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ハイキューBL!
日時: 2015/06/13 22:43
名前: くるる (ID: rd7NbV2E)

初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。

・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月

うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.375 )
日時: 2015/05/06 16:16
名前: 偽善者(テルゼ) ◆ZtIxy9nLcA (ID: xSZ4hPRP)

凄い…
文才を、寄越せ、下さい。←


申し遅れました悠です。

更新頑張れよ、くるる!

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.376 )
日時: 2015/05/06 21:15
名前: くるる (ID: 0WV2matm)



久しぶり!
文才なんて元々ないっすよwww
うん。それなりに、頑張らせていただくよ。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.377 )
日時: 2015/05/09 19:24
名前: くるる (ID: OSct4JfX)

やだ違う違う穢れてない違う私じゃないやだ違う違う違うなんで私はこんななんでどうしてもうやだ疲れたよ普通じゃないんだ見たくない気持ち悪いから見ないでごめんなさいどうしてもういやだ痛い痛い痛い痛い怖いやだなんで私はこんな気持ち悪いの穢れてるから穢れてるから普通の人と違うの?
こんな私なんて私なんて私なんて私なんて私なんて私なんて私なんて昔のことなんか思い出すからこんなやだやめてごめんなさい私のせいです私のせいだから吐きたい気持ち悪いやめて怖いよごめんなさい何で思い出したのなんで、やだ、こわいよやだこをつあぬさ(んひやらや

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.378 )
日時: 2015/05/11 20:48
名前: くるる (ID: OSct4JfX)


「及川。俺がもし」

自殺でもしてしまったらなら。

「どうする?」
「いきなり何ー?岩ちゃ...」

彼はまっすぐとした瞳で俺を見る。ここ最近彼の様子がおかしい気がする。儚いというか、ぼーっとしていて、見ていて危なかっしく感じる。

「岩ちゃん...?どう、したの。最近」
「っ、あ、ごめん。何でもねぇから」
「そんなはず無いでしょ。ちゃんと答えて」

今度は俺がまっすぐと彼の瞳を見て語りかける。冷酷さを帯びた目。岩泉はいつもこの目から逸らしてしまう。

「...穢れたんだ。俺、気持ち悪くて」
「岩ちゃんは気持ち悪くなんかないよ?」
「だっ、て、俺、お前じゃない奴と...!っあ、」
「俺じゃない奴と、なに?」

彼は動揺しているのか体は震え、自分の服を強く握り締めた。何かに怯えているその様子が俺にはたまらなく心配で、抱き締めた。

「岩ちゃん、ごめん。もう聞かないから...今日は寝な」
「やだっ、及川、どっか行っちゃ....や、だ...。ここにいて?」

俺はそんな彼がたまらなく愛しくて消えてしまいそうだったから、抱きしめた。案外細い体は脆くて、自分よりも幾分か小さい頭に顔を埋める。しばらくすると寝息が聞こえてきて、何とも幸せそうに眠っていた。

「おやすみ、岩ちゃん。....さて、誰が岩ちゃんを汚したのかなぁ?探しに、行かないとね」

彼の態度からするに多分俺の知っている人だ。ならバレー部か。まあ、俺にかかれば彼らに隠し事なんて出来ない。
ゆっくりと嬲るようにじわじわと、確実に。

「さっさと消さなきゃね」

つづく

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.379 )
日時: 2015/05/13 22:33
名前: くるる (ID: z.RkMVmt)

彼は気分でも悪いのか、この日は休みだった。少し物足りない気分を感じながら、いつも通り過ごす。

「あれ、岩泉は?」
「今日は休み。なんか気分悪いって」
「へぇ、珍しいな。てか、花?どした?」
「....っ、あ〜、いや?ちょっとボーッてしてただけ」

彼奴だ。
俺はすぐに分かってしまった。彼奴の浮かない表情、態度。目はどこか覇気を失っていた。そう、まるで彼がいないとダメ、と言うかのように。

一、二年が来ていないことを確認して挑発的な声で語りかけた。少し語調が荒々しくなったな、とそんなことを思いながら。

「単刀直入に聞くけど。マッキー、岩ちゃんに何した?何かしたなら、ねえ....?」
「...俺が岩泉に?何するんだよ、無理無理」
「はぐらかすなよ...?」
「主将に秘密作って何が悪いんだよ?てか、その調子だと岩泉も何も言ってねぇんだな。ほら、秘密作ってる」

何かが切れた。手を伸ばし奴の襟元を掴む。抵抗する気は無いらしく、されるがままだった。
だが、奴はただ一言。ふっと息を漏らし、呟いた。

「それくらい、信用無いんじゃね?」
「っ....!お前にっ、何が分かる...ッ!?」
「、おい。及川、花、落ち着け。やめろ」

何も知らないくせに。彼のことなんて知った気でいるだけのくせに。途中、制止の声がかかったが、構わず一つ、殴った。頬を思いっきり。大分白い彼の肌がみるみる赤くなって、こちらを睨まれた。

「痛ぇな...。なあ、岩泉を俺に取られるのはどんな気持ち?」
「教えてどーするの?っていうか、何。また殴られたいの?」

ああ、嫌だ。こんなの自分じゃない。
ふと、見ると彼は笑っていた。答えを知った無邪気な子供の様に。

「醜い嫉妬、子供っぽいところ、暴力的...。それが、お前だよ。及川。お前に岩泉は守れない」
「...っの...!」
「やめろって言ってんだろ」

制止の声は先程よりも低く、迫力があった。声のする方を見ると彼は困ったように笑って、けれど彼の特徴的な瞳はちっとも笑っていなくて。それが少し恐ろしかった。

「及川も花もさ、喧嘩すんなよ。後輩たちが見たらビビるだろー?だから、もうちょっと仲良く...な?」
「ハア...。分かった、分かったよ。チームに支障は出ないようにする。俺らも喧嘩しない。それでいいよね?マッキー」
「ん、まあ。ごめんな松。あと及川は終わったら岩泉んち行かねぇ?ちょっと話したいことある」

何を言われるのか分からないけど、今回の大本になった彼も交えるのなら、今回の話を聞けるのだろう。頷きで了承し、練習と呼べないかもしれない練習をした。




「及川、行こ」
「うん。それじゃ、松つんまたね。皆バーイ!」

そこからは二人、無言で歩いた。肌に当たる風が少し冷たい。それは俺たちの温度を表しているようだ。嫌に冷めきったこの空気。

「及川。俺本当に好きなんだよね」
「うん....。俺もだよ。だから、渡せない」

その言葉に、二人はどれほどの決意があったのだろう。誰にも止められない。それは本人たちもだ。だからきっと、周りが見えずに独走して、前に前に進んでいく。
まるでどこかのムカつく後輩のようで、少し自嘲的な笑みをこぼした。

「俺、彼奴のこと本当に好きなんだよ。だから、」

形のいい唇が動く。ゆっくりと、少し挑戦的な目で、俺に語りかける。

一通り話終え、彼の家へ着く。見慣れた家は、今日に限って全く別のものに見えた。

「じゃ、行こっか...」
「おう...」

シックな色合いのインターホンに手を伸ばす。少し震える指を隠すように一度咳払いをして、もう一度手を伸ばす。
暗くなる空に、一番星が輝く。
それは丁度俺たちの様で。

つづく


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