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ハイキューBL!
日時: 2015/06/13 22:43
名前: くるる (ID: rd7NbV2E)

初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。

・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月

うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.264 )
日時: 2015/01/05 21:54
名前: くるる (ID: cC0Sf9h5)

陽姫様
いやいやいや!
どこも凄く無いんですよ...!
クロ月、長いことネタに迷ってまして
すみません...ボチボチですが更新します

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.265 )
日時: 2015/01/05 22:01
名前: 抹茶 (ID: ak9ikTR3)

くるるさん

こんばんは、抹茶と申します
くるるさんとは以前幾つか会話を交わしたような気もしましたが…気のせいですかね

くるるさんの素敵な文章に魅せられてコメントしました抹茶です。
美しい文章を綴れるくるるさんに憧れています
これからも頑張って下さい!応援しています

長文失礼致しました

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.266 )
日時: 2015/01/05 23:11
名前: くるる (ID: cC0Sf9h5)



俺に優しいあの人はきっと皆にも
優しいんだろう。
だから、彼女が出来たと聞いた時
は驚いたが、納得した。


「へえ、おめでとうございます。
それで...どんな人なんですか?」
「ん〜、一言で言えないんだけど
優しくて包容力あってなあ!笑顔が
すっっげぇ可愛いの!」
「そうですか。浮気されないように
頑張ってくださいね」



貴方はすぐ落ち込む所とかしょぼくれる
所とか凄く明るくて、元気で、あぁ、そう
後、笑顔がすっごく素敵な所とか。
短所を数えたらキリが無いけれど長所は
それよりもある。
だから、大丈夫ですよ。




「それじゃあ、俺帰ります」
「えぇー!自主練...」
「ダメです。あそこに待ってる人、彼女
さんじゃ無いですか?」
「えっ、うそ!」



途端、笑顔になり垂れ下がっていた頭を
勢いよく上げる。
本当に、分かりやすい。



「おーい!ちょっと待っててな!」




意外にもその人は大人しそうで木兎さんが
声をかけると頭を下げた。
なんだ、いい人そうで安心した。


「先いってください。俺が鍵閉めるんで」
「えっ、それはさすがに...」
「いいですから。ほら、行って」




お願いだから、行ってください。
そうして、俺を振り向かずに、もうむしろ
突き飛ばしたっていいから、俺の方なんか
見ないで。こんな、酷く憎悪にまみれて
穢れた俺なんか。



「じゃ、じゃあっ!頼むな!ありがとう!」




木兎さんはそう言って、笑って、手を
振って、俺とは違う人に向かっていって
その人に笑いかけて、それで、それで、






「.....それで終わり。俺の、初恋は」





そう、終わり。
思えば同性愛なんて、無理だったんだ。
できる、と淡い期待を抱いて夢見て
何にも報われない。
そんな事とっくに知ってたのにとっくの
昔に諦めはついていたのに。




「貴方の、せいです、よ」




木兎さん。






「貴方、が、あんな、」






あんな笑顔を見せるから。
あんな顔で俺に接してしまうから。
いつのまにか、大好きになっていた。






「....ッ、う、あ...っ...!ぼく、とさ」






目に溢れて出た涙は止まらなかった。
誰かが背中を擦るでもなく、落ち着かせる
為の言葉もかけてくれる訳でもなく、一人で。
たった、一人で、泣いていた。





「......っあー...かっこ悪」



本当に、格好悪い。
高校2年生の男が誰もいないとは言え、泣く
のは結構恥ずかしい。
落ち着いてくると、思考も冷静になる。
どうせあの人の事だ。俺の気持ちなんか
分からず相談してくるだろうう。
まあ、その時は適当に相手してやればいい。





だから、






「幸せになら無いと、許しませんよ」










淡い初恋の行く先は...?






end
抹茶様
以前、そうですね。
話をした記憶はあります。
こんな奴を覚えていてくれるなんて
超超神ですね!ありがとうございます!
素敵なんて...とんでもない。
ハイ、頑張らせて頂きます。
応援ありがとうございます。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.267 )
日時: 2015/01/06 22:21
名前: くるる (ID: aVnYacR3)



少しぬるめの湯に入る。
俺となってはもう慣れた、というかこれが
一番好きな温度。
むしろ熱すぎるのは凄く苦手で、そんな所
も凄くお前らしいと、言われた。
一番好きなあの人に。

「けんまー」
「は?ちょ、なに、」
「いや、それがさ両親出掛けてて一人なん
だよ。ほら、一人って寂しいだろ?だから
俺も一緒に入る!」
「意味、わかんな」
「まーまー良いではないかー」


俺の意見など聞かずちゃぷ、と湯船に浸か
っていく。


「うわっ、ぬる!」
「え、いったじゃん。いつもこれだよ」
「や、こんなとは思わんかった。小さい頃
もこんな温度だったか?」
「ううん。前はこれより高かったけど俺、
のぼせたから」


そっか、と呟きながら全身を温めるように
して頭まで沈んでいった。
大丈夫なのかな、クロ。


「ぷはッ!」
「やめてよ、飛ばさないで」


勢いよく顔を上げて水がこちらまで飛んで
来た。遠慮なんか全然しないクロに溜め息
を吐いて、まあ元々か、と若干呆れながら
笑った。



「ん、なに笑ってんだよ」


と、口を尖らせて少し拗ねている素振りを
見せる君にどっちが年下なのか分からなく
なってしまう。
なんでもない、と頭を振ると引き締まった
腕が此方に伸びてきた。その腕は頭に置か
れて、そのまま撫でられた。
ぐしゃぐしゃと強引なやり方で、けれど凄
く優しい手つきは今となってはもう慣れっ
こだ。
まあ、夜に、何度も経験してるし。
思い返すと恥ずかしくなるのでまた頭を振
って、目を瞑った。



すると目の前から声がかかった。



「え、なに。誘ってんの?」
「なにが、誘ってなんか無いし」
「へーえ?」


随分と低く試すような声色。
それだけで、体が反応した。ピク、と全
身が震えた。
それは相手にも伝わったらしくニヤニヤ
と意地悪く笑ってきた。


「何々、感じた?」
「るさいな。俺もう上が.....!?」



上がろうとした腕は引かれて、一度冷め
た体温が湯でまた、温められる。
ぬるま湯。


「研磨、今日...しよ?」
「.....っざけないでよ...明日も練習...」
「いいじゃん。減るモンじゃないって」



不満の意味を込めるつもりで睨んだ目は
笑われ、可愛いなーと、抱き締められた。
体が密着する。自分の体温と相手の体温
が伝わって、熱くなって、フラフラして
俺はそのまま、倒れた。







目が、覚めた。
見慣れた天井。部屋。そしてクロの顔。






「あ、起きた」
「.........」
「いきなり倒れるからビビった。まあ
顔真っ赤で可愛かったけどな」
「.........」
「研磨?」
「バカ。クロのバカ。もう嫌い」



力の無い拳でクロの胸板を叩く。こんな
事しても無駄だと分かっているのに恥辱
と屈辱と恥辱と恥辱が俺を制御しない。




「ちょっ、研磨っ!ご、ごめんって」
「ほんっと、やだ。アップルパイ奢っ
て」
「え、マジ?あれ地味に高い...。奢らせ
て貰います...」



いい気味いい気味。
これで先程の話も無くなるし、俺は何よ
りアップルパイが食べられる。一石二鳥
というやつか。



「あ、研磨」
「え?.....何その顔」
「今日、しような?」
「ふ、ふざけないでよ!しないから!」





おかしい。
おかしすぎる。
ほぼ毎日同じ温度だったはずだ。
ぬるめの湯に10分ほど浸かってから
上がって、アイスを食べて、それで、
ゲームして、それから、




「それ、から、」




クロが来て、練習の無い日には俺を
喰う。俺はされるがままだ。
ほら、今だって




「な?研磨」
「......好きにしたら」







ポタ





艶かしくぬるい液が一つ









それはあの湯と同じで。










end






Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.268 )
日時: 2015/01/07 20:14
名前: アールン (ID: eso4ou16)  

くるるさんやっぱり小説書くの上手いですね…!!
読みやすいし、何かじわってなったりドキドキしたりと凄い楽しいです…!!
貴方の文才が羨ましいです((
更新頑張って下さい!
いつも楽しみにしてます。


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