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- ハイキューBL!
- 日時: 2015/06/13 22:43
- 名前: くるる (ID: rd7NbV2E)
初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。
・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月
うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.269 )
- 日時: 2015/01/09 21:33
- 名前: くるる (ID: vGUBlT6.)
人は、覚えていたい思い出程忘れる生き物だ。
忘れる度に少し寂しくなるが、その思いも一つ
の思い出としてしまうのも、いいだろう。
だが、全部忘れるとは、思っていなかったから
そんな呑気な事を今まで考えていたんだ。
「け、んま」
「......だ、だれ...」
研磨の記憶が、無くなるなんて。
研磨の記憶が無くなったのは、事故によるもの
だった。転倒した車の先には研磨がいて、運悪
く衝突。
目立った外傷は見られなかったが、脳に損傷が
あったらしい。今までの記憶は無くなり、友人
家族までも忘れてしまった状況だった。
「鉄朗くん、わざわざありがとうね」
「いえ....。おばさん、研磨、は」
「私達が誰か、分からなくなってるの」
「そう、ですか...。研磨に会っても?」
「構わないわ」
病室の戸を開けるとぼーっと窓の外を見ている
研磨がいた。此方の様子には気付いていないの
か、振り向く事もせずに体を傾け、戻し、目線
を右に左に泳がせている。
研磨のようで、研磨じゃなかった。
「け、んま」
震える声を抑えられず、研磨に声をかけた。
肩を揺らし、研磨はゆっくりと此方を見た。何
処か観察するような目で。
あぁ、あの表情は、初めて会った奴にする表情
だ。観察するような目付きで、ちら、と時折、
此方を見てくる。
やっぱり覚えていないんだ、と悲しくなった。
「......だ、だれ...」
研磨がやっと出した声は、細く、小さく、だけ
ど何かを伺っている、そんな感じ。
変わっていないはずなのに、研磨はここにいる
のに、
「お前は、誰だ」
と、思ってしまうんだ。
そんな事を考えて、今にも口に出しそうになっ
て、そんな自分に、苛つきを覚えた。
「あの......」
「あ、悪い。えーと、俺、は黒尾 鉄朗。お前と
昔から一緒にいたんだ。それで、お前と俺は一
緒にバレーをしてるんだ」
「黒尾、鉄朗...バレー...」
一つ一つの言葉を紡ぎ合わせるかの様に、研磨
はぶつぶつと呟いていた。
何か思い出すだろうか、と淡い期待を抱いた。
「それじゃあ...黒尾さん」
「っ、なんだ?」
黒尾さん、か。
何か得体の知れないモヤモヤとした気持ちが
胸辺りをずっとグルグルと廻っている。
こんな気持ち、早く捨ててしまいたい。
「俺はチームにとって、どんな存在でした
か?」
「それは...大事な、存在だった」
そうですか、と呟いてどこか安心した様に笑
った。
「良かったです...体力ないだろうし、皆に迷
惑かかっているかも、と思ったので」
違う、そんなこと、
「なんか、俺らしくないな、と」
やめろ、やめてくれ。
「きっと黒尾さんにも昔から迷惑...」
「研磨!」
肩を両手で掴み、揺さぶる。
痛い、と苦痛の表情を見せる研磨を俺は構わ
ず、大声で叫んだ。
「そんなこと言うんじゃねえよ!
俺は、俺はっ、研磨が.....ッ!!」
その先が、言えなかった。
記憶を無くした相手に、好きだ、なんて。
だから、
「くろ、お...さん?」
「悪い、痛かったな。研磨、覚えててくれ」
君が例え覚えていなくても
俺が君との思い出を作っていけばいい。
だから、ほら、
笑ってくれ。
end
最後なんかおかしい
アールン様
はじめまして、ですよね。
その様な事を言って頂きありがとうございます。
文才など、ありませんよ。あるのは駄作です(キリッ
頑張ります。
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.270 )
- 日時: 2015/01/10 21:52
- 名前: くるる (ID: vGUBlT6.)
ぼくあか
「あーかあしっ」
「.....なんですか?」
朝から何故か上機嫌なこの人は俺に話しかけてくるや否や、抱き着いた。練習でベタベタになっている体を
気にせずに。
「暑苦しいんですけど」
「んー、俺は平気」
いや俺が平気じゃ無いです。
無理矢理に離す。すると木兎さんは駄々をこねるような呻き声を上げた。その姿が何だか愛しかったので思わず両腕を広げて、受け止める体勢に入った。
「ーーーーーーっ!赤葦!!」
「はいはい」
頭をポン、と撫でてやると意外にもふわふわとしているそれに、俺はしばらく夢中になっていた。
木兎さんも頭をぐりぐりと押し付ける。その顔は喜びに満ちていた。
「...ほら、部室行って帰りますよ」
「んーッ!あかーし、今日さ」
「嫌です」
「まっ、まだ言ってねえよ!」
「どうせ、シようとか言うんでしょう」
絶対に嫌だ。
そりゃまあ、最近ご無沙汰ではあるが、だからといって明日の練習に響くのも自分の体力的に無理な気がする。
「あーかーあーしー」
「嫌です。大体...明日の練習辛くなるの、木兎さんもですよ?やめましょ」
「いいじゃねえか。お前だって溜まってるだろー?」
よくもまあそんな小っ恥ずかしい事を。
溜まっていないと言えば、嘘に、なる、けど。
それとこれとは話が別で、木兎さんの体に影響が出たら責任は取れないんだから。
「な、赤葦」
「ダメです。また、いつかしましょう」
そう言えば大人しく離れて何でか俺より小さくなっている気がする、いつものミミズクヘッドも萎れてに覇気を感じられなかった。あぁ、しょぼくれモードか。相変わらず嫌だ、と呟いているが俺のいつか、が効いたのか、抵抗は弱い。
もう一押しか。
「ね、木兎さん。練習無い日にならしますから」
「............ほんと?」
「本当です」
「...分かった」
よし、エース復活。
これでどうにかなった。まだ少し元気は足りないみたいだが、すぐにいつも通りになるだろう。
だからさっさと部室へもどって______
「うわっ」
「なあ、赤葦。腰痛くならない程度にヤるなら、いいよなぁ?」
「......ん...っ...!ふ、あ...木兎さっ...!」
「な、赤葦」
あぁ、本当この人には敵わない。
吐息を吐く。
狂おしい程の愛(蜜)を俺に...。
end
ごめんなさいでした
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.271 )
- 日時: 2015/01/10 23:59
- 名前: ミーナ♪ (ID: faEjOLLx)
コメントは久しぶり(?)ですがやっぱりほぼ毎日来てます^^
これからも更新頑張ってください!!
楽しみにしてます!!
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.272 )
- 日時: 2015/01/11 20:52
- 名前: くるる (ID: 4Z4ZmL8P)
ぼくあか
「未来と過去
どっちか一つ見れるようにしてやるよ!」
「え」
「どっちがいい?」
俺は、過去を選んだ。
自分の進む道が見えるのはなんだか好き
じゃないし。
強い人より優しい人になりたかったから。
『想い出』というものが何か分かるように。
続けて、その人は俺に言う。
「腕も脚も口も耳も眼も
心臓もおっぱいも鼻の穴も
二つずつつけてやるよ!いいだろ?」
「口は一つでいいですよ」
俺が一人で、喧嘩しないように。
大切な人とだけキスが出来るように。
忘れたくてでも忘れられなくて
こんな想いを何と呼んだだろうか。
俺の思考を打ち払う様に少し不機嫌な
その人が、話始めた。
「それじゃ、一番大事な心臓は両胸に
つけてやる。いいだろ?」
また俺はお願いした。
「右側の心臓はいりません。我儘ばかり
ですみません」
俺に大切な人ができた。木兎さんだった。
それで、木兎さんを抱きしめる時はじめて
二つの鼓動がちゃんと胸の両側で鳴るのが
わかるように。
左は俺ので右は貴方の
左は貴方ので右は俺の。
一人じゃどこか欠けてるように
一人でなど生きてかないように。
胸が騒がしくて、懐かしくて。
こんな想いを何と呼んだだろうか。
その人は思い出した様に俺に話した。
「そーいや、最後にもう一つだけ。
『涙』もオプションでつけるか?
無くても全然大丈夫だけど
面倒だって言って、つけねえ奴もいるんだ」
どうする?
そして俺はお願いした。
強い人より優しい人に
なれるように、なれますようにと。
『大切』ってなんだか分かるように。
「じゃ、涙の味だけどお前の好きな味を
選べ!
酸っぱくしたり 塩っぱくしたり
辛くしたり 甘くしたり
どれでも好きなのを選んでくれ!」
どれがいい?
俺は答える前に泣いていた。
その涙の味はしょっぱかった。
これが自分の選んだ味なのだろうと、元々
定められていたのだろうと。
そう、思った。
「望み通り全てが叶えられているだろ?
だから、涙にまみれるお前の顔を見せるくれ。
誇らしげに、見せてくれ」
その人の手が、頬に触れる。
その顔も涙に暮れていて、だけど、素敵なくらい
笑顔だった。
「ほんとにありがとうございました。
色々とお手数をかけました。
最後に一つだけいいですか?
どっかでお会いしたことありますか?」
想いは時を越えて。
end
「オーダーメイド」を連想しながら作りました。
あの曲超泣ける。
解釈ですん
このお話は赤葦さんと木兎さんが死んだあとのお話
で、赤葦さんが来世に行く前に「その人」が赤葦さんの望みを叶えるっていう...
「その人」が誰か分かると思いますけど....木兎さんです。
あれは赤葦さんの世界なので木兎さんも来世に行く前に赤葦さんに望みをかなえてもらっています。
だから赤葦さんがおっぱいとか言ってます。最高ですね。
「どっかでお会いしたことありますか?」は
まあ...はいw
分かりにくい解釈ほんとご免なさいでした
- Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.273 )
- 日時: 2015/01/11 20:55
- 名前: くるる (ID: 4Z4ZmL8P)
ミーナ様
本当にいつもありがとうございます!
頑張りますので、宜しくお願い致します!
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