BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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ハイキューBL!
日時: 2015/06/13 22:43
名前: くるる (ID: rd7NbV2E)

初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。

・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月

うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.207 )
日時: 2014/12/14 19:34
名前: みい (ID: 4HUso7p7)

くるるの小説は読みやすくてしかも面白い〜♪

あれ?なんか頭がぼーっとする・・・


・・・38・1°Σ(゜д゜lll)


まさか...インフルエンザ...いやでもおととい予防接種行ったんですけどー!?



・・・寝よう(´;ω;`)

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.208 )
日時: 2014/12/14 21:14
名前: くるる (ID: Bl6Sxw0v)



え!?え!?
大丈夫なんですか!?
寝てください!学校いっちゃだめですよ!
無理しちゃダメです!

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.209 )
日時: 2014/12/16 21:19
名前: くるる (ID: MGNiK3vE)


episode 3.5





『お偉いさん』


「いやー、いい眺めだね」
「....少し、やり過ぎじゃないか?」
「なにいってんの。これくらいじゃないと
逃げちゃうよ?」


及川とウシワカの部屋のベットには口を封じられ
手足を縛られているケイがいた。
何度ももがくケイをにやにやと見つめている及川は
この上なく気持ち悪い。
そんな状況をウシワカは普段整っている顔をほんの
少し緩め、心配そうに二人を見ていた。

「......ッ、ん...!!」

苦しそうにしながらベットの上で暴れるケイ。
息はすっかり上がり、抵抗も弱くなっている。
及川はケイの前まで詰め寄り、笑顔で、



「ね、どう?不安?」
「......ふっ、ん...!!んーッ!」
「おっ、と。躾がなってないなあ。教えたでしょ?
どうやるの?ほら」


及川は口を封じていた布を優しく取り、更に詰め寄る。

「ほら、早く」
「は...ッ、は...。誰がッ、あんたなんかにっ......!」



_____及川から笑顔が消えた。






代わりに何もかもを支配するような目と、気迫。
そんな何かがケイを怯えさせた。
震えが止まらない。酷く寒気がする。今目の前に
いるこの人。この人は、この人は......悪魔だ。



「ほら。どうするの?」
「....あ、や...だっ...!おねが...お願いだからッ.....!」


及川の手にはカッターナイフがあった。
不安は、怯えは、更に高まる。いやだ、こわい。


「及川、そろそろ止めろ」
「えーッ、いい所なのにーっ!」
「こんなにも怯えてるじゃないか。武力ではどうにも
ならんだろう」


及川はウシワカに敵わないのか、それともウシワカの
願いだから、か。ケイにはどちらでも良かった。
とりあえず、恐怖から逃れ、安堵のため息をつく。
あぁ、良かった。本当に、良かった。


「えーっ!それで、逃がすの?」
「......それは、知らないが」
「まっ、て...何で、僕なんですか!」
「だって、いたじゃん。そこに」

だからって
そう、叫んだ。
その叫んだ声は、掻き消された。
何に?
反射的にドアの方を向いた。
そこには、クロがいた。息を切らせ、顔は凄く憎しみ
と怒りに包まれていた。
そんな怒りに包まれた顔を見てケイは安心していた。
単純に怖かったからだろう。涙は溢れ、溢れ。
声を押し殺して泣いていた。

「あ、どーも。トサカヘッド」
「どうもどうも。イケメン君。今日も相変わらず
ムカつく笑顔だな」


どうやら知り合いらしい。
クロと及川は、しばらく笑顔で睨み合っていた。
それを止めたのはまたしてもウシワカだった。


「...止めろ、お前ら」

その一言には威圧感があり、クロも及川も黙り混んでしまった。
何とも微妙な空気になったのを破ったのはクロだった。


「おい、何で、ケイを連れ去った」
「何でだろうね?」
「ふざけるな!答えろ!」
「.....すまないが、出ていってはくれないか。明日
話せばいいだろう」
「チッ」


クロは舌打ちをした。
ケイは心配そうにクロの顔を見ていた。
その視線に気付いたクロは、溜め息をつき、分かった
と、頷く。


「明日、必ず」
「ああ。ありがたい」


ケイはクロに腕を掴まれそのまま部屋を出ていく。
自分達の部屋に着くまで、二人はずっと無言だった。
部屋につく。ケイは安心したのか、また息をついた。

「おい」
「っ、あっ、」


ケイは目をつむる。怒られる、そう思ったから。
だが、声は飛んでこない。代わりにだきしめられた。
暖かい。安心する。



「良かった....」
「あ、ごめんなさい...僕...」
「いや、違うんだ。俺の方こそ、すまない」



何分間、抱き合った事だろう。ずっと、このまま
いたいと、感じた。何度も抱き締められてきたが
ずっといたいと感じたのは、初めてだった。


「クロさん...あの、痛いです...」
「えっ、あ、悪い。そうだ、風呂、入ってこい」


そう言うと、ケイの肩が少し、揺れた。


「どうした?」
「...いえ。大丈夫です」

淡々と、そう言った。淡々と。分かりやすく。

「ケイ!どうした?」
「な、んでも...」

ケイは腕を、肩を、握りしめていた。
訝しげにクロはケイを見つめ、ケイの袖をまくり
あげた。
そこには、


「なんだよ、これ」
「.........ぃやっ!!」

手を払われた。拒絶、されたのだ。


ケイの腕には数多の傷があった。切られた跡。
人工的だ。クロはケイをただただ見つめた。
ケイが言うまで待つつもりなのだろう。黒く
淀みのない目。だが、その目には強い強い光が
灯されていた。



その目に見つめられたケイは逸らすことができずに
少し潤んだ目で、クロを見返していた。


「ケイ、これは?」
「これは...」











たった1日。だけど、君の全てを受け入れる。

だから、話してくれないか。ケイ。





「お前の、声から聞きたいんだ」






きゅっ、と固く閉ざされた口が緩み
ケイが言った。確かに言った。










「僕は、孤児じゃないんです」









知ってしまったら、もう戻れない。








それを知っているだろう?
目を背けるな。聞け。









昔、言われたのだろう?










なあ、










お前にその覚悟があるのか?







to be contented...





Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.210 )
日時: 2014/12/16 21:43
名前: みい (ID: 4HUso7p7)

|^・ω・)うにゃ〜?

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.211 )
日時: 2014/12/17 23:43
名前: くるる (ID: IxtPF2j4)

みい
にゃ、にゃあ...?
......ごめんなさい、忘れてください。
私がやったって可愛くないw



回る回る。
世界が、回る。




何もしらない、私達。

知ろうとしなかった、私達。



世界に破滅が来るなんて、知らなかった。
いや、単に知ろうとしなかった、のか。






歌が聞こえた。
不思議だ。夢を見ている様な感覚。
透明で、繊細な声だ。よく通る声で歌っていた。


辺りを見回すが、誰もいない。
どこからだろうか。どこからこの声は.....。



そうして気づく。
この声は耳の奥で、歌っている。
自分の体中に巡る歌。声。
ああ、綺麗だ。



「ずうっと、このまま聞いていたい」







そう、呟けば、ニヤリと笑う。






誰が?
君の中の者が。


すぐに答えた。
自分で、すぐに答えた。






嵌まってしまった、自分。












笑うのは、自分....?






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