二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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World Saver Team(WSTの小話有)
日時: 2013/12/07 20:10
名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)

これはある作者が今後に備えたデータ集だ。
このチームはあの悪夢の逃走中をきっかけに結成された・・・
簡単に言うとこれはもっとも出番が多いキャラの設定集です。厨二ちっくな部分あり


『キャラデータ』
「スマブラチーム」
マリオブラザーズ>>7 ピーチ&リンク>>8 トゥーン&プリン>>9 メタナイト>>10
フォックス&ファルコ>>14 ウルフ>>15 母組>>16 FE組>>17-18


「なのはチーム」
なのフェイ>>19 スバル>>20 ティアナ>>21 ヴォルケンリッター>>22


「ぷよぷよチーム」
「ポップンチーム」
「黒バスチーム」
「ロンパチーム」


タグ:クロスオーバー アニメ・ゲーム・漫画 スマブラ・リリカルなのは・ぷよぷよ ポップン・黒子のバスケ オリジナル設定あり

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Re: World Saver Team(WSTの小話有) ( No.729 )
日時: 2014/09/17 23:41
名前: ミラー (ID: hDs6F9Z9)

久しぶりです!!!!スマブラはまり中のミラーです!

ミラー「テスト前、忙しいのにね☆」←
カービィ「バカじゃないの?」
ミラー「しかも黒バスにもはまってる☆」←←
霊夢「うるさい!」
魔理沙「てか、久しぶりからのホラー!?」
プリン「どうなるの!?」
ミラー「兄貴が買って(13日)1日で隠しキャラ全部だしやがって…」
葉「え!?すごいですね!!」
ミラー「今んとこ、使えんのはカービィ、パルテナ組かなぁ…?てか、全キャラ分かるよくっそ!!!もう!こいつらしか使えん!!!」
カービィ「へー」
プリン「そーなんだ〜」
3人「てか、黒バスにも…?」
ミラー「I love 黒子&赤司&高尾です!」←
霊夢「……では」
魔理沙「なるべく来させます;」
ミラー「テスト?んなもん知るか!」

Re: World Saver Team(WSTの小話有) ( No.730 )
日時: 2014/09/20 19:50
名前: 雛雅 (ID: 6vRIMW/o)

どうも、雛雅です・・・;

流子「ち、血のサンドイッチ・・・うぷっ・・・;」
皐月「流子、しっかりしろ・・・(流子の背中をさする)」

カニバリズムと血のドレッシングはアウトですってば!!?しかも和樹って人も男とグルだったし・・・!!そしてなによりもポエットちゃんがいなくなったのはマズイですよ!?無事でいてください・・・!

では、完結編を待っています・・・。

依頼5:鈴の謎を解け・完結編(その1) ( No.731 )
日時: 2014/09/21 15:28
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

先にコメント


>ソニックさん
今回の依頼が高難易度なのが分かりますね・・・。つか、一般の人にサイヤ人モードは危ない;仮にもスポーツ選手だからね;


サユリ「黒子君は仮にも人だから気を付けてね;悟空君;あの話は誰も悪くないし、タイミングが悪かったというか・・・;」
ナカジ「あの女神を叩きのめしたのか?奴はまあ・・・その腐っているし中身がギャグカオスだからな・・・;(原作でもヤバい」


フィギュアは初代とXとEXEは手に入れました。他のロックマン関係も集めてますぜ!


>ミラーさん
お久しぶりです。ミラーさん、テストの成績を落とさないように気を付けてくださいね;まあ、たまにの息抜きは必要ですけど・・・。当日購入で全キャラ解禁って早いなオイ!?
今回の作品に皆さんが驚いた事は言うまでもないですね。もうじきで完結しますのでお待ちくださいね。


>雛雅さん
血のサンドイッチは誰でも驚きますよ・・・;無理なさらずに・・・;
真相に近づくにつれて相手が本気出してますし、さらには協力者も・・・。そして、ポエットが行方不明に・・・!
このあと、完結編ですよ・・・!





依頼5完結!神隠しの真相が明らかになる・・・!





春香「ポエットちゃん大丈夫かな・・・」
タロー「霊夢ちゃん達に任せて俺等は先に進もう・・・」


いなくなった仲間の身を案じつつ、一同は真相の場所へ向かう。その場所は・・・


ルイージ「これだよ。宝珠をはめ込む装置もあるし・・・」


別館資料室に着くと、宝珠をはめ込む装置があった。全員の手には七不思議を元に入手した宝珠がある。だが、残り一つは見つけられなかった・・・。


サユリ「あと一つがないと道が開けないよ・・・」
春香「体育館内にもなかったの・・・」


ポエットが消えた後に探すも何も得られなかった。しかし・・・


タッタッタッタッタ・・・


ナカジ「足音がする・・・!」
???「待って!待って!待って!」


一同が背後からする足音に攻撃しようとした時、静止の声が入る。そこにいたのは・・・



ポエット「ポエットだよ!攻撃しないで!」



何と、行方不明になった見習い天使がいたのだ・・・!彼女の体は少し傷だらけであり、服が水によってびしょびしょだった・・・。


春香「ポエットちゃん、大丈夫なの!?」
ポエット「大丈夫だよ!」
ナカジ「お前、一体何があったんだ・・・?」
ポエット「実はあの時に男に襲われて水中に引きずり込まれたんだけど、何とかギリギリで退けたの・・・。少しの間はいなくなってごめんなさい・・・。あっ!水の底にこんなものを見つけたの!」


カバンから何かを取り出すと、それは白い宝珠だった。そう、体育館の最後の一つである宝珠だ・・・!


タロー「これ、どうしたの・・・?」
ポエット「プールの底に宝珠があったんだよ!ポエットが勇気を振り絞って潜って回収したんだ!凄いでしょ!」
ナカジ「お前も災難だったな・・・だが、全員揃ってよかった・・・」
霊夢「本当に無事でよかったわね・・・プールに引きずり込まれた際に通信不可能になったのね・・・」


これで必要な役と必要な物は揃った。最後は真相を解明するのみ・・・!


春香(これで全てが解決するのね・・・結局、夢のあの子は見つからなかった・・・)





春香(あの子の夢・・・?)





ところが、最後の戦いという時に春香は何か違和感を感じていた。真相に近づこうとした時に何故かそれが脳内で再生された。
それは自分が何度も見た夢であり、少女が男に襲われる悪夢。内容は嫌というほど覚えているが、何か違和感があり、どうしても足が進まない。このまま進んでいいのだろうか?何かやり残したのがある気がする・・・。先に進んじゃいけない気がする・・・!


???「はあ・・・はあ・・・」
???2「どこに行くの?××××ちゃん?」
???「来ないで!私の友達を殺したくせに・・・!」





ブチン





ルイージ「じゃあ、全部はめて・・・春香!?どこに行くの!!」
春香「ごめん!ちょっと気になるのが一つあったの!みんな、先に行ってて!あとで私も向かうから!」


自分を制止する声を無視し、765プロのエースアイドルは来た道を引き返す。彼女が行く場所はただ一つ。それは夢の中で見たあの場所・・・!
校舎内に似た場所は多くあり探すのに苦労するも、ついにその場所を見つけた。それは本館二階の廊下にひっそりと光っていた・・・。


春香(あった・・・!ようやく見つけたわ・・・!私の違和感の正体はこれだったのね。あれ?何か書いている・・・)


廊下で見つけた物は小さくて見つかりにくかったものの、彼女が夢で見た光景をちゃんと思い出したおかげで見つかった。見つけた物を見た彼女はそれを詳しく調べた瞬間、春香は目を大きくして見開き同時に涙を流した。


春香(まさかあなたが私達に救いを求めていたのね・・・!まさか、あなたの正体が君だったなんて・・・。ずっと辛い思いをしてたのと名前を失っちゃったんだ・・・。遅れてごめんね・・・!だけど、もう少しで解決するよ・・・!ちゃんと返すね・・・この鈴を・・・!)


見つけた物である人物の正体を知ったと同時に彼女はその思いを十分に察した。見つけた物を本来の姿にしようとした時、待機組から連絡が入る。


霊夢「春香!春香!聞こえるなら返事して!」
春香「霊夢ちゃん!?どうしたの!!」
春香「春香、別館資料室へ今すぐ向かって!みんなが大変な事になってるのよ・・・!」
春香「ナカジ君達が・・・!?」


見つけた物をポケットの中にしまい、急いで別館資料室へ引き返した。別館資料室に着くと、宝珠は壁の入力装置に全部は待っており、その影響で資料室の床の一部がずれてそこに下へ通じる梯子が出現した。梯子を出した穴からは禍々しい気配と共に鼻をつまみたくなるような異臭がする。キーブレードと鈴を用意し、意を決して地下へと進む・・・。





いよいよ・・・

依頼5:鈴の謎を解け・完結編(その2) ( No.732 )
日時: 2014/09/21 15:27
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

春香「慎重に降りて・・・みんな、一体何が・・・!?」


長い梯子を下り、地下へ降りるとそこには信じられないものがあった・・・!
下には大きな部屋があり、それは地下室とも言える。部屋を照らすのは無数の蝋燭であり、かろうじて見える室内には信じられないものがあった。壁一面には何かの文が血で書かれており、中央にはつぎはぎに繋がった人間の死体が血で描かれた魔方陣の上に大事そうに置かれており、正面中央には謎の鏡が壁にかけられている。周囲には中央の死体のためだけ奪われて用済みになったであろう死体や目的の物がなくて乱暴に扱われた死体などが多くある。死体は様々あり、白骨死体や腐った死体や最近殺されたものと様々あった。近くには解体などに使われたであろう包丁や斧や鋏などの凶器が散らばっていた。
そして、血塗れになって満身創痍で倒れるナカジとルイージとタローとサユリがおり、近くには震えるポエットがいた・・・!


春香「何があったの・・・!?ポエットちゃん・・・」
ポエット「分からないの・・・!ポエット達が下を調べていたら急に何者かに襲われたの・・・!ポエットは急いで避けたんだけど・・・!」
春香「そんな・・・!」
霊夢「こっちも見たんだけど、一瞬のうちにみんなが飛ばされて何が何だか分からなかった・・・!」


春香がいない間に敵の襲撃に遭い、WSTのメンバーが何者かに襲われたのだ。待機組さえも目視不可能であり、近くにいるポエットはただ震えていた・・・。しかも・・・


霊夢「・・・春香」
春香「な、何・・・?」
霊夢「あんた、今は最悪な事になってるのよ・・・いい?落ち着いて聞きなさい・・・」





霊夢「あんたの近くに禍々しい力を持つ敵がいるのよ」
春香「!」





何と、765プロのエースアイドルの近くにみんなを襲った何かがまだいるのだ・・・!陰陽玉越しであるものの、邪気がヒシヒシと伝わっており、お祓いが得意な霊夢でも苦い顔をする。


霊夢「こんなにも禍々しい場所にはよくないものが集まりやすいし、その分の力は大きくなっている・・・!男の確率はありえるけど、男が力を蓄えたかもしくは・・・。それも鈴が通用しないレベルだし、何もしないでいたら確実に殺されるわ・・・!」
春香「そんな・・・!?」
霊夢「だけど、チャンスはあるわ。春香、一瞬でもいいから時間稼ぎをして!そうすれば、助かる見込みはあるはず!いい!何かおかしいところがあっ・・・たら・・・ザザー・・・」
春香「陰陽玉の通信が途切れた・・・!」


春香は今、絶体絶命の危機に陥っていた。彼女の近くには何かがおり、最悪な事に先ほど撃退した男よりも強い・・・!自分を殺そうと近くに潜んでおり、一瞬の隙を作り出して動かないといけない・・・!
再度、地下を見渡す。中央には魔方陣の上に置かれたつぎはぎの死体、周囲には包丁や斧や鋏などの凶器、同じく周囲には必要な部品がなかったり必要な物だけ奪われて用済みになった死体、正面には謎の鏡、ところどころにある無数の灯りを灯す蝋燭、背後にはこの部屋に来る際に使った梯子、近くにはポエット・・・。


春香(落ち着くのよ私・・・!ここで判断をミスしたら、私だけじゃなくポエットちゃんが殺されちゃう・・・!)


冷静な判断が問われる状況。そんな中、彼女はある事を思い出した。それは先ほど宝珠探しにあった光景であり、あの時に矛盾があった。あれが正しいなら・・・!
結論を出した春香はキーブレードを取り出す。そして・・・


春香「そこだよ!」





ガキィン!!





ポエット「あ゛・・・がっ・・・」





彼女が攻撃したのは何と、ポエットだった・・・!


ポエット「貴様・・・!何故、分かったんだ・・・!」
春香「ポエットちゃんの弱点だよ!ポエットちゃんはねカナヅチで泳げないんだよ!」


実は先ほど何もない場所でこけた時にカバンの中身をぶちまけた。その際に荷物を整理し、その中にはポップンカードがあり、全部あるかと確認した時に・・・


春香(カードが汚れないようにしなきゃ。たしか、このレアカードは欲しがっていたし・・・ポエットちゃんは何度見ても可愛いね。ユーリさんが大事にしたくなるのは分かるよ。って、ポエットちゃん、カナヅチなんだ。お魚さんも大変だね〜;)


あの時にカード裏面にあったプロフィールで彼女の嫌いなものを見た。見習い天使の弱点は水泳であり、浮き輪が手放せない。そんな中で合流した時に・・・



ポエット「プールの底に宝珠があったんだよ!ポエットが勇気を振り絞って潜って回収したんだ!凄いでしょ!」



あの発言は矛盾している。ポエットが浮き輪なしで潜水はありえない。ましてや、こんな恐怖しかない場所で水辺に近づくなんて命知らずに等しい。水の中に行くとするなら、水使いのタローが一番適している。


春香「私の観察眼を甘く見ないでね!」
ポエット?「畜生が・・・!あいつの加護も含めてここまで来られるとは思わなかった・・・!」
春香「よくもみんなを襲ったのね・・・!しかも、ポエットちゃんに化けるなんて・・・!」
ポエット?「もうこの姿に化けるのはもう飽きた・・・!ここで潰す!」


ポエットに化けたのはやはり男だった。男は今まで以上に違う力を発揮し、今度は地下にあった斧や鋏などを飛ばしたり持ち替えたりとパターンを変える。急にパターンを変えて来てもみんなの話や今までのケースもあったのですぐに対応し、一瞬に隙が出来るまでは耐える。


男「がっ!」
春香「こう見えても私は魔法やキーブレードを使いこなしてるのよ?」
男「ぐ・・・おっ・・・」


そして、すれ違いざまに一撃を決める。男が倒れるとすぐさまに仲間の無事を確認する。幸いにも気を失っているだけだった。
改めて地下を確認すると、この部屋で起きた惨劇の光景に言葉を失う・・・。犠牲者は神隠しに遭った人達だけじゃなく自分達みたいに校舎に入って来た人間と多くいる。中央にある人の形をしたつぎはぎの死体を見たら男がここで何をしようとしてたのが分かる・・・。


春香「日記に書いてあった通りに神隠しに遭った人達は男にここに連れて来られて実験のために体のパーツを奪われて殺された。用済みになった人やパーツを持たない人は周囲に放置された・・・。中央にあるのは男の成果とも言えるものであり完成間近だったんだけど、あと一つが手に入らなかった・・・。どうやっても一つが手に入らなかった男は今まで通りに校舎に何らかの力を使ってで・・・」





何かまずい・・・

依頼5:鈴の謎を解け・完結編(その3) ( No.733 )
日時: 2014/09/21 04:57
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

彼女の推測は当たっていた。男は学校関係者という立場を利用して、何かの実験のために人々をさらってここで実験をしていたのだ。その実験は相手が持つ足や目や手などのパーツを組み合わせるものであり、おそらくは完全な人間を作ろうとしていたのだろう。パーツは多ければ多いほど時間はかかるし、その分の犠牲者は増えてしまう・・・。
中央にある死体はつぎはぎであるものの、傷などを消したら素晴らしい肉体になるのは間違いない。だが、男の実験はあと一歩のところで止まった。死体の胸がぽっかりと空いていた。心臓がない。男は心臓を持つ相手を探し続けて校舎を蘇らせては彷徨い続けている・・・。
ここまで来ると疑惑は確信に変わる。だが、一つ気になる点があった。それはどうやって神隠しに遭った人達を隠したのだろうか?取り壊しの時に地面を掘ったと聞いたが、この場所は明らかになっていないとおかしい・・・


春香「ここまで大規模だと見つかってもおかしくないはずだよ・・・?どうして・・・?」
???「その疑問をお答えしましょう」


突然第三者の声が響くと同時に部屋の蝋燭が何の前もぶれもなく消えた。暗闇に包まれた地下に彼女は警戒するも、部屋はすぐに蝋燭が灯って明るさを取り戻す。だが、部屋に異変があった。それは壁にかけてあった鏡が禍々しいオーラを放つ。奥から何かが近づき出し、そこから何者かが姿を現した。


春香「ば、化け物・・・!?」


姿を現したのは男ではない。それは化け物だった・・・!ひびが入った巨大な鏡から頭が黒山羊の男が上半身を出しており、右腕が筋肉質かつ爪を生やして発達していた。元の体は昔に腐っており、身体のところどころから蛆が出たり入ったりする。異形の存在に春香は震えるも、相手は目を血眼に染めて彼女に殺意を向けている・・・。


異形「まさか、この姿を見る奴がいるとは思わなかった・・・。しかも、お前が初めてだし・・・。校舎の取り壊し以来、ずっとこの部屋で身を隠して作り出した分身に任せてたからほとんど分からなかったんだ。」


黒山羊の異形は咳払いをし話を続ける。


異形「自己紹介がまだだったな、俺はこの学校に務めている教師。いや元教師でもある元人間と言うべきか?ここにあるのはお前達の予想通りに神隠しの被害者であり、中央にあるのは俺が長年築き上げた実験の成果でもある俺の新しい体だ。このように最高のパーツを組み合わせて作ったし、時折ここに迷い込んだ人間のパーツを入れ替えている。本来ならこんな姿になる前に全部のパーツが揃って俺の新しい体が出来上がるはずだった・・・」


黒山羊の異形の正体は予想通りに学校関係者だった。相手は自分の新しい体のために多くの人をさらっては実験に必要な体の部位をもぎ取っていた。中央の死体や周囲にある死体は教師によって殺された犠牲者達・・・!


異形「何故か体は全く出来ずにこんな無様な姿を晒す羽目になった・・・どうしてかって?それは・・・」





異形「清らかな心を持つあいつが学校中を探してもいなかったんだよぉぉぉぉぉ!!!そいつの心がないと俺の実験は成功はしないし、体が手に入らねぇんだよぉぉぉぉぉ!!!何日も何日も追いかけ回して探したけど、あの小娘がずっと鳴らし続ける鈴のせいで逃げられて全然見つからないんだぞ!?最終的に鏡を使って校舎の中に閉じ込めて現実世界に戻ろうとしたら運悪く工事に巻き込まれてこんな姿になってしまうし、他の奴らで代用しようと思ったけどあいつみたいな清らかな心を持つ心臓は手に入らない始末だし、ずっと脳内でガンガン響く俺はずっと苦しんでいるのが分かってんのかあああああ!!!」





あと一歩のところで相手が抵抗した事と呪いの如くに鳴り響く鈴の音色に苦しめられた事を思い出した異形は突然切れ出し、春香を右腕で殴る。予想外の事に彼女は対応が出来ずに壁に叩きつけられる。そこに追い打ちをかけるかのように連続で殴る。


春香「がっ・・・!」
異形「お前の腕にあるその鈴も奴から貰っただろ!あいつはどこにいるのか言え!あいつの心臓が必要なんだよ!あいつの清らかな心があれば俺の新しい体が完成するんだよ!」
春香「うぐぐ・・・!」


怒りに任せて殴り終えた彼は春香の首に手をかけて力を込める。必死に鈴を鳴らすも、男の本当の姿には鈴の音色は全く効果がない・・・。その間に首はギリギリと絞められる・・・。


異形「あいつはどこにいるか言え!あと少しで俺の実験で体が出来上がるんだよ!心臓を・・・!清らかな心を持つ心臓を・・・!」
春香「それだけのために・・・みんなを殺したというのね・・・!」
異形「そうだよ!完全なパーツを集めて作った完全な人間!俺が夢見るのは素晴らしい力が備わり、朽ちる事がない肉体!その肉体を手にするためなら何だってやるんだよ!」
春香「そう言う事だったのね・・・!しかも、あなたはその力で・・・再び校舎を作り出して学校内に隠れている・・・」





春香「寺下文香ちゃんの心臓を奪おうとしたんでしょ?」





彼女が発言したある名前に黒山羊の異形の動きが止まった。その名前を聞いた瞬間、異形の過去が脳内で映像のように流れる。それは自分が求めている人物と追いかけっこする場面・・・!


異形「何故・・・お前がその名前を知っているんだ・・・!」
春香「知っているも何も、文香ちゃんが私達に助けを求めてたからよ!あの子は自分の名前を失ってでも、お守りである鈴やあなたが欲しがっている清らかな心のおかげであなたの狂気や恐怖になんか屈しなかった!私達が来るまで・・・!」


夢の中で助けを求めていた少女の名前。さきほど、765プロのエースアイドルが夢で見た光景を思い出した。最後に包丁が鈴のついたブレスレットにかすり、その際に何かが飛んで行ったのだ。彼女は地下に行く前に飛んで行ったそれを取りに行き、この鈴の持ち主の正体を知った。拾った物は銀色のロケットであり、ふたを開けたら内側にはローマ字で名前と厄除けの言葉が刻まれており、写真には夢で見た少女が桜が咲く季節で父親らしい人物と学校の門で撮影したワンシーン。そして、その少女の顔は・・・
鈴の持ち主である本当の名前を叫んだと同時に鈴に力が宿る!思いがこもった物や言葉には魂や力が宿りやすく、特に失われた名前には大きな力があった。ブレスレットを本来の姿に戻し、力が宿った鈴を振った瞬間、今までとは違う音が地下に鳴り響く!





反撃!


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