二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
- 日時: 2016/01/11 01:36
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)
クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。
そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。
『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。
執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。
ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。
追記:形だけですが次スレを作りました
www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916
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- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.766 )
- 日時: 2015/09/26 22:07
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)
その頃、買い物に行った三人は帰路についていた。
缶詰も小物もスムーズに買う事が出来たらしい。
タートはオレンジや桃の缶詰を袋にさげ、
truthは照明に使う小物や御洒落な時計。
そして白は、少し身の丈に合わない植木鉢を持っている。
そこに植えられているのはタンポポだった。
「良いですねtruthさん、それすごく良いです」
「この照明の事?」
そう言ってtruthはキューブのようなものを袋から出した。
そのキューブは肌色の優しい灯りを点している。
「なんでも、近くにある物に色を合わせるんでしょう?」
「ええ、ボタン一つでカモフラージュとカラフルの切り替えも効くわ。
それよりタート、貴方は何も買わなくて良いの?」
「男の部屋に小物なんて要りませんよ。
しかもフミキさんが僕のために色々買ってきてくれてますからね」
『うわわっ!!』
白が道につんのめって、植木鉢を落としそうになる。
だが、片足でけんけんを繰り返して姿勢を落ち着けた。
実際には転ぶ寸前だったのだが、ねーちんが発現して白を支えたのだ。
「危ないよ白……せっかくのタンポポが」
「ごめん、ねーちん……ありがとう」
「へぇ、白さんタンポポ買ったんですか。
山でもタンポポはあんまり見なかったですね」
「はい、花言葉は『誠実』とか『真心』なんですよ!」
「そうなんですか……花言葉には疎いもので……」
そんな会話をしながら三人(今は四人だが)はホテルの五階に着いた。
まだトランプでもやっているのだろうか などと思いながらαの部屋を覗くと、
五月雨がバハムートに説教をしていたのでスルーし、
タートは缶詰を持ってケフィの部屋に。残る二人は自分の部屋へと戻って行った。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.767 )
- 日時: 2015/09/27 03:21
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)
「……………………」
「…………あー…………」
「………………」
kskの部屋にはたまとフミキが居る。
おまけにトムも人間の姿なのに、誰も喋らない。
聞こえる音は溜め息と汗を拭う布の音だけだ。
皆がしているのはフミキの銃弾の製作であったり、
kskのイカサマ道具の製作であったりしている。
「……ksk……テレビを、付けて良いか……?」
「……………………」
「kskッ!! 脳内から話しかけてやろうかッ!!」
「良いぜ、すまんな。俺は今このボールを……」
kskは小さな鉄のボールをヤスリと毛布で交互に磨いている。
その隣にはトランプやコインやサイコロ、更にはパチンコなども詰まれている。
三人が暇で暇で仕方無いという事で始めた作業だが、
逆に三人をとことん追い詰めていた。
『新商品!! ペンシルロケット!!
スラスラ書ける!! 勉強がドンドン楽しくなる!!
そしてなんと、勉強が退屈になったらロケットとして飛ばせる!!
夜道で不審者に出会ってもこれで撃退だーッ!!』
「第一の質問だが、なんだこのCMは……」
『フミキングダム社は、皆さんのための技術開発を怠りません』
「お前んとこかよ」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.768 )
- 日時: 2015/09/27 03:33
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)
「こういう作業をよ……」
kskが話を切り出すと、皆が汗を拭いて作業を止める。
「俺は軍隊に居た頃からやってたぜ。
とにかく色んなゲームに対応出来るようなイカサマをな。
覚えてるか? 昔は『チルドリッシュ5』とかいう細菌がバラ撒かれて、
感染者は皆知能が極端に下がって暴力的になった。
俺はそういう奴を『ギャンブルで勝つ』事で精神面から崩していってたのさ。
普通に捕らえるんじゃかなり梃子摺るもんで、
これが俺が英雄に躍進出来た理由の一つなのかも知れない」
すると、フミキが昔の事を思い出すように上を見上げ、
持っている煙草を口から離した。
「俺も会社が俺の物になる前は、こういう作業ばっかだったぜ。
手先が人より器用だからってのと、社長に妙に気に入られちまって。
……ゴム弾の中に水を詰めた水風船銃弾!!
白の緑色とか入れたら割と便利そうだな。
あ、でも白の色ってポーチから白から離れると効果消えるんだっけか」
「俺も、前は森や海で魂をストックする事に専念していたな。
この後も、ケフィと一緒に森に出かける予定だ」
『出かける予定』という言葉を聞いて、kskは何かを思い出した。
「そうだった!! こうやって道具作ってんのも俺が出かけるためじゃん!!
俺、今から最上階のカジノルームに行って来るから、何かあったらそこまで呼んでな!!」
kskはそういうとありったけの小道具をかき集め、
足早に自分の部屋から去って行ってしまった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.769 )
- 日時: 2015/09/27 20:31
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)
「うおおおおっ!! こりゃウマイッ!!」
「そう? 良かったじゃん」
「皆さん呼んできましょうか?」
「お昼のタイミングが違ったから、僕の部屋にある事だけ伝えてくれれば良いよ」
ケフィの部屋ではケフィ、α、タートの三人がパフェを作っていた。
先ほどタートの買出しによってパフェの仕上げが済んだらしく、
最上層にはグラスに輪状のパインが拵えてあり、
次に生クリームゾーン、次にコーンフレークの層が続き、
ラズベリークリーム、ナタデココと続いてパフェの完成だ。
タートは皆にこの事を伝えにケフィの部屋から出て行った。
「……そういえばバハムートは?」
「簀巻きならぬ布団巻きにした、生クリームと一緒に」
「ふふふ、ある意味本望だったかもね。
バハムートの分も作ってあるけど、一個しか作って無いからね」
「俺達9人に人型精霊二人を足して……11個もパフェ作ったのか……
あんたすごいな、手が何個あるんだって感じだ」
「僕の不知火も食べるし、トムも合わせて13個だね」
αは不思議そうにケフィを指差し、『不知火?』と聞いた。
名指しされた不知火は不思議そうな顔で発現する。
「トムは分かる……が、不知火も特別なのか?」
「なんだろう、『食べる事が好き』ってこういうのを言うんだと思うよ」
「あたしにとっては食べる事は食べる事じゃないからね!!
お腹を膨らます事なんじゃなくて味わう事が食べる事なんだー!!
だから食事はケフィと共有してるけど、スイーツは別腹っていうか……」
不意に部屋の扉が開く。
パフェを食べに来た誰かかと思いケフィが微笑んで振り向くと、
そこには装備をガッチリ済ませたたまが立っていた。
大戦終了に掛けての徴兵時代を思わせる装備だ。
「……あ、たま。もう約束の時間だっけ」
「第一の回答だがそうだな、もう3時だ。もちろん少しなら待つが」
「いやいいよ、帰ったらたまの分のパフェあるから」
ケフィはαを置いてたまと外に行ってしまった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.770 )
- 日時: 2015/09/27 21:33
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)
「流石に森の中は蒸し暑いな……」
「キャスファーは一年中夏寄りの春みたいな天気だからね」
たまとケフィが向かったのは、kskが以前立ち寄った泉のある森だった。
ケフィの能力は、一度触ったことのある物しか変身することが出来ない。
加えて幾つかの制約はあるが、触れた事のある物は多い方が良い。
たまにも同じような事が言える。
宝玉奪取作戦で粗方の魂を使い尽くしてしまったので、
この森で魂を集めておいて今後に備えようという訳だ。
もっとも、朝市で魚の魂を幾つか吸ってしまったというのは内緒だが。
「どう? この森って一応立ち入り禁止区域なわけだけど、
御めがねに適うような大型動物の気配は感じる?」
「第一の回答だが、虫の魂は十分に取れた。
そこの泉から魚の魂も何匹か取れた……が、
もっと先に進めば蛇や、あわよくば熊なんかが居そうだが、
その前に鳥の魂などを取っておきたくもあるな」
たまはこの魂収集作業を楽しんでいるように見えて、反面表情は暗い。
恐らく、これはたまが一生付き合っていく課題なのだろう。
戦闘を重ね、魂の重みを実感すればするほど、
『生き残るために命を使い捨てる』という能力に葛藤が生まれる。
そんな葛藤を読み取ったかのように、ケフィが語りかける。
「人は何かを捨てて先に進まずには居られないんだよ。
能力は精神力や、未来や過去の暗示。思想の暗示。
その能力を使う事に躊躇なんてしちゃダメだよ」
「思想の暗示か……第一の質問だがケフィ、
能力というのは最低でも10年前からのものだよな?」
「そうだね、僕が能力を授かったのは130歳の時」
「なるほどな、大往生の思想は『若返りたい』という思想か」
「いや、そうじゃ無いよ」
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