二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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World Saver Team(WSTの小話有)
日時: 2013/12/07 20:10
名前: りゅーと (ID: V2fBShP3)

これはある作者が今後に備えたデータ集だ。
このチームはあの悪夢の逃走中をきっかけに結成された・・・
簡単に言うとこれはもっとも出番が多いキャラの設定集です。厨二ちっくな部分あり


『キャラデータ』
「スマブラチーム」
マリオブラザーズ>>7 ピーチ&リンク>>8 トゥーン&プリン>>9 メタナイト>>10
フォックス&ファルコ>>14 ウルフ>>15 母組>>16 FE組>>17-18


「なのはチーム」
なのフェイ>>19 スバル>>20 ティアナ>>21 ヴォルケンリッター>>22


「ぷよぷよチーム」
「ポップンチーム」
「黒バスチーム」
「ロンパチーム」


タグ:クロスオーバー アニメ・ゲーム・漫画 スマブラ・リリカルなのは・ぷよぷよ ポップン・黒子のバスケ オリジナル設定あり

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Re: World Saver Team(WSTの小話有) ( No.704 )
日時: 2014/09/11 01:21
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

>Ga.さん
これは怖いですが続きが気になるのは誰でもあります。怖いのでしたら無理はなさらずに・・・;
野尾さんの言うとおりに嫌な予感はします。次回をお楽しみに・・・

Re: World Saver Team(WSTの小話有) ( No.705 )
日時: 2014/09/15 17:51
名前: 雛雅 (ID: 6vRIMW/o)

どうも、雛雅d

マコ「」←ホラー展開に気絶
流子「Σわ゛ぁあああーーー!!?今回の話でマコが気絶したぁああああーーー!!!?」
蟇郡「満艦飾ぅううううう!!!しっかりしろぉおおおおお!!!」
犬牟田「というか、純粋組が気絶するケースって珍しくないか!?」
雛雅「言ってる場合じゃないですよ!?担架を持ってきたからこれで運んで!!」


数分後・・・

とりあえず、マコちゃんを保健室のベッドに運んで寝かせておきました・・・;蟇郡先輩が様子を見ておくそうです;
では、本題に戻って感想を。

今回はガチホラーですね・・・;戦慄するしかないですよ・・・;あわわわ・・・;皆さんが無事でいる事を願います・・・!





※ここからドタバタ逃走中4.5の打ち切りについて(ロックする前にコメントをしていなくてごめんなさいOTL)

打ち切りと聞いた時は残念な気持ちでした・・・。ですが、無理は禁物ですし、話のネタが思いつかないなら仕方がないですよね・・・。
ダイジェストはネタが豊富でしたねwwwどれも没にするのがもったいないくらいです。全滅ENDは予想通りでしたw


それでは、りゅーとさんの作品をこれからも楽しみにしています。

依頼5:鈴の謎を解け・その2(その1) ( No.706 )
日時: 2014/09/16 02:05
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

>雛雅さん
今回はガチホラーなので体勢がない子は見ない方がいいですよー;みんなが無事に戻り依頼をクリアする事を願いましょう・・・。
ドタバタ逃走中4.5は本当にすみません・・・。ネタ切れや意欲が無くなるとどうしても・・・。ダイジェストのネタは一部分でも破壊力が大きいですからねwww全滅は予想通りwww
今から依頼5の続きがありますぜ!どうぞ!





依頼5の続き。一同は男の妨害に遭いながらも校舎に隠された謎を解こうと進む・・・
スマブラ楽しいわね。キャラを出したけど、予想外すぎませんか?ポケモンの情報を見たんだけど、朱言う組がメガストーンを持ったわね。ミツルの手持ちがサーナイトからエルレイドになってメガエルレイドに。ミツル君マジ可愛い。マグマ団アクア団の情報見たけど、メガメガネwww他にねぇのかよwww
「追伸」打ち切りになったドタバタ逃走中4.5は皆さんの予想通りに全滅エンドですが、最後の一人の確保タイムは残り12分ぐらいとワースト記録を更新しました(笑)。


ウルフ&リンク&ナカジ&花宮「こんなふざけた企画で全滅とワースト更新ってふざけんな!!(大激怒」


また、あのダイジェストネタでどういう訳か黒子のあれのツッコミに人気が高かったんですけどwww


黒子「あの時は火神君の料理が食べられなかった僕の前でタダでクッキーを貰ったあのクソ緑に殺意を覚えました」
高尾「テッちゃん、怖いよwww言っておくけど、みんな悪くないからねwww」





最初に現在の状態を・・・


「みんなの状態」
・ナカジ:視聴覚室で資料のいくつかを入手
・ルイージ:図書室で卒業アルバムを見つける。奥の資料室で怪しい入力装置を発見。さらに・・・
・タロー:生徒会室で青い宝珠を見つけるも、男の妨害で入手出来ず
・サユリ:教室で男の日記を入手
・春香&ポエット:ナカジの情報でついに少女を発見・・・


「入手した物」
ナカジ:音楽室の鍵と音楽準備室の鍵と校舎の資料
ルイージ:美術室の鍵と美術準備室の鍵と卒業アルバム
タロー:本館資料室の鍵
サユリ:理科室と理科準備室の鍵と男の日記
春香&ポエット:家庭科室の鍵と家庭科準備室の鍵と体育館の鍵


「備考」
・現在の校舎は昔に取り壊されており、何故か現代に蘇る。その校舎に男が徘徊中・・・
・タローが入手し損ねた宝珠は他にもあるらしいが、必ず男が出現するので注意
・男の正体は教師の可能性が高く、昔の神隠しに関与している
・ルイージが見つけた別館資料室には謎の入力装置がある
・神隠しに遭った犠牲者が多くおり、その犠牲者から体の一部を集めて何かをしようとしている
・神隠しの犠牲者が見つからない理由は何らかの方法で隠したため、取り壊した後でも見つからない・・・
・男は今でも少女を探しており、彼女から心臓を奪おうとしている・・・
・さらに男には協力者がいたと考えられる
・結界をいくつかあるので万が一の避難場所にも使える(2−C、別館1階、4階フリールーム、3−A、保健室)





以上です。次から本編です!





???「あなた、誰なの・・・?」


隠し部屋にいたのはショートヘアーの女の子だった。年齢は春香と同じぐらいであり、顔は可愛い系に分類される。服装は紫のトップスに黒のミニスカート、黒のニーソックに深紅のパンプスシューズとおしゃれな格好。


少女「あの変な男はいないよね・・・?」
春香「いないよ、大丈夫だからね。えっと、どうしてこんな場所に・・・?」
少女「よかった・・・実はこの校舎に行った友達が行方不明になって、私はクラスメイトと一緒に探していたの・・・だけど、変な男に襲われるし、仲間とはぐれちゃったの・・・」
ポエット「だから、そこに隠れていたんだ・・・みんな、ポエットと同じように校舎に入った人達がいるみたい!」
ナカジ「生存者がいるとは・・・彼女も一時的に精神的に弱っているから結界で休ませろ。落ち着いてから話を聞け」


どうやら、自分達以外に校舎に迷い込んだ人間がいたようだ。765プロのエースアイドルと見習い天使は結界がある保健室へ移動する。安全な場所に着くと、少女を落ち着かせようとカバンから食料などを用意。


ポエット「インスタントスープとお菓子を出して・・・はい!」
少女「ありがとう・・・あちち・・・!」
春香「大丈夫だよ。ゆっくりでいいからね・・・」


少女は安全な場所に来るとその場に座り込む。温かい食事に彼女は恐る恐る手を伸ばし、それを口にする。久々の食事だったのか、彼女は全部平らげてしまう。用意されたパンを貰うも、急いで食べたせいで喉に詰まらせてしまう。


春香「大丈夫だからね!ほら、お水!」
少女「ゴクゴク・・・ぷっぱあ・・・」
ポエット「凄いお腹空いてたんだね」


少し警戒気味だった少女は徐々に落ち着きを取り戻し、やっと話が出来る状態に。まずは彼女の事について聞き出さないといけない。


春香「あのー・・・話を聞いてもいいかな?」
少女「あ、ごめん・・・」
ポエット「お名前は何て言うの?ポエットって言うの!こっちは春香ちゃん!他にも友達がいるんだ!」
少女「私の名前は・・・」


最初に自己紹介をしようとした時、少女の口から名前が出てこない。彼女は口から発しようとするも、名前は出て来ずに代わりに頭痛が起きる。



春香「どうしたの・・・?」
少女「名前が思い出せないの・・・!」



彼女は男に襲われたせいで一時的な記憶喪失が起きており、名前が思い出せないのだ・・・。少女の状態はかなり思った以上に酷く、放っておけないレベルに・・・。





生存者に出会う

依頼5:鈴の謎を解け・その2(その2) ( No.707 )
日時: 2014/09/16 02:12
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

少女「頭が痛い・・・!どうして思い出せないの・・・!」
ポエット「ヒーリング!落ち着いて!無理しなくてもいいからね!」
少女「ありがとう、ポエットちゃん・・・」
春香「何か、思い出せるのってないかな・・・?」
少女「あった・・・。少しだけ思い出せるのはね、夏休みに私のクラスメイトが「夏だから肝試しに行こう」と言い出したの。私は反対したんだけど、大半の子達がこの校舎へ行った。何か、「七不思議を調べるぞー」って、言ってたのを覚えている・・・。だけど、みんなが二週間前から行方不明になった・・・」


彼女の話では友人達がこの校舎へ肝試しに行ったら神隠しに遭ってしまったのだ。心配になった彼女はクラスメイトと一緒に校舎へ踏み込むも、あの男に遭遇してずっと隠れていたのだ・・・。しかも、男に襲われた際に仲間とはぐれ、一時的に記憶を失った・・・。


春香「そうだったんだ・・・私達があなたを守るし、お友達も探してあげる!」
ポエット「こう見えてもポエットは強いんだよ!」
少女「ありがとう・・・ん?CD・・・春香ちゃんの写真が・・・」
春香「あ、気づいた?私、アイドルなの!」
少女「へぇ・・・歌ってくれない?」


BGM:乙女よ大志を抱け!!


春香「乙女よ大志を抱け!! 授業中zzz・・・っと夢見ちゃえ 乙女よ大志を抱け!! 怒られ廊下で恋話 乙女よ大志を抱け!! テストはチャット相談会 乙女よ大志を抱け!! 遊びも学びなんだよ 立ち上がれ 女諸君」


自分の十八番を歌う765プロのエースアイドル。保健室は明るくなり、ポエットは拍手をする。歌を聞いた少女は聞き終えるとすぐさまに感想を言う。満足げに歌った春香に対し・・・



春香「ねぇ、どうだっ「イマイチ!」



しょっぱなからダメだし。いきなりの攻撃に春香はショックを受けるも、相手の追撃の手は緩めない。


少女「音が外れているし、ビブラートが保ててない!歌詞やリズムはいいけど、私の点数からすると100点中63点ね・・・。いろいろ言いたいけど、真っ先に思うのは心に迷いが生じている!」
春香「グッサァ!(ダメージ」
少女「そんなんでアイドルだと胸を張らないの!私が一曲歌うね!」


少女がライトをマイクに見立てて歌を歌う。それはオリジナルの歌であるものの、透明感があり心がこもっていた。春香よりもかなりうまいのが分かる。ここにもアイドルになりそうな原石の存在に二人は唖然となる。


少女「どうよ?」
ポエット「す・・・凄い・・・」
少女「でしょ?私は毎日歌を歌っているの!だって、大好きなんだから!」
春香「私も同じだよ!えっと・・・あの、名前がないと呼びにくいから仮の名前でいい?ショートヘアーが似合うし、ショー子でいいかな?」
ショー子「別にいいけど。って、歌はその人の心の影響を受けやすいからちょっとでも変化しやすいの!何かあったの?」
春香「実は・・・」


彼女は先にあるライブの事で悩んでいるという。その一言を聞いたショー子はイラッとし、すぐに反論する。


ショー子「何言ってるのよ!確かに誰でも緊張するわよ!私もそこで可愛いお洋服を着てマイクを持って凄いステージで歌いたいわよ!だけど、そこの舞台に立てるのはほんの一握り!あなたはその場所にいるし、春香ちゃんはみんなの憧れの場所にいると言う意味なの!大好きな分野で憧れの場所に立てるのなら、アイドルに憧れる子達や夢が破れた子達のためにも思いっ切り歌いなさいよ!!」
春香「ううっ・・・おっしゃる通りです・・・」
ショー子「でも、そこまで行くのに苦労したんでしょ?色々とあった中、春香ちゃんは輝ける舞台で好きな歌を歌う・・・私も羨ましいな・・・早くそこの世界に行って、思いっ切り歌いたい・・・」
春香「え?ショー子ちゃん、オーディションを受けたの?」
ショー子「受けたわよ!どこまで進んだと思うー?」
ポエット「アイドルデビューした?」
ショー子「いいえ、最終選考まで残ったの。もうちょっとで結果が来るんだよねー・・・」
春香「うっそぉ!?え?もしかしたら後輩が出来るの!?」
ショー子「そうかもね。よろしくお願いしますよ、春香先輩?」


不敵の笑みを浮かぶ原石との会話に三人は盛り上がる。自分と同い年で歌が好きな事であった事に春香は大喜び。もし、デビューしたら人気は出ると思うし、自分と共演するかもしれない。そうなったら恐ろしいライバルの登場なのは間違いない。
楽しいガールズトークに場の空気は和む。だが、その楽しい空気を引き裂かれた。


男「あいつはどこにいるんだ・・・!!」


男が本館の一階を徘徊中。近くに来た事に息を潜める。結界があったとしても恐怖はまだある。どんどん接近する男に緊張の糸が走る・・・!


ポエット「男が来た!静かにして!」
春香「ショー子ちゃん、大丈・・・!?」


男の接近にショー子が急に震えだした。彼女の震えは尋常ではなく、体中から冷や汗が大量に流れ、顔色が悪くなる・・・。二人は回復魔法や精神魔法で彼女を落ち着かせるも、どんどん悪化する。一方、相手は一階を調べ尽くすと二階へ向かう・・・。


ショー子「はぁ・・・はぁ・・・」
ポエット「ショー子ちゃん、大丈夫だからね!落ち着いて!傍にいるから・・・!」
春香「動悸が凄い激しいわ・・・!えっと・・・!」



チリン・・・



怯える少女を落ち着かせようとした時、春香の腕についていた鈴が鳴る。その鈴の音が響いた瞬間、彼女は徐々に落ち着きを取り戻す・・・。


ショー子「はぁ・・・はぁ・・・」
春香「大丈夫・・・?」
ショー子「平気・・・ちょっと襲われた時の恐怖を思い出しただけ・・・その鈴の音色、心が落ち着くね・・・どうしたのそれ・・・?」
春香「これ?これはその・・・勝手について・・・」
ショー子「その鈴の音・・・もう一度鳴らしてくれる・・・」


彼女を落ち着かせるために再度鈴を鳴らす。再び鈴の音が鳴ると、少女の顔色がよくなっていく。


ショー子「ありがとう・・・その鈴の音、心地いい・・・何かすごく懐かしい・・・」
ポエット「落ち着いたんだね・・・」
ショー子「うん・・・何かね、鈴の音を聞くと・・・思い出すんだ・・・何度か聞いた事があるの・・・」


探索再開はもう少し先でいいかもしれない。陰陽玉で成り行きを聞いたナカジ達も何も言わない。だが、三人に接近した男は二階を捜索しながらある事を呟く。





男「さっき、あいつがいたような気がしたんだが・・・」

依頼5:鈴の謎を解け・その2(その3) ( No.708 )
日時: 2014/09/16 02:19
名前: りゅーと (ID: jJL3NZcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

ルイージ「別館の一階はもういいかな?鍵はあっちが持っているっぽいし・・・」


所持している鍵の都合で一階の探索をやめるルイージ。次は別館の二階を調べようとし、二階のフリールームに結界を追加する。自分や味方のために安全な場所を追加し、そこで休もうとしたその時。背後で何かが横切る。


???「・・・」
ルイージ「ん?誰かいるの・・・?待って!」
???「誰・・・?」


ルイージが見つけたのはブレザータイプの制服を着た大人しそうな青年がいた。彼は虚ろな目をしており、服は少し破れていた。まずは青年に異変がないか確認する。


ルイージ「大丈夫!?君、どこか怪我していない!?」
青年「平気・・・」
ルイージ「男の被害に遭っていないのが救いだ・・・名前、何て言うの・・・?」
青年「坂上和樹・・・」


青年こと和樹は自己紹介をする。和樹は喋るのが遅いが、相手の質問に対してちゃんと答える。さらに聞きこもうとした時、陰陽玉から別の声がする。


ショー子「ルイージさん、今、和樹と言わなかった!?」
ルイージ「うわっ!ビックリした!言ってたよ・・・どうしたの?」
ショー子「和樹君が無事なの!?よかった・・・!」
タロー「つまり、ショー子ちゃんの仲間さんって事?」


そう、和樹はショー子と一緒に行動したクラスメイトだ。彼はショー子のために同行するも、男に襲われてはぐれてしまったのだ。相手が無事である事にショー子は喜びを露わにする。だが・・・


和樹「誰・・・?何か一緒にいたような・・・?」
ルイージ「まさか・・・こっちも記憶喪失・・・?」
和樹「う・・・うん・・・」


一難去ってまた一難。和樹も少しだけ記憶喪失状態になっていた。今は放っておけないのですぐに結界へ案内する。


ルイージ「お腹空かない?食料あるけどいる?」
和樹「いい・・・僕、あまり食べない・・・」
ショー子「和樹君はちょっと食が細いのよね。学校でもたまにしか食べないからね・・・」
ルイージ「そうなの・・・でも、少しでも胃に入れないと頭に栄養が回らないし行動出来ないよ?全部とは言わないから、水とカロリーメイトでも・・・」


最低でも水と栄養補助食品だけは口にした方がいいと渡す。それを貰った相手はそれを食べる。だが・・・



和樹(食べてもおいしくない・・・もうちょっと味が欲しい・・・)



「他にもあるから遠慮なく食べてね?」と目の前の男は言うが、彼にとってどんな食事もおいしくない。そんな事を知らない緑の人気者はリュックからインスタント麺やジュースや栄養ゼリーを食べて力をつける。





和樹(水だけでいい・・・どうしてもあれが欲しい・・・)





タロー「サユリちゃんの弁当、うめぇー!!」


別の結界ではDes組のサーファーが休憩中。知り合いが作った弁当やギルドの支給品などを食べて腹を満たす。元から体を動かす彼はリュックに入っている食料の大半を食べ、最後にスポーツドリンクを飲む。


タロー「ナカジ、そろそろ本題に行った方がいいと思うよ?みんなもそう思うでしょ?」


いい情報を得るも酷い目に遭わされた彼は簡単には諦める気はない。他のみんなもタローの言葉に賛成する。
今までの情報を整理すると、ルイージが見つけた別館資料室には謎の入力装置があり、六つのくぼみがあった。一つは黒い宝珠がはめ込まれており、それはタローが入手し損ねた青い宝珠に似ている。あそこまで必死になると言う事は敵は何かを隠しているに違いない。もしかしたら、神隠しの真相に繋がっている可能性が高い・・・!


ナカジ「俺もそろそろ宝珠を入手しに行こうと思う。だけど、他がどこにあるか・・・?最初から一つ設置しているのとタローが見つけたが、あと五つはどこに・・・?」
サユリ「宝珠は七つあるんだ・・・」


肝心の宝珠を入手しようと悩む中、ショー子がある事を言い出す。


ショー子「これ、七不思議が関係してないかな・・・?」
春香「どういう事なの?」
ショー子「あなた達も知ってるでしょ?この校舎に七不思議があって、その七不思議を確認しに行った生徒が神隠しに遭ったっていう・・・」


神隠しに関与している七不思議が関係していると踏み、全員は七不思議について聞き出す。七不思議の内容はこうだ。





七不思議を調べれば、秘密の部屋へ導かれるだろう・・・


一つ、音楽室で赤い涙を流すベートーベンはヘ−6が合言葉
二つ、理科室で人体模型が失った臓器を集めよ
三つ、美術室にいる絵描きの少年の望む色を差し出したまえ
四つ、調理室にいる校舎の魔女の晩餐会は猫の舌
五つ、室内プールに沈む哀れな人魚姫は海底で白い真珠を見つける
六つ、生徒会室に潜む悪魔は無限に続く永久の世界を嫌う
七つ、最後の七不思議を調べた時、秘密の部屋へ近づける


全ての七不思議を知った時、校舎に忍び込んだ魂を悪魔が刈り取るだろう・・・





七不思議の場所はどれも宝珠のある場所に関係している。その証拠に別館資料室と生徒会室にあったからだ。


サユリ「私、理科室に行く!凄い怖いけど、ここで立ち止まる暇はない・・・!ナカジ君や春香ちゃんやショー子ちゃんも頑張ってるもん!」
ナカジ「俺も本気を出すか・・・」
ルイージ「僕も行くよ!宝珠があるとなると、絶対に男と遭遇するのは間違いないけど、また返り討ちにすればいいもんね!」
ポエット「ポエットも行くよ!みんなが頑張れば怖くないし、依頼は成功するよ!ポエットでも出来る事はあるもん!」
春香「ショー子ちゃん、少し先だけどもうちょっとで外に出られるからね!何が何でも絶対に守る・・・!(それにあの少女も助ける・・・!」
タロー「俺もだ!さっきのはやられちゃったけど、今度こそ勝つ!」


全員が意気込むと、宝珠がある場所へと向かう。彼らの目には希望に満ちており輝いていた・・・!





ナカジ「音楽室に着いたのはいいけど、物騒だなオイ・・・」


音楽室に着くなり、ナカジは言葉を失う。生徒が使う机やイスが乱雑に転がり、壁にかかっている楽器の扱い方と演奏方法を記した紙やや音楽家の写真は風化してボロボロになり、ピアノやティンパニーやギターなどの楽器は弦が切れたり錆びたり破れたりして使い物にならない。楽器を使うギラギラメガネ団リーダーにとっては嫌な光景でもある。
音楽室には宝珠の一つがあるので何としてでも入手はしたい。





また生存者を発見。さらにみんなが動く・・・!


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