コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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最強次元師!!【※新スレ作成におけるお知らせ有り】
日時: 2015/03/15 09:40
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: u/FYQltH)
参照: http://ncode.syosetu.com/n5050ci/

 運命に抗う、義兄妹の戦記。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


 基本毎週日曜日に更新!


 ※追記

 実は、本作を一から書き直そうと思いまして別サイト様にて“完全版”を再連載し始めました。
 やりたい話が多くて一度断念してましたが、やっぱり優先しようと思ってもう一度記載致します。
 ご興味のある方はどうぞ! 上記のURLで飛べます*
 とってものんびりと、更新する予定です。


 Twitterの垢をつくってみました→@shiroito04
 イラストとか宣伝とかを呟いてます!



 ※注意事項

 ・荒らし・中傷はお控え下さい。
 ・チェンメなんかもお断りしてます。



●目次

prologue >>001
第001次元 >>002第011次元 >>012第021次元 >>048
第002次元 >>003第012次元 >>013第022次元 >>050
第003次元 >>004第013次元 >>019第023次元 >>052 
第004次元 >>005第014次元 >>020第024次元 >>055
第005次元 >>006第015次元 >>021第025次元 >>059
第006次元 >>007第016次元 >>025第026次元 >>060
第007次元 >>008第017次元 >>027第027次元 >>063
第008次元 >>009第018次元 >>030第028次元 >>065
第009次元 >>010第019次元 >>044第029次元 >>070
第010次元 >>011第020次元 >>046第030次元 >>071

第031次元 >>072第041次元 >>146第051次元 >>224 
第032次元 >>077第042次元 >>169第052次元 >>230
第033次元 >>081第043次元 >>176第053次元 >>234
第034次元 >>082第044次元 >>179第054次元 >>241
第035次元 >>090第045次元 >>180第055次元 >>245
第036次元 >>097第046次元 >>189第056次元 >>260
第037次元 >>104第047次元 >>191第057次元 >>262
第038次元 >>108第048次元 >>203第058次元 >>264
第039次元 >>109第049次元 >>209第059次元 >>268
第040次元 >>138第050次元 >>216第060次元 >>274

第061次元 >>298第071次元 >>359第081次元 >>385
第062次元 >>300第072次元 >>361第082次元 >>388
第063次元 >>308第073次元 >>365第083次元 >>391
第064次元 >>337第074次元 >>369第084次元 >>393
第065次元 >>338第075次元 >>370第085次元 >>399
第066次元 >>339第076次元 >>371第086次元 >>402
第067次元 >>345第077次元 >>377第087次元 >>403
第068次元 >>346第078次元 >>378第088次元 >>413
第069次元 >>352第079次元 >>380第089次元 >>414
第070次元 >>353第080次元 >>383第090次元 >>417

第091次元 >>420第101次元 >>448第111次元 >>480
第092次元 >>421第102次元 >>450第112次元 >>484
第093次元 >>422第103次元 >>458第113次元 >>489
第094次元 >>427第104次元 >>459第114次元 >>495
第095次元 >>431第105次元 >>467第115次元 >>499
第096次元 >>432第106次元 >>472第116次元 >>501
第097次元 >>433第107次元 >>475第117次元 >>502
第098次元 >>436第108次元 >>477第118次元 >>504
第099次元 >>444第109次元 >>478第119次元 >>507
第100次元 >>445第110次元 >>479第120次元 >>508

第121次元 >>509第131次元 >>544第141次元 >>558
第122次元 >>510第132次元 >>546第142次元 >>560
第123次元 >>511第133次元 >>547第143次元 >>563
第124次元 >>512第134次元 >>551第144次元 >>564
第125次元 >>520第135次元 >>552第145次元 >>565
第126次元 >>521第136次元 >>553第146次元 >>576
第127次元 >>528第137次元 >>554第147次元 >>590
第128次元 >>533第138次元 >>555第148次元 >>595
第129次元 >>534第139次元 >>556第149次元 >>608
第130次元 >>536第140次元 >>557第150次元 >>623

第151次元 >>631第161次元 >>683第171次元 >>759
第152次元 >>632第162次元 >>711第172次元 >>760
第153次元 >>633第163次元 >>719第173次元 >>762
第154次元 >>637第164次元 >>726第174次元 >>764
第155次元 >>643第165次元 >>739第175次元 >>766
第156次元 >>655第166次元 >>749第176次元 >>768
第157次元 >>659第167次元 >>753第177次元 >>769
第158次元 >>664第168次元 >>754第178次元 >>770
第159次元 >>665第169次元 >>755第179次元 >>771
第160次元 >>680第170次元 >>758第180次元 >>772

第181次元 >>773第191次元 >>788第201次元 >>813
第182次元 >>775第192次元 >>789第202次元 >>814
第183次元 >>776第193次元 >>792第203次元 >>826
第184次元 >>777第194次元 >>793第204次元 >>832
第185次元 >>778第195次元 >>794第205次元 >>835
第186次元 >>781第196次元 >>795第206次元 >>841
第187次元 >>782第197次元 >>798第207次元 >>853
第188次元 >>783第198次元 >>802第208次元 >>854
第189次元 >>784第199次元 >>803第209次元 >>855
第190次元 >>785第200次元 >>804第210次元 >>858

第211次元 >>862第221次元 >>883第231次元 >>897
第212次元 >>868第222次元 >>884第232次元 >>898
第213次元 >>873第223次元 >>888第233次元 >>901
第214次元 >>874第224次元 >>889第234次元 >>902
第215次元 >>875第225次元 >>890第235次元 >>903
第216次元 >>876第226次元 >>892第236次元 >>904
第217次元 >>877第227次元 >>893第237次元 >>905
第218次元 >>878第228次元 >>894第238次元 >>906
第219次元 >>879第229次元 >>895第239次元 >>907
第220次元 >>882第230次元 >>896第240次元 >>908

第241次元 >>909第251次元 >>929第261次元 >>955
第242次元 >>913第252次元 >>930第262次元 >>956
第243次元 >>914第253次元 >>933第263次元 >>957
第244次元 >>915第254次元 >>947第264次元 >>958
第245次元 >>916第255次元 >>948第265次元 >>959
第246次元 >>917第256次元 >>949第266次元 >>960
第247次元 >>918第257次元 >>951第267次元 >>961
第248次元 >>919第258次元 >>952第268次元 >>962
第249次元 >>921第259次元 >>953第269次元 >>963
第250次元 >>926第260次元 >>954第270次元 >>964

第271次元 >>965第281次元 >>977第291次元 >>988
第272次元 >>966第282次元 >>978第292次元 >>989
第273次元 >>967第283次元 >>979第293次元 >>990
第274次元 >>968第284次元 >>981第294次元 >>991
第275次元 >>969第285次元 >>982第295次元 >>992
第276次元 >>970第286次元 >>983第296次元 >>993
第277次元 >>973第287次元 >>984第297次元 >>994
第278次元 >>974第288次元 >>985第298次元 >>995
第279次元 >>975第289次元 >>986第299次元 >>996
第280次元 >>976第290次元 >>987第300次元 >>997

※第301次元〜は新スレにて連載予定


       ●おまけもの●

●資料集など
皆のプロフィール1 >>218
皆のプロフィール2 >>278
皆のプロフィール3 >>287
皆のプロフィール4 >>288
皆のプロフィール5 >>289
皆のプロフィール6 >>503
主な登場人物 >>852
さいじげテスト。 >>843
最強次元師!! について >>58

●番外編 
キールアの想い >>41
メイド喫茶祭り① >>327
メイド喫茶祭り② >>331
メイド喫茶祭り③ >>341
友達の証① >>492
友達の証② >>493
友達の証③ >>494
疎外少年と次元少女① >>810
疎外少年と次元少女② >>811
疎外少年と次元少女③ >>812
蛇梅隊DE☆大集合!! >>829
E FIEDLA >>941
英雄と妖精 >>945

 
●外伝
第001時限 >>942
第002時限 >>943
第003時限 >>944


●キャラ絵(1人)
奏様が描いて下さったルイル >>116
奏様が描いて下さったティリ >>105
奏様が描いて下さったロク >>119
奏様が描いて下さったロク(舌出しVer.) >>185
奏様が描いて下さったロク(ポニテVer.) >>523
奏様が描いて下さったキールア >>127
奏様が描いて下さったアリル >>141
奏様が描いて下さったリリアン >>148
奏様が描いて下さったミル >>154
奏様が描いて下さったフィラ副班 >>162
奏様が描いて下さったレト >>168
奏様が描いて下さったレト(メイド服Ver.) >>329
奏様が描いて下さったガネスト >>304 
奏様が描いて下さったガネスト(メイド服Ver.) >>318
奏様が描いて下さったアルア >>460

●キャラ絵(複数) 
奏様が描いて下さったレト、ロク、キールア >>693
奏様が描いて下さったエン、ミル、リルダ >>737

☆奏様には毎度ご感謝しております!!
 すごく似ていて、イメージ通りです
 キャラの絵が分からない場合には奏様の絵を見て下されば納得します!!
 これからも描き続けてほしいですね、是非とm((黙


●お知らせなど

* 2009 11/13 執筆開始
* 2013 09/01 執筆中断
* 2014 01/17 執筆再開
* 2014 10/19 別サイトにて再連載開始 >>980
* 2015 03/15 新スレ作成におけるお知らせ >>998

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Re: 最強次元師!! ( No.855 )
日時: 2011/10/17 20:30
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: DxRBq1FF)

第209次元 突破!!

 残り時間、僅か3秒。
 そんなギリギリな状態で、けろっとした顔をつくった少年は現れた。
 
 「れ、れ…!?」
 「レト——————!!?」

 もう、絶対に現れないと思っていた筈なのに。
 レトヴェール・エポールは、満面の笑みを浮かべて微笑んだ。

 「お、め…っ」
 「よくもまぁ…ギリギリで現れたな、レト」
 「心配したんだよーっ!!」

 3人共怒ってはいるものの、確かに喜びも表情がそこにはあった。
 スイタラは再度時計の蓋を閉じると、溜息を吐いてそれをポケットにしまう。

 「えー、では。前半のチームは2チームの合格となりますったら。
  リーダーが持ってるレストに合格記録を残すんで、リーダーの人は貸して下さいったら」

 (…2チーム?)

 レトは、ちらっと別の方向に顔を向ける。
 そこにいたのは、見た事がない4人の次元師だった。

 「なぁーんだ、突破したのって案外少ないじゃぁーん?」
 「うるさいですよ。騒いでたら迷惑なのですムシェル。そうですよね?ファイちゃん」
 「…私は…別に……」 
 「…うるさいぞ、お前ら」

 一番背が高いノリにのってそうな女性は、ムシェル・レーナイン。
 ですます口調のアホ毛たってる林檎みたいな少女が、ルルネ・ファースト。
 口数の少ない薄水色のサイドポニーの少女、ファイ。
 そして最後のルルネと変わらない身長の、ベージュ色の髪の毛の短髪少年の名が、リフォル・アーミスト。

 警戒すべきその4人は、和気藹々と話をしていた。
 然し侮る事はできない。第二次予選を突破したチームなのだから。


 蛇梅隊チームは少しその4人を警戒しながらも、スイタラの指示によってさっさと会場へと戻った。
 だが1ヶ月も感覚がなかったせいで、少し曖昧に狂いながら歩く。
 そこらへんの木にぶつかったり、花の匂いがつん、と鼻に詰まったり。
 まぁ、無理もないのだろうが。




 
 「え…待機ィィ!!?」

 レトは、自身の持っていたレストの画面を見て、あまりの驚きに固まった。
 そう、これから2週間は部屋、もしくは会場で待機という指令が出た。
 どうやらまだ第二次予選が終わっていないらしい。

 「えーっと…“まだ後半チームの試験が終わっていない為、2週間の待機を指令する”…だってさ」
 「そういえば後半の人達は、2週間遅れて洞窟に入ったんだってね…」
 「そうなのか!?だから前半の奴等は待機って事かぁー」
 「…ま、この2週間でBチームの運命も決まるという事になるな」

 あと2週間で、本戦が始まる。
 ここまで勝ち抜いてきた次元師達の一騎打ちが始まる…と、そう思うだけで思わず喉元がごくりと鳴る。

 「お?エン何処に行くんだ?」
 「鍛錬場が地下にあるという話を聞いたからな。訛らなんように少しでも鍛えておく」
 「おぉー、じゃあ俺も行こうかなー」
 「手合わせ願おうか?レト」
 「ちょ…っ!?お、お俺は!!?」
 「…悪いサボコロ。忘れてた」

 サボコロはそんな素っ気無いレトの表情に苛ついたのか、エンも纏めて追いかけ始めた。
 キールアたった1人を取り残して、男共3人は走る。
 無理もないのは分かっていた。
 長期待機を指令されたレト達は、唯ミル達Bチームの試験突破を待つ事しかできなかったのだから。
















 ……そして、2週間後。

 本部から、2チームの試験突破という知らせが届いた。
 そこには…見事Bチームの名前が並んでいる。

 「僕達も突破しましたよ、二次予選」
 「あの暗闇もう嫌だぁーっ!!」
 「俺は日々あんな感じだから別にどうって事なかったけどな」
 「…あんたはいつも寂しい環境にいるって事?」
 「…おいこら幽霊女」
 「何よ顔面少女」

 未だティリとラミアがピリピリと喧嘩の雰囲気をつくっていたが、見事突破を果たした4人。
 今現在、4人はAチームの部屋にいた。
 
 「これで俺達全員で最終決戦へ行ける訳なんだな」
 「もしかしたら僕達、決勝で当たるかもしれませんね」
 「決勝!?レトと戦う事になったらあたしぜーったい負けちゃうーっ!!!」
 「…俺達だって候補なんだから手抜くなよミル」
 「決勝で当たる…かぁ…そうなると嬉しいよね」
 「そうかぁ?逆にこえー…」
 「そうだな。実際俺達は互いに戦った事がない」
 
 蛇梅隊は、誰であっても仲間同士。
 副班だって班員だって…戦い合う為に存在するではない。
 共に戦い、親睦を深める事で強さに繋げていく。
 だからこその蛇梅隊本部である。

 「…という事で、8人全員本戦に進出しました」
 『…そうか、良く頑張ったな。本戦でも気を抜くなよ」
 「勿論ですよ」

 レトは、廊下に設置されていた大型の通信機で班長に報告を終えた後、大きな欠伸をした。
 気が抜けたのか、安心したのか。
 本人は悪い気もしないまま…廊下を突き進む。

 (あ、あれ…)

 レトは、咄嗟に隠れた。
 レトの視線の先にいたのは、4人の次元師の姿。
 あの時…同じ前半にいて、且つ合格したチーム。

 「本戦進出したのって、たった4チームらしいじゃん??」
 「そうなのですか?今回は少ないのですね」
 「ホントーっ、しかも蛇梅隊っていう団体の奴等が2チームも参加してるっていうじゃん?」
 「まぁな」
 「そこの蛇梅隊でも有名な、レトヴェール・エポールってやつ…神族の義妹がいるって話知ってる?」

 レトの心臓が、突然に跳ねた。 
 咄嗟に胸を掴んで苦しむが、そんなレトに気付きもせずムシェルは話を進める。
 
 「…あぁ、その話か」
 「在り得ないよねー?まず別種族で兄妹とか信じらんないし??」
 「神族って事は…今度の戦争に現れるって事ですよね?」
 「まぁあたし達みたいに強い次元師ならそんな奴ちょちょいのちょーいだろうけどーっ?」

 レトは、思わず身を乗り出そうとした。
 然しその腕を誰かに止められてしまう。

 「キー、ル……!?」

 少女はふるふると首を横に振って、レトを引っ張って静かにその場から離れた。
 自室の前まで来ると、キールアは周りを確認してレトの腕をそっと離す。

 「…レト、ああいう人達には実践で教えてあげるべきだよ……」
 「そう…だよな。でも俺、許せなかった…っ」

 レトは、自分の髪の毛をぐしゃりと掻いた。
 そして壁に寄り掛かって、その勢いで床に座り込む。

 「俺は別にいい…でも」
 「…分かってる。ロクをバカにされた事…頭にきてるんでしょ?」
 「…うん」
 「大丈夫っ!!絶対勝とうね!!…って言っても、あたしは足手纏いになっちゃうんだけど…」
 「いや、ありがとな、キールア」
 
 レトは、立ち上がって、キールアの頭を撫でた。
 そして清清しい表情のまま部屋の中に入る。
 キールアはそんなレトの後姿を追うように…自身もまた続いて部屋に入る。

 2人で何してんだよー、っともの凄い勢いで冷やかされた事は…言わずとも分かるだろう。

Re: 最強次元師!! ( No.856 )
日時: 2011/10/22 23:33
名前: 夏乙 ◆EAM9lqlcNY (ID: UeLkOLiI)


久しぶりだねーっ

レトとキールアが可愛すぎるー
どうしよう頭なでるっていいよね(´`
その2人はまたロクのことを思ってるっていうのも和むなあ…

8人全員突破できてよかった!
レトの時は焦ったけど信じてたさ←

文化祭の準備とかいろいろ忙しいよー
早く落ち着いて話し描きたいな!

Re: 最強次元師!! ( No.857 )
日時: 2011/10/23 18:43
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: DxRBq1FF)

>>夏乙

 久しぶりーっ

 可愛いかww良かったwww
 和む関係が好きなんだよなぁ←

 文化祭かぁー、もう昨日終わっちゃったよ((
 うん、待ってるよい!!


 因みに。
 
 そろそろ夏乙の投稿したキャラが出てきます!!
 すっごい大好きメンバーなんで張り切っちゃうよ(((←

 首を長くして待っててね(´`*) 

Re: 最強次元師!! ( No.858 )
日時: 2011/11/01 09:09
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: DxRBq1FF)

第210次元 本戦、1回戦開始

 「す、すっげぇ……」

 レトヴェール・エポールは、思わず感嘆の声をあげた。
 会場の観覧席が、既に埋まっている。そして人々の蠢く姿に驚いていた。
 活況に満ち溢れたこの中で戦うのか…と。
 無意識の内に言葉を零す。

 「すっげぇーなぁーっ!!!」
 「これが会場…か。当日だとやけに人が多いな」
 「すっごーい…ね、ね、凄いねレト!!」
 「お、おぉ…」

 本戦、『次元師同士のトーナメント式バトル』
 4名の次元師が、2単1複の団体方式で戦い合い、先に2勝した方の勝利。
 殺そうが生かそうがは己の自由。
 元力を使えなくなるまで追い込むか、気絶させるか、戦闘不能にさせるか…殺すか。
 勝利方法は沢山あるが、それを誰が如何利用するのかが本戦の醍醐味になってくる。





 『————————————選手、入場!!!』

 寛大な声援に迎えられ、勝ち上がった4チームが入場した。
 レトの目に見えたのは、昨日ロクの事を話していたチームと、ミル達のBチーム。
 他にも1チームいるが、何故か目には入らなかった。
 レトが見つめるのは、たった一点。
 昨日の4人、ただこの4人だけだった。
 

 そして、運があるか如何なのか。

  
 『第1回戦————————エポールチーム対、アーミストチーム!!!!』

 
 初戦の相手が、あの例のチームだった。

 「あれ?俺達ってエポールチームになってねぇ?」
 「名前はリーダーであるレトの苗字になるようだな」
 「へぇー……って……、れ、レト…!?」
 「あぁ…昨日の奴等みたいだな」

 まさか始めから当たるとはな。
 レトはふっと笑いながらそう思った。
 然しそのこめかみには一筋の汗が伝う。
 
 「試合順ってどうなってんだぁ?」
 「ランダムらしいぞ。本部側がくじか何かで決めんだろ」
 
 会場がざわめき出し、待つ事数十秒。
 マイクに息が吹き込まれ、途端に会場は静かになった。
 そして。

 『第1試合——————————、サボコロ・ミクシー、エン・ターケルドペア対、ムシェル・レーナイン、ファイペア!!!』

 歓声が上がると同時。
 レト達の表情は、一変した。

 「嘘…だろ……」
 「な…、何で俺とエンのペアなんだ!!?」
 「今キールアを1人にすれば…状況が拙いというのにか…っ」
 
 4人があたふたとしている間に、相手チームの2人はとうに会場中心のバトルエリアにいた。
 相手を待たせる事もできないので、渋々エンとサボコロはエリアに向かう。
 
 「さっさとやろうーよー??ま、どうせウチらには勝てないだろーけど?」
 「…容赦は、しません……必ず…勝ちます」
 「どうする…エン」
 「どうするもこうするもないだろう。俺達が勝たなければ、絶対に次は進めん」

 エンとサボコロが覚悟を決めて前に向き直った時、
 同時に、開始の合図が響き渡る。

 
 『————————————————、開始!!!!』


 「「「「次元の扉、発動————————————!!!!」」」」

 4人が同時に叫んだ時、互いの次元技が共に発動する。
 そしてサボコロは炎を纏うその腕を振るい、隙も与えず敵陣に切り込んだ。

 「炎撃ィィィ————————!!!!」

 業火なる炎の波が、ファイとムシェルを襲う。
 炎撃が2人を包み込んでから数秒経つ事もなく。
 
 
 「——————————ったく、のっけから何するわけーっ?」

 
 1人は、炎の中を鞭で叩き、余裕に塗れた表情を作り上げ。
 もう1人は、紫の翼で空を羽ばたき、炎を掻き消し現れた。

 (始めっから————————、余裕の表情で交わしてくるかよ)

 サボコロは敵陣から離れ、エンの前方に立つ。
 エンはがちゃり、という音を立てて、弓を構えた。

 観客席からの猛烈な歓声。
 どちら側を応援しているのかは分からない。然しこの熱狂は半端ではない。
 両者とも第一次予選と第二次予選を見事突破したチーム。
 これからの戦術に期待を寄せているのだろう。

 「んじゃそこの可愛い坊や?——————————、あたしの餌食になっちゃってねっ?」

 パシン!!、と渇いた音が鳴り響き、ムシェルは楽しそうに笑う。
 そして持っていた“鞭”を天に捧げるかのように大きく上げて、


 「——————————連打!!!」


 何と次元唱を唱える事なく、技を発動させる。
 物凄い速さでサボコロの懐に飛び込み、華麗に舞う。
 然し相手を痛めつけるように、一方的な攻撃だった。

 「ぐ…ぅ——————、ぐあぁ!!?」

 最後にムシェルは右回転をし、思い切りサボコロに鞭を打ちつけた。
 次元技であるが故に威力は並外れ。その衝撃でサボコロは後方へと吹っ飛んでしまう。

 「————————サボコロ!!!」

 エンがそう叫んだのと同時。前方から小さな囁きがエンの耳を過ぎった。

 「余所見する暇…なんか——————与えません」

 「————————ッ!!?」
 
 「——————————落星」

 ファイは小さくそう呟いた後。
 背中に生えた“紫翼”から、無数の羽がまるで雨のように振り、エン達に突き刺さる。
 それはまるで羽を何かで固まらせたかのような強度を誇り、刃物が降ってきているのと同じ状況。
 更にファイさえも、次元唱を唱えていなかった。

 「なん…つ、ぅ……、強さ、だよ……!!」
 「これは…予想以上に警戒をしない…と、いけないな…」

 よろめきながらも、エンとサボコロの2人は立ち上がる。
 エンは軽く口元を服の袖で拭い、キッ、と弓を構えた。

 「まずは貴様を落とす————————————————、複閃!!!!!」

 上からの攻撃ではなく、下からの攻撃。
 無数の矢を放ち、その速さと威力で見事ファイを捉えた。




 ——————————筈だった。





 ファイは、背中に生えた絶対の翼で己を包み、護った。


 
 
 「私への攻撃は…当たりません。…諦めて下さい……」

 
 絶対の強度を誇る翼。
 絶対の威力を誇る鞭。


 まさに矛と盾を持ち合わせた——————————、最強の兵士のようだった。


 
 エンは一旦弓を提げた。
 サボコロは再び炎を手に纏い、相手2人をじっと睨む。

 
 「もっと楽しませてね?——————————でないと詰まんないじゃん?」

 「——————————私は唯、あの人に従う…だけ」


 「サボコロ…いいか」

 「なんだよ」

 「俺達が勝たねば、勝機はない」
 
 「わぁーってるよ」

 
 再び上がる歓声と、熱狂。
 その緊張感に圧されて尚、2人は勝機を願う。
 選手席にいたレトとキールアも必死に同じ事を願い…、そして勝つ事を望む。
 
 そう、全ての勝利を——————————この2人が背負う事になってしまったのだから。

Re: 最強次元師!! ( No.859 )
日時: 2011/11/01 17:43
名前: バーバー父 ◆TrEbqXtCgA (ID: Mi7T3PhK)

途中から見させてもらいました。
おもしろいです。
戦闘シーンがワクワクしますね。
続き楽しみにしてます。


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