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- ハイキューBL!
- 日時: 2015/06/13 22:43
- 名前: くるる (ID: rd7NbV2E)
初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。
・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月
うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.202 )
- 日時: 2014/12/12 21:43
- 名前: くるる (ID: f2y8EREE)
episode 3
『お偉いさん』
「ケイッ、ケイ!!」
名前を呼んでみる。
だが、声は響くだけ。静まりかえった
この部屋に、ケイはいなかった。
「......クッソ...!」
壁を叩く。じんわりと腕に痛みが広まった。
あの時、少し部屋を出たあの時か。
誰が連れ去ったのか、大方予想はついている。
とにかく、探しに行かないと。
時は遡る
‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾ ‾
ホテルの部屋にたどり着いた。
クロは大きな荷物を放り投げ、身体をベットに
預けた。
ぼふっ、と何とも質量感のある音がする。
ケイは座りもせず、クロの様にもせず、ただ
ぼーっと立ち尽くしていた。
「おい、ケイ?」
「あっ、はい。なんですか?」
「や...何ですかじゃなくてさ。どっか座れよ」
ケイはきょとんとした顔を浮かべたがその後
ありがとうございます、と言ってベットに
おずおずと座り込んだ。
「遠慮すんなよ」
「いや、だって、僕なんかが......」
クロは笑った。
優しい微笑みではなく、軽やかに。声を立てて。
「くっ...はは......ッ。......いいんだよ、そういうの。
何も気にする必要は無いんだ」
「は、い...ありがとうございます」
「だーかーら、そういうの」
クロはケイの鼻をつまんだ。
ケイはキュッ、と目を瞑り、痛い痛いと首を振った。
それに思わずクロはまた笑う。
クスクスと、静かに、よく通る声で。
ケイはそれを見ていた。いや、見惚れていた。
「ケイ?」
「っ、あ、はい」
「大丈夫かよ?」
「はい、大丈夫です...」
そうか、とクロは呟き、ケイの鼻をつまんでいた
指を離した。
その指はケイの頬に移る。すうっ、という音が
似合うだろうか。それくらい静かに美しい動作だ。
「疲れてるんだろう...休んどけ。俺は少し部屋を
出るから。すぐに戻る」
「そうですか.....。いってらっしゃい」
クロは頷き、ケイの髪を撫でて、部屋を出た。
ケイはクロが出ていったと同時に腰を抜かしたように
崩れ落ちた。
「.....心臓に悪い...」
顔を赤くさせながらベットに横になる。
動悸も、顔の熱も、収まる気配がしない。
それどころか、先程の事を思い出しただけで、もっと
酷くなる。
あぁ、いやだ。
こんなにも早く、溺れるなんて。早すぎる。
どんなに口説かれても、愛してると言われても
心の内ではくだらない、と罵声を吐くだけだった。
だが、この人になら、愛してると言われれば本気になるし、僕はそれにきっと応える。
こんなはずじゃなかった。
計画的に、わざと溺れて、相手も油断した所で逃げる。
計画的でも、愛されたいとは思った。
相手の意識がこちらに向いた時のあの快感。
それが全てだっただろう?
なのに.....
コンコンッ。
小気味良いノックの音。
「クロさんかな...」
ドアを開けると、そこに立っていたのは
「あ、やっぱり」
「っ、あっ、なん.....で...?」
そこに立っていたのは、男二人。
その内の一人...及川という男はケイの昔の
主人だった。
動揺を隠せず、足が震える。
どうして、どうして。
「どうして、あなたが......!!」
「口の聞き方がなってないなぁ。あの時散々
って言う程教えたでしょ?」
「......及川。こいつが、先程話していた奴か?」
大柄な男は、ケイと及川の顔を見比べながら
そう言った。
「あ、ウシワカちゃん。そうだよ、俺のもの」
名はウシワカというらしい。
呼ばれた本人は顔をしかめ、その呼び方やめろ、と
及川の鳩尾を殴った。及川から呻き声が聞こえる。
ケイは相変わらず、足を震えさせていた。
「じゃ、行こっか」
「......っ!?ど、こにですか...離してください!」
腕を掴まれる。とても強く、指が食い込んだ。
痛い。助けて。
叫ぼうとしたが口は布の様なもので押さえつけられた。
「......ッ!!...んッ!」
ケイは必死にもがく。
だが、大男二人に囲まれ成す術を無くす。
意識がふっ、と消えていった。
だんだんと閉じていく目。
目を閉じた先には、暗闇しかない。
嫌だ。怖い。助けて。
叫びたくても、何もできない。
ケイは薄れゆく意識のなかで彼の背中を思った。
まるで猫の様な、ひっそりと笑って優しいあの人。
クロさん。助けて。
to be contented...
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.203 )
- 日時: 2014/12/13 19:50
- 名前: くるる (ID: ai5/g0Y4)
またしても話が思い浮かばねぇ...
ぼくあか
薄々気づいてはいた。
貴方の態度が最近よそよそしいのは、
きっと他に好いた者でも出来たんだろうと。
貴方は分かりやすいから。
今更俺を騙すなんて、無理ですよ。木兎さん。
だから、
「木兎さん、別れてください」
「え?」
「飽きたんです。別れてください」
貴方は、驚いて、どこかほっとした様な
顔を見せた。ほら、分かりやすい。
「分かった、別れよう」
ほら。いつもの貴方なら諦めずにとことん
ついてくるのに。
もう、俺はいらないのかな。
「はい、ありがとうございます。チームに支障は
出ないと思うんで」
「ん、そっか」
俺はそれじゃあ、と木兎さんに別れを告げた。
背を向けて歩き出す。
ここで、俺の名を呼んでくれたらどんなに、どんなに
幸せだろうか。
もう、そんなこと、無いのだけれど。
さよなら。木兎さん。
ポツ、ポツ、
雫が一つ、二つ。
五月初旬
五月雨だ。
end
いみふ
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.204 )
- 日時: 2014/12/14 18:47
- 名前: くるる (ID: Zn9JBKpx)
一日クロ月ネタを考えた結果
思い付かね←
人格崩壊してきてる(゜∀。)
ぼくあか
ぁ。
木兎さんが、誰か他の女性と歩いている。
綺麗な人だ。どちらも笑顔で、木兎さんは少し
緊張している。
あ、荷物持ってあげてる。車道側ちゃんと歩いてるし。
昔俺に話していた好きな人とやらは、あの人か。
良かったじゃないですか。木兎さん。
これで幸せですね。おめでとうございます。
心の中でそう呟いても、どこか胸はざわざわと
していて、こんな感情をもつ自分にイライラして。
「はあ...」
溢れるのは、溜め息。
明日、ちゃんと笑顔で、振る舞おう。
そうすれば、大丈夫。
この気持ちは永遠に。
そうして、二羽の梟が
愛を語り合うのは
まだ、もっと、先のお話...。
end
誰かオチ探して
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.205 )
- 日時: 2014/12/14 18:59
- 名前: くるる (ID: Zn9JBKpx)
ポツリポツリ
雨が一つ、二つ
ポツリポツリ
涙が一つ、二つ
ポツリ、ポツリ
落ちてゆく
雫。
堕ちていった
自分。
笑えるね、
愛とか悲しみとか
死んでしまえば一緒なのに。
ポツリポツリ
愚痴を一つ、二つ
ポツリポツリ
赤黒い華を、一つ、二つ
そんな顔をしないで?
どうせ
憎しみも、痛みも
死んでしまえば一緒なのに、ね(笑)
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.206 )
- 日時: 2014/12/14 19:07
- 名前: くるる (ID: Zn9JBKpx)
先生、質問です。
人間はどうして存在するんですか?
それは、男と女が愛し合うから。
先生、質問です。
感情はなんであるんですか?
無表情だと、つまらないでしょう?
先生、質問です。
なぜ地球はあるのですか?
そこに人間がいるから、かな。
先生、質問です。
そもそもの始まりは何ですか?
神様が作ったんだ。
先生、質問です。
神様とは、どこにいますか?
そらに。
先生、質問です。
空とは何故ありますか?
神様が、モノクロの世界に色を塗ったの。
それでは先生、最後の質問です。
先生は、僕を殺せますか?
Answer( 答 )はどっち?
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