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- ハイキューBL!
- 日時: 2015/06/13 22:43
- 名前: くるる (ID: rd7NbV2E)
初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。
・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月
うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.172 )
- 日時: 2014/11/12 02:24
- 名前: 幸音 (ID: ???)
っ…っ…!読んだ直後にコメントしてるんですけど、文才ヤバいですね!
久しぶりにいい影菅が読めてすごい感動してます、俺!
このとびおちゃんの頑張りっぷりとかスガさんが全て理解のうえとか初めてのドギマギとか…!
そして最後の豆知識にやられました←
ありがとうございます!
またリクしますね!←
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.173 )
- 日時: 2014/11/15 10:50
- 名前: くるる (ID: ylrcZdVw)
黒夜久続きです。Rは入りません。
目を覚ますとそこは見慣れた君の部屋。
隣にいるトサカヘッドを見る。
規則正しい寝息を立て、気持ち良さそうに
寝ているその寝顔が愛しくて、浅くキスを
した。
思えば裸のままではないか。
少し開いた窓から入る風に身震いする。
占領されている布団を一生懸命こちらへ
持ってくると、うー、と唸りまた寝た。
やめろやめろ、俺だって寒いんだ。
赤ん坊の様な君のその仕草に胸が締め付け
られる。
君はそんなこと、知らないのだろうけど。
時計を見る。
時刻はもう、9時を指していた。
こいつ、バイトしてるとか言っていたけど、
大丈夫なのだろうか。遅れるのは本人にも
危ないだろうから頬を叩き、起こしてみる。
「おーい、お前バイトじゃねぇのー?」
「ん、え...今何時...」
「9時だけど」
そいつはそれを聞くや否や飛び起き
洗面所に直行した。
俺もずきずきと痛む腰をさすりつつ
そこへ向かう。
「え、何時からなの」
「10時、だけどっ、9時半には出ねぇ
と!」
「へー、がんばれよ」
「ちょ、夜久!?酷くね!?」
嘘だよ、と笑いそいつの冷蔵庫やらなんやらを見てみる。
ほとんど空の冷蔵庫の中身は、生活感を
感じさせず、心配になった。
そのなかであったトーストとヨーグルト。
トーストをオーブンに突っ込む。
ヨーグルトをそいつに差し出し、食え、と促した。
「うわ、ごめん。サンキュ」
「いいって。あ、焼けた」
心地のよいオーブンの音。
こんがりと焼けたそれを半分にちぎり、またそれもそいつに差し出す。
「半分くらいしか食えねぇだろ」
「ん、ありがとな」
完食したヨーグルトの皿をいそいそと片付け
半分にちぎったトーストの残りを食べる。
どちらも腹が減っているらしくすぐに食べ終わってしまった。
なにか物足りない気分だったがそれは相手も
同じであろう。そんな中でバイトというものが待っているのだから俺がここでだらしない
姿を見せてはいけない。
「それじゃっ、行ってくるわ」
「間に合えよー」
どうにかこうにか9時半前には出ることが
できたのだから、間に合うだろうけど。
事故に合うなよ?と冗談っぽく、けれども
結構本気で。
「合わねーよ。待っとけ」
「はいはい」
玄関まで見送る俺は随分とこいつに甘いんだな、とつくづく思う。
まあ、たぶん、キスしたいって思いもあるけど。
案の定唇は奪われ、舌を絡められる。
唇を離し、満足そうな顔をする君が憎たらしい。
「ん、ごちそうさん」
「はいはいはいはい、行ってらっしゃい」
半ば強引に背中を押し、玄関を閉める。
ここでも少しだけ玄関を開ける俺は
相当こいつに甘い。
「......行ってくる」
「行ってらっしゃい」
お互い微笑み、手を振る。
何故か、彼奴が行った後に涙が零れた。
一人になると、どうも考えてしまう。
俺とお前の関係を。
恋人では、無いのだろう。
肉体関係なんだろうな。彼奴からすれば。
俺はそんな簡単に割りきれていないのに。
どうして、どうして。
嗚咽が漏れる。必死に唇を噛む。
先程した、キスの味がした。
甘い、けど、体温などない。
なあ、黒尾教えてくれよ。
お前は俺のなんなんだよ?
続く
ごめんなさい
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.174 )
- 日時: 2014/11/15 10:54
- 名前: くるる (ID: ylrcZdVw)
ありがとうございます。
その様な反応を頂けたら私もガッツポーズを
してフラメンコを踊る勢いです。嘘です。言い過ぎました。
はい。リクどんどんください!
全裸待機です。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.175 )
- 日時: 2014/11/15 17:13
- 名前: 幸音 (ID: ???)
フラメンコ踊っちゃってください←
えっと…黒夜久の途中ですがリエ夜久を…!
くれくださいです(土下座)
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.176 )
- 日時: 2014/11/15 18:13
- 名前: くるる (ID: ylrcZdVw)
黒夜久
ガタンゴトン、電車の揺れる音がする。
何気なく景色を眺め、先程の夜久の表情を
思い出す。
あいつ、俺が出ていった後、泣いていなかったか。きっとそうだ。
小さく漏れた嗚咽を俺は聞き逃さなかった。
あいつは、俺と行為する時悲しそうな顔をして喘ぐ。
何故なのか聞きたかったが、あいつの雰囲気がそうさせてくれない。
聞くな、と言っている様に明るく振る舞うんだ。
それならそれで、相手が不快になるなら聞かなかった。今までそうしてきた。
だが夜久は、もしかしたら嫌がっているかも
しれないのだ。俺との行為を。
あいつは優しいから、俺に何も言わずに体を委ねているのだろうか。
だが...この関係をやめるつもりも、無かった。
こうやって俺とあいつを繋がないとあいつはどこかに行きそうで。他の奴のところに、行ってしまいそうで、怖い。
随分と強情で、狡い奴だと思う。
だけど、向日葵の様な君を手放す訳にはいかないのだ。
続く
くそ短くてすみません。
リエ夜久ですね、ありがとうございます。
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