二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
- 日時: 2016/01/11 01:36
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)
クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。
そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。
『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。
執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。
ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。
追記:形だけですが次スレを作りました
www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916
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- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.270 )
- 日時: 2015/05/01 23:18
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: J69v0mbP)
【精霊の項】
私が過去に出会った、『精霊』の話でも書こうと思う。
(それにしたってこんな事書いたら後で誰かに見られた時
「あのジジイついにボケたか」なんて思われやしないだろうな)
私が精霊に出会ったのはちょうど5年前、今23歳のkskとトムが18歳の頃だな。
私とkskとトム、そして登山隊とその隊長のトロピウス中尉(本名忘れたからアダ名だけど)
は、ゲリラ戦に備え拠点を作る為に(どこか忘れたが)山に登る事になった。
ところがその山の中腹で天候が一変、我々は猛吹雪に見舞われた。
ほぼ全員が凍傷や低体温症で意識がない者も多く、
やっと辿り着いた洞穴ではもう全員が気を失っていてまともなのは私だけだった。
(老人よりも根性がないとは軍人のクセにけしからん)
しかしその私も遂に足がフラつき、倒れた先には一つの石像があった。
それに私の手が触れると、石像は光を放ち、色を帯び、そして動き出した。
彼がその鋭利な足で地面を突いたので必死に見てみると、それは点字だった。
『わたしはレジアイス』と書かれていた。
それから彼(彼女かも知れんけど)は、自分は封印されて居た事、
力ある者によって封印が解かれた事、(私はやっぱりスゴイ人だったんだな、フフン)
そして自分が『精霊』である事を明かした。
そんな事あの状況で言われても……という感じである。
私は彼と契約し、その力で吹雪を静め仲間を連れて無事帰還した。
それからだ、私の中に冷たい友人が住むようになったのは。
契約してからしばらくすると、彼は言語を覚えた。
そして、私に精霊について教えてくれた。
精霊とは、遥か昔から人と助け合い生きてきたらしい。
しかし、現代では精霊は姿を見せず、精霊使いも殆どいない。
それは何故か、と彼に訪ねると、彼はおもむろに『トバリの神話』について語り出した。
海を越えたどこか遠くの地方に伝わる神話らしい。
(そん時眠かったしあんまし覚えて無いんだが、噛み砕いて解説すると、
剣を手に入れた若者がやたらとポケモンを捕らえまくったからポケモンは姿を隠し、
『お前が剣をふるい仲間を傷つけるのなら私達は爪と牙でお前の仲間を傷つけよう』
って言われたお話。ポケモンも生きてる事に気づいた男は剣を泣きながら叩きつけて折ったんだとさ)
戦争をする我々の姿も、精霊からすれば『剣を手に入れた男』と同等なのだろう。
精霊とは、精霊界から来たポケモンのことなんだと。
精霊界っていうのはすべての物質が何とかテイルってので構成されてるらしい。
(それ以外には何も特徴無いんかね? 面白くないな)
そして、今この世界にも、精霊ってのは意外に多く存在するらしい。
精霊は自分が認めた人間と契約を交わし、その人間の精神に住み着く事で真の力を得る。
(後、感覚リンクとかいうめんどいのもある。
私はこのせいでホットコーヒーが飲めない。私の精霊はアイスしか認めないんだとさ)
話が長くなってしまった。(というか、指が疲れたしインクも切れそうだし)
私は自分のパートナーであるレジアイスに、
『ウルム』という名前を与えた。
(人間の事を人間って呼ばないんだから
レジアイスもレジアイスって呼ぶのはおかしいしな)
また精霊については書く時が来るだろう。
その時は曖昧な記憶をウルムに補って貰う事にする。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.271 )
- 日時: 2015/05/05 23:02
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: J69v0mbP)
【能力者の項】
一週間程度間が空いてしまったな。
暇だから手記を始めたというのにここ最近仕事が大量に舞い込んできて手記を書く暇が無かった。
(まぁジジイなのに山登っちゃうような性分だし
出来そうな事は積極的にやるけどな。座ってるのヒマだし。
だから手記始めたんだっけ、そういや)
能力者、という存在を知ったのはかれこれ8年前。
kskとトムを私が拾った年だな。
その年に丁度truthが我が軍に入隊した。
彼こそがその能力者であり、幻を操る力を使い
演習や制圧作戦で多くの功績を残し、
当時一番の戦力を誇る部隊であった私の部隊に編入して来たのだ。
彼はそれからも大いに活躍し、今では一小隊を率いるまでとなっている。
部下を持ってもその勢いは衰える事はなく、
今年中には伍長になれるんじゃないかな。(何事もなければね)
それで、その能力者のお話だ。
ウルムによると、遥か昔にこの地方を征服しようとする者が居たらしい。
そいつのせいで、この地方の『パワーバランス』が崩れ、
本来存在しない生物が生まれたり、
普通は適応出来ない場所で生物が活動したりしていたらしい。(昔って怖い。今もだけど)
キャスファーではたまーに喋る岩とか火を吹く草とか変身する雲とかを見る事が出来る。
普通だと思っていたが、これもパワーバランスが崩れた影響らしい。
当然このバランスの崩れは人間にも影響し、
この地方ではごくごく、すっごく稀に人間離れした異能を持つ者が生まれる。
生まれた時から持っている者も居るし、
成長に連れてだんだんと開花して行く者も居る。
ある日突然使えるようになった、という例もあるらしい。
ウルムや精霊達もこのバランスの崩れからやってきたらしく
精霊達の言い伝えによるとそのキャスファー地方を征服しようとしていた者は
バランスの崩れによって生まれた能力者と精霊のコンビ、
つまり精霊使いによって封印された。(自業自得ってヤツだね、ざまあない)
それから精霊は、力を持つ者と契約して共に過ごすようになったらしい。
当然能力者は力の塊だから精霊と契約を結びやすい。
だが私のように無能力でも精霊に力を認められれば契約が可能だ。
しかし最近このルールを覆し、戦争に利用する為『人工精霊』を作る、という話を聞く。
私は軍隊担当の司令官なので研究班には口を出せず真相は分からないが、
一応研究班と関わる事の多いtruthの小隊には注意を促しておく。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.272 )
- 日時: 2015/05/02 02:03
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: J69v0mbP)
ー 第16話 『トレーノ超特急電車』 ー
「……白、どうだった?」
「大丈夫です、皆会話が出来るぐらいには回復しました」
現在……というのは、グレイフィア襲撃から一週間後である。
ksk、ケフィ、たまはキャスファーの病院で療養中だ。
つまり、あの後無事に一同はキャスファーに戻って来たのだ。
一週間前に話は遡る。
あれからフミキ一同は一切物音を立てることなく夜を待った。
途中、ケフィがちょっとだけ意識を取り戻し、自分含め3人の外傷を治してくれたおかげで、
その日の夜にはもう出発の目処が立った。
「見えた……行きに乗ってきたリムジンだ……よし、ガソリンは切れて無いな……
切れていても替えのガソリンは車に積んであるがな……バハムート、怪我人を車に乗せるぞ。
三人とも車の前の方に乗せてくれ、揺れが少ない」
バハムート達が怪我人を車に乗せ終わると、一同は出発した。
もう月が明るい空を飲み込んだ後である。
バハムートがここまでスムーズに言う事を聞くのも、きっと疲れきっているせいだろう。
「はあーっ! ここに来て疲れがどっと出たぜ……
フミキ、ホテルに帰ったら旨いメシ食わせてくれんだろうなー?
あ、ラジオつけようぜラジオ! 皆寝てるみたいだしよぉ」
車の椅子にズルズルと凭れながら喚くバハムート。フミキが無言でラジオをつける。
番組は『Pokemonish』
ポケモンの名前を英語にして発音し、
どうして英語だとそういう名前になるのか というのを語る番組。
番組が番組なのか、フミキはより一層暇になったと感じた。
「バハムート、ラジオはこのまんまにしとくから、あのコンビニでコーヒー買わせてくれ。
さっきから眠くて眠くて仕方無い…………バハムート?」
フミキがルームミラーから後ろの様子を見る。
「居ない……寝て五月雨の中に戻ったのか……白とねーちんも……もタートも……」
フミキはコンビニに車を止め、コンビニでホットコーヒーを買った。
「はぁ、テレビは無い。ラジオも面白さ的に無い。
それほど車も走って……るか…車は多いな。キャスファーが近い証拠だ」
フミキはホットコーヒーをチビチビと飲みながら運転を再開する。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.273 )
- 日時: 2015/05/02 20:42
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: J69v0mbP)
キャスファーの入り口には、フミキングダム直属の医者が集まっていた。
「よくぞご無事で!!」
医者達は声を揃えてフミキ一行を迎えた。
まるでどこぞの軍隊のように統率の取れた挨拶だが、
これは医者達が独自にやろうと決めたことだと、後に判明した。
「既にこの近くにある『すごいホスピタル』の三階の一室を確保しました!!
本当は『まんたんのホスピタル』の方が医療機器が多いのですが、
とりあえず今はフミキ様のお仲間が身を休める場所が必要とし、
この関所からの距離と、確保に掛かる時間で判断致しました!!」
「良い判断だ、とても助かった。すまないが、怪我人を……ああ、前に乗ってるこの三人を
病院まで運んではくれないだろうか。怪我をしていない奴らも、ホテルで休ませてやりたい」
「承知しました。しかし、フミキ様もお怪我をなされています……
運転が出来るものもこちらにいらっしゃいますので、
その者に任せてフミキ様も診断ぐらいは受けたほうが……」
「おお、ケフィに外傷を治してもらったのに私が怪我をしているとよく分かったな。
良い眼をしている。だが心配要らないよ。
お前達が優秀なドクターならこっちには優秀なヒーラーがいる。
もう車を運転出来るぐらいにまで回復しているさ」
「そうですか、ありがとうございます!! ではお気をつけて!!」
フミキはksk、ケフィ、たまの三人を降ろすとすぐさま出発した。
医者達はフミキのリムジンが角を曲がって見えなくなるまで見送った。
そして、その医者のリーダーらしき人が声を張り上げた。
「……よし!! さぁ何をボサッとしている!!
フミキ様が我々にお仲間を一任して下さったんだぞ!!
はやく仕事を全うしようじゃないか!!」
フミキングダム社員曰く、フミキには人徳がある。
だからこそ会社の経済は鰻登りだし、社員は頼んでいなくとも軍隊のような統率を独自で取るのだ。
ホテルの再チェックイン、そして寝ている仲間を何往復もしながら五階に運ぶ。
その重労働をフミキはほとんど無意識に行っていた。それほどまでにフミキは麻痺していた。
三人を部屋のベッドに丁寧に寝かせると、自分の部屋に入った。
靴下も脱がず、どころか登山用の服も脱がず、フミキはベッドインした。
「これ以上に忙しかった日は無いな……ああでも、調子乗って仕事全部入れてみたら
一日の合計休憩時間が25分になった時は忙しかったな……や、でもそれ以上だな今日は……」
フミキはベッドに沈むように眠った。
それから五月雨、白、タート、フミキは毎日病院に訪れた。
今日がその一週間目だ。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.274 )
- 日時: 2015/05/03 01:23
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: J69v0mbP)
「ケフィさんのおかげで、kskさんの呼吸もどうにかなりましたし、
たまさんも胸の辺りが何かにぶつからなければ平気です。
ケフィさん自身も背中の傷は痛みますがもう菌は入りません。
三人とも少しなら外出も出来ます」
「そうか、だが、次の旅は三人には休んでもらわねばな」
「た、旅!?」
「旅ですか!?」
「旅だとオオオォォォ!?」
「オイ五月雨静かにしろ。病院だからバハムートを出さない と宣言した時は
こいつもついに公序良俗を学び始めた と思ったのに……
黙っていたのは、休んでいる三人に知られたら余計な心配をされるからだ。
特にたまなんかはな……」
五月雨が軽く叱られて凹んでいるので、代わりといった感じでタートが質問する。
「旅……どこに行くんですか?」
「今回は、とある駅に向かおうと思う。
『ギギギ駅』と呼ばれる駅なのだが、とっくに廃墟になっている駅だ。
キャスファー駅員から『電車の止まらないはずの廃駅に誰か居る』との報告を受けてな。
自分達は仕事が忙しくて行けないから是非頼まれてくれ との事だ」
「は、はぁ……なんだか……」
白が喋りかけるところにフミキが被せる。
「『何でも屋みたい』……か? 確かにそうだな。しかし得れる物はあると思うんだ。
ここに残る というならそうしてくれて構わない」
フミキは話を中断し、皆の顔を見る。
誰一人として、『やってられるか、残るぜ』なんて言う人はいないようだ。
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