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ハイキューBL!
日時: 2015/06/13 22:43
名前: くるる (ID: rd7NbV2E)

初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。

・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月

うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.344 )
日時: 2015/03/22 08:12
名前: 梓乃 (ID: LmekyLqy)

そんなに堅くならないで?
様なんて……。

のってくれるんだね!
ありがとう!


あのね、私、男子からいじめられてるの。
卒業式が終わったときから毎日呼び出されて…
家の前にいて、友達と遊んで帰ってきたときに、必ず……………。
でね、どうしたらやめてくれるかなって…。
痣がふえちゃって…
髪がバラバラなの……。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.345 )
日時: 2015/03/22 14:54
名前: くるる (ID: 1HkQUPe4)

では、しのさん、と。

それはまず友人を頼ってみてください。しのさんには素晴らしいご友人がいるのでしょう?なら、大丈夫です。
それと、やり返すのです。目には目を。歯には歯を。悪意には悪意をもって相手に挑む。
まあ、それができたら苦労はしないんですけどね。
痣、大丈夫ですか?女性なのですから跡は残りたくないですよね。
大丈夫ですよ。きっとすぐ無くなります。その男子も一時の感情に左右されているだけです。元々悪い人なんていないんですから。

私が言えるのはここまでです。後どうするかはしのさん次第です。
また何かあったら、お聞かせください。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.346 )
日時: 2015/03/22 17:02
名前: 梓乃 (ID: LmekyLqy)

ありがとうくるるちゃん!

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.347 )
日時: 2015/03/22 17:37
名前: くるる (ID: 1HkQUPe4)


怪物、と呼ばれていた俺には親しい人がいなかった。俺を生んだ親は何度も俺に謝り、そのまま自殺。俺はついに一人になった。
ごめん、と何度も謝りながら死んでいく両親。俺が傍にいるだけで消えていく人間。そんな夢を、何度も何度も何度も。何度も、見た。
なんで、どうして、そう叫んでも自分の声は虚しく響くだけ。空っぽの部屋に、空っぽの俺がいる。嫌な力を持った、空っぽな俺が。似合ってるだろ。誰も、傷つかないなら。気付かないなら。俺はここにいる。死ぬまで。悔いは無かった。それでよかった。怪物の俺には、居場所なんて。

「ねえ、君。どうしてそこから出てこないの?」

ふと、声がした。よく通った、透明、というか何と表現すれば良いのか分からない。そんな、声。善人にも悪人にもなれる、きっと彼は中間にいる。普通では、無い。

「......てめぇには、関係ないだろ」
「関係、あると言えばあるかな。だって、俺もそっち側だし」

息が詰まった。彼が、何を言っているのか分からなかった。彼はこちら側なのか?なら、どうして外にいられる。忌み嫌われていないのか。俺は、それが嫌だったから。籠っていたのに。彼は、外に出た。なんで。

「なんで...だよ」
「ん?まあ、君ほどじゃあ無いんだ。人といると、少し、嫌な思いをすることはあるけれど。だけどね、外は___」

ドンッ

鈍い音がした。それを出したのは俺だ。外のことなんか聞きたくなくて、拳を思いっきり壁に打ち付けた。彼の、息を呑む音が聞こえる。静かな空間では一つ一つの動作が耳に響き、離れない。

「.....ごめん。君のことをよく考えずに」
「や、俺も、悪かった」

さすがに謝られると反省してしまう。俺が悪いというのに。彼はどういう奴なんだろう。どこか、懐かしい。そんな感覚。

「俺はね、嫌だったんだ。こうやって籠っているのが。確かに俺は、俺達は、怪物だよ。だけど、生きる権利くらい、笑う権利くらい、あってもいいんじゃないかなーって」

...俺は。
そう言える奴が羨ましかった。彼は外に出た。凄い決断だ。その後の生活を考えると、難しいことだ。努力したのだろう。危害を加えず、人間と付き合っていく方法を。精一杯。人間と、笑い合う為に。明日も、空を見る為に。

「ああ、そうか」

重苦しい相槌は彼に届いただろうか。

「うん。君も、出来ることはしてみようよ。今すぐは難しいけど、俺もちょくちょくここに来るし。ね?大丈夫。きっと、大丈夫だよ」
「明日、来て、くれるか...」

もちろん、と彼は言った。顔も名も知らない彼と俺の約束。どこか信じがたくて、けれど切れることのない、約束。

朝が来た。俺は待ち続けた。彼は、来なかった。その次の日も、次の日も。ずっと待ち続けても、ノック一つさえ、無かった。きっと、彼は死んだんだろうと思った。俺と約束なんてするから。俺がいるから。ほら、だから、俺はいちゃいけない。ここから出ちゃいけない。孤独というものに縛られ続けて、何百年も生き続けた。けれど、もう限界だった。
ああ、もう、疲れた。

このまま眠ったら、どうなるだろう。目覚めたら、俺はどこにいるんだろう。どこでもいい。次目覚めたとき、怪物じゃなければ。


「ねえ!いる!?来たよ!」


彼の、声。


「ごめんね!色々あった、というか、本当にごめん!待たせたね!」
「待たせ過ぎだっつーの......」

頬に湿っぽいものが伝った。涙、か。おかしいな。こんな、脆くなったか。こんな簡単に、涙を流せたのか。

「泣いてる...?」
「誰の、せいだよっ...」
「それは本当にごめん.....」

萎れる彼が、おかしくて。
口元が、緩んだのが分かった。ああ、こんなにも簡単に、笑えたか。
こんなにも、俺は、表情が出せたか。夢にまでみた涙の味は塩辛くて。夢にまでみた笑顔はなかなか戻せないくらいに緩んでいた。

「なあ、もう、外に出たい」
「うん。随分と待たせてしまった。空は、晴れているよ」



そう言って開け放たれたドアから、日差しが降り注ぐ。
そこから覗く彼の顔。微笑み、手を差し伸べている。綺麗だと思った。心が、表情が。憎しみや嫌悪を抱かず、それを全て自分の奥の奥に押し込めているような、彼の表情は、とても美しかった。

「さあ、いこうか」


繋いだ手は、冷たかった。


それがどういう意味を指しているのか、もう、知っていたけど。
まだ、しばらくは、知らないふり。見ないふり。




故に、恋というものは、酷く美しく、酷く残酷な、真っ黒な愛。




end
あっれー?おかしいなー?
最近こういう系しか書けないぞ?あれ?...頑張ります。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.348 )
日時: 2015/03/22 17:42
名前: くるる (ID: 1HkQUPe4)

しのさん
いえいえ。礼には及びません。
途中悪意には悪意をとか言ってましたし。
少しでもお役に立てたならよかったです。


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