BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ハイキューBL!
日時: 2015/06/13 22:43
名前: くるる (ID: rd7NbV2E)

初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。

・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月

うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.212 )
日時: 2014/12/18 20:06
名前: 陽姫 (ID: w1UoqX1L)

こんばんは。陽姫と言います。コメントは今回が初めてですが、毎回楽しみにしていました。クロ月の長編の続き、楽しみにしています。頑張ってください。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.213 )
日時: 2014/12/18 20:30
名前: みい (ID: 4HUso7p7)

くるる
・・・・・・・(゜д゜^)

く、、くるるのめちゃかわいい「にゃあ」ゲットだぜーー!!わーい♪
しかも小説も楽しみー♪

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.214 )
日時: 2014/12/19 10:58
名前: ミーナ♪ (ID: faEjOLLx)

はじめまして、ミーナと申します。
本当は12月のはじめ頃から拝見させていただいてたのですがなかなかスレを始める勇気がなくてですね……
*プロフィール*
名前:ミーナ(色々なところで使い回してますww)
年齢:中2
twitterやってますもしよければフォロ((((調子乗りすぎだ!
カキコはここが初めてです。小説の雰囲気につられてついつい…←
作風が好きです!

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.215 )
日時: 2014/12/19 21:43
名前: くるる (ID: EyrVLEam)


episode 4



『過去』


「僕は、孤児じゃないんです」

ケイは震える唇で、そう言った。
声は震えていただろうか。どんな顔をしているのか。
何より、あの人は、どう思っているだろうか。
ちら、と相手の様子を伺う。クロは、驚きと、困惑と
そんな表情が交じった顔だった。

「孤児じゃないって、どういうことだ?」
「僕に親がいないのは本当です。だけど.....
親戚は、いて、その人が...及川さんです...それで...」


口が止まる。その先がまるで止められているかの様に
次の言葉が出てこない。
クロが不思議そうに見てきた。どうした?と問いかけられるが、声も、体も、何もかも動かなかった。


「......悪い。もういい、もういい。話してくれてありがとうな」


違う。違うんです、クロさん。
怯えているだけなんだ。この先を言ったら、貴方は
どんな顔をするか。態度は今と変わらないか。
何かが、変わってしまわないか。

ただ、怖いだけなんです。



伝えたくても、声は全く出ない。
体も依然、動かない。固まってしまった。


不意に、頭に何かが乗せられた。
それはクロの手だった。ケイは、今まで固まっていた
体を、放たれたように動かした。クロを見たのだ。
眼前に映ったのはクロの顔。優しく微笑み、大丈夫、
と呟いた。


「大丈夫だ。いつか、話してくれればそれでいい。
無理に話させて、本当にごめんな」
「な...で...ッ!ちがっ...違うんです...!クロさん...っ」


隠していた自分が悪いのに。
どうして貴方が謝るんですか。お願い、お願いだから
こんなに穢れた僕に、謝らないでくれ。


ケイは泣いていた。
途切れ途切れに謝罪の言葉が聞こえてくる。
クロはケイを抱き締めた。強く、強く。

こいつは...ケイは、脆い。誰かがこうやって抱き締めないと、いつか壊れてしまう。
だから、俺がケイを繋ぐ。俺がこいつを守る。
何かで泣いてしまったら、こうして抱き締めよう。
何かでケイの心が傷付いたら、俺が何度も話を聞こう。
ケイは俺が守る。これから、ずっと。




ケイとクロは何分間か抱き締め合った。
ケイの泣き声が、聞こえなくなった頃にクロは
抱き締めていた腕を離した。


「落ち着いた?」
「.....ハイ。ありがとうございます...」


泣き腫らして、目はすっかり赤くなっている。
眼鏡越しに見える目は、潤み、涙で輝いていた。

綺麗。

クロはケイを見て、そう思った。
きっと他の者ならこうは思わないだろう。
むしろ、醜いと思ってしまうかもしれない。
だがケイの、涙で濡れた瞳も紅潮している頬も
全部が綺麗だと感じた。
綺麗で、繊細で、美しく、脆い。
まるで硝子の様だ。落としたら、離してしまったら、
割れる。壊れる。
ケイ、君は、本当に美しい。


「クロ、さん...?」
「あ、すまない。そろそろ寝ようか」
「はい...。あ、あのっ」
「ん?」
「一緒に、寝ても良いですか......」


ケイの顔は真っ赤だった。
泣いたから、ではなく、恥ずかしさからだろう。
クロはそんなケイを見て、笑ってしまった。
純粋に、可愛いな、と思った。ケイは更に顔を
赤くさせ、笑わないでくださいと頬を膨らませた。
悪い悪い、という意味を込めて、頭を撫でた。
そうすれば君は嬉しそうに目を細める。そして
少し笑うのだ。微笑み、といった方がいいだろうか。
とにかく、ケイの一つ一つの動作が表情が美しかった。

「それで、良いですか...? 」
「うん。もちろんだ」


案外ベットは大きかったようだ。
ふかふかとしているベットは、ケイにとっては
初めてだった様で、顔が少し輝いていた。


「ふう...そろそろ寝るか?」
「あ、はい。お休みなさい...」






ケイが寝るのは早かった。相当な疲労から
だろう。クロはケイの頬を撫でた。
くすぐったいのか、身を少し捩らせていた。





ケイが、愛しい。






初めて相手に芽生えた気持ち。
動悸が激しくなり、息も苦しくなる。
ああ、ケイ、ケイ。










自分を自分で笑ってしまった。









たった1日で、ケイに随分と魅せられている。








あの笑顔、動作、コロコロと変わる表情。






全てが愛しく、大切な存在。










これは、俗に言う












恋だろうか。










to be contented...

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.216 )
日時: 2014/12/19 21:49
名前: くるる (ID: EyrVLEam)

陽姫様
はじめまして。
毎回見ていてくれたんですかっ!
ありがとうございます。これからも精進しますので、クロ月、楽しみにしていて下さい。
宜しくお願い致します。

みい
私がにゃあとか言ってもかわいくないですよ!?
気持ち悪いですよ!?
小説、毎回読んで頂きありがとうございます。


ミーナ様
はじめまして。
12月の初めから!?なんだと...
ありがとうございます。
Twitterですか?見させて頂きますね。
宜しくお願い致します。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。