二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 薄桜鬼×緋色の欠片
- 日時: 2012/09/26 13:48
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
はい。
初めましてな方もそいうでない方もこんにちは。
またさくらが何か始めたで。と思っている方もいると思いますが
薄桜鬼、緋色の欠片好きの方には読んで頂きたいです
二つの有名な乙女ゲームですね
遊び感覚で書いていくので「なんやねん、これ」な心構えで読んでもらえると嬉しいです←ここ重要
二つの時代がコラボする感じです
あたたかい目で見守ってやって下さい
それではのんびり屋のさくらがお送りします^^
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.24 )
- 日時: 2012/10/27 10:32
- 名前: 鬼龍 (ID: zHMuS.n5)
きゃぁぁぁぁぁぁ!
続きがすっごく気になります!!!
おっもしろいです!!!更新ファイトですw
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.25 )
- 日時: 2012/11/01 00:35
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
鬼龍さん
コメントありがとうございます
心の励みになります^^
更新頑張りますね!
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.26 )
- 日時: 2012/11/01 11:44
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
藤堂には日課がある。それはたしたものではない。朝目覚めたら顔を洗って着替えて、朝餉を取る。といった朝の手順である。
それはこの歳まで物心がついた頃から繰り返してきたものだ。そう手順を簡単にひっくり返したり、なくしてしまうことはできない。
だから、目の前に立つ青年に少々苛立ちを覚えた。
井戸を先に使われている。それは構わない。だが、藤堂を目の前にして順番を譲らないことに苛立っていた。
新撰組とは縦社会である。
局長、副長、隊長格であれば共同で使うもの、井戸、厠などは平隊士が使用していようが先に使えるという暗黙の了解がある。
それは幹部が隊士から畏怖と尊敬を置かれている証拠でもあり、共同生活から組織というものを意識させているということだ。
だが、この目の前の青年は何だ。隊長格の藤堂を見ても平然と井戸の前に立っている。
どこの隊の隊士かは知らないが、ここは暗黙の了解で自然と場所を譲るのがここの筋だ。
藤堂は朝に弱い上、目の前の青年に機嫌を損ねた。
「はいはい、ちょっとごめんね」
縁側から降りて藤堂は真弘を突き飛ばした。軽く手で押しのけられた程度だが、真弘は数歩後退した。
当然、真弘も怒りを覚える。
「いきなり何すんだよ」
負けじと真弘も藤堂を突き飛ばす。少し強めに力を込めて。
藤堂は目を剥いた。隊長格に平隊士が歯向かった。
真弘を勝手に平隊士と思い込んでいる藤堂は、またまた突き飛ばした。
「って!何すんだよ!」
「それはこっちの台詞だっての!隊長が来たら順番譲るのが常だろっ」
「はぁ?何わけわかんねぇこと言ってんだよ!使い終わるまで待ってろよ!何様のつもりだ、てめぇ」
真弘からすれば先に井戸を使用していたのだ。それを横取りするように現れた藤堂に、この上ない怒りを覚えた。
二人は同じ目線で睨みあう。掴みかかろうとした藤堂の手を取ったのは、背後から現れた長身の男だった。
「朝っぱらから何騒いでんだ、平助」
「左之さん。聞いてくれよ、こいつがさぁ!」
藤堂と同様に顔を洗いに現れた原田に、真弘は身構えた。おそらく長身の拓磨よりも背が高い。真弘は見上げるかたちで原田を睨んだ。
藤堂は原田にことの起こりを説明し終えると、真弘に向き直った。
「どこの隊だ?隊長は誰だ?」
「はぁ?隊?隊長?」
問いただす藤堂に真弘は小首を傾げた。何の話だ。
ムキになって喧嘩調子の藤堂と打って変わって、原田は真弘を鋭い視線で一瞥して目を瞬いた。
「お前、見ない顔だな。本当に新撰組の人間か?」
確かに最近は隊士が増えた。伊東派の人間も全員を把握しているわけではない。そのため知らない顔を屯所で見ることは多々ある。
だが、原田は全員の顔を覚えようと稽古をつけながら、記憶するようにしている。
目の前に立っている青年は本当に見たことがない。原田の記憶を探っても、結果は同じだった。
「え、もしかして侵入者か!?」
「あぁ、こらこら。その子は怪しい子じゃないぞ」
「あれ、近藤さん、帰ってたんですか?」
勝手な見解で身構える藤堂に待ったをかけたのは着替えを済ませた近藤だった。
数日前に出かけていた近藤に、原田はおかえりと声をかける。
「怪しい子じゃない?じゃぁ客人か何かかよ?」
「あー…んー…客人でもないんだが…」
近藤も真弘の処遇を知らない。ただ土方が侵入者を生かしておく訳もなく、ここに置いているのだから怪しい者ではないはずだ。
「とにかく。朝餉ができているはずだ。まずは広間に行って朝餉をとろう。話はそれからだ」
近藤は人の良い笑みを浮かべて三人の背中を押して広間へと向かう。
不服を唱える藤堂と真弘はまた睨みあっていた。
原田はただじっと真弘を観察する。見たこと無い顔。見たことが無いのはその格好もだ。
原田はこれから何か只ならぬことが起こる予感がした。
広間に着くとそこには土方、沖田、斎藤が既に待っていた。
だが、一人見知らぬ男の存在に原田と藤堂は首を傾げた。
「土方さん、こいつ等は一体…」
「後で説明するから、そこに座れ」
土方に指示され、二人は渋々腰を下ろす。近藤は土方の隣に座り、出掛け先での出来事を土方と話し合う。
「なぁ、総司。こいつら誰なんだよ」
「さぁ?僕たちもあんまりよくわかってないんだよね」
先に広間にいた沖田なら知っていると思ったが、そうではないらしい。
藤堂はさらに首を傾げた。
「遅いですよ、先輩」
「あぁ悪い悪い。ちょっと色々あってよ…」
真弘の帰りを心待ちににしていた拓磨は声を上げた。今まで真弘をこんなに必要としたことはない。拓磨はそんな事実に少し抵抗を覚えたが、今一人でいるより誰かといた方がいい。拓磨はそう思った。
「失礼します」
千鶴が膳を手に、しずしずと入ってくる。
運び込まれる朝餉を黙って見ていた真弘はぽつりと呟いた。
「肉がない…」
「先輩、聞こえますよ!」
膳には麦飯に味噌汁、お浸しと小さな焼き魚が二匹といった質素なものだった。
膳とともに入ってきた珠紀は拓磨と真弘の間に腰を下ろした。
「あれ?新八さんは?」
「朝稽古してから来るって言ってたが…」
「まぁ先に頂くことにしよう。お三方も遠慮せずに食べてくれ」
近藤の声で皆が箸を手にとった。
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.27 )
- 日時: 2012/11/05 21:53
- 名前: 紅 聖夜 (ID: pUqzJmkp)
久々に見に来たらめっちゃ進んでますね!!
わ〜、続きがすごく気になります!更新頑張ってください(≧∇≦)
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.28 )
- 日時: 2012/11/08 18:15
- 名前: 鬼龍 (ID: zHMuS.n5)
うおお!
やばい続ききになります!
がんばってください!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54