二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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World Saver Team(WSTの小話有)
日時: 2013/12/07 20:10
名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)

これはある作者が今後に備えたデータ集だ。
このチームはあの悪夢の逃走中をきっかけに結成された・・・
簡単に言うとこれはもっとも出番が多いキャラの設定集です。厨二ちっくな部分あり


『キャラデータ』
「スマブラチーム」
マリオブラザーズ>>7 ピーチ&リンク>>8 トゥーン&プリン>>9 メタナイト>>10
フォックス&ファルコ>>14 ウルフ>>15 母組>>16 FE組>>17-18


「なのはチーム」
なのフェイ>>19 スバル>>20 ティアナ>>21 ヴォルケンリッター>>22


「ぷよぷよチーム」
「ポップンチーム」
「黒バスチーム」
「ロンパチーム」


タグ:クロスオーバー アニメ・ゲーム・漫画 スマブラ・リリカルなのは・ぷよぷよ ポップン・黒子のバスケ オリジナル設定あり

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Re: World Saver Team(WSTの小話有) ( No.679 )
日時: 2014/08/12 17:57
名前: りゅーと (ID: .wPT1L2r)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

>ヤマビコさん
合宿お疲れ様です。体と頭をゆっくり休めてください。
スカッとしましたし、皆さんに笑いが届けられてよかったです。オベイロンの実験はかなりえげつないから下手したら洗脳されたり思い出さえも消されるからね・・・。マリオもやる時はやります!
リク、可愛い子達にモテモテだねwあれ?リクを見たら某エストさんのヘタレを思い出すような・・・(お)技のは了解しました!これなら書けそうですね。

依頼5:鈴の謎を解け(その1) ( No.680 )
日時: 2014/09/10 20:40
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

今回の依頼はヤマビコさんから。今回の依頼は恐怖系の依頼です。あなたはこの恐怖に耐えられますか?
つか、なろうの緊急メンテナンスマジで最悪。殴りたい





夏のある日、春香は地方ロケに来ていた。蝉がうるさく鳴き、眩しい日差しが差し込む昼下がり。彼女は今から収録する番組の台本を確認していたが、どこか上の空だった。


春香(二週間後にスペシャルライブがあるんだよね・・・今回はみんながいないからすごい緊張する・・・)


彼女は先にあるライブで不安になっていた。そのライブは生放送でいろんなアーティストが来る中で春香がソロで歌う事になっている。ソロや生放送は慣れているものの、今回は大規模なので緊張しない理由はない。


春香「どうしよ〜・・・;」


チリン・・・チリン・・・


春香「ん・・・?」


突然、鈴の音色が聞こえてきた。その音色は小さいながらも心地のいい金属音を響かせる。きょろきょろと見渡すも、どこから鳴っているか分からない。


春香「スタッフさん、今、鈴の音色が聞こえませんでした?」
スタッフ「え?聞こえなかったよ・・・」
春香「さっき、チリンと鳴って—————」


チリン・・・チリン・・・


再び鈴の音が響いた時、世界が色と音を失い白黒に変わる。自分だけは色と音はあったが、それ以外はたった一枚の絵画の如く動かない。世界が反転した事に彼女は不安になるがまた鈴の音が響く。


チリン・・・チリン・・・


春香「私にしか聞こえないの・・・?」


さっきから鈴の音が自分を呼ぶかのように鳴り響く。その場で待っていても解決はせず、自分が音の方へ向かうしかない。足は自然に動き、気が付くと深い森の奥。これは流石に引き返した方がいいと察したと同時に開けた場所に出た。





春香「校舎・・・?」





そこにあったのは古い校舎だった。過去に学び舎としてあった建物は激しく老朽化しており、壁や窓はボロボロと何かが出そうだった。まずいものに遭遇した765プロのエースアイドルはしばし校舎を見る。と、同時に・・・





チリリン・・・





再び鈴の音が響く。その音が響いた時、再び世界に色と音が戻る。気が付くと、元の場所にいた。先ほどのは白昼夢だったのだろうか・・・?


春香「夢だったのかな・・・?」
スタッフ「春香ちゃん、その鈴のアクセサリー可愛いね。」
春香「え?」


彼女の腕には鈴が付いたブレスレットがあった。いつ付けたのか気になるが、その鈴から鳴る音色は先ほどのと同じ・・・。





あのあと、ロケを終えた彼女は校舎と鈴の事が気になった。みんなに聞くも、スタッフから「そんなものはない」と言われる。あれは暑さと疲れによって見た夢なのか?この鈴も朝につけた事を忘れたんだろう。そう思い、彼女は眠る事にした。


春香「お休みなさ〜い」


一日の疲れを癒すべく、彼女は深い眠りについた・・・





???「はあ・・・はあ・・・」
???2「どこに行くの?××××ちゃん?」
???「来ないで!私の友達を殺したくせに・・・!」


夢の中、誰かが走っていた。走っていたのはジャンパースカート状の制服を着た少女であり、年齢は春香とほぼ同じ。彼女の腕には鈴のブレスレットを身に着けており、それは春香の腕についていたのと同じだった。肝心の顔は暗がりのせいでまったく見えないが、彼女は何かに追いかけられており焦っていた・・・。場所はどこかの建物内なのか?場所も気になるが、その背後には少女を追いかける何かがいた。それは・・・





巨大な包丁を持った髪やヒゲを長く伸ばし、下劣な笑みを浮かべて大きく目を見開いた男の姿だった・・・!





男は人ではない禍々しい気を放ちながら少女を殺そうと包丁を振り下ろす。幸いにも、彼女には刺さらなかったがその際にブレスレットにかすり、何かが飛んで行った・・・。


春香「いやあああああー!!!」


春香はそこで目を覚ました。時間は夜中の一時半。彼女は呼吸が一時的に乱れ、尋常じゃない量の汗をかいていた・・・。見た夢は一時的なものであるも、それは人を恐怖や不安に落とす悪い夢、悪夢だ・・・。


春香「今の夢って一体・・・!?夢にしては凄いリアルだった様な・・・!?」


一時的な悪夢に恐怖の底に落とされた彼女は汗を流そうと洗面台へ向かう。だが・・・





春香「あれ?この鈴は寝る前に外したのに・・・?」





この日をきっかけに765プロのエースアイドルは悪夢を見続けた。見る夢は少女が包丁を持った男に追いかけられる決まった悪夢であり、目を覚ますと腕に鈴がついていた。だが、この鈴の音色を聞くと心が安らぐ・・・。
この悪夢のせいで仕事に少しだけ影響が出てしまい、ヤマビコに呼び出された。何もないと隠すが、自分を十分知る作者に嘘は不可能。観念して全てを話す。話を聞いたヤマビコはある決断を下す。


ヤマビコ「春香、僕のおすすめの機関がある。そこへ行け。事務所には言っておく・・・」


作者の勧めである場所に行くと、そこはWSTのギルド。ドアをノックして中に入ると、ルイージとポエットとナカジとタローとサユリがいた。


ナカジ「客が来たぞ・・・」





『春香からの依頼:鈴の謎を解いて』
地方ロケの時に怪しげな校舎を見かけ、その際に私の腕に鈴がついたブレスレットがつけられた。それがきっかけで私は悪夢を見るようになった。その夢はある建物内で女の子が何かから逃げており、その背後には巨大な包丁を持った男だったの!ただ事ではないと判断したのでWSTに依頼をします。嫌な予感がする・・・!
報酬:70万円+オリハルコン
挑戦者:ルイージ・ポエット・ナカジ・タロー・サユリ


補足1:今回の依頼は危険度が高いのでオカルト関係に強い子達のみで動く
補足2:下手したら五体満足で帰れない事が・・・!





今回は危険な依頼・・・!

依頼5:鈴の謎を解け(その2) ( No.681 )
日時: 2014/09/10 19:27
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

ナカジ「これまた厄介な依頼だな・・・」
春香「どういう事・・・?」
ルイージ「春香が見た光景と夢、そして鈴・・・これらのは何かを告げる予兆があるんだ・・・例えば、夢の中で見た少女のSOSとか・・・」
ポエット「ポエットも聞いた事あるよ!夢の一種には未来を見通す夢があるって!物を伝ってで来るケースもあるってママが言ってた!」
ナカジ「俺らの話は有力的だ。春香、お前が見た夢について詳しく教えろ」


ギルドの一室に立ち入り禁止の札を下げると、何か準備をする。春香はサユリに見た夢を詳しく話し、タローはナカジの手伝いをし、ルイージはオバキュームを近くに置き、ポエットは魔除けの呪文を唱える。


サユリ「女の子について詳しく教えてくれる?」
春香「ジャンパースカートタイプの制服に黒のハイソックスで私とほぼ同い年。肝心の顔は・・・ごめん、思い出せない・・・。それと腕にこの鈴をつけてた(鈴を見せる)。男の方は女の子を巨大な包丁を持って追いかけ回し、目つきも怖かった・・・。服装はボロボロで髪とひげは放置してたから凄い伸び、それに凄い禍々しい気があった・・・」
サユリ「女の子が追われてた・・・(悪霊の類かな・・・?」
春香「あ!思い出したんだけど、男は女の子の名前を叫んでいた!その名前は分からなかったけど・・・」
ナカジ「分かった、それだけでも十分だ。その鈴を貸してくれ・・・」


部屋の中央にはDes組のサーファーと共に用意した儀式の用具一式があった。何かの陣が書かれた布の中央には三方(さんぽうと読む。お供え物を乗せる台の事)があり、その前には清めた水と塩と蝋燭、さらには魔除けの道具。そして、柊の葉を吊り下げたしめ縄で周囲を囲う。
準備を終えると、ギラギラメガネ団のリーダーは鈴を三方に乗せる。


ルイージ「今からちょっとした儀式をするから、一旦席外す事も可能だけど・・・」
春香「大丈夫。ちゃんと見ないといけない気がする・・・!」
ナカジ「覚悟は決めたようだな。部屋のカーテンを閉めてっと・・・」


部屋の灯りは蝋燭のみとなり、暗闇が部屋の大半を支配する。そして、ナカジは霊力を開放して何かの呪文を読む。その様子を皆が見守る・・・。


ナカジ「眠れ眠りしあの夢よ、あの世とこの世を結び、その者が想う夢を映し出せ!」


空中で何かを切ると、鈴に向けて気を送る。対象の物はカタカタと震えだし、同時に場にいる者達の脳裏に夢の光景が映し出される!


???「はあ・・・はあ・・・」
???2「どこに行くの?××××ちゃん?」
???「来ないで!私の友達を殺したくせに・・・!」


ナカジ(これは異世界の類か・・・?あの背後にいる奴の邪念が禍々しいな・・・!)
ルイージ(僕が見て来た敵よりもヤバくない!?あの子、すごい怯えているんだけど・・・!)
タロー(こういうのは周囲の取り込みや覗き込んだ人達にも影響を与えるから厄介なんだよね・・・!ふぐぅ・・・!)
サユリ(ナカジ君、これ以上見たら危ないわ!一旦、解除して・・・!)
ポエット(待って!何か見えるんだけど・・・!もうちょっとだけ粘って!)
春香(何か手がかりを・・・!)


夢で見た光景が終わりに近づく中、最後に何かがちらっと見えた。それは・・・





追いかけられた少女が狭い部屋で座り込んで泣きじゃくっていたのだ・・・!目から零れ落ちた雫は腕にある鈴や着ている服、埃まみれの床を濡らす・・・。
彼女はいる部屋は人が少し入れる程度であり、少しだけ生活空間がある部屋にいる。顔は相変わらず見えないのだが、目からボロボロと涙を流していた・・・!





バチバチバチィ!


鈴から流れる光景と溢れ出す力に耐えきれず、鈴が爆発したかのように弾けた。空中で弾けた鈴は部屋の電灯にぶつかり、一同に割れた破片を降らす。その破片で怪我をしないようにルイージがオバキュームで鈴ごと吸い込む。


ポエット「みんな、大丈夫!?今、浄化魔法を使うね!ホーリーフェアリー!体がおかしい人は急いで清めて!」
ルイージ「今の光景がほんの数秒でも耐えきれないほどヤバかったみたい・・・。あ、鈴は返すね。みんな、怪我はしてない?」
タロー「ナカジ!清めの塩と聖水が一瞬で濁った・・・!」
サユリ「これは流石にまずいわね・・・そう言えば、最後・・・」
春香「私も見えた。狭い部屋の中で女の子が泣いていたわ・・・」
ナカジ「これは残留思念の類だ。この鈴はあの少女の物だろうな。持ち主はあの包丁を持った男から逃げており、その道中で隠れてた・・・。ちなみに死者や生きる者にも残留思念はある。だが、物越しで感じられたあの邪気は正常ではないし、ここまで来ると、腕に付けられるのや夢を見るのはただ事じゃない・・・」


原因を解明した方がいいと考え、明後日に依頼人が目撃した校舎へと向かう。その際に一戦を交える事も考えられるので念入りには準備をする・・・。





明後日・・・


霊夢「こっちは待機しているから何かあったら陰陽玉で連絡をして。近くには慧音と阿求もいるから何らかの手がかりは探してみるわ。」
ナカジ「了解」


直接、原因を解明しようと校舎へ向かう。万全の準備を整えた彼らの耳には待機中の霊夢がくれた陰陽玉型のイヤリングがある。これは仲間達や待機組との連絡が取れる優れものだ。こうしたのは携帯が繋がらなくなると考えたからだろう。そして、依頼人である春香は戦闘能力を所持しており、彼女専用のキーブレードが手の届くところにある。
時間帯は真夜中の一時であり、ほとんどの人が眠りにつく。だが、この時、彼らは身の毛がよだつ恐怖を体験する事を知る由もなかった・・・


ポエット「どれくらい距離があるの・・・?」
春香「ポエットちゃん、もうちょっとだよ!着いた!」


記憶を頼りに進むと、そこに校舎があった。初見時から姿は変わっておらず、夜になるとその不気味さが増す・・・





こういうのは怖い・・・

依頼5:鈴の謎を解け(その3) ( No.682 )
日時: 2014/09/10 19:34
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

ルイージ「うぎゃ;いかにも出るって感じだね;夜になると活発になるし、博士から改造してもらって正解だったかも・・・」
サユリ「折り紙のは人型と鶴のを多く作って・・・(鶴や人型のは力があると言われている」
タロー「ナカジ、まずはどうする?」
ナカジ「こういうのでは真っ先に職員室か事務室に行って校舎の地図や鍵を入手するのが鉄則だ。見ず知らずの場所に行くとなると、先に情報収集と行ける場所の確認をするべき。」


最初に建物の情報を得てから本題に取り掛かるのが吉。今回の依頼はオカルトに強いナカジとルイージのメインで行うようだ。玄関に着くと、閉ざされた扉に手をかける。扉には鍵がかかっておらず、ぎぃぃ・・・と古びた音を発しながら外側へ開く。
扉を開けると真っ先に玄関が目に飛び込む。まずは手持ちの懐中電灯や光魔法で照らし、内部を確認。内部は鉄筋コンクリート製であり、中の方は長年放置された影響や興味本位で肝試しに来た人のせいで若干は散らかっていた。強い光で自分達を照らすも、漆黒の闇が強いせいでその先は全く見えない・・・。
一同は警戒しながら目的の部屋へ向かう。玄関から歩いて数歩のところに職員室らしき部屋があり、部屋のドアは最初から開いていたのですんなりと入れた。


ルイージ「壁のボードに鍵束を見つけたよ!ひい、ふう、みい・・・」
ナカジ「偉そうな人が使う机のマットに地図があったぞ。こういうのは記録しておけ・・・」


あっさりと目的の物を入手した一同は最初に入手したものを確認。地図は古かったがかろうじて読み取れる。鍵の方は一本一本に場所のシールが貼られており、リングから取り外しが可能。まず、地図を携帯やカメラなどの記憶媒体に収める。
ちなみに彼らがいる校舎はこのようになっている。





「本館」
1階:事務室・職員室・保健室・校長室・会議室・放送室
2階:1年教室・2年教室・資料室・理科室・理科準備室・小会議室
3階:3年教室・視聴覚室・視聴覚準備室・生徒会室
4階:音楽室・音楽準備室
※各階に男子トイレと女子トイレがある(1階は職員用)
※3階と4階にフリールームがある(フリールームは教室二つ分)


「別館」
1階:図書室・資料室・食堂・購買部
2階:家庭科室・家庭科準備室・ランドリールーム
3階:美術室・美術準備室・技術室・技術準備室
※各階に男子トイレと女子トイレがある
※2階にフリールームがある


「総合体育館」
1階:小コート×3・中コート×2・大コート×1・ランドリールーム
2階:剣道道場・弓道道場・柔道場
3階:室内プール・プール調整室
※各階に倉庫・男子更衣室(シャワー付き)・女子更衣室(シャワー付き)・男子トイレ・女子トイレがある


「備考」
※教室は一学年につき三つある
※1〜3階には本館と別館を結ぶ渡り廊下がある
※ランドリールームは名の通りに洗濯する部屋。体育館の方は部活生が多いため、やや大きめである





サユリ「今では普通だけど、当時は凄い学校と思う。だって、体育館なんかすごいじゃん!」
春香「鍵の方はほとんどの部屋に行けるね。あのお部屋はどこなのか調べ「ぎゃあああああー!!!」ルイージさん、どうしたの!?」
ルイージ「血が・・・血が・・・溢れ出した・・・!」
ポエット「きゃあああああー!!!」


突然、床から真っ赤な血が溢れ出した。止まる事を知らずに溢れ出した赤い液体にいきなりの先制攻撃に全員が驚く。


タロー「何で床から血が・・・!」
ナカジ「落ち着け、よく見ろ」
サユリ「ナカジ君・・・?床板を外した・・・?」
ナカジ「血に見えたのはこれだろ」
ポエット「赤い土・・・?あ!地面から水が出てる!」


冷静なナカジは血が溢れた付近の床板を外す。床は老朽化のためにすぐにめくれ、中から土が出現した。よくよく見ると、それは赤い土だった。その横では地面から水が溢れ出し、赤土が水に溶けて血のように見えたのだ。


ルイージ「びっくりした・・・土が水で溶けたんだね・・・これ、絵の具の着色にも使われる奴だよ。たぶん、ここは学校の立地条件がよかったから建てられたんだ・・・」
ナカジ「こういうのでは何が起きるか分からないからな。それとお前ら、冷静になれ。何かが起きた時にちゃんと対処が出来ない。まあ、俺も内心は怖いが・・・原因を解明してさっさとかえ・・・」





ガシャ—————ン!!





春香「今の音は何!?」
ポエット「入口の方からだよ!」


突然、夜の静寂を裂く音に一同は音が発生した場所へ向かう。何が起きてもいいように武器や魔法の準備をする。警戒しながら玄関の方に向かうと、入り口付近にあった花瓶が壊れただけだった。


サユリ「花瓶が壊れただけなんだ・・・驚かさないでよ・・・」
ルイージ「・・・」
サユリ「ルイージ君?」
ルイージ「みんな、笑えない事態が起きたんだけど・・・」


緑の人気者の視線の先には自分達が入って来た玄関。だが、その玄関に紫色のオーラが発生し、扉を固く閉ざしていた・・・。


タロー「ナカジ、あれって・・・」
ナカジ「簡単に言うなら封印だな。鍵は使えないのか?」
ルイージ「無理。念のために・・・サンダースマッシュ!」
ナカジ「創世の術!」
ポエット「ライトアロー!」
サユリ「クレインボム!」
春香「ファイラ!」
タロー「ピュアウォーター!」


全員が強い技を発動し、最後にナカジとルイージが扉を蹴る。普通なら強い魔法を喰らってから思い切った蹴りだと扉は開く。だが、扉はビクともしない・・・。


春香「まさか・・・私達、閉じ込められた・・・?」
ポエット「そんな・・・」
ナカジ「どうやら、俺達を逃がす気がないようだな。外に脱出する方法はいくつかあるし、時間をかけて探すのもいい。だけど、今は緊急事態のようだな・・・」
ルイージ「そうだね・・・僕の体が凄い拒否反応を示すほど、何かがこっちから向かってる・・・!そこの姿見から離れろぉぉぉぉー!!!」


玄関にあった姿見から禍々しい力を察知し、急いで離れる。次の瞬間、姿見の奥から何者かが全速力で走り出すのが見えた。そいつはどんどん近づき、姿見を割って出現した!再び静寂を裂く音と共に出現したのは・・・!





春香「この人、夢で出て来た人だよ・・・!」





姿見から出現したのは夢で見た男だった・・・!伸びっぱなしの髪の毛とヒゲ、ボロボロの服装、大きく見開いた目、手には血がたくさんついた包丁と夢で見た光景と全く同じ・・・!





ヤバい・・・!感想まだ

依頼5:鈴の謎を解け(その4) ( No.683 )
日時: 2014/09/10 19:42
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

男「また獲物が来た・・・」
タロー「ウォーターシールド!」


男は一同に包丁を振りかざすも、すぐにタローの水のベールで防御される。それに続いて仲間達が追撃するも、相手は包丁で塞いだり空中で体勢を整えて回避する。床に着地すると、凶器を再び構えて相手を睨む。両者の間にピリピリとした空気が発生し、相手を睨みつける・・・


男「・・・」
一同「・・・」


じりじりと距離を保ちつつ、何が起きてもいいようにチャージと構えは解除しない。春香もキーブレードを構えるが、その際に鈴が鳴る。


男「おい・・・そこの女・・・」
春香「私?何なの・・・?」
男「何であいつの鈴を持ってんだよ・・・まさか、あいつに会ったのか・・・?」
春香「え?」


チリンとなった小さな音、攻撃音や破壊音に交じって聞こえない音が男の耳に入った。その音を拾った相手はぶつぶつと呟き、そして・・・





男「てめぇが持つ鈴は俺にとっては嫌なんだあああああー!!!あいつはどこに行きやがった!!?あいつが逃げるせいであれが完成しないし、学校内を探してもどこにも見当たらないんじゃあああああー!!!」





急に怒りが爆発し、体から気が発せられる。その気によって一同は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる!


タロー「がっ!」
ポエット「きゃあ!」
サユリ「ナカジ君、ルイージ君、これどういう事なの!?」
ナカジ「分からねぇけど、奴はあの少女を今でもしつこく狙っているのは事実だ!同時にそいつが持つ鈴は何らかの魔除け効果がある・・・!」
ルイージ「だけど、その鈴は奴にとってはトラウマでもあり、僕らが間接的に接触したのが原因で相手を刺激してしまった・・・!」


春香が持つ鈴は一種の魔除け効果があるのとその鈴の持ち主に対しての執着が強かった。だが、男にとってはその鈴は嫌な思い出しかないのと書の持ち主が見つからない事で怒りが爆発してしまった!興奮状態になった相手は危険であり、下手に攻撃したら逆に悪化する。ここは一旦退くしかない・・・!


タロー「これは逃げた方がいいよ!急いで走って!」
春香「ポエットちゃん、走るよ!」
男「逃がすか!あいつはどこにいるのか言え!」
春香「知らないわよ!」
男「ぐあっ!」


追手に対して鈴で牽制する。一瞬は怯むも、相手はしつこく追いかけてきた。時折、人外の力で攻撃をするため、校舎の壁や床や備品が破壊される・・・。





タロー「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ナカジ、サユリちゃん、大丈夫・・・」
サユリ「うん・・・だけど、ナカジ君とタローちゃんとルイージ君とポエットちゃんと春香ちゃんとはぐれちゃった・・・」


命からがら逃げられた紙飛行機の少女。彼女は本館三階の廊下におり、そこで呼吸を整えていた。周囲を見渡すと男はいなかったが、奴に追いかけられたせいで全員が離れ離れになったのと職員室で入手した鍵をランダムに所持してしまう・・・。


ナカジ「最悪だなオイ・・・とりあえず、誰がどの鍵を持っているのかを教えてくれ。あと、安全な部屋を見つけたら安全地帯を作れ。」
ルイージ「行動に移す前に安全地帯を作ろう・・・(単独になりたくないよ・・・ううっ・・・」


バラバラになった彼らは安全地帯を作ろうと、校舎内で怪奇現象が発生しない部屋を探す。全員、その部屋を見つけると、聖水で魔方陣を書いたり、部屋の四隅に塩を盛って札を張り付けたり、呪文を唱えて結界を展開したりする。これがあると、邪悪な存在や怪奇現象の侵入や襲撃を避けられる。
ちなみに現在は・・・


※表示されているのは「彼らがいる場所:結界がある場所:所持している鍵」です


ナカジ:2−C:音楽室の鍵と音楽準備室の鍵と視聴覚室の鍵
ルイージ:別館1階部分(簡単な結界):美術室の鍵と美術準備室の鍵と図書館の鍵
タロー:4階フリールーム:生徒会室の鍵と本館資料室の鍵
サユリ:3−A:理科室の鍵と理科準備室の鍵
春香&ポエット:保健室:家庭科室と家庭科準備室の鍵と体育館の鍵と事務室の鍵


ポエット「サンクチュアリサークル!春香ちゃん、保健室は安全地帯になったよ!保健室を調べたんだけど、救急箱や傷薬は使えるみたい!怪我した時はここで回復も出来るよ!」
春香「サンキュ!ねぇ、さっきのは一体・・・?」
ナカジ「落ち着いたようだな・・・お前達に悪い知らせが二つある。心して聞け・・・。一つは男が一時的に不死身になっていた・・・」
タロー「そう言えば、さっきは聖水で攻撃したんだけど、倒れなかったぞ・・・!」
ルイージ「おそらくは男が何らかの方法で不死身になっていると考えられるし、今の状態を倒してもまた復活すると思う・・・もう一つの悪い知らせは何?」
ナカジ「男が完全に逃がす気がないようだ。外を見ろ」


外を見ると、外の世界は白黒世界に染まり、外の地面は紫色の沼地になっていた。試しにサユリが窓から紙飛行機を飛ばすも、ある程度の場所を進むと紙飛行機が黒こげになったり、沼に触れた瞬間にジュッと音を立てて溶けた。


春香「完全に異世界になってるねここ・・・;」


キィン・・・キィン・・・


タロー「陰陽玉が光ってる!もしもし!」
霊夢「もしもし霊夢よ。今はどうかし・・・うん、完全に世界を分けられたっぽいね・・・」
ナカジ「お前も察知したのか・・・通信をしたって事は何かあったのか?」
霊夢「ええ。実はね、春香が見た校舎を私達が調べたんだけど凄い情報があったわ。もしかしたら、役に立てるのかと思って。」
ルイージ「教えて!」
霊夢「まずは・・・」





霊夢「あなた達がいる校舎は実はとうの昔に取り壊されてたのよ」





衝撃の事実。ナカジ達がいる学校は何と数十年前に取り壊されたのだ・・・!その校舎が何故、蘇ったのだろうか・・・!





まずい方向へ・・・


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