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ハイキューBL!
日時: 2015/06/13 22:43
名前: くるる (ID: rd7NbV2E)

初めまして。くるると申します。このスレを見て頂きありがとうございます。
最近、ハイキューにはまってしまい、
「月菅やっほい!」と思ったのがキッカケです。
どうでもいいですね。書けるのが、これです。

・月菅
・影月
・月影
・月山
・木赤
・黒大
・菅大
・及影
・及岩
・黒月
・及月

うん...誰も見ないな。お付き合い頂けたら幸いです。それでは宜しくお願い致します。

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.349 )
日時: 2015/03/23 18:58
名前: くるる (ID: brdCxKVT)


頭をぐしゃぐしゃと掻き回す。ボサボサの髪は、何日も風呂に入っていないからだろう。ベタベタとした髪から、疲れの臭いが表れた。もう疲れた。貴方がいない世界なんて、なんの意味もない。見るもの全てが輝いていたあの日に比べると、今の世界は、とても荒んで見える。モノクロの世界みたいだ。鮮やかな色も、貴方がいなければただの飾りとしか見れない。紅を帯びた夕日も、こんなにも霞んで見えた。

貴方がいないと、考えれば、怖い、と。嫌だ、と。体が拒否反応を起こす。貴方がいない部屋は、静かで、空っぽで、何もなかった。割れたガラスを拾い集めると、指に刺激が走った。そこから、紅い液体が零れ落ちた。痛い。けど、貴方の苦しみよりは、痛くないから。

「だいじょうぶ」

まるで小さい子が言うような喋り方。
貴方は私がパニックになったときいつも言っていたね。幼い子に言い聞かせるように。だいじょうぶ、と。一音一音、今でも耳に響いている。
愛しているよ。誰よりも。こんな私を、愛してくれて、ありがとう。愛しているから、大切だから。ねえ、お願い。彼を、返してよ。

「やだ、やだよ。ねえっ、やだっ。ど、して...どうして私ばっかりっ!」

叫んでも、今まで逝ってしまった人は戻らないけれど。

死にたくても、死ねない。
愛したら、誰かが死ぬ。
そんな、ギリギリにいる私は、誰かを犠牲にすることしか知らない。
自分が犠牲になることは、無かった。その代わり、誰かを失う悲しみは、誰よりも知っている。


___なに、死のうとしてるの?

「もう疲れた。......彼のいない世界なんて、つまらないもの」

___ああ、そう。彼が、どう思うのか知らないけど。いいよ。勝手に死んだら?

「彼、がどう思うのか?そんなのっ、知ってるわよ!私が一番知ってるの!でも、でもっ、もう、嫌なの。置いていかれるのは、一人ぼっちは、もう、やだよ」

___甘ったれるなよ。小娘。お前は確かに周りが死んでいく。けれど、周りの命が生まれることだって、少なくないはずだろ。それがお前の力だよ。逃げたくても、逃げられないんだ。

まあ、僕は君がどうしようが、知ったことはないけれど。

「......なら、どうして、私の元へ来たの?」

___ただの、趣味さ。別にお前のためじゃない。

そこで意識は途切れた。随分とタイミングの悪い終わり方だったが、それでもよかったと思った。このまま眠れば、どうなるかは知っているから。





目覚めた先は。



end

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.350 )
日時: 2015/03/24 11:22
名前: 紫耀 (ID: xBFeLqnd)

黒研あざす!すごいうれしーです!!!
またまたリクいいでしょうか…?いいなら、
月影&及岩でダブルデートをお願いしますッッ!!(>人<;)

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.351 )
日時: 2015/03/25 20:04
名前: くるる (ID: flKtWf/Q)


紫羅様
月影&及岩だと...!?
しかもダブルデート!ありがとうございます!
また新しいのに挑戦できそうです( ´∀`)
そしてまた新しい駄作が生まれるんだなあ...。
少し時間を貰ってもいいですか?色々シチュとかも考えたいので。
リクありがとうございます!


国見ちゃんHappy Birthday

Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.352 )
日時: 2015/03/25 22:11
名前: くるる (ID: flKtWf/Q)


及川→→→→→→影山くんが、びっち、です

君はとっかえひっかえ、誰かと付き合い、別れていた。それは自分もなので人のことは言えないのだが、君は肉体関係まで持っていた。何故、と問うと

「ダメですか?てか、及川さんには関係ねーっす」

と、まるで突き放される様な言い方。少しも辛そうな顔をしなかった君を見ていられなくて、出てきた言葉は、自分でも驚いた。

「俺と、付き合おうよ」


今更君がその言葉に驚くはずもなく、いいですよ、と随分と余裕のある返答をしていた。
こうして、俺達は付き合うことになった。

付き合うと、君は必要以上にキスや家へ行くことを望んだ。制止の声など聞かずに、無理矢理家に入ってきたこともあった。それを止めて、帰すと、不思議な顔をされる。きっと、彼には肉体関係を持つことが普通だと思っており、過去に何かあったというのを噂で聞いた。聞くことはしなかったし、してもまた余裕な表情な君を、見たくなかったから。

「及川さんって、バカなんですか」
「んなあ!?飛雄に馬鹿とか、言われたくないね!」
「だって、俺とヤろうとしないじゃないっすか。国見も、花巻さんも、金田一も、松川さんもその他の人達も、俺と、付き合って体だけ奪っていって、いらなくなったら捨てるのに」

あなたは、どうして。

と、君の声は酷く静かな部屋に虚しく、よく響いた。
どうして?なんで分かんないの、飛雄。そんなの、決まってるでしょ。

「決まってるでしょ。体だけの関係なんていらない。俺は、俺は飛雄が欲しい!体じゃなくて、心が!なんで分かんないかな!」
「知ってるわけ、ないっす。......すみません」
「もー、いいよ。その代わり、俺とずっといること!絶対ね?拒否権は無いから!」


なんと自分勝手で、我儘だろう。なんと最低な命令だろう。けれど、こうするしか他無かった。これしかなかった。君とずっと、一緒にいる方法なんて、元々狂っている俺には、これしか無かったんだ。
ねえ、飛雄。どこにも行かないでね。君が消えてしまったらどこかへ行ってしまったら、俺は気が狂ってしまいそうだから。俺も逝ってしまいそうだから。

「拒否権、無いなら仕方ないっすね...お願いします」
「うん、上出来。じゃー、早速だしデート行く?」
「ホテルっすか?」
「違うよ!まずその思考からやめなよ!」

ゆっくりでいい。君がだんだんと俺に嵌まって、もう戻れなくなってしまえば。それでいい。君は案外脆いから。こんな最低な、俺でもきっと。きっと、すぐに嵌まってしまう。

「嫌な性格してるよねえ.....俺」

君のそんな顔を見たくない、と思っていながらそうさせているのは自分だと言うのだから。ああ、本当、厄介だよね。


ただ、この手の温もりだけは嘘ではないから。



繋いだ手は幾分か温かく、すぐにも壊れてしまいそうで。




end


Re: ハイキューBL!リク受け付けてます ( No.353 )
日時: 2015/03/26 16:48
名前: ミーナ♪ (ID: faEjOLLx)

お久しぶりです!
影山がwww考え方がヤバいですねww
今日も楽しく読ませてもらいました!お疲れ様です


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