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- ハイキューBL!
- 日時: 2015/06/13 22:43
- 名前: くるる (ID: rd7NbV2E)
初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。
・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月
うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.359 )
- 日時: 2015/04/01 23:06
- 名前: 紅華 (ID: xZ7jEDGP)
やっぱりくるるさんは流石だ〜(*´∀`*)
もう言いたいことなんてなにもありません(笑)
クロ月、大好きなんですけど意外と少ないんですよね〜
…あ、どうでもいい話すみません。
説明下手どころか私なんて目を見ることができません(笑)頑張ってもすぐ目を逸らしちゃうんですよ…
何度も悪いのですが、本当にありがとうございました!
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.360 )
- 日時: 2015/04/02 07:11
- 名前: くるる (ID: AxfLwmKD)
みい
ツッキーですよぉおおおおお!
お久しぶりです。
私の小説なんて恐れ多くて見せられないですよ...!?
いつもありがとうごさいます。
紅華様
黒月少ないんですかね?私は大好きなんですけど。
こちらこそ、ありがとうございました。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.361 )
- 日時: 2015/04/02 12:58
- 名前: くるる (ID: AxfLwmKD)
及岩 『ラブホに行こうか』
桜が舞う季節、及川には時間が無かった。
春高は終わった。そしてもう卒業し、それぞれ自立する頃だ。及川は、卒業したかった。いや、もう高校は卒業しているが。何を卒業したいのか、年頃の男子なら誰でも思う頃だろう。しかも好意を持つ異性、同性がいるなら尚更。
「岩ちゃん。ラブホに行こう」
及川はcherryboyを、卒業したかったのだ。
「......死ね。クズ、キモい。死ね。道路でこけてのたうち回って死ね」
「そ、そんな死ね連呼する!?酷くない!?俺はただ、純粋な気持ちでさー!」
「純粋なら、そんな事思わねぇよ」
その言葉に、うっ、と言葉が詰まった。確かにそうかもしれない。絶対そうだ。けれど、もう時間がない。
「だ、だって!もう予約取ったんだよ!」
ドサッ、と岩泉は読んでた本を落とした。バレー雑誌だ。飽きないなあ、とまるで他人事の様に思う。自分もだけれど。
「っ、あ、しっ、ししししししね!」
上手く呂律が回らない岩泉は、顔が赤くなっており、いつもの殴りも今の及川には可愛いものだった。
やっぱり、岩ちゃんは初だよなあ。予約したって言えば素直についてきそうなんだけどな。
と、及川の考えなど露知らず、岩泉に余裕があるはずもなかった。
「な、な、なんでっ...!早すぎんだろ、行動が!」
「だーって、そうでもしなきゃ岩ちゃん来ないじゃん」
「そういう問題じゃなくて!」
「どういう問題?ね、岩ちゃん。答えて?」
そう、耳元で囁けば肩が揺れ、足はガクガクと震えていた。
「岩ちゃん...?俺と行くの、いや?怖い?」
「はっ、ぁ、ん...!やらっ、あっ、舐め...!」
「こたえて」
こんな、耳を舐められた状態で、出来るか分からないけど。それを分かっていながらやる及川は鬼畜だろう。
一頻り舐めたあと、岩泉は腰が砕け、崩れ落ちた。
「いーわちゃんっ。どうする?行ける?その状態で」
クスクスと笑いながらまるで小さな子供のようにこの状態を楽しんでいる。
それを岩泉は知っているから、わざわざ咎めたりはしないけれど。屈辱だ。及川がこんなにも上から見下ろしてくる。
「こっからの景色、すっごい良いよ。岩ちゃんがハアハア言って、涙目で、顔真っ赤で、すっごい欲情してる顔だもん...」
「ち、が...」
「違う?何が?こんな、触っただけで反応するのが、違うの?ね、覚えてる?俺が初めて岩ちゃんの体開発しようとしたら、もう既に感じちゃっててさー。岩ちゃん自身、自慰とかしたこと無かったのにねぇ?凄いよね。ほんと、淫乱でビッチ」
「っるさい!」
先程よりも強く、速い拳が飛んできた。
それを腹に受けた。重く、痛い。最低なことをしたからこんなの受けるのは当然か。と、及川は一人、自嘲した。
「....るせぇんだよ。も、やだ...っ」
「ん、岩ちゃん。ごめんね。ごめん」
「っ、謝って許される訳無いだろ...俺、は、そんな穢れてない...穢れてねぇんだ....違う。俺は、違う...彼奴らが、俺を...」
「彼奴らって、誰?」
今度は岩泉が言葉に詰まる。
「岩ちゃん、黙ってたら分かんないよ?」
「.....言いたく、ない」
及川はわかった、とだけ言って岩泉の頭を撫でた。安心したのか、そのまま、眠ってしまった。
「あ、ホテル、どーしよ」
岩泉が眠っていては何も出来ない。というか、色々と聞きたいこともあった。
このまま諦めて、彼の目が覚めたらもう一度聞いてみよう。何があったのか、言いたくないと彼は言ったけど、彼氏である自分にも聞く権利はあるはずだ。
「とりあえず、ホテルにキャンセルって連絡入れて、岩ちゃんが目ぇ覚めたら一旦落ち着かせよう」
「もう、落ち着いた」
「い、岩ちゃん?びっくりした...」
岩泉は怯えたような様子で及川と距離を詰めた。
それが少し、及川には悲しかった。
「岩ちゃん、ホテル、やめよっか」
「いや、いい。行く」
「えっ、だけど、岩ちゃん...」
「そこで色々話すから」
そう言う岩泉の目には決意の色が見えた。
こんなにも儚く強い彼に、及川は、敵わないなあ、と笑うしかなかった。
「分かった。だけど、辛かったら言ってね?」
「ん」
何はともあれラブホに行ける。
少しの期待と、彼から発せられる事実に少しの不安が募る春。
及川は、cherryboyを卒業できるのだろうか。
続きまふ
cherryboy、分からない人は調べてください。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.362 )
- 日時: 2015/04/03 12:20
- 名前: くるる (ID: /TdWvv73)
及岩
細い細い路地にある、そのホテルは思っていたよりも大きかった。派手ではなく、ひっそりとしているが内装は華やかな造りになっており、それが人気なのか、客も多かった。
「すげーな...」
「普通のホテルじゃ無いけどね。あ、予約していた及川です」
部屋番号を伝えられ、そこに向かった。
「あ。見てみて岩ちゃん部屋番号『0104』だよ!」
「あー、背番号な。すげえ偶然だな」
そんなこともあるもんだな、と一人で納得する。ふと、手を引かれた。それは及川だった様で、行こ、と我慢できていない顔がバレバレだった。まあ、彼はそれを必死に隠しているんだけど。俺には分かる。他の奴らは多分、気づかないけど。
「あ、あったよ。ここだね」
「中は中で、すげぇんだな。めっちゃ豪華っていうか...」
ラブホだったことを忘れるくらいに、そこは豪華だ。
けれどちゃんとそういうものはあるらしい。玩具や、シャワー室はもちろん、ダブルベット、側にあるティッシュやシーツ。
見れば見るほど恥ずかしくなってきて、同時に嫌なことを思い出す。もうあんな思いはしたくない。隣にいる彼のシャツを掴めば、頭を撫でられた。大丈夫、と。一音一音が暖かくて、愛しくて、泣きそうになる。
「岩ちゃん。何があったか、話せる?」
「......ああ」
重苦しい雰囲気の中、静かに、声が響いた。
事の発端は、いつだっただろう。もうそんなことも思い出せない。
そう、ただ、帰り道を歩いていただけ。その時はいつもの彼奴がいなかったから、少し静かな帰り道。
薄暗い路地がある所で、数人の男に話しかけられた。息が荒い奴で見た瞬間危ない、と思ったから逃げようとしたけれど、もう遅かった。そのあと、何をされたのか、何を言われたのか、よく覚えていないけど、あの忌々しい生ぬるい体温と、気持ちの悪い汚物があった。最初は痛かった行為でさえ、後から快楽に変わっていった。そんな自分が嫌で嫌で、しょうがなかった。
何時間経ったのか、知らないけど、俺は捨てられていた。薄暗く、冷たい路地に艶かしく白濁としたそれと、乱暴に脱がされた服、そして自分のあられもない姿。見たくなくて、急いで服を着た。おぼつかない足取りで家へ帰ると、母がいた。俺を見たら抱き締められてごめん、と何度も泣き叫ばれた。
及川には連絡しなかったらしい。余計な心配はさせたくなかったし、丁度良かった。
俺よりも泣いている母を落ち着かせ、事を伝えるとまたポロポロと涙を溢したので、抱き締めた。
しばらくして、母は眠った。
俺はそれを見ると風呂に入った。先程の男共の臭いがする。気持ち悪い。血が出そうになるまで何度も何度も洗った。それでも汚れが取れた気がしなくて、また、洗った。今度は血が出た。
及川から貰った、もう小さくなったからあげる、と言われたシャツ。まだ、彼奴の匂いが残っていて、それを着ると初めて男共の臭いが取れた様な感じがした。
自分から連絡するのは珍しかったが、及川に何気ない感じでおやすみ、と打った。彼はそれが大層珍しかったのか、何度も文字を間違えながら、おやすみ、とただ一言。どこか愛しさを感じるその一言は、涙を誘うには十分で、けれど泣いてしまったら、彼奴らに屈したみたいで。だけど、それでも目から零れ落ちるものは留まることを知らない。
ああ、もう、疲れた。
「ま、その次の日は学校行ったけど。途中気分悪くなって帰ったな」
「ああ、あの日...」
あの日の前日に、彼奴らが、岩ちゃんを...。
「おいかわー。何怖い顔してんだ」
「っ、だって!岩ちゃんが!岩ちゃんの、体が...」
「俺はもう大丈夫なんだよ。よくよく考えれば突っ込まれてねぇしな。だから、お前が気にすること何も、無いんだ」
違う。そんなことを言って欲しいんじゃない。そんな風に、笑って欲しかったんじゃない。なんで、なんで。俺は、こんなにも愛しい人でさえ、守れない。
「及川、顔あげろ。すっげえみっともないぞ?」
「岩ちゃんが、そんな、強がるからでしょ。なんで俺に話してくれなかったの?」
「心配かけたくなかったんだよ。これでバレー出来なくなったら困るし」
な?と、俺を安心させるように。
そんなんだから、俺は岩ちゃんの傍を離れられない。
「で、いつになったらすんの?ここ一応ホテルだろ?」
「えっ、あ、うん」
こんなタイミングでよく言えるなあ、と変な感心をしながら、俺は彼を押し倒す。そこまでは彼はどうってこと無いようにしていた。だが、俺が服に手をかけると少し怯えた様子だった。
「岩ちゃん、やっぱりやめる?」
「や、やめんな!ここまで来て、そんな、させねぇからなッ...!」
酷く赤面している彼に、可愛いなぁ、なんて。
そんなこと言ったらグーパンどころじゃ済まないから、笑って、彼の衣服を脱がせていく。
「ひ...っ!あ、やッ、おい...かわ...!」
「岩ちゃ、締めすぎ...」
「ぁ、う、ひうっ...んんん!」
そのあとなんて、教えてあげない。
彼のことは俺だけが知っていればいいんだから。
end
あっはっはっー何これ
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.364 )
- 日時: 2015/04/05 19:02
- 名前: くるる (ID: AqXcO3ws)
「岩ちゃーん。デートしよ?」
「やだ」
そろそろ春も終わる昼下がり。
今日も相変わらず岩泉は及川の家にいた。
「お家デートだけじゃつまんないじゃん!しかも受験勉強って何!?真面目!?これじゃあ家にいるのに楽しみがない!」
「なんだよ、それ」
珍しく機嫌が良いのか、くすり、笑い声が一つ。
そんな岩泉の笑顔に負けてか、及川はそれっきり黙ってしまった。
「...岩ちゃん、何笑ってんの?」
クスクスと、あまり見せることのない笑顔につられて、及川は岩泉の横に自然に入ってきた。岩泉も別に咎めることのなく、ん、と携帯の画面を見せてきた。
「ん?これ、飛雄?」
「ああ。こいつ、すっげー馬鹿なのな。テストで赤点くらったらしーぜ」
「や、それより。岩ちゃん!浮気!?ねえ、俺という奴がいながらっ!うっ、ううううわき!?」
「顔怖いし近い。浮気じゃねーし。可愛い後輩と連絡とっても別に悪くねぇだろ?」
そう言うと、及川は言葉に詰まり、また黙り込んだ。そんな及川の様子を見て岩泉は溜め息をつく。
「及川」
「なにさ」
「デート、するか?」
妙にデートという所だけ口調をゆっくりさせた。その時の唇の動きがなんとも色っぽく、及川は理性と戦っていた。
「岩ちゃん、それ、反則」
「は?なにが?っつーか、デートっていってもダブルな」
話が全く見えてこない及川はとりあえず首を傾げると、言葉足らずの岩泉がまた無造作に携帯を見せてきた。
「飛雄とのやり取りがどうしたの?」
「いーから、見てみろって」
============================
飛雄:岩泉さん
はじめ:どうした?
飛雄:今週末、空いてますか。及川さんも
はじめ:あいつは知らねぇけど俺は空いてる
はじめ:なんかあったか?
飛雄:ダメだったらいいんすけど
はじめ:???
飛雄:ダブルデートしませんか
はじめ:話が全く見えないんだけど
飛雄:岩泉さんと及川さんと俺と月島で
はじめ:あ、あのデカイ奴か。いいぞ、及川にも言っとく
飛雄:ありがとうございます
============================
「ふぅん。あのノッポ君と?」
「おう。お前の予定とか知らねぇけどとりあえずOKしといたから」
「いや、それ俺が行けなかったらどーすんの...」
岩泉は顎に手をやり、考え込んだ。時間がかかるかと思ったが、すぐに及川を向いて、
「お前は来なくていいぞ。俺と影山と月島で行く」
「何その差別...。岩ちゃんほんと、後輩好きだよねー。俺に愛が足りなさすぎる気がする!」
「...十分だろ。なんなら他の奴から貰ってこいよ」
「俺は岩ちゃんの愛がいい!」
岩泉は再度溜め息を吐くと、及川の眼前まで近寄った。及川はそれを、殴られる、と認識したのか謝りながら後退していく。
「ご、ごごごごごめん!許して!?」
「っせーな。お前の要望叶えてやるんだよ」
ちゅっ。
短く甘いリップ音が響いた。
「...へ?ん?い、岩ちゃん?」
「これで、じゅーぶんだろ...。おい、こっち見んな!」
顔を真っ赤にさせた岩泉を及川はまじまじと見つめた。今度は岩泉が後ろへ後ろへ退いていく。
本棚か壁か分からないけど、固いものが岩泉の背中に当たる。つまり行き止まり。岩泉は行き場を無くした。
「あ、えっ、ちょ、まっ!」
「岩ちゃん。あんな可愛いことして、待ってはなくない?」
「意味、わかんねー...っ!」
「ね、いいでしょ?キス、もいっかい」
及川の手が岩泉の頬に添えられる。荒い息が二人の鼻や口を刺激する。
二人の目が合う。熱を帯びた瞳と瞳が絡み合う。一つ、どちらかが瞬きをする。それを合図に、唇と唇が重なり合って___
「っ、じゃ、ねえぇぇえんだよ!」
「ぐふっ」
一歩手前で岩泉は及川の鳩尾に蹴りを入れた。
よく分からない呻きが聞こえ、及川はその場に蹲る。
「なーんーでーさ...っていうか、ほんと、痛い」
「うるせーよ!黙れ!たらし!ひも!」
「凄い言われようじゃない!?」
「で!行くのか行かねぇのか!」
何だかんだそういう所を気遣ってくれるから、俺は君が好きなんだよ。大好き。
「岩ちゃんは?俺にいってほしい?」
「.....お前いないと、喋る奴いないからつまんねぇ...」
「岩ちゃんツンデレ!すき!愛してるよ!」
「だあぁぁぁぁぁあッ!!離れろ!抱き付くな!」
つづく
殆ど会話文(´・ω・`)
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