二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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kskと世界の仲間達
日時: 2013/10/09 00:04
名前: 旧世界の神 ◆qG6Aph5m22 (ID: H1c8Uwl2)

クリックありがとうございます。
始めまして、旧世界と申します。
今回執筆させて頂く「kskと世界の仲間たち」は、ポケモンのリレー小説です。
この小説は「kskと愉快な仲間たち」の続編となりますので一読推奨します。
もちろん、前作を読まなくても楽しめるよう努力していくつもりです。

※現在前作はご覧になれません、ですが今作とは全くもって世界観から違うので読まなくても問題ありません

先述しましたがこちらは「リレー小説」です
多少のグダりはあるものだと思って御容赦ください

感想・意見大歓迎!
辛口意見お待ちしてます

※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体とは一切関係ありません。
どっか似てたとしてもそれは他人の空似です。
幻想です。


冬の小説大会では皆様の応援のお陰で金賞を頂く事が出来ました!
読者の皆様にはこの場を借りて作者一同より感謝の意を表させていただきます!

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.111 )
日時: 2012/10/14 01:33
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

第六話 S.R.使いは彼もなのか?

昼下がり。
「あー静かだ。本当に静かだ」
さっきまでの喧騒とは大違い。
バハムート達のイザコザ(というか不毛な争い)から抜け出したkskは、自然公園に来ていた。
『静か』を具現化したようなその空間は、昼寝をするにはもってこいの場所。
特に、こんなぽかぽかとした陽気の日には。
まぁもともと、昼寝のためにここへ来たわけだが。
この時間、人はほとんどいない。
いや、そもそも自然公園には、何故か人があまり来ないのだ。
ゆえに、人がいればその分目立つ。
そんなことは気にせず、kskは昼寝に都合のよさそうな木の陰へと向かう。
丁度いい木の陰を見つけ、そこにもたれかかる。
「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、すぐに眠くなる。
今日くらいは静かに過ごせる、そう思っていた。

「鬼畜丸、頼むぞ」
「あいよ」

その声が聞こえるまではの話だった。
目を開け、その声の主がいる方を見たkskは呟いた。
「神は言っている……ここで昼寝をする定めではないと……」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.112 )
日時: 2012/10/14 21:12
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

まずkskが目撃したのは、何やら巨大な物体と、一人の少年だった。
一瞬、自然公園に出現した丘のように見えたそれは
「ドダイ……トス?」
ドダイトスの姿だった。
少年がドダイトスに何かを命令すると、幾つもの「種」が出現し、もの凄いスピードで成長する。
そしてそれは十秒もしない内に、植物のツルでできた、ハンモックになった。
「ご苦労様、鬼畜丸」
「はいはい、ぐっすり寝てろ」
鬼畜丸、とはドダイトスの名前のようで、少年がそう言うと鬼畜丸は姿を消した。
「んじゃ、おやすみ〜」
少年は、ハンモックで昼寝を始める。
「……どう見ても精霊使いです、本当にありがとうございました」
kskはそう呟き、少年のもとへと歩み寄る。
これから昼寝をする彼にとっては申し訳ないが、彼がいつまで寝るつもりかは分からない。
一応、早い内に話を聞いておきたかった。
もしこのまま自分も昼寝をしてしまい、少年と入れ違いになったら困るからだ。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.113 )
日時: 2012/10/14 21:26
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

少年のすぐ傍まで来たkskは、吃驚し、呆れた。
少年がハンモックに寝そべってからkskがここに来るまで、一分も経っていない。
それなのに、その少年は
「zzz……」
既に眠りに入っていたのだ。
少年には悪いが、起こすしかない。
「あのー、すいませーん」
最初は丁寧な言葉で、少年に呼びかける。
「zzz……」
起きる気配はない。
次は、肩を揺すってみる。
「ムニャムニャ……もう食べられない……」
典型的な寝言をかまし、やはり起きない。
その後も何度か肩を揺すったり、突っついたり、頬をぺちぺち叩いてみるが
「zzz……」
全く、起きる気配がない。
そして、ついに。
「おい、起きろ!」
怒鳴り声とともに、kskはハンモックをひっくり返した。
当然、少年は重力に逆らうことなく、地面に落ちる。
もっとも、せいぜい60cm程度の高さだったが。
「そんな起こし方で大丈夫か?」
ジェネシスが出てきて、kskに問う。
「……大丈夫だ、問題ない」
そう答えるkskの顔には、苛立ちの色が見えた。
「大丈夫じゃねえ……問題だ……」
その声に気づき、少年の顔を見ると、
「てめぇ……」
少年は、物凄い形相でこちらを睨んでいた。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.114 )
日時: 2012/10/16 22:25
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

kskが脳内に思い浮かべたのは、「まずい」の3文字だった。
どう考えても逆ギレではあるが、少年を怒らせたことに変わりはない。
謝ろうと、一歩進み出た、まさにその瞬間。
一一ブワッ
少年を囲むように、五つの魔法陣のようなものが出現した。
嫌な予感がした。
そして、当たり前のように予感は的中したのである。
一一ズガガガガッ!
魔法陣から、何かが大量に飛び出したのである。
「げっ!?」
驚いたkskは、即座に後ろへと飛び退いた。
突如飛び出してきたそれは、タネマシンガンの応用、とでも言えばいいだろうか。
大量に、されどkskを狙っているわけでもなく、ただ乱射しているように見えた。
ビー玉サイズの弾は、どれも速度がバラバラで、木や地面などに当たると消滅した。
よく見ると少し穴を空けた弾もあり、当たると痛そうだという認識だけはできた。
「あーあ、Mysonを怒らせちまったね」
「え?」
後方から声がしたので振り向くと、何故か「鬼畜丸」と呼ばれていたドダイトスの姿があった。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.115 )
日時: 2012/10/16 23:07
名前: ぬ (ID: Q9lf3bu6)

疑問が大量に湧いたkskは、
「Mysonってのはアイツの名前か?そしてアンタはアイツの精霊か?そして……」
一気に質問をかけた。
「待て待て待て!いっぺんに言うな。順番に答えるから落ち着け!」
「……まず、Mysonってのはアイツの名前か?」
「ああ。アイツはMyson。俺はアイツの精霊、鬼畜丸だ」
「次だ。何なんだ、あの大量の弾は!」
幻想弾幕ファンタズムバラージ、Mysonの能力だよ。文字通り弾幕をばら撒くだけさ。形状は多種多様だけどな」
「次に、なんでアイツはあそこまで怒っているんだ?」
「……Mysonは結構怒りっぽくてね。ちょっとしたことですぐキレる。ちなみにその時は、能力が本人の意志とは半無関係に発動して、何故か俺もここに出てるんだ」
なるほど、だから鬼畜丸は姿を現したわけね……と、納得するわけにもいかず。
「じゃあ、どうすればいいんだ!?」
怒っている状態では、Mysonに話を聞くこともできない。
何より、この弾幕だ。話をしようとして近寄れば近寄るほど、当たる確率が高くなる。
「普通ならキレると15分はそのままだが……一つだけ方法がある」
そして、鬼畜丸の口からとんでもないことが告げられた。
「一発、Mysonの頬を殴れ」


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