?」
りかけいのおとこが簡潔に答える。
「精霊とは精霊使いと共に戦うパートナーです。あなたで言うところのトムさんですかね……」
「そうだトムはどうした!?」
kskは大切なことを思い出すように尋ねた。
「トムさんも生き返ってますよ。会いますか?」
当たり前だ、とでも言うようにkskは頷いた。
「それでは案内しますので付いてきて下さい。」

Re: 【ポケモン二次創 ( No.5 )
日時: 2012/09/09 19:08
名前: 剣舞 (ID: AS6qN2jn)

そう言って速足で歩きだすりかけいのおとこをkskは急いで追いかける。
疑問だらけで落ち着かない今の自分にとって速く歩くのは苦にはならなかった。
歩くにつれ通路を行き来する研究者のような人達は減っていく。
無数に枝分かれしているかに思えた迷路のような通路も気づけば一本道になっている。
それでも一向に足を止める気配の無いりかけいのおとこにkskは突っ込みたくなった。
道間違ってるだろ!!
そして案の定足を止めた場所は行き止まりだった。
「さて、ここら辺でしたかねぇ」
そう言うとりかけいのおとこは、おもむろにポケットからリモコンのような機械を取り出した。
「なんだソレ、ボタンを押すと隠し扉が開くとか言うなよな」
冗談半分でkskが放った言葉は次の瞬間、言葉も無く肯定された。

目の前の壁に切れ込みが入り、重々しい音と共に通路が現れた。
唖然としているkskに何を驚いているんだとでも言いたげな表情のりかけいのおとこが手招きする。
「いったい俺が寝てた間にどれだけ科学は進歩してるんだ……?」

Re:かそせか ( No.6 )
日時: 2012/09/09 19:05
名前: あど ◆EoSfxD7Z8g (ID: .62EDtJk)

「こちらです。」
そうやって手招きされ、先程より若干暗い通路を歩いて行く。
途中に何度か分かれ道を見つけた。この研究所は自分が想像していたより何倍も大規模な施設らしい。
相変わらず無駄な素振りを見せないりかけいのおとこは、途中に立ちはだかる認証機械や行き止まりを「造作もない」とでも言うように淡々と解き開いて行く。
度をすぎたハイテク施設に、心身共に慣れ始めた時、急にりかけいのおとこが立ち止まり、口を開いた。
「ここです。実はこの部屋は安全確保の為に、kskさんが手をかざして頂かないと開くことが出来ません。」
ここまで複雑な道のりの先にあった部屋にどう更に安全を求めるのだと言う言葉を飲み込み、
トムと再会できる。その喜びをいち早く感じたい一心で、kskは静かに手をかざした。


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