BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ハイキューBL!
日時: 2015/06/13 22:43
名前: くるる (ID: rd7NbV2E)

初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。

・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月

うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.304 )
日時: 2015/02/07 22:43
名前: くるる (ID: Od3Uhdie)

及影

「飛雄って、勉強できんの?」
「いえ、全く」
「返事はや...」

及川の家で今日は、お家デート。というか、影山がもうすぐテストらしいので及川が見てあげている。
なのだが、一向にペンは進まず時折つまらなそうに欠伸をしては、眠たそうにしている。

「はあ....授業中にも寝てるんでしょ、絶対」
「何で分かったんすか。ストーカー」
「え?いや、え?何でそうなんの?」
「嘘です。というか、分かんないとこあるんですけど。教えて、くれませんか」


そう言って出してきたのは中2レベルの問題で及川は思わず呆れを含めた溜め息をついた。

「え。何かおかしいっすか」
「おかしすぎるよ!中2レベルだよ!これ!どーしてこんなのも解けないの?」
「脳みその出来です」
「努力すればどーにかなるでしょ!」


努力なんて、知らない奴に言ってもどうにもならないか。と、諦めきった気持ちが出る。
こんなことでモヤモヤしている自分が苛ついて頭を振った。

「すみません」
「え?」
「俺、頑張ります。だからそんな顔、しないでください。お願いです」

本当に珍しい。
いつも引き締まっている眉が、目尻が、下がり震えている唇や潤んでいる瞳を見ると、可愛いなあ、なんて。
そんなことで泣かなくったっていいのに。

「及川さ...」
「んー。お前本当、可愛すぎ」


抱き締めると、シャンプーのいい匂いが体温が及川を包んだ。

「くるし...!」
「んんー。苦しいねー」
「はな、して...」

嫌だよ、バーカ。


「特別授業でもする?」



押し倒す。見えるのは君の顔だけ。困ったような少し期待を含んだような表情。
本当、単細胞で、可愛いんだから。



「厄介だよねえ...」




さあ、


lesson開始といこうか。


end
すみません(´;ω;`)

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.305 )
日時: 2015/02/08 19:55
名前: くるる (ID: XpbUQDzA)


不良少年×男子高校生

「あれ、君...それどうしたの?」
「ん?あぁ、これは、喧嘩して...」
「喧嘩っ!?ダメだよ、そんな事したら!」
「悪い.....つかお前何でいんの?」

しかも喧嘩するのも俺の勝手だろ。
そう言えば舌を少し出してニヤリと笑ってきた。クラスで小悪魔と言われているんだーと一人で呟いていた。ああ、なるほどね。小悪魔、か。誰が付けたか分からないが訂正してほしい。小悪魔じゃなくて悪魔だと思うのは俺だけだろうか。

「おい。そんな顔しても許されねぇよ。むしろ許す気さっきより無くしたわ」
「えー、何でさ。かわいかったでしょ」
「何でいるんだよ。消えろ」


と、凄んでみれば両手をヒラヒラと空中で振らせては怖い怖い、なんて言ってきた。本当にコイツの性格が分からない。

「んー、理由はね、そうだな...君といたいから」
「へえー。そうですか、消えろ」

冗談じゃない。俺といたいなんて、今更信じられない。いつもそうだった。此方を油断させて、怪物だの何だの罵声を浴びせて、あんな奴等に、友達だ、なんて言われて信じる俺も悪いんだろうけど。
けれど、夢くらい見たっていいじゃないか。希望くらい持ったっていいじゃないか。そんなのも許されないなら、俺は世界を壊してやる。

「どうして?本当のことなのに」
「そーいうのが一番信じられねぇんだよ」
「ああ。そうだね、ごめん。君の過去を教えてもらっていたのに。本当に申し訳ない」
「あ、いや。......俺こそ、ごめんな」
「君は、強くて優しいんだね」


ただの怪物に、何を言っているんだろう。
ただの化け物に何を言っているんだろう。
なんで、優しくする。どうして笑いかけてくれる。そんなに優しくされたら、もうダメなんだよ。おかしいな。君と俺との境界線は、もうとっくに引いたのに。


「あ、予鈴だ。じゃあ、俺行くから」
「ああ。じゃあな」
「また、来るからね」




境界線を飛び越えて。








今、一歩。









君に近付いてみる。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.306 )
日時: 2015/02/08 21:25
名前: ミーナ♪ (ID: faEjOLLx)

来たー!!!!!黒研来たー!!!!!!
\ドンドンドンパッフパッフ/
…………すみませんでした←←←

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.307 )
日時: 2015/02/10 21:50
名前: くるる (ID: YnzV67hS)


不良少年×男子高校生

君はとても不思議だった。人と媚びることをせず、たった一人で戦っている、孤独で最強な存在。けれど知った。あれはなりたくてなった訳では無いと。人にはない力を持った、と諦めきった目で話していた。俺はそれがたまらなく嫌だったから、きっと、そばにいるよなんて柄にも無いことを言ったんだろう。
彼は思った通りの性格で、荒っぽくて暴力が耐えなくて、強くて、優しい。
そんな『怪物』にきっと俺は惹かれていた。

「お前、また来たのかよ」
「え?いーじゃん。約束したでしょ?」
「ああ。そばにいるって言ったあれか?いいよ、あんなの。一人でも別にいいし」
「本っ当に君は、甘えるってことを知らないよね」
「はあ?なにいってんだよ。そんなのお前もだろうが」


え?
首を傾げると、荒々しく鼻を鳴らし、何故か偉そうに俺を指差して言った。

「お前のクラスの様子、見たことあるけどお前だって一人で本よんで、誰かと一緒にいる所、見たことねーんだけど?」
「あー、それは、あれだよ。俺が...」


____俺が最低だからね。


「さっきから何言ってんの、本当」
「いやいや。言葉通りの意味だって。確かにクラスはぼっちだけどさ。前からって訳じゃあないんだよー?最初はみーんな、俺の容姿や建前の性格に寄ってくるんだよ」
「さらっと自慢とか.....」
「だけどまあ、俺の素の表情を知ったらさー、アイツら...っ...ククッ.....!」
「怖い。消えろ。怖い」
「おやおや。最強な君が怖いの?俺のことが?」


素直にこくん、と頷く君が面白くて、少し可愛くて、笑ってしまった。つーか、と言葉を更に続ける君の話に耳を傾けた。

「具体的に、何したらぼっちになんの?」
「あ、えっとね。簡単だよ。人がされたら一番嫌なことは、何でしょう?」
「......知らねぇよ」
「正解はーっ!信頼を裏切られる、でした♪」


心底呆れとその者に対する同情が顔に滲み出ていた。まあ、こんなの聞いたら誰だって驚くか。

「お前の性格が全くわかんねえ。信頼裏切るって、あれか?お前とソイツの仲を切るのか?」
「そんな訳無いじゃん。俺は、俺の友達とその友達の友達との縁を切るんだよ」
「なんか、本当に有り得ねえ....」
「それで、その人達の縁は切れて元凶の俺は眺めてるだけ。俺は傷つかないしそもそも、それで壊れるくらいの縁って事でしょ??」
「や、まあ...そうか」


面白いなあ、本当。
まあ、元凶が俺だって分かったのは俺の只の誤算だし、別にぼっちでも最低でも良かった。一人の方が過ごしやすいし、何にも縛られない。とても良いこと。


「辛くねぇの」
「いや、別に?」
「...俺といるのは、平気なのか」


少し震えた声で言った。しっかりと立ってはいるけれど足は震えて、大分辛そうだった。自分で言わなければいいのに、と普通の自分ならそう思った。俺は嫌いだから。この世の中が。人が。勿論自分が。
けれど、今、目の前にいるのは怪物。人でも無い。自分でもない。唯一世の中に溶け込まない異様な存在。それが堪らない。とても良い。素晴らしい。口角が上がるのが抑えられず、思わず小さな笑みがこぼれた。

「平気さ。だって君は別に俺に害加えてないし」
「そう、か....。なら、いいんだ」
「うん。あっ、予鈴。もう行かないとね」
「そーだな。俺はずっとここにいるけど」
「そっか。それじゃあね、バイバイ」
「ああ、じゃあな」


不意に、笑った。微かな笑みではあったけれど、笑ったのだ。優しく、花が咲く様に。あんな容姿ではあるけれど意外と顔の整っている彼が笑えば、そこらの女子が食い付きそうな勢いだ。


「おい?どうした?」
「っ、あ、ごめん。行くね」


彼は本当に怪物かもしれない。





「あれは、反則だよね」





高鳴る胸は、何のせいにしようか。










end

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.308 )
日時: 2015/02/11 13:12
名前: くるる (ID: aQG7fWp7)

ミーナ様
ありがとうございます。
黒研、最近ちゃんとしたの書いてなかったので
良かったです。黒研、黒研ね。黒研...


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。