二次創作小説(紙ほか)

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バカな自分は召喚獣? 〜二学期編〜 お知らせあり>>270
日時: 2016/03/25 21:41
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

初めましてな方は初めまして。そうでない方はお久です。こちらはバカとテストと召喚獣の二次創作であり以下のスレッド

【バカな自分は召喚獣?〜一学期編〜】及び【バカな自分は召喚獣?〜夏休み編〜】

の続章となっています。読まれていない方はそちらもよろしくお願いします。


暑い夏も乗り切ってやってきました二学期編!夏休みを満喫したいつものメンバーとFクラスの前に立ちふさがったのは……無敵の鉄人による持ち物検査!?

『お願いします、西村先生!僕らにその本を返してください!』
『僕らには———僕らにはその本がどうしても必要なんです!』
『お願いです!僕たちに、保健体育の勉強をさせてください!』
『西村先生、お願いします!』

『『『『お願いします!』』』』

「黙れ。一瞬スポ根ドラマと見紛うほど爽やかにエロ本の返却を懇願するな」

『『『『鬼っ!悪魔っ!!鉄人っ!!!』』』』

毎日バカやる明久たちがそんな教師たちの横暴を黙っているはずもなく。正々堂々鉄人に挑むFクラスだったけど……(正々堂々の意味、今すぐ調べてください皆さん by造)

「ええい!こうなりゃ実力行使だ!僕らの大事な参考書(エロ本)を守るため、命をかけて戦うんだ!」
「ほう?良い度胸だ、かかってこい……シメるついでに夏休みで緩んだ頭のネジをキッチリ締めなおしてやる」

明久たちの必死の抵抗虚しく、鉄人に阻まれ大事なもの(エロ本)を取り上げられるFクラスメンバー。このまま為すすべがないのか?否、まだ手はある……!召喚野球で教師を蹴散らし、取り戻せ僕らの聖典(エロ本)!


体育祭に召喚野球。そしていよいよ試召戦争が解禁となり恋に嫉妬に勉強に、ますます楽しくそして忙しくなる造や明久たち。そんないつものメンバーの非日常的な日常をどうかよろしくお願いします。


———目次———
序章 1〜4章及び各種設定【バカな自分は召喚獣?〜一学期編〜】>>6参照

5〜5.5章及び各種設定  【バカな自分は召喚獣?〜夏休み編〜】>>7参照

6章 体育祭&召喚野球編>>1-117
102時間目>>1-5   103時間目>>8-11  104時間目>>12-16  105時間目>>20-23
106時間目>>24-28  107時間目>>29-32  108時間目>>33-36  109時間目>>37-40
110時間目>>41-44  111時間目>>45-48  112時間目>>49-52  113時間目>>53-56
114時間目>>59-62  115時間目>>63-66  116時間目>>67-70  117時間目>>73-76
118時間目>>80-83  119時間目>>84-87  120時間目>>91-94  121時間目>>98-101
122時間目>>104-107 123時間目>>110-113 124時間目>>114-117
覚えよう野球のルール〜スクイズしてください!〜>>77-79

6.5章 文化の秋・食欲の秋・文月学園の秋編>>120-221
酔いと造と幼児返り!?〜お酒は大人になってから〜
前編>>120-122 中編>>125-127 後編>>130-132

週刊☆文月学園ラジオ放送 特別企画・文化の秋!
前編>>135-136 後編>>137-138

ワシと自分と演劇と〜演目はバカテス童話!?〜
その①>>141-143 その②>>146-148 その③>>149-151 その④>>154-156 その⑤>>157-159
その⑥>>164-166 その⑦>>167-169 その⑧>>170-172 その⑨>>173-175 その⑩>>176-178

召喚実験シリーズ〜自分と本音と暴露大会〜
その①>>179-181 その②>>182-184 その③>>185-187
その④>>188-190 その⑤>>191-193 その⑥>>194-196

寒い日は鍋が一番!〜闇鍋?病み鍋?暗黒鍋デス〜
その①>>197-199 その②>>202-204 その③>>209-211 その④>>214-216 その⑤>>219-221

7章 二学期試召戦争開幕&Fクラスの変編>>224-330
125時間目>>224-226 126時間目>>229-231 127時間目>>234-236 127.5時間目>>241-242
128時間目>>243-245 129時間目>>246-248 130時間目>>251-253 131時間目>>256-258
132時間目>>261-263 133時間目>>264-266 134時間目>>267-269 135時間目>>271-272
136時間目>>273-274 137時間目>>275-277 138時間目>>280-282 139時間目>>283-285
140時間目>>286-288 141時間目>>289-291 142時間目>>292-294 143時間目>>295-297
144時間目>>298-299 145時間目>>300-302 146時間目>>303-305 147時間目>>306-307
148時間目>>308-309 149時間目>>310-311 150時間目>>312-313 151時間目>>314-316
152時間目>>317-318 153時間目>>319-321 154時間目>>322-323 155時間目>>324-326
156時間目>>327-330

7.5章 とあるお休みの一日:同棲生活は命がけ編
召喚実験シリーズ:〜みんなの子どもシミュレーション〜
その①>>334-336 その②>>337-338 その③>>339-341
その④>>342-344 その⑤>>345-347 その⑥>>348-350

文月学園新聞&特別補習:鉄拳先生の情報講座>>353-355

彼と彼女のとある日の出来事
〜明久と瑞希編〜
前編>>356-358 中編>>359-361 後編>>362-365
〜雄二と翔子編〜
前編>>366-368 中編>>369-372 後編>>373-377
〜造と秀吉と優子編〜
前編>>378-380 中編 後編
〜明久と美波編〜
前編 中編 後編
〜造と葵編〜
前編 中編 後編
〜康太と愛子編〜
前編 中編 後編

おいでませ文月学園!久保弟の学校見学
前編 中編 後編

8章 最終決戦!Aクラス対Fクラス試召戦争編

———バカテスト集———
その⑦>>18-19 その⑧>>240 その⑨>>278

———各種設定———
文月学園レポート:腕輪編その①>>17 その②>>279

お知らせ>>270

136時間目 ( No.274 )
日時: 2016/03/11 20:46
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

俺がそんな指令を飛ばすと、案の定月野たちと分断された焦りが出てきているのか坂本たちの慌てた声が聞こえてくる。よし、ここが腕の見せ所だ!すぐに訪れるであろうその時まで、追撃部隊に檄を飛ばしていると———

『木下秀吉・月野造・島田美波、3人とも戦死!お前らは補習室行きだ!』
『……む、無念じゃ……すまぬ雄二、皆の衆……』
《そ、そんな……!?こんなところで……自分たちの負けなんて……!?》
『くっ……ここまで、なの……?』

———鉄人の大きな声と共に、月野たちが項垂れたような声が俺たちの耳に届いた。よしっ!待ちに待ったこの瞬間が来たっ!姫路さんか月野のどちらかさえ落とせば後はこの数で全力で攻め込むだけだ!

『クソッ!?造や秀吉たちがやられただと……!?さ、作戦中止!一旦引くぞお前ら!』
『ちぃ……わ、わかったよ雄二!瑞希、こっちに!』
『は、はい……』
『…………一階に逃げ込むべき』

今まで拮抗していた階段と渡り廊下内の攻防。だが今の鉄人の声を聞いて本格的に撤退を始める坂本達。姿は遠くて見えないが、待機部隊が月野たちを倒してくれたんだろう。これは……またとないチャンスだ!

「よし、畳みかけろ!姫路さんさえ動けなくすれば、後は坂本を討ち取るだけで終わる!全勢力を追撃部隊に回すんだ!」

勝てるかもしれない……いいや、絶対に勝てる!そう俺は確信して階段を降りて逃げていく奴らの息の根を止めるため、俺の側を守る近衛兵をも追撃部隊として動員して向かわせる。月野と言うFクラス二大戦力の一人にして厄介な白金の腕輪持ちを倒せたのは非常に大きい。後は主力である姫路さんを討ってゆっくり坂本を倒しにに行くか、そのまま問答無用で坂本に挑んでこの試召戦争を終わらせるもの悪くない。

万が一に備え俺はこの場に残り、俺以外のDクラスの生徒ほぼ全員に坂本達を追いかけてもらう。クラス代表として前線に出られないから、下に行った追撃部隊と渡り廊下の外へ押し込んだ待機部隊が現在どんな状況かよくわからない。わからないが———今のところ完璧に事が運んでいる上、全ての状況が俺たちに有利だと言っている。つまりほぼ間違いなく俺らの勝利と言えるだろう。勝った……あのFクラスに!宿敵Fクラスに俺たちは勝ったんだ……!勝利を確信し、思わず笑みを浮かべてしまう俺。












《———なんて。まさか勝ったとは思っていませんよね、Dクラス代表さん。……甘いですっ!Fクラス月野造、Dクラス代表平賀くんに勝負を挑みます!》
「……へ?」
「油断したのう平賀。お主、確か前回の試召戦争でも最後の最後で慢心し姫路の存在を知らずに負けたであろうに。まあ、これも勝負じゃし悪く思わぬようにの。同じくFクラス木下秀吉、平賀に勝負を挑む。試獣召喚(サモン)じゃ!」
「今回も詰めが甘かったようね、近衛兵はそう簡単に手放すものじゃないわ。まあ後悔してももう遅いけど。ウチも平賀に勝負を挑むわ。試獣召喚(サモン)!」


《Fクラス 月野造  現代社会 416点》
        &
《Fクラス 木下秀吉 現代社会 124点》
        &
《Fクラス 島田美波 現代社会 117点》


「な……なん、で……?え、お前ら全員戦死って鉄人が……?え?てか、一体どこから……!?」

…………どういう……ことだ……!?勝利を確信し笑みを浮かべた瞬間、突然俺の真後ろから声が聞こえたと思ったら“先ほど戦死したはずの”月野と木下、島田の3人が召喚獣を召喚して俺に勝負を挑んでいる。い、いや待ておかしい!?こういう展開に備え、極力後ろを取られないように常に壁を背にしていた。なのにいつ、どうやってこいつら俺の後ろを取った……!?

《どこからって……“窓から”ですよ。随分と自分たちの事を研究されていたようですが、ちょっぴり詰めが甘かったようですね。過去の戦歴・戦術データをもう少し考察しておくべきでした》
「一学期のBクラス戦の途中、そしてクラス代表の根本を倒した時と同じ戦法じゃからの」
「まあ、流石にちょっぴり危ないショートカットだったけどね。誤って3階から落ちるのはシャレにならないでしょうし」

窓……Bクラス戦……っ!?やられた……!こいつらどんな方法を使ったかわからないが、3階の旧校舎側の窓の外から新校舎側の窓へと侵入して後ろを取ったのかっ!?だ、だがそれ以前にコイツらはすでに戦死していたはず、どうしてこんなところで俺と対峙できる……!?

「それと……ウチらが戦死?何の事かしらね月野?」
《何のことでしょうねー島田さん?ねえ、ヒデさんはわかります?》
「うむ、わからぬ。わからぬが……ああ、しかし平賀よ。もしやお主この声を———『木下秀吉・月野造・島田美波、3人とも戦死!お前らは補習室行きだ!』———そう、この声を鉄人の声と勘違いしてしまったのではないかのう?」
「……っ!?て、鉄人の、声!?」

な、何だこれは……木下が鉄人の声を……ま、まさかこれって……!?

「せ、声帯模写!?や、ヤバイっ!?み、皆急いで戻ってくれ!?」

嵌められたっ!?だんだん状況がわかってきたが、これは本気でマズい……!今すぐ兵を戻して態勢を———


キィイイイイイイン———キュボッ!


『『『ぎゃあああああああああああああああああああ!?』』』

———と、俺が慌てて兵を戻すため大声で叫んだのと同時に、妙な音と共にクラスメイトの断末魔が響き渡る。お、おい……何だ今の音……?めちゃくちゃ嫌な予感しかしないんだが……

「……い、今の音は……?」
「ん、多分瑞希の召喚獣の金の腕輪の能力【熱線】ね」
「それとお主らDクラスのクラスメイトの断末魔じゃろうな」
《と言うわけでですねー、平賀くんの期待しておる増援部隊は……残念ながら引いたと見せかけて攻撃準備万端だった姫路さんに全員やられたと思います」

『Dクラス、37名戦死!戦死者は補習だ!』

……今度は本物の鉄人の声が廊下から聞こえてくる。……つ、つまりこれは……

《さて……わかっていますよね?召喚フィールド内で勝負を挑まれたら———召喚に応じて勝負しなければならないと言うことを》
「それでどうするのかしら平賀?ウチら三人相手に……勝てると思う?」
「言っておくが……ワシらは油断はせぬ。全力で仕留めに行くからの。それでは平賀よ———召喚して敗けるか、召喚せずに敗北を認めるか。どっちが良いか言ってくれぬか」

…………守ってくれる近衛兵もおらず。と言うか、俺以外のDクラス全員が戦死。校内でもトップクラスの召喚技術と絶望的な点数を持つ月野を筆頭としたこの3人対俺一人。つまり……どうやっても、俺らの……負け……なのか……


———二学年試召戦争———
〜Dクラス対Fクラス:Fクラス勝利〜

137時間目 ( No.275 )
日時: 2016/03/11 20:49
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

造Side


「流石に自分たちとの再戦を望んでこれまで頑張っていただけあって、かなり強かったですよねDクラス……疲れました……」
「Eクラス戦で消費していたとはいえ、中々にギリギリの戦いじゃったからの……」
「随分ウチらの事を研究してたらしいわね。正直不意打ちが上手く行かなかったら勝てなかったかもね」

なりふり構わない超短期決戦で決着を付けたかったのですが、Eクラス戦よりも時間もかかり点数消費も激しいですね……Eクラス戦で消費していたことや7人で戦ったことだけではなく、Dクラスの皆さんが相当自分たちとの再戦の為今日まで頑張って対策をしてきたことがよくわかりましたよ……危なかったぁ……

「……世辞は良い、結局俺らの負けだしな……くそっ、Fクラスは強いなホントに……」

心底悔しそうに唇をかむのはDクラス代表平賀くん。いいえ、お世辞ではなく本気で思っていますよ。自分たち7人の戦闘パターンや得意科目・苦手科目を把握していたように感じられました。そしてその情報を元に相手に応じて戦闘方法を変更したり立会人の先生を待機させておくなどと言った工夫もなされていて……最後の彼の油断と奥の手さえなければ負けていたかもしれません。

「流石に木下の声帯模写は作戦に考慮してなかった……完璧に騙されたぜ……あれさえなければ……」
「いいや、ワシの声帯模写はあくまで一つの罠に過ぎん。お主に気付かれぬよう他にもいくつか罠を張っておいたのじゃがな」
「えっ?」

そのヒデさんの言葉に、目が点になる平賀くん。これもまたゆーさんの奇策ですね。

「騙し討ちみたい———と言うかまんま騙し討ちになっちゃったからちょっとネタ晴らしてあげるわね。平賀、アンタってウチらの消費していた教科を中心に立会人の先生を用意していたでしょ?」
「あ、ああ……一番厄介なのは姫路さんの金の腕輪の能力とここにいる月野の全体攻撃だ。だからなるべく二人がEクラス戦で消費した科目や不得意科目の教師を用意しておいたんだが……それがなんだ?」
「でしたら不思議に思いませんか平賀くん?もしその通りに立会人を用意していたのなら———最後の詰めで姫路さんが金の腕輪を使えるハズないじゃないですか」
「…………あれ?」

自分のその言葉に、そう言われれば確かにそうだと言ったような顔の平賀くん。折角です、さっきまで忙しかったですが、今からは時間もあることですしゆーさんたちがこっちに戻ってくる間、少しネタバレしてあげましょうね。

「言われてみれば……おかしい、何でだ……?今回お前ら7人だけで戦う必要があったせいで、立会人の先生を確保出来るほどの余裕はなかったハズ……だよな?」
「そうですね。ちなみに代理召喚出来る自分がやったわけでもないですよ。その時は平賀くんを追い詰めていましたから姫路さんのいる場所にフィールド張れませんので」
「だ、だよな?だったらどうやって……?」
「何、種を明かせば簡単な事じゃ。お主らはの、姫路や造たちがEクラス戦で消費された科目について、“全て把握しておいたと思い込んでいた”だけなのじゃよ」
「お、思い込み……?な、何の話だそれ……?」
「ですから、ここにゆーさんの罠があったってことですよ。Eクラス戦で消費されていたと思って用意した立会人の先生の科目の一つに———実は金の腕輪を使えるほど点が残っていた科目があった、ただそれだけです」
「はぁ!?」

自分たちの説明に、全く納得いっていない平賀くん。まあ、“アレ”の存在があれば納得いかないのも無理はありませんが。

「そ、そんな筈ないだろ!?だ、だって……“アレ”の情報によれば間違いなく」
「アレって何のことかしら平賀?もしかして———ウチらのクラスに仕掛けられている“盗聴器”のことじゃないわよね?」
「えっ…………えっ!?ま、さかそれは……!?」
「そのまさか、です。盗聴盗撮のエキスパートのこーさんがいるのに、盗聴器が仕掛けられていることに気付かないわけないじゃないですか」

何でも教室に戻った瞬間一発で盗聴器が仕掛けられているとこーさんは気づいたとか。仕掛けられていた盗聴器は一学期の強化合宿の時のものと同じであったためか、Dクラスに———と言うか清水さんに仕掛けられたのだとこーさんが筆談で自分たちに教えてくれました。本来ならすぐにでも破壊か回収するべきでしょうが……

「そう。敢えて坂本は盗聴器に気付いていながらそれを残して、ウチらに関する嘘情報を盗聴器の前でペラペラと話したってこと。アンタらは【数学・英語W・英語R・物理・日本史・地学】が消費されているって盗聴器を通して聞いてたと思うけど、本当はEクラス戦で使ったのは【英語W・英語R・物理・日本史・地学】の5科目。数学はこの場の全員が無傷だったの。これも坂本の巧妙な罠ね」
「つまり……本当はEクラス戦で使っていない数学を……使ってしまったって俺らに勘違いさせたってこと……なのか……」
「ちなみにゆーさんはこうも予測していました。『ここまで用意周到に俺ら対策をしてくるDクラスは確実に倒せる科目で来るハズだから———造には英語で勝負を挑むハズ』だと」
「そして『姫路にはEクラス戦で数学の科目の点が戦死一歩手前、ほとんど残っていないという情報に踊らされた平賀たちなら、ほぼ間違いなく数学で勝負に来るだろう』とも雄二は言うておったの」

つくづくゆーさんが頼もしく、もし敵に回れば相当恐ろしいものだと実感できますね。平賀くんも予想だにしなかったでしょう。自分たちを有利に進めるハズの盗聴器が、逆に自分たちの首を絞めることになったんですからね。

「それでも納得いかない……どうして英語で俺たちのクラスの待機部隊が負けたんだ?罠を張られたにせよ少なくとも英語の科目はお前たち三人よりも待機部隊の方が点は高いはずなのに……」
「……んー、ちょっとした裏技ですかね。あ、ですがこれだけは流石に教えられませんからね。他のクラスにバレたら対策されかねませんし」
「うん、そうね。これは流石に秘密よ。出来ればAクラス戦に取っておくべきウチと月野の極秘の裏技だもんね」
「……と言うことは、まだ何か俺らが掴んでいない奥の手があったってことか……」

137時間目 ( No.276 )
日時: 2016/03/11 20:50
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

そう、Dクラスの待機部隊呼ばれた皆さんを相手に出来たのは、まだ明かせない島田さん(と一応自分)の裏技兼切り札のお陰。後のAクラス戦の一つの強い武器として秘密にしておきたかったとっておきなのですが……仕方ありませんね。Aクラスの皆さんにこのことがバレていないと祈りましょう。コレがなきゃ本当にDクラスの生徒さんに自分たち3人は倒されて、奇襲に失敗していたでしょうから。

「後はそちらの待機部隊さんを戦死させ、ヒデさんが西村せんせの声帯模写をすれば準備完了。召喚獣状態になってヒデさん・島田さんに自分の箒に掴まってもらい今度は自分の金の腕輪の能力【飛翔】を使って窓の外から平賀くんの後ろを取り、もしもの時を考えて他のDクラスの方々は姫路さんの取っておいた金の腕輪の能力を使って一掃———これが今回のDクラス戦の全貌ですかね」
「……くそっ、そう言うことか……俺も、まだまだ甘かった。悔しいが……完敗だよ」

ハァ、と大きくため息を吐き苦笑いをする平賀くん。その表情は悔しさは勿論あれど、何故だか清々しさをも見える表情です。

「クラス代表として言っちゃいけないことかもしれないが……ここまでやってダメだったなら、かえって清々しい気分だな。そっちの条件も甘んじて受けるよ。まあ、次に戦う時は今回のような慢心や研究不足は決してないと思ってくれFクラス」
「おおぅ、それは怖いですね……肝に銘じておきます。あ、そろそろゆーさんもここに来る頃ですかね」
「うむ、では戦後処理・今後の交渉は雄二と平賀に任せるとするかの。朝から動きっぱなしじゃしワシは少し休みたいぞい」
「よく考えたらお昼もまだよねウチら……うぅ、折角のアキのお弁当……食べるの遅れちゃったわね」
「でしたら戻ったらちょっと遅めの昼食兼今後の対策会議をしましょうか。ゆーさんが戻る前にお昼の準備を済ませておいてからね。それでは———平賀くん、試召戦争ありがとうございました!」

「「「ありがとうございました!」」」

「ああ、こちらこそありがとな。ここまで来たんだ……いずれ挑むであろうAクラス戦———必ず勝ってくれよ」

昨日の敵は今日の友……とはちょっと違いますが、戦場を離れれば同学年の生徒同士。同級生のそんな励ましの言葉を頂いて、Dクラスを後にします。…………ハプニングもありましたが、何とか本日の防衛戦はクリア。今日の事、今後の事に思いをはせつつも、今は走り回って栄養を欲している身体の要求を満たすべく他の皆さんと合流して遅めの昼食に向かいますかね。さてさて皆さん、D、Eクラス戦お疲れ様でした!












『……本当にFクラスならAクラスに勝てるかもしれないな。……まあ、“あのバカたち”さえちゃんとしていれば、の話だが。……これからどうなるのかわからんが、俺らDクラスに勝ったんだ。“色々と”頑張れよFクラス』


〜雄二戦後処理&交渉中 しばらくおまちください〜


———屋上———


「———まあ、とりあえずアレだ。お前たち6人よくこんな悪条件の中戦ってくれた。平賀・中林とも交渉成功したぞ。Aクラス戦の時には協力してくれるそうだ。それもこれもお前たちがよく働いてくれたお陰だな。礼を言わせてくれ、サンキューな」

波乱のD、Eクラス戦でしたが、被害も中々だったものの何とか乗り切り遅めの昼食会の始まり始まり。その前に代表であるゆーさんが自分たちに頭を下げてお礼を言います。

「頭を上げてくださいゆーさん。ゆーさんこそ、こんな状況でよくあんな奇策を思いついて実行してくれました。お陰で無事に乗り切れましたよ」
「そうそう。てか、雄二が素直に礼を言うなんて不気味だし気持ち悪いから頭上げてよ。調子狂っちゃうじゃないか」
「…………雄二らしくない」
「うむ、普段らしくもっとドンと構えておる方がお主らしいぞ」

そう言ってゆーさんに顔を上げるように頼む自分たち。お互いに頑張った結果、乗り切れたんですからね。ゆーさん一人が頭下げる必要ありませんもの。

「……ちっ、偶に素直に感謝したり褒めたりすればすぐこれか。ま、確かに俺らしくもねぇか。んじゃ湿っぽくなる前にメシでも食いながら反省会に入るとすっか」
「そうですね、明久君の手作りお弁当で回復しませんと♪」
「ウチもアキのお弁当今日も楽しみにしてたからね。じゃあ皆早速行くわよ。せーの、いただきます」

「「「「「「いただきます!」」」」」」

と言うわけで、手を合わせてようやくエネルギー補給に入ります。午前午後にあった戦争の緊張も解け少なくとも今日は攻め込まれない安心からか、皆さん幸せそうに召し上がっていますね。自分も今日のお弁当はメニュー的にはいつも通りのはずですが、ちょっぴりいつもより美味しく感じます。……空腹と疲労こそが最高の調味料ってところでしょうかね。

「早速反省会を始めるか。食いながらでいいから聞いてくれ」

ご自身もパクパクとご飯を食べながら、ゆーさんがいつの間にやら用意していた資料を片手に反省会を始めてくれます。

「今回のD、Eクラス戦。……まずこの場にいる俺も含めた7人の働きについては、褒めるのも癪だが上出来だった。特に特攻部隊の姫路たちは期待以上に良い働きをしてくれたと思っている。次はもっと無茶ぶり出来るってわかって軍師としては大助かりだぜ」
「け、結構今回無理してたので、これ以上の無茶は控えて頂けると嬉しいのですが……?」
「わ、私もさっきよりも頑張るのは難しいと思います……」
「雄二よ、お主は鬼か」
「もっと無茶ぶりするって……ウチらにどうしろって言うのよ坂本」
「謙遜すんなお前ら。必ずやれるって信じてるぜ」

そうニィッと不穏な笑みを見せるゆーさん。いや、本気で更に無茶ぶりされるのは無理があるのですが……ま、まあこう言っても不可能な作戦はしないとは思うので大丈夫だとは思います……多分。

「前言撤回。雄二はもう少し皆を労わるべきだね。具体的には土下座でもして“皆さん私、坂本雄二はもっと死ぬ気で頑張ります。頼りなくてブサイクで情けない代表ですがこれからもどうか付いてきてくださいお願いします”って言うくらいはしてくれないといけないよね」
「…………無償で霧島用グッズ作成に協力して貰わないと割に合わない」
「やかましい使い捨て装甲共。ちなみに明久とムッツリーニ、お前ら二人には今後も問答無用で今まで以上に無茶ぶりさせるから、せいぜい黙って俺の盾兼生贄になってろ」


ガスガスガスッ!×3


そして今朝と同じく仲良く喧嘩する3人。殴り合いながらお弁当を食べ、その上おかずの取り合いまでするなんてホント器用ですよねー。もはや日常茶飯事ですし、ツッコむ必要はないものと見なして皆さんで3人の喧嘩を観賞しつつお弁当を突っつきます。

「つーわけで、この場の全員はこれからもこの調子で頼む。勿論今日上手く行った結果に満足せず日々精進してほしい。Aクラス戦は今日以上に過酷なものになるのは目に見えているからな」
「翔子ちゃんたち、強いですからね。二学期に入ってより一層成績が上がったそうですし」
「そうね、この前も翔子“……こっちは準備万端、いつでも来て。私たちが勝ったら雄二を婿にする準備も万端だから。何ならAクラスで式挙げても良い”って言ってたもんね。Aクラスの内装を式場の様に改装もしてたっけ」
「…………じょ、上等じゃねえか翔子の奴。首洗って待ってろってんだ……」
「ゆーさん、足がめちゃくちゃ震えちゃってますが大丈夫ですか?」
「生まれたての小鹿みたいだね雄二。負けたら雄二が霧島さんに美味しく頂かれることは良くわかったよ」
「ち、ちげーし!?これは武者震いだからな!?」

霧島さん相当気合い入れてますね……勿論霧島さんだけでなく優姉さんや工藤さん、久保くんたちもとても強いですから、確かにここで慢心してはダメ。油断せずこれからも精進せねば。

137時間目 ( No.277 )
日時: 2016/03/11 20:51
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

「翔子のそんな戯言はともかくだ、当面の問題は……バカやらかした他のFクラス連中だな。まあ、今度余計な真似でもしたら唯じゃおかんと放課後にでも説教するが……ホント使えんなアイツら」
「ま、まあ久しぶりの試召戦争でしたし、感覚が掴めなかったのかもしれません……皆さん次は頑張ってくれると期待しましょう」
「見事に期待を裏切る未来しか見えんが……まあ次妙な事やったら本気でぶちのめすと公言しておいたからな。せめて壁としての機能を果たしてもらうさ」

ちなみに現在戦死してしまった皆さんはすべての科目を補充しておけとゆーさんに命じられ、罰も兼ねてお昼抜きで補充室にて補充を行っています。ここに来る前にちらっと補習室を見てみましたが、皆さん真剣に点数補充に専念していましたしきっと次は頑張ってくれるでしょう。

「で、こっからが最重要事項だ。今後の予定についてだが……この場にいる全員がかなり消費している現在の状況。この状況を利用して、恐らく……BかCクラス———いや、Bクラスはまだ大した動きはないからCクラスか。今日にでもCクラス代表の小山が宣戦布告してくると予想している。全員月曜にCクラス戦があると思っておけ」

「「「「「「え……?」」」」」」

と、アキさんから強奪したおかずを頬張りながら(ちなみにアキさんもアキさんでゆーさんのおかずを奪取しましたが)何気なくゆーさんがとんでもない爆弾発言を。げ、月曜にCクラス戦……?

「え、ちょっと待って雄二……さっき防衛戦が終わったばかりなのに月曜にCクラス戦……?ホントなの……?」
「おう、キツいがそうなるな。さっきな、ここに来る前に小山と会ったが、アイツ放課後Fクラスに話があると言ってきやがった。十中八九その時に宣戦布告に来るハズだな」

小山さんが……?あ、じゃあもしかしてこの前自分たちに今後の予定を聞きに来たのってまさか……!?

「まず月曜に仕掛けてくるのは間違いないだろう。つか奴らが仕掛けるにはこのタイミングしかない。他のバカやりやがったFクラス連中のせいで、連中も含めD、Eクラス戦で俺たちはこんなにも消耗しちまった。そこを見逃す小山じゃねぇだろ。俺だって逆の立場なら間違いなく攻め込むぞ」
「で、でも待ってよ雄二!?小山さんこの間はまだ宣戦布告しないって言って———」
「そう、明久の言う通り確かに奴は“まだ”宣戦布告はしないって言ってたな。だがな、“まだ”ってことはいずれ仕掛ける気って意味も含まれるだろうが。そもそもあいつは別に“俺たちFクラスに宣戦布告しない”とは言ってないぞ」
「ならば……つまり小山のヤツは」
「ああ。奴は待ってたんだよ、俺らが今日のD、Eクラス戦でこれだけ消費するのをな」
「なるほど……あの時は様子見してたんですね」

今更ながらいくらFクラスが脅威になるとはいえ、わざわざ様子見の為に予定を聞きに来る必要はないはずです。“まだ宣戦布告はしない”と説明することで自分たちを油断させるつもりだったのですかね……これはマズい。

「じゃが雄二よ、どうして月曜にCクラス戦と言い切れるのじゃ?」
「よく考えてみろ。普通は一つの戦争が終わったら、点数補充期間が設けられるだろ?」
「…………試召戦争の細かいルール。無いと困る」

ゆーさんの言っていることは今日の連戦のような宣戦布告を受けたこちらが補充しなくていいと宣言する特殊な場合を除き、普通の試召戦争では一つ戦争を終える度に点数を補充できる期間が設けられるという試召戦争のルールですね。このルールがなければどのクラスでも簡単にやられちゃいますし。

「だがな、ルール的に補充期間として設けられるのは一日。一日経てば補充が終了したと見なされ他クラスは宣戦布告OKになっちまう。で、間が悪いことに明日は土曜で、午前中授業だから午前中しか点数補充できないんだ。月曜にはルール通り補充に一日使ったと判断され他クラスは俺たちFクラスに宣戦布告可能となるわけだな。更に俺たちは前言った通り上位クラスに位置しているから下位クラスの宣戦布告を拒否することもできない。つまりはこんな厳しい状態だが下位クラスに位置しているCクラスの宣戦布告を受けざるを得ないってことだな」
「つまり結局普段の半分の時間しか補充できないってことですね……ひょっとしなくても小山さん、最初からそれを狙っていましたかね」
「その可能性は非常に高いな。良いタイミングで仕掛けてきやがるぜ……」

小山さんはあの小暮さんの後輩ですし、普段から鍛えられていますもんね。これから戦うのは小山さんだけでなく小山さんの陰にいる小暮さんってことになるわけですか……ああ、ヤバい。身震いしちゃいそうです自分……

「むぅ……ゆーさん、だったら今からでも自分たちも補充に行った方がいいのでは?」
「いや、今日はお前ら大分働いてくれたからな。今から補充に行ってもあまり時間がないし全員疲れもある、やってもロクに補充も出来んだろう。今日は休んで明日3科目くらいは補充してもらう」
「ですが坂本君。私たちは3科目以上消費してますしそれでは月曜には間に合いませんよ」
「そうね、あまり悠長なこと出来ないんじゃない?やっぱりウチらも今からでも補充を……」
「どうせ今ほんの少し補充してもたかが知れている。つーか下手すりゃ今より点数が減る恐れもあるだろう。疲れも出てきてる状態で補充するより今日しっかり休んで明日と月曜に全力で補充していく方がよっぽど良いさ」

ふむ、それも一理ありそうですね。今日はもう30分も時間無いですし、だったら少しでも体力を回復&温存して明日と月曜に備える方がかえって効率もいいかも。

「…………それだと月曜は主力が抜けたまま防衛戦になるがいいのか?」
「おう、だから月曜の作戦の肝は籠城戦・そして補充試験だな。明日具体的に説明する予定だが、姫路たち攻撃部隊4人は可及的速やかに明日3〜4科目程度、試召戦争中に残りの科目を補充してもらう。その間俺と明久、ムッツリーニに他のFクラスの連中でどこかの教室を使い籠城する」

籠城ですか……厳しい戦いになりそうですね。本来自分たちFクラスの戦闘の特徴は短期決戦型。爆発力がある分長期戦・持久戦は不向きのハズ。

「開始位置やそれぞれの役割については現在検討中だ。大体は決めているがCクラスの連中がどんな動きを見せるのかわからん以上そこは臨機応変にいくぞ」
「それはわかったよ。でも……Cクラス戦、今日以上に厳しい戦いになりそうだね」
「一学期はAクラスに敗北したとはいえ、もともとCクラスは成績も上位者揃いですからね。気を引き締めていかないとAクラス戦どころじゃなくなるかもしれません」

アキさんと自分の言葉に、全員ちょっぴり浮かない顔。と、そんな中我らが軍師のゆーさんはと言うと、そんなアキさんと自分に対して———

「おら、シャキッとしろやお前ら。何を弱腰になってやがる」


ビシッ!×2


「「痛っ!?」」


———デコピンをお見舞いします。ゆ、ゆーさん……?

「状況は悪いとはいえ、こうなることはそもそも予想済みだ。小山の奴が様子見に来ていた時から近いうちに攻め込まれるってことはわかってたしな。寧ろAクラス戦の前にCクラス戦を行いたかったからありがたいくらいだぜ」

あっちが攻めてこないなら、いっそこっちから宣戦布告してたくらいだぜ。とはゆーさんの言葉。ゆーさん曰くCクラスも勿論Aクラス戦の大事な駒だそうです。

「大体なお前ら———消費している?相手は今日の連中よりも格上?そんなもん関係あるか。あれを忘れたとは言わせねぇぞ」
「な、何のことだよ雄二」
「ゆーさん……?何を忘れたと……?」

自分たちのそんな疑問に、ゆーさんは立ち上がって答えてくれます。

「これから先戦う上で一番大事な事だろが。良いかお前ら、ウチのクラスは……俺たちFクラスは———」

そこまで言ってゆーさんは、自分たちを見渡しながらニィッと笑って自分たちを勇気づける頼もしいあの言葉を続けてくれます。

「———最強だろうが」

バカテスト集その⑨ ( No.278 )
日時: 2016/03/11 20:54
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

バカテスト 英語)
次の英文を読み、空欄に文脈に沿った英文を入れなさい

He is a very diligent student.
However, he submitted the answer sheet no Filling in oF the examination.
The classmates who had seen it said, ″     ″.


姫路瑞希の答え
『Why did he do such a thing?』

遠藤先生のコメント
そうですね。前の文章も含めて訳すと、『彼はとても勤勉な生徒です。しかしながら、彼はテストの解答用紙を無回答で提出しました。それを見たクラスメイトたちは「何故彼はそんなことをしたのだろう」と言いました』ということになります。


吉井明久の答え
『Yeah! Let's party!!』

遠藤先生のコメント
どうしてこの文脈で楽しげにパーティーを開くのか先生にはわかりません……


土屋康太の答え
『Oh……Let's party……』

遠藤先生のコメント
かと言って悲しげであれば良いというわけではありませんので。


月野造の答え
『What happen?』

遠藤先生のコメント
なるほど、造くんは“何が起きたの?”と書きたかったんですね。こういう場合は What happened? と書きます。また今回の文章では“どうかしたの?”と言う意味のWhat's the matter? と書く方が自然かもしれませんね。

何にせよ英語が苦手なのによく頑張りましたね♪ 今夜はLet's partyです♪

月野造の返答
そのパーティって……間違いなくコスプレパーティですよね!?絶対嫌ですよ!?




バカテスト 世界史)
四大悲劇と呼ばれるシェイクスビアの戯曲を全て挙げなさい


姫路瑞希・木下秀吉の答え
『①ハムレット ②リア王 ③オセロ ④マクベス』

教師のコメント
正解です。シェイクスビアの作品には他にも『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』などがありますが、四大悲劇と呼ばれるものはその四つになります。知名度で『ロミオとジュリエット』をくわえてしまいがちですが、間違えないで覚えましょう。


吉井明久の答え
『①ハムレット ②リア充 ③ロミオとジュリエット ④父の結婚生活』

教師のコメント
貴方のお父さんは家庭でどんな扱いを受けているのでしょうか。と言うか、よく見たらリア王じゃなくてリア充になっていませんか?

FFF団のコメント
確かに悲劇だな……と言うわけでリア充吉井は物理的に爆発させてやるから覚悟しておけ。


土屋康太の答え
『①財布の紛失 ②撮影失敗 ③決定的瞬間に目にゴミ ④ハードディスク大破』

教師のコメント
④は先生も泣くかもしれません。




バカテスト 世界史)
カースト制度においてその身分を四つに大別した場合、上から順に当てはまる身分の正しい名称をそれぞれ書きなさい


姫路瑞希・月野造の答え
①バラモン
②クシャトリア
③ヴァイシャ
④シュードラ

教師のコメント
正解です。翻訳すると上から順に『司祭』『王族・武士』『平民』『奴隷』となります。合わせて覚えておきましょう。


土屋康太の答え
①バラモンキング
②バラモンナイト
③バラモンベス
④バラモン

教師のコメント
バラモンだけでも覚えていたのでよしとします。


吉井明久の答え
①バラモン(母)
②バラモン(姉)
③バラモン(その他)
④バラモン(弟)
⑤バラモン(父)

教師のコメント
本当に貴方のお父さんはどんな扱いを受けているのですか


霧島翔子の答え
①バラモン  (お母さんとお義母さん)
②クシャトリア(お父さんとお義父さん)
③ヴァイシャ (私)
④シュードラ (旦那さま《ゆうじ》♪)

教師のコメント
やっぱり旦那さんが一番下何ですね。どの家庭も奥さんが強いのは真理でしょうか?

雄二の返答
その前に色々とツッコめよ教師!?




バカテスト 英語)
次の空欄に当てはまる英単語を記入しなさい

Bread is made from “   ”.

霧島翔子の答え
『Flour』

教師のコメント
正解です。これは『パンは   で出来ている』という文章になります。
"be made from ?"は"made A from B"の受動態となり、「AをBという材料から作る」という意味合いになります。なので、『パン焼き器』などでは、材料ではなく使用する道具となるので、不正解となります。注意しましょう。


吉井明久の答え
『happy white powder』

教師のコメント
幸せの白い粉。ダメ、絶対。


月野造の答え
『happy turn』

教師のコメント
そっちの白い粉は合法麻薬、一度食べれば病みつきですね。


姫路瑞希の答え
『Potassium carbonate』

教師のコメント
炭酸カリウムとは随分と難しい単語を知っていますね。こちらはガラスなどの原材料であり、パンの材料には適しません。姫路さんはBread(パン)とBead(ビーズ・数珠玉)を読み間違えてしまったのですね?白い粉状の物質という点では合っていますが、それでパンを作ると大変なことになってしまいますよ。

もっとも、そんなものでパンを焼く人なんているわけありませんが(笑)。

姫路瑞希の返答
え?

教師の返答
……ゑ?

殺人料理被害者の会一同の返答
…………もう勘弁してください(←土下座中)




バカテスト 国語)
次の文章を読み、問いに答えなさい

生真面目な性格をしている彼のことだから思い悩んでいるに違いない。
幸子はそう考えるといてもたってもいられず、彼の部屋の扉を叩いていた。
「平助さん。入りますよ」
返事も待たずに中に入る。すると、部屋の中では赤身(せきしん)で思い悩む平助の姿があった。
「“なんという格好をしているのですか”」
幸子の存在に気が付くことはなく、平助は考え事を続けていた。

“    ”の時の幸子の様子を答えなさい。


姫路瑞希の答え
『平助が服も着ないで考え事に没頭している姿を見て驚いている』

月野造の答え
『服も着ず返事も聞こえないほど考え事している平助の姿を見て驚くと同時に呆れかえっている』


教師のコメント
そうですね。“赤身”と書くと“あかみ”と読むことが多いですが、“せきしん”と読むこともあり、その場合の意味は“衣服をつけていないさま。裸”というものになります。なので、幸子は『平助の服を着ていない姿』に驚いたということになります。

また、“なんという格好を”という言葉からも月野君の書いた答えの通り呆れていると言う意味も含まれるでしょうね。


玉野美紀の答え
『折角スカートを穿いているのにフリルが少ないことに憤っている』

教師のコメント
先生は今予想だにしない解答に驚いています。

日高サクヤのコメント
やっぱスカートにフリルは必要だよなー?な、造♪

月野造のコメント
そこで自分に同意を求められても非常に困るのですが。


吉井明久の答え
『ネクタイが曲がっていたので呆れている』

教師のコメント
裸にネクタイの姿を見て気にするのはそこですか。

姫路瑞希・島田美波のコメント
…………ゴクッ

吉井明久のコメント
瑞希に美波?何でカメラ持って期待した目で僕を見ているのかな?




バカテスト 物理)
以下の問いに答えなさい

木の上にいる猿に向けて射手が同じ高さから銃を撃ったところ、発射を同時に猿の足下の枝が折れて猿が落下し始めた。この時、猿と弾丸はどうなるか。必要であれば以下の値を用いて説明しなさい。

猿と射手の距離をaとし、最初に猿がいた枝の高さをh、弾丸が猿のいた木に到達するまでの時間をt、その時の弾丸の高さをh(i)、その時の猿の高さをh(j)、弾丸の速度をv、重力加速度をgとする。尚、空気抵抗は存在しないものとする。


姫路瑞希・月野造の答え
h(i)=h−1/2gt2
h(j)=h−1/2gt2
よって、
h(i)=h(j)
『このことから、猿と弾丸の高さは常に一致するので、弾丸は猿に当たると言える』

教師のコメント
正解です。弾丸は速度が速く、重力の影響を受けないものと思われがちですが、実際は猿と同じ速度で地面に向かって落下しながら進んでいます。この場合、弾丸の高さh(i)と猿の高さh(j)は速度vに依存せず、重力加速度gと時間tのみが関係する値になります。

これは解答に用いない記号を含めた引っかけ問題だったのですが、さすがはFクラス最高成績者のお二人です。よくできました。


坂本雄二の答え
『球が胸部に直撃し彼岸花が咲く。それにしてもあの先輩は無事だったのだろうか? 事故とは言え悪いことしちまったな』

教師のコメント
召喚野球大会では姫路さんが(色んな意味で)大活躍だったそうですね。夏川君は日高先生の治療を受けて何の後遺症も残っていないそうなので安心してください。


吉井明久の答え
h(i)t=(i)ta(i)!!
『猿は銃で撃たれると痛がる』

教師のコメント
猿でなくとも痛いかと。そもそも痛いと言うレベルを超えていると思いますが。


須川亮の答え
『猿がかわいそうなので吉井や坂本やムッツリーニを撃つべき』

教師のコメント
その前にクラスメイトを撃とうとしないでください。


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