コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 最強次元師!!【※新スレ作成におけるお知らせ有り】
- 日時: 2015/03/15 09:40
- 名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: u/FYQltH)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n5050ci/
運命に抗う、義兄妹の戦記。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
基本毎週日曜日に更新!
※追記
実は、本作を一から書き直そうと思いまして別サイト様にて“完全版”を再連載し始めました。
やりたい話が多くて一度断念してましたが、やっぱり優先しようと思ってもう一度記載致します。
ご興味のある方はどうぞ! 上記のURLで飛べます*
とってものんびりと、更新する予定です。
Twitterの垢をつくってみました→@shiroito04
イラストとか宣伝とかを呟いてます!
※注意事項
・荒らし・中傷はお控え下さい。
・チェンメなんかもお断りしてます。
●目次
prologue >>001
第001次元 >>002第011次元 >>012第021次元 >>048
第002次元 >>003第012次元 >>013第022次元 >>050
第003次元 >>004第013次元 >>019第023次元 >>052
第004次元 >>005第014次元 >>020第024次元 >>055
第005次元 >>006第015次元 >>021第025次元 >>059
第006次元 >>007第016次元 >>025第026次元 >>060
第007次元 >>008第017次元 >>027第027次元 >>063
第008次元 >>009第018次元 >>030第028次元 >>065
第009次元 >>010第019次元 >>044第029次元 >>070
第010次元 >>011第020次元 >>046第030次元 >>071
第031次元 >>072第041次元 >>146第051次元 >>224
第032次元 >>077第042次元 >>169第052次元 >>230
第033次元 >>081第043次元 >>176第053次元 >>234
第034次元 >>082第044次元 >>179第054次元 >>241
第035次元 >>090第045次元 >>180第055次元 >>245
第036次元 >>097第046次元 >>189第056次元 >>260
第037次元 >>104第047次元 >>191第057次元 >>262
第038次元 >>108第048次元 >>203第058次元 >>264
第039次元 >>109第049次元 >>209第059次元 >>268
第040次元 >>138第050次元 >>216第060次元 >>274
第061次元 >>298第071次元 >>359第081次元 >>385
第062次元 >>300第072次元 >>361第082次元 >>388
第063次元 >>308第073次元 >>365第083次元 >>391
第064次元 >>337第074次元 >>369第084次元 >>393
第065次元 >>338第075次元 >>370第085次元 >>399
第066次元 >>339第076次元 >>371第086次元 >>402
第067次元 >>345第077次元 >>377第087次元 >>403
第068次元 >>346第078次元 >>378第088次元 >>413
第069次元 >>352第079次元 >>380第089次元 >>414
第070次元 >>353第080次元 >>383第090次元 >>417
第091次元 >>420第101次元 >>448第111次元 >>480
第092次元 >>421第102次元 >>450第112次元 >>484
第093次元 >>422第103次元 >>458第113次元 >>489
第094次元 >>427第104次元 >>459第114次元 >>495
第095次元 >>431第105次元 >>467第115次元 >>499
第096次元 >>432第106次元 >>472第116次元 >>501
第097次元 >>433第107次元 >>475第117次元 >>502
第098次元 >>436第108次元 >>477第118次元 >>504
第099次元 >>444第109次元 >>478第119次元 >>507
第100次元 >>445第110次元 >>479第120次元 >>508
第121次元 >>509第131次元 >>544第141次元 >>558
第122次元 >>510第132次元 >>546第142次元 >>560
第123次元 >>511第133次元 >>547第143次元 >>563
第124次元 >>512第134次元 >>551第144次元 >>564
第125次元 >>520第135次元 >>552第145次元 >>565
第126次元 >>521第136次元 >>553第146次元 >>576
第127次元 >>528第137次元 >>554第147次元 >>590
第128次元 >>533第138次元 >>555第148次元 >>595
第129次元 >>534第139次元 >>556第149次元 >>608
第130次元 >>536第140次元 >>557第150次元 >>623
第151次元 >>631第161次元 >>683第171次元 >>759
第152次元 >>632第162次元 >>711第172次元 >>760
第153次元 >>633第163次元 >>719第173次元 >>762
第154次元 >>637第164次元 >>726第174次元 >>764
第155次元 >>643第165次元 >>739第175次元 >>766
第156次元 >>655第166次元 >>749第176次元 >>768
第157次元 >>659第167次元 >>753第177次元 >>769
第158次元 >>664第168次元 >>754第178次元 >>770
第159次元 >>665第169次元 >>755第179次元 >>771
第160次元 >>680第170次元 >>758第180次元 >>772
第181次元 >>773第191次元 >>788第201次元 >>813
第182次元 >>775第192次元 >>789第202次元 >>814
第183次元 >>776第193次元 >>792第203次元 >>826
第184次元 >>777第194次元 >>793第204次元 >>832
第185次元 >>778第195次元 >>794第205次元 >>835
第186次元 >>781第196次元 >>795第206次元 >>841
第187次元 >>782第197次元 >>798第207次元 >>853
第188次元 >>783第198次元 >>802第208次元 >>854
第189次元 >>784第199次元 >>803第209次元 >>855
第190次元 >>785第200次元 >>804第210次元 >>858
第211次元 >>862第221次元 >>883第231次元 >>897
第212次元 >>868第222次元 >>884第232次元 >>898
第213次元 >>873第223次元 >>888第233次元 >>901
第214次元 >>874第224次元 >>889第234次元 >>902
第215次元 >>875第225次元 >>890第235次元 >>903
第216次元 >>876第226次元 >>892第236次元 >>904
第217次元 >>877第227次元 >>893第237次元 >>905
第218次元 >>878第228次元 >>894第238次元 >>906
第219次元 >>879第229次元 >>895第239次元 >>907
第220次元 >>882第230次元 >>896第240次元 >>908
第241次元 >>909第251次元 >>929第261次元 >>955
第242次元 >>913第252次元 >>930第262次元 >>956
第243次元 >>914第253次元 >>933第263次元 >>957
第244次元 >>915第254次元 >>947第264次元 >>958
第245次元 >>916第255次元 >>948第265次元 >>959
第246次元 >>917第256次元 >>949第266次元 >>960
第247次元 >>918第257次元 >>951第267次元 >>961
第248次元 >>919第258次元 >>952第268次元 >>962
第249次元 >>921第259次元 >>953第269次元 >>963
第250次元 >>926第260次元 >>954第270次元 >>964
第271次元 >>965第281次元 >>977第291次元 >>988
第272次元 >>966第282次元 >>978第292次元 >>989
第273次元 >>967第283次元 >>979第293次元 >>990
第274次元 >>968第284次元 >>981第294次元 >>991
第275次元 >>969第285次元 >>982第295次元 >>992
第276次元 >>970第286次元 >>983第296次元 >>993
第277次元 >>973第287次元 >>984第297次元 >>994
第278次元 >>974第288次元 >>985第298次元 >>995
第279次元 >>975第289次元 >>986第299次元 >>996
第280次元 >>976第290次元 >>987第300次元 >>997
※第301次元〜は新スレにて連載予定
●おまけもの●
●資料集など
皆のプロフィール1 >>218
皆のプロフィール2 >>278
皆のプロフィール3 >>287
皆のプロフィール4 >>288
皆のプロフィール5 >>289
皆のプロフィール6 >>503
主な登場人物 >>852
さいじげテスト。 >>843
最強次元師!! について >>58
●番外編
キールアの想い >>41
メイド喫茶祭り① >>327
メイド喫茶祭り② >>331
メイド喫茶祭り③ >>341
友達の証① >>492
友達の証② >>493
友達の証③ >>494
疎外少年と次元少女① >>810
疎外少年と次元少女② >>811
疎外少年と次元少女③ >>812
蛇梅隊DE☆大集合!! >>829
E FIEDLA >>941
英雄と妖精 >>945
●外伝
第001時限 >>942
第002時限 >>943
第003時限 >>944
●キャラ絵(1人)
奏様が描いて下さったルイル >>116
奏様が描いて下さったティリ >>105
奏様が描いて下さったロク >>119
奏様が描いて下さったロク(舌出しVer.) >>185
奏様が描いて下さったロク(ポニテVer.) >>523
奏様が描いて下さったキールア >>127
奏様が描いて下さったアリル >>141
奏様が描いて下さったリリアン >>148
奏様が描いて下さったミル >>154
奏様が描いて下さったフィラ副班 >>162
奏様が描いて下さったレト >>168
奏様が描いて下さったレト(メイド服Ver.) >>329
奏様が描いて下さったガネスト >>304
奏様が描いて下さったガネスト(メイド服Ver.) >>318
奏様が描いて下さったアルア >>460
●キャラ絵(複数)
奏様が描いて下さったレト、ロク、キールア >>693
奏様が描いて下さったエン、ミル、リルダ >>737
☆奏様には毎度ご感謝しております!!
すごく似ていて、イメージ通りです
キャラの絵が分からない場合には奏様の絵を見て下されば納得します!!
これからも描き続けてほしいですね、是非とm((黙
●お知らせなど
* 2009 11/13 執筆開始
* 2013 09/01 執筆中断
* 2014 01/17 執筆再開
* 2014 10/19 別サイトにて再連載開始 >>980
* 2015 03/15 新スレ作成におけるお知らせ >>998
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- Re: 最強次元師!! ( No.850 )
- 日時: 2011/08/16 21:13
- 名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: DxRBq1FF)
>>夏乙
自分でも怖くなったという事実←
あれだ、答えを見る前にやるんd((ry
休み消えてるしね、もう既に(´・ω・`)
かっこよくきゅんきゅんかぁwww
そうかもねー、1番レトがそういうキャラになってるよね多分。
もしかしたらギャップ好きかもしれないっww←
- Re: 最強次元師!! ( No.851 )
- 日時: 2011/08/17 20:19
- 名前: 明李夢 (ID: 5fqeGTW2)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n0287v/
あああwwww
もう少しでちょこーっとだけ上がったかもしれないのに…!
なんて痛い事をしてしまったんだ俺!w
- Re: 最強次元師!! ( No.852 )
- 日時: 2012/09/02 19:14
- 名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: 0iVKUEqP)
—主な登場人物—
レトヴェール・エポール(男) 15歳
蛇梅隊一番隊。通称レト。胸の辺りまである金髪の髪をゴムで一つに結っている。
お笑い的には突っ込み役。読書が好きで、本を読んでる間は眼鏡をかけている。
アップルパイが非常に好きで頭の良さは半端じゃない。1人目の主人公。
次元技(武器・攻撃型) 双斬 そうざん(双剣(短))
ロクアンズ・エポール(女) 14歳
蛇梅隊二番隊。通称ロク。レトの義妹。足の踵まである黄緑色の長い髪の毛。
首に黒で真ん中が緑のメダルのようになっているチョーカーを蝶蝶結びしている。
並外れの大食い。右目には雷のような大きな傷があり、開かないようになってる。2人目の主人公。
次元技(魔法・攻撃型) 雷皇 らいこう(雷) 風皇 ふうこう(風)
キールア・シーホリー(女) 15歳
蛇梅隊六番隊。レトとロクの幼馴染。金髪&金色の瞳の少女。紫色のゴムで二つ結びをしている。医者の娘。
一見可愛く見えるけど怒らせると実験薬を猛スピードで投げてくる。現在は水鉄砲を使用している。
次元技(武器・攻撃型) 百槍(槍、医術)
サボコロ・ミクシー(男) 15歳
蛇梅隊二番隊。途中から蛇梅隊に入隊した、紅色の髪の少年。
と言っても、その髪は白いバンダナをしているせいで殆ど見えない。ちょっと大工さんみたいな容姿。
ボケも突っ込みを担当をするがほぼ突っ込み。元気で天真爛漫。結構ポジティブでムードメーカー。
次元技(魔法・攻撃型) 炎皇(炎)
エン・ターケルド(男) 15歳
蛇梅隊一番隊。サボコロ同様途中から入隊した。とても暗い藍色の髪の毛でちょっと猫っぽい髪型。
女の子にも見えたりするかも。身長も低く、ロクと同じくらいかそれ以下と言われるくらい。
しっかりとした性格だが、結構冷淡。ちょっかい出すのが好きらしい。サボコロとは息が合わないらしい。
次元技(武器・攻撃型) 光節(弓)
ルイル・ショートス(女) 11歳
蛇梅隊の三番隊。おちゃめな少女。ピンク色の髪の毛でいつも兎のついた白い帽子をかぶってる。
甘えん坊ですぐガネストの名を呼ぶ。お菓子が大好きで特に飴類。
次元技(武器・防御型) 悲飴 ひあめ(棒の飴)
ガネスト・ピック(男) 15歳
蛇梅隊三番隊。ルイルの世話役。コールドに少し似ている髪型。
料理・洗濯・家事…全てにおいて何でもこなすお母さんみたいな少年。
ピアノやバイオリンなど、音楽系が上手と評判。
次元技(武器・攻撃型) 蒼銃 そうじゅう(双銃)
ラミア・ミコーテ(男) 14歳
蛇梅隊四番隊。膝まで伸びた長い髪の毛を持つ少年。冷淡で怖いイメージがあるが、内面的には優しい方。
たまにちょっと性格がキツくなるがそれは本人なりの優しさだったり。ロクと仲良い(らしい)。
よく女性と間違えられる。なので女装すればすごく可愛い((黙。
緑色の淡く、綺麗な瞳をしている。隊服ではなくそれ用の鎧を着ている。
次元技(魔法・攻撃型) 水皇 すいこう(水)
ティリナサ・ヴィヴィオ(女) 9歳
蛇梅隊四番隊。無愛想で無口な少女。通称ティリ。灰色の髪の毛で、腰まであり、紫色の綺麗な瞳。
いつも真っ黒なベレー帽を被っていて取られると非常に怒る。
ルイルを姉のように慕っていて、ルイル以外には懐いていない。
次元技(魔法・攻撃型) 霊帝 れいてい(霊)
ミル・アシュラン(女) 15歳
蛇梅隊五番隊。ピンク色のミディアムヘアで、とても明るい女の子。街中でレトと出会って一目惚れ。
無類の眼鏡好きで、お買い物等が趣味。
亡き親友の赤い眼鏡を額に乗せるようにしたという。
次元技(魔法・攻撃型) 幸罰 こうばつ(処罰、幸福)
リルダ・エイテル(男) 11歳
蛇梅隊五番隊。深い緑色のくるくるパーマの男の子。内気ですぐに泣くような性格。
幼く、ものすごい小心者。笑顔は女の子らしい。
それでも強い心持ち、とても心配性。
次元技(武器・攻撃型) 爆落 ばくらく(爆弾)
セルナ・マリーヌ(女) 15歳
蛇梅隊六番隊。かなりおどおどしてて慌てん坊な少女。
辛いものが嫌いで、和食や和菓子を好む。偶に虫を観察していたり、よくぼーっとしているところもある。
常に敬語で、相手を敬う。自分が褒められることに慣れてなくて照れ屋。
髪の毛の色は少し薄めのオレンジ色で腰あたりまである。瞳は赤で、眼鏡をかけている。
次元技(魔法・攻撃型) 変格 へんかく(人格変化)
ラットール・ボキシス(男) 46歳
蛇梅隊隊長。顔に生傷がある。いつもは優しい顔を見せているのだが、怒った時の顔はすごく怖いらしい。
大体いつも真剣だったり。それにあんまり本部には滞在しておらず、どっかしら出かけている。
コスプレ趣味があるという目撃情報あり。
セブン・コール(男) 26歳
蛇梅隊班長。ただのロリコン野朗で無条件にコーヒー大好き。元々頭が良く働くため、班長の地位に。
因みにコーヒーにはミルクは入れず、いつもブラック。フィラ副班とは昔馴染みで、もしかしたら…。
コールド・ペイン(男) 26歳
蛇梅隊一番隊副班長。煙草吸ってる。髪の毛は短くツンツンしていて真っ黒。口癖は『青春』。
隊員達を良く慕い、とてもしっかりしている。
次元技(武器・攻撃型) 罪鎖 ざいへい(鎖)
フィラ・クリストン(女) 23歳
蛇梅隊二番隊副班長。セブン班長とは昔馴染み。藍色の短い髪の毛。誰に対しても優しい性格。
誰より蛇梅の事を思っている。
次元技(生物・攻撃型) 朱梅 しゅばい(朱い蛇)
メッセル・トーン(男) 33歳
蛇梅隊三番隊副班長。口に葉をくわえてる。キザみたいな奴。身長はもう2mいってるとか。結構軽い性格。
フィラ副班を口説くのが趣味らしい。見ればいつも口説いてる。
次元技(魔法・攻撃型) 毒皇 どくこう(毒)
テルガ・コーティス(男) 25歳
蛇梅隊四番隊副班長。無口であまり喋らないが、いつも仲間を心配している。
何かと天然でぼけーっとしている事も。白銀の髪の持ち主。何故か蛇梅隊本部内で2番目にモテるという。
次元技(武器・攻撃型) 棍殺 こんさつ(棍棒)
ヴェイン・ハーミット(男) 27歳
蛇梅隊五番隊副班長。面倒くさがりやでもの凄くおっさん臭い。
次元師としては何かと変わっていて、次元技を使った事がなく、戦闘は殆どそれ用の武器。
身長は180後半で意外に長身。蛇梅隊のコートを上から羽織っている。
左目が銀、腰まで伸びた黒髪を紐で一本で束ねている特徴的な容姿。
次元技(生物・攻撃型) 在現 マリエッタ(存在)
マリエッタ(女) 13歳
ヴェインの相棒として任務などについていく、笑顔の絶えない可愛らしい少女。
実はヴェインの元力が具現化した状態で、武器は体術と太刀。
ヴェインの事を常に見張り、ヴェインが情けない行動を起こし次第すぐに笑顔で太刀を抜き切り掛かる。
言葉の手前に『あらあら』とつけるのが口癖。
ミラル・フェッツェル(女) 23歳
蛇梅隊六番隊副班長。見るからに派手そうな正確の色々な意味で直球な女性。
茶色のリボンカチューシャが特徴的で、栗色の巻き毛に両目とも色の違う綺麗な瞳。一見可愛らしい容姿。
何事にも負けない強気な正確で、良く男性を好きになる。フィラ・クリストンとは昔からの親友。
フィラとセブン班長を昔から密かに応援している。
次元技(魔法・守備型) 声舞 せいぶ(声)
神族↓
ゴッド=【GOD】
神の中心に立つ神族。千年前の裏切り者、フェリーを恨み、今もなお恨み続けている。
小柄な少年で、少し長い黒髪を低い位置で結んでいる。
能力 破壊 創造
フェリー=【FERRY】
心の神。妖精。またの名を『ロクアンズ・エポール』。
唯一2つの神章を司る者。
能力 心
デスニー=【DESNIR】
運命の神。無次元の扉の番人。少年であり人を騙し無次元へ送り込む最低最悪の神族。短髪で灰色の髪。
能力 鏡
フェアリー・ロック ?歳
千年前の【妖精】。長く美しい、緑色の髪をした女性。嘗て【GOD】と並ぶと言われていた実力の持ち主。
当時は日記を執筆していて、その透き通る歌声から歌姫と謳われていた。
- Re: 最強次元師!! ( No.853 )
- 日時: 2011/08/24 19:20
- 名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: DxRBq1FF)
第207次元 すれ違う決意
(進んでる…よなぁ…?……皆はホントに隣で歩いてるのか…?)
幾つもの疑問がレトの脳裏を過ぎる。
五感を失うと知って、どれ程歩いただろうか。
レトは未だに疑問を持つ。そして思い出す。
(似てる…。この引き込まれそうな程の暗闇と、緊張感……あの時のまんまじゃねぇか……)
そう、無次元の世界にいた時と、同じ感覚。
何度も味わって斬り抜けて来た…あの世界。
こんな時、隣に支えてくれる“義妹”がいれば。
(……なんて、叶う訳ねぇのに…)
そんな時、レトは急に自分の中から込み上げてくる何かに気付いた。
(な……なん、だ…?)
心臓の音は聞こえない。歩いている感触もない。
口の中に残る饅頭の味が感じられない。土の匂いも無い。
目の前は、唯真っ暗。
それは突然の出来事だった。
(——————————————!!!?)
心の内に湧き上がる恐怖が、レトを襲う。
人間は感覚を失うと急に不安になる。
然し、それが全ての感覚だと如何なるだろう?
それは、まるで死後の世界へ向かうかのような孤独感——————。
指先が震えている気がした。心が圧迫されるような気もした。
然し感じられない、何も無い。
レトは急に自分が怖くなった。
(俺……生きてんの…か、な……?)
何も感じないのに。意思でしか動く事ができないのに。
一体此処から何を信じろと云う。何処へ向かえと云う。
レトは歩いているかも分からないその足で…一歩を踏み出そうとした。
一方、その頃の本部の様子。
レト達が会場に向かって約1ヶ月以上。
2チーム共第一次予選を突破したと連絡を聞いて、一段落落ち着いていた。
「良かったです…2チーム共予選突破して」
「そうだなぁーまぁ8人もいなくて寂しいのもあるが…」
「それってロリ的な意味ですか?それとも班長として班員を心配する心構えですか?」
「……フィラ、君は本当に強く育ったね。僕嬉しいようん」
失礼します、と言ってフィラは相変わらず肩に蛇梅を乗せて班長室から出る。
そしてふっと口元を歪ませると蛇梅に声を掛けた。
「…昔から変わってないね、蛇梅」
その時、背後から良いテンポの足音が聞こえてくる。
振り返れば、そこにいたのはミラル・フェッツェル副班だった。
「あ、フィラぁ〜」
「ちょ…、あんた、仕事あるでしょうが。こんな所で何やってんのよ」
「フィラに手伝ってもらおうと…」
「嫌」
即答且つ真顔で簡潔に答えるフィラ。
そんな表情のフィラにミラルは一瞬顔を固まらせる。
「ちぇー…昔から意地悪なとこ、変わってないんだからぁっ!!」
「あのねぇ、自分の課題は自分でやるって前にも言わなかったっけ?」
「え…そ、そうだっけぇ!?ごめんごめぇーんっ」
「…ったく」
フィラはミラルの肩をちょこんとつついて、依頼室を指差した。
しょうがないから手伝ってあげる、と言いながら。
「くぅーっ」
「今じゃ班員はたったの3人だものね…流石に活気がないわ」
「その3人で任務ちゃくちゃくとこなしてんだもん、凄いねぇー若い子って」
「…ねぇミラル」
珈琲を啜りながら聞いていたミラルは、フィラの言葉に気付くのが遅れた。
フィラはことり、とカップを置く。
「あんたの妹…今何処にいるの?」
フィラはその言葉を聞くと、あぁ、と口元を歪ませて笑った。
「いるよ、あたしの家に」
「え……!?じゃ、じゃぁ逃げ切ったって事!?」
「ううん、フィラも良く知ってる2人組みが助けてくれたんだよ」
え、とフィラは素っ頓狂な声を上げた。
「ロクちゃんとレト君…そう、あの2人が救ってくれた」
ミラルは語る。
2、3年程前、レトとロクはある任務へ向かった。
昔からの伝統を伝えたような古い村で、村の中央に何故か建てられたオーディション会場。
その会場毎破壊し、囚われていた全ての人達を救い出したあの任務。
あの時丁度売られようとしていた“両目の色が異なった少女”
それが、自分の妹だったと。
「だからあたしさぁ、あの2人に感謝してんだよねぇ」
「そうだったんだ…その子を実際に見た訳じゃなかったから、わかんなかったよ」
「良いんだよ、フィラだってあの2人に救われたんでしょー?」
「あの2人っていうか…ロクにね」
十何年も蛇梅と会えずにいた。
それは蛇梅がもういないと確信してしまっていたから。
そんな絶望の淵にいたフィラに、ロクは手を差し伸べた。
“そんなの分かんないじゃん!!蛇梅がフィラ副班との約束を忘れたなんて、あたしは思えない————ッ!!”
そう言って、ロクはフィラと班長と共に蛇梅の元へと向かった。
心の底から許せなかったのだ、何もしないで諦めるフィラ副班を。
そうして出会う事ができた、ロクが繋いでくれた必死の糸で。
「ロクとレトってね…どこか似てるんだ。お互いを思っているけど、それはすれ違いの思いで……」
「あ、それあたしもなんとなぁーくだけど分かるっ。似た者同士だもんねぇ〜」
レトがロクを救おうと思って。
ロクがレトを救おうと思って。
そうして2人は、すれちがってきた。
それは間違った想いなんかじゃなくて、決して合わさる事のない2人の決意。
「どうして…こうなっちゃったのかなぁ…」
ふと、フィラ副班の背後からも声が聞こえた。
「ルイル……」
「皆が仲良い世界なんて……もうないの…?」
目にいっぱいの涙を溜めて、ルイルはそう言う。
「皆で笑い合える幸せな時間……もう戻ってこないのかなぁ…っ」
「どうだろう…、もう1年も経たないうちに戦争まで始まる…きっともう…」
フィラは、そこで言葉を詰まらせた。
また、諦めるのか、と。
「……フィラちゃん?」
「ルイル…私は信じてる。もう絶対諦めないって…蛇梅に誓ったの」
「ルイルだって信じるもん・・・っ!!また…また皆で笑いた、いから……っ」
よしよし、とフィラはルイルの頭を撫でる。
それは親が子を宥めるような仕草だった。
「信じようね、ロクの事も、レトの事も…蛇梅隊皆の事も」
きっとまた笑い合える。
きっとまた巡り逢える。
ルイルにそう言い聞かせながらも、フィラは自分自身にもその言葉を投げかける。
絶望の未来なんて予測させない、と言わんばかりの綺麗な笑みで。
「さぁーって、仕事やろうかミラル?」
「そうだねぇ〜、ルイルはどうする?」
「…セルナちゃんとリルダちゃんと…一緒に任務行ってくるっ」
ルイルは屈託のない笑みで微笑みながら駆けていった。
その場に残されたフィラとミラルは、目の前に広がる課題と向き合い、筆を動かし始める。
- Re: 最強次元師!! ( No.854 )
- 日時: 2011/10/16 10:26
- 名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: DxRBq1FF)
第208次元 決意、そして誓い
ぽたり…、と。
上から流れ落ちた筈の水滴。
然し、洞窟に入った次元師達にそれを感じ取る事はできない。
視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚…全ての五感を奪われた今、次元師達には感覚というものが無くなっていた。
歩いているような気がした…たったそれだけ。
今が何日目なのかすら分からない。今何処にいるのか、本当に生きているのかさえ分からない。
一本道を、唯真っ直ぐに歩くだけの試験の筈。
然しその試験の奥には、確かなモノが隠されている。
次元を扱う際の基本。
己の精神力、命中力、集中力、洞察力、身体能力、直感性、耐久性、俊敏性、思考回路…等。
自身が元々持っている、又は作り上げてきた個人の能力が、元力に比例し、強さに関わってくる。
つまり自身の基本が備わっていないと、次元師として強くはなれない。
中でも1番大切なのが、精神力である。
どれだけ自分を窮地に追い込めるか、又はどれだけ堪えられるか。
それは、次元師の原点と呼ぶに相応しいものだ。
そして今回の第二次予選が…それに関わってきている。
自分の心を保つ事、それが何より大事な事である。
それを次元師自身に分からせ…そして育てる必要があった。
故に、第二次予選を突破できないと、次元師として不足があると見做されてしまう。
これだけ長い説明であっても、今回の試験突破方法は、唯“洞窟を抜ける事”、たったそれだけ。
自分に負けずに1ヶ月間の我慢に耐え切った者達だけが、本戦に進む事ができる。
現に、蛇梅隊Aチームの4人は、未だ感覚のないまま歩き続けていた。
本人達は分からないが、実際には28日目を迎えている。
あと3日で、この1ヶ月が終わってしまう。
…然し。
僅かだった。ほんの少しだけ…そう。
僅かな光が、瞼を熱く照りつけた。
「…——————————————え?」
思わず、少女は素っ頓狂な声をあげた。
そこからまるで失ったものを取り戻していくかのように、徐々に感覚が戻ってくる。
光を眩しく感じた。僅かな水の音も聞こえる。
土の匂いがした。湿った地面を蹴る感触まで…しっかりとそこにあった。
「ぅ…嘘……出られ、たの…————————?」
やがて大きな光が見えたと同時、その奥には…久しぶりに見たスイタラという試験監督の姿。
然しその表情は、にこやかで微笑ましい笑顔ではなかった。
「あれ?貴方達は何故————————“3人”なのですか?」
少女…いや、キールア・シーホリーはふいっと後ろを振り向いた。
赤髪の少年、サボコロ・ミクシーがいて、
冷徹な少年、エン・ターケルドがいた。
然し重要な、“あの少年”がいない。
「嘘……っ」
「お…おい!!レトがいねぇーじゃねぇかよ!!!」
「あいつ…何故…!!?」
たった1人だけ、未だ洞窟の中だった。
「困りましたったらねー…全員が揃わないと、この試験は突破されたと見做されないったら」
レトがもし、2日以内に来なければ…4人はタイムオーバー。
それに、レトは急激な空腹で死に絶えてしまうかもしれない。
緊迫としたこの状況で、3人は唯祈りを込めて待つしかなかった。
一方の所、その張本人であるレト。
何処を歩いているのか…何故歩いているのか。
何も分からず、何も考えず。
唯無心に歩いていた。
(……なんか、…もう…)
レトは、ぴたりと足を止めた。
(————————永遠に辿り着かないような……そんな気が、した)
レトは、精神面が弱いという訳ではない。
然し、あの12月25日の事がきっかけとなり、不安になっているのかもしれない。
義妹に薙ぎ払われた腕。あの時の強い怒りと僅かな震え。
風に靡く綺麗な黄緑色の髪も、透き通るように澄んだ瞳も。
全て全て、感覚には残っている筈なのに。
何度も触れて、何度もその名を呼んだ。
なのに…何1つ、感覚として思い出せなかった。
何も感じられない今…レトに残されたのは記憶だけ。
心に刻み込まれた一瞬一瞬の出来事を…振り返ることしかできなかった。
レトは…頬に温かいものを感じたような…そんな気がした。
何を感じたのか分からない。何が自分の心を震わせたのか分からない。
でも、たった一瞬だけ過ぎった。
屈託のない笑みと、偽りのないあの声を。
(なぁ…——————、ロク)
レトは、話しかけた。
いる筈のない、自分の義妹に…唯心だけを使って。
——————俺にはもう、無理だよ。
レトの心はもう…限界だったのかもしれない。
——————お前に会いたい。でも会えないじゃねーか。
何を言っても、そんな気がしない。何も、伝わる気がしない。
——————俺には、絶対に自信のあるものなんて…ないんだ。
弱音を吐いたってしょうがないのは、本人だって分かってる。
————————————————————だから。
——————————————ねぇ、どうして諦めちゃうの?
そういう義妹の声が、幻覚を通じて聞こえた気がした。
——————————————まだだよ…まだ諦めちゃだめなんだよ。
どうしてそんな事、お前に分かる?
——————————————だってレトはまだ、まだ何もしていないから。
充分やったよ。俺だって精一杯戦ったんだ。
——————————————ううん。そこで決めちゃだめなんだよ。…まだレトは、あたしに会ってないもん。
お前には会いたい…でも、もう会えない。
——————————————決めつけちゃだめ。…ねぇ、もう1度願ってみてよ。
……何…を?
——————————————あたしに会うって…誓ってごらん?
お前に…会える?
——————————————そう、そしたら…ほら、絶対会えるから…!!
お前に……——————会える。
レトの頬を流れた何かを、その声の主は確かに拭った。
そんな気が、した。
(そうだ…世界でたった1人の、俺の義妹に…——————————————会うんだ)
レトは、1歩踏み出した。
それはもう、迷いの1歩なんかじゃない。
決意…そう。
——————————————会うと約束した義妹への、揺るぐ事のない誓い。
日が、沈む。
洞窟の出口の周りには、もう殆ど人はいない。
然したった3人だけは…胸に大きな想いを抱いて、たった1人少年を待っていた。
「……そろそろ、時間ったらね」
スイタラは、ぱちんっ、と銀時計を閉めるとそう呟いた。
その言葉に蛇梅隊のAチームはびくりと反応した。
「ま、待って下さい…!!まだ1人…!!」
「そうだぜ!!レトがまだ来てねぇーんだよ!!」
「もう少しだけでいい、時間をくれないか」
スイタラは、首を振った。
「ダメったら。それがルールになってるったら」
「そんな…!!」
日没まで、あと残り僅か。
スイタラはもう1度銀の時計の蓋を開ける。
秒針は、丁度数字の9を過ぎた。
(……ま、時間切れって事ったらね…)
3人の心臓が高鳴る。
それに反応したかのように、秒針がかちかちと音を立てていた。
そして…秒針が11を過ぎった————————————、正にその時。
「————————————————————待たせたな!!」
靴が地面によってずれるような…そんな音が響いた。
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